JPS6220096Y2 - - Google Patents
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- JPS6220096Y2 JPS6220096Y2 JP1979113830U JP11383079U JPS6220096Y2 JP S6220096 Y2 JPS6220096 Y2 JP S6220096Y2 JP 1979113830 U JP1979113830 U JP 1979113830U JP 11383079 U JP11383079 U JP 11383079U JP S6220096 Y2 JPS6220096 Y2 JP S6220096Y2
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Landscapes
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は照明器具の吊下げ装置に関するもので
あり、その目的とするところは、簡単な作業で照
明器具を吊下げることができ、しかも吊下げ装置
の係合部分を被うカバー上端を天井に密接させた
状態で、照明器具の吊下げパイプに対して、ある
いは吊下げチエーンに係止した部材に対してその
下端を係止する作業が容易に行なえるとともに、
その係止を確実に行なうことのできる照明器具の
吊下げ装置を提供することにある。
あり、その目的とするところは、簡単な作業で照
明器具を吊下げることができ、しかも吊下げ装置
の係合部分を被うカバー上端を天井に密接させた
状態で、照明器具の吊下げパイプに対して、ある
いは吊下げチエーンに係止した部材に対してその
下端を係止する作業が容易に行なえるとともに、
その係止を確実に行なうことのできる照明器具の
吊下げ装置を提供することにある。
以下、本考案を図面に示す実施例に従い詳細に
説明する。第1図において1は天井面に固着され
た係合部材としてのローゼツトであり、その側面
2には、外方へ突出した一対の引掛金具3を設け
てあり、この引掛金具3は取付ねじ部4を有して
いる。
説明する。第1図において1は天井面に固着され
た係合部材としてのローゼツトであり、その側面
2には、外方へ突出した一対の引掛金具3を設け
てあり、この引掛金具3は取付ねじ部4を有して
いる。
10は上記ローゼツト1に取付ける取付部材で
あり、円形の外形を有する底面11およびそれよ
り上方へフランジ状に突出した周壁12を有して
いる。この周壁12には、取付部材10を上記引
掛金具に係合するための引掛部13を設けてあ
り、これは周壁12を円周方向に切欠してなる切
欠部13aと、該切欠部13aの一端において周
壁12を軸方向に切欠して上端を開口した開放部
13aとよりなるものである。底面11からは下
方へ相対向した2つの垂下部14,14を垂設
し、垂下部14にはそれぞれ対向して内方へ突出
する切起しによる係止部15、係合位置決め用の
ストツパ16および抜け止め用ビス34を螺着す
るための抜け止めねじ部17を設けている。前記
係止部15,15は後述する板状アームよりやや
広幅で内方へ突出し、かつその上端が上方に向つ
て開口した開口部15a、その下端が垂下部14
に連設した底部15aおよびその両側において垂
下部14と連設した側部15cよりなり、断面略
レ形あるいはJ形に外側からのプレス成形により
切起して形成されている。前記のストツパ16は
係止部15の片側の側部15cの上方の位置にお
いて垂下部14より内方側に突設されている。な
お18はビス33を挿通するためのビス孔であ
り、ローゼツト1の取付ねじ部4に対応する位置
に設けられている。
あり、円形の外形を有する底面11およびそれよ
り上方へフランジ状に突出した周壁12を有して
いる。この周壁12には、取付部材10を上記引
掛金具に係合するための引掛部13を設けてあ
り、これは周壁12を円周方向に切欠してなる切
欠部13aと、該切欠部13aの一端において周
壁12を軸方向に切欠して上端を開口した開放部
13aとよりなるものである。底面11からは下
方へ相対向した2つの垂下部14,14を垂設
し、垂下部14にはそれぞれ対向して内方へ突出
する切起しによる係止部15、係合位置決め用の
ストツパ16および抜け止め用ビス34を螺着す
るための抜け止めねじ部17を設けている。前記
係止部15,15は後述する板状アームよりやや
広幅で内方へ突出し、かつその上端が上方に向つ
て開口した開口部15a、その下端が垂下部14
に連設した底部15aおよびその両側において垂
下部14と連設した側部15cよりなり、断面略
レ形あるいはJ形に外側からのプレス成形により
切起して形成されている。前記のストツパ16は
係止部15の片側の側部15cの上方の位置にお
いて垂下部14より内方側に突設されている。な
お18はビス33を挿通するためのビス孔であ
り、ローゼツト1の取付ねじ部4に対応する位置
に設けられている。
20は、照明器具を吊持するパイプ等の吊持部
材を吊下げるとともに、上記取付け部材10に係
合するための吊下げ部材であり、略矩形の水平面
21の相対向する2辺より斜め上方に2本の板状
アーム22,22を、また残りの相対向する2辺
より上方に2つの起立片24,24を延設してい
る。板状アーム22,22の上端は、外方へ断面
略逆U字形の折返し状に屈曲形成して係合部2
3,23となし、この上端係合部23,23の折
返し片23′,23′を含む間隔を第1図にみられ
るように上記垂下部14,14間の間隔と同程度
もしくはこれより若干(例えば折返し分程度)大
なるよう設定されている。また起立片24には断
面円形のピン35を挿通するためのピン挿通孔2
5を設けてあり、このピン挿通孔25は、上下方
向に長軸を有する楕円形状に形成されている。な
お、26は水平面21に設けられたパイプ等の吊
持部材挿入用の孔である。
材を吊下げるとともに、上記取付け部材10に係
合するための吊下げ部材であり、略矩形の水平面
21の相対向する2辺より斜め上方に2本の板状
アーム22,22を、また残りの相対向する2辺
より上方に2つの起立片24,24を延設してい
る。板状アーム22,22の上端は、外方へ断面
略逆U字形の折返し状に屈曲形成して係合部2
3,23となし、この上端係合部23,23の折
返し片23′,23′を含む間隔を第1図にみられ
るように上記垂下部14,14間の間隔と同程度
もしくはこれより若干(例えば折返し分程度)大
なるよう設定されている。また起立片24には断
面円形のピン35を挿通するためのピン挿通孔2
5を設けてあり、このピン挿通孔25は、上下方
向に長軸を有する楕円形状に形成されている。な
お、26は水平面21に設けられたパイプ等の吊
持部材挿入用の孔である。
30は照明器具(図示しない)を下端に装着し
た吊持部材としてのパイブであり、その上端部に
は上記ピン35を挿通するための係止孔31を有
している。
た吊持部材としてのパイブであり、その上端部に
は上記ピン35を挿通するための係止孔31を有
している。
40は第2図に詳細に示すように、弾性体より
なり内面に複数の山形突状よりなる突部41を有
するする円筒状のカバー支持具であり、吊下げ装
置の係合部分を被うカバー32を天井へ押当てた
状態で、カバー下端部に設けられた挿通孔38を
その弾性によりパイプ30に係合するためのもの
である。そのため、カバー支持具40の外形は、
面一の円周面でかつカバー下端の挿通孔38より
もやや径大に形成され、また突条よりなる突部4
1は、カバー支持具40をパイプに挿通した際に
その先端部がパイプ30の外周壁に押圧されて弾
性変形するように、各突部41はその先端部を結
んで形成される仮想円筒の直径がパイプ外径より
も径小になるように形成されている。
なり内面に複数の山形突状よりなる突部41を有
するする円筒状のカバー支持具であり、吊下げ装
置の係合部分を被うカバー32を天井へ押当てた
状態で、カバー下端部に設けられた挿通孔38を
その弾性によりパイプ30に係合するためのもの
である。そのため、カバー支持具40の外形は、
面一の円周面でかつカバー下端の挿通孔38より
もやや径大に形成され、また突条よりなる突部4
1は、カバー支持具40をパイプに挿通した際に
その先端部がパイプ30の外周壁に押圧されて弾
性変形するように、各突部41はその先端部を結
んで形成される仮想円筒の直径がパイプ外径より
も径小になるように形成されている。
次に、このような吊下げ装置における照明器具
の天井面への取付け過程を説明する。まず、天井
面に固着されたローゼツト1に取付部材10を取
付けるが、これはローゼツト1の引掛金具3を取
付部材10の引掛部13における開放部13bに
挿入し、次いで取付部材10を回転することによ
り引掛金具3を引掛部13の切欠部13aへ嵌合
するとともに、取付ビス33をビス孔18を挿通
させて引掛金具3に設けた取付ねじ部4へ螺着す
ることにより行なう。照明器具(図示せず)を吊
持する吊持部材であるパイプ30を吊下げ部材2
0へ取付ける際には予めカバー支持具40および
カバー32を挿通しておき、このパイプ30の上
端部を吊下げ部材20の水平面21に有する吊持
部材挿入用の孔26へ挿入し、ピン35を吊下げ
部材20の起立片24に設けたピン挿通孔25お
よびパイプ30の係止孔31へ挿通して、ピン3
5の先端に設けてあるピン孔36へ割りピン37
を挿入し、抜け止めを施すことによつて取付けを
行なう。次いで、取付け部材10の垂下部14,
14に有する切起しによる係止部15,15に対
し吊下げ部材20の板状アーム22,22の上端
の係合部23,23を係合する。この際、係合部
23,23の間隔を垂下部14,14の間隔と同
程度が若干大なるよう設定してあるので、板状ア
ーム22,22の形態と素材の持つ弾性および略
逆U字状の上端係合部23,23の屈曲形状を利
用して該係合部23,23を垂下部14,14間
に押入することともに、折返し片23′,23′を
垂下部14,14内面に摺接させた状態で前記の
係止部15,15における上端開口部15aより
も上方に位置させ、これをそのまま垂下部14,
14の間を係合部23,23の一端が係合位置決
め用のストツパ16に当接する位置まで水平方向
に押し込み、次いでストツパ16に当接した状態
で下方へ引き下ろせば、折返し片23′,23′が
開口部15aに自動的に嵌入し、きわめて簡単に
係合することができる。次いで、必要に応じて抜
止め用ビス34を抜止めねじ部に螺着し、その先
端を内方に突出させて吊下げ部材20が上方に押
された際に、係合部23が係止部15より外れる
のを防止する。その後は、パイプ30の所定位置
にカバー支持具40を配設し、次いでカバー32
をその上端が天井に当接するまで上方へ押し上げ
るとともに、カバー下端の挿通孔38を、パイプ
30に圧着されたカバー支持具40の外周に圧入
し、その弾性による復元力によりカバー32の挿
通孔38とパイプ30とを押圧してカバー32を
係止する。
の天井面への取付け過程を説明する。まず、天井
面に固着されたローゼツト1に取付部材10を取
付けるが、これはローゼツト1の引掛金具3を取
付部材10の引掛部13における開放部13bに
挿入し、次いで取付部材10を回転することによ
り引掛金具3を引掛部13の切欠部13aへ嵌合
するとともに、取付ビス33をビス孔18を挿通
させて引掛金具3に設けた取付ねじ部4へ螺着す
ることにより行なう。照明器具(図示せず)を吊
持する吊持部材であるパイプ30を吊下げ部材2
0へ取付ける際には予めカバー支持具40および
カバー32を挿通しておき、このパイプ30の上
端部を吊下げ部材20の水平面21に有する吊持
部材挿入用の孔26へ挿入し、ピン35を吊下げ
部材20の起立片24に設けたピン挿通孔25お
よびパイプ30の係止孔31へ挿通して、ピン3
5の先端に設けてあるピン孔36へ割りピン37
を挿入し、抜け止めを施すことによつて取付けを
行なう。次いで、取付け部材10の垂下部14,
14に有する切起しによる係止部15,15に対
し吊下げ部材20の板状アーム22,22の上端
の係合部23,23を係合する。この際、係合部
23,23の間隔を垂下部14,14の間隔と同
程度が若干大なるよう設定してあるので、板状ア
ーム22,22の形態と素材の持つ弾性および略
逆U字状の上端係合部23,23の屈曲形状を利
用して該係合部23,23を垂下部14,14間
に押入することともに、折返し片23′,23′を
垂下部14,14内面に摺接させた状態で前記の
係止部15,15における上端開口部15aより
も上方に位置させ、これをそのまま垂下部14,
14の間を係合部23,23の一端が係合位置決
め用のストツパ16に当接する位置まで水平方向
に押し込み、次いでストツパ16に当接した状態
で下方へ引き下ろせば、折返し片23′,23′が
開口部15aに自動的に嵌入し、きわめて簡単に
係合することができる。次いで、必要に応じて抜
止め用ビス34を抜止めねじ部に螺着し、その先
端を内方に突出させて吊下げ部材20が上方に押
された際に、係合部23が係止部15より外れる
のを防止する。その後は、パイプ30の所定位置
にカバー支持具40を配設し、次いでカバー32
をその上端が天井に当接するまで上方へ押し上げ
るとともに、カバー下端の挿通孔38を、パイプ
30に圧着されたカバー支持具40の外周に圧入
し、その弾性による復元力によりカバー32の挿
通孔38とパイプ30とを押圧してカバー32を
係止する。
なお、カバー支持具40における突条よりなる
突部41は第2図に示したように、断面三角形以
外にも断面台形あるいは矩形等にも種々形成する
ことができるし、また、その長さも図示のよう
に、必ずしもカバー支持具40の軸方向の全長に
渡つて設ける必要はなく、適宜その長さを調整す
ることができる。さらに、第3図には、複数の突
部42を突片状に形成した実施例を示すが、これ
らの形成位置は図示のような規則正しい配列に限
られるものではない。また、第4図には突部43
を複数の種々の高さを有する突起を不規則に配設
して形成した例を示す。この場合、突起の高さの
分布およびその数は、カバー支持具40をパイプ
30に挿し込んでカバー38を係合する際に必要
な押圧力によつて適宜選択することができる。
突部41は第2図に示したように、断面三角形以
外にも断面台形あるいは矩形等にも種々形成する
ことができるし、また、その長さも図示のよう
に、必ずしもカバー支持具40の軸方向の全長に
渡つて設ける必要はなく、適宜その長さを調整す
ることができる。さらに、第3図には、複数の突
部42を突片状に形成した実施例を示すが、これ
らの形成位置は図示のような規則正しい配列に限
られるものではない。また、第4図には突部43
を複数の種々の高さを有する突起を不規則に配設
して形成した例を示す。この場合、突起の高さの
分布およびその数は、カバー支持具40をパイプ
30に挿し込んでカバー38を係合する際に必要
な押圧力によつて適宜選択することができる。
このようなカバー支持具を形成するための材料
としては、合成樹脂、合成ゴム、天然ゴムをはじ
めとする種々の弾性材料を用いることができる。
としては、合成樹脂、合成ゴム、天然ゴムをはじ
めとする種々の弾性材料を用いることができる。
第5図に本考案をチエーン吊下げ形照明器具に
適用した場合の実施例を示す。この実施例の場
合、照明器具吊下げ用の吊持部材が、チエーン4
7と、その上端部に係止自在な円筒部材45とか
らなるもので、図示のようにチエーン挿通孔46
を有する円筒部材45を吊下げ部材20の水平面
21に取着し、照明器具(図示せず)を装着した
チエーン47を前記円筒部材45のチエーン挿通
孔46に挿通するとともに、ピン35をピン挿通
孔25およびチエーン環内に挿通することによ
り、チエーン47を円筒部材45に係止して吊下
げ部材20に円筒部材45を介して係合する。な
お、この際、予めカバー支持具40およびカバー
32にチエーン47を挿通しておく。次いで吊下
げ部材20を上記した実施例の場合と同様の手段
で天井に取り付けるとともに、カバー32を天井
面に当接させた状態で、円筒部材45のうち吊下
げ部材20における水平面21より下方へ突出し
た部分と、カバー32下端の挿通孔38との間に
カバー支持具を押し込んで、カバー32を円筒部
材45に係止する。
適用した場合の実施例を示す。この実施例の場
合、照明器具吊下げ用の吊持部材が、チエーン4
7と、その上端部に係止自在な円筒部材45とか
らなるもので、図示のようにチエーン挿通孔46
を有する円筒部材45を吊下げ部材20の水平面
21に取着し、照明器具(図示せず)を装着した
チエーン47を前記円筒部材45のチエーン挿通
孔46に挿通するとともに、ピン35をピン挿通
孔25およびチエーン環内に挿通することによ
り、チエーン47を円筒部材45に係止して吊下
げ部材20に円筒部材45を介して係合する。な
お、この際、予めカバー支持具40およびカバー
32にチエーン47を挿通しておく。次いで吊下
げ部材20を上記した実施例の場合と同様の手段
で天井に取り付けるとともに、カバー32を天井
面に当接させた状態で、円筒部材45のうち吊下
げ部材20における水平面21より下方へ突出し
た部分と、カバー32下端の挿通孔38との間に
カバー支持具を押し込んで、カバー32を円筒部
材45に係止する。
以上のように本考案に係る照明器具の吊下げ装
置においては、天井側に取付けておく取付部材1
0と照明器具側の吊下げ部材20との係合構造と
して、取付部材10には相対向する垂下部14,
14の内面に内方へ突出しかつ上端を上方に開口
した開口部15aとする切起しによる係止部1
5,15を設けるとともに、垂下部14,14の
少なくとも一方における係止部15の片側の側部
15cの上方位置に係合位置決め用のストツパ1
6を突設し、他方、吊下げ部材20には相対向し
て上方へ延びた2本の板状アーム22,22の上
端部を外方へ略逆U字形の折返し状に屈曲形成し
た係合部23,23を設けるとともに、この上端
係合部23,23の間隔を上記垂下部14,14
の間の間隔と同程度もしくはこれより若干大なる
よう設定してなるものであるから、係合取付け操
作の際、吊下げ部材20の板状アーム22,22
の前記上端係合部23,23を略逆U字形の屈曲
形状およびアーム形態や素材の持つ弾性を利用し
て垂下部14,14間に難なく容易に押入できる
とともに、この押入状態にあつては係合部23,
23の折返し片23′,23′が垂下部14,14
内面に摺接して遊びを有さず、従つて前記折返し
片23′,23′を切起しによる係止部15,15
における上端開口部15aよりも上方に位置させ
て、これをそのまま垂下部14,14の間を係合
部23の一端が係合位置決め用のストツパ16に
当接する位置まで水平方向に押し込み、この当接
状態のまま下方へ引き下ろすだけで、下方から位
置合せせずとも折返し片23′,23′が開口部1
5aに自動的に確実に嵌入して係合するものであ
り、結果吊下げ部材20を取付部材10に対して
操作容易にかつ確実に取付けでき、照明器具の吊
下げ取付作業を簡単に行なえるのである。しかも
前記取付部材10の係止部15,15と吊下げ部
材20の係合部23,23との係合状態にあつて
は、板状アーム22,22の外方への張出し作用
による摩擦力で安定性よく、係合でき、吊下げ部
材20が取付部材10に対し遊動するおそれがな
く、吊下げられたパイプ30等を安定よく保持で
きる。
置においては、天井側に取付けておく取付部材1
0と照明器具側の吊下げ部材20との係合構造と
して、取付部材10には相対向する垂下部14,
14の内面に内方へ突出しかつ上端を上方に開口
した開口部15aとする切起しによる係止部1
5,15を設けるとともに、垂下部14,14の
少なくとも一方における係止部15の片側の側部
15cの上方位置に係合位置決め用のストツパ1
6を突設し、他方、吊下げ部材20には相対向し
て上方へ延びた2本の板状アーム22,22の上
端部を外方へ略逆U字形の折返し状に屈曲形成し
た係合部23,23を設けるとともに、この上端
係合部23,23の間隔を上記垂下部14,14
の間の間隔と同程度もしくはこれより若干大なる
よう設定してなるものであるから、係合取付け操
作の際、吊下げ部材20の板状アーム22,22
の前記上端係合部23,23を略逆U字形の屈曲
形状およびアーム形態や素材の持つ弾性を利用し
て垂下部14,14間に難なく容易に押入できる
とともに、この押入状態にあつては係合部23,
23の折返し片23′,23′が垂下部14,14
内面に摺接して遊びを有さず、従つて前記折返し
片23′,23′を切起しによる係止部15,15
における上端開口部15aよりも上方に位置させ
て、これをそのまま垂下部14,14の間を係合
部23の一端が係合位置決め用のストツパ16に
当接する位置まで水平方向に押し込み、この当接
状態のまま下方へ引き下ろすだけで、下方から位
置合せせずとも折返し片23′,23′が開口部1
5aに自動的に確実に嵌入して係合するものであ
り、結果吊下げ部材20を取付部材10に対して
操作容易にかつ確実に取付けでき、照明器具の吊
下げ取付作業を簡単に行なえるのである。しかも
前記取付部材10の係止部15,15と吊下げ部
材20の係合部23,23との係合状態にあつて
は、板状アーム22,22の外方への張出し作用
による摩擦力で安定性よく、係合でき、吊下げ部
材20が取付部材10に対し遊動するおそれがな
く、吊下げられたパイプ30等を安定よく保持で
きる。
しかも本考案の場合、照明器具吊下げ用吊持部
材の上端部の円筒部、すなわちパイプ30の上端
部、またはチエーン47の上端部に係止された円
筒部材45と、前記円筒部に挿通されたカバー3
2の下端に設けられた挿通孔38の内壁との間に
配する弾性材料よりなるカバー支持具40は、そ
の外形が面一の円周面でかつ挿通孔38の内径よ
り径大に形成され、前記吊持部材の円筒部と接す
る内壁面に突部41,42,43が設けられてい
る形態をなすがために、前記突部41,42,4
3がパイプ30または円筒部材45の軸心方向に
面一の外周面に対し局部的にかつ弾力的に有効に
圧着作用するとともに、カバーの挿通孔38の内
壁端面に対しては前記外周面にて弾力的にくい込
むように圧着することになり、それゆえ素材の弾
力性を一層有効に利用し得てカバー32を迅速確
実に安定よく保持することができ、またカバー支
持具40の弱体化をも防止し、その寿命の安定を
図ることができ、延いては上記パイプ30等の吊
持部材を吊下げる吊下げ部材20の取付安定性と
も相まつて照明器具の吊下げ状態を長期に亘つて
安定よく保持できるものである。
材の上端部の円筒部、すなわちパイプ30の上端
部、またはチエーン47の上端部に係止された円
筒部材45と、前記円筒部に挿通されたカバー3
2の下端に設けられた挿通孔38の内壁との間に
配する弾性材料よりなるカバー支持具40は、そ
の外形が面一の円周面でかつ挿通孔38の内径よ
り径大に形成され、前記吊持部材の円筒部と接す
る内壁面に突部41,42,43が設けられてい
る形態をなすがために、前記突部41,42,4
3がパイプ30または円筒部材45の軸心方向に
面一の外周面に対し局部的にかつ弾力的に有効に
圧着作用するとともに、カバーの挿通孔38の内
壁端面に対しては前記外周面にて弾力的にくい込
むように圧着することになり、それゆえ素材の弾
力性を一層有効に利用し得てカバー32を迅速確
実に安定よく保持することができ、またカバー支
持具40の弱体化をも防止し、その寿命の安定を
図ることができ、延いては上記パイプ30等の吊
持部材を吊下げる吊下げ部材20の取付安定性と
も相まつて照明器具の吊下げ状態を長期に亘つて
安定よく保持できるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す、一部を欠截
した分解斜視図、第2図ないし第4図はそれぞれ
カバー支持具の実施例を示す一部欠截斜視図、第
5図は他の実施例を示す一部欠截した分解斜視図
である。 10……取付部材、14……垂下部、15……
係止部、20……吊下げ部材、22……板状アー
ム、30……パイプ、32……カバー、38……
挿通孔、40……カバー支持具、41,42,4
3……突部、45……円筒部材、47……チエー
ン。
した分解斜視図、第2図ないし第4図はそれぞれ
カバー支持具の実施例を示す一部欠截斜視図、第
5図は他の実施例を示す一部欠截した分解斜視図
である。 10……取付部材、14……垂下部、15……
係止部、20……吊下げ部材、22……板状アー
ム、30……パイプ、32……カバー、38……
挿通孔、40……カバー支持具、41,42,4
3……突部、45……円筒部材、47……チエー
ン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 天井に設けた係合部材に係合し得る取付部材
10と、この取付部材10に係合しうる吊下げ
部材20と、少なくとも上端部に前記吊下げ部
材20に係合しうる円筒部を有する照明器具吊
下げ用の吊持部材と、挿通孔38を有し前記吊
持部材に挿通するカバー32と、前記吊持部材
の円筒部に配置され前記カバー32を前記吊持
部材に係止する弾性材料よりなる円筒状のカバ
ー支持具40とよりなり、前記取付部材10は
底面11から下方へ相対向した2つの垂下部1
4,14を延設し、この垂下部14,14には
それぞれ対向して内方へ突出し、かつ上端を上
方に開口した開口部15aとする切起しによる
係止部15,15を設け、垂下部14,14の
少なくとも一方における係止部15の片側の側
部15cの上方位置に係合位置決め用のストツ
パ16を突設し、また前記吊下げ部材20は水
平面21の相対する辺部より上方へ2本の板状
アーム22,22を延設し、この上端部をそれ
ぞれ外方へ略逆U字形の折返し状に屈曲形成し
て係合部23,23となし、この係合部23,
23の間隔を上記垂下部14,14間の間隔と
同程度もしくはこれより若干大なるよう設定
し、前記係合部23,23の折返し片23′,
23′を前記係止部15,15に対し上端開口
部15a,15aから嵌入して係合することに
より、照明器具を天井に取り付け、前記カバー
支持具40はその外形が面一の円周面でかつ挿
通孔38の内径より径大に形成されるととも
に、前記カバー支持具40の内壁には前記吊持
部材の円筒部に圧着する凸部41,42,43
を設けたことを特徴とする照明器具の吊下げ装
置。 2 照明器具吊下げ用の吊持部材が、パイプ30
からなり、その上端の円筒部が吊下げ部材に係
合する実用新案登録請求の範囲第1項記載の照
明器具の吊下げ装置。 3 照明器具吊下げ用の吊持部材が、チエーン4
7と、その上端部に係止自在な円筒部材とから
なり、円筒部材が吊下げ部材に係合する実用新
案登録請求の範囲第1項記載の照明器具の吊下
げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979113830U JPS6220096Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979113830U JPS6220096Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5631414U JPS5631414U (ja) | 1981-03-27 |
JPS6220096Y2 true JPS6220096Y2 (ja) | 1987-05-22 |
Family
ID=29346106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979113830U Expired JPS6220096Y2 (ja) | 1979-08-18 | 1979-08-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6220096Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6380183U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-27 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5470670A (en) * | 1977-11-16 | 1979-06-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Device of fixing canopy of illumination instrument hung by pipe |
-
1979
- 1979-08-18 JP JP1979113830U patent/JPS6220096Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5470670A (en) * | 1977-11-16 | 1979-06-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Device of fixing canopy of illumination instrument hung by pipe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5631414U (ja) | 1981-03-27 |
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