JP2591752Y2 - 穴塞ぎ用キャップ - Google Patents
穴塞ぎ用キャップInfo
- Publication number
- JP2591752Y2 JP2591752Y2 JP1993062976U JP6297693U JP2591752Y2 JP 2591752 Y2 JP2591752 Y2 JP 2591752Y2 JP 1993062976 U JP1993062976 U JP 1993062976U JP 6297693 U JP6297693 U JP 6297693U JP 2591752 Y2 JP2591752 Y2 JP 2591752Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- piece
- elastic piece
- free end
- engaging
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、長尺ナットの
ネジ部の頂部を塞ぎ、該ネジ部にゴミ等が侵入するのを
防止するための穴塞ぎ用キャップに関する。
ネジ部の頂部を塞ぎ、該ネジ部にゴミ等が侵入するのを
防止するための穴塞ぎ用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の穴塞ぎ用キャップ
としては、図7に示すようなものがある。図7におい
て、Aは長尺の六角ナットにして、マイナスドライバー
によってネジ込まれるボルトBが螺合され、このボルト
Bによって六角ナットAが被取付体に固定されている。
としては、図7に示すようなものがある。図7におい
て、Aは長尺の六角ナットにして、マイナスドライバー
によってネジ込まれるボルトBが螺合され、このボルト
Bによって六角ナットAが被取付体に固定されている。
【0003】このように取付けられた6角ナットAは、
頂部が開口されたままになっているので、この開口から
ゴミ等が侵入するおそれがあるため、合成樹脂によって
構成したキャップCを被せていた。すなわち、従来にお
けるキャップCは円盤状のフランジ部C1 と、該フラン
ジ部C1 の一面中央から垂下された楕円形状をした板状
の弾性片C2 とから構成されている。
頂部が開口されたままになっているので、この開口から
ゴミ等が侵入するおそれがあるため、合成樹脂によって
構成したキャップCを被せていた。すなわち、従来にお
けるキャップCは円盤状のフランジ部C1 と、該フラン
ジ部C1 の一面中央から垂下された楕円形状をした板状
の弾性片C2 とから構成されている。
【0004】そして、前記弾性片C2 は中央の柱部C3
を除いて切欠部C4 が形成されているため、弾性片C2
の周縁部C5 は弾性を有し、従って、この弾性片C2 を
前記した六角ナットA内に挿入することにより、前記周
縁部C5 が弾性的に六角ナットA内に嵌合されることと
なる。
を除いて切欠部C4 が形成されているため、弾性片C2
の周縁部C5 は弾性を有し、従って、この弾性片C2 を
前記した六角ナットA内に挿入することにより、前記周
縁部C5 が弾性的に六角ナットA内に嵌合されることと
なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来におけるキャップにあっては、弾性片C2 における横
幅W1 の最小幅は、周縁部C5 が柱部C3 に当接するま
で幅であって、従って、弾性片C2 の弾性力にも限界が
ある。
来におけるキャップにあっては、弾性片C2 における横
幅W1 の最小幅は、周縁部C5 が柱部C3 に当接するま
で幅であって、従って、弾性片C2 の弾性力にも限界が
ある。
【0006】そのため、被嵌合物である六角ナットAの
ネジ径W2 に比して弾性片C2 の横幅W1 が多少大であ
るの場合、挿入力および嵌合力も丁度よくキャップCを
被嵌合物に嵌め込んでゴミ等の侵入を防止できるが、ネ
ジ径W2 に比して弾性片C2の横幅W1 が著しく大であ
る場合には挿入できない。従って、六角ナットAである
被嵌合物の穴径に応じたキャップCを多数用意しなけれ
ばないらいという問題があった。
ネジ径W2 に比して弾性片C2 の横幅W1 が多少大であ
るの場合、挿入力および嵌合力も丁度よくキャップCを
被嵌合物に嵌め込んでゴミ等の侵入を防止できるが、ネ
ジ径W2 に比して弾性片C2の横幅W1 が著しく大であ
る場合には挿入できない。従って、六角ナットAである
被嵌合物の穴径に応じたキャップCを多数用意しなけれ
ばないらいという問題があった。
【0007】本考案は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、被嵌合物の穴に接触
する弾性片の先端を自由端となし、かつ、被嵌合物に嵌
合した状態において前記自由端が係合片の溝あるいはフ
ランジに当接して固定されるようにして撓み力を大きく
してので、被嵌合物の各種の穴径のものに応用できるよ
うにした穴塞ぎ用キャップを提供することにある。
もので、その目的とするところは、被嵌合物の穴に接触
する弾性片の先端を自由端となし、かつ、被嵌合物に嵌
合した状態において前記自由端が係合片の溝あるいはフ
ランジに当接して固定されるようにして撓み力を大きく
してので、被嵌合物の各種の穴径のものに応用できるよ
うにした穴塞ぎ用キャップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の穴塞ぎ用キャッ
プは前記した目的を達成するもので、円盤状のフランジ
部と、該フランジ部の一面中央から垂下される板状の脚
板部と、該脚板部両面の中心線部分から直角方向に突出
すると共にそれぞれの縁部に係合溝が形成された板状の
係合片と、前記脚板部の先端から前記フランジ部方向に
延長され、先端自由端が前記係合片に当接し得る湾曲状
の弾性片とから構成したものである。
プは前記した目的を達成するもので、円盤状のフランジ
部と、該フランジ部の一面中央から垂下される板状の脚
板部と、該脚板部両面の中心線部分から直角方向に突出
すると共にそれぞれの縁部に係合溝が形成された板状の
係合片と、前記脚板部の先端から前記フランジ部方向に
延長され、先端自由端が前記係合片に当接し得る湾曲状
の弾性片とから構成したものである。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る穴塞ぎ用キャップの第1
の実施例について図1〜図5と共に説明する。なお、前
記した図7と同一符号は同一部材を示す。Dは型成形等
によって形成した合成樹脂製のキャップにして、円盤状
のフランジ部1の下面中央から板状の脚板部2が垂下さ
れると共に、該脚板部2の両面の中心線部分から直角方
向に板状の係合片3が形成されている。
の実施例について図1〜図5と共に説明する。なお、前
記した図7と同一符号は同一部材を示す。Dは型成形等
によって形成した合成樹脂製のキャップにして、円盤状
のフランジ部1の下面中央から板状の脚板部2が垂下さ
れると共に、該脚板部2の両面の中心線部分から直角方
向に板状の係合片3が形成されている。
【0010】そして、この係合片3の両側縁部には1つ
の係合溝3aが対向して形成されている。また、前記し
た脚板部2には、その両面下端から外方に広がりながら
前記フランジ部1の方向に向かい、かつ、先端が前記係
合片3に近接する自由端4aとなっている湾曲状の弾性
片4が形成されている。
の係合溝3aが対向して形成されている。また、前記し
た脚板部2には、その両面下端から外方に広がりながら
前記フランジ部1の方向に向かい、かつ、先端が前記係
合片3に近接する自由端4aとなっている湾曲状の弾性
片4が形成されている。
【0011】前記した如く構成した本考案の穴塞ぎ用キ
ャップDは、六角ナットA等の被嵌合物の開口部に挿入
すると弾性片4が内側に撓む。この時、被嵌合物の穴径
が弾性片4間の長さよりやや大きい場合には、弾性片4
の自由端4aは係合片3の縁部に形成された係合溝3a
に近接する(図2参照)。
ャップDは、六角ナットA等の被嵌合物の開口部に挿入
すると弾性片4が内側に撓む。この時、被嵌合物の穴径
が弾性片4間の長さよりやや大きい場合には、弾性片4
の自由端4aは係合片3の縁部に形成された係合溝3a
に近接する(図2参照)。
【0012】そして、自由端4aが完全に被嵌合物の穴
内に嵌合された状態において、図3に示すように自由端
4aは係合溝3aに係合される。そして、前記自由端4
aが係合溝3aに係合されると、弾性片4の中間部分は
弾性力が増大して反発力が大きくなるので、被嵌合物の
穴内壁面との摩擦抵抗が増大してキャップDは抜けなく
なる。
内に嵌合された状態において、図3に示すように自由端
4aは係合溝3aに係合される。そして、前記自由端4
aが係合溝3aに係合されると、弾性片4の中間部分は
弾性力が増大して反発力が大きくなるので、被嵌合物の
穴内壁面との摩擦抵抗が増大してキャップDは抜けなく
なる。
【0013】また、被嵌合物の穴径が前記実施例(図
2、図3)の場合よりさらに小さい場合には(図4、図
5)、弾性片4の自由端4aは一旦係合溝3aに係合さ
れるが、該弾性片4はさらに押圧されるため、自由端4
aは前記係合溝3aより離脱してフランジ部1の裏面に
当接する。そして、この状態において弾性片4の中間部
分には弾性力が作用して抜け出なくなる。
2、図3)の場合よりさらに小さい場合には(図4、図
5)、弾性片4の自由端4aは一旦係合溝3aに係合さ
れるが、該弾性片4はさらに押圧されるため、自由端4
aは前記係合溝3aより離脱してフランジ部1の裏面に
当接する。そして、この状態において弾性片4の中間部
分には弾性力が作用して抜け出なくなる。
【0014】なお、図6においては、前記係合片3に係
合溝3aを2つ形成したものである。この実施例にあっ
ては、弾性片4の自由端4aが2つの係合溝3aとフラ
ンジ部1の裏面との3ヵ所において係合されるため、よ
り微調整が行えるようになり被嵌合物に対するキャップ
Dの取付けが確実に行えるものである。
合溝3aを2つ形成したものである。この実施例にあっ
ては、弾性片4の自由端4aが2つの係合溝3aとフラ
ンジ部1の裏面との3ヵ所において係合されるため、よ
り微調整が行えるようになり被嵌合物に対するキャップ
Dの取付けが確実に行えるものである。
【0015】
【考案の効果】本考案は前記したように、弾性片の一端
を自由端となし、かつ、この自由端が係合される係合片
を前記弾性片と一体的に形成したものであり、弾性片の
撓み量を大きくできると共に十分な弾性力が得られる。
したがって、被嵌合物の穴径の大きさが異なっていても
一種類のキャップで確実に嵌合でき、穴径に応じたキャ
ップを多数用意する不便さを解消することができるとい
う効果を有するものである。
を自由端となし、かつ、この自由端が係合される係合片
を前記弾性片と一体的に形成したものであり、弾性片の
撓み量を大きくできると共に十分な弾性力が得られる。
したがって、被嵌合物の穴径の大きさが異なっていても
一種類のキャップで確実に嵌合でき、穴径に応じたキャ
ップを多数用意する不便さを解消することができるとい
う効果を有するものである。
【図1】本考案に係る穴塞ぎ用キャップの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同上のキャップを被嵌合物に対して途中まで挿
入した状態の断面図である。
入した状態の断面図である。
【図3】同上の完全に挿入した状態の断面図である。
【図4】同上より小径の穴に途中まで挿入した状態の断
面図である。
面図である。
【図5】同上の完全に挿入した状態の断面図である。
【図6】他の実施例を示す斜視図である。
【図7】従来における穴塞ぎ用キャップを示す斜視図で
ある。
ある。
D キャップ 1 フランジ部 2 脚板部 3 係合部 3a 係合溝 4 弾性片 4a 自由端
Claims (1)
- 【請求項1】 円盤状のフランジ部と、該フランジ部の
一面中央から垂下される板状の脚板部と、該脚板部両面
の中心線部分から直角方向に突出すると共にそれぞれの
縁部に係合溝が形成された板状の係合片と、前記脚板部
の先端から前記フランジ部方向に延長され、先端自由端
が前記係合片に当接し得る湾曲状の弾性片とから構成し
たことを特徴とする穴塞ぎ用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062976U JP2591752Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 穴塞ぎ用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062976U JP2591752Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 穴塞ぎ用キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728217U JPH0728217U (ja) | 1995-05-23 |
JP2591752Y2 true JP2591752Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13215905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993062976U Expired - Lifetime JP2591752Y2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | 穴塞ぎ用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591752Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006123504A1 (ja) * | 2005-05-18 | 2008-12-25 | 共和産業株式会社 | 車両用サンバイザ |
JP2009156329A (ja) | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 雌ねじ用穴塞ぎプラグ |
JP2010101372A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Nagayama Denshi Kogyo Kk | Tナット |
-
1993
- 1993-11-01 JP JP1993062976U patent/JP2591752Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728217U (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |