JPH0313020Y2 - - Google Patents

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JPH0313020Y2
JPH0313020Y2 JP14985086U JP14985086U JPH0313020Y2 JP H0313020 Y2 JPH0313020 Y2 JP H0313020Y2 JP 14985086 U JP14985086 U JP 14985086U JP 14985086 U JP14985086 U JP 14985086U JP H0313020 Y2 JPH0313020 Y2 JP H0313020Y2
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pipe
elastic locking
locking pieces
concave groove
elastic
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、複数本のパイプを保持して車体側に
固定するパイプ保持具の改良に関し、さらに詳し
くは、自動車に取付ける燃料パイプあるいはブレ
ーキパイプなどのパイプ類を配管する場合、所望
のパイプをパイプ保持具に保持した状態で車体側
パネルなどに取付け・固定するようにしたもので
ある。
〈従来の技術〉 従来、自動車に取付ける燃料パイプあるいはブ
レーキパイプなどのパイプ類を配管する場合は、
第6図に示すように、基台a上にパイプを保持す
るC溝状の弾性係止片bを複数組突設した保持体
にパイプを保持して、この保持体を、車体側パネ
ルなどに固定してなるもの、あるいは実公昭55−
54133号公公報、および実開昭58−88081号公報な
どに開示されているように、基体部と一体に弾性
変形可能な支持脚を形成し、上記支持脚の間にパ
イプを嵌挿可能な溝を形成し、上記支持脚の間の
溝にパイプを嵌挿した後、基体部を車体側に固定
することによつてパイプを保持固定するように構
成したものなどが一般的に考案されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述した従来例のうち、前者の
場合は、パイプを基台上のC溝状の保持体に挿入
しやすい反面、車体の振動などにより外れ易いと
いう難点があり、そのまゝの状態では使用できな
いので、蓋体を設けるなどの手段が講じられてい
る。
また、後者の場合は、一旦溝内にパイプを嵌挿
した後、パイプが抜け出さないように基体部のパ
イプ嵌挿側を車体側パネル面に押し当ててビス止
めなどにより固定しなければならず、取付作業が
面倒であるとともに、基体部を車体側に固定した
後ではパイプを保持することは不可能になるなど
の問題があつた。
本考案は、上述した問題点を解決するためにな
されたものであり、パイプ保持具にワンタツチで
パイプを嵌挿することができるとともに、一旦パ
イプを保持した後はパイプ保持具よりパイプが容
易に外れることなく、車体側に取付け、固定でき
るようにしてなるパイプ保持具を提供することを
目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案によれば、
基板2の上面長手方向に平行に列設された複数列
の立壁3と、該各立壁3の間に形成された、把持
すべきパイプPの径に相当する凹状溝5と、被取
付部材に嵌合係止される固定用係止具13とを有
するパイプ保持具1において、上記各立壁3の中
央上面に立設された支柱壁7と、該支柱壁7の前
方又は後方に各凹状溝5毎に交互にくの字状に突
設され、かつ凹状溝5を挟んで対向向するよう設
けられた弾性係止片10a,10bと、該弾性係
止片10a,10bをパイプPの嵌着時に押し拡
げたときに該弾性係止片10a,10bの先端部
が入り込むように前記立壁3または支柱壁7に形
成された空間と、弾性係止片10a,10bの互
いに逆向きに屈曲した先端部の係合爪11a,1
1bが係合するフツク9a,9bとを具備してな
り、パイプPが凹状溝5に嵌入した際に該パイプ
P上面が前記該弾性係止片10a,10bを上方
に押圧して、先端部の係合爪11a,11bが対
応位置に設けられたフツク9a,9bに各々係合
するように構成されたことを特徴とするものであ
る。
〈作用〉 上記構成に基づいて、本考案のパイプ保持具に
よれば、凹状溝を挟んで互いに逆向きに屈曲した
くの字状の弾性係止片と、上記弾性係止片の先端
に設けた係合爪が、上記弾性係止片の上方より押
し込まれるパイプ等によつて押し拡げられたとき
に、各弾性係止片が立壁3または支持壁に形成さ
れた空間に入り込み、パイプが凹状溝に嵌入した
際には、該パイプP上面が前記該弾性係止片を上
方に押圧するため、弾性係止片は自己の弾性によ
つて元の状態に戻ろうとして、先端部の係合爪が
対応位置に設けられたフツクに各々係合するよう
に構成されてなるパイプ保持具であり、パイプを
固定する際の押し込み作業が容易であるととも
に、一旦固定した後は、外れ難いので、確実に取
付けることが可能である。
〈実施例〉 以下、本考案の好適な実施例を添付した図面に
基づいて詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案に係るパイプ保持
具の一実施例を示す正面図、上面図および側面図
である。
図において、符号1は、樹脂製により一体成形
されたパイプ保持具であり、基板2の上面長手方
向には、平行な複数列の立壁3が列設され、上記
各立壁3の間には、開口部4がパイプPの直径に
相当し、内部がパイプPの直径より幅広く形成さ
れた凹状溝5を有している。
そして、上記凹状溝5の底面両側端からは、開
口部4の近傍に向つて傾斜した一対の弾性突条片
6a,6bが突設されており、開口部4の両端面
の及び一対の弾性突条片6a,6bで、上方より
嵌着されたパイプPをガタつかないように支持す
ることができるようになつている。
また、上記各立壁3の長手方向中央上面には、
対向面がそれぞれ凹状溝5の両端面と同一面を有
する支柱壁7が立設されており、上記各支柱壁7
の間がパイプPの直径に相当する間隔を有してい
る。
さらに、上記立壁3の両端側に立設された支柱
壁7の前方または後方にいずれか一方、および両
端側を除く支柱壁7の前後両方向には、それぞれ
開口部4を挟んで対向する一対の支持アーム8
a,8bと、この支持アーム8a,8bの下側に
位置したフツク9a,9bとが一体的に設けられ
ており、上記一対の対向する支持アーム8a,8
bには、互いに逆向きに屈曲した、くの字状の弾
性係止片10a,10bが一体的に設けられてい
る。
上記弾性係止片10a,10bの開放側である
先端部には係合爪11a,11bが形成されてお
り、この係合爪11a,11bは各支柱壁7の間
より嵌着されるパイプPが弾性係止片10a,1
0bを押し拡げながら立壁3の凹状溝5両端面と
弾性突条片6a,6bで支持されるよう押し込ま
れたとき、上記フツク9a,9bの下面に一体形
成された爪に係合するようになつている。
すなわち、上記支持アーム8a,8bに設けら
れた弾性係止片10a,10bは、パイプPを上
方より押し込むことによつて左右に押し下げら
れ、該弾性係止片10a,10bの先端部が前記
立壁3または支柱壁7に形成された空間に入り込
むようになつている。
そして、パイプPが弾性突条片6a,6bに達
したとき、対向する弾性係止片10a,10bを
乗り越えるとともに、該パイプP上面が前記該弾
性係止片10a,10bを上方に押圧するため、
弾性係止片10a,10bは自己の弾性によつて
元の状態に戻ろうとして、先端部の係合爪11
a,11bが対応位置に設けられたフツク9a,
9bに各々係合するようになつている。
また、上記凹状溝5を挟んで対向する一対の弾
性係止片10a,10bは、各凹状溝5ごとに支
柱壁7の前方または後方に交互に位置して設けら
れている。
なお、上記立壁3の両端側に立設された支柱壁
7の前方または後方で支持アーム8aまたは8b
のない位置にはガイド壁12が立設されており、
パイプPの押し込み時の横ズレ等を防止してい
る。
また、本考案による実施例では、基板2の上面
長手方向に列設された立壁3の間にパイプPの直
径に相当する凹状溝5を形成するとともに、該凹
状溝5の底面両側端から傾斜した一対の弾性突条
片6a,6bを開口部4の近傍に向つて突設させ
た場合について説明したが、これに限定するもの
ではなく、例えば、上記凹状溝5と弾性突条片6
a,6bは、対向する弾性係止片10a,10b
を除いた範囲に限定したり、あるいは基板2の上
面長手方向に列設された立壁3の間に凹状溝5や
弾性突条片6a,6bを設けることなく、パイプ
Pを保持するV字型受部を形成したものでも良
い。
さらに、上記パイプ保持具1は、基板2の下面
に固定用係止具13が一体的に設けられており図
示しない車体パネルまたはブラケツトなどの被取
付部材に穿設された取付穴に嵌合係止されるよう
になつている。
上記固定用係止具13は、取付穴に嵌着される
固定部13aと、上記固定部13aの対向する二
側に弾性変形自在に形成された矢じり状の弾性ス
トツパ爪13bとからなり、上記固定用係止具1
3を被取付部材の取付穴に嵌着したとき、上記パ
ネルを基板2と弾性ストツパ爪13bとの間で挟
時し固定されるものである。
次いで、上述したように構成されたパイプ保持
具1にパイプ類を保持して車体側パネルなどに固
定する場合について説明する。
まず、上記パイプ保持具1の基板2上に複数個
形成された各支柱壁7の間隔は、配管されるパイ
プPの直径にほぼ等しくなつており、第4図に示
すように、対応する支柱壁7,7の間に所望のパ
イプPがセツトされ、上方より押し込まれる。
上記パイプPが押し込まれると、対向する一対
の弾性係止片10a,10bが左右に押し拡げら
れて、先端部が前記立壁3または支柱壁7に形成
された空間に入り込む。
次に、パイプPが上記弾性係止片10a,10
bを乗り越え、開口部4と弾性突条片6a,6b
により支持されるとともに、該パイプP上面が前
記該弾性係止片10a,10bを上方に押圧する
ため、弾性係止片10a,10bは自己の弾性に
よつて元の状態に戻ろうとして、先端部の係合爪
11a,11bが対応位置に設けられたフツク9
a,9bに各々係合した状態となる。
係合爪11a,11bがそれぞれフツク9a,
9bに係合した後は、パイプPは上記弾性係止片
10a,10bと開口部4の両端側および弾性突
条片6a,6bとにより容易に外れることのない
ように保持されるものである。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案のパイプ保
持具によれば、パイプを対向する一対の弾性係止
片の上面に載せ、上方より押し込むことにより、
上記弾性係止片が左右に押し拡げられて乗り越
え、所定位置に固定されるので、取付作業はワン
タツチで可能である。
また、一旦取付けた後のパイプは、弾性係止片
の先端爪がフツクに係合しているために容易に外
れることなく、確実に保持されることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパイプ保持具の一実施例
を示す正面図、第2図は上面図、第3は側面図、
第4図は本考案のパイプ保持具にパイプを取付け
た状態を示す説明図、第5図は本考案によるパイ
プ保持具の斜視図、第6図は従来の実施例を示す
断面図である。 1……パイプ保持具、2……基板、3……立
壁、4……開口部、5……凹状溝、6a,6b…
…弾性突条片、7……支柱壁、8a,8b……支
持アーム、9a,9b……フツク、10a,10
b……弾性係止片、11a,11b……係合爪、
12……ガイド壁、13……固定用係止具、P…
…パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板2の上面長手方向に平行に列設された複数
    列の立壁3と、該各立壁3の間に形成された、把
    持すべきパイプPの径に相当する凹状溝5と、被
    取付部材に嵌合係止される固定用係止具13とを
    有するパイプ保持具1において、上記各立壁3の
    中央上面に立設された支柱壁7と、該支柱壁7の
    前方又は後方に各凹状溝5毎に交互にくの字状に
    突設され、かつ凹状溝5を挟んで対向するよう設
    けられた弾性係止片10a,10bと、該弾性係
    止片10a,10bをパイプPの嵌着時に押し拡
    げたときに該弾性係止片10a,10bの先端部
    が入り込むように前記立壁3または支柱壁7に形
    成された空間と、弾性係止片10a,10bの互
    いに逆向きに屈曲した先端部の係合爪11a,1
    1bが係合するフツク9a,9bとを具備してな
    り、パイプPが凹状溝5に嵌入した際に該パイプ
    P上面が前記該弾性係止片10a,10bを上方
    に押圧して、先端部の係合爪11a,11bが対
    応位置に設けられたフツク9a,9bに各々係合
    するように構成されたことを特徴とするパイプ保
    持具。
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