JPH028089Y2 - - Google Patents

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JPH028089Y2
JPH028089Y2 JP1986180791U JP18079186U JPH028089Y2 JP H028089 Y2 JPH028089 Y2 JP H028089Y2 JP 1986180791 U JP1986180791 U JP 1986180791U JP 18079186 U JP18079186 U JP 18079186U JP H028089 Y2 JPH028089 Y2 JP H028089Y2
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JP
Japan
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locking
fastener
plate
substrate
locking protrusions
Prior art date
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JP1986180791U
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JPS6386409U (ja
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は取付孔を貫設した板状部材に対して
被取付体を固定するもので、特に板状部材の板厚
の変化に対応可能な留め具に関する。
(従来技術) 従来、取付孔を貫設した板状部材に対して被取
付体を固定する留め具としては特公昭45−8292号
に開示されているような外周壁にスリツトを介し
て半径方向に弾性変位可能な係止突起を設けたグ
ロメツトにネジ部材を螺合することで被取付体を
固定している留め具があるが、板状部材の板厚が
変化した場合には対応できず、それに応じた留め
具を別途用意しなければならないことから板厚の
変化に対応可能な留め具が強く要望されてきてい
る。
そうした背景から板厚の変化に対応可能な留め
具が数々でてきており、例えば実開昭55−61677
号に開示されているような基板下面に八字型突出
片を設けてその弾性力により板厚の変化に対応す
る留め具や、また、実開昭53−127074号に開示さ
れているような挿通孔を有する基板と、この基板
下面の挿通孔周縁より垂設された分割式係止脚と
からなる雌部材と、この雌部材の挿通孔に挿入し
て係止脚を拡開する雄部材とからなる留め具で板
厚の変化に対応するものがあつた。
(解決しようとしている問題点) しかし、上記従来技術の弾性力による板厚の変
化に対応するものは、板状部材上面と、基板下面
との間を所定の間隔をおいて弾性力を持たせてい
ることから被取付体の固定が不安定でスペースの
限られた箇所においては他部品と干渉する恐れが
あつた。また、2部材構成による板厚の変化に対
応するものは、部品管理工数が大となり、また、
コスト高となる問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来技術の問題点を解消するため
になされたもので、板状部材の板厚の変化に対応
可能で1部材より構成され被取付体を強固に固定
することができる留め具を提供することを目的と
し、その要旨は略平板状の基板と、該基板下面に
板状部材の取付孔に嵌挿可能に垂設され、外周壁
にスリツトを介して半径方向に弾性変位可能な略
鉤状の係止突起を複数個突出してなる略筒形状の
係止部からなる留め具であつて、前記係止突起は
各々その突出幅を異にして前記基板と並列形状に
突出すると共に、前記スリツトは各係止突起に対
応して該係止突起の両側面に個別に形成したもの
である。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
図中1は板状部材であつて、取付孔2を貫設し
ている。3は本考案の留め具であつて、略平板状
の基板4と、該基板4下面に板状部材1の取付孔
2に嵌挿可能な係止部5とから形成されている。
5は前記留め具3の係止部であつて、基板4下
面に垂設された略筒形状で、外周壁5aは前記板
状部材1に貫設された取付孔2と同径、もしくは
若干小径となるように形成されており、また、外
周壁5aにはスリツト7を介して半径方向に弾性
変位可能な略鉤状の係止突起6を複数個突出して
いる。
6は係止突起であつて、略鉤状で前記係止部5
の外周壁5aよりスリツト7を介して半径方向に
弾性変位可能に形成されると共に、前記取付孔2
の径よりも大径となるように所定の長さ突出され
ている。
また、本例では上記係止突起6を3個形成した
ものであつて、各係止突起6a,6b,6cはそ
の突出幅を異にして、上端側の係止突起6aより
下端側の係止突起6cの方が長い幅となるように
設定し、かつ各係止突起6a,6b,6cは前記
基板と並列状に所定の間隔を有して突設されてい
る。
また、係止突起6はその縦断面が下端を尖端と
し、上端を平面状とする断面略楔形状に形成され
ている。
7はスリツトであつて、前記係止突起6a,6
b,6cに対応して両側面の係止部5外周壁5a
に上端より略段差状に7a,7b,7cと貫設さ
れている 次に上記のように構成された本実施例の作用及
び効果について説明する。
先ず予め板状部材1の取付孔2と被取付体10
の取付孔20を整合させる。
しかる後、留め具3の係止部5を前記取付孔2
20に挿入させて押圧する。すると、係止部5の
外周壁5aより突設された係止突起6cが取付孔
20に案内されてスリツト7cにより係止部5の
内方へ弾性変位され、係止突起6cが取付孔2を
通過すると同時に元の位置に弾性復元されて係止
突起6cの上面が板状部材1の下面に係合される このように係止突起6b,6aも同様に取付孔
20に案内されてスリツト7b,7aによつて弾
性変位及び弾性復元されて板状部材1下面に係合
される。
これによつて被取付体10は板状部材1に確実
に固定される。この際係止突起6が略楔形状であ
ることから留め具3は挿入しやすく、抜けに対し
て抗するものである。
尚、板厚の変化に対してはその板厚に応じた係
止突起6で係合するものであるが、例えば板厚が
厚く本例の下端側に形成された係止突起6cです
る場合には他の係止突起6a,6bはスリツト7
a,7bによつて内方に弾性変位されたままの状
態で被取付体10及び板状部材1の取付孔20、
2の周縁を押圧した形で係合されるのでガタつき
のない安定した係合状態を維持することができる
と共に、スリツトを各係止突起6に対応して設け
ていることから係止突起6a,6bの弾性変位が
係止突起6cの係合状態に影響を与えることがな
いので確実な係合状態を維持できるものである。
また、本例では係止突起6を3個形成したもの
として例示しているがこれに限定されるものでな
く、使用する上での板厚の変化に応じて任意に設
定すれば良い。
また、本例では係止突起6の突出幅を上端側よ
り下端側に向けて長い幅となるように設定してい
るがこれも限定するものでなく、被取付体10の
固定状態において外力等の加わり方に違いがある
場合においては、中間部の係止突起6bのみを幅
狭く設定する等、その状況に応じて任意に設定す
れば良い。
尚、上記係止突起6と同様スリツト7について
も係止突起6の変化に応じてその形状を任意に設
定すれば良い。
また、本例では被取付体10を板状部材として
別途例示しているがこれも限定するものでなく、
例えば被取付体を、基板4として係止部5を一体
化したものでも良く、(第6図参照)また、基板
4を延設して被取付体をワイヤハーネスWとして
それを保持した留め具3としても良い。(第7図
参照) (考案の効果) さて、本考案によれば、略平板状の基板と、該
基板下面に板状部材の取付孔に嵌挿可能に垂設さ
れ、外周壁にスリツトを介して半径方向に弾性変
位可能な略鉤状の係止突起を複数個突出してなる
略筒形状の係止部からなる留め具であつて、前記
係止突起は各々その突出幅を異にして前記基板と
並列形状に突設すると共に、前記スリツトは各係
止突起に対応して該係止突起の両側面に個別に形
成したことから、板状部材の板厚の変化に対応可
能で、1部材より構成され、また、各係止突起は
他の係止突起の動きに左右されず各々独立して機
能するため、被取付体を確実かつ安定して固定す
ることができるので、留め具として極めて実用性
の優れた考案といえる。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案を示すもので、第1図は留め
具全体を示す斜視図、第2図は取着状態を示す断
面図、第3図は板状部材の板厚が厚い場合の取着
状態を示す断面図、第4図、第5図は係止突起、
スリツトの他の実施例を示す正面図、第6図、第
7図は被取付体の他の実施例を示す斜視図であ
る。 1……板状部材、2……取付孔、3……留め
具、4……基板、5……係止部、6……係止突
起、7……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略平板状の基板と、該基板下面に板状部材の取
    付孔に嵌挿可能に垂設され、外周壁にスリツトを
    介して半径方向に弾性変位可能な略鉤状の係止突
    起を複数個突出してなる略筒形状の係止部とから
    なる留め具であつて、前記係止突起は各々その突
    出幅を異にして前記基板と並列形状に突設すると
    共に、前記スリツトは各係止突起に対応して該係
    止突起の両側面に個別に形成してなることを特徴
    とする留め具。
JP1986180791U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH028089Y2 (ja)

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JPS6386409U JPS6386409U (ja) 1988-06-06
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WO2018047674A1 (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 株式会社Jvcケンウッド スピーカ及びスピーカの取付構造

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JPS4731976U (ja) * 1971-04-26 1972-12-11

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