JPH06166278A - 画像形成用品 - Google Patents

画像形成用品

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Publication number
JPH06166278A
JPH06166278A JP5175393A JP17539393A JPH06166278A JP H06166278 A JPH06166278 A JP H06166278A JP 5175393 A JP5175393 A JP 5175393A JP 17539393 A JP17539393 A JP 17539393A JP H06166278 A JPH06166278 A JP H06166278A
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JP
Japan
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layer
silver
image
dye
dry
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Pending
Application number
JP5175393A
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English (en)
Inventor
Raymond J Kenney
レイモンド・ジェイムズ・ケニー
Takuzo Ishida
卓三 石田
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH06166278A publication Critical patent/JPH06166278A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/40Development by heat ; Photo-thermographic processes
    • G03C8/4013Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver
    • G03C8/4046Non-photosensitive layers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 第1および第2主要基材表面を有する透明支
持体を有する画像形成用品であって、該第1主要基材表
面がその上に順に被覆された、画像受容層;ストリップ
可能に接着されたドライシルバー層;中間層;および第
2ドライシルバー層;を有し、該第2主要基材表面がそ
の上に順に被覆された、画像受容層;半透明層;および
第3ドライシルバー層を有する画像形成用品。 【効果】 画像形成用品の露出およびその後の露出され
た用品の現像および染料移転のための加熱において、半
透明層または隠蔽層により反射プリントが補助される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成用品に関し、特
に、染料の熱拡散により多色画像を提供可能な光熱写真
用品に関する。
【0002】
【従来の技術】「ドライシルバー」組成物またはエマルジ
ョンと分類される光熱写真画像形成材料は、非感光性還
元性(reducible)銀源;感光性銀源;および非感光性還
元性銀源のための還元剤を含む。一般に、感光性材料は
写真ハロゲン化銀であり、これは非感光性還元性銀源に
触媒的に近接しなければならない。触媒的な近接では、
写真ハロゲン化銀の照射または露光により銀のスペック
または核が生成される場合にこれらの核が還元剤による
還元性銀源の還元を触媒できるようにこれらの2種類の
材料が物理的に密接な関連を有することが必要とされ
る。ハロゲン化銀が銀イオンの還元のための触媒であ
り、銀を生成する感光性ハロゲン化銀触媒プロジェニタ
ーが銀源と多くの異なる様式で触媒的に近接させうるこ
とは長期間にわたり知られてきた。そのような様式に
は、たとえば、還元性銀源とハロゲン含有源との部分複
分解(たとえば米国特許第3,457,075号を参照のこと);
ハロゲン化銀と還元性銀源材料との共沈(たとえば、米
国特許第3,839,049号を参照のこと);およびハロゲン化
銀と銀源とを密接に関連させる他の方法が挙げられる。
【0003】写真および熱写真エマルジョンの両方にお
いて、写真ハロゲン化銀の光への露出により銀原子の微
少なクラスターが生じる。これらのクラスターの画像に
応じた分散は当業界で潜像として知られる。一般に、通
常の手段ではこの潜像を見ることはできないので、可視
画像を提供するためには感光性用品をさらに処理する必
要がある。可視画像は、潜像を支持するハロゲン化銀グ
レインに触媒的に近接している銀イオンの触媒還元によ
り提供される。
【0004】エマルジョン層中の銀の量を増大させる
か、または逆に減少させることなく写真および写真エマ
ルジョンの画像密度を増大させるための従来の方法の一
例は、エマルジョン中に染料形成材料を含有させること
である。この方法により、染料で強調された銀画像が提
供される。
【0005】残留銀ステインはドライシルバーカラー構
成において当業者に知られている主要な問題である。こ
れは、現像された潜像画像をドライシルバー層から、後
にドライシルバー層からストリップされる画像受容層へ
拡散させることにより解決されてきた。
【0006】米国特許第4,594,307号には、還元性有機
銀塩とロイコ染料還元剤との間の酸化還元反応により鮮
明で安定な染料画像を提供する熱現像性写真材料が開示
されており、ここでは、現像のために加熱を続けること
により生成した染料が画像受容層へ移転される。これに
より銀画像から形成された染料と他の残留化学物質とが
分離される。
【0007】写真系中に形成した染料画像を移転溶媒を
用いて移転させることが特許文献に記載されてきた。た
とえば、米国特許第3,985,565号、同第4,021,240号およ
び同第4,022,617号を参照のこと。
【0008】日本国特許出願第59-5239号には、拡散し
たロイコ染料と酸性カラー現像剤との間に画像受容層中
で化学反応が生じる光熱写真接触拡散系が記載されてい
る。
【0009】カラーカプラーと有機還元剤の酸化体との
反応により染料画像を提供するための熱現像性写真材料
が米国特許第3,531,286号、同第3,761,270号および同第
3,764,328号に記載されている。このような材料は還元
されていない銀の存在により背景の光学密度が増大され
るという問題を有する。プリント安定性に乏しい問題も
有する。
【0010】還元性銀源とロイコ染料との間の酸化還元
反応による染料形成により、可視染料を形成することが
米国特許第3,985,565号、同第4,022,617号および同第4,
460,681号に開示されている。しかしながら、このよう
な方法では、熱現像の後に還元された銀画像が存在する
ので濁ったぼやけたカラー画像が提供される。さらに、
材料中の残留化学物質により、画像はエージングにおい
て背景ステインの影響を受けやすい。銀画像は液体処理
により除去可能であり、染料は、アルコールのような移
転溶媒の補助により画像受容層に移転可能である。
【0011】有機銀塩酸化剤と、加熱した場合に移転性
染料を放出する染料放出化合物との間の酸化還元反応に
より染料画像を提供するための熱現像性写真材料を用い
る他の方法が日本国特許出願第58-58543号、同第58-792
47号、同第58-149046号および同第58-149047号に開示さ
れている。この方法は、水のような移転溶媒の補助によ
り画像受容シートに移転される染料を必要とする。
【0012】あるドライシルバー層の特定成分に依存し
て、現像は、たとえば、酸性または塩基性条件において
最も良好に行ないうる。共存不可能な現像ケミストリー
と共に複数のドライシルバー層を用いる場合は、ドライ
シルバー層中において近接または隣接するドライシルバ
ー層の現像に影響しない条件を維持することは非常に困
難である。その結果、異なる現像条件をドライシルバー
層を透明基材の反対側に被覆することが好適である。し
かしながら、このような条件では良好な反射プリントが
得られていない。
【0013】反射プリントの品質を改良するために、湿
潤現像写真技術分野において隠蔽層が用いられてきた。
たとえば、米国特許第3,928,037号およびこれらに引用
される文献には、拡散転写写真材料において不透明層の
使用が開示されている。これらの材料は不透明層を通し
て露出されず、湿潤拡散処理される。
【0014】
【発明の要旨】本発明によれば、半透明層をその中に有
するドライシルバーケミストリーに基づく画像形成用品
が提供される。露出およびその後の熱処理は半透明層を
通して行なわれ、そのことにより、反射プリントとな
る。
【0015】一実施態様では、本発明は第1および第2
主要基材表面を有する透明基材を有する画像形成用品を
提供し、ここでは、上記第1主要基材表面が、その上に
順に被覆された、画像受容層;ストリップ可能に接着さ
れた第1ドライシルバー層;中間層;および第2ドライ
シルバー層を有しており、上記第2主要基材表面がその
上に順に被覆された、画像受容層;半透明層;および第
3ドライシルバー層を有する。好ましい実施態様では、
第3ドライシルバー層はストリップ可能に接着される。
さらに、好ましくは、画像形成用品の被覆された第1お
よび第2主要基材表面の外側上の保護層が用いられる。
【0016】他の実施態様では、本発明は第1および第
2主要基材表面を有する透明基材を有する画像形成用品
を提供し、ここでは、上記第1主要基材表面が、その上
に順に被覆された、画像受容層;およびストリップ可能
に接着された第1ドライシルバー層を有し、上記第2主
要基材表面が、その上に順に被覆された、画像受容層;
半透明層;第2ドライシルバー層;中間層;および第3
ドライシルバー層を有する。好ましい実施態様では、第
2ドライシルバー層はストリップ可能に接着される。さ
らに、好ましくは、画像形成用品の被覆された第1およ
び第2主要基材表面の外側上に保護層が用いられる。
【0017】本発明によれば、その中に隠蔽層を有する
ドライシルバーケミストリーに基づく画像形成用品が調
製されうる。
【0018】したがって、本発明の他の実施態様では、
その上に順に被覆された、画像受容層;隠蔽層;第1ド
ライシルバー層;遮断中間層;第2ドライシルバー層;
中間層;および第3ドライシルバー層を有する一主要基
材表面を有する透明基材を有する画像形成用品が提供さ
れる。好ましい実施態様では、画像形成用品の被覆され
た主要基材表面の外側上、すなわち、第3ドライシルバ
ー層の上に位置する保護層を有する。
【0019】各画像形成用品の第1、第2および第3ド
ライシルバー層は、グリーン、レッドおよびブルーのよ
うな異なる波長の光に対して典型的に増感される。
【0020】他の実施態様では、本発明は以下の工程を
包含する反射プリント画像を作製するための方法を提供
する。
【0021】(a)画像形成用品(すなわち、本発明の既に
開示された実施態様の一つ)を化学線に露出する工程;
(b)得られる露出された用品を画像現像および転写のた
めに加熱する工程;および(c)ストリップ可能に接着さ
れたドライシルバー層を画像受容層からストリップする
工程。好ましくは、加熱工程は約80〜250の範囲の温度
で約0.5〜300秒行なわれる。
【0022】ここで用いられる「ストリップ可能に接着
された」と言う用語は、当業者に周知のように、穏やか
な取り扱いにおいては層が分離しないように充分に相互
に接着されており、そして、必要な場合は手動または機
械的な装置により個々の層を引き裂くことなく分離可能
であることを意味する。このことは一般に、2層を分離
するために一方の層を他方から180°において毎分約127
mm(5インチ)で引っ張る場合に、層の幅当たり約1〜50
g/cm(インチ幅当たり0.1〜4.5オンス)のピール力(脱積
層耐性)を意味する。
【0023】「ドライシルバー層」と言う用語は、感光性
ハロゲン化銀(たとえば、塩化銀);非感光性還元性銀源
材料(たとえば、ベヘン酸銀);および非感光性還元性銀
源材料のための還元剤(たとえば、ロイコ染料)を含有す
る本発明の画像形成用品の層を意味する。
【0024】「半透明層」と言う用語は、二酸化チタン顔
料のような着色材料の層を意味し、これは光を反射およ
び透過する。典型的には、入射光の約5〜45%が着色材
料を含有する層を透過する。
【0025】「隠蔽層」と言う用語は、材料の層を実質的
に光が透過しない程度(たとえば、5%を下回る可視照
射)に充分に高濃度で二酸化チタンのような材料を含有
する層を意味する。
【0026】本発明の画像形成材料が光に画像に応じて
露出され、熱で現像される場合は、それぞれのエマルジ
ョン層中で還元性銀源(たとえば、ベヘン酸銀)と還元剤
(たとえば、ロイコ染料)との間で酸化還元反応が生じ
る。各エマルジョン層中に生じた染料、たとえば、グリ
ーン感光層中のマゼンタ染料、ブルー感光性層中のイエ
ロー染料、およびレッド感光性層中のシアン染料は、写
真用品が現像のために加熱された場合に、中間層および
エマルジョン層を通って画像受容層へ移転する。
【0027】染料の形成および染料移転はいずれかの移
転溶媒または湿潤化学物質の補助なく行ないうる。熱に
よる現像の後に、画像形成光熱写真エレメント(これは
画像受容層または半透明または隠蔽層に剥離可能に接着
されている)は、画像受容層からピール除去可能であ
り、廃棄可能である。
【0028】本発明の他の局面、利点および優位点は構
成、図面、実施例および特許請求の範囲より明らかであ
る。
【0029】
【発明の構成】図1において、本発明の一実施態様によ
る画像形成用品は第1および第2主要基材表面を有する
透明支持体1を有する。第1主要基材表面上に順に被覆
されているのは、画像受容層2;ストリップ可能に接着
された第1ドライシルバー層3;中間層4;第2ドライ
シルバー層5;および任意に保護層6である。透明基材
の第2主要基材表面上には、画像受容層7;半透明層
8;第3ドライシルバー層9;および任意に保護層10が
順に被覆される。
【0030】図2において他の実施態様では、本発明の
画像形成用品は第1および第2主要基材表面を有する透
明支持体1を有し、上記第1表面上には順に、画像受容
層2;剥離可能に接着された第1ドライシルバー層3、
および任意に保護層6が被覆されている。透明基材の第
2主要基材表面には、画像受容層7;二酸化チタンの半
透明層8;第2の剥離可能に接着されたドライシルバー
層5;中間層4;第3ドライシルバー層9;および任意
に保護層10が被覆されている。
【0031】図3に示す本発明の好ましい実施態様の例
では、第1および第2主要基材表面を有する透明基材1
は、第1基材表面上に順に被覆された画像受容層2;グ
リーン感光性ドライシルバー層3;中間層4;ブルー感
光性ドライシルバー層5;および任意に保護層6を有す
る。透明基材の第2表面には順に、画像受容層7;二酸
化チタンの半透明層8;レッド感光性ドライシルバー層
9;および任意に保護層10が被覆されている。
【0032】本発明の画像形成用品はいずれの表面から
でも化学線に露出可能であり、これらは第1表面を有す
る基材の側から見られる。
【0033】
【基材】本発明の光熱写真用品の支持ベースまたは基材
はポリマーフィルムまたはガラスのような透明(光学的
にクリヤー)な支持材料でありうる。好ましくは、支持
体は熱可塑性樹脂を包含する。たとえば、ポリエチレン
またはポリ(エチレンテレフタレート)のようなポリエス
テル;セルロースアセテート、セルロースブチレート、
セルロースアセテートブチレートおよびセルロースプロ
ピオネートのようなセルロース;ポリスチレンのような
ポリオレフィン;ポリ(ビニルクロリド)およびポリ(ビ
ニルアセテート)のようなポリビニル樹脂;ビニルクロ
リドとビニルアセテートとのコポマーのような共重合性
ビニル樹脂;ビニリデンクロリドとアクリロニトリルと
のコポリマー;スチレンとアクリロニトリルとのコポリ
マーが挙げられる。また、画像受容層として機能しうる
支持体を用いることも望ましい。樹脂(バインダー)の組
み合わもまた有用である。ストリッピングを促進するよ
うに画像受容層と光学的支持ベースとが可撓性であるこ
とが好ましい。
【0034】本発明において感光性材料に用いる基材は
処理温度において良好な寸法安定性を有するものである
ことが好ましい。米国特許第3,634,089号に記載のポリ
エステルは好ましく用いられる。より好ましくは、ポリ
エチレンテレフタレートフィルムが用いられる。
【0035】基材の表面を表面処理することにより接着
性または被覆性を改変しうる。または、基材は1層以上
の下塗り層で被覆されうる。下塗り層は約1mm〜1μm
の厚さ、好ましくは約4μm〜0.3mmの厚さである。
【0036】
【画像受容層】本発明による画像受容層はいずれかの可
撓性または剛性の透明(光学的にクリヤー)な熱可塑性樹
脂により作製されうる。層厚は、好ましくは、少なくと
も0.1μm、より好ましくは約1〜約10μmであり、そし
て好ましくは約20〜200℃の範囲のガラス転移温度(Tg)
を有するべきであり、そのことによりこれは光熱処理に
期待される条件に耐えうる。染料を吸収および固定する
ことが可能ないずれかの熱可塑性樹脂または熱可塑性樹
脂の組み合わせを用いうる。樹脂は染料媒染として機能
する。その他の固定剤は不要であるけれども、所望の場
合には用いうる。好ましくは、画像受容層中のポリマー
樹脂は第1ドライシルバー層を被覆するのに用いる溶媒
を浸透させず、第1ドライシルバー層に用いるポリマー
バインダーの材料と不相溶である。相溶しないポリマー
は相互にあまり接着せず、ドライシルバー層の画像受容
層からの良好なストリップ性を提供する。
【0037】本発明の染料受容材料に有用な有機ポリマ
ー材料の非限定的な例には、2,000〜85,000の分子量を
有するポリスチレン、4個以下の炭素原子を有する置換
基を有するポリスチレン誘導体、ポリビニルシクロヘキ
セン、ポリジビニルベンゼン、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルカルバゾール、ポリアリルベンゼン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルホルマルおよびポリビニル
ブチラールのようなポリアセタール、ポリビニルクロリ
ド、塩素化ポリエチレン、ポリトリフルオロエチレン、
ポリアクリロニトリル、ポリ(N,N-ジメチルアリルアミ
ド)、p-シアノフェニル基、ペンタクロロフェニル基ま
たは2,4-ジクロロフェニル基を有するポリアクリレー
ト、ポリ(アクリルクロロアクリレート)、ポリ(メチル
メタクリレート)、ポリ(エチルメタクリレート)、ポリ
(プロピルメタクリレート)、ポリ(イソプロピルメタク
リレート)、ポリ(イソブチルメタクリレート)、ポリ(t-
ブチルメタクリレート)、ポリ(シクロヘキシルメタクリ
レート)、ポリエチレングリコールジメタクリレート、
ポリ(シアノエチルメタクリレート)、ポリエチレンテレ
フタレートのようなポリエステル、ポリスルホンビスフ
ェノールAポリカーボネート、ポリカーボネート、ポリ
酸無水物、ポリアミドおよびセルロースアセテートが挙
げられる。ポリマーハンドブック、第2版(J.ブランド
ラップおよびE.H.インメルグット編、ジョン・ワイレイ
・アンド・サンズ社出版)に記載の合成ポリマーもまた
有用である。これらのポリマー物質はコポリマーまたは
ポリマーブレンドの形態で単一または複数を組み合わせ
て用いうる。
【0038】画像受容層を調製するのに用いうる好まし
い熱可塑性樹脂には、ポリエチレンテレフタレートのよ
うなポリエステル;セルロースアセテート、セルロース
ブチレートおよびセルロースプロピオネートのようなセ
ルロース;ポリスチレン;ポリ(ビニルクロリド);ポリ
(ビニルアセテート);ビニルクロリドとビニルアセテー
トとのコポリマー;ビニリデンクロリドとアクリロニト
リルとのコポリマー;およびスチレンとアクリロニトリ
ルとのコポリマーが挙げられる。
【0039】画像受容層は、カーテン被覆、押出被覆、
ディップ被覆、エア-ナイフ被覆、ホッパー被覆または
いずれかの他の被覆法のような当業者に周知の種々の被
覆法、または溶液被覆に用いられるいずれかの他の被覆
法により支持ベースまたは基材に設けられる。被覆の後
に、画像受容層は乾燥され(たとえば、オーブン中で)、
溶媒が除去される。通常用いられる溶媒には、メチルエ
チルケトン、アセトンおよびテトラヒドロフランが含ま
れる。
【0040】ドライシルバー層の露光領域の熱現像にお
いて生成した染料は現像条件において染料受容層へ移転
し、ここで保持される。染料受容層は用いられる染料に
親和性を有するポリマー材料から形成されうる。必然的
に、それは移転する染料のイオン性または中性の特性に
依存して変化する。
【0041】
【ドライシルバー層】本発明に用いられるドライシルバ
ー層は感光性ハロゲン化銀の均質混合物、還元において
目に見える変化を提供し、実質的に非感光性である有機
酸の銀塩(たとえば、ベヘン酸銀、ベンズイミダゾーレ
ート銀または銀サッカリン(silver saccharine))のよう
な他の銀化合物(すなわち,還元性銀源)および還元剤,お
よび還元剤からなる。着色されたカラー画像を提供可能
なドライシルバー組成物の場合は、酸化されると着色さ
れた染料を形成するロイコ染料が還元剤として通常用い
られる。ドライシルバー組成物が可視光に感度を有する
ことが望ましい場合は、スペクトル増感剤をさらに含有
させうる。
【0042】通常は、このような混合物は分散体として
溶媒中に調製され、これは適当な基材上に層として広げ
られる。これは、たとえば、ハロゲン化銀と有機銀塩酸
化剤とを別々に形成し、それらを使用前に混合すること
により行なわれる。この2種類をボールミル中で長時間
混合することもまた有効である。他の効果的な方法に
は、調製した有機銀塩酸化剤にハロゲン含有化合物を添
加し、ハロゲン含有化合物と有機銀塩酸化剤中の銀との
反応によりハロゲン化銀を形成する方法が含まれる。本
発明の他の層と組み合わせる場合に、ドライシルバー層
は光画像に露出され、その後、被覆された基材を加熱す
ることにより画像の複製が現像される。
【0043】本発明に用いられるドライシルバー層は単
一被覆層または種々の構成成分を含有する複数の連続し
て被覆された補助層を有しうる。画像形成層が複数の補
助層を有する場合は、ハロゲン化銀を含有する補助層は
ドライシルバー層と称される。
【0044】
【ハロゲン化銀】ハロゲン化銀は、臭化銀、ヨウ化銀、
塩化銀、臭化ヨウ化銀、塩化臭化ヨウ化銀、塩化臭化銀
などのようないずれかの感光性ハロゲン化銀でありう
る。これらは銀源と触媒的に近接するようないずれかの
様式においてドライシルバー層に添加されうる。一般
に、ハロゲン化銀はドライシルバー層の約0.01〜約15重
量%の濃度で存在する。ドライシルバー層中に約0.1〜
約10重量%を用いることが好ましく、約0.1〜約2.0重量
%で用いることがより好ましい。
【0045】本発明に用いるハロゲン化銀はそのままで
よい。しかしながら、これは、硫黄、セレニウム、テル
リウムなどの化合物;金、白金、パラジウム、ロジウ
ム、イリジウムなどの化合物;ハロゲン化錫などのよう
な還元剤;またはこれらの組み合わせのような増感剤で
化学的に増感されうる。それらの詳細はジェイムズ、T.
H.、写真法の理論、第4版、マクミラン、ニューヨー
ク、1977年、第149〜169頁に記載されている。
【0046】本発明に用いられるハロゲン化銀はメチン
染料、ポリメチン染料または他の染料によりスペクトル
増感されうる。用いうる好ましい染料にはシアニン染
料、メロシアニン染料、錯体シアニン染料、錯体メロシ
アニン染料、ホロポーラ(Holopolar)シアニン染料、ヘ
ミシアニン染料、スチリル染料およびヘミオキソノール
染料である。これらの染料の中で、シアニン染料、メロ
シアニン染料および錯体メロシアニン染料が特に有用で
ある。
【0047】
【非感光性還元性銀源】上述のように、非感光性還元性
銀源材料は銀イオンの還元可能な源を含有するいずれか
の材料でありうる。有機脂肪族酸、好ましくは長鎖脂肪
族カルボン酸(たとえば、10〜30個、好ましくは15〜28
個の炭素原子を有するもの)の銀塩が好ましい。リガン
ドが4.0〜10.0の間の銀イオンのためのグロス安定定数
を有する有機または無機銀塩の錯体もまた望ましい。還
元性銀源材料は約5〜約70重量%、好ましくは約5〜25
重量%のそれぞれのドライシルバー層から構成されるべ
きである。
【0048】本発明に用いうる有機銀塩は、露出された
ハロゲン化銀の存在下で80℃を越える温度、好ましくは
100℃を越える温度に加熱された場合に上述のロイコ化
合物または所望の場合は、ロイコ化合物と共に存在する
補助現像剤と反応することにより銀画像を形成する銀塩
である。好ましい有機銀塩には、カルボキシル基を有す
る有機化合物の銀塩が含まれる。これらの好ましい例に
は、脂肪族および芳香族カルボン酸の銀塩が含まれる。
脂肪族カルボン酸の銀塩の好ましい例には、ベヘン酸
銀、ステアリン酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カ
プロン酸銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸銀、マレイ
ン酸銀、フマル酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸
銀、およびショウノウ酸銀、これらの組み合わせなどが
含まれる。ハロゲン原子またはヒドロキシル基で置換さ
れた銀塩も効果的に用いうる。芳香族カルボン酸の銀塩
の好ましい例および他のカルボキシル基含有化合物の好
ましい例には、銀ベンゾエート、銀3,5-ジヒドロキシベ
ンゾエート、銀o-メチルベンゾエート、銀m-メチルベン
ゾエート、銀p-メチルベンゾエート、銀2,4-ジクロロベ
ンゾエート、銀アセトアミドベンゾエート、銀p-フェニ
ルベンゾエートのような銀置換ベンゾエート、銀ガレー
ト、銀タンネート、銀フタレート、銀テレフタレート、
銀サリチレート、銀フェニルアセテート、銀ピロメリテ
ート、米国特許第3,785,830号に記載のような3-カルボ
キシメチル-4-メチル-4-チアゾリン-2-チオンなどの銀
塩、および米国特許第3,330,663号に記載のようなチオ
エーテル基を含有する脂肪族カルボン酸の銀塩が含まれ
る。メルカプトまたはチオン基を含有する化合物および
これらの誘導体の銀塩も用いうる。これらの化合物の好
ましい例には、銀3-メルカプト-4-フェニル-1,2,4-トリ
アゾレート;銀2-メルカプトベンズイミダゾレート;銀
2-メルカプト-5-アミノチアジアゾレート;銀2-(S-エチ
ルグリコールアミド)ベンゾチアゾレート;S-アルキル-
チオグリコールの銀塩のようなチオグリコール酸の銀塩
(ここで、アルキル基は12〜22個の炭素原子を有す
る。);銀ジチオアセテート、銀チオアミドエート、銀1
-メチル-2-フェニル-4-チオピリジン-5-カルボキシレー
ト、銀トリアジンチオレート、銀2-スルフィドベンズオ
キサゾールのようなジチオカルボン酸の銀塩;および米
国特許第4,123,274号に記載のような他の銀塩が含まれ
る。さらに、アミノ基を含有する化合物の銀塩も用いう
る。このような化合物の好ましい例には、銀ベンゾトリ
アゾレートのようなベンゾトリアゾールの銀塩;銀メチ
ルベンゾトリアゾレートのようなアルキル置換されたベ
ンゾトリアゾールの銀塩;銀5-クロロベンゾトリアゾレ
ートなどのようなハロゲン置換されたベンゾトリアゾー
ルの銀塩など;カルボイミドベンゾトリアゾールなどの
銀塩;米国特許第4,220,709号に記載のような1,2,4-ト
リアゾールおよび1-H-テトラゾールの銀塩;イミダゾー
ルの銀塩;および米国特許第4,260,677号に記載のその
他のものが含まれる。
【0049】ハロゲン化銀および現像の出発点を形成す
るハロゲン化銀と有機銀塩とは反応的に関連するべきで
ある(すなわち、同一層中にあるか、隣接層中にある
か、または1μを下回る厚さを有する中間層により相互
に分離された層中にある)。ハロゲン化銀と有機銀塩と
は同一層中に存在することが好ましい。
【0050】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀お
よび有機銀塩の好ましい被覆量は、たとえば、米国特許
第4,478,927号に記載の銀の量として計算された合計50m
g〜10g/m2である。
【0051】
【ロイコ染料】ロイコ染料は、酸化剤の存在下で、好ま
しくは約80〜約250℃(176〜482°F)において約0.5〜約3
00秒の時間加熱した場合に着色された形態に酸化され、
ドライシルバー層および中間層を通って本発明の用品の
画像受容層中に拡散しうる。銀イオンにより酸化されて
視認可能な染料画像を形成するいずれかのロイコ染料を
本発明に用いうる。pH感応性であり着色状態に酸化可能
である(oxidizable)化合物も用いうるが、好ましくな
い。pHの変化にのみ感応性である化合物は「ロイコ染料」
の用語に含まれない。それらは着色された状態に酸化さ
れないからである。本発明に用いるのに好適なロイコ染
料の代表例には、ビフェノールロイコ染料、フェノール
性ロイコ染料、インドアニリンロイコ染料、アクリレー
ト化アジンロイコ染料、フェノキサジンロイコ染料、フ
ェノジアジンロイコ染料、およびフェノチアジンロイコ
染料が含まれるがこれらに限定されない。米国特許第3,
445,234号、同第4,021,250号、同第4,002,617号および
同第4,368,247号、および日本国特許出願第57-500352号
に開示されているようなロイコ染料も有用である。好ま
しい染料は、ここに参照として挙げる米国特許第4,460,
681号に記載されている。染料画像の密度および画像受
容層中の染料画像の色までも、染料媒染として機能し、
染料を吸収および固定しうる画像受容層の樹脂にかなり
依存する。0.3〜3.5(好ましくは1.5〜3.5)の範囲の反射
光学密度(ROD)または0.2〜2.5(好ましくは1.0〜2.5)の
範囲の透過光学密度(TOD)を有する染料画像が本発明に
おいて得られる。ロイコ染料は約1〜約20重量%、好ま
しくは約3〜約15重量%の量でドライシルバー層中に存
在しうる。
【0052】本発明に用いるのに好ましいロイコ染料は
酸化することにより染料画像を形成する化合物である。
本発明の典型的な実施においては、少なくとも1つの画
像形成層がカチオン性染料の形態のロイコを含有し、他
の少なくとも1つの画像形成層が中性染料の形態のロイ
コを含有する。
【0053】好ましい中性ロイコ染料は、2-(3,5-ジ-t-
ブチル-4-ヒドロキシフェニル)-4,5-ジフェニルイミダ
ゾールまたはビス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシルフ
ェニル)フェニルメタンのようなフェノール性ロイコ染
料である。本発明の実施において有用ないくつかのフェ
ノール性ロイコ染料はここに参照として挙げる米国特許
第4,374,921号、同第4,460,681号、同第4,594,307号お
よび同第4,780,010号に記載されている。
【0054】種々の発色層においてロイコ染料から形成
される染料は、当然、異なりうる。反射極大吸収におけ
る少なくとも60nmの差が好ましい。より好ましくは、形
成される染料の吸収極大は少なくとも80〜100nm異な
る。3種類の染料が形成される場合は、好ましくは、2
種類がこのような最小限の差において少なくとも異な
り、第3の染料は他の染料の少なくとも一つと少なくと
も150、好ましくは少なくとも200nm異なる。上述のよう
に、銀イオンにより酸化されて視認可能な染料を形成す
るロイコ染料は本発明に有用である。米国特許第3,442,
224号、同第4,021,250号、同第4,022,617号および同第
4,368,247号に開示のようなロイコ染料も本発明に有用
である。
【0055】他のロイコ染料も画像形成層に用いうる。
たとえば、ここに参照として挙げる米国特許第4,923,79
2号に引用されたベンジリデンロイコ化合物のようなも
のである。この染料の還元された形態は電磁波スペクト
ルの可視領域において弱く吸収する必要があり、銀イオ
ンにより酸化されて元の着色状態の染料に酸化される。
ベンジリデン染料は極度にシャープなスペクトル特性を
有し、これは低いグレイレベルの高い色純度を提供す
る。染料は高い励起係数、典型的には104〜105のオーダ
ーを有し、良好な相溶性と熱安定性とを有する。染料は
容易に合成され、化合物の還元されたロイコ形態は非常
に安定である。
【0056】本発明のエレメントに用いられるロイコ化
合物により生成される染料は知られており、たとえば、
ザ・カラー・インデックス;染料および染色者協会:ヨ
ークシャ、イングランド、1971年;第4巻、第4437頁;
ベンカタラマン,K.合成染料の化学;アカデミック出版:
ニューヨーク、1952年;第2巻、第1206頁;およびハー
マー,F.M.シアニン染料および関連化合物;インターサ
ンエンス出版:ニューヨーク、1964年;第492頁;および
米国特許第4,478,927号に開示されている。
【0057】ロイコ化合物は当業者に知られる方法によ
り容易に合成されうる。この反応は単純な2段階の水素
還元なので多くの知られた合成法がある。好ましい方法
は開示されており、たとえば、F.X.スミスら、テトラヒ
ドロン・レターズ、1983年、24(45)巻、第4951〜4954
頁;X.フアング.L.Xe、合成コミュニケーションズ1986
年、16(13)巻、第1701〜1707頁;H.チマーら、有機ケミ
ストリージャーナル1960年、第25巻、第1234〜5頁;M.
セキヤら、Chem. Pharm. Bull.1972年、第20(2)巻、第
343頁;前出1974年、第22(2)巻、第448頁;およびT.シ
ョウダらChem. Pharm. Bull.1983年、第31(2)巻、第56
0〜5頁。
【0058】さらに、他の画像形成材料として、高温に
おけるハロゲン化銀と、または有機銀塩との酸化還元反
応の結果として染料部分を有する化合物のモビリティが
変化する材料を用いうる。これは日本国特許出願第1650
54号(1984年)に記載されている。上述の材料の多くは熱
現像により感光性材料中に露出に対応した画像に応じた
モービル(mobile)染料の分散が形成される材料である。
画像の染料を染料固定材料(拡散移転)へ移転させること
により可視画像を得る方法が日本国特許出願第168,439
号(1984年)および同第182,447号(1984年)に記載されて
いる。
【0059】画像に応じた露出の後に、または同時に本
発明に用いる熱現像性感光性材料が実質的に無水条件で
熱現像される場合は、、露出した感光性ハロゲン化銀と
共に露出領域または未露出領域において銀画像の形成と
ともにモービル染料画像が同時に得られる。
【0060】
【任意の現像改質剤】本発明のドライシルバー層の現像
温度はドライシルバー層またはその他の層へ現像改質剤
を添加することにより影響されうる。現像改質剤は現像
条件においてその他の層からドライシルバー層へ拡散し
うる。ドライシルバー層中に約0.01〜約20重量%の範囲
の濃度で現像改質剤が存在することが好ましい。代表的
な現像改質剤には、フタル酸、1,2,4-ベンゼントリカル
ボン酸、2,3-ナフタレンジカルボン酸、テトラクロロフ
タル酸、4-メチルフタル酸、ホモフタル酸、4-ニトロフ
タル酸、フェニル酢酸、ナフトエ酸、ナフタル酸、無水
フタル酸、無水ナフタル酸、テトラクロロ無水フタル酸
などが含まれる。
【0061】フタラジノンおよびフラタジンおよびフタ
ル酸の両方、これらの誘導体および当業者に知られてい
るその他のもののような現像改質剤はドライシルバー層
に必須ではない。しかし必要に応じて用いうる。たとえ
ば、このような材料はドライシルバー層の約0.01〜約20
重量%の範囲の濃度で存在しうる。
【0062】ドライシルバー層の成分、すなわち、感光
性ハロゲン化銀、還元性銀源および本発明に用いるロイ
コ染料は、一般に、以下のバインダーに添加される。
【0063】ドライシルバー層用のバインダーは周知の
天然および合成樹脂から選択され、たとえば、ゼラチ
ン、ポリ(ビニルアセタール)、ポリ(ビニルクロリド)、
ポリ(ビニルアセテート)、セルロースアセテート、エチ
ルセルロース、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリス
チレン、ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート、メ
タクリレートコポリマー、無水マレイン酸エステルコポ
リマー、ブタジエンとスチレンとのコポリマーなどが挙
げられる。上述の樹脂に含まれるコポリマー、ターポリ
マーおよびポリマーのブレンドもこのような定義に含ま
れる。ドライシルバー層に好ましいバインダーはポリ
(ビニルブチラール)である。一般に、バインダーはそれ
ぞれの層の約10〜約90重量%、好ましくは約30〜約80重
量%の範囲の濃度で用いられる。
【0064】本発明に用いうるバインダーは独立してま
たは組み合わせて用いうる。バインダーは親水性または
疎水性でありうる。典型的な親水性バインダーは透明ま
たは半透明親水性コロイドである。これらの例にはゼラ
チンのようなプロティン、ゼラチン誘導体、セルロース
誘導体などのような天然物質;スターチ、アラビアゴ
ム、プルラン、デキストリンなどのようなポリサッカラ
イド;およびたとえば、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、アクリルアミドポリマーなどのような
水溶性ポリビニル化合物のような合成ポリマーが含まれ
る。親水性バインダーの他の例はラテックス形態の分散
されたビニル化合物であり、これは写真材料の寸法安定
性を増大させるために用いられる。
【0065】本発明に用いられるバインダーの被覆量は
m2当たり20g以下、好ましくはm2当たり10g以下、より好
ましくはm2当たり7g以下である。
【0066】本発明に用いる種々の層は無機または有機
硬化剤を含有しうる。クロムミョウバン(alun)、クロム
アセテートなどのようなクロム塩;ホルムアルデヒド、
グリオキサル、グルタルアルデヒドなどのようなアルデ
ヒド;ジメチロールウレア、メチロールジメチルヒダン
トインなどのようなN-メチロール化合物;2,3-ジヒドロ
キシジオキサンなどのようなジオキサン誘導体;1,3,5-
トリアクリロイルヘキサヒドロ-s-トリアジン、1,3-ビ
ニルスルホニル-2-プロパノールなどのような活性ビニ
ル化合物;2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-s-トリアジンな
どのような活性ハロゲン化合物;ムコ塩酸、ムコフェノ
キシ塩酸などのようなムコハロゲン酸;メチレンジイソ
シアネート(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、ヘ
キサメチレンジイソシアネート(HDI)などのような多官
能イソシアネートなどを独立してまたは組み合わせて用
いうる。
【0067】必須ではないが、ドライシルバー層および
/または中間層を、たとえば、ハーレーション防止染
料、アーキュタンス染料、被覆補助剤、安定剤および界
面活性剤のような追加の成分で改質することが望まし
い。
【0068】画像受容層に隣接するドライシルバー層は
光熱写真エレメントのストリップ性を改良するための添
加剤をも含有しうる。たとえは、エチルアセテートに溶
解したフルオロ脂肪族ポリエステル(フルオラド(Fluora
d)FC431TM、ミネソタ・マイニング・アンド・マニフク
チュアリング社、セントポール、ミネソタ)が挙げられ
る。これらの添加剤はドライシルバー層の約0.02〜約0.
5重量%、好ましくは約0.1〜約0.3重量%の範囲の量で
添加される。または、ストリップ性を増大させるための
添加剤が同一濃度範囲で画像受容層中に添加されうる。
ストリップ工程に溶媒は不要である。画像受容層に接触
した写真エレメントのストリップ可能部分の層は、典型
的に1〜50g/cm(180°ピールに基づく)の脱ラミネート
耐性を有し、この脱ラミネート耐性を上回る、好ましく
は少なくとも2倍大きい凝縮力を有する。
【0069】
【中間層】昇温された現像温度において染料の浸透性と
一定の溶媒中への溶解性とを示し、しかしながら、周囲
温度では染料に非浸透性で他の溶媒に不溶性であるポリ
マーは、本発明のエレメントにおいて中間層を形成す
る。
【0070】中間層のポリマーは、好ましくは、熱可塑
性ポリマーである。好ましくは、ビニルクロリドのホモ
ポリマーまたはビニルクロリドのコポリマーは80℃を上
回るガラス転移温度を有する。たとえば、ビニルクロリ
ド(96%)とビニルアセテート(4%)とのコポリマーおよ
びポリ(ビニルクロリド)(90%)とポリ(ビニルアセテー
ト)(10%)とのブレンドが中間層を形成するのに用いう
る。このようなポリマーはメタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコー
ルおよびメトキシプロパノール、エトキシプロパノール
などのようなエーテルアルコールに非浸透性である。ビ
ニリデンクロリドとスチレン、ポリ(ビニルピロリドン)
またはアクリロニトリルとのコポリマーを含むビニリデ
ンクロリドのコポリマーおよびホモポリマーも中間層と
して有用である。第2ドライシルバー層は第1中間層上
に被覆される。第2ドライシルバー層は第1ドライシル
バー層と同一の部類の成分を含有しうる。このような成
分の特定の性質は異なりうる。
【0071】
【保護層】本発明の染料拡散ドライシルバー光熱写真エ
レメントは、任意に保護被覆でオーバーコートされう
る。保護被覆に好ましい材料には、水系に不溶であり、
幾つかの有機溶媒に可溶であり、そして他の特定の有機
溶媒を浸透しないポリマーが含まれるがこれらに限定さ
れない。外側層である保護層は、たとえば、カルボン
酸、より好ましくはアリールカルボン酸のような現像補
助剤を含みうる。通常、保護層はメチルメタクリレート
ポリマー(好ましくは20以上のツコン(Tukon)硬度を有す
る堅いポリマー)、コポリマー、または他のポリマーま
たはコポリマー(たとえば、n-ブチルアクリレート、ブ
チルメタクリレートおよびアクリル酸、メタクリル酸、
無水アクリル酸などのような他のアクリレートとのコポ
リマー)とのブレンド、ポリスチレン、ポリビニルクロ
リドターポリマーとブタジエン-スチレンコポリマーと
の組み合わせ、またはセルロースポリマーおよびセルロ
ースアセテートのようなブレンドである。遮断層は架橋
されてもよい。好ましくは、これは潜在的なまたは活性
可能な架橋剤を含有させることによりなしうる。つい
で、被覆後に架橋を行いうる。
【0072】
【半透明層】本発明に用いる半透明層は露出した光熱写
真用品の現像において染料画像を反射プリントとして見
られるようにする。これは、透明基材において基材中に
反射フィラーを使用する可能性を排除するために必要と
され、しかしながら、半透明層は、下のドライシルバー
層中に透過する光が不十分となるほど光学的に不透明で
あってはならない。したがって、半透明層は反射性であ
ると同時に透過性でなければならない。典型的には、入
射光の約5〜45%のみ半透明材料を含有する層を透過す
る。
【0073】好ましくは、本発明に用いる半透明層は必
然的に白である無機顔料を含有する。好ましい顔料は写
真技術分野の当業者に反射プリント基材に用いるのに周
知のものであり、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化ア
ルミニウムなどが含まれるがこれらに限定されない。二
酸化チタンは特に好ましい顔料である。顔料は微粉砕、
典型的に0.1〜3.5μ、好ましくは0.35〜1.5μの平均直
径を有するように微粉砕され、ポリマーバインダー中に
分散される。好ましいバインダーは本発明で中間層とし
て有用なものである。
【0074】半透明層の厚さおよび密度は吸収が少なく
とも約0.10となり、約1.8を下回るように調節する必要
がある。好ましくは、隠蔽層の吸収は約0.35〜1.3であ
る。
【0075】半透明層は基材の第2の側上に被覆された
画像受容層に良好な接着性を有する必要があり、そのこ
とにより反射プリントの良好な外観が得られる。裏側上
に被覆されたドライシルバー層は隠蔽層にストリップ可
能に接着される必要があり、そのことにより画像受容層
に対するその後の露出、現像および染料画像の画像受容
層への移転後のきれいな除去が可能となる。
【0076】本発明によれば、半透明層よりもむしろ隠
蔽層が使用されるべき場合もある。光は隠蔽層を実質的
に通過するべきではない。一般に、半透明層で用いるの
と同一タイプの顔料が隠蔽層に用いうる。しかしなが
ら、隠蔽層の濃度および厚さは調節されうる。
【0077】本発明の光熱写真用品は、イエロー、マゼ
ンタおよびシアン染料形成画像の3色系を用いることが
好ましい。これらの色の染料は、非感光性還元性銀源と
銀源のための発色性ロイコ染料還元剤との間の露光され
たハロゲン化銀による熱により誘導される酸化還元反応
により形成される。2色系が透明または透明基材の一方
の側に被覆され、第3の色が他の側上に被覆される。一
つの中間層は2層の染料形成ドライシルバー層を分離す
るのに必要である。
【0078】本発明の感光性材料に用いられる写真ドラ
イシルバー層および他の親水性コロイド層は種々の目
的、たとえば、被覆助剤または帯電の防止、潤滑特性の
改良、乳化、接着防止、写真特性の改良(たとえば、確
実な色調または増感を提供する現像の加速)などのよう
な種々の目的のために界面活性剤を含みうる。たとえ
ば、サポニン(ステロイド)、アルキレンオキシド誘導体
(たとえば、ポリエチレングリコール/ポリプロピレング
リコール縮合体、ポリエチレングリコールアルキルエー
テルまたはポリエチレングリコールアルキルアリールエ
ーテル、ポリエチレングリコールエステル、ポリエチレ
ングリコールソルビタンエステル、ポリアルキレングリ
コールアルキルアミンまたはアミド、シリコーンのポリ
エチレンオキシドアダクトなど)、グリコール誘導体(た
とえば、アルケニルコハク酸ポリグリセリド、アルキル
フェノールポリグリセリドなど)、多価アルコール脂肪
酸エステルまたはサッカライドアルキルエステルなどの
ようなノニオン性界面活性剤;アルキルカルボン酸塩、
アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸エ
ステル、アルキル燐酸エステル、N-アシル-N-アルキル
タウリン、スルホコハク酸エステル、スルホアルキルポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキル燐酸エステルなどのような、カルボ
キシル基、スルホ基、ホスホ基、スルフェート基、ホス
フェート基などのような酸基を有するアニオン性界面活
性剤;アミノ酸、アミノアルキルスルホン酸、アミノア
ルキル硫酸エステルまたは燐酸エステル、アルキルベタ
イン、アミンオキシドなどのような両性界面活性剤;お
よびアルキルアミン塩、脂肪族または芳香族4級アンモ
ニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリウム塩などのよ
うな複素環4級アンモニウム塩、脂肪族または複素環ホ
スホニウム塩、脂肪族または複素環スルホニウム塩など
のようなカチオン性界面活性剤が挙げられる。
【0079】上述の界面活性剤において、好ましくは、
分子中にエチレンオキシドの繰り返し単位を有するポリ
エチレングリコール型のノニオン性界面活性剤が感光性
材料中にしばじは含有される。この分子は5個以上のエ
チレンオキシドの繰り返し単位を有することが特に好ま
しい。一般に、ポリエチレングリコール型のノニオン性
界面活性剤は存在する親水性バインダーを基準にして10
0重量%未満、好ましくは50重量%未満の量で用いられ
る。
【0080】本発明に用いられる感光性材料は、必要に
応じてまたは必須に、熱現像性感光性材料のために知ら
れる種々の添加剤を含有し得、感光性層以外の層、たと
えば、帯電防止層、導電性層、保護層、中間層、ハレー
ション防止層、ストリップ可能層などを有しうる。
【0081】必要に応じて、米国特許第2,761,791号お
よび英国特許第837,095号に記載の方法により同時に2
層以上を設けうる。
【0082】本発明の光熱写真用品は、まず、この用品
の化学線照射に露出することにより銀潜像を得る工程;
ついで、露出された用品を加熱することにより露出され
た用品を現像してドライシルバー層中に拡散性染料(こ
の染料は拡散により画像受容層へ移転する)を形成する
工程;そしてドライシルバー層を画像受容層からストリ
ップ除去する工程によりカラー画像を形成するのに用い
うる。
【0083】本発明では、得られた潜像は、たとえば、
約80〜約250℃のような昇温された温度において約0.5〜
約300秒間加熱することにより現像されうる。加熱時間
を減少させるかまたは増大させることにより、上記の範
囲で温度を調節しうる。約110〜約160℃の範囲の温度が
特に有用であり、約130〜145℃の温度が最も好ましい。
加熱は、ホットプレート、アイロン、ホットローラ、カ
ーボンまたはチタンホワイトを用いるヒータなどのよう
な通常の加熱手段により行いうる。
【0084】染料の移転のための加熱は、熱現像のため
に例示したのと同一の加熱手段を用いて行いうる。染料
受容層へ移転される染料画像の品質を高めるために、染
料移転中の不要な現像の生成によるカブリの増大を防止
することが望ましい。そのためには、ハロゲン化銀と反
応する、および/または現像停止剤としてその上にハロ
ゲン化銀を吸着して有しうる、および/またはカブリ防
止剤である化合物を染料受容材料を構成するいずれか1
つの層中に含有させることが特に効果的である。好まし
くは、このような化合物は、染料受容層または染料受容
層の上に提供される層、たとえば保護層中に含有され
る。なぜなら、それは加熱による染料の移転中の感光性
層の過度の現像を速やかに禁止し、鮮明で明確な染料画
像が得られるからである。たとえば、このような化合物
には窒素含有複素環化合物、好ましくは窒素原子を有す
る5-または6-員の複素環化合物が含まれる。
【0085】
【実施例】以下の非限定的な実施例により本発明をさら
に説明する。
【0086】以下の実施例で用いる材料は、特に断らな
い限り、アルドリッヒ化学社のような供給元より市販さ
れている。
【0087】エチルケタジンは以下の構造を有する。
【0088】
【化1】
【0089】イソブチルケタジンは以下の構造を有す
る。
【0090】
【化2】
【0091】化合物Aは米国特許第4,123,282号により調
製され、以下の構造を有する。
【0092】
【化3】
【0093】(ブルー増感染料)
【0094】化合物Bは以下の構造を有する。
【0095】
【化4】
【0096】化合物Cは米国特許第3,719,495号の記載の
ように調製され、以下の構造を有する。
【0097】
【化5】
【0098】(レッド増感染料)
【0099】L704はホドガヤ化学社より市販されてお
り、以下の構造を有する。
【0100】
【化6】
【0101】化合物Dは米国特許第4,476,220号により調
製され、以下の構造を有する。
【0102】
【化7】
【0103】(グリーン増感染料)
【0104】
【実施例1】本実施例では本発明のカラー光熱写真用品
の調製を説明する。
【0105】透明ポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚さ0.076mm)を、シングルヘッドナイフコーターを用
いて連続パスにおいて被覆した。以下に示すように、前
表面を5層で被覆した。
【0106】第1パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中15重量%のビン
ス(VYNS)-3(ユニオンカーバイド社より得られるビニル
クロリドとビニルアセテートとの90:10コポリマー)18
g、エチルケタジン0.09g、およびテトラヒドロフラン7.
00gの混合物を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で5分間乾
燥させた。
【0107】第2パス ベヘン酸銀半セッケン(均質化法により調製されたエタ
ノール/トルエン9:1中固形分10%の1モルのベヘン酸
に対する1モルのベヘン酸銀)90.0g、エタノール400.0
g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2溶液8ml、ブトバ
ー(Butvar)TMB-76(モンサント社、セント・ルイス、M
O、より得られるポリビニルブチラール樹脂)30.0g、お
よび10.0mlのエタノール中1.5gのフルオラド(Fluorad)
TMFC431TM(3M社より得られるフッ素化学界面活性剤)の
混合物を調製した。この混合物25.0gに、100mlのメタノ
ール中に0.01gの化合物Dの溶液1.0mlを添加した。得ら
れた混合物を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で5分間乾燥
させた。
【0108】第3パス テトラヒドロフラン中9:1比のVC106PMTM(ボーデン、
コロンブス、OH、より得られるポリビニルクロリド樹
脂)およびAYAFTM(ユニオン・カーバイド社、ダンブリ
ー、CT、より得られるポリビニルアセテート樹脂)の5
重量%溶液25.00g、メチルエチルケトン10.00gおよび1
(2H)-フタラジノン0.076gの混合物を湿潤厚3ミルで被
覆し、80℃で5分間乾燥させた。
【0109】第4パス ベヘン酸銀半セッケン(均質法により調製された9:1エ
タノール/トルエン中固形分10%の1モルのベヘン酸に
対する1モルのベヘン酸銀)の分散体205.0g、エタノー
ル285.0g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2の溶液6.0m
l、20mlのメタノール中0.45gのZnBr2の溶液9.0ml、ブト
バーTMB-72(モンサント社、セント・ルイス、MO、より
得られるポリビニルブチラール樹脂)26.0g、および10.0
0mlのエタノール中1.0gのフルオラドTMFC431の混合物を
調製した。この混合物25.0gに100mlのメタノール中0.02
gの化合物Aの溶液1.00ml、2.00mlのトルエンおよび4.00
mlのメタノール中0.30gの化合物B、および4.00mlのメタ
ノール中に溶解した0.24gの1(2H)-フタラジノンを添
加した。この混合物を湿潤厚5ミルで被覆し、80℃にお
いて5分間乾燥させた。
【0110】第5パス メタノール中に10重量%のCAPTM504-0.2(イーストマン
化学社より得られるプロピオニル含有量41.5%およびア
セチル含有量2.5%のセルロースアセテートプロピオネ
ート樹脂)および0.4重量%の1(2H)-フタラジノンを含
有する溶液を調製した。これを湿潤厚3ミルで被覆し、
80℃において5分間乾燥させた。
【0111】フィルム基材の裏表面を以下に示す4層で
被覆した。
【0112】第1パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中15重量%のVYNS
-3溶液を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で5分間乾燥させ
た。
【0113】第2パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中13%のチタノッ
クス(Titanox)TM2160(NL化学社より得られる二酸化チタ
ン)および11.3%のVYNS-3を含有する溶液を湿潤厚3ミ
ルで被覆し、80℃で5分間乾燥させた。
【0114】第3パス ベヘン酸銀半セッケン(均質化法により調製した9:1の
エタノール/トルエン中固形分10%の1モルのベヘン酸
に対する1モルのベヘン酸銀)の分散体110.0g、エタノ
ール380.0g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2の溶液1
0.0ml、ブトバーTMB-72の26.0g、10.00mlのエタノール
中1.0gのフルオラドTMFC431の混合物を調製した。この
混合物25.0gに、200mlのトルエン/メタノール(3:1)中
0.005gの化合物Cの溶液1.00ml、3.00mlのトルエン中0.2
0gのL704、4-メチルフタル酸0.10gおよびエタノール3.0
0mlを添加した。この混合物を湿潤厚4ミルに被覆し、8
0℃で5分間乾燥させた。
【0115】被覆フィルムの試料を、EG&Gセンシトメー
タにラッテン25、47Bおよび58フィルターおよび0〜3
連続密度ウェジを通して10-3秒露出した。ついで、この
試料を変形した3Mブランドのモデル71DS熱ブランケット
中で138℃において30秒間処理した。二酸化チタン層を
有する側を靴(Shoe)に向け、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムで保護した。前側上の画像受容層の上に被覆
された層、および裏側上の半透明層上に被覆された層を
スコッチ810テープを用いて画像受容層からピール除去
した。それぞれグリーン、ブルーおよびレッドに露出さ
れた領域に対応する領域においてマゼンタ、イエローお
よびシアン染料画像が画像受容層に転写されているのが
観察され、これらは良好なカラー分離を示していた。反
射デンシトメーターにおいて得られるセンシトメトリー
の結果を表1に示す。表1に示す値はそれぞれの露出の
ために5個の同一試料から得られた値の平均である。
【0116】
【表1】 a)AC2は、Dmin上0.60および0.20の密度点を結ぶライン
の傾き(当業者にγとしても知られる)である。b) 速度2は、Dmin上0.60の画像形成された光学密度に対
応する画像形成速度である。
【0117】
【実施例2】本実施例では本発明のカラー光熱写真用品
の調製を説明する。
【0118】透明ポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚さ0.076mm)を、シングルヘッドナイフコーターを用
いて連続パスにおいて被覆した。以下に示すように、前
表面を5層で被覆した。
【0119】第1パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中15重量%のビン
ス-3(ユニオンカーバイド社より得られるビニルクロリ
ドとビニルアセテートとの90:10コポリマー)18g、イソ
ブチルケタジン0.11g、およびテトラヒドロフラン7.00g
の混合物を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で5分間乾燥さ
せた。
【0120】第2パス ベヘン酸銀半セッケン(均質化法により調製されたエタ
ノール/トルエン9:1中固形分10%の1モルのベヘン酸
に対する1モルのベヘン酸銀)90.0g、エタノール400.0
g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2溶液8ml、ブトバ
TMB-7630.0g、10.0mlのエタノール中1.5gのフルオラ
TMFC431の混合物を調製した。この混合物25.0gに、10
0mlのメタノール中に0.01gの化合物Dの溶液1.0mlを添加
した。得られた混合物を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で
5分間乾燥させた。
【0121】第3パス テトラヒドロフラン中VC106PMTM/AYAFTM(90:10)の5重
量%溶液25.00g、メチルエチルケトン10.00gおよび1
(2H)-フタラジノン0.076gの混合物を湿潤厚3ミルで被
覆し、80℃で5分間乾燥させた。
【0122】第4パス ベヘン酸銀半セッケン(均質法により調製された9:1エ
タノール/トルエン中固形分10%の1モルのベヘン酸に
対する1モルのベヘン酸銀)の分散体205.0g、エタノー
ル285.0g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2の溶液6.0m
l、20mlのメタノール中0.45gのZnBr2の溶液9.0ml、ブト
バーTMB-72の26.0g、10.00mlのエタノール中1.0gのフル
オラドTMFC431の混合物を調製した。この混合物25.0gに
100mlのメタノール中0.02gの化合物Aの溶液1.00ml、2.0
0mlのトルエンおよび4.00mlのメタノール中0.30gの化合
物B、および4.00mlのメタノール中0.24gの1(2H)-フタ
ラジノンを添加した。この混合物を湿潤厚5ミルで被覆
し、80℃において5分間乾燥させた。
【0123】第5パス メタノール中に10重量%のCAPTM504-0.2および0.4%の
1(2H)-フタラジノンを含有する溶液を調製した。これ
を湿潤厚3ミルで被覆し、80℃において5分間乾燥させ
た。
【0124】フィルム基材の裏表面を以下に示す4層で
被覆した。
【0125】第1パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中15重量%のVYNS
-3溶液を湿潤厚3ミルに被覆し、80℃で5分間乾燥させ
た。
【0126】第2パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中25重量%のチタ
ノックス(Titanox)TM2160(NL化学社より得られる二酸化
チタン)および7.5重量%のVYNS-3を含有する溶液を湿潤
厚2ミルで被覆し、80℃で5分間乾燥させた。
【0127】第3パス ベヘン酸銀半セッケン(均質化法により調製した9:1の
エタノール/トルエン中固形分10%の1モルのベヘン酸
に対する1モルのベヘン酸銀)の分散体110.0g、エタノ
ール380.0g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2の溶液1
0.0ml、ブトバー TMB-72の26.0g、10.00mlのエタノール
中2.0gのフルオラドTMFC431の混合物を調製した。この
混合物25.0gに、200mlのトルエン/メタノール(3:1)中
0.005gの化合物Cの溶液1.00ml、3.00mlのトルエン中0.2
5gのL704を添加した。この混合物を湿潤厚4ミルに被覆
し、80℃で5分間乾燥させた。
【0128】第4パス メタノール/2-プロパノール(4:1)中に15%のCAPTM504
-0.2の溶液15.00g、ベンゾトリアゾール0.008g、3mlの
エタノール中0.150gの4-メチルフタル酸の混合物を湿潤
厚3ミルで被覆し、80℃において5分間乾燥させた。
【0129】被覆フィルムの試料を、EG&Gセンシトメー
タにラッテン25、47Bおよび58フィルターおよび0〜3
連続密度ウェジを通して10-3秒露出した。ついで、この
試料を変形した3Mブランドのモデル71DS熱ブランケット
中で138℃において30秒間処理した。二酸化チタン層を
有する側を靴に向けた。前側上の画像受容層の上に被覆
された層、および裏側上の半透明層上に被覆された層を
スコッチ810テープを用いて画像受容層からピール除去
した。それぞれグリーン、ブルーおよびレッドに露出さ
れた領域に対応する領域においてマゼンタ、イエローお
よびシアン染料画像が画像受容層に転写されているのが
観察され、これらは良好なカラー分離を示していた。反
射デンシトメーターにおいて得られるセンシトメトリー
の結果を表2に示す。表2に示す値はそれぞれの露出の
ために5個の同一試料から得られた値の平均である。
【0130】
【表2】 a)AC2は、Dmin上0.60および0.20の密度点を結ぶライン
の傾き(当業者にγとしても知られる)である。b) 速度2は、Dmin上0.60の画像形成された光学密度に対
応する画像形成速度である。
【0131】
【実施例3〜6】これらの実施例では本発明の画像形成
用品に用いられる半透明顔料層中の無機顔料の厚さおよ
び濃度の重要性を説明する。伝達スペクトロホトメータ
ーにおいて測定したフィルムの吸収は、各場合において
反射プリントが得られたことを示す。以下に示すよう
に、厚さ0.076mmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム基材を4層で被覆した。
【0132】第1パス メチルエチルケトン/トルエン(1:1)中15%のVYNS-3溶
液を湿潤厚3ミルで被覆し、80℃において5分間乾燥さ
せた。
【0133】第2パス 表3に示す量によりメチルエチルケトン/トルエン(1:
1)中チタノックスTM2160(NL化学社より得られる二酸化
チタン)VYNS-3、および界面活性剤を含有する溶液を湿
潤厚3ミルにおいて被覆し、80℃で5分間乾燥させた。
【0134】第3パス ベヘン酸銀半セッケン(均質化法により調製した9:1の
エタノール/トルエン中固形分10%の1モルのベヘン酸
に対する1モルのベヘン酸銀)の分散体110.0g、エタノ
ール380.0g、40mlのメタノール中0.72gのHgBr2の溶液1
0.0ml、ブトバーTMB-72の26.0g、10.00mlのエタノール
中1.0gのフルオラドTMFC431の混合物を調製した。この
混合物25.0gに、200mlのトルエン/メタノール(3:1)中
0.005gの化合物Cの溶液1.00ml、3.00mlのトルエン中0.2
0gのL704、およびメタノール3.00mlを加えた。この混合
物を湿潤厚4ミルで被覆し、80℃において5分間乾燥さ
せた。
【0135】第4パス CAP504-0.2の75.0g、メタノール340.0g、イソプロパノ
ール85.0g、4-メチルフタル酸5.0gおよびベンゾトリア
ゾール0.27gを湿潤厚3.0ミルで被覆し、80°Cで5分間
乾燥させた。実施例1で用いたものの代わりに以下の層
を用いた。ハイペルマー(Hypermer)TMPS3およびハイペ
ルマーTMB246はICI・スペシャルティ・ケミカルズ、ウ
ィルミントン、DE、より得られるポリマー界面活性剤で
ある。
【0136】
【表3】 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6 10%TiO2 12.5%TiO2 15.0%TiO2 20.0%TiO2チタノックスTM 2160 33.3g 42.9g 52.9g 75.0gヒ゛ンスTM 3 45.0g 45.0g 45.0g 45.0gハイヘ゜ルマーTM PS3 1.0g 1.3g 1.6g 2.25gハイヘ゜ルマーTM B246 1.7g 2.1g 2.6g 3.75gメチルエチルケトン 127.5g 127.5g 127.5g 127.5gトルエン 127.5g 127.5g 127.5g 127.5g 合計重量 336.0g 346.3g 357.1g 381.0g
【0137】反射デンシトメーターより得られるセンシ
トメトリーの結果を表4に示す。
【0138】
【表4】 視認面 被覆厚 (前) 実施例 Dmin Dmin 吸収 3 2ミル 0.23 1.97 0.45 3ミル 0.20 1.51 0.52 4ミル 0.18 1.12 0.57 4 2ミル 0.24 1.88 0.46 3ミル 0.21 1.27 0.57 4ミル 0.18 0.86 0.65 5 2ミル 0.23 1.76 0.51 3ミル 0.21 1.35 0.54 4ミル 0.16 0.60 0.69 6 2ミル 0.18 1.23 0.56 3ミル 0.14 0.64 0.64 4ミル 0.13 0.37 0.75
【0139】クレームにより定義される本発明の精神ま
たは視野から逸脱することなく上述の開示より適当な変
形および改変が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様の画像形成用品の断面図
である。
【図2】 本発明の他の実施態様の画像形成用品の断面
図である。
【図3】 本発明の好ましい実施態様の画像形成用品の
断面図である。
【符号の説明】
1…透明支持体、 2、7…画像受容層、 3…第1ドライシルバー層、 4…中間層、 5…第2ドライシルバー層、 6、10…保護層、 8…半透明層 9…第3ドライシルバー層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 卓三 アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2主要基材表面を有する透
    明支持体を有する画像形成用品であって、該第1主要基
    材表面がその上に順に被覆された、画像受容層;ストリ
    ップ可能に接着されたドライシルバー層;中間層;およ
    び第2ドライシルバー層;を有し、該第2主要基材表面
    がその上に順に被覆された、画像受容層;半透明層;お
    よび第3ドライシルバー層を有する画像形成用品。
  2. 【請求項2】 第1および第2主要支持表面を有する透
    明基材を有する画像形成用品であって、該第1主要基材
    表面がその上に順に被覆された、画像受容層;およびス
    トリップ可能に接着された第1ドライシルバー層;を有
    し、そして該第2主要基材表面が、その上に順に被覆さ
    れた、画像受容層;半透明層;第2ドライシルバー層;
    中間層;および第3ドライシルバー層を有する画像形成
    用品。
  3. 【請求項3】 1主要表面上に順に被覆された、画像受
    容層;隠蔽層;第1ドライシルバー層;中間層;第2ド
    ライシルバー層;中間層;および第3ドライシルバー層
    を有する透明基材を有する画像形成用品。
JP5175393A 1992-07-16 1993-07-15 画像形成用品 Pending JPH06166278A (ja)

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