JPH06133739A - 練り製品の連続加熱装置 - Google Patents

練り製品の連続加熱装置

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JPH06133739A
JPH06133739A JP4287656A JP28765692A JPH06133739A JP H06133739 A JPH06133739 A JP H06133739A JP 4287656 A JP4287656 A JP 4287656A JP 28765692 A JP28765692 A JP 28765692A JP H06133739 A JPH06133739 A JP H06133739A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は練り製品を効率良く加熱して、所定
の形状の練り製品を歩留り良く加熱し得るようにするこ
とを目的とする。 【構成】 それぞれループ状となった金属製の第1電極
ベルト14と第2電極ベルト14aを有している。これ
らの第1電極ベルト14は対をなすローラ12、13に
掛け渡され、第2電極ベルト14aは対をなすローラ1
2a、13aに掛け渡されている。それぞれの電極ベル
トは通電用外表面相互を練り製品挟持用の間隔を隔てて
配置されている。そして、ローラに接触する給電部材1
8を介して練り製品Pには電流が供給されるようになっ
ている。それぞれループ状となった第1搬送体44と第
2搬送体44aに電極板45、45aを所定の間隔毎に
取付けるようにしても良く、この場合には、それぞれの
電極板の内面に接触させて給電部材54、54aが配置
されている。この場合には、電圧値等を給電部材同志で
相違させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚肉等を素材とした練り
製品をこれに通電することによってジュール熱により加
熱するようにした練り製品の連続加熱装置に関し、特
に、練り製品を加熱する電極部材に対して電流を供給す
る給電装置を有する練り製品の連続加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒲鉾等の練り製品は、通常、魚肉等を調
味料と共にすり潰して形成したペーストを、それぞれの
製品に応じた所定の形状に成形した後に、製品つまり食
品の保形と殺菌を行なうために加熱している。この加熱
には、多くの場合蒸煮法が用いられており、水蒸気によ
って練り製品を加熱するようにしている。この方式では
加熱に時間を要することから、短時間で所望の加熱を行
なうべく、練り製品に通電してジュール熱によって加熱
する方式が採用されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ジュール熱により製品
を加熱する方式にあっては、相互に接近離反する2つの
電極板の間に配置し、導電性を有する練り製品に両電極
板を用いて通電するようにしている。しかし、この方式
では、1回分の加熱が終了したならば、製品を電極板の
間から排出して次の製品の加熱を行なう必要があり、い
わばバッチ式であって連続的に練り製品の加熱を行なう
ことができない。そこで、ループ状に形成された金属製
のベルトにより2つの電極を形成し、これらの電極ベル
トの間に練り製品を挟持して搬送しながら練り製品を連
続的に搬送する加熱装置が開発されている。
【0004】従来のこのような連続加熱装置にあって
は、それぞれの電極ベルトに対して電流を供給するため
に、給電部材を電極ベルトの内面側に直接接触させるよ
うにしている。したがって、従来の連続加熱装置にあっ
ては、給電部材が電極ベルトに局所的に接触するため
に、電極ベルトが撓むことがあり、電極ベルトが撓む
と、ベルト相互間の間隔が変化することになる。その結
果、電極ベルト相互間の距離に対応した練り製品の幅が
変化することになり、寸法が正確となった練り製品を製
造することができなくなるという問題点が発生した。ま
た、給電部材を電極ベルトに接触させるようにすると、
給電部材と電極ベルトとの接触によりこれらが摩耗して
摩耗粉が発生することがあり、これを除去するために電
極ベルトの全面を掃除する必要があり、その除去作業が
容易でないという問題点があった。
【0005】本発明はジュール熱を利用して練り製品を
搬送しながら連続的に加熱して、効率良く寸法精度が高
い練り製品を製造し得るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、相互に所定の間隔を隔てて配置され対をな
す2つの金属製の第1ローラに、ループ状の金属製材料
よりなる第1電極ベルトを掛け渡すと共に、相互に所定
の間隔を隔てて配置され対をなす2つの金属製の第2ロ
ーラに、ループ状の金属製材料よりなる第2電極ベルト
を掛け渡し、前記第1電極ベルトと前記第2電極ベルト
をこれらの電極ベルトの通電用外周面相互を練り製品挟
持用の所定の間隔を隔てて配置し、電源に接続された第
1給電部材を前記第1ローラに摺動自在に接触させると
共に、電源に接続された第2給電部材を前記第2ローラ
に摺動自在に接触させ、前記第1電極ベルトと前記第2
電極ベルトとの間に配置された練り製品を前記第1ロー
ラと前記第2ローラとを介して通電加熱するようにした
ことを特徴とする練り製品の連続加熱装置である。ま
た、本発明はそれぞれループ状となった第1搬送体と第
2搬送体とを相互に隣接して配置し、前記第1搬送体に
搬送方向に所定の間隔毎に第1電極板を設けると共に前
記第2搬送体に搬送方向に所定の間隔毎に第2電極板を
設け、前記第1電極板の通電用外表面と前記第2電極板
の通電用外表面との間に練り製品を挟持する所定の間隔
を形成し、複数の前記第1電極板の前記通電用外表面に
対して反対側の内面に接触すると共に電源に接続された
第1給電部材を、前記第1搬送体に沿って伸ばして配置
し、前記複数の第2電極板の通電用外表面に対して反対
側の内面に接触すると共に電源に接続された第2給電部
材を、前記第2搬送体に沿って伸ばして配置し、それぞ
れの前記第1電極板と第2電極板との間に配置された練
り製品を通電加熱するようにしたことを特徴とする練り
製品の連続加熱装置である。
【0007】
【作用】練り製品は第1電極ベルトと第2電極ベルトと
の間に挟持されて搬送されながら通電される。このと
き、それぞれの電極ベルトに対しては、電極ベルトが掛
け渡された第1ローラと第2ローラとを介して、電源か
ら電流が供給されることになるので、電極ベルトは搬送
時に変位ないし変形することなく、全ての練り製品を所
望の寸法を維持しながら搬送加熱することになる。
【0008】また、それぞれループ状となった第1搬送
体と第2搬送体とに電極板を取付けるようにした加熱装
置にあっては、それぞれの電極板の内面に接触する通電
部材から電流が供給される。これにより、電極板が搬送
体によって搬送される位置が通電部材により規制される
ことになり、電極板の通電用外表面相互の間隔が所定の
間隔に維持される。
【0009】
【実施例】以下、図示する実施例に基いて本発明を詳細
に説明する。図1〜図3は本発明の一実施例に係る練り
製品の連続加熱装置の基本構造を示す。図示する場合に
は、練り製品Pとしては蒲鉾が使用されている。加熱前
の蒲鉾は、図2に示されるように、所定の形状の板Qの
上に、ペーストを盛り付けて形成されている。この練り
製品Pを所定の間隔毎に搬送するために、ベルトコンベ
ア11が設けられており、このベルトコンベア11は表
面が水平となっている。このベルトコンベア11の一方
側に隣接させて、回転中心軸がそれぞれ垂直方向を向い
た2つの第1ローラ12、13が相互に所定の間隔を隔
てて対をなして回転自在に配置されている。これらのロ
ーラ12、13にはループ状に形成され金属材料よりな
る第1電極ベルト14が掛け渡されている。
【0010】ベルトコンベア11の他方側には、前述し
たローラ12、13に対応する位置に、第2ローラ12
a、13aが対をなして回転自在に配置されており、こ
れらのローラ12a、13aには、第1電極ベルト14
と同様にループ状に形成され金属材料よりなる第2電極
ベルト14aが掛け渡されている。第1電極ベルト14
の外表面のうち、第2電極ベルト14aに対向する面は
通電用外表面15となっており、同様に第2電極ベルト
14aのうち、第1電極ベルト14に対向する面は通電
用外表面15aとなっている。そして、これらの通電用
外表面15、15aの相互間の距離は、練り製品Pを挟
持するために、練り製品Pの寸法にほぼ対応した寸法と
なっている。
【0011】第1電極ベルト14の図1における右方に
は、図3及び図4に示されるように供給ロール20が着
脱自在に設けられており、この供給ロール20には透水
性フィルム21が巻き付けられている。この透水性フィ
ルム21は、例えばセロファン、紙、布、不織布等のよ
うに水分を吸収する性質を有する薄膜であれば、どのよ
うなものでも良く、通常、親水性フィルム、吸水性フィ
ルム、或いは保水性フィルム等とも言われる種々のフィ
ルム材や膜材を用いることができる。この明細書におい
ては、これらのフィルムを総称して、透水性フィルムと
述べている。この透水性フィルムの幅は、電極ベルト1
4、14aの幅とほぼ同様に設定されている。
【0012】供給ロール20から繰り出された透水性フ
ィルム21は、ガイドローラ22〜27によって案内さ
れて、巻き取りロール28に巻き取られることになる。
巻き取りロール28には図示しない駆動源が連結されて
おり、第1電極ベルト14の搬送速度に同期した速度で
透水性フィルム21は、第1電極ベルト14に接触した
状態で搬送される。同様に、第2電極ベルト14aに
も、この表面に接触した状態で搬送される透水性フィル
ム21aが配置されている。この透水性フィルム21a
を搬送するための部材は、透水性フィルム21を搬送す
るための部材と同様に構成されている。図4に示される
ように、ガイドローラ23は、給水槽29内に設けられ
ており、この給水槽29内には、水が収容されている。
したがって、透水性フィルム21には、この中を通過す
るときに、水分が供給される。ただし、この給水手段と
しての給水槽29に代えて、スプレイ等により水分を透
水性フィルム21に吹き付けるようにしても良い。この
ようにスプレイ等により水分を供給する場合には、それ
ぞれの電極ベルト14、14aの外周にループ状の透水
性フィルムを設けるようにすることが可能となる。
【0013】尚、それぞれの電極ベルト14、14aの
外表面全体に窒化処理したり、コーティング材料を溶射
したり、或いは吸水性樹脂を塗布することにより、前述
した透水性フィルム21、21aを用いないようにする
ことも可能である。
【0014】図5は2つの第1ローラ12、13の一方
のローラ12を示す図であり、このローラ12は、支持
軸17aとその外周に嵌合され樹脂等の絶縁製部材から
なるスリーブ17bとその外周に嵌合された金属製のス
リーブ17cにより形成されている。このように支持軸
17aと金属製のスリーブ17cとの間に絶縁性のスリ
ーブ17bを有する構造は、他の第1ローラ13及び2
つの第2ローラ12a、13aも同様となっている。
【0015】ローラ12の外周部に設けられた金属製の
スリーブ17cには、図5(A)に示されるように、そ
の端面に給電部材18が摺動自在に接触し、この給電部
材18にはケーブル19を介して図示しない電源に接続
されている。このローラ12に対応する第2ローラ12
aも同様の構造となっており、他のローラ13、13a
も同様の構造となっており、4つのローラそれぞれに、
給電部材18が接触している。給電部材18としては、
銅や銅合金等の金属やカーボン等のように導電性を有す
る部材であれば、どのような部材を用いても良い。
【0016】したがって、上述した加熱装置にあって
は、給電部材18を電極ベルト14、14aに直接接触
させることなく、ローラに接触させて、ローラ及び電極
ベルトを介して練り製品Pに電流を供給するようにした
結果、給電部材18によって電極ベルトが撓んだり変形
することがなくなり、練り製品の形状を所望の形状にす
ることが可能となるだけでなく、給電部材18とローラ
との接触により摩耗粉が発生しても、その除去が容易と
なる。
【0017】図5(B)はスリーブ17cの端部に環状
の溝17dを形成し、この溝17dの内周面に給電部材
18を摺動自在に接触させた場合を示す図であり、図5
(C)はローラ12の長さを電極ベルト14の幅よりも
大きな寸法に設定し、ローラ12のうち、電極ベルト1
4が掛けられていない部分に給電部材18を接触させた
場合を示す。更に、それぞれのローラの構造としては、
ローラの軽量化を達成するために、中空の金属製スリー
ブの両端に樹脂製の端板を取付け、これらの端板を貫通
させて支持軸を取付けるようにしても良い。
【0018】図1に示される加熱装置は、蒲鉾を加熱す
るためのものである。板を有しない練り製品の場合であ
って、比較的薄く成形された練り製品を加熱する場合に
は、図6に示される加熱装置が使用される。前記実施例
における電極ベルト14、14aの表面が垂直となって
いるのに対して、図6に示された加熱装置は、水平とな
っている。つまり、図6に示されるように、第1電極ベ
ルト14はループ状となった金属製の部材からなり、そ
れぞれ回転中心が水平となった第1ローラ12、13に
掛け渡されており、第2電極ベルト14aもループ状と
なった金属製の部材からなり、それぞれ回転中心が水平
となった第2ローラ12a、13aに掛け渡されてい
る。そして、第2電極ベルト14aは第1電極ベルト1
4の上側に配置されている。第1電極ベルト14の通電
用外表面15と、第2電極ベルト14aの通電用外表面
15aとの間は、練り製品Pの幅に対応した隙間が形成
されるようになっている。
【0019】この隙間内に、所定の形状に成形された練
り製品Pを搬入するために、搬入コンベア30が両電極
ベルト14、14aの上流側に配置され、下流側には搬
出用コンベア31が配置されている。
【0020】図6に示される加熱装置にあっても、図5
(A)〜図5(C)に示されるように、ローラに摺動接
触する給電部材18によりローラ及び電極ベルトを介し
て練り製品Pに対して通電がなされるようになってい
る。尚、図6に示される加熱装置においても、図1〜図
4に示した加熱装置と同様に、透水性フィルムを用いる
ようにしても良く、その透水性フィルムを搬入コンベア
30から下側の電極ベルト14を経て搬出用コンベア3
1にまで伸ばして設けるようにしても良い。また、図6
に示されるタイプの加熱装置は、それぞれの電極ベルト
14、14aにより練り製品Pを水平方向に搬送しなが
ら練り製品を加熱するようにしているが、練り製品を上
下方に搬送しながら加熱するように、電極ベルト14、
14aを上下方向を向けて配置するようにしても良い。
【0021】図7〜図9は本発明の更に他の実施例に係
る練り製品の連続加熱装置を示す図である。図示される
ように、2つのスプロケット41、42が所定の間隔を
隔てて、それぞれ垂直方向の回転中心軸周りに回転する
ように配置されており、これらのスプロケット41、4
2にはループ状のチェーン43が掛け渡され、第1搬送
体44が形成されている。そして、チェーン43には所
定の間隔毎に多数の第1電極板45が、図8に示される
ように、絶縁材からなる連結部材46を介して取付けら
れている。同様に、スプロケット42に隣接して配置さ
れたスプロケット42aと、スプロケット41に隣接し
て配置されたスプロケット(図示省略)には、ループ状
のチェーン43aが掛け渡されて、第2搬送体44aが
形成されており、このチェーン43aには所定の間隔毎
に多数の第2電極板45aが絶縁材からなる連結部材4
6aを介して取付けられている。第1電極板45と第2
電極板45aは、相互に対向し合った状態で搬送体4
4、44aにより搬送され、両電極板45、45aの通
電用外表面47、47aの間には、練り製品を挟持する
隙間が形成されている。
【0022】第1搬送体44と第2搬送体44aの間の
下方には、両搬送体44、44aに沿ってチェーンコン
ベア51が設けられており、このチェーンコンベア51
には、搬送方向に隣り合う両電極板に対応して、練り製
品Pを保持するための串52が着脱自在に装着されるよ
うになっている。練り製品Pは予め手動あるいは自動的
に串52が差し込まれた状態となって、ホルダー53に
形成された穴に串52を装着することにより、チェーン
コンベア51に取付けられる。このチェーンコンベア5
1及び2つの搬送体44、44aはそれぞれ矢印で示さ
れる方向に移動するので、図6において右方向の位置で
練り製品Pに差し込まれた串52をチェーンコンベア5
1に装着すると、練り製品Pは矢印で示される方向に搬
送されながら、両側の電極板45、45aにより通電加
熱される。
【0023】第1搬送体44に取付けられた第1電極板
45の通電用外表面47に対して反対側の内面48に接
触する金属製の部材54が、第1給電部材として搬送方
向に沿って伸びて配置されている。同様に、第2電極板
54aの通電用外表面47aに対して反対側の内面48
aに接触する金属製の部材54aが、第2給電部材とし
て搬送方向に沿って伸びて配置されている。電極板4
5、45aはそれぞれの上端部でチェーン43、43a
に取付けられているが、それぞれの給電部材54、54
aはそれぞれ電極板45、45aの内面の下側部分に接
触するようになっているので、これらの給電部材47、
47aは電極板45、45aの搬送位置を規制する案内
部材としても機能する。
【0024】図7〜図9に示される加熱装置は、それぞ
れの搬送体44、44aに沿って1本の給電部材が配置
されるようになっているが、このタイプの加熱装置にあ
っては、図10に示されるように、搬送方向に沿って複
数本の給電部材を配置するようにしても良い。この場合
には対をなす第1電極板と第2電極板との間に供給され
る電流値や電圧値を、搬送方向の位置に応じて変化させ
ることができる。
【0025】このように、多数の電極板を搬送体に取付
けるようにしたタイプの加熱装置にあっては、スプロケ
ットの回転中心を水平に設置し、チェーンコンベア51
を除去すれば、図6に示された加熱装置に類似した加熱
装置となる。更に、このタイプの加熱装置にあっても、
上下方向に練り製品を搬送するようにすることも可能で
あり、また、透水性フィルムを使用することも可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電極ベ
ルトが掛け渡されたローラに給電部材を接触させて、ロ
ーラと電極ベルトを介して練り製品に電流を供給するよ
うにしたので、給電部材によって電極ベルトが変形する
ことなく、高品質の練り製品を製造することができると
共に、給電部材と電極ベルトとの接触により摩耗粉が発
生しても、それを容易に除去することができる。また、
搬送体に電極板を取付けて、その電極板に給電部材を接
触させるようにしたので、給電部材が電極の位置決め部
材としても機能することになり、所望の形状の練り製品
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例に係る練り製品の連続加熱
装置の基本構造を示す平面図、
【図2】は図1の一部を示す斜視図、
【図3】は図1に示された透水性フィルムに対する給水
手段を示す斜視図、
【図4】は図3の断面図、
【図5】は図1に示されたローラを示す断面図、
【図6】は本発明の他の実施例に係る加熱装置を示す断
面図、
【図7】は本発明の更に他の実施例に係る加熱装置を示
す斜視図、
【図8】は本発明の図6の要部を示す断面図、
【図9】は図7の9−9線に沿う断面図、
【図10】は本発明の更に他の実施例に係る練り製品の
連続加熱装置を示し、図8に対応した部分を示す断面図
である。
【符号の説明】
14…第1電極ベルト、14a…第2電極ベルト、1
5、15a…通電用外表面、18…給電部材、44…第
1搬送体、44a…第2搬送体、45…第1電極板、4
5a…第2電極板、47、47a…通電用電極、48、
48a…内面、54、54a…給電部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に所定の間隔を隔てて配置され対を
    なす2つの金属製の第1ローラに、ループ状の金属製材
    料よりなる第1電極ベルトを掛け渡すと共に、相互に所
    定の間隔を隔てて配置され対をなす2つの金属製の第2
    ローラに、ループ状の金属製材料よりなる第2電極ベル
    トを掛け渡し、前記第1電極ベルトと前記第2電極ベル
    トをこれらの電極ベルトの通電用外周面相互を練り製品
    挟持用の所定の間隔を隔てて配置し、電源に接続された
    第1給電部材を前記第1ローラに摺動自在に接触させる
    と共に、電源に接続された第2給電部材を前記第2ロー
    ラに摺動自在に接触させ、前記第1電極ベルトと前記第
    2電極ベルトとの間に配置された練り製品を前記第1ロ
    ーラと前記第2ローラとを介して通電加熱するようにし
    たことを特徴とする練り製品の連続加熱装置。
  2. 【請求項2】 それぞれループ状となった第1搬送体と
    第2搬送体とを相互に隣接して配置し、前記第1搬送体
    に搬送方向に所定の間隔毎に第1電極板を設けると共に
    前記第2搬送体に搬送方向に所定の間隔毎に第2電極板
    を設け、前記第1電極板の通電用外表面と前記第2電極
    板の通電用外表面との間に練り製品を挟持する所定の間
    隔を形成し、複数の前記第1電極板の前記通電用外表面
    に対して反対側の内面に接触すると共に電源に接続され
    た第1給電部材を、前記第1搬送体に沿って伸ばして配
    置し、前記複数の第2電極板の通電用外表面に対して反
    対側の内面に接触すると共に電源に接続された第2給電
    部材を、前記第2搬送体に沿って伸ばして配置し、それ
    ぞれの前記第1電極板と第2電極板との間に配置された
    練り製品を通電加熱するようにしたことを特徴とする練
    り製品の連続加熱装置。
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