JP2813153B2 - 筒状練り製品の加熱方法および加熱装置 - Google Patents

筒状練り製品の加熱方法および加熱装置

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JP2813153B2
JP2813153B2 JP7114404A JP11440495A JP2813153B2 JP 2813153 B2 JP2813153 B2 JP 2813153B2 JP 7114404 A JP7114404 A JP 7114404A JP 11440495 A JP11440495 A JP 11440495A JP 2813153 B2 JP2813153 B2 JP 2813153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚肉等を素材とし筒状
に成形された練り製品を加熱する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】魚肉等を素材として中心部に貫通孔を有
する筒状の練り製品を製造する場合には、魚肉を調味料
等とともにすり潰して形成されたペーストを棒材に付着
させ、これをガスや電気等を加熱源として用いて加熱す
るようにしている。
【0003】筒状の練り製品を加熱する際には、従来で
は棒材をコンベアに取り付けて搬送しながらガスや電気
等により練り製品の外周面から加熱するようにしてお
り、急激に高い温度で加熱すると、表面にこげめが形成
されても内部にまで充分に加熱されないことがあるの
で、コンベアの搬送距離を長くして徐々に加熱温度を高
めるようにして加熱する必要がある。
【0004】加熱が終了した後には、棒材を練り製品か
ら抜き取ることにより、中心部に貫通孔を有する竹輪等
の筒状の練り製品が製造されることになるが、練り製品
が棒材に食い付いた状態となっており、棒材を抜き取る
際に練り製品は短くなる方向に収縮する傾向がある。特
に、加熱し過ぎると練り製品が棒材に強く食い付く傾向
が強くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来では
筒状の練り製品を加熱するために、加熱に要するガスや
電気等の温度管理が容易でないばかりか、加熱のために
比較的大きな設備を用いることが必要となり、しかも加
熱終了までに時間がかかり、練り製品の生産性を向上さ
せる上でネックとなっているという問題点があった。
【0006】そこで、本発明者は、筒状の練り製品を迅
速に加熱し得るようにする技術について検討し、筒状の
練り製品にその貫通孔を形成するための棒材を電極とし
て用いて通電することにより、練り製品自体にジュール
熱を発生させて加熱する実験を行った。
【0007】その結果、練り製品に貫通孔を形成するた
めの棒材を電極として利用すると、その部分から電力が
供給されることになり、棒材に近い部分においても充分
に所望の温度まで加熱することができ、しかも棒材の表
面に水分を保つことができることから、加熱終了後に棒
材つまり電極を練り製品から容易に抜き取ることができ
ることが判明した。従来のように、金属製の棒材に練り
製品を付着した状態で練り製品の外部からガスや電気等
により加熱する場合には、練り製品のうち棒材に接触す
る部分にまで充分に加熱しにくく、棒材の近傍の部分に
まで充分に加熱するためにガスや電気等による温度管理
が容易でなかったが、ジュール熱を練り製品自体に発生
させてこれを加熱するようにすると、練り製品の貫通孔
の部分をも充分に所望の温度まで短時間で加熱できるこ
とが判明した。
【0008】本発明の目的は、筒状の練り製品の貫通孔
を形成するための棒材を電極として利用し、練り製品自
体にジュール熱を発生させて加熱することにより、短時
間で効率良く高品質の筒状練り製品を加熱し得るように
することである。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の筒状練り製品の加熱方
法は、練り製品が筒状に成形されて付着された導電性の
棒状の第1電極と練り製品の外周面に接触する導電性の
第2電極とを、練り製品を回転させるように相対移動さ
せながら、第1電極と第2電極とに電力を供給して筒状
の練り製品をジュール熱により加熱するようにしたこと
を特徴とする。
【0012】また、本発明の筒状練り製品の加熱方法
は、練り製品が筒状に成形されて付着された導電性の棒
状の第1電極を、練り製品の外周面に第2電極を接触さ
せた状態で練り製品を回転させるように搬送しつつ、第
1電極と第2電極とに電力を供給して練り製品にジュー
ル熱を発生させて練り製品を加熱する予備加熱工程と、
ガスや電気等を熱源として加熱された熱媒体に向けて第
1電極を用いて練り製品を搬送して加熱媒体により練り
製品の外周面を加熱する仕上げ加熱工程と、第1電極を
練り製品から抜き取って第1電極の外周面に対応した形
状の貫通孔を有する練り製品を取り出す分離工程とを有
することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の筒状練り製品の加熱装置
は、練り製品が筒状に成形されて付着される導電性の棒
状の第1電極を回転自在に支持しつつ搬送する製品搬送
手段と、前記練り製品の外周面に接触する導電性の第2
電極と、前記製品搬送手段により搬送される前記第1電
極を前記練り製品とともに回転させる回転手段と、前記
第1電極と前記第2電極とに電力を供給する電力供給手
段とを有することを特徴とする。第2電極はそれを導電
性の板材としても良く、導電性の無端ベルトとしても良
く、さらには、チェーンなどの搬送部材とこれの搬送移
動方向に対して横方向に取り付けられて練り製品の外周
面に接触する複数の導電性板材とからなるループ状とし
ても良い。
【0014】そして、本発明の筒状練り製品の加熱装置
は、導電性材料からなる円筒形状の電極ドラムと、この
電極ドラムの両側に配置され、練り製品が付着される棒
状の電極を支持するブラケットが設けられた製品搬送用
ドラムと、前記棒状の電極の両端部を前記製品搬送用ド
ラムとの間で挟み付けて前記棒状の電極を回転させる回
転用ベルトと、前記棒状の電極と前記電極ドラムとに電
力を供給する電力供給手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】上記構成の筒状練り製品の加熱方法にあって
は、練り製品に貫通孔を形成するための棒状の第1電極
を練り製品とともに回転させながら、練り製品を回転さ
せる第1電極を利用して練り製品に通電がなされる。こ
れにより、練り製品にはジュール熱が発生して練り製品
が加熱される。このジュール熱により練り製品の予備的
加熱が終了した後に、練り製品の外周面から熱媒体によ
り加熱することにより、練り製品の表面にこげめが付け
られる。
【0016】また、上記構成の筒状練り製品の加熱装置
にあっては、棒状の第1電極を搬送手段で搬送すること
により、練り製品を連続的に効率良く加熱することがで
きる。さらに、練り製品は回転手段により回転されるの
で、練り製品全体に通電することができ、練り製品全体
を所望の状態に加熱することができる。そして、第2電
極を無端ベルトとしたり、ループ状としたり、ドラム状
とすることにより、第2電極のうち通電に使用されない
部分を通電時に付着した異物の除去領域として利用する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0018】図1は本発明の筒状練り製品の加熱方法を
具体化した加熱装置の全体構成を示す概略工程図であ
り、図2はその一部を示す斜視図である。
【0019】図2に示すように、ステンレスやチタン等
の金属からなる導電性の棒状の第1電極1には、予め魚
肉等を素材とするペースト状の練り製品2が付着されて
いる。第1電極1に対する練り製品2の付着は、所定の
厚みを有する四辺形に成形された練り製品を第1電極1
に巻き付けることによりなされ、これにより筒状の練り
製品2が形成される。このように1本の第1電極1に1
つの練り製品2を付着する際には、図2に示すように第
1電極1の両端部を練り製品2の両端部から突き出させ
るようにする。
【0020】練り製品2が付着された第1電極1は、搬
送手段としてのローラチェーン型のチェーンコンベアつ
まり製品搬送用コンベア3に所定の間隔毎に複数装着さ
れて、この製品搬送用コンベア3により第1電極1を利
用して練り製品2は自動的に搬送される。図示するよう
に、製品搬送用コンベア3の下側には、第1電極1と同
様の金属からなる導電性の板状の第2電極4が設けられ
ており、製品搬送用コンベア3に装着された練り製品2
の外周面が第2電極4の表面に接触するようになってい
る。製品搬送用コンベア3に対してはこれに取り付けら
れた絶縁性の支持部材3aを介して第1電極1が回転自
在に支持されており、製品搬送用コンベア3によって第
1電極1が搬送されると、練り製品2の外周面と第2電
極4との接触により練り製品2は第1電極1とともに回
転しながら搬送される。このように、図示する加熱装置
では、製品搬送用コンベア3が製品搬送手段と第1電極
1を回転させる回転手段とを兼ねている。
【0021】第2電極4の上方に位置するそれぞれの第
1電極1の両端部の少なくとも一方端には、導電製の押
圧部材5が接触するようになっており、この押圧部材5
を介してそれぞれの第1電極1は電源ユニット6に電気
的に接続され、第2電極4も電源ユニット6に電気的に
接続されている。この電源ユニット6からは第1電極1
と第2電極4とに対して、たとえば5〜400kHz程度
の高周波電圧が供給され、それぞれの練り製品2には所
定の時間電力が供給される。供給される時間は、第2電
極4の長さと製品搬送用コンベア3の搬送速度によって
設定される。なお、押圧部材5を給電用の部材として用
いることなく、支持部材3aの部分からそれぞれの第1
電極1に給電するようにしても良い。その場合には製品
搬送用コンベア3に対して絶縁部材を介して支持部材3
aを取り付けるようにしても良く、あるいは製品搬送用
コンベア3に給電ブラシを接触させて第1電極1に電力
を供給するようにしても良い。
【0022】練り製品2に通電すると、練り製品2内に
おいて第1電極1と第2電極4との間の最短距離の部分
に電流が流れることになるが、練り製品2は第2電極4
の上を回転しながら搬送されることから、電流が流れる
位置が時々刻々と変化して、結果的に練り製品2の全体
に放射状に電流が流れて練り製品2の全体が発熱してジ
ュール熱により加熱されることになる。
【0023】製品搬送用コンベア3は加熱炉7内を貫通
しており、この加熱炉7内にはガスや電気等を加熱源8
としてこれにより高温雰囲気となっており、この高温雰
囲気を熱媒体としてそれぞれの練り製品2は外周面から
加熱される。この熱媒体により練り製品2の外周面が加
熱される温度は、ジュール熱により練り製品2自体が加
熱される温度よりも高い温度に設定されており、練り製
品2の外周面には、こげめが付けられる。したがって、
図1に示す場合には、練り製品2自体をジュール熱によ
り発熱させて加熱する部分が予備加熱工程となってお
り、加熱炉7の部分は外周面を加熱する仕上げ加熱工程
となっている。外周面にこげめを付けることが不要な食
品に対しては、加熱炉7において加熱することなく製品
化するようにしても良い。
【0024】加熱炉7を通過した後の練り製品2は、図
1に示す終了端9において製品搬送用コンベア3から取
り外され、分離工程10において、第1電極1が練り製
品2から抜き取られて練り製品2が取り出されることに
なる。これにより、竹輪のように中心部に貫通孔を有す
る練り製品2の製造作業が終了する。なお、図示する場
合には、練り製品2の加熱装置から加熱炉7の貫通まで
を1つの製品搬送用コンベア3によって行っているが、
別々の製品搬送コンベアを用いても良い。
【0025】実験によれば、練り製品2自体に通電する
ことによりこれを加熱するようにすると、第1電極1と
練り製品2との間に通電終了後も充分に水分が残り、仕
上げ加熱が終了した後に、第1電極1を練り製品2から
抜き取る際に、練り製品2を変形や圧縮させる程度の力
を加えることなく、容易に練り製品2を第1電極1から
分離させることができることが判明した。
【0026】図2に示す場合には、製品搬送手段として
はローラチェーン型の製品搬送用コンベア3が使用され
ており、この製品搬送用コンベア3には所定の間隔毎に
第1電極1を回転自在に支持するための支持部材3aが
取り付けられ、それぞれの第1電極1の端部に接触する
押圧部材5によって練り製品2が搬送される際における
上下方向の位置が規制されることになり、第1電極1と
練り製品2の自重に加えて、押圧部材5により練り製品
2は第2電極4に対して所定の押し付け力が加えられ
る。
【0027】そして、この押し付け力が加えられること
から、練り製品2は搬送されると、自動的に回転するこ
とになる。押圧部材5を用いない場合には、第1電極1
の自重のみによって練り製品2には所定の押し付け力が
加えられることになり、その場合には第1電極1に対す
る給電は、支持部材3aを介して行われる。
【0028】製品搬送用コンベア3の上側に支持部材3
aを取り付けることなく、下側に取り付けるようにして
も良い。その場合には、製品搬送用コンベア3の上面を
案内部材によって製品搬送用コンベア3の上下方向の位
置を規制することにより、練り製品2に対して所定の押
し付け力を加えることができる。
【0029】第1電極1に対する電力の供給は、図示す
るような押圧部材5を使用することなく、それぞれの第
1電極1に電源ユニット6を電気的に直接接続するよう
にしても良い。
【0030】図3は他のタイプの搬送手段を示す図であ
り、この搬送手段は螺旋状の溝15を有する2本のスク
リューコンベア16により構成されている。したがっ
て、このスクリューコンベア16にあっては、コンベア
軸17を回転させることによって、第1電極1はそれぞ
れの両端部が支持された状態で搬送される。
【0031】図4は本発明の他の実施例の加熱装置を示
す図であり、この場合には第2電極4が金属からなる導
電性の無端ベルトつまりエンドレスベルトにより形成さ
れている。この無端ベルト状の第2電極4は練り製品2
の長さに対応した幅を有しており、相互に所定の間隔を
以って位置する2つのローラ11,12に掛け渡されて
いる。一方のローラは図示しないモータにより回転され
る駆動側ローラとなっており、駆動側ローラを回転駆動
することにより、第2電極4は矢印で示す方向に移動す
ることになる。
【0032】練り製品2が付着された第1電極1は、無
端ベルト状の第2電極4の上側にこれに沿って平行に設
けられた製品搬送用コンベア3に支持部材13を介して
装着されるようになっており、この製品搬送用コンベア
3は矢印で示す方向に移動するようになっている。した
がって、それぞれ練り製品2が付着された棒状の第1電
極1を支持部材13に装着した状態で、製品搬送用コン
ベア3を駆動するとともに無端ベルト状の第2電極4を
駆動することにより、第2電極としての無端ベルト状の
第2電極4の表面に練り製品2の外周面が接触して練り
製品2は矢印で示す方向に回転することになる。第2電
極としての無端ベルト状の第2電極4とそれぞれの第1
電極1とには、図1に示す場合と同様に電源ユニット6
からの電力が供給される。
【0033】無端ベルト状の第2電極4の表面が移動す
る方向は、製品搬送用コンベア3が移動する方向と逆の
方向となっている。ただし、練り製品2を回転させるだ
けの速度差があれば、同方向に移動するようにしても良
い。
【0034】図4に示すように、透水性フィルム14が
無端ベルト状の第2電極4の表面に密着した状態で第2
電極4とともに搬送されるようになっている。この透水
性フィルム14は、たとえばセロファン、紙、布、不織
布等のように水分を吸収する性質を有する薄膜であれ
ば、どのようなものでも良く、通常、親水性フィルム、
吸水性フィルム、あるいは保水性フィルム等とも言われ
る種々のフィルム材や膜材を用いることができる。これ
らのフィルムを総称して、透水性と述べている。
【0035】この透水性フィルム14は、図4の右方向
に配置された供給ロールに巻き付けられており、図4の
左方向に巻き取るための巻取りロールを回転することに
より、矢印で示す方向に搬送される。供給ロールの下流
側には、図示しない給水部が設けられており、無端ベル
ト状の第2電極4の表面に接触する前に、予め透水性フ
ィルム14には水分が補給される。ただし、透水性フィ
ルム14を無端ベルト状の第2電極4の外周面に密着さ
せて第2電極4の表面を覆うように設けるようにしても
良い。
【0036】図4にあっては、練り製品2自体に電流を
流して練り製品2を加熱する部分のみが示されている
が、支持部材13によって練り製品2を仕上げ加熱工程
に搬送し、そこで練り製品2をその外周面から加熱する
ようにしても良い。
【0037】図5は図4の変形例であり、この加熱装置
は第2電極4と製品搬送用コンベア3の位置関係が上下
逆となっていることを除き、図4に示す加熱装置と同様
の構造である。同様に、図1および図2に示す加熱装置
にあっても、製品搬送用コンベア3と第2電極4の上下
関係を逆としても良い。なお、図4および図5に示す加
熱装置にあっては、図1および図2に示す場合と同様な
押圧部材5により、第1電極1の何れか一方の端部から
電力を供給するようにしても良く、あるいは直接第1電
極1に電力を供給するようにしても良い。
【0038】図1〜図5に示す実施例にあっては、製品
搬送用コンベア3が第1電極1を回転自在に支持しつつ
搬送する製品搬送手段と、第1電極を練り製品とともに
回転させる回転手段とを形成している。
【0039】図6〜図10は本発明の他の実施例である
加熱装置を示す図であり、この装置は複数の型材を接合
することによりほぼ直方体の形状に形成された枠体20
を有しており、この中央部には電極コンベア21が設け
られている。
【0040】この電極コンベア21は、枠体20にそれ
ぞれ水平に取り付けられて相互に平行となった駆動側軸
22と従動側軸23とを有し、駆動側軸22には2つの
スプロケット24が所定の間隔を隔てて固着され、従動
側軸23には2つのスプロケット25が所定の間隔を隔
てて固着されている。相互に対応し合うスプロケット2
4,25にはそれぞれローラチェーン型のチェーン26
が掛け渡され、図6および図9に示すように、チェーン
26には電極板としての長方形板状の多数の導電性板材
27が絶縁材料からなる連結部材28を介して取り付け
られている。したがって、この電極コンベア21はキャ
タピラ型のループ状のコンベアとなっている。
【0041】この電極コンベア21を駆動するために、
図6に示すように、駆動側軸22に固着された駆動用ス
プロケット30とモータ31のスプロケット32とには
チェーン33が掛け渡されている。
【0042】電極コンベア21の両側には、図7に示す
ように、製品搬送用コンベア34,35が配置されてい
る。製品搬送用コンベア34は、駆動側軸36に固定さ
れたスプロケット37aと、従動側軸38aに固定され
たスプロケット39aとに掛け渡されたチェーン41を
有し、製品搬送用コンベア35は駆動側軸36に固定さ
れたスプロケット37bと、従動側軸38bに固定され
たスプロケット39bとに掛け渡されたチェーン42を
有している。
【0043】チェーン41には、図6に示すように、連
結部材43を介して多数の支持プレート44aが取り付
けられ製品搬送用コンベア34が形成されており、それ
ぞれの支持プレート44aには図10に示すように、ほ
ぼV字形状の電極支持溝46が形成されたブラケット4
7が取り付けられている。作図の便宜上から、図7にあ
っては支持プレート44aのみが示され、ブラケット4
7は省略して示されている。
【0044】チェーン42には同様にして多数の支持プ
レート44bが取り付けられて製品搬送用コンベア35
が形成されており、それぞれの支持プレート44bは支
持プレート44aと同様の構造となっている。それぞれ
の製品搬送用コンベア35,36を同期して駆動するた
めに、図6に示すように、駆動側軸36に固着された駆
動用スプロケット48とモータ49のスプロケット50
とにはチェーン51が掛け渡されている。
【0045】第1電極1は、図7に示すように、両端部
がそれぞれ製品搬送用コンベア34,35に支持された
状態となってこれらの製品搬送用コンベア34,35に
より搬送される。第1電極1の両端部は図10に示すよ
うに、ブラケット47に形成された電極支持溝46によ
って回転自在に支持される。図7にあっては、1本のみ
の第1電極1が示されているが、製品搬送用コンベア3
4,35には所定の間隔毎に多数の第1電極1が載置さ
れて搬送される。
【0046】図7において実線で示す第1電極1には、
2つの練り製品2が付着されているが、二点鎖線で示す
ように1つの練り製品2を付着するようにしても良い。
第1電極1は2つの練り製品2を付着する場合と、1つ
の練り製品2を付着する場合とで相互に長さが相違して
いる。第1電極1の軸方向の位置を規制して練り製品2
の外周面全体が確実に電極コンベア21(第2電極)に
接触するように、枠体20には相互に接近離反移動自在
にガイド部材52,53が設けられている。ガイド部材
52,53をコンベアの搬送方向に対して横方向に移動
することによって、第1電極1の長さの相違に対応させ
て、第1電極1を案内することができる。
【0047】図6および図8に示すように、製品搬送用
コンベア34,35の上には、それぞれ絶縁性材料から
なる串回転ベルト54,55が設けられている。それぞ
れの串回転ベルト54,55は駆動側軸56に固定され
た駆動側プーリー57と従動側軸58に固定された従動
側プーリー59とに掛け渡されている。
【0048】串回転ベルト54,55を駆動するため
に、駆動側軸56に固定されたスプロケット61とモー
タ62のスプロケット63にはチェーン64が掛け渡さ
れており、このモータ62の駆動により2本の串回転ベ
ルト54,55が駆動されるようになっている。
【0049】製品搬送用コンベア34,35に支持され
た状態の第1電極1の端部にそれぞれの串回転ベルト5
4,55を押し付けるために、図8に示すように、枠体
20に取り付けられた支持部材65,66には、ピン6
7により揺動レバー68が複数本揺動自在に取り付けら
れ、それぞれの揺動レバー68の下端部には押圧ローラ
69が回転自在に装着されている。それぞれの揺動レバ
ー68の先端には引っ張りコイルばね70が連結されて
おり、引っ張りコイルばね70のばね力が押圧ローラ6
9に加えられ、この押圧ローラ69によって串回転ベル
ト54,55が第1電極1の端部に押し付けられる。
【0050】したがって、練り製品2が付着された第1
電極1は、両端部が製品搬送用コンベア34,35によ
って支持された状態でこれらのコンベア34,35によ
って搬送される。このとき、製品搬送用コンベア34,
35と電極コンベア21の搬送速度を同一とすれば、第
1電極1と電極コンベア21相互の相対移動速度が同一
となり、串回転用ベルト54,55の移動速度によって
設定された回転数で第1電極1は回転し、練り製品2は
電極コンベア21に対して滑り接触する。
【0051】一方、製品搬送用コンベア34,35の搬
送速度と電極コンベア21の搬送速度とを相違させる
と、練り製品2は電極コンベア21の導電性板材27に
対してころがり接触することになる。このとき、串回転
用ベルト54,55の移動速度と製品搬送用コンベア3
4,35の搬送速度とを相違させると、練り製品2は電
極コンベア21の表面をころがりながら滑ることにな
る。
【0052】製品搬送用コンベア34,35、電極コン
ベア21および串回転用ベルト54,55のそれぞれの
速度は、練り製品2の表面の仕上がり具合によって任意
に設定することができる。
【0053】棒状つまり串状の第1電極1は、図6の右
側からそれぞれの製品搬送用コンベア34,35のブラ
ケット47の上に載置され、製品搬送用コンベア34,
35によって左側に搬送されることになるが、主として
搬入端部と搬出端の部分で第1電極1を支持するため
に、電極コンベア21の両側には案内部材71,72が
配置されている。
【0054】案内部材71には、図9に示すように、電
極コンベア21の搬入端側に対応させて徐々に下向きに
傾斜した傾斜面71aと、急に傾斜した傾斜面71bと
が形成され、これよりも下流側にはほぼ水平となった水
平面71cとなっている。案内部材71にはさらに、電
極コンベア21の搬出端側に対応させて、下流側に向け
て上方に傾斜した傾斜面71dと、その下流側端部に連
なった水平面71eと、その下流端部に連なり下流側に
向けて下向きに傾斜した傾斜面71fとを有しており、
案内部材72にも同様の傾斜面と水平面とが設けられて
いる。
【0055】したがって、製品搬送用コンベア34,3
5によってこれの下流側端部にまで搬送された第1電極
1は、案内部材71,72により上方に移動されて練り
製品2の外周面は電極コンベア21から離れることにな
り、それぞれの案内部材71,72に案内されて加熱装
置から搬出される。また、搬入端の部分から搬入された
第1電極1は、まずは下流側に向けて下向きに傾斜した
傾斜面71aによって案内されながら、ブラケット47
の電極支持溝46に係合され、傾斜面71bの部分を案
内される過程で練り製品2の成形がなされる。第1電極
1がブラケット47により支持されて製品搬送用コンベ
ア34,35によって搬送される際には、水平面71c
は第1電極1には接触しなくなる。
【0056】搬出された練り製品2は、第1電極1に付
着された状態で、他のコンベアに持ち換えられて、図1
に示す加熱炉7に搬送される。
【0057】なお、図7に示されるように、製品搬送用
コンベア34,35の従動側軸38a,38bは、電極
コンベア21の従動側軸23よりも下流側に位置してお
り、従動側軸23とスプロケット25との干渉を避ける
べく、従動側軸23の軸受75を製品搬送用コンベア3
4,35の内側に位置させているが、製品搬送用コンベ
ア34,35の搬入側を電極用ベルト21の搬入端側よ
りも、図7において右側にせり出させることにより、従
動側軸23を駆動側軸22と同様の長さとすることがで
きる。
【0058】図8に示すように、第2電極を構成する所
定の数の導電性板材27に対して電力を供給するため
に、導電性板材27の背面に接触する給電部材76が設
けられ、所定の数の棒状の第1電極1に対しても図示し
ない給電部材により電力が供給される。これらの給電部
材76は、図1に示す場合と同様の電源ユニットに接続
されている。
【0059】この実施例のように、電極コンベア21に
よって第2電極を形成した場合には、この下側の部分は
練り製品2の通電に使用されていないので、通電時に導
電性板材27に付着した練り製品の一部などの異物を、
この部分を洗浄することで除去することができる。
【0060】図11は本発明のさらに他の実施例である
筒状練り製品の加熱装置を示す図であり、この場合に
は、水平となった回転中心Oを中心に矢印で示す方向に
回転する導電性の電極ドラム81により第2電極が形成
されている。この電極ドラム81の外周には図示しない
駆動部材が設けられており、第1電極1は駆動部材によ
り支持された状態で一点鎖線で示す位置を電極ドラム8
1の外周面に沿って電極ドラム81の回転方向とは逆の
方向に移動するようになっている。そして、それぞれの
棒状の第1電極1は、駆動部材により矢印で示す方向に
回転するようになっている。つまり、第1電極1は、電
極ドラム81の回転中心Oを中心として公転するととも
に自転する。
【0061】電極ドラム81の上側には長方形に成形さ
れた練り製品2aが載置されるようになっており、この
載置位置の近傍に第1電極1が搬入されるようになって
いる。電極ドラム81を図示するように時計方向に回転
し、それぞれの第1電極1を電極ドラム81の外周面に
沿ってこれの反時計方向に搬送しながら自転させると、
電極ドラム81の上に載置された長方形の練り製品2a
は、棒状の第1電極1に巻き付けられて自動的に筒状に
成形される。このようにして練り製品が筒状の練り製品
2となった状態のもとで、第1電極1と電極ドラム81
つまり第2電極とに電力を供給すると、筒状に成形し終
わった直後に練り製品2を加熱することができる。
【0062】電極ドラム81の下側に位置させてチェー
ンコンベア82が配置されており、このチェーンコンベ
ア82には電極ドラム81側から送られた練り製品2に
接触するストッパ83が設けられている。したがって、
電極ドラム81側から離れた練り製品2は、チェーンコ
ンベア82のストッパ83により押されて次の工程に搬
送される。なお、チェーンコンベア82に、それぞれの
ストッパ83の近傍に位置させて練り製品2の端面を切
り揃えるための図示しないブラシやカッターを配置し
て、次の工程に搬送しながら、練り製品2の端面を揃え
るようにしても良い。
【0063】図12〜図14図は、図11に示された加
熱装置の変形例である加熱装置を示す図である。図12
に示すように、第2電極を形成する電極ドラム81の両
側には製品搬送用ドラム86,87がほぼ水平方向の回
転中心軸を中心に回転自在に設けられており、それぞれ
の製品搬送用ドラム86,87には図14に示すように
ブラケット88が円周方向に所定の間隔で取り付けられ
ている。したがって、それぞれのブラケット88に両端
部を支持させて第1電極1を載置すると、両方の製品搬
送用ドラム86,87を同期させて同一方向に回転させ
ることにより、第1電極1は電極ドラム81に沿って搬
送される。
【0064】製品搬送用ドラム86,87に搬送される
第1電極1を回転させるために、第1電極1の端部に対
応させて串回転用ベルト91,92が巻き付けられてい
る。図13に示すように、棒状の第1電極1を加熱装置
に搬入するための搬入用コンベア93が設けられ、この
搬入用コンベア93の反対側には搬出用コンベア94が
配置されている。
【0065】したがって、練り製品2が付着されていな
い状態の第1電極1を搬入用コンベア93により搬入す
ると、第1電極1は製品搬送用ドラム86,87に設け
られたブラケット88に係合されることになり、製品搬
送用ドラム86,87を図13において反時計方向に回
転させることによって第1電極1は搬送される。
【0066】このとき、電極ドラム81を図13におい
て時計方向に回転駆動すると、第1電極1は図13にお
いて反時計方向に自転することになる。串回転用ベルト
91,92を図示しないモータにより駆動して矢印で示
す方向に移動させると、第1電極の自転方向および回転
数を規制することができる。
【0067】練り製品2は、図11に示す場合と同様
に、長方形に成形された状態で加熱装置に搬入されるよ
うになっており、図13に示すように、長方形の練り製
品2aは、電極ドラム81の上部に搬入される。搬入さ
れた長方形の練り製品2aは、自転しながら搬送される
第1電極1に付着して、これに自動的に巻き付けられた
状態となり、第1電極1と電極ドラム81とに供給され
る電力により練り製品2は通電される。
【0068】なお、練り製品2を予め第1電極1に巻き
付けた状態として、搬入用コンベア93から加熱装置に
搬入するようにしても良い。
【0069】練り製品2に対して通電がなされて、ジュ
ール熱により加熱された練り製品2は、搬出用コンベア
94から次の工程に搬送される。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0071】たとえば、図1〜図10に示すそれぞれの
実施例にあっては、練り製品2が付着された第1電極1
をいずれも水平状態に保持して搬送するようにしている
が、垂直状態に保持して搬送しながら、練り製品2を第
1電極1とともに回転させるようにしても良い。また、
図示する場合には練り製品2を水平方向に搬送するよう
にしているが、上下方向に搬送するようにしても良い。
そして、図4および図5に示す場合には、透水性フィル
ム14が用いられているが、図1、図2および図11に
示す場合にも、透水性フィルム14を使用するようにし
ても良い。その場合には、図1および図2に示す装置に
あっては、固定された第2電極4の表面にこれに沿って
滑らせるようにして、透水性フィルム14を搬送するこ
とになり、図11に示す装置にあっては、電極ドラム8
1の外周面全体に透水性フィルム14を巻き付けて電極
ドラム81と一体に回転させるようにしても良い。
【0072】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明を魚肉を素材とした練り製品を加熱するた
めに本発明を適用した場合を示すが、これに限定される
ものではなく、たとえば、豚肉や牛肉等を素材とした練
り製品や米の粉等を素材とした練り製品を加熱する場合
にも、本発明を適用することが可能である。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0074】(1).筒状の練り製品の貫通孔を形成するた
めの第1電極を利用して練り製品に通電することによ
り、練り製品は内部にまで所望の温度に加熱することが
可能となり、外側から練り製品を加熱する場合のように
加熱温度の管理に注意を払うことなく、効率良く練り製
品を加熱することができる。
【0075】(2).第1電極を利用して練り製品を通電す
ることにより、第1電極を練り製品から抜き取る際に練
り製品を変形させることなく、容易に抜き取ることがで
き、練り製品の製造を効率良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である筒状練り製品の加熱装
置を示す概略工程図である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】他のタイプの製品搬送用コンベアを示す斜視図
である。
【図4】本発明の他の実施例である加熱装置を示す正面
図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例である加熱装置を示
す正面図である。
【図6】本発明の他の実施例である加熱装置を示す一部
切り欠き側面図である。
【図7】図6の一部省略平面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿う矢視図であ
る。
【図9】電極コンベアと1つの製品搬送用コンベアを示
す斜視図である。
【図10】(a)は製品搬送用コンベアに設けられるブ
ラケットを示す斜視図であり、(b)は同図(a)の側
面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例である加熱装置を
示す断面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例である加熱装置の
基本構造を示す斜視図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】図12に示されたブラケットと製品搬送用ド
ラムの拡大図である。
【符号の説明】
1 第1電極 2,2a 練り製品 3 製品搬送用コンベア(製品搬送手段) 3a 支持部材 4 第2電極 5 押圧部材 6 電源ユニット 7 加熱炉 8 加熱源 9 終了端 10 分離工程 11,12 ローラ 13 支持部材 14 透水性フィルム 15 螺旋状の溝 16 スクリューコンベア 17 コンベア軸 20 枠体 21 電極コンベア(第2電極) 22 駆動側軸 23 従動側軸 24,25 スプロケット 26 チェーン 27 導電性板材 28 連結部材 30 駆動用スプロケット 31 モータ 32 スプロケット 33 チェーン 34,35 製品搬送用コンベア(製品搬送手段) 36 駆動側軸 37a,37b スプロケット 38a,38b 従動側軸 39a,39b スプロケット 41 チェーン 42 チェーン 43 連結部材 44a,44b 支持プレート 46 電極支持溝 47 ブラケット 48 駆動用スプロケット 49 モータ 50 スプロケット 51 チェーン 52,53 ガイド部材 54,55 串回転ベルト(回転手段) 56 駆動側軸 57 駆動側プーリー 58 従動側軸 59 従動側プーリー 61 スプロケット 62 モータ 63 スプロケット 64 チェーン 65,66 支持部材 67 ピン 68 揺動レバー 69 押圧ローラ 70 ばね 71,72 案内部材 75 軸受 76 給電部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 練り製品が筒状に成形されて付着された
    導電性の棒状の第1電極と前記練り製品の外周面に接触
    する導電性の第2電極とを、前記練り製品を回転させる
    ように相対移動させながら、前記第1電極と前記第2電
    極とに電力を供給して筒状の前記練り製品をジュール熱
    により加熱するようにしたことを特徴とする筒状練り製
    品の加熱方法。
  2. 【請求項2】 練り製品が筒状に成形されて付着された
    導電性の棒状の第1電極を、前記練り製品の外周面に第
    2電極を接触させた状態で前記練り製品を回転させるよ
    うに搬送しつつ、前記第1電極と前記第2電極とに電力
    を供給して前記練り製品にジュール熱を発生させて前記
    練り製品を加熱する予備加熱工程と、 ガスや電気等を熱源として加熱された熱媒体に向けて前
    記第1電極を用いて前記練り製品を搬送して前記熱媒体
    により前記練り製品の外周面を加熱する仕上げ加熱工程
    と、 前記第1電極を前記練り製品から抜き取って前記第1電
    極の外周面に対応した形状の貫通孔を有する前記練り製
    品を取り出す分離工程とを有することを特徴とする筒状
    練り製品の加熱方法。
  3. 【請求項3】 練り製品が筒状に成形されて付着される
    導電性の棒状の第1電極を回転自在に支持しつつ搬送す
    る製品搬送手段と、前記練り製品の外周面に接触する導
    電性の第2電極と、前記製品搬送手段により搬送される
    前記第1電極を前記練り製品とともに回転させる回転手
    段と、前記第1電極と前記第2電極とに電力を供給する
    電力供給手段とを有することを特徴とする筒状練り製品
    の加熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の筒状練り製品の加熱装置
    であって、固定設置された導電性板材、無端ベルト状の
    導電性材料、あるいは無端状の搬送部材とこれの搬送移
    動方向に対して横方向に取り付けられて前記練り製品の
    外周面に接触する複数の導電性板材とからなるループ状
    電極コンベアにより前記第2電極を形成したことを特徴
    とする筒状練り製品の加熱装置。
  5. 【請求項5】 導電性材料からなる円筒形状の電極ドラ
    ムと、この電極ドラムの両側に配置され、練り製品が付
    着される棒状の電極を支持するブラケットが設けられた
    製品搬送用ドラムと、前記棒状の電極の両端部を前記製
    品搬送用ドラムとの間で挟み付けて前記棒状の電極を回
    転させる回転用ベルトと、前記棒状の電極と前記電極ド
    ラムとに電力を供給する電力供給手段とを有することを
    特徴とする筒状練り製品の加熱装置。
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