JPH0612647B2 - 電力開閉器 - Google Patents

電力開閉器

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JPH0612647B2
JPH0612647B2 JP2279851A JP27985190A JPH0612647B2 JP H0612647 B2 JPH0612647 B2 JP H0612647B2 JP 2279851 A JP2279851 A JP 2279851A JP 27985190 A JP27985190 A JP 27985190A JP H0612647 B2 JPH0612647 B2 JP H0612647B2
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貞次郎 森
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電力開閉を行う電力開閉器、特にその接触子
の改良に関するものである。
[従来の技術] 電力開閉器は、電磁接触器や配線用遮断器として広く用
いられている。
従来の電力開閉器としては、第4図に示すような電磁接
触器が周知である。なお、第4図には、電磁接触器が左
右対象なため、右側断面のみを示す。
第4図において、(1)はプラスチック等で形成された
取付台であり、この取付台(1)には、ケイ素鋼板が積
層されたものからなる固定鉄心(2)が配置されてい
る。可動鉄心(3)は、上述同様ケイ素鋼板を積層した
ものであり、前記固定鉄心(2)に対向配置されてい
る。操作コイル(4)は、引き外しバネ(図示省略)に
抗して可動鉄心(3)を固定鉄心(2)へ吸着させるた
めの駆動力を発生するものである。クロスバー(5)
は、プラスチックなどで形成されたものであり、その下
端には可動鉄心(3)が保持されている。また、クロス
バー(5)の上端近傍には角窓が形成されており、この
角窓には、可動接触子(6)が挿入され、押しバネ
(7)により弾性保持されている。また、この可動接触
子(6)の先端部分には、可動接点(6a)が設けられ
ている。一方、可動接触子(6)と対面する位置に、固
定接触子(8)が設けられており、この固定接触子
(8)の一方端には、前記可動接点(6a)と着離する
固定接点(8a)が設けられている。前記固定接触子
(8)は、ベース(10)に取り付けられており、この
ベース(10)には、電磁接触器本体と外部回路とを接
続するための端子ねじが設けられている。図において
(11)は、電磁接触器上面を覆うカバーであり、その
内部には、固定接点(8a)と可動接点(6a)との間
に生ずるアークを消弧するために、アーク(12)が移
動する方向に複数の金属消弧板(13)が設けられてい
る。ここで、各金属消弧板(13)は、第5図に示され
るように、その面がアーク移動方向と直交する方向に向
くように互いに所定間隔を隔てて累積併設されている。
従来の電力開閉器は、以上説明したような構成を有し、
以下にその作用について説明する。
第4図において、操作コイル(4)を消磁すると、図示
省略された引き外しバネにより可動鉄心(3)が固定鉄
心(2)から離れ、これによりクロスバー(5)が図中
上部に移動する。この結果、固定接点(8a)と可動接
点(6a)との間に、アーク(12)が生ずる。第5図
には、アークの発生が示されている。発生されたアーク
(12)は、2つの接点を流れる電流の作用により可動
接触子(6)の先端方向(固定接触子(8)の基端方
向)に誘導され、図中(12a)のように引き伸ばされ
る。そして、最終的には、図中(12b)のように金属
消弧板(13)によりその電流が分断され、この結果ア
ークが消弧されることになる。
[発明が解決しようとする課題] ここで、このような電力開閉動作を行う従来の電力開閉
器の可動接触子(6)は、第6図(A)に示すような形
状をしていた。すなわち、可動接触子(6)は、平板状
の導体からなり、この可動接触子(6)の固定接触子
(8)と対向する面の先端部には、正方形状の可動接点
(6a)がロウ材により接合されていた。すなわち、可
動接点(6a)は、ロウ付けにより可動接触子(6)に
固定されていた。
従って、可動接点(6a)に生じたアークの足は、可動
接触子(6)の先端部へ移動(図中右方向へ移動)する
際、可動接点(6a)と可動接触子(6)との境界線
(6a〜(6e)のうち可動接触子(6)の先端部に近
接した例えば(6b)上を通過することになる。このた
め、第6図(B)に示すように、可動接点(6a)と可
動接触子(6)とを接合させるロウ材が溶解して、可動
接点(6a)の熱応力による剥離が起こりやすくなる。
この剥離は、多数回繰り返される接点(6a)及び(8
a)の開閉動作に応じて、その進行速度が早まり、可動
接点(6a)の消耗が早まるという問題点があった。
また、固定接点(8a)についても、上述同様に、アー
クによって剥離現象が起こりやすくなり、固定接点(8
a)の消耗が早くなるという問題があった。
この発明は、かかる問題点を解決するために成されたも
のであり、接点のアーク熱による剥離を防止し、電力開
閉器の長寿命化を図ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、互いに対向して
配置された固定接触子及び可動接触子と、前記固定接触
子及び可動接触子にそれぞれロウ付けによって接合固定
された固定接点及び可動接点と、前記固定接点及び可動
接点間で生じるアークが移動する方向に設けられた消弧
板と、を含む電力開閉器において、前記固定接触子及び
前記可動接触子のうち少なくとも一方の接触子の接点配
置面側の先端部には、前記アーク移動方向と直交する方
向に沿う凹溝が形成され、前記固定接点及び前記可動接
点のうち前記凹溝が形成された接触子に配置される接点
には、その接触子接合面側の前記アーク移動方向の先端
部に前記アーク移動方向と直交する方向に沿う凸部が接
点の全幅にわたって形成され、前記凹溝の中に前記凸部
が入れられ、ロウ付けによって接点が接触子に固定され
たことを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、接触子(固定接触子、可動接触子)
にはアーク移動方向と直交する方向に沿う凹溝が形成さ
れ、一方、接点(固定接点、可動接点)にはアークが移
動する方向と直交する方向に沿う凸部が接点の全幅にわ
たって形成され、凹溝の中に凸部が入れられロウ付けに
よって接点が接触子に固定されているため、ロウ付けに
係る接合面積の増加を図れるとともに、前記剥離現象が
始まりやすい接点のアーク移動方向先端部をアークの足
が通過する表面部位から隔てて、ロウ材の溶解による前
記剥離現象を防止することが可能となる。
すなわち、ロウ付けの溶解が始まる接点の接触子に向く
面のアーク移動側の辺(凸部面のアーク移動側の辺)を
接触子内に収納して保護強化できる。
ここで、特に、凸部は接点のアーク移動方向先端部にア
ーク移動方向と直交する方向に沿って接点の全幅にわた
って、設けられているので、上述した熱応力による作用
力が生じやすい先端部位のロウ付け接合面積を集中的に
確保できる。
[実施例] 以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図には、本発明の第1実施例に係る電力
開閉器の可動接触子(6)(以下、接触子という)が示
されている。ここにおいて、第1図はこの接触子(6)
に可動接点(6a)(以下、接点という)が接合された
状態が示されており、第2図(A)及び(B)には、そ
れぞれ接触子(6)及び接点(6a)の外観が示されて
いる。
第2図(A)において、接触子(6)のアーク移動方向
(図におて右方向)の接点接合面側の先端部にはアーク
が移動する方向と直交する方向に沿う凹溝形状の凹部
(6g)が形成されている。本実施例において、その凹
部(6g)は、接触子の両側面を貫通して形成されてい
る。
一方、第2図(B)に示すように、接点(6a)には、
その接触子(6)への接合面側のアーク移動方向先端部
にアーク移動方向と直交する方向に沿う凸部接点の全幅
にわたってが形成されている。従って、この接触子(6
a)の断面はL字状になっている。
従って、第1図に示すように、接触子(6)には、その
凹部(6g)に凸部が入れられた状態で接点(6a)が
ロウ付けによって接合固定される。
このような構成によれば、接触子(6)と接点(6a)
との接合面積を従来に比べ増加させることができ、特に
剥離が始まる接点(6a)のアーク移動方向先端部分の
ロウ付けに係る接合面積を増加させることが可能であ
る。すなわち、本実施例において、接点(6a)は、接
触子(6)と3面(6h),(6i),(6j)で接合
されている。
従って、可動接点と固定接点の開離時に生じたアークの
足は、接点接合部(6j)を通過することなく、接触子
(6)の先端部(6k)に移動するので、接点(6a)
と接触子(6)とを接合するロウ材がアーク熱によって
溶解される現象を防止することができる。
つまり、ロウ付けに係る接合部分(6j)がアークの足
から隔てられているので、ロウ材のアーク熱による溶解
が確実に防がれる。
従って、このような構成により、接点(6a)が接触子
(6)から剥離するという現象を防止することができ、
その結果、接点(6a)の消耗を大幅に低減させて、電
力開閉器を長寿命にさせることが可能となる。
なお、本実施例において、両接点間の開離時に生じたア
ークは、最終的には上述したように金属消弧板(13)
により消弧されるのは従来と同様である。
第3図には、本発明の第2実施例に係る電力開閉器の可
動接触子が示されている。
この実施例においては、前記凹部の形状と前記凸部の形
状とが同一形で形成され、凸部が凹部に嵌合状態で接合
されていることを特徴とする。すなわち、接点(6a)
は、接触子6と4面(6h),(6i),(6j),
(6l)で接合されている。
従って、この実施例においても、可動接点と固定接点の
開離時に生じたアークの足は、接触子(6)の先端部
(6k)に移動する時に接点接合部(6l)を通過する
が、他の接点接合部(6j)等は全くアークにさらされ
ることがないので、接点(6a)が接触子(6)から剥
離する現象を確実に防止できる。従って、接点(6a)
の消耗を低減させることが可能となる。
なお、以上の説明においては、可動接触子について説明
したが、当然のごとく固定接触子に適用しても好適であ
る。更に、両接触子にこのような構成を適用することも
好適である。
また、以上の実施例においては、電磁接触子に本発明を
適用した場合について説明したが、本発明は例えば配線
用遮断器のような他の電力開閉器にも適用できることは
いうまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る電力開閉器によれ
ば、接触子に凹部が形成され、一方、接点のアーク移動
方向先端部に接点の全幅にわたって凸部が形成され、凹
部に凸部が入れられた状態でロウ付けによって接点が接
触子に接合固定されたため、接点間に生じたアークによ
るロウ材の溶解を防ぐことが可能となり、接点の剥離現
象を防止できる。
この結果、電力開閉器を長期間安定して動作させること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係る接触子及び接点の接合状態を
示す斜視図、第2図(A)は接触子の斜視図、第2図
(B)は接点の斜視図、第3図は第2実施例に係る接触
子及び接点の接合状態を示す斜視図、第4図は従来の一
般的な電力開閉器の構造を示す一部断面図、第5図は接
点間に生じたアークの消弧を説明するための説明図、第
6図は従来の接触子の接点剥離現象を示す説明図であ
る。 図において、(6)は可動接触子、(6a)は可動接
点、(6g)は凹部、(8)は固定接触子、(8a)は
固定接点である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向して配置された固定接触子及び
    可動接触子と、 前記固定接触子及び可動接触子にそれぞれロウ付けによ
    って接合固定された固定接点及び可動接点と、 前記固定接点及び可動接点間で生じるアークが移動する
    方向に設けられた消弧板と、 を含む電力開閉器において、 前記固定接触子及び前記可動接触子のうち少なくとも一
    方の接触子の接点配置面の先端部には、前記アーク移動
    方向と直交する方向に沿う凹溝が形成され、 前記固定接点及び前記可動接点のうち前記凹溝が形成さ
    れた接触子に配置される接点には、その接触子接合面の
    前記アーク移動方向の先端部に前記アーク移動方向と直
    交する方向に沿う凸部が接点の全幅にわたって形成さ
    れ、 前記凹溝の中に前記凸部が入れられてロウ付けによって
    接点が接触子に固定され、 前記凸部のロウ付け面が、前記凹溝内に収納保護された
    ことを特徴とする電力開閉器。
JP2279851A 1990-10-17 1990-10-17 電力開閉器 Expired - Lifetime JPH0612647B2 (ja)

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JPS51159865U (ja) * 1975-06-13 1976-12-20
JPS577115U (ja) * 1980-06-14 1982-01-14

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