JP3160012B2 - 開閉器 - Google Patents
開閉器Info
- Publication number
- JP3160012B2 JP3160012B2 JP16873091A JP16873091A JP3160012B2 JP 3160012 B2 JP3160012 B2 JP 3160012B2 JP 16873091 A JP16873091 A JP 16873091A JP 16873091 A JP16873091 A JP 16873091A JP 3160012 B2 JP3160012 B2 JP 3160012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- contact
- fixed contact
- switch
- movable contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流を開閉する開閉器
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は特公平2−7486号公
報等に示された従来の開閉器を示すもので、図中、1は
取付台、2は固定鉄心、3は可動鉄心、4は操作コイ
ル、5はクロスバーで、このクロスバー5は可動鉄心3
に連結されている。6は可動接触子で、この可動接触子
6は可動接点6Aを備え、押え発条7の弾圧付勢作用に
よりクロスバー5の角窓の下縁面に圧接されている。8
は固定接触子で、この固定接触子8には固定接点8Aが
接合されている。9は端子螺子、10はカバー、11は
複数の金属消弧板、そして、12は可動接点6Aと固定
接点8Aの間に生じるアークである。
報等に示された従来の開閉器を示すもので、図中、1は
取付台、2は固定鉄心、3は可動鉄心、4は操作コイ
ル、5はクロスバーで、このクロスバー5は可動鉄心3
に連結されている。6は可動接触子で、この可動接触子
6は可動接点6Aを備え、押え発条7の弾圧付勢作用に
よりクロスバー5の角窓の下縁面に圧接されている。8
は固定接触子で、この固定接触子8には固定接点8Aが
接合されている。9は端子螺子、10はカバー、11は
複数の金属消弧板、そして、12は可動接点6Aと固定
接点8Aの間に生じるアークである。
【0003】従って、操作コイル4が通電されると、可
動鉄心3が図示しない引離し発条に逆らって固定鉄心2
に磁気吸着され、可動接点6Aが固定接点8Aと接触す
る。
動鉄心3が図示しない引離し発条に逆らって固定鉄心2
に磁気吸着され、可動接点6Aが固定接点8Aと接触す
る。
【0004】一方、操作コイル4への通電が断たれる
と、上記引離し発条の復帰作用により可動接点6Aと固
定接点8Aが離隔する。この際、可動接点6Aと固定接
点8Aの間にアーク12が生じるが、このアーク12は
金属消弧板11により消弧され、この消弧により電流が
遮断される。尚、アーク12の足12Aには図3に矢印
で示す電流A・B・Cが流れ込み、電流B・Cの成分に
よりアーク12は反金属消弧板方向に駆動される。以
下、本明細書において上記の電流B・Cをアーク駆動阻
害電流という。
と、上記引離し発条の復帰作用により可動接点6Aと固
定接点8Aが離隔する。この際、可動接点6Aと固定接
点8Aの間にアーク12が生じるが、このアーク12は
金属消弧板11により消弧され、この消弧により電流が
遮断される。尚、アーク12の足12Aには図3に矢印
で示す電流A・B・Cが流れ込み、電流B・Cの成分に
よりアーク12は反金属消弧板方向に駆動される。以
下、本明細書において上記の電流B・Cをアーク駆動阻
害電流という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉器は以上の
ように構成され、アーク12の足12Aに流れ込む電流
A・B・Cのうち電流B・C即ちアーク駆動阻害電流の
成分によりアーク12が反金属消弧板方向に駆動される
ので、遮断性能が劣化するという間題点があった。
ように構成され、アーク12の足12Aに流れ込む電流
A・B・Cのうち電流B・C即ちアーク駆動阻害電流の
成分によりアーク12が反金属消弧板方向に駆動される
ので、遮断性能が劣化するという間題点があった。
【0006】 本発明は、上記に鑑みなされたもので、
遮断性能を向上させることができる開閉器を提供するこ
とを目的としている。
遮断性能を向上させることができる開閉器を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、接触子の両側から接点の接合部に
向ってそれぞれ一直線に、アーク駆動阻害電流の成分を
除去する溝を穿設したことを特徴としている。
目的を達成するため、接触子の両側から接点の接合部に
向ってそれぞれ一直線に、アーク駆動阻害電流の成分を
除去する溝を穿設したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、接触子に穿設された一直線の
溝が電流A・B・Cのうち電流B・C即ちアーク駆動阻
害電流の成分を除去するので、アークが良好に駆動され
る。
溝が電流A・B・Cのうち電流B・C即ちアーク駆動阻
害電流の成分を除去するので、アークが良好に駆動され
る。
【0009】
【実施例】以下、図1に示す一実施例に基づき本発明を
詳述すると、図中、8は固定接触子で、この固定接触子
8は略コ字形に構成され、上面中央には固定接点8Aが
接合されるとともに、上面の側部から内側にかけて、即
ち、図1では固定接触子8の両側から固定接点8Aの接
合部に向かってそれぞれ一直線に、アーク駆動阻害電流
である電流B・Cの成分を除去する溝13・13が穿設
されている。
詳述すると、図中、8は固定接触子で、この固定接触子
8は略コ字形に構成され、上面中央には固定接点8Aが
接合されるとともに、上面の側部から内側にかけて、即
ち、図1では固定接触子8の両側から固定接点8Aの接
合部に向かってそれぞれ一直線に、アーク駆動阻害電流
である電流B・Cの成分を除去する溝13・13が穿設
されている。
【0010】その他の部分については従来例と同様であ
る。
る。
【0011】従って、操作コイル4への通電が断たれる
と、図示しない引離し発条の復帰作用により可動接点6
Aと固定接点8Aが離隔する。この際、可動接点6Aと
固定接点8Aの間にアーク12が生じ、アーク12の足
12Aに電流Aが流れ込むが、溝13・13がアーク1
2の足12Aに流れ込まんとする電流B・C即ちアーク
駆動阻害電流の成分が、固定接触子8の両側から当該固
定接点8Aの接合部に向かってそれぞれ一直線に設けら
た溝13,13により、確実に除去されるので、金属消
弧板11の側にアーク12が良好に駆動される。然し
て、開閉器の遮断性能を大幅に向上させることができ
る。
と、図示しない引離し発条の復帰作用により可動接点6
Aと固定接点8Aが離隔する。この際、可動接点6Aと
固定接点8Aの間にアーク12が生じ、アーク12の足
12Aに電流Aが流れ込むが、溝13・13がアーク1
2の足12Aに流れ込まんとする電流B・C即ちアーク
駆動阻害電流の成分が、固定接触子8の両側から当該固
定接点8Aの接合部に向かってそれぞれ一直線に設けら
た溝13,13により、確実に除去されるので、金属消
弧板11の側にアーク12が良好に駆動される。然し
て、開閉器の遮断性能を大幅に向上させることができ
る。
【0012】尚、上記実施例では、固定接触子8にアー
ク駆動阻害電流を除去する溝13・13を穿設したもの
を示したが、可動接触子6に上記溝13・13を穿設し
ても良く、又固定接触子8と可動接触子6の両方に上記
溝13・13を穿設しても上記実施例と同様の作用効果
を奏する。特に固定接触子8と可動接触子6の両方に上
記溝13を穿設すれば、アーク12がより一層良好に駆
動されるので、遮断性能を著しく向上させることが可能
となる。
ク駆動阻害電流を除去する溝13・13を穿設したもの
を示したが、可動接触子6に上記溝13・13を穿設し
ても良く、又固定接触子8と可動接触子6の両方に上記
溝13・13を穿設しても上記実施例と同様の作用効果
を奏する。特に固定接触子8と可動接触子6の両方に上
記溝13を穿設すれば、アーク12がより一層良好に駆
動されるので、遮断性能を著しく向上させることが可能
となる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触子の
両側から接点の接合部に向って一直線に、アーク駆動阻
害電流成分を除去する溝を穿設しているので、遮断性能
を大幅に向上させることができるという効果がある。
両側から接点の接合部に向って一直線に、アーク駆動阻
害電流成分を除去する溝を穿設しているので、遮断性能
を大幅に向上させることができるという効果がある。
【図1】 本発明に係る開閉器の一実施例を示す要部斜
視図である。
視図である。
【図2】 従来の開閉器を示す断面側面図である。
【図3】 従来の開閉器を示す動作説明図である。
6 可動接触子 6A 可動接点 8 固定接触子 8A 固定接点 12 アーク 13 溝
Claims (1)
- 【請求項1】 接触子の両側から接点の接合部に向って
それぞれ一直線に、アーク駆動阻害電流の成分を除去す
る溝を穿設したことを特徴とする開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16873091A JP3160012B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16873091A JP3160012B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 開閉器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366511A JPH04366511A (ja) | 1992-12-18 |
JP3160012B2 true JP3160012B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=15873359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16873091A Expired - Fee Related JP3160012B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160012B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP16873091A patent/JP3160012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04366511A (ja) | 1992-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |