JP2562867B2 - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JP2562867B2
JP2562867B2 JP58225376A JP22537683A JP2562867B2 JP 2562867 B2 JP2562867 B2 JP 2562867B2 JP 58225376 A JP58225376 A JP 58225376A JP 22537683 A JP22537683 A JP 22537683A JP 2562867 B2 JP2562867 B2 JP 2562867B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電流の開閉を行う開閉器、特にその消弧機構
に関するものである。
本発明の主たる適用開閉器として電磁接触器や配線用
しや断器を挙げることができる。
〔従来技術〕
まず第1図に従つて従来の電磁接触器の1例について
説明する。従来の電磁接触器は左右対称であるので、第
1図にはその片側断面を示す。第1図において、(1)
はプラスチツクで成形された取付台、(2)はこの取付
台上にケイ素鋼板で積層された固定鉄心、(3)は固定
鉄心(2)に対向設置されこれと同じくケイ素鋼板で積
層された可動鉄心、(4)は可動鉄心(3)と固定鉄心
(2)とを引外しばね(図示せず)に抗して吸着させる
駆動力を付与する操作コイル、(5)はプラスチツクで
形成され、角窓を有するクロスバーで、その下端では可
動鉄心(3)を保持している。(6)は上記クロスバー
(5)の角窓に挿入されて押しばね(7)により保持さ
れている可動接触子、(6A)はこの可動接触子(6)に
設けられた可動接点、(8)は上記可動接触子(6)と
対向して設けられ、電流の通電をおこなう固定接触子、
(8A)はこの固定接触子(8)に設けられた固定接点、
(8C)は同じくこの固定接触子(8)の端子部を示す。
更に(9)は電磁接触器本体を外部回路と接続するた
めの端子ねじ、(10)は固定接触子(8)を取付けるベ
ース、(11)は電磁接触子上面を覆うカバー、(11A)
はカバー(11)の側壁で、カバー(11)の内部には固定
接点(8A)と可動接点(6A)の間に生じるアーク(12)
を消弧するための磁性体の金属消弧板(13)を設けてお
り、第2図に金属消弧板(13)と固定接触子(8)およ
び固定接点(8A)の取付態様を示している。この金属消
弧板(13)は固定接点(8A)を覆つて立設されたコ字状
枠として構成され、固定接触子(8)との近接部位には
これを挿通させる切欠端(14)が設けられている。
上記構成を有するため、この従来の電磁接触器におい
て、操作コイル(4)を消磁すると、図示されない引外
しばねにより可動鉄心(3)が固定鉄心(2)より開離
し、クロスバー(5)も第1図に示す状態を占め、固定
接点(8A)と可動接点(6A)とが開離して固定接点(8
A)と可動接点(6A)との間にアーク(12)が生じる
が、このアーム(12)は金属消弧板(13)により電流零
点において消弧され、電流がしや断されることになる。
この従来の電磁接触器におけるアーク(12)の消弧プ
ロセスを、消弧室断面を示す第3図により更に詳述する
と、可動接点(6A)と固定接点(8A)との間に生じたア
ーク(12)は磁性体の金属消弧板(13)に吸引されて伸
張アーク(12A)のように引き伸ばされる。この伸張ア
ーク(12A)のように引き伸ばされるとアーク電圧が高
くなるので、可動接点(6A)と金属消弧板(13)との
間、および金属消弧板(13)の切欠端(14)と固定接触
子(8)との間で絶縁破壊が発生し、アーク(12A)は
二つのアーク(12B)と(12C)に分断され、電流零点に
おいて二つのアーク(12B)と(12C)が消弧される。従
来の電磁接触器では、金属消弧板(13)に電界集中が生
じて熱伝導性に劣るその先端部(14)にアーク(12C)
が発生するので、しや断性能を劣化させる主要原因を形
づくることとなつていた。
〔発明の概要〕
本発明は上記の欠点を解消すべくなされたもので、磁
性体の金属消弧板に、可動接点が開離する方向に体し平
行状に設けられた平板状の第1の片と、第1の片から延
在して可動接触子の可動接点が接合されていない面に対
面する平板状の第2の片と、第1の片から反固定接点側
に延在して固定接触子に対面する平板状の第3の片との
3つの片を設け、その金属消弧板の第2の片と可動接触
子の可動接点が接合されていない面との距離が、金属消
弧板の第1の片と可動接触子の先端との間の距離より小
さく、金属消弧板の第3の片と固定接触子との間の距離
が可動接点全開時における可動接点と固定接点との間の
距離より小さくなるように構成することにより、開閉器
のしゃ断性能を高めるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例を第4図に示す。本発明のこの実施
例は金属消弧板の形状を除けば第1図〜第3図に示す従
来の開閉器と同様である。本発明における開閉器の金属
消弧板(13)は可動接点(6A)が開離する方向に対し平
行状に設けられた第1の片(13A)、第1の片(13A)か
ら延在して可動接触子(6)の可動接点(6A)が接合さ
れていない面に対面する第2の片(13B)、第1の片(1
3A)から延在して固定接触子(8)の上面に対面する第
3の片(13C)を備えている。
第4図によりアーク(12)が固定接点(8A)と可動接
点(6A)の間に生じているから消弧されるまでのプロセ
スを説明すると、固定接点(8A)と可動接点(6A)の間
に生じたアーク(12)は先ず、磁性体製の金属消弧板
(13)に吸引されてアーク(12A)のように伸長され、
アーク電圧が高められる。その結果、絶縁破壊が生じて
アーク(12A)は2つのアーク(12B)と(12C)に分断
される。このようにアーク(12A)が2つのアークに分
断されると金属消弧板(13)に電流が流れるので、分断
されたアーク(12B)と(12C)は金属消弧板(13)を流
れる電流が作る磁界によつて一層駆動され、アーク(12
D)(12E)のようにさらに外方に移動され、電流零点に
おいて可動接触子、金属消弧板および固定接触子の平板
部で消弧され、電流がしや断される。
以上のようにして消弧が行われるため、本発明に従つ
た電磁接触器では、第3図に示す従来例のもののように
金属消弧板(13)の電界集中が生ぜず、また熱伝導性が
劣る先端部にアークが発生することもないので、極めて
優れたしや断性能を発揮させることができる。
次に本発明の他の実施例を第5図に示す。第5図の実
施例では、金属消弧板(13)の第1の片の両側辺から接
点側に延在して互いに対面する第4の片(13D)と第5
の片(13E)を設けた金属消弧板(13)により、固定接
点(8A)と可動接点(6A)の間のアーク空間を取り囲ん
でいる。従つてこの実施例によればカバー(11)の側壁
(11A)のアーク熱損傷を防止できるので、繰り返し遮
断時に側壁(11A)に穴があいて相間短絡する現象を防
止することができる。
また第4図と第5図において、可動接触子の可動接点
が接合されていない面と金属消弧板の第2の片との間の
距離を、金属消弧板の第1の片と可動接触子の先端との
間の距離より小さくすればアークは可動接触子の可動接
点が接合されていない面と金属消弧板の第2の片との間
に侵入しやすくなるのでアーク時間を短縮でき、また金
属消弧板13の第3の片13Cと固定接触子8との間の距離
を可動接点全開時における可動接点6Aと固定接点8Aとの
間の距離より小さくすれば、アークは第3の片13Cと固
定接触子8の間に侵入しやすくなるので、こちらの方で
もアーク時間を短縮でき、分離されたいずれのアークも
エッジ部での形成が回避され、電界強度が低い非エッジ
部にアークが形成され消弧されるので、優れた遮断性能
が得られる。
また、叙上の説明においては、接点をマグネツトによ
り開閉する開閉器、すなわち電磁接触器に本発明を適用
した場合の例についてのみ述べているが、これを例えば
配線用しや断器のような他の開閉器にも適用できるのは
明白である。
〔発明の効果〕
以上述べたようには本発明によれば、可動接点が開離
する方向に対し平行状に設けられた平板状の第1の片
と、第1の片から延在して可動接触子の可動接点が接合
されていない面に対面する平板状の第2の片と、第1の
片から反固定接点側に延在して固定接触子に対面する平
板状の第3の片との3つの片からなる磁性体の金属消弧
板を備え、その金属消弧板の第2の片と可動接触子の可
動接点が接合されていない面との距離が、金属消弧板の
第1の片と可動接触子の先端との間の距離より小さく、
金属消弧板の第3の片と固定接触子との間の距離が可動
接点全開時における可動接点と固定接点との間の距離よ
り小さくしたので、分断されたいずれのアークもアーク
時間が短縮され、いずれのアークもエッジ部での形成が
回避され、電界強度が低い非エッジ部にアークが形成さ
れ消弧されるため、優れた遮断性能が得られるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁接触器の部分断面図、第2図は第1
図のものの消弧室を示す要部斜視図、第3図は従来の電
磁接触器における消弧動作を説明するための断面説明
図、第4図は本発明の一実施例に係る開閉器の消弧板部
分を示す断面説明図、第5図は本発明の他の実施例を示
す要部斜視図である。 (6):可動接触子、(6A):可動接点、(8):固定
接触子、(8A):固定接点、(12):アーク、(13)金
属消弧板、(13A)(13B)(13C)(13D)(13E):そ
れぞれ金属消弧板(13)の第1、第2、第3、第4、第
5の片。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接触子に接合された可動接点と、平板
    状の固定接触子に接合され、前記可動接点に対向する固
    定接点とを備えた開閉器において、 可動接点が開離する方向に対し平行状に設けられた平板
    状の第1の片と、第1の片から延在して可動接触子の可
    動接点が接合されていない面に対面する平板状の第2の
    片と、第1の片から反固定接点側に延在して固定接触子
    に対面する平板状の第3の片との3つの片からなる磁性
    体の金属消弧板を備え、前記金属消弧板の第2の片と可
    動接触子の可動接点が接合されていない面との距離が、
    金属消弧板の第1の片と可動接触子の先端との間の距離
    より小さく、金属消弧板の第3の片と固定接触子との間
    の距離が可動接点全開時における可動接点と固定接点と
    の間の距離より小さいことを特徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】前記金属消弧板が第1の辺の両側辺がそれ
    ぞれ接点側に延在してお互いに対面する第4の片と第5
    の片を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の開閉器。
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