JPH06122785A - 導電性組成物、導電性塗料、導電性インク及び電気回路基板 - Google Patents

導電性組成物、導電性塗料、導電性インク及び電気回路基板

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JPH06122785A
JPH06122785A JP32618191A JP32618191A JPH06122785A JP H06122785 A JPH06122785 A JP H06122785A JP 32618191 A JP32618191 A JP 32618191A JP 32618191 A JP32618191 A JP 32618191A JP H06122785 A JPH06122785 A JP H06122785A
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JP
Japan
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conductive
vapor
grown carbon
carbon fiber
conductive composition
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JP32618191A
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English (en)
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Naoki Kato
直樹 加藤
Hiroyuki Fukada
博之 深田
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NIPPON ACHISON KK
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
NIPPON ACHISON KK
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 気相成長炭素繊維とカーボンブラックと熱可
塑性樹脂及び/又は熱硬化性樹脂とを含有した組成物。
この組成物からなる導電性塗料、導電性インク、及び電
気回路基板。 【効果】 特に導電性を持たせるための工夫をしなくて
も高い導電性を有する成形品を製造できると共に、帯電
防止性を付与でき、又、この導電性組成物を使用して対
象物に対して密着性が大きくて剥離することがなく、錆
び付きもない導電性塗膜を形成できる導電性塗料または
導電性インクを製造できる。密着性の大きな導電性塗膜
で形成された電気回路を有する信頼性の高い電気回路基
板が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性組成物、導電性塗
料、導電性インク及び電気回路基板に関し、更に詳しく
は、高い導電性を備えた導電性組成物、その導電性組成
物を用いて形成された導電性塗料及び導電性インク、並
びにその導電性組成物を用いて形成された導電路を有す
ると共に基板との密着性の高い電気回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする技術的課
題】従来、電気回路基板における導電路は、例えば、金
属粉末や金属繊維を含有する塗料を基板に塗布すること
により形成されていた。しかしながら、前記塗料を用い
て形成された導電路は、金属を含有しているので、時間
の経過と共に金属が酸化することにより導電性が低下す
るという問題、あるいは電気回路基板を湾曲させたり、
折り曲げたりすると、基板から導電路が剥離するという
問題があった。
【0003】金属の腐食による導電性の低下という問題
を解消するために、金属の代わりに炭素繊維またはカー
ボンブラックを用いて導電性塗料を形成するという試み
もなされてはいるが、そのような導電性の塗料を用いた
導電路は金属を用いるとき程の導電性を有していない。
かかる欠点を解消して十分な導電性を獲得するために、
炭素繊維またはカーボンブラックを大量に配合して調製
した導電性の塗料で導電路を形成しても、そのような導
電性の塗料で形成した導電路内にボイドが増加するの
で、予期する程の導電性の向上はない。
【0004】本発明は前記課題を解決することを目的に
する。すなわち、本発明の目的は、電気回路における導
電路を形成するのに好適な導電性組成物、この導電性組
成物を使用して導電路を形成するのに好適な導電性塗料
及び導電性インク、前記導電性組成物を用いることによ
り、基板に対する密着性の向上した導電路を有する電気
回路基板を提供することを目的にする。
【0005】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、気相成長炭素繊維とカ
ーボンブラックと熱可塑性樹脂及び/又は熱硬化性樹脂
とを含有することを特徴とする導電性組成物であり、請
求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の導電性組
成物を含有することを特徴とする導電性塗料であり、請
求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の導電性組
成物を含有することを特徴とする導電性インクであり、
請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載の導電性
組成物で形成された導電路を有することを特徴とする電
気回路基板である。
【0006】以下、この発明を更に詳しく説明する。 (1)導電性組成物 本発明の導電性組成物は、気相成長炭素繊維とカーボン
ブラックと熱可塑性樹脂及び/又は熱硬化性樹脂とを含
有する。 −気相成長炭素繊維− 本発明に使用される気相成長炭素繊維としては、例えば
所謂創生微細炭素繊維を挙げることができる。前記創生
微細炭素繊維としては、たとえば、シード法や、流動法
による気相成長炭素繊維等を挙げることができる。
【0007】この気相成長炭素繊維は、たとえば、ベン
ゼン、メタン、一酸化炭素等の炭素化合物と触媒である
鉄、ニッケル等を含有する有機遷移金属化合物とを、水
素等のキャリヤガス中で、800〜1,300℃に加熱
して熱分解することにより得ることができる。加熱時間
は、この気相成長炭素繊維をどのような直径及び長さに
成長させるかに応じて決定される。
【0008】前記気相成長炭素繊維は、前記例示の製造
方法により得られるものに限定されず、要するに、炭素
源となる化合物を遷移金属の触媒作用により浮遊状態で
炭素繊維を形成することができる製造方法により得られ
るものであれば、どのような製造方法により得られるも
のであっても良い。なお、気相成長炭素繊維は、前記の
ようにして連続生産するとその表面にタール状物質が付
着することがある。そのような場合には、得られた気相
成長炭素繊維を溶剤で洗浄し、あるいは不活性気流中で
500〜1,000℃に加熱処理するのが好ましい。
【0009】本発明における気相成長炭素繊維には、前
記気相成長炭素繊維を熱処理して得られる黒鉛化繊維が
含まれる。この黒鉛化繊維は、たとえば、前記気相成長
炭素繊維を、2,000℃以上、特に2,000〜3,
000℃で30分間以上加熱することにより得ることが
できる。
【0010】ところで、本発明における導電性組成物
は、マトリックスである樹脂成分中に気相成長炭素繊維
とカーボンブラックとが分散した状態を呈している。こ
の分散状態は電子顕微鏡で容易に観察することができ
る。かかる状態で導電性を有するためには、気相成長炭
素繊維とカーボンブラックとが電気的に接触状態になっ
ている必要がある。そのためには、気相成長炭素繊維に
ついては、ある程度の直径と繊維長さとを有することが
好ましい。気相成長炭素繊維の直径が小さかったり、あ
るいはその繊維長さが短か過ぎたりすると、気相成長炭
素繊維同士の接触、あるいは気相成長炭素繊維とカーボ
ンブラックとの接触が十分に実現されないことがあり、
接触が不十分であったりすると導電性が十分に発現しな
いことがあるからである。もっとも、気相成長炭素繊維
の繊維長さは、また長ければ長い程良いというものでも
ない。というのは、長すぎる気相成長炭素繊維は、凝集
を起こすことによって、他の気相成長炭素繊維あるいは
カーボンブラックとの十分な接触を確保することができ
なくなることがあるからである。したがって、この黒鉛
化繊維を含む意味での気相成長炭素繊維には、導電性組
成物が十分な導電性を発現するための望ましい繊維径及
び繊維長さが存在する。もっとも気相成長炭素繊維の繊
維長さ及び繊維径は長ければ長いほどあるいは大きけれ
ば大きい程良いというものでもない。というのは繊維径
が長すぎると、気相成長炭素繊維がマトリックス樹脂中
で凝集を起こして気相成長炭素繊維同士あるいは気相成
長炭素繊維とカーボンブラックとの十分な電気的な接触
を維持することができなくなることがあるからである。
また繊維の直径は小さい方が、同一含有量での繊維本数
が増えて導電性が向上する。しかしながら小さ過ぎると
加工時に切断され易くなる。したがって、導電性組成物
中に存在する気相成長炭素繊維の繊維径及び繊維長さに
好ましい範囲が存在することになる。この発明者らの検
討によると、十分な導電性を有する導電性組成物中にお
ける気相成長炭素繊維の繊維径は、通常、0.1〜2.
0μm、好ましくは0.2〜1.5μm、特に好ましく
は0.3〜1.0μmであり、繊維長は、通常5〜20
0μm、好ましくは10〜100μmである。
【0011】又、導電性組成物を更にどのような用途に
使用するかに応じて、使用に供する気相成長炭素繊維
は、好ましい直径及び長さを有する。換言すると、導電
性組成物中の気相成長炭素繊維が前述した好ましい範囲
の繊維長さ及び繊維径を有するようにするには、前述し
た繊維長さ及び繊維径を有する気相成長炭素繊維とカー
ボンブラックと樹脂成分とを混合すれば良いというもの
でもないのである。例えば導電性組成物を使用して導電
性塗料を調製する場合には、調製に際して気相成長炭素
繊維が特に高剪断力を受けることがないので、使用に供
する気相成長炭素繊維は前述した繊維長さ及び繊維径を
有していれば良いのであるが、導電性組成物を使用して
導電性インクを調製する場合には、調製に際して気相成
長炭素繊維が特に高剪断力を受けて切断されることがあ
り、また、印刷時のスクリーン通過性の問題があるの
で、使用に供する気相成長炭素繊維は、導電性組成物中
での気相成長炭素繊維の繊維長さ及び繊維径を有するこ
とが望まれる。すなわち、導電性組成物を使用して導電
性インクを調製するに当たっての、使用に供される気相
成長炭素繊維の繊維長さは、通常5〜90μm、好まし
くは10〜60μmであり、繊維径は、通常0.2〜
2.0μm、好ましくは0.4〜1.5μmである。な
お、導電性インクはその使用時にスクリーンを通過させ
ることがあるので、そのような場合には、気相成長炭素
繊維の繊維長さ及び繊維径は前記範囲における好ましい
範囲が有利になる。
【0012】導電性組成物中における気相成長炭素繊維
の含有量は、通常20〜60重量%、好ましくは30〜
50重量%である。気相成長炭素繊維の導電性組成物中
における含有量が前記範囲よりも下回ると、導電性組成
物の導電性が十分に発現しないことがあり、又、気相成
長炭素繊維の含有量が前記範囲を上回ると相対的に樹脂
成分の含有量が少なくなり、この導電性組成物で導電路
を形成してもその導電路が剥離し易くなることがある。
【0013】−カーボンブラック− 導電性組成物を調製するに当たり使用されるカーボンブ
ラックとしては、各種の製法により製造されたカーボン
ブラックを使用することができる。好適に使用すること
のできるカーボンブラックとしては、ファーネスブラッ
ク、チャンネルブラック、サーマルブラック、ケッチェ
ンブラック等を挙げることができ、又、原料の相違によ
り分類されるガスブラック、オイルブラック、アセチレ
ンブラック等も更に好適例として挙げることができる。
これらの中でも好ましいカーボンブラックは、アセチレ
ンブラック、ケッチェンブラックである。
【0014】本発明に係る導電性組成物は、マトリック
スである樹脂成分中に気相成長炭素繊維とカーボンブラ
ックとが分散していることにより導電性が発現してい
る。この導電性の発現の理由については、いまだ研究途
上であって明確なことは断言することができない。ただ
し、前述したように、気相成長炭素繊維同士の接触、気
相成長炭素繊維とカーボンブラックとの接触により電気
的な連鎖が形成されて導電性が得られるものと推定され
るが、更に又、100Å程度の樹脂成分を挟んでトンネ
ル効果によって気相成長炭素繊維間及び気相成長炭素繊
維とカーボンブラックとの間での導電性が発現するとも
推定される。
【0015】いずれの機構により導電性が発現するにし
ても、良好な導電性を付与することのできるカーボンブ
ラックは、ストラクチャーが発達しており、粒子径が小
さく、表面積が大きくて多孔質であり、高結晶化である
ことが望ましい。
【0016】したがって、この発明に使用されるカーボ
ンブラックとしては、給油量が90ml(DBP)/1
00g以上であることが好ましい。ストラクチャー構造
を取りやすく、より高い導電性を発揮するからである。
又、カーボンンブラックの粒径は、通常30〜500n
m、好ましくは30〜1100nmであり、比表面積と
してBET値が20〜50m2/gであるのが好ましい。
【0017】本発明においては、市販のカーボンブラッ
クを使用することができ、具体的には、コロンビアカ−
ボン日本社のR−14(比表面積45m2/g、粒径68
mμ)、R−420(比表面積25m2/g、粒径68m
μ)、R−450 (比表面積33m2/g、粒径62m
μ)、R−MT−P(比表面積8m2/g、粒径280m
μ)、キャボット社製のSterlingV(比表面積35m2/
g、粒径50mμ)、SterlingNS(比表面積25m2/
g、粒径75mμ)、SterlingSO(比表面積42m2/
g、粒径41mμ)、三菱化成(株)製の#22B(比
表面積55m2/g、粒径40mμ)、#20B(比表面
積56m2/g、粒径60mμ)、CF−9(比表面積60
2/g、粒径40mμ)、#3500(比表面積47m
2/g、粒径40mμ)、デンカ(株)製のHS−100
(比表面積32m2/g、粒径53mμ)、ASAHI
HS−500(比表面積37m2/g、粒径76mμ)等
を挙げることができる。
【0018】本発明に係る導電性組成物中におけるカー
ボンブラックの含有量としては、通常5〜30重量%、
好ましくは8〜15重量%である。カーボンブラックの
含有量が前記範囲量よりも少ないと、導電性組成物は十
分な導電性を発揮することができなくなることがあり、
又カーボンブラックの含有量が前記範囲よりも多いと、
相対的に気相成長炭素繊維の含有量が少なくなったり、
あるいは樹脂成分の含有量が少なくなったりすることに
より、導電性が十分に発揮されなかったり、あるいはこ
の導電性組成物を用いて形成した導電路が基板から剥離
し易くなったりする不都合を生じることがある。
【0019】−樹脂成分− 本発明に係る導電性組成物は、樹脂成分をバインダーと
して、あるいはマトリックスとして有する。樹脂成分と
しては熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を挙げることがで
きる。
【0020】熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン、ポリ
−p−キシレン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレ−ト、
ポリメタクリレ−ト、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルエ−テル、ポ
リビニルケトン、ポリエ−テル、ポリカ−ボネ−ト、ポ
リエステル、ポリアミド、フッ素系樹脂、ブタジエン系
樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。
【0021】これらの熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミドなどが好適に用いら
れる。これらの熱可塑性樹脂はその一種を単独に用いて
も、二種以上を併用してもよい。また、熱硬化性樹脂と
しては、例えばフタル酸樹脂、フェノ−ル樹脂、フラン
樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、アニリン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂などを挙げることができる。これらの中で
も、フタル酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂など
が好ましい。
【0022】なお、場合によっては、熱可塑性樹脂の一
種又はその二種以上と熱硬化性樹脂の一種またはその二
種以上を併用しても良い。
【0023】本発明の導電性組成物における熱可塑性樹
脂及び/又は熱硬化性樹脂の占める割合は、通常、30
〜75重量%、好ましくは40〜65重量%である。樹
脂成分の含有割合が前記範囲を下回ると、導電性組成物
を用いて導電路を形成してもその導電路は剥離し易くな
ることがあり、又前記範囲を上回ると十分な導電性を有
しない導電性組成物になったりすることがある。
【0024】−添加剤− 本発明に係る導電性組成物には、本発明の目的を阻害し
ない範囲で公知の種々の添加剤を含有させることができ
る。添加剤としては、可塑剤、安定剤、充填材、補強
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、滑剤等を挙げ
ることができる。どのような添加剤を使用するかは、本
発明に係る導電性組成物をどのような用途に供するかに
より適宜に決定することができる。
【0025】−導電性組成物の調製− 本発明の導電性組成物は、前記気相成長炭素繊維とカー
ボンブラックと樹脂成分とを混合することにより得るこ
とができる。混合に際しては公知の混合機を使用するこ
とができる。又、各成分の配合順序には特に制限がな
い。なお、この導電性組成物を使用して導電性塗料及び
導電性インクを調製する方法については後述する。
【0026】−導電性組成物の用途− 本発明に係る導電性組成物は、良好な導電性を有する。
そこで、この導電性組成物を使用して後述するように導
電性塗料及び導電性インクを形成することができる。
又、この導電性組成物は樹脂成分をマトリックスとして
いるので成形性を有する。したがって、この導電性組成
物は、これを適宜に成形することにより、ファクシミリ
電極板などの低抵抗バンド、非帯電コンベヤーベルト、
医学用ゴム製品、導電タイヤ、IC収納ケース、謄写用
・紡績用ロール、弾性電極、加熱用エレメント、過電流
・過熱防止用素子、電磁波シールド材料、各種キーボー
ドスイッチ、コネクター素子、スイッチ素子等の用途に
展開することができる。
【0027】(2)導電性塗料及び導電性インク −構成成分− 本発明に係る導電性塗料及び導電性インクは、前記気相
成長炭素繊維とカーボンブラックと樹脂成分と必要に応
じて添加される溶剤とを含有する。気相成長炭素繊維、
カーボンブラック及び樹脂成分については前述した通り
である。樹脂成分の種類により樹脂成分が液状であると
きには、前記気相成長炭素繊維とカーボンブラックと樹
脂成分とからなる導電性組成物、あるいは必要に応じて
添加される添加剤と気相成長炭素繊維とカーボンブラッ
クと樹脂成分とからなる導電性組成物は、導電性塗料及
び導電性インクとして使用することができる。樹脂成分
が固体状であるときには、前記気相成長炭素繊維とカー
ボンブラックと樹脂成分と必要に応じて配合される添加
剤とを有する導電性組成物及び溶剤により導電性塗料及
び導電性インクを得ることができる。なお、樹脂成分が
液状であっても、前記気相成長炭素繊維とカーボンブラ
ックと樹脂成分とからなる導電性組成物、あるいは必要
に応じて添加される添加剤と気相成長炭素繊維とカーボ
ンブラックと樹脂成分とからなる導電性組成物の粘性が
十分でないときには、適宜に溶剤を加えてその粘度の調
整を図るのが好ましい。
【0028】導電性組成物を導電性塗料及び導電性イン
クとして使用する場合には、気相成長炭素繊維とカーボ
ンブラックと樹脂成分との合計に対し気相成長炭素繊維
とカーボンブラックとの合計が60重量%を越えないよ
うにするのが好ましい。気相成長炭素繊維とカーボンブ
ラックとの合計が60重量%を越えると、導電性塗料ま
たは導電性インクを塗布して得られる塗膜の強度が低下
すると共に導電性が十分に発揮されないことがあるから
である。
【0029】前記溶剤につき、導電性塗料及び導電性イ
ンクを塗布する対象物に対して悪影響を及ぼさない限
り、塗料やインクに使用される通常の溶媒を使用するこ
とができる。溶剤の具体例としては、ミネラルスピリッ
ト、3号揮発油、灯油等の脂肪族系溶剤、テレビン油、
ジペンチン等の植物性溶剤、ベンゾール、トルオール、
キシロール、ソルベントナフサ、ハイソルベントCナフ
サ等の芳香族系溶剤及びナフテン系溶剤などの炭化水素
系溶剤、メタノール、エタノール、ブタノール、アミル
アルコール等のアルコール類溶剤、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、サクサンアミル、酢酸オクチル、酢
酸ベンジル、酢酸シクロヘキシル等のエステル系溶剤、
アセトン、メチルアセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケトン系溶
剤、メチルエーテル、グリコールメチルエーテル、グリ
コールエチルエーテル、グリコールブチルエーテル、ジ
オキサン等のエーテル系溶剤、ジメチレンクロライド、
トリクロールエチレン等の塩素化合物系溶剤、並びに2
−ニトロプロパン等のニトロ系溶剤を挙げることができ
る。これらの中から、使用する樹脂成分に応じて溶解性
の良好なものを選択して使用するのが良い。これらはそ
の一種を単独で使用することもできるし、またそれらの
二種以上を併用することもできる。前記溶剤の使用量
は、特に制限がなく、塗料及びインクを製造する際の通
常の使用量で足りる。
【0030】導電性塗料及び導電性インクは、導電性が
阻害されない限り、その他の成分を含有していても良
い。その他の成分としては、可塑剤、乾燥調整剤、界面
活性剤等を挙げることができる。
【0031】−導電性塗料の製造− 導電性塗料は、通常の塗料の製造と同様にして製造する
ことができる。すなわち、例えば高速撹拌機を使用して
樹脂成分を溶剤に溶解してワニスを製造する。大ロット
の場合には、前記ワニスと気相成長炭素繊維及びカーボ
ンブラックとを配合してタンクミキサーでプレミキシン
グを行い、これをサンドミルで連続的に練肉し、粘度を
調整する。小ロットの場合には、例えばアトライターに
気相成長炭素繊維及びカーボンブラックと前記ワニスと
を直接に仕込んで練肉し、粘度の調整をする。なお、前
記サンドミルやアトライターの代わりにボールミルや3
本ロールを使用することもできる。
【0032】−導電性インクの製造− この導電性インクは、通常の印刷インクの製造法と同様
にして製造することができる。すなわち、基本的には、
各成分の配合、プレミキシング、練肉、調整、濾過の工
程を有する。なお、この工程のそれぞれは、製造装置の
相違により単独に行われるとは限られない。この工程に
おいて、粘度の相違によって練肉、濾過の方法が異な
る。例えば、導電性インクの粘度が高いときには、3本
ロール法、ニーダー法あるいはフラッシュ法を採用して
練肉する。3本ロールは、各ロールの回転速度の違いに
よる剪断力によって練肉するものであり、洗浄が容易で
あるので小ロット生産に適している。ニーダー法は、特
殊形状のブレードの回転により練肉するものである。こ
れは大ロット生産に適している。フラッシュ法は、前記
各成分の配合、プレミキシング、練肉、調整、濾過の工
程を同時に行う方法といえる。導電性インクの粘度が低
いときには、サンドミル、ボールミル、アトライタ等の
メディア型分散機を使用する。
【0033】なお、導電性インクを製造するに当たり、
上記の外、ミキサー、ニーダー、ミル等を使用すること
ができるが、いずれを使用するかは、ミルベース、イン
クの粘度、ロットの大きさ、生産効率、インクの品質、
密閉性、連続運転の可否、経済性、使い易さ、安全性等
の種々の要因を考慮するべきことはいうまでもない。
【0034】−導電性塗料及び導電性インクの使用対象
− 導電性塗料及び導電性インクを使用する対象物として
は、その塗膜に導電性を必要とするものであるならば特
に制限がない。特に、この導電性塗料及び導電性インク
を使用して印刷配線板のような電気回路板を好適に製造
することができる。
【0035】(3)電気回路板 この電気回路板は、板状またはフィルム状の基板表面に
配線用電気回路を有し、用途に応じて部品取り付け用の
穴を開設している。基板としては、ポリエステル系基
板、ポリイミド系基板、ガラスエポキシ系基板、ガラス
テフロン系基板、ポリアミドイミド系基板、ポリエチレ
ン系基板、ポリフェニレンサルファイド系基板等を挙げ
ることができる。又、この基板は、単層であっても多層
であっても良く、又複合材料で形成されていても良い。
【0036】基板の厚みは、この電気回路基板をどのよ
うな用途に使用するかに応じて適切な値が適宜に決定さ
れる。ここで、この電気回路基板の用途としては、家電
用(ラジオ、カセットテープレコーダ、ステレオ、電
卓、ミシン、楽器等)、産業用(電算機、事務機、教育
機器、医療機器、NC機器等)、車両用(計器パネル、
制御機器、信号機器、表示機器等)、通信情報用(交換
機、搬送無線機、情報端末機、宇宙通信等)、航空船舶
用(電子計測機器、電子航法機器、制御機器等)、宇宙
・兵器用(計測機器、制御機器等)、時計・写真用(デ
ジタル時計、シャッター、露出系等)玩具用(テレビゲ
ーム、電子コントロール模型等)などの各種の用途を挙
げることができる。
【0037】これらの各種の用途に応じて、導電性塗料
または導電性インクを用いた配線用電気回路は、基板の
片面に形成されていても、又基板の両面に形成されてい
ても良い。この電気回路基板は、導電性塗料または導電
性インクを印刷法によりあるいは塗装により基板上に塗
布し、必要に応じて熱や電子線で硬化し、あるいは溶剤
を除去するために乾燥するなどして製造される。導電性
塗料または導電性インクの塗膜厚は、通常5〜100μ
mである。
【0038】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。 (実施例1)フェノール樹脂(アルコール可溶タイプ、
住友ベークライト(株)製)85重量とブチラール樹脂
(積水化学工業(株)製)15重量部とカルビトール1
00重量部を混合し、得られた混合物に、気相成長炭素
繊維(直径0.8μm、長さ10μm、日機装(株)
製)及び/またはケッチェンブラック(日本イーシー社
販売)を、これらの固形分中の含有量が図1に示される
ような配合割合になるように添加し、3本ロールにて混
練し、組成物を製造した。この組成物を、ポリエステル
シートに線状に印刷し、150℃で30分間かけて硬化
させた。この組成物の乾燥塗膜厚は25μmであった。
【0039】この塗膜の電気抵抗値を2mm幅で、25
mm離れた2点間の電気抵抗値を測定し、Ω/sq.a
t25μm厚に換算して、図1に示すような結果を得
た。なお、図1において、曲線は、カーボンとしてケ
ッチェンブラックのみを使用し、気相成長炭素繊維を使
用しなかった場合を示し、ケッチェンブラックが20重
量%またはそれ以上では塗膜強度が低くて実用に耐え得
なかった。したがって、実用の範囲で最低抵抗値は10
0Ω/sqである。曲線は、カーボン成分として気相
成長炭素繊維のみを使用した場合を示し、図1から明ら
かなように45Ω/sq以下には低下しないことが分か
る。曲線は、ケッチェンブラックを10重量%に固定
し、気相成長炭素繊維の含有量を変化させた場合に関す
る。図1から明らかなように、カーボンブラック及び気
相成長炭素繊維をそれぞれ単独で使用した場合に得られ
なかったところの、更に低い抵抗値が得られた。
【0040】(実施例2)塩化ビニル系樹脂(Bake
lite(株)製)をメチルエチルケトンに濃度が20
重量%になるように溶解し、得られる混合物に、気相成
長炭素繊維を黒鉛化した黒鉛繊維とファーネスブラック
を添加し、ミキサーで撹拌混合して塗料を得た。この塗
料を、フェノール樹脂製基板に線状に塗布し、乾燥する
ことにより、塗膜厚25μmの塗膜を得た。この塗膜に
つき、前記実施例1と同様にしてその導電性を測定し
た。その結果を表1に示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明によると、気相成長炭素繊維とカ
ーボンブラックとを樹脂成分中に分散することにより、
気相成長炭素線及びカーボンブラックそれぞれ単独では
得られないはるかに大きな導電性を有する導電性組成物
を提供することができる。この導電性組成物は、成形性
を有することにより各種の成形品に成形することができ
ると共に、樹脂成分の種類に応じて、あるいは溶剤を添
加することにより導電性塗料あるいは導電性インクを調
製することができる。この導電性塗料及び導電性インク
は、印刷法あるいは塗装により、各種の対象物に塗布す
ることができ、気相成長炭素繊維及びカーボンブラック
の含有量に応じて、その対象物に導電性、や帯電防止性
を付与することができ、しかもその導電性塗膜は、対象
物から容易に剥離せず接着性が良好である。又、この導
電性塗料または導電性インクを用いて形成された電気回
路基板は、印刷法あるいは塗装により簡単に電気回路が
形成されており、しかも従来におけるように、金属ペー
ストや金属粉を用いたことにより電気回路が錆びたりす
ることもなく、信頼性の高い電気回路基板とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例における結果を示すグラ
フである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 5/14 Z H05K 1/09 A 6921−4E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相成長炭素繊維とカーボンブラックと
    熱可塑性樹脂及び/又は熱硬化性樹脂とを含有すること
    を特徴とする導電性組成物。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の導電性組成物を含
    有することを特徴とする導電性塗料。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の導電性組成物を含
    有することを特徴とする導電性インク。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の導電性組成物で形
    成された導電路を有することを特徴とする電気回路基
    板。
JP32618191A 1991-12-10 1991-12-10 導電性組成物、導電性塗料、導電性インク及び電気回路基板 Withdrawn JPH06122785A (ja)

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