JPH0612012Y2 - 床版遊水導水機構 - Google Patents
床版遊水導水機構Info
- Publication number
- JPH0612012Y2 JPH0612012Y2 JP1987183056U JP18305687U JPH0612012Y2 JP H0612012 Y2 JPH0612012 Y2 JP H0612012Y2 JP 1987183056 U JP1987183056 U JP 1987183056U JP 18305687 U JP18305687 U JP 18305687U JP H0612012 Y2 JPH0612012 Y2 JP H0612012Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- floor slab
- drainage
- steel
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、高速道路等の道路橋構造物の床版の天端を流
れる床版遊水の導水機構に関する。
れる床版遊水の導水機構に関する。
（従来の技術） 一般に、道路橋路面の雨水等の水は、側部に設けられた
縁石下の排水溝に排水されるが、近年、排水溝と縁石を
兼ねた鋼製の排水溝兼縁石が本考案者により、実公昭４
８−４５４４３号、同５０−３０１０６号、同５１−５
１１６７号、同５２−７９２０号、同５４−１４６６４
号、同５７−９４４９号、特公昭５７−８９２２号等で
提案され、これらが多く採用されるに至っている。
縁石下の排水溝に排水されるが、近年、排水溝と縁石を
兼ねた鋼製の排水溝兼縁石が本考案者により、実公昭４
８−４５４４３号、同５０−３０１０６号、同５１−５
１１６７号、同５２−７９２０号、同５４−１４６６４
号、同５７−９４４９号、特公昭５７−８９２２号等で
提案され、これらが多く採用されるに至っている。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、これまでの排水溝は、いずれも路面の雨
水等を排除する機能を有していても、床版の表面を流れ
る水を排除する機能を有するものではなかった。
水等を排除する機能を有していても、床版の表面を流れ
る水を排除する機能を有するものではなかった。
道路橋における舗装層は通常は水を通すのが普通であ
り、そのため舗装層を通過した床版遊水は、床版の表面
を流れ、伸縮継手の手前にたまり凍結事故の原因ともな
っていた。
り、そのため舗装層を通過した床版遊水は、床版の表面
を流れ、伸縮継手の手前にたまり凍結事故の原因ともな
っていた。
そこで、普通に考えられる対策としては、路面水の排水
機構とは別に床版遊水の排水パイプを設けることであ
る。
機構とは別に床版遊水の排水パイプを設けることであ
る。
しかしながら、床版遊水の排水パイプを設けるというこ
とは、別に工事をしなければならず、必ずしも実行に欠
ける面があり、また、実行されても道路構造をいたずら
に複雑にし、工事等に余計な負担を強いるようになる。
とは、別に工事をしなければならず、必ずしも実行に欠
ける面があり、また、実行されても道路構造をいたずら
に複雑にし、工事等に余計な負担を強いるようになる。
本考案は、上記の点に鑑み、鋼製の排水溝兼縁石に床版
遊水の導水機構を結び付けることにより、床版表面の遊
水を排除し、導水機構を鋼製の排水溝兼縁石の施工時に
施工できるようにするものである。
遊水の導水機構を結び付けることにより、床版表面の遊
水を排除し、導水機構を鋼製の排水溝兼縁石の施工時に
施工できるようにするものである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は、上記問題点を解決するため、床版遊水導水機
構の構成要件を落し筒を一体とし、両側を立ち上げてな
る鋼製の床版遊水排水溝材を床版コンクリート打設時
に、立ち上げた上縁が床版の側縁表面と面一又は低めと
なるように埋設するとともにこの床版遊水排水溝材の上
方に、前面部をオートガード部とし、内方を集水孔によ
り集水する路面水の排水溝とし、底部に落し口を有する
鋼製の排水溝兼縁石を床版遊水排水溝との間に空隙を形
成して位置せしめてなる床版遊水導水機構とするもので
ある。
構の構成要件を落し筒を一体とし、両側を立ち上げてな
る鋼製の床版遊水排水溝材を床版コンクリート打設時
に、立ち上げた上縁が床版の側縁表面と面一又は低めと
なるように埋設するとともにこの床版遊水排水溝材の上
方に、前面部をオートガード部とし、内方を集水孔によ
り集水する路面水の排水溝とし、底部に落し口を有する
鋼製の排水溝兼縁石を床版遊水排水溝との間に空隙を形
成して位置せしめてなる床版遊水導水機構とするもので
ある。
（作用） 床版遊水排水溝材の上縁を床版天端と面一又は低目にな
るように埋設してあるので、床版表面を流れる遊水は床
版遊水排水溝材へと導水される。
るように埋設してあるので、床版表面を流れる遊水は床
版遊水排水溝材へと導水される。
（実施例） つぎに、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第１図は、鋼製の床版遊水排水溝材を埋設した状態を示
す断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
は、鋼製の排水溝兼縁石を鋼製の舟底の上方に位置せし
めた状態を示す第２図相当の断面図、第４図は、第３図
断面方向からの斜視図である。なお、第４図に示した鋼
製排水溝兼縁石は、第１図〜第３図に示したのとは異な
る鋼製排水溝兼縁石を用いている。
す断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
は、鋼製の排水溝兼縁石を鋼製の舟底の上方に位置せし
めた状態を示す第２図相当の断面図、第４図は、第３図
断面方向からの斜視図である。なお、第４図に示した鋼
製排水溝兼縁石は、第１図〜第３図に示したのとは異な
る鋼製排水溝兼縁石を用いている。
図面において１は舟底、２は排水溝兼縁石である。
床版遊水排水溝材１は、底部１ａと立ち上り部１ｂを有
し、底部１ａに落し筒３を有し、床版コンクリートＡの
打設時に立ち上り部１ｂの上縁が表面Ａ１の側縁と面一
又は低目の位置になるようにして埋設されてなってい
る。
し、底部１ａに落し筒３を有し、床版コンクリートＡの
打設時に立ち上り部１ｂの上縁が表面Ａ１の側縁と面一
又は低目の位置になるようにして埋設されてなってい
る。
排水溝兼縁石２は、内部を排水路２ａとし、前面をオー
トガード部２ｂとし、図示されていないが、背面がアン
カーにより床版側壁Ａ２に固定され、床版遊水排水溝材
１との間に空隙４が形成されて床版遊水排水溝材１の上
方に位置せしめられている。第４図に示した鋼製排水溝
兼縁石は、図示のようにオートガード部２ｂが開閉可能
となっている。なお、２ｃは落し口、２ｄは路面水の集
水孔である。必要に応じてシール材６及び敷モルタル５
が充填される。
トガード部２ｂとし、図示されていないが、背面がアン
カーにより床版側壁Ａ２に固定され、床版遊水排水溝材
１との間に空隙４が形成されて床版遊水排水溝材１の上
方に位置せしめられている。第４図に示した鋼製排水溝
兼縁石は、図示のようにオートガード部２ｂが開閉可能
となっている。なお、２ｃは落し口、２ｄは路面水の集
水孔である。必要に応じてシール材６及び敷モルタル５
が充填される。
このようにして、全体として床版遊水導水機構が形成さ
れるが、かかる考案によれば、雨水等はつぎのように排
除される。
れるが、かかる考案によれば、雨水等はつぎのように排
除される。
まず、路面上の雨水等の多くの水Ｃは、排水溝兼縁石２
の集水孔２ｄに集水されて排水路２ａを通って落し口２
ｃより排水される。このとき、舗装層Ｄを通って床版表
面Ａ１を流れる水Ｂは、排水溝兼縁石２の下方に床版遊
水排水溝材１が間隙４を設けてその上縁が床版表面Ａ１
の側縁と面一又は低目になるような位置で埋設されてい
るので、排水溝兼縁石２と床版遊水排水溝材１の間隙４
に誘導され落し筒３から排水される。
の集水孔２ｄに集水されて排水路２ａを通って落し口２
ｃより排水される。このとき、舗装層Ｄを通って床版表
面Ａ１を流れる水Ｂは、排水溝兼縁石２の下方に床版遊
水排水溝材１が間隙４を設けてその上縁が床版表面Ａ１
の側縁と面一又は低目になるような位置で埋設されてい
るので、排水溝兼縁石２と床版遊水排水溝材１の間隙４
に誘導され落し筒３から排水される。
本考案は、上述のようにしてなるのでつぎの効果を有す
る。
る。
まず、コンクリート打設時に、鋼製の舟底の上縁が、床
版側縁表面と面一又は低目になるように埋設し、その上
方に鋼製の排水兼縁石を間隙を設けて位置せしめてなる
ので、この間隙に表面を流れる遊水を容易に導水するこ
とができ、ひいては、滞留する水の凍結による事故等を
防止できる。また、排水溝兼縁石の設置と床版遊水排水
溝材工事を一緒に行なえるので、別々に排水パイプを設
けるわずらわしさを避けることができ、さらには道路構
造を複雑にしないで済む。
版側縁表面と面一又は低目になるように埋設し、その上
方に鋼製の排水兼縁石を間隙を設けて位置せしめてなる
ので、この間隙に表面を流れる遊水を容易に導水するこ
とができ、ひいては、滞留する水の凍結による事故等を
防止できる。また、排水溝兼縁石の設置と床版遊水排水
溝材工事を一緒に行なえるので、別々に排水パイプを設
けるわずらわしさを避けることができ、さらには道路構
造を複雑にしないで済む。
第１図は、鋼製の床版遊水排水溝材を埋設した状態を示
す断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
は、第２図相当の完成断面図、第４図は、第３図断面方
向からの斜視図である。 図面において、１は床版遊水排水溝材、２は排水溝兼縁
石、３は落し筒、４は空隙である。
す断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
は、第２図相当の完成断面図、第４図は、第３図断面方
向からの斜視図である。 図面において、１は床版遊水排水溝材、２は排水溝兼縁
石、３は落し筒、４は空隙である。
Claims (1)
- 【請求項１】底部に落し筒を一体とし、両側を立ち上げ
てなる鋼製の床版遊水排水溝材を、床版コンクリート打
設時に、立ち上げた上縁が床版の側縁表面と面一又は低
めになるように埋設するとともにこの床版遊水排水溝材
の上方に、前面部をオートガード部とし、内方を集水孔
により集水する路面水の排水溝とし、底部に落し口を有
する鋼製の排水溝兼縁石を床版遊水排水溝との間に空隙
を形成して位置せしめてなる床版遊水導水機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987183056U JPH0612012Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 床版遊水導水機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987183056U JPH0612012Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 床版遊水導水機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0190808U JPH0190808U (ja) | 1989-06-14 |
| JPH0612012Y2 true JPH0612012Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31474489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987183056U Expired - Lifetime JPH0612012Y2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 床版遊水導水機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612012Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0752166Y2 (ja) * | 1993-02-10 | 1995-11-29 | 株式会社サンケンスチール | 床版遊水導水機構 |
| JP6220638B2 (ja) * | 2013-11-05 | 2017-10-25 | 株式会社ネクスコ東日本エンジニアリング | 橋梁路面及び床版上の雨水を排水する排水装置 |
| JP6153187B1 (ja) * | 2017-02-15 | 2017-06-28 | 株式会社シラヤマ | 道路橋地覆拡幅ユニット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578922A (en) * | 1980-06-18 | 1982-01-18 | Dainippon Printing Co Ltd | Magnetic sheet with transfer property |
| JPS62114983U (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-22 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP1987183056U patent/JPH0612012Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0190808U (ja) | 1989-06-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4192625A (en) | Precast concrete catch basin with form for gutter inlet | |
| JPH0612012Y2 (ja) | 床版遊水導水機構 | |
| JP2007100506A (ja) | 集水桝とこれを用いた舗装道路の排水構造 | |
| JPH033010B2 (ja) | ||
| JPH08260553A (ja) | 雨水等の浸透用側溝構造 | |
| JPH0752166Y2 (ja) | 床版遊水導水機構 | |
| IES67878B2 (en) | A drainage installation for roads | |
| JPS6235734Y2 (ja) | ||
| JP2002061273A (ja) | 透水性舗装用側溝 | |
| JP4142949B2 (ja) | ドレンブロックを用いた舗装道路の排水構造 | |
| JP4225889B2 (ja) | 側溝ブロック | |
| JPH0860736A (ja) | 透水性舗装路面用街渠蓋 | |
| JPH0637762B2 (ja) | 床版遊水の導水方法及び床版遊水の導水用鋼製排水溝ユニット | |
| JP2005105585A (ja) | 道路構造物の排水装置 | |
| KR102300295B1 (ko) | 개방형 배수직관 | |
| JP2000345508A (ja) | 透水性舗装用歩車道境界ブロック及び透水性舗装の排水構造 | |
| JP2000328641A (ja) | 縁石付き蓋版を備えた側溝 | |
| JP2001026974A (ja) | 路面の排水構造 | |
| JPH079102B2 (ja) | 床版用排水桝 | |
| JP3025382U (ja) | 側 溝 | |
| JPH10131269A (ja) | 路面排水用コンクリート部体および路面排水装置 | |
| JPH022795Y2 (ja) | ||
| KR950009238Y1 (ko) | 도로배수구용 집수정 | |
| USRE32233E (en) | Precast concrete catch basin with form for gutter inlet | |
| JPS627736Y2 (ja) |