JPH0860736A - 透水性舗装路面用街渠蓋 - Google Patents
透水性舗装路面用街渠蓋Info
- Publication number
- JPH0860736A JPH0860736A JP6225867A JP22586794A JPH0860736A JP H0860736 A JPH0860736 A JP H0860736A JP 6225867 A JP6225867 A JP 6225867A JP 22586794 A JP22586794 A JP 22586794A JP H0860736 A JPH0860736 A JP H0860736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road
- water
- block body
- permeable
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/40—Protecting water resources
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多量の降雨があった場合にも路面に浸透した
雨水を効率良く円滑に排水できる機能を備えた透水性舗
装路面用街渠蓋を提供する。 【構成】 不透水性の基層(J2)の表面に透水性を有
する表層(J1)が施工された透水性舗装道路(H)に
沿った街渠(a)内に直列状態に埋設する矩形状のブロ
ック体(1)を備える。このブロック体(1)の下面
に、排水溝(3)とこの排水溝(3)に連通する導水溝
(2)とをそれぞれ上方に向け凹設する。排水溝(3)
をブロック体(2)における道路(H)に沿った方向
(5)の両端間を貫通するよう形成する。導水溝(2)
をブロック体(1)における舗装道路(H)内の基層
(J2)と表層(J1)との境界付近に隣接する箇所か
ら道路横断方向(4)に沿って配設する。
雨水を効率良く円滑に排水できる機能を備えた透水性舗
装路面用街渠蓋を提供する。 【構成】 不透水性の基層(J2)の表面に透水性を有
する表層(J1)が施工された透水性舗装道路(H)に
沿った街渠(a)内に直列状態に埋設する矩形状のブロ
ック体(1)を備える。このブロック体(1)の下面
に、排水溝(3)とこの排水溝(3)に連通する導水溝
(2)とをそれぞれ上方に向け凹設する。排水溝(3)
をブロック体(2)における道路(H)に沿った方向
(5)の両端間を貫通するよう形成する。導水溝(2)
をブロック体(1)における舗装道路(H)内の基層
(J2)と表層(J1)との境界付近に隣接する箇所か
ら道路横断方向(4)に沿って配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は 透水性舗装道路に沿
った街渠を施蓋するとともに道路内に浸透した雨水など
の水分を集めて排水できる透水性舗装路面用街渠蓋に関
するものである。
った街渠を施蓋するとともに道路内に浸透した雨水など
の水分を集めて排水できる透水性舗装路面用街渠蓋に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般道路や高速道路、公園、市街地道路
などの舗装道路では、降雨などにより雨水が路面上に滞
留するのを防ぐために、円形水路やU型側溝などの排水
施設が備えられている。さらに近年では、透水性、通水
性を備えた舗装路面を施工する技術が、一般道路や高速
道路の道路施工に広く採用されるようになってきた。こ
の透水性舗装道路は、図9に示すように、一般に路床
(D)上に舗装路盤(I)が基礎して設けられ、その舗
装路盤(I)の表面に透水性のアスファルト層(J)が
敷設されている。このアスファルト層(J)は、耐久性
を考慮して透水性を有するアスファルト表層(J1)の
下地として不透水性の基層(J2)が設けられている。
などの舗装道路では、降雨などにより雨水が路面上に滞
留するのを防ぐために、円形水路やU型側溝などの排水
施設が備えられている。さらに近年では、透水性、通水
性を備えた舗装路面を施工する技術が、一般道路や高速
道路の道路施工に広く採用されるようになってきた。こ
の透水性舗装道路は、図9に示すように、一般に路床
(D)上に舗装路盤(I)が基礎して設けられ、その舗
装路盤(I)の表面に透水性のアスファルト層(J)が
敷設されている。このアスファルト層(J)は、耐久性
を考慮して透水性を有するアスファルト表層(J1)の
下地として不透水性の基層(J2)が設けられている。
【0003】この透水性舗装道路Hの両側部には、路面
と面一に路側帯ブロック(A)が埋設されているととも
に、歩車道境界ブロック(B)が路側帯ブロック(A)
に対し断面L字形状に組み合わして据え付けられ、歩車
道境界ブロックBの側方に歩道(C)が施工される。路
側帯ブロック(A)と歩車道境界ブロック(B)とは、
雨水などを道路の傾斜方向に流す街渠としても機能す
る。この路側帯ブロック(A)と歩車道境界ブロック
(B)とで囲まれた溝を流れる水は、所定間隔で配設さ
れてグレーチング(図示せず)で覆蓋された集水用枡
(図示せず)に流入し、さらに、基礎ブロック(A)に
沿って下方に埋設されている排水用ヒューム管等の暗渠
(E)に集められた後に所定場所に排水される。この暗
渠(E)は、基礎栗石(G)上に巻き立てコンクリート
(F)により設置されている。
と面一に路側帯ブロック(A)が埋設されているととも
に、歩車道境界ブロック(B)が路側帯ブロック(A)
に対し断面L字形状に組み合わして据え付けられ、歩車
道境界ブロックBの側方に歩道(C)が施工される。路
側帯ブロック(A)と歩車道境界ブロック(B)とは、
雨水などを道路の傾斜方向に流す街渠としても機能す
る。この路側帯ブロック(A)と歩車道境界ブロック
(B)とで囲まれた溝を流れる水は、所定間隔で配設さ
れてグレーチング(図示せず)で覆蓋された集水用枡
(図示せず)に流入し、さらに、基礎ブロック(A)に
沿って下方に埋設されている排水用ヒューム管等の暗渠
(E)に集められた後に所定場所に排水される。この暗
渠(E)は、基礎栗石(G)上に巻き立てコンクリート
(F)により設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記透水性舗装道路H
は、大雨の水はね防止、吸音効果による交通騒音の低
下、スモーキング現象の防止による視界の向上などの種
々の優れた効果を奏するものであるが、多量の降雨があ
った場合に以下のような問題が発生する。すなわち、透
水性のアスファルト表層(J1)中に浸透した雨水が、
不透性のコンクリートからなる路側帯ブロック(A)に
せき止められるために、表層(J1)と基層(J2)と
の境界部分において貯留されて地下水化してしまい、却
ってアスファルト層(J)を劣化させてしまう。
は、大雨の水はね防止、吸音効果による交通騒音の低
下、スモーキング現象の防止による視界の向上などの種
々の優れた効果を奏するものであるが、多量の降雨があ
った場合に以下のような問題が発生する。すなわち、透
水性のアスファルト表層(J1)中に浸透した雨水が、
不透性のコンクリートからなる路側帯ブロック(A)に
せき止められるために、表層(J1)と基層(J2)と
の境界部分において貯留されて地下水化してしまい、却
ってアスファルト層(J)を劣化させてしまう。
【0005】しかも、アスファルト表層(J1)は多量
の降雨により急激に多量の水分を吸収すると、表層(J
1)に浸透した水は、道路(H)の横断勾配や縦断勾配
にしたがって表層(J1)と基層(J2)との境界部分
を側方に向かい流動して路側帯ブロック(A)に当た
り、この路側帯ブロック(A)が不透水性のコンクリー
トであるために、図9に矢印で示すように、恰も湧き水
のように流出して上述の街渠上に溢れ出る。この湧き水
は、アスファルト層(J)の表面を流れて街渠に集めら
れた水と合体し、街渠上を激しく流れる多量の水が落ち
葉や塵埃などを共に押し流して集水用枡内に流し込むの
で、暗渠(E)に目詰まりが生じことがことが多い。そ
のため、極めて困難な暗渠(E)の清掃を頻繁に行わな
ければならない。一方、冬期において前述の湧き水が凍
ると、アスファルト層(J)の街渠付近は一般に自動二
輪車や自転車の通行帯になっているため、交通事故を招
く恐れがある。何れにしても、前述のようなアスファル
ト層(J)と路側帯ブロック(A)との境界部分からの
湧き水は、交通安全面から阻止する必要がある。
の降雨により急激に多量の水分を吸収すると、表層(J
1)に浸透した水は、道路(H)の横断勾配や縦断勾配
にしたがって表層(J1)と基層(J2)との境界部分
を側方に向かい流動して路側帯ブロック(A)に当た
り、この路側帯ブロック(A)が不透水性のコンクリー
トであるために、図9に矢印で示すように、恰も湧き水
のように流出して上述の街渠上に溢れ出る。この湧き水
は、アスファルト層(J)の表面を流れて街渠に集めら
れた水と合体し、街渠上を激しく流れる多量の水が落ち
葉や塵埃などを共に押し流して集水用枡内に流し込むの
で、暗渠(E)に目詰まりが生じことがことが多い。そ
のため、極めて困難な暗渠(E)の清掃を頻繁に行わな
ければならない。一方、冬期において前述の湧き水が凍
ると、アスファルト層(J)の街渠付近は一般に自動二
輪車や自転車の通行帯になっているため、交通事故を招
く恐れがある。何れにしても、前述のようなアスファル
ト層(J)と路側帯ブロック(A)との境界部分からの
湧き水は、交通安全面から阻止する必要がある。
【0006】そこで本発明は、多量の降雨があった場合
にも路面に浸透した雨水を円滑に排水できる機能を備え
た透水性舗装路面用街渠蓋を提供することを目的とする
ものである。
にも路面に浸透した雨水を円滑に排水できる機能を備え
た透水性舗装路面用街渠蓋を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る透水性舗装路面用街渠蓋
は、不透水性の基層の表面に透水性を有する表層が施工
された透水性舗装道路に沿った街渠内に直列状態に埋設
され、路面と面一になるよう街渠を施蓋する透水性舗装
路面用街渠蓋であって、街渠に埋入される矩形状のブロ
ック体の下面に排水溝とこの排水溝に連通する導水溝と
がそれぞれ設けられ、前記排水溝は、前記ブロック体に
おける道路に沿った方向の両端間を貫通しており、前記
導水溝は、ブロック体における舗装道路内の前記基層と
表層との境界付近に隣接する箇所から道路横断方向に沿
って配設された構成を備えている。
に、本発明の請求項1に係る透水性舗装路面用街渠蓋
は、不透水性の基層の表面に透水性を有する表層が施工
された透水性舗装道路に沿った街渠内に直列状態に埋設
され、路面と面一になるよう街渠を施蓋する透水性舗装
路面用街渠蓋であって、街渠に埋入される矩形状のブロ
ック体の下面に排水溝とこの排水溝に連通する導水溝と
がそれぞれ設けられ、前記排水溝は、前記ブロック体に
おける道路に沿った方向の両端間を貫通しており、前記
導水溝は、ブロック体における舗装道路内の前記基層と
表層との境界付近に隣接する箇所から道路横断方向に沿
って配設された構成を備えている。
【0008】また、本発明の請求項2に係る透水性舗装
路面用街渠蓋は、請求項1におけるブロック体の透水性
舗装道路との連設側面にL型鋼が設けられ、このL型鋼
に複数の透孔が形成されている。請求項3に係る透水性
舗装路面用街渠蓋は、請求項1におけるブロック体がコ
ンクリートで一体形成されている。さらに、本発明の請
求4に係る透水性舗装路面用街渠蓋は、請求項1におけ
るブロック体が、前記排水溝および前記導水溝を含む下
面部分を構成する基板部材と、この基板部材の上方から
の凹所に充填されて面一の上面を形成する充填部材とか
ら構成されている。さらにまた、本発明の請求5に係る
透水性舗装路面用街渠蓋は、請求項4におけるブロック
体の上面から前記排水溝に通じる小径の透孔が形成され
ている。
路面用街渠蓋は、請求項1におけるブロック体の透水性
舗装道路との連設側面にL型鋼が設けられ、このL型鋼
に複数の透孔が形成されている。請求項3に係る透水性
舗装路面用街渠蓋は、請求項1におけるブロック体がコ
ンクリートで一体形成されている。さらに、本発明の請
求4に係る透水性舗装路面用街渠蓋は、請求項1におけ
るブロック体が、前記排水溝および前記導水溝を含む下
面部分を構成する基板部材と、この基板部材の上方から
の凹所に充填されて面一の上面を形成する充填部材とか
ら構成されている。さらにまた、本発明の請求5に係る
透水性舗装路面用街渠蓋は、請求項4におけるブロック
体の上面から前記排水溝に通じる小径の透孔が形成され
ている。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、透水性舗装路面に浸透し
た雨水は、表層と基層との境界部分を横断勾配や縦断勾
配にしたがって道路の側方に向かい流動して、舗装道路
内の前記基層と表層との境界付近に隣接する箇所から道
路横断方向に沿って配設された導水溝を通って排水溝に
流れこむ。ここで、街渠蓋は、ブロック体における道路
に沿った方向の両端間を貫通する排水溝を連結する直列
状態に配設されている。したがって、各導水溝を通って
集められた雨水は、排水溝内を道路縦断勾配にしたがっ
て流れ、集水用枡に流入する。そのため、通常の降雨時
はもちろん、多量の降雨があった場合においても、透水
性舗装路面に浸透した雨水を効率良く集水して排水でき
るから、交通上の安全の確保および舗装路面の劣化の防
止を達成できるとともに、雨水は街渠を覆蓋する街渠蓋
の下面と街渠との間を流れるため、従来のように落ち葉
や塵埃を流すことがなく、暗渠の目詰まりの発生が殆ど
生じない。
た雨水は、表層と基層との境界部分を横断勾配や縦断勾
配にしたがって道路の側方に向かい流動して、舗装道路
内の前記基層と表層との境界付近に隣接する箇所から道
路横断方向に沿って配設された導水溝を通って排水溝に
流れこむ。ここで、街渠蓋は、ブロック体における道路
に沿った方向の両端間を貫通する排水溝を連結する直列
状態に配設されている。したがって、各導水溝を通って
集められた雨水は、排水溝内を道路縦断勾配にしたがっ
て流れ、集水用枡に流入する。そのため、通常の降雨時
はもちろん、多量の降雨があった場合においても、透水
性舗装路面に浸透した雨水を効率良く集水して排水でき
るから、交通上の安全の確保および舗装路面の劣化の防
止を達成できるとともに、雨水は街渠を覆蓋する街渠蓋
の下面と街渠との間を流れるため、従来のように落ち葉
や塵埃を流すことがなく、暗渠の目詰まりの発生が殆ど
生じない。
【0010】また、請求項2の発明では、ブロック体と
透水性舗装道路との連設側面にL型鋼が設けられ、この
L型鋼に複数の透孔が形成されているので、透水性舗装
道路内部に貯留する雨水をL型鋼の透孔を介して街渠蓋
方向へ集めることができる。請求項3の発明では、ブロ
ック体がコンクリートで一体形成されているため、ブロ
ック体を100mm以上の厚みに形成して、道路幅が比
較的広く、重量の大きい車両が通行する道路に適用でき
る。さらに、請求4の発明では、ブロック体が、排水溝
および導水溝を含む下面部分を構成する基板部材と、こ
の基板部材の上方からの凹所に充填されて面一の上面を
形成する充填部材とから構成されているから、安価なも
のとなる。この街渠蓋は、耐久性を考慮してブロック体
の厚みを100mm以下の形状にする必要があるが、道
路幅が比較的狭くて重量の大きな車両が通行しない道路
に適用できる。さらにまた、請求項5の発明では、請求
項4の発明における基板部材に排水溝に通じる小径の透
孔を形成しているので、多量の降雨があった場合に、道
路に浸透せずに路面上を流れてきた雨水をも排水溝に集
めることができ、街渠上の安全性がさらに高まるととも
に、暗渠の目詰まりをさらに確実に防止できる。
透水性舗装道路との連設側面にL型鋼が設けられ、この
L型鋼に複数の透孔が形成されているので、透水性舗装
道路内部に貯留する雨水をL型鋼の透孔を介して街渠蓋
方向へ集めることができる。請求項3の発明では、ブロ
ック体がコンクリートで一体形成されているため、ブロ
ック体を100mm以上の厚みに形成して、道路幅が比
較的広く、重量の大きい車両が通行する道路に適用でき
る。さらに、請求4の発明では、ブロック体が、排水溝
および導水溝を含む下面部分を構成する基板部材と、こ
の基板部材の上方からの凹所に充填されて面一の上面を
形成する充填部材とから構成されているから、安価なも
のとなる。この街渠蓋は、耐久性を考慮してブロック体
の厚みを100mm以下の形状にする必要があるが、道
路幅が比較的狭くて重量の大きな車両が通行しない道路
に適用できる。さらにまた、請求項5の発明では、請求
項4の発明における基板部材に排水溝に通じる小径の透
孔を形成しているので、多量の降雨があった場合に、道
路に浸透せずに路面上を流れてきた雨水をも排水溝に集
めることができ、街渠上の安全性がさらに高まるととも
に、暗渠の目詰まりをさらに確実に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る好適な一実施例について
図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施例
に係る透水性舗装路面用街渠蓋を示す斜視図、図2は施
工状態の断面図である。この街渠蓋は、図2に示すよう
に、路側帯ブロック(A)の道路(H)側の一部をL字
形状に切欠いて形成された街渠(a)に嵌合する矩形状
のブロック体(1)を備え、このブロック体(1)の下
面に、三つの導水溝(2)と二つの排水溝(3)とが形
成されてなる。このブロック体(1)は、型枠に流し込
んだコンクリートにより100mm以上の厚みに一体成
形されている。このコンクリートとしては、一般的なコ
ンクリートでもよいが、透水性コンクリート(ポーラス
コンクリート)を用いるのが好ましい。
図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の一実施例
に係る透水性舗装路面用街渠蓋を示す斜視図、図2は施
工状態の断面図である。この街渠蓋は、図2に示すよう
に、路側帯ブロック(A)の道路(H)側の一部をL字
形状に切欠いて形成された街渠(a)に嵌合する矩形状
のブロック体(1)を備え、このブロック体(1)の下
面に、三つの導水溝(2)と二つの排水溝(3)とが形
成されてなる。このブロック体(1)は、型枠に流し込
んだコンクリートにより100mm以上の厚みに一体成
形されている。このコンクリートとしては、一般的なコ
ンクリートでもよいが、透水性コンクリート(ポーラス
コンクリート)を用いるのが好ましい。
【0012】各排水溝(3)は、ブロック体(1)にお
ける道路に沿った方向(4)に向け平行な配置でブロッ
ク体(1)の下面から上方に向け凹設されている。一
方、各導水溝(2)は、道路横断方向(5)つまり各排
水溝(3)に直交する方向に沿って平行な配置でブロッ
ク体(1)の下面から上方に凹設されている。各排水溝
(3)と導水溝(2)とは、交差する個所において互い
に連通している。各排水溝(3)は、ブロック体(1)
における道路に沿った方向(4)の両端間を貫通するよ
う形成する必要があるが、各導水溝(2)は、アスファ
ルト層(J)に接する一端面から各排水溝(3)にそれ
ぞれ連通しておればよく、この実施例のように両端間を
貫通させる必要は特にない。なお、排水溝(3)および
導水溝(2)の個数は耐久性に応じて任意に形成すれば
よい。
ける道路に沿った方向(4)に向け平行な配置でブロッ
ク体(1)の下面から上方に向け凹設されている。一
方、各導水溝(2)は、道路横断方向(5)つまり各排
水溝(3)に直交する方向に沿って平行な配置でブロッ
ク体(1)の下面から上方に凹設されている。各排水溝
(3)と導水溝(2)とは、交差する個所において互い
に連通している。各排水溝(3)は、ブロック体(1)
における道路に沿った方向(4)の両端間を貫通するよ
う形成する必要があるが、各導水溝(2)は、アスファ
ルト層(J)に接する一端面から各排水溝(3)にそれ
ぞれ連通しておればよく、この実施例のように両端間を
貫通させる必要は特にない。なお、排水溝(3)および
導水溝(2)の個数は耐久性に応じて任意に形成すれば
よい。
【0013】この街渠蓋は、図2に示すように、各導水
溝(2)を舗装道路(H)内の基層(J2)と表層(J
1)との境界付近に隣接するよう設置され、且つ舗装道
路(H)に沿った街渠(a)内に直列状態に埋設され
る。このとき、各街渠蓋の対向する各排水溝(3)が一
列に連通され、ブロック体(1)の上面は路側帯ブロッ
ク(A)および舗装道路(H)の各上面と面一になる。
溝(2)を舗装道路(H)内の基層(J2)と表層(J
1)との境界付近に隣接するよう設置され、且つ舗装道
路(H)に沿った街渠(a)内に直列状態に埋設され
る。このとき、各街渠蓋の対向する各排水溝(3)が一
列に連通され、ブロック体(1)の上面は路側帯ブロッ
ク(A)および舗装道路(H)の各上面と面一になる。
【0014】透水性の舗装道路(H)内に浸透した雨水
は、図2に矢印で示すように、透水性の表層(J1)と
不透水性の基層(J2)との境界部分を道路(H)の側
方に向かい流動して、各導水溝(2)を通って排水溝
(3)に流れこむ。この集められた雨水は、排水溝
(3)内を道路縦断勾配にしたがって流れ、各集水用枡
(図示せず)から暗渠(E)内に集められて所定の場所
に排出される。
は、図2に矢印で示すように、透水性の表層(J1)と
不透水性の基層(J2)との境界部分を道路(H)の側
方に向かい流動して、各導水溝(2)を通って排水溝
(3)に流れこむ。この集められた雨水は、排水溝
(3)内を道路縦断勾配にしたがって流れ、各集水用枡
(図示せず)から暗渠(E)内に集められて所定の場所
に排出される。
【0015】そのため、多量の降雨があった場合におい
ても、透水性舗装道路(H)内に浸透した雨水を効率良
く集水して排水でき、舗装路面の劣化を防止できるとと
もに、街渠の上面を水が流れることが極めて少なくなる
ことから交通上の安全を確保できる。しかも、雨水は街
渠を覆蓋する街渠蓋の下面と街渠との間を流れるため、
従来のように落ち葉や塵埃を流すことがなく、暗渠
(E)の目詰まりが殆どなくなる。
ても、透水性舗装道路(H)内に浸透した雨水を効率良
く集水して排水でき、舗装路面の劣化を防止できるとと
もに、街渠の上面を水が流れることが極めて少なくなる
ことから交通上の安全を確保できる。しかも、雨水は街
渠を覆蓋する街渠蓋の下面と街渠との間を流れるため、
従来のように落ち葉や塵埃を流すことがなく、暗渠
(E)の目詰まりが殆どなくなる。
【0016】図3は、この発明に係る街渠蓋の他の実施
例を示す施工状態説明図である。この実施例では、ブロ
ック体(1)の透水性舗装道路(H)との連設側面にL
型鋼(17)が設けられている。このL型鋼(17)に
は複数の透孔(17a)が設けられている。従って、舗
装道路(H)内部に貯留している雨水等がこの透孔(1
7a)を介して導水溝(2)、排水溝(3)へと流れこ
む。また、この実施例においては図3(A)の拡大図に
て示すように排水溝(3)をパイプ状に形成する構成も
好適に採用することができる。このように排水溝(3)
をパイプ状に形成しておくことによって上方からの荷重
に対する強度が良好となる。
例を示す施工状態説明図である。この実施例では、ブロ
ック体(1)の透水性舗装道路(H)との連設側面にL
型鋼(17)が設けられている。このL型鋼(17)に
は複数の透孔(17a)が設けられている。従って、舗
装道路(H)内部に貯留している雨水等がこの透孔(1
7a)を介して導水溝(2)、排水溝(3)へと流れこ
む。また、この実施例においては図3(A)の拡大図に
て示すように排水溝(3)をパイプ状に形成する構成も
好適に採用することができる。このように排水溝(3)
をパイプ状に形成しておくことによって上方からの荷重
に対する強度が良好となる。
【0017】図4は、上記実施例の街渠蓋を高架道路に
適用した場合の斜視図を示す。高架道路では、一般に道
路(H)の両側部に沿ってガッタースクリーン(6)が
設けられおり、このガッタースクリーン(6)と高架道
路の構造体(7)との隙間に道路(H)に沿った排水路
(8)が形成されている。従来では、道路(H)の横断
勾配に沿って道路(H)内を側方に向け流れてきた雨水
は、仮想線で示すようにガッタースクリーン(6)に形
成された通水孔(9)を通って排水路(8)に流れ込む
ようになっていたが、大雨の時には、通水路(9)によ
る集水効率が悪くなって殆どの雨水がガッタースクリー
ン(6)の外側に沿って流れ、道路(H)が水浸しにな
ることがある。そこで、街渠蓋を図2と同様に道路
(H)に沿って配設し、ガッタースクリーン(6)の下
端部分をブロック体(1)の上面に固定する。したがっ
て、道路(H)内を側方に向け流れてきた水は、導水溝
(2)を通って排水溝(3)および排水路(8)内に効
率的に集められる。
適用した場合の斜視図を示す。高架道路では、一般に道
路(H)の両側部に沿ってガッタースクリーン(6)が
設けられおり、このガッタースクリーン(6)と高架道
路の構造体(7)との隙間に道路(H)に沿った排水路
(8)が形成されている。従来では、道路(H)の横断
勾配に沿って道路(H)内を側方に向け流れてきた雨水
は、仮想線で示すようにガッタースクリーン(6)に形
成された通水孔(9)を通って排水路(8)に流れ込む
ようになっていたが、大雨の時には、通水路(9)によ
る集水効率が悪くなって殆どの雨水がガッタースクリー
ン(6)の外側に沿って流れ、道路(H)が水浸しにな
ることがある。そこで、街渠蓋を図2と同様に道路
(H)に沿って配設し、ガッタースクリーン(6)の下
端部分をブロック体(1)の上面に固定する。したがっ
て、道路(H)内を側方に向け流れてきた水は、導水溝
(2)を通って排水溝(3)および排水路(8)内に効
率的に集められる。
【0018】図5は本発明の他の実施例を示す設置状態
の縦断面図を示す。この街渠蓋は、一枚の基板部材(1
0)の下面部分に、前記実施例と同様の複数個の導水溝
(11)と複数個の排水溝(12)とを格子状に交差さ
せて形成し、基板部材(10)の上方からの凹所に充填
部材(13)を充填して上面を面一に形成してブロック
体(15)が構成されている。また、基板部材(10)
の上面に露出した部分に小径の透孔(16)が形成され
ており、ブロック体(15)上の水を透孔(16)によ
り排水溝(12)内に流下させて集水できるようになっ
ている。
の縦断面図を示す。この街渠蓋は、一枚の基板部材(1
0)の下面部分に、前記実施例と同様の複数個の導水溝
(11)と複数個の排水溝(12)とを格子状に交差さ
せて形成し、基板部材(10)の上方からの凹所に充填
部材(13)を充填して上面を面一に形成してブロック
体(15)が構成されている。また、基板部材(10)
の上面に露出した部分に小径の透孔(16)が形成され
ており、ブロック体(15)上の水を透孔(16)によ
り排水溝(12)内に流下させて集水できるようになっ
ている。
【0019】上記街渠蓋の設置に際しては、路側帯ブロ
ック(A)に形成された上述と同様の街渠(a)に断面
略U字形状であって両側面に一定間隔で間欠的に通水孔
(14a)が穿設されたアングル材(14)を敷設し、
この上に街渠蓋を配置する。前記実施例のコンクリート
の一体形成による街渠蓋は、ブロック体(1)を100
mm以上の厚みに形成して、道路幅が比較的広く、重量
の大きい車両が通行する道路に適用できるのに対し、こ
の実施例の街渠蓋は、耐久性を考慮してブロック体(1
5)の厚みを100mm以下の形状にする必要があり、
道路幅が比較的狭くて重量の大きな車両が通行しない道
路に適用できるものである。
ック(A)に形成された上述と同様の街渠(a)に断面
略U字形状であって両側面に一定間隔で間欠的に通水孔
(14a)が穿設されたアングル材(14)を敷設し、
この上に街渠蓋を配置する。前記実施例のコンクリート
の一体形成による街渠蓋は、ブロック体(1)を100
mm以上の厚みに形成して、道路幅が比較的広く、重量
の大きい車両が通行する道路に適用できるのに対し、こ
の実施例の街渠蓋は、耐久性を考慮してブロック体(1
5)の厚みを100mm以下の形状にする必要があり、
道路幅が比較的狭くて重量の大きな車両が通行しない道
路に適用できるものである。
【0020】この街渠蓋は、厚みが小さく、且つ充填部
材(13)として用いる例えばコンクリートの量が少な
いことから、軽量となる利点がある。また、導水溝(1
1)が形成された方向の両側壁は、下部が幅狭となるテ
ーパー面に形成されており、前述の軽量であることと相
まって、上方に持ち上げて容易に清掃やメンテナンスを
行える。基板部材(10)としては、プランクシート、
デッキシート、屋根材またはチャンネル材などを用いる
ことができ、上面に露出する部分には滑り止め加工を施
す必要がある。但し、基板部材(10)の上方部を充填
部材(13)としてのコンクリート内に埋設した場合に
は、コンクリートが自動車のタイヤに対しスリップ力が
大きいことから滑り止めは不要である。
材(13)として用いる例えばコンクリートの量が少な
いことから、軽量となる利点がある。また、導水溝(1
1)が形成された方向の両側壁は、下部が幅狭となるテ
ーパー面に形成されており、前述の軽量であることと相
まって、上方に持ち上げて容易に清掃やメンテナンスを
行える。基板部材(10)としては、プランクシート、
デッキシート、屋根材またはチャンネル材などを用いる
ことができ、上面に露出する部分には滑り止め加工を施
す必要がある。但し、基板部材(10)の上方部を充填
部材(13)としてのコンクリート内に埋設した場合に
は、コンクリートが自動車のタイヤに対しスリップ力が
大きいことから滑り止めは不要である。
【0021】また、前記実施例においては、アングル材
(14)として、図6に示すような側壁部(14c)に
複数の透孔(14b)を設けたものも、好適に使用する
ことができる。このようにアングル材(14)に透孔
(14b)を設けておくことにより、舗装道路(H)内
部に貯留している雨水等を好適に導水溝(2)、排水溝
(3)へと送り込むことができる。さらに図7に示すよ
うアングル材(14)と基板部材(10)とをボルト
(B)で固定する構成も、この発明においては好適に採
用することができる。
(14)として、図6に示すような側壁部(14c)に
複数の透孔(14b)を設けたものも、好適に使用する
ことができる。このようにアングル材(14)に透孔
(14b)を設けておくことにより、舗装道路(H)内
部に貯留している雨水等を好適に導水溝(2)、排水溝
(3)へと送り込むことができる。さらに図7に示すよ
うアングル材(14)と基板部材(10)とをボルト
(B)で固定する構成も、この発明においては好適に採
用することができる。
【0022】図8は本発明の他の使用例を示す斜視図で
ある。この実施例では図1に示した実施例の街渠蓋を二
つ重合している。すなわち、互いの導水溝(2)同志を
重合して導水路(20)を構成し、互いの排水溝(3)
同志を重合して排水路(3)を構成している。したがっ
て、路側帯ブロック(A)が無い場合、或いは街渠
(a)を備えない路側帯ブロック(A)が設置されてい
る場合に有効に利用できる。
ある。この実施例では図1に示した実施例の街渠蓋を二
つ重合している。すなわち、互いの導水溝(2)同志を
重合して導水路(20)を構成し、互いの排水溝(3)
同志を重合して排水路(3)を構成している。したがっ
て、路側帯ブロック(A)が無い場合、或いは街渠
(a)を備えない路側帯ブロック(A)が設置されてい
る場合に有効に利用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の透水性舗装路面用
街渠蓋によれば、透水性舗装路面の表層と基層との境界
部分を道路の側方に流れてきた雨水を、道路横断方向に
沿って配設された導水溝を通って排水溝に集め、排水溝
から集水用枡に流し込むことができるので、通常の降雨
時はもちろん、多量の降雨があった場合においても、透
水性舗装路面に浸透した雨水を効率良く集水して排水で
き。そのため、舗装路面の劣化を防止できるとともに、
交通上の安全を確保することができ、さらに、雨水を街
渠蓋の下面と街渠との間を流して排水するため、落ち葉
や塵埃を流すことがなく、暗渠の目詰まりの発生を防止
できる。
街渠蓋によれば、透水性舗装路面の表層と基層との境界
部分を道路の側方に流れてきた雨水を、道路横断方向に
沿って配設された導水溝を通って排水溝に集め、排水溝
から集水用枡に流し込むことができるので、通常の降雨
時はもちろん、多量の降雨があった場合においても、透
水性舗装路面に浸透した雨水を効率良く集水して排水で
き。そのため、舗装路面の劣化を防止できるとともに、
交通上の安全を確保することができ、さらに、雨水を街
渠蓋の下面と街渠との間を流して排水するため、落ち葉
や塵埃を流すことがなく、暗渠の目詰まりの発生を防止
できる。
【0024】また、ブロック体の透水性舗装道路との連
設面にL型鋼を設け、このL型鋼に透孔を形成しておく
と、舗装道路内部に貯留している雨水を導水溝、排水溝
へと効率良く集めることができる。さらにブロック体を
コンクリートで一体形成すれば、道路幅が比較的広く、
重量の大きい車両が通行する道路に適用できる。一方、
ブロック体を、排水溝および導水溝を含む下面部分を構
成する基板部材と、この基板部材の上方からの凹所に充
填されて面一の上面を形成する充填部材とから構成すれ
ば、安価に製作でき、道路幅が比較的狭くて重量の大き
な車両が通行しない道路に適用できる。基板部材に排水
溝に通じる小径の透孔を形成すれば、多量の降雨があっ
た場合に、道路に浸透せずに路面上を流れてきた雨水を
も排水溝に集めることができ、街渠上の安全性がさらに
高まり、暗渠の目詰まりをさらに確実に防止できる
設面にL型鋼を設け、このL型鋼に透孔を形成しておく
と、舗装道路内部に貯留している雨水を導水溝、排水溝
へと効率良く集めることができる。さらにブロック体を
コンクリートで一体形成すれば、道路幅が比較的広く、
重量の大きい車両が通行する道路に適用できる。一方、
ブロック体を、排水溝および導水溝を含む下面部分を構
成する基板部材と、この基板部材の上方からの凹所に充
填されて面一の上面を形成する充填部材とから構成すれ
ば、安価に製作でき、道路幅が比較的狭くて重量の大き
な車両が通行しない道路に適用できる。基板部材に排水
溝に通じる小径の透孔を形成すれば、多量の降雨があっ
た場合に、道路に浸透せずに路面上を流れてきた雨水を
も排水溝に集めることができ、街渠上の安全性がさらに
高まり、暗渠の目詰まりをさらに確実に防止できる
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同上実施例の設置状態の縦断面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す設置状態説明図で
ある。
ある。
【図4】この発明の実施例のさらに他の設置例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】この発明の他の実施例の設置状態の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】図5に示した実施例におけるアングル材の他の
実施例を示す説明図である。
実施例を示す説明図である。
【図7】図5に示した実施例の他の設置例を示す断面図
である。
である。
【図8】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の排水施設を示す縦断面図である。
1,15 ブロック体 2,20 導水溝 3,12 排水溝 10 基板部材 13 充填部材 16 透孔
Claims (5)
- 【請求項1】 不透水性の基層の表面に透水性を有する
表層が施工された透水性舗装道路に沿った街渠内に直列
状態に埋設され、路面と面一になるよう街渠を施蓋する
透水性舗装路面用街渠蓋であって、 街渠に埋入される矩形状のブロック体の下面に排水溝と
この排水溝に連通する導水溝とがそれぞれ設けられ、 前記排水溝は、前記ブロック体における道路に沿った方
向の両端間を貫通しており、 前記導水溝は、ブロック体における舗装道路内の前記基
層と表層との境界付近に隣接する箇所から道路横断方向
に沿って配設されてなることを特徴とする透水性舗装路
面用街渠蓋。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ブロック体の透
水性舗装道路との連設側面にはL型鋼が設けられ、この
L型鋼には複数の透孔が形成されてなることを特徴とす
る透水性舗装路面用街渠蓋。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ブロック
体はコンクリートで一体形成されていることを特徴とす
る透水性舗装路面用街渠蓋。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、前記ブロック
体は、前記排水溝および前記導水溝を含む下面部分を構
成する基板部材と、この基板部材の上方からの凹所に充
填されて面一の上面を形成する充填部材とからなること
を特徴とする透水性舗装路面用街渠蓋。 - 【請求項5】 請求項4において、前記ブロック体の上
面から前記排水溝へ通じる小径の透孔が形成されている
ことを特徴とする透水性舗装路面用街渠蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6225867A JP2764544B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 透水性舗装路面用街渠蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6225867A JP2764544B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 透水性舗装路面用街渠蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0860736A true JPH0860736A (ja) | 1996-03-05 |
JP2764544B2 JP2764544B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16836095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6225867A Expired - Lifetime JP2764544B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 透水性舗装路面用街渠蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764544B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006132302A (ja) * | 2004-06-04 | 2006-05-25 | Shinichiro Hayashi | 新規な土木用資材およびそれを用いた雨水等を舗装面下に貯留もしくは流出させる舗装 |
KR20160053763A (ko) * | 2015-08-20 | 2016-05-13 | 최영재 | 쿠션형 보도블럭 |
KR101643343B1 (ko) * | 2016-01-27 | 2016-08-10 | 연세대학교 산학협력단 | 도로 포장용 블럭 및 이를 이용한 블럭 설치방법 |
CN110055826A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-07-26 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种路堑齿轨铁路增强型道床结构及构筑方法 |
JP2021161782A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | Jfe建材株式会社 | 水路用蓋 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06346497A (ja) * | 1993-06-11 | 1994-12-20 | Arai Motonosuke | 透水性舗装用街渠の構造及び街渠用ブロック |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6225867A patent/JP2764544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06346497A (ja) * | 1993-06-11 | 1994-12-20 | Arai Motonosuke | 透水性舗装用街渠の構造及び街渠用ブロック |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006132302A (ja) * | 2004-06-04 | 2006-05-25 | Shinichiro Hayashi | 新規な土木用資材およびそれを用いた雨水等を舗装面下に貯留もしくは流出させる舗装 |
KR20160053763A (ko) * | 2015-08-20 | 2016-05-13 | 최영재 | 쿠션형 보도블럭 |
KR101643343B1 (ko) * | 2016-01-27 | 2016-08-10 | 연세대학교 산학협력단 | 도로 포장용 블럭 및 이를 이용한 블럭 설치방법 |
CN110055826A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-07-26 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种路堑齿轨铁路增强型道床结构及构筑方法 |
CN110055826B (zh) * | 2019-04-28 | 2023-09-22 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种路堑齿轨铁路增强型道床结构的构筑方法 |
JP2021161782A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | Jfe建材株式会社 | 水路用蓋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2764544B2 (ja) | 1998-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110565511A (zh) | 一种钢桁梁桥排水系统 | |
JP4331744B2 (ja) | 道路の排水構造とこれに用いる埋設側溝 | |
JP2764544B2 (ja) | 透水性舗装路面用街渠蓋 | |
JPH0853808A (ja) | 透水性歩道ブロック | |
JP2000104206A (ja) | 舗装用平板並びにこれを用いた舗装及び歩道の構造 | |
JP2996396B1 (ja) | 透水性アスファルト舗装道路の浸透水排出設備とその施工法 | |
JPH033010B2 (ja) | ||
CN211057607U (zh) | 一种钢桁梁桥排水系统 | |
JP4080269B2 (ja) | 歩道巻き込み部の排水構造 | |
JP3728635B2 (ja) | 排水性舗装用排水路 | |
JP2004244911A (ja) | 透水舗装の排水構造及び縁石ブロック | |
JP3186992B2 (ja) | 道路橋の排水施設、伸縮装置、伸縮継手及び排水装置 | |
JP4445850B2 (ja) | 排水性舗装用縁石ブロックの施工方法 | |
JPH01287324A (ja) | アスファルト舗装コンクリート床版の排水構造 | |
JP3125931U (ja) | 側溝の道路横断構造 | |
JP2004332331A (ja) | L型街渠ブロックとこれを用いた舗装道路の排水構造 | |
JP3665792B2 (ja) | 舗装道路の構造 | |
JP4504220B2 (ja) | 排水路 | |
JPH07224456A (ja) | 透水ブロック | |
JP3334947B2 (ja) | 透水性舗装用街渠の構造及び街渠用ブロック | |
JP3073705B2 (ja) | 排水ブロック | |
JP2001207404A (ja) | 道路の透水性舗装構造 | |
JP2009074363A (ja) | 道路の排水構造とこれに用いる埋設側溝 | |
JPH08209791A (ja) | 透水性舗装用排水溝 | |
JP2001026974A (ja) | 路面の排水構造 |