JP3073705B2 - 排水ブロック - Google Patents

排水ブロック

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JP3073705B2
JP3073705B2 JP09086982A JP8698297A JP3073705B2 JP 3073705 B2 JP3073705 B2 JP 3073705B2 JP 09086982 A JP09086982 A JP 09086982A JP 8698297 A JP8698297 A JP 8698297A JP 3073705 B2 JP3073705 B2 JP 3073705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性舗装道路の
路肩排水工として好適に実施することができる排水ブロ
ックに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アスファルト舗装された道路に
おいて、舗装体の両側部に沿う路肩には、コンクリート
製の排水ブロックがその上面が路面に連なるようにして
敷設される。排水ブロックの下方には、上方に臨んで開
口する取水孔を有するコンクリート製の開渠構造体が埋
設されており、この開渠構造体上に前記排水ブロックが
載置されている。このような開渠排水構造体は、たとえ
ばコンクリート製の円形水路ブロックおよびその基礎工
などによって実現され、また排水ブロックはコンクリー
ト製のL形ブロックによって実現される。このL形ブロ
ックは、道路の縦断方向に複数個が隣接して敷設され、
これらの排水ブロック列間には、たとえば20mごとに
有孔の取水蓋が介在されて、街渠排水路を構成してい
る。各取水蓋はコンクリート製の集水桝上に載置され、
排水ブロック上を縦断勾配によって流れる水を集水桝内
に落とし込み、集水桝から暗渠排水管によって道路下に
埋設される下水管などに排水することができるように構
成されている。前記取水蓋は、たとえばグレーチングに
よって実現される。
【0003】前記舗装体は、平坦に転圧された路床上に
砕石によって路盤が積重され、この路盤上には基層およ
び表層から成る上層が積重され、表層によって形成され
る路面は、横断方向に道路中心から両側方に向けて下方
に傾斜する2%程度の排水勾配を有する。前記上層のう
ちの基層は、クラッシャーランと呼ばれる粒度調整砕石
が用いられ、また表層はアスファルト混合材を転圧して
基層の表面に皮膜状に形成される透水性の低い被覆層で
ある。したがって降雨はわずかに表層に浸透して基層内
に達し、路盤および路床に浸透するが、前記表層は透水
性が低いため、降雨の大部分は路面上を横断勾配によっ
て両側へ流れて最も低い前記街渠排水路上に導かれ、取
水蓋の取水孔を通過して集水桝内に落下し、上記の暗渠
排水管を介して、下水管などの雨水排水設備に導かれた
後、河川などに放流される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、降雨は透水性の低い舗装体の路面上を流れて取水
蓋の取水孔から集水桝内に落下して自由排水されるの
で、この集水桝から暗渠排水管を介して雨水排水設備に
導かれる雨水は急増し、この雨水排水設備から放流され
る雨水によって河川の水位は急激に増加する。特に、降
雨強度が高いときには、その地域よりも下流河川への流
出量が降雨開始から短時間で増加し、下流河川が氾濫す
るなどの予期し得ない水災害が発生する恐れがある。
【0005】また上記の透水性の低い路面への降雨は、
その路面上に水の膜を形成し、これによって走行車輌の
タイヤと路面との摩擦が小さくなってハイドロプレーニ
ング現象を生じ、走行車輌の制動距離が長くなるととも
に、対向車輌および先行車輌の跳上げ水によるスモーキ
ング現象を生じて運転者の視界を妨げ、車輌走行時の安
全性が低下してしまうという問題が生じる。
【0006】したがって本発明の目的は、降雨によって
路面上に水の膜を発生しないようにして、降雨による走
行車輌の安全性の低下を防止することができるととも
に、河川および排水設備の急激な水位の増加を抑制し
て、円滑に路面の降雨を排水することができるようにし
た排水ブロックを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、上方に臨んで開口する取水孔を有し、舗装体の透水
性を有する排水層よりも下方に埋設される開渠排水構造
体上に設けられ、前記取水孔を上方から覆うコンクリー
ト製の排水ブロックであって、前記開渠排水構造体に臨
む底部と、前記排水層に臨む側部とを連通する複数の水
抜き孔が長手方向に間隔をあけて形成され、かつ前記底
部には、前記長手方向に垂直な幅方向両端部に、幅方向
両端部間の中間部よりも突出し、開渠排水構造体に支持
される脚部が形成されることを特徴とする排水ブロック
である。本発明に従えば、透水性を有する排水層よりも
下方に埋設される開渠排水構造体上には、排水ブロック
が設けられる。この排水ブロックには、その底部と側部
とにわたって複数の水抜き孔が長手方向に間隔をあけて
形成され、この水抜き孔によって前記排水層内に浸透し
た水を路面から湧出させずに開渠排水構造体の取水孔に
導き、開渠排水構造体によって所定の排水設備、たとえ
ば雨水排水管によって河川などへ導いて排水することが
できる。このような水抜き孔を有する排水ブロックによ
って、常に路面全体から吸収した水を排水層内で横断勾
配おび縦断勾配に応じて徐々に移動させながら前記水抜
き孔を介して開渠排水構造体内に円滑に導くことができ
る。このようにして、常に適度の流量で路面全体の降雨
を排水することができるので、従来のようなアスファル
ト舗装のように、降雨によって路面上に水の膜が発生せ
ず、走行車輛の安全性の低下を阻止することが可能とな
る。また降雨強度は大きいけれども降雨時間は短い降
雨、たとえば夕立のような降雨の場合、排水層内に染み
込んだ水は徐々に移動するので、いわば排水層内に一時
的に貯留されることによる流出時間の遅延によって、従
来のように降雨が路面上を横断方向に流れて排水ブロッ
ク上に溜まり、この排水ブロック上を縦断勾配に応じて
下流側に流れて、取水蓋の取水孔から集水桝内に流れ込
むという長い排水経路の途中で流量が増加し、降雨の直
後に河川および排水設備などに一度に多量の流量で雨水
が流れ込み、水位が急激に増加して氾濫するという不具
合が防がれる。また排水槽内を徐々に移動する水は、舗
装の横断方向に最も近接した位置の排水ブロックの水抜
き孔を介して開渠排水構造体内に円滑に導かれるので、
降雨が路面上に湧出して路面上に水の膜が発生せず、路
面のすべり抵抗の低下による走行車輛のハンドルぶれお
よびスリップなどの発生ならびに水はねおよび運転者の
視界低下を防止することができる。
【0008】前記排水ブロックの底部には、その幅方向
両端部の中間部よりも突出する脚部が形成されるので、
この排水ブロックを開渠排水構造体上に載置したとき、
排水ブロックは脚部によって支持され、中間部と開渠排
水構造体との間を離間させておくことができる。これに
よって排水ブロックの底部全体が開渠排水構造体に支持
される場合に比べて、排水ブロックのがたつきを防止す
るために、排水ブロックの底面および開渠排水構造体の
上面に高い平坦度が要求されることになり、製造上、む
やみに高い精度を達成しなければならないという不具合
が防がれ、施工性および生産性を向上することができ
る。また排水ブロックを開渠排水構造体上に安定して支
持させるのは、排水ブロックに脚部がなく平坦な底面で
支持される場合に、排水ブロックが砂または小石などの
介在物を介して開渠排水構造体に支持され、排水ブロッ
クが浮いた状態となるので、路肩に寄って走行する車輛
の重量および衝撃力によって排水ブロックに局部的に大
きな応力が発生し、破損してしまうとともに、排水ブロ
ックが開渠排水構造体に当接したことによる当接音が発
生するおそれがあり、脚部が形成されることによりこれ
らの問題点を解消することができるからである。
【0009】請求項2記載の本発明の排水ブロックの上
部には、長手方向に間隔をあけて複数の吊下げ部材が埋
設されることを特徴とする。本発明に従えば、排水ブロ
ックの上方に複数の吊下げ部材が埋設されるので、この
吊下げ部材にワイヤロープなどの索条を係止して、クレ
ーンなどによって吊上げて、開渠排水構造体への設置作
業、排水ブロックの製造工場から現場への運搬作業およ
び荷役作業を行うことができ、排水ブロックの移動作業
の効率を向上することができる。前記吊下げ部材として
は、商業的に入手が容易なホールインアンカー、U字状
ボルト、L形金具などを適宜選択して用いることができ
る。
【0010】請求項3記載の本発明の排水ブロックの長
手方向両端部には、連結用ねじ部材が埋設されることを
特徴とする。本発明に従えば、排水ブロックの長手方向
両端部に連結用ねじ部材が埋設されるので、長手方向に
隣接して配置される各排水ブロックの相互間にわたって
既存の連結部材を装着し、前記連結用ねじ部材に螺着す
ることができるボルトまたはナットなどの既存の締付部
材を用いて、前記連結部材を締付けて固定し、各排水ブ
ロックを相互に連結することができる。このように連結
用ねじ部材を予め排水ブロックに埋設しておくことによ
って、現場での各排水ブロックの連結作業が容易であ
り、施工作業の効率が向上される。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
排水ブロック1およびそれを用いた路面排水構造を示す
断面図である。なお、同図は、道路の断面構成がセンタ
ーライン9に関して左右対称であるため、片側車線だけ
が簡略化して示されている。道路2は、所定の幅員およ
び車線数を有する車道3と、歩道4と、車道3および歩
道4間に設けられる路側帯5とから成る。
【0014】車道3は、上面6が平坦状に転圧された路
床7上に路盤8が設けられる。この路盤8は、転圧しな
がら締め固められ、センターライン9から路側帯5に向
かって下方に傾斜する横断勾配i1を有する第1路盤面
10と、この第1路盤面10の路側帯5寄りの端部から
予め定める勾配i2で下方に傾斜する第2路盤面11
と、第2路盤面11の路側帯5寄りの端部に連なり、ほ
ぼ水平に形成される第3路盤面12とを有する。この第
3路盤面12の横断面上の水平方向の距離L1は、15
0〜200mm程度に選ばれる。このような路盤8上に
は、ポーラスなアスファルト混合材によって透水性アス
ファルト層13が形成される。この透水性アスファルト
層13の路面14は、所定の排水勾配i3を有する。こ
の排水勾配i3は、前記路盤8の第1路盤面10の横断
勾配i1と同一であり、たとえばi1=i3=1.5%
に選ばれ、この路面14上を車輌が走行する。
【0015】透水性アスファルト層13は、路盤8上に
たとえば50〜100mm程度の厚みで粗粒度アスファ
ルトコンクリートを舗設して形成される不透水性の基層
15aと、この基層15a上にたとえば50mm程度の
厚みで開粒度アスファルトコンクリートを舗設して形成
される透水性を有する排水層15bと、排水層15bの
下方で前記基層15aの路側帯5寄りの端部および排水
ブロック1の側部42間に充填され、砕石および開粒度
アスファルトコンクリートなどから成る集水層15cと
によって構成される。排水層15bは、空隙率20%、
有効空隙比0.6、透水係数0.25cm/sec、厚
み50mm、道路幅員3.5mとしたとき、2.1×1
4 cm3 の保水量Q1を有する。排水層15bの排水
量Q2は、雨水が横断方向にのみ流れ、ダルシーの法則
が適用できるものとし、横断勾配を2%としたとき、Q
2=21.6×104cm3/日である。排水層15bの
排水能力Q3は、Q3=Q1+Q2=23.7×104
cm3/日であり、したがって1日の降雨量が単位延長
距離1mあたり23.7×104cm3/日までであれ
ば、路面に滞水を生じることなく雨水を処理することが
可能である。また排水層15bは、ポーラスなアスファ
ルト混合材によって形成されるので、車輌が走行したと
きの騒音、たとえばタイヤと路面との摩擦音を約2〜5
デシベル程度低減することができる。前記路盤8とアス
ファルト層13とによって舗装体を構成する。
【0016】このような車道3に路側帯5を挟んで隣接
する歩道4は、路床18上に路盤19が設けられ、この
路盤19上にはアスファルト層20が敷設される。路床
18の上面21は転圧されてほぼ水平とされ、路盤19
の路盤面22は路側帯5に近接するにつれて下方となる
横断勾配i4をなし、その上方に前記アスファルト層2
0がほぼ同一の厚みで設けられる。したがってアスファ
ルト層20の路面23は、路盤面22と平行であり、路
側帯5に近接するにつれて下方に傾斜され、排水勾配i
5を有する。横断勾配i4および排水勾配i5は、i4
=i5=2%に選ばれる。
【0017】アスファルト層20は、クラッシャーラン
などの粒度調整砕石から成る基層と、その上方を覆うア
スファルト混合材から成る表層とから成り、車道3の排
水層15bよりも透水性が低く、路面23上の降雨は、
そのほとんどが路面23を排水勾配i5によって路側帯
5側へ流れて自由排水される。歩道4の路側帯5との境
界線24に沿ってコンクリート製の縁石25が敷設され
る。この縁石25は、図1の紙面に垂直な縦断方向の長
さが、たとえば500mm程度であり、その断面形状は
台形である。このような縁石25は、セメントモルタル
から成る均しモルタル層26によって基礎コンクリート
層27上に敷設され、基礎コンクリート層27の下方に
は、基礎栗石28が敷設される。
【0018】上記のような歩道4と車道3との間には、
路側帯5が介在される。この路側帯5には、上方に臨ん
で開孔する取水孔31を有し、透水性を有する排水層1
5bおよび集水層15cよりも下方、換言すれば路盤8
の第3路盤面12よりも下方に埋設される開渠排水構造
体32と、この開渠排水構造体32に載置され、前記取
水孔31を上方から覆うコンクリート製の排水ブロック
1とが設けられる。開渠排水構造体32は、取水孔31
が上方に臨んで開口する断面形状が円形の水路33を有
する円形水路ブロック34と、セメントモルタルから成
る均しモルタル層35と、基礎コンクリート層36と、
基礎栗石37とを含む。
【0019】基礎栗石37は、たとえば再生クラッシャ
ーランが用いられる。このような基礎栗石37は、前記
円形水路ブロック34の幅B1よりも両側に幅B2,B
3だけ突出した幅B4を有し、厚みT1の層厚を有す
る。1例として、円形水路ブロック34の幅B1は、B
1=550mmに選ばれ、この円形水路ブロック34の
両側面から外側方に突出する幅B2,B3は、B2=B
3=100mmに選ばれ、したがって基礎栗石37の幅
B4は750mmに選ばれる。また厚みT1は、たとえ
ば150mmに選ばれる。このような基礎栗石37上に
は、前記基礎コンクリート層36が敷設される。基礎コ
ンクリート層36の幅は、前記基礎栗石37の幅B4と
同様であり、厚みT2はたとえばT2=50mmに選ば
れる。このような基礎コンクリート層36上には、前記
円形水路ブロック34の幅B1と同一幅を有する均しモ
ルタル層35が厚みT3で敷設される。この厚みT3
は、たとえばT3=20mmに選ばれる。このような均
しモルタル層35上に設置される前記円形水路ブロック
34は、たとえば高さH1=550mmに選ばれ、その
断面中心には同軸に前記水路33が形成される。この水
路33の内径Dは、D=300mmに選ばれる。前記均
しモルタル層35および基礎コンクリート層36は現場
で打設され、基礎栗石37もまた現場で敷設される。ま
た円形水路ブロック34は、図1の紙面に垂直な縦断方
向の長さが2000mmの定尺のコンクリート製であっ
て、工場で製造され、現場に搬入されて基礎コンクリー
ト層36が硬化した後、均しモルタル層35を打設しな
がら所定の縦断勾配で設置される。円形水路ブロック3
4の前記取水孔31の両側の上面38a,38bは、相
互に近接する方向に下方、すなわち水路33に向かって
傾斜する排水勾配i6,i7を有する。これらの排水勾
配i6,i7は、たとえばi6=i7=2%に選ばれ
る。このような排水勾配i6,i7を有する各上面38
a,38bのうち、透水性アスファルト層13寄りに配
置される一方の上面38aは、アスファルト層13から
の水を迅速に取水孔31に導くために、他方の上面38
bの排水勾配i7よりも大きく、たとえばi6=3〜6
%の範囲で適宜傾斜させるようにしてもよい。このよう
な円形水路ブロック34の各上面38a,38b上に、
前述の排水ブロック1が載置され、この排水ブロック1
の構成について以下に詳述する。
【0020】図2は排水ブロック1を車道3側から見た
正面図であり、図3は排水ブロック1を図2の上方から
見た平面図であり、図4は図2の切断面線IV−IVか
ら見た排水ブロック1の拡大断面図である。
【0021】前記排水ブロック1には、開渠排水構造体
32の円形水路ブロック34の各上面38a,38b上
に載置された状態において、円形水路ブロック34に臨
む底部41と、前記アスファルト層13に臨む一方の側
部42とを連通する複数の水抜き孔43が、図2および
図3の左右方向である長手方向に間隔をあけて形成され
る。各水抜き孔43は、底部41の前記円形水路ブロッ
ク34の各上面38a,38bに臨む底面44で開放し
て形成されており、この水抜き孔43に異物が詰まった
ときには排水ブロック1を上方に持ち上げて前記異物を
容易に除去することができる。
【0022】各水抜き孔43は、図2に示す正面形状に
おいて、上縁の長手方向の幅B5がたとえばB5=40
mmに選ばれ、下縁の幅B6がたとえばB6=50mm
に選ばれ、図2における上下方向の高さH2がたとえば
H2=75mmに選ばれる。また排水ブロック1の長手
方向の長さL2は、たとえば2000mmに選ばれ、各
水抜き孔43の間隔ΔLは、たとえばΔL=200mm
に選ばれる。また排水ブロック1の車道3側の一方の側
部42の高さH3は、たとえばH3=180mmに選ば
れ、歩道4側の他方の側部45の高さH4は、たとえば
H4=150mmに選ばれる。
【0023】排水ブロック1の上部46は、前記一方の
側部42から他方の側部45に向かって排水勾配i8で
下方に傾斜する上面47を有する。この上面47の排水
勾配i8は、たとえばi8=6%に選ばれる。この上面
47の幅方向両端部と、各側部42,45の各側面4
8,49とが交差する角部50a,50bは、たとえば
半径6mmの円弧状に面取りされている。また底部41
の底面51の幅方向両端部と、各側面48,49とが交
差する角部50c,50dもまた、上記角部50a,5
0bと同様に、半径6mmの円弧状に面取りされてい
る。このように排水ブロック1の四隅となる各角部50
a〜50dを面取りしておくことによって、製造時にお
ける型枠に対する賦形性が良好であり、成形後も他の物
品との衝突によって容易に破損してしまうことが防がれ
る。
【0024】排水ブロック1の底部41には、図4の左
右方向となる幅方向両端部52a,52bに、これらの
幅方向両端部52a,52b間の中間部53よりも図4
における下方に突出し、開渠排水構造体32の円形水路
ブロック34の上面38a,38bに支持される一対の
脚部54a,54bが、図4の紙面に垂直な長手方向に
延びて形成される。各脚部54a,54bの底面51を
含む一仮想平面上における幅B5,B6は、たとえばB
5=B6=70mmに選ばれる。これらの脚部54a,
54bと、前記底面51を含む一仮想平面よりも退避し
た位置に配置される中間部53との間に台形状の凹所5
5が形成される。このような排水ブロック1を前記円形
水路ブロック34の上面38a,38b上に載置したと
き、各脚部54a,54bだけが円形水路ブロック34
の各上面38a,38bに接触するので、底部41がほ
ぼ全面にわたって各上面38a,38bに接触して支持
される場合に比べて、排水ブロック1のがたつきをなく
し、安定して支持することができる。
【0025】さらに排水ブロック1の上部46には、複
数(本実施形態では2)の吊下げ部材であるアンカーナ
ット61a,61bが、前記長手方向に間隔をあけて左
右均等にインサート成形によって埋設される。各アンカ
ーナット61a,61bには、ねじ孔がそれぞれ刻設さ
れ、クレーンなどを用いて吊下げのためのフック状金具
を螺着することができる。したがってたとえばトラック
などの運搬車輌への積み降ろし作業および現場での設置
作業時に、クレーンによって、排水ブロック1を安定し
た状態で吊上げおよび吊降ろすことができ、作業性を向
上することができる。このようなアンカーナット61
a,61bの各軸線は、排水ブロック1の上面47に垂
直であり、前記幅方向の中央位置にそれぞれ設けられ
る。したがって各アンカーナット61a,61bに、上
記のようにフック状の吊金具などを螺着してクレーンに
よってワイヤで吊上げたときに、排水ブロック1の上面
47がほぼ水平となり、吊上げられた状態で安定させる
ことができる。
【0026】排水ブロック1の長手方向一端部62aに
は、連結用ねじ部材であるアンカーナット63a,63
bが、インサート成形によって両側部42,45に形成
される各凹所64a,64bに臨んで埋設される。各ア
ンカーナット63a,63bは、ねじ孔65a,65b
をそれぞれ有する。また各凹所64a,64bは、外方
に向かうにつれて広くなる四角錐台状に形成される。こ
のように各凹所64a,64bが四角錐台状に形成され
るとともに、底部41の前記凹所55が排水ブロック1
の横断面形状(図1および図4参照)において台形状に
形成されるので、排水ブロック1を型枠を用いて製造す
るとき、各凹所55;64a,64bを形成するため
に、各凹所55;64a,64bに対応した形状で凸状
とされる型枠を容易に外すことができる離型性が良好で
ある。
【0027】また前記長手方向一端部62aと同様に、
排水ブロック1の長手方向他端部62a1にもまた、各
アンカーナット63a1,63b1、各凹所64a1,
64b1が、上記した型枠を用いての製造時に離形性が
良好となるように構成されている。
【0028】図5は、各連結用のアンカーナット63
a,63a1を用いて隣接する各排水ブロック1を連結
するための連結手段67の具体的構成を示す断面図であ
る。なお、隣接する各排水ブロック1のうち、一方の排
水ブロック1の長手方向一端部62aに対応する他方の
排水ブロック1の長手方向他端部62a1の構成には、
添字aに代えて添字a1を付す。連結手段67は、上記
の各連結用アンカーナット63a,63a1のねじ孔6
5a,65a1に螺着される一対のボルト68a,68
a1と、図5の左右方向である長手方向両端部に各ボル
ト68a,68a1が挿通するボルト挿通孔69a,6
9a1が形成される連結部材70と、連結部材70と排
水ブロック1との間に介在され、各ボルト68a,68
a1に挿通される一対のワッシャ71a,71a1とを
含む。
【0029】連結部材70は、ステンレス鋼などの耐腐
食性を有する金属から成り、長手方向両端部に形成され
る各ボルト挿通孔69a,69a1は、挿入された各ボ
ルト68a,68a1の軸線に平行な内周面72と、こ
の内周面72に連なり、連結部材70の長手方向に沿っ
て外側方寄りになるにつれて、連結部材70の一表面側
に浅く形成される案内面73とを有する。また上記の各
ボルト68a,68a1は、外周面に外ねじが刻設され
た軸部74と、軸部74の軸線方向一端部に連なる円錐
台状部75と、この円錐台状部75の軸線方向一端部に
同軸に一体に形成される頭部76とを有する。このよう
なボルト68a,68bを締め付けることによって、円
錐台状部75の外周面が、連結部材70の案内面73に
よって各ボルト68a,68a1が相互に近接する方向
に案内され、これによって図6に示されるように各排水
ブロック1が長手方向に相互に近接する方向に引張り力
を作用させ、相互に対向する端面77a,77bに設け
られるゴムなどの可撓性および弾発性材料から成る目地
材78a,78bを密着させ、各排水ブロック1を水密
に連結することができる。
【0030】このように本実施形態の構成では、排水層
15b内に染み込んだ水は、路盤8の第1および第2路
盤面10,11の横断勾配i1,i2によって路側帯5
側に導かれ、第2および第3路盤面11,12上の集水
層15cを通過し、円形水路ブロック34の車道3側の
上面38a上を伝って取水孔31から水路33内に落下
し、路面14上の降雨を徐々に広い領域にわたって回収
することができる。排水層15bは上記したように保水
量Q1の水を貯留するので、たとえば降雨強度は大きい
が降雨時間は短い夕立のような降雨の際に、強度が短時
間に大きくなっても、前記保水量Q1を超えるまで水を
貯留し、降雨終了後は、排水層15b内の貯留水は、前
記横断勾配i3に応じた速度で排水される。このとき排
水ブロック1は、その水抜き孔43の開口面積に応じた
最大許容流量内で、水を取水孔31に導くので、図示し
ない雨水排水管などの既設排水設備および河川などに放
流される流量が急激に増加せず、これによって河川の異
常な増水が防がれ、予期し得ない河川の氾濫などの水災
害の発生を防止することができる。また雨水は排水層1
5bに一時的に貯留されるので、水たまりの生じない車
道3が実現される。したがって、上記した従来技術に関
連して述べたような、車道の水たまりに起因する走行車
輌のスリップおよび制動距離の延長、ならびに水はねお
よび運転者の視界低下を防ぎ、走行車輌の安全性が低下
することを阻止できる。
【0031】図7は、本発明の実施の他の形態を示す断
面図である。なお、前述の実施の形態と対応する部分に
は同一の参照符を付す。本実施の形態の排水ブロック1
aは、上部46に格子状の溝81が形成される。この溝
81は、排水ブロック1aの幅方向中央部で長手方向に
延びる縦溝部分82と、縦溝部分82に垂直な方向、す
なわち排水ブロック1aの幅方向に延び、長手方向に等
間隔をあけて形成される複数の横溝部分83とを有す
る。各横溝部分83と縦溝部分82との各交差部には、
透孔84がそれぞれ形成される。このような透孔84
は、各水抜き孔43間で、取水孔31に臨んで形成さ
れ、排水ブロック1a上にたまった水をも、直接に円形
水路ブロック34の水路33内に落下させて排水するこ
とができる。したがって車道3の幅員が広く、歩道4の
幅も大きく、横断方向の取水面積が広い場合であって
も、路肩に水が溜まることが防がれ、走行車輌による跳
ね上げた水が歩行者を汚損してしまうという不具合が防
がれる。
【0032】図8は、本発明の実施のさらに他の形態を
示す断面図である。なお、前述の実施の形態と対応する
部分には同一の参照符を付す。本実施の形態の排水ブロ
ック1bは、幅方向両側部に開放した水抜き孔43a,
43bが、長手方向に交互に設けられるとともに、各水
抜き孔43a,43b間には、排水ブロック1bの長手
方向に等間隔をあけて複数の中央孔87が形成される。
このような排水ブロック1bは、たとえば道路の中央分
離帯の排水工として好適に実施することができ、排水ブ
ロック1bの両側の排水層15bに浸透した水を、両側
から円形水路ブロック34の水路33内に回収して排水
することができる。また排水ブロック1bが中央分離帯
に設けられる場合には、上部46に排水勾配を設けるこ
とができないために、中央孔87によって排水ブロック
1b上の水を水路33内に落下させることができ、これ
によって排水ブロック1b上に水溜まりが生じることが
防がれる。
【0033】本発明の実施のさらに他の形態として、上
記の各排水ブロック1;1a,1bの水抜き孔43;4
3a,43bは、直接に取水層15cに臨んで開口する
必要はなく、たとえばドレン排水管またはクラッシャー
ランなどの粒度調整砕石によって形成される透水層を介
して、間接的に排水層に浸透した水を導くようにしても
よい。
【0034】本発明の実施のさらに他の形態として、前
述の各実施の形態の開渠排水構造体32の円形水路ブロ
ック34に代えて、U形ブロックを用いるようにしても
よく、その他の排水用ブロックを適宜選択して用いるよ
うにしてもよい。
【0035】本発明の実施のさらに他の形態として、各
排水ブロック1;1a,1bの曲げ引張り強度および曲
げ圧縮強度を向上するために、繊維強化されたコンクリ
ート混合材料を用いるようにしてもよい。
【0036】図9は本発明の実施のさらに他の形態の排
水ブロック1cの型枠部材90を開渠排水構造体32上
に乗載した状態を示す断面図であり、図10は排水ブロ
ック1cを車道3側から見た平面図である。なお、前述
の実施の形態と対応する部分には同一の参照符を付す。
本実施の形態の排水ブロック1cは、開渠排水構造体3
2上に型枠部材90を乗載して、さらに側型枠93a,
93bで幅方向を挟んで、その上方から生コンクリート
を流し込んで硬化させるいわゆる場所打ちコンクリート
によって構築される。
【0037】型枠部材90は、水抜き孔43を規定する
中空の水抜き部91を有し、合成樹脂などによって形成
される。この型枠部材90を開渠排水構造体32上に乗
載した状態で、その上方から生コンクリートを流し込む
と、型枠部材90は、前記生コンクリートの重みで、開
渠排水構造体32の上面形状に沿ってたわむので、たと
えばすりつけ区間など道路2の縦断勾配が変化する場所
において、その縦断勾配の変化に対応した排水ブロック
を現場で容易に、かつ安価に実現することができる。ま
た、水抜き孔43の大きさおよび間隔ΔLは、現場に応
じて適宜変更することが可能であるので、たとえば現場
によって異なる道路2の幅員および排水層15bの厚み
などの道路2の横断構造ならびに地域によって異なる降
雨量などの各種の条件に応じた流量の排水能力を有する
排水ブロックを、容易にかつ安価に実現することができ
る。
【0038】図11は、本発明の実施のさらに他の形態
の型枠部材90aを示す斜視図である。型枠部材90a
は、略円筒形の形状を有し、その長手方向一端部96a
に切欠き97が形成される。この型枠部材90aを、上
記した実施の形態の型枠部材90の代わりに用いて排水
ブロックを構築するときは、前記長手方向一端部96a
の切欠き97が取水孔31に臨むように、かつ長手方向
他端部96bが集水層15cに臨むように、開渠排水構
造体32上に乗載し、また取水孔31の切欠き97が臨
む部分以外の残余の部分を、木板などを乗載して塞いだ
状態にして、その上方から生コンクリートを流し込んで
硬化させて排水ブロックを構築してもよい。
【0039】図12は本発明の実施のさらに他の形態の
排水ブロック1dを示す斜視図であり、図13は切断面
線A−Aから見た断面図である。なお、前述の実施の形
態と対応する部分には同一の参照符を付す。本実施の形
態の排水ブロック1dは、側部42に格子状のフィルタ
98が設けられる。このフィルタ98は、たとえば針金
100を縦横に編んで、複数の小孔99を形成したもの
であり、排水ブロック1dの長手方向にわたってねじ1
01によって固定される。このようなフィルタ98は、
排水ブロック1dが開渠排水構造体32上に乗載された
状態では、集水層15cに臨んで配置され、水抜き孔4
3に前記小孔99よりも大きな異物の侵入を阻止する。
したがってたとえば集水層15cを構成する砕石が集水
層15cから離脱して水抜き孔43から流れ出すといっ
た不具合をなくすことが可能となる。なお、フィルタ9
8は、上記したような排水ブロック1dの長手方向にわ
たって側部45を覆うような構成に限定されず、側部4
5の水抜き孔43が開口する部分だけを覆うような構成
であってもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、透水性
を有する排水層よりも下方に埋設される開渠排水構造体
上には、排水ブロックが設けられる。この排水ブロック
には、その底部と側部とにわたって複数の水抜き孔が長
手方向に間隔をあけて形成され、この水抜き孔によって
前記排水層内に浸透した水を路面から湧出させずに開渠
排水構造体の取水孔に導き、開渠排水構造体によって所
定の排水設備、たとえば雨水排水管によって河川などへ
導いて排水することができる。
【0041】このような水抜き孔を有する排水ブロック
によって、常に路面全体から吸収した水を排水層内で横
断勾配および縦断勾配に応じて徐々に移動させながら前
記水抜き孔を介して開渠排水構造体内に円滑に導くこと
ができる。
【0042】このようにして、常に適度の流量で路面全
体の降雨を排水することができるので、従来のようなア
スファルト舗装のように、降雨によって路面上に水の膜
が発生せず、走行車輌の安全性の低下を阻止することが
可能となる。またたとえば、降雨強度は大きいけれども
降雨時間は短い降雨、いわゆる夕立のような降雨の場
合、排水層内に染み込んだ水は徐々に移動するので、い
わば排水層内に一時的に貯留されることによる流出時間
の遅延によって、従来のように降雨が路面上を横断方向
に流れて排水ブロック上に溜まり、この排水ブロック上
を縦断勾配に応じて下流側に流れて、取水蓋の取水孔か
ら集水桝内に流れ込むという長い排水経路の途中で流量
が増加し、降雨の直後に河川および排水設備などに一度
に多量の流量で雨水が流れ込み、水位が急激に増加して
氾濫するという不具合が防がれる。
【0043】また排水層内を徐々に移動する水は、舗装
の横断方向に最も近接した位置の排水ブロックの水抜き
孔を介して開渠排水構造体内に円滑に導かれるので、降
雨が路面上に湧出して路面上に水の膜が発生せず、路面
のすべり抵抗の低下による走行車輌のハンドルぶれおよ
びスリップなどの発生ならびに水はねおよび運転者の視
界低下を防止することができる。
【0044】
【0045】また本発明によれば、排水ブロックの底部
には、その幅方向両端部間の中間部よりも突出する脚部
が形成されるので、この排水ブロックを開渠排水構造体
上に載置したとき排水ブロックは脚部によって支持さ
れ、中間部と開渠排水構造体との間を離間させておくこ
とができる。これによって排水ブロックの底部全体が開
渠排水構造体に支持される場合に比べて、排水ブロック
のがたつきを防止するために、排水ブロックの底面およ
び開渠排水構造体の上面に高い平坦度が要求されること
になり、製造上、むやみに高い精度を達成しなければな
らないという不具合が防がれ、施工性および生産性を向
上することができる。
【0046】また排水ブロックを開渠排水構造体上に安
定して支持させるのは、排水ブロックに脚部がなく平坦
な底面で支持される場合に、排水ブロックが砂または小
石などの介在物を介して開渠排水構造体に支持され、排
水ブロックが浮いた状態となるので、路肩に寄って走行
する車輌の重量および衝撃力によって排水ブロックに局
部的に大きな応力が発生し、破損してしまうとともに、
排水ブロックが開渠排水構造体に当接したことによる当
接音が発生するおそれがあり、脚部が形成されることに
よりこれらの問題点を解消することができるからであ
る。
【0047】請求項2記載の本発明によれば、排水ブロ
ックの上方に複数の吊下げ部材が埋設されるので、この
吊下げ部材にワイヤロープなどの索条を係止して、クレ
ーンなどによって吊上げて、開渠排水構造体への設置作
業、排水ブロックの製造工場から現場への運搬作業およ
び荷役作業を行うことができ、排水ブロックの移動作業
の効率を向上することができる。前記吊下げ部材として
は、商業的に入手が容易なホールインアンカー、U字状
ボルト、L形金具などを適宜選択して用いることができ
る。
【0048】請求項3記載の本発明によれば、排水ブロ
ックの長手方向両端部に連結用ねじ部材が埋設されるの
で、長手方向に隣接して配置される各排水ブロックの相
互間にわたって既存の連結部材を装着し、前記連結用ね
じ部材に螺着することができるボルトまたはナットなど
の既存の締付部材を用いて、前記連結部材を締付けて固
定し、各排水ブロックを相互に連結することができる。
このように連結用ねじ部材を予め排水ブロックに埋設し
ておくことによって、現場での各排水ブロックの連結作
業が容易であり、施工作業の効率が向上される。
【0049】
【0050】
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の排水ブロック1および
それを用いた路面排水構造を示す断面図である。
【図2】排水ブロック1を車道3側から見た正面図であ
る。
【図3】排水ブロック1を図2の上方から見た平面図で
ある。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た排水ブロッ
ク1の拡大断面図である。
【図5】各連結用アンカーナット63a,63a1を用
いて隣接する各排水ブロック1を連結するための連結手
段67の具体的構成を示す断面図である。
【図6】連結手段67によって各排水ブロック1が相互
に連結された状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態を示す排水ブロック1
aの一部の断面図である。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態の排水ブロック
1bの一部の断面図である。
【図9】型枠部材90を開渠排水構造体32上に乗載し
た状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態の排水ブロッ
ク1cを車道3側から見た正面図である。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態の型枠部材9
0aを示す斜視図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態を示す排水ブ
ロック1dの一部の断面図である。
【図13】図12の切断面線A−Aから見た断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d 排水ブロック 2 道路 3 車道 4 歩道 5 路側帯 6 上面 7 路床 8 路盤 10〜12 路盤面 13 舗装 14 路面 31 取水孔 32 開渠排水構造体 33 水路 34 円形水路ブロック 38a,38b 上面 41 底部 42,45 側部 43;43a,43b 水抜き孔 52a,52b 幅方向両端部 53 中間部 54a,54b 脚部 61a,61b;63a,63b アンカーナット 67 連結手段 90,90a 型枠部材 91 水抜き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−346497(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 1/00 E03F 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に臨んで開口する取水孔を有し、舗
    装体の透水性を有する排水層よりも下方に埋設される開
    渠排水構造体上に設けられ、前記取水孔を上方から覆う
    コンクリート製の排水ブロックであって、 前記開渠排水構造体に臨む底部と、前記排水層に臨む側
    部とを連通する複数の水抜き孔が長手方向に間隔をあけ
    て形成され、かつ前記底部には、前記長手方向に垂直な
    幅方向両端部に、幅方向両端部間の中間部よりも突出
    し、開渠排水構造体に支持される脚部が形成されること
    を特徴とする排水ブロック。
  2. 【請求項2】 排水ブロックの上部には、長手方向に間
    隔をあけて複数の吊下げ部材が埋設されることを特徴と
    する請求項1記載の排水ブロック。
  3. 【請求項3】 排水ブロックの長手方向両端部には、連
    結用ねじ部材が埋設されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の排水ブロック。
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