JP2004332331A - L型街渠ブロックとこれを用いた舗装道路の排水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用することができ、しかも、車道の道路脇の排水性能を向上させることができるL型街渠ブロックを提供する。
【解決手段】U字溝5の上方開口部を施蓋するように配置される断面L型を呈するブロック本体2と、このブロック本体2の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体2に形成された側面排水路18と、を備えているL型街渠ブロックおいて、ブロック本体2に、同ブロック本体2の長手方向に貫通する集水通路19と、同ブロック本体2のエプロン部2Bの上面から集水通路19に連通する上部排水路20と、集水通路19から当該ブロック本体2の下面に連通する下部排水路21とを形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】U字溝5の上方開口部を施蓋するように配置される断面L型を呈するブロック本体2と、このブロック本体2の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体2に形成された側面排水路18と、を備えているL型街渠ブロックおいて、ブロック本体2に、同ブロック本体2の長手方向に貫通する集水通路19と、同ブロック本体2のエプロン部2Bの上面から集水通路19に連通する上部排水路20と、集水通路19から当該ブロック本体2の下面に連通する下部排水路21とを形成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道の道路脇に埋設されたU字溝の上方開口部を施蓋するように配置されるL型街渠ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近注目されている舗装技術として、路盤上に敷設された不透水層の上に、多孔質なアスファルト混合物よりなる透水機能を有する排水層を施工するようにした排水性舗装がある。この排水性舗装を施した道路では、雨水は排水層の内部を浸透して不透水層の上を流れて排水されるので、道路の表面に水が溜まらなくなって車両の走行安全性が向上したり、排水層内の空隙によってエンジン音やタイヤのエアポンピング音が吸収されて、交通騒音が低減されるという利点がある。
【0003】
かかる排水性舗装を施した道路の道路脇に雨水等の水分が滞留すると、その水分に含まれている微粒子によって排水層の空隙が目詰まりを起こして排水性能が急激に悪化したり、その水分が凍結することによって排水層が膨張し、舗装が短期間で損傷する場合がある。
そこで、上記排水性舗装道路に適合したL型街渠ブロックを用いた排水構造として、特許文献1に記載されたものがある。この従来の排水構造は、排水性舗装よりなる車道の道路脇に埋設されたU字溝と、この上方開口部を施蓋するように配置されたL型街渠ブロックと、このブロックのエプロン部の上面と面一となるように当該エプロン部の車道側に施工された排水性舗装よりなる車道側舗装と、同ブロックの縁石部の歩道側に施工された歩道側舗装とから構成されている。
【0004】
この場合のL型街渠ブロックは、U字溝の上方開口部を施蓋するように配置される断面ほぼL型を呈するブロック本体と、このブロック本体の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体に形成された側面排水路とを備えている。このため、かかるL型街渠ブロックを用いた従来の排水構造では、排水性舗装の排水層の内部を流れる雨水は、L型街渠ブロックの側面排水路を介してU字溝に流下し、その後、集水桝を経由して本管側の下水設備に排水されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−61273号(図1〜図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のL型街渠ブロックでは、ブロック本体の車道側側面から下面に連通する側面排水路しか設けられていない。このため、当該ブロックを通常舗装に適用すると、その通常舗装を構成する不透水性の表層によって側面排水路が塞がってしまい、雨水の排水経路として機能しなくなることから、従来のL型街渠ブロックを通常舗装に適用することができなかった。
【0007】
また、従来のL型街渠ブロックのように、排水性舗装の排水層内の雨水を側面排水路のみから排水する手段では、排水性舗装の排水層をオーバーフローする程度の雨水が発生した場合には、すべての雨水をL型街渠ブロックを介してU字溝の内部に適切に流下させることが困難になるため、車道の道路脇の排水性能が極端に低下して、L型街渠ブロックのエプロン部の上に水溜まりが発生する恐れがある。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑み、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用することができ、しかも、車道の道路脇の排水性能を向上させることができるL型街渠ブロックとこれを用いた舗装道路の排水構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、U字溝の上方開口部を施蓋するように配置される断面ほぼL型を呈するブロック本体と、このブロック本体の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体に形成された側面排水路と、を備えているL型街渠ブロックおいて、前記ブロック本体に、同ブロック本体の長手方向に貫通する集水通路と、同ブロック本体のエプロン部の上面から前記集水通路に連通する上部排水路と、前記集水通路から当該ブロック本体の下面に連通する下部排水路とが形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係るL型街渠ブロックによれば、排水性舗装の排水層の内部を流れる雨水をU字溝に流下させる第一の排水ルートを構成する前記側面排水路だけでなく、ブロック本体のエプロン部の上面から集水通路に連通する上部排水路と、その集水通路からブロック本体の下面に連通する下部排水路とを備えているので、ブロック本体のエプロン部の上面に至った雨水を上面排水路、集水通路及び下部排水路を経由する第二の排水ルートを通じてU字溝に流下させることができる。
【0011】
このため、当該L型街渠ブロックを通常舗装に適用しても上記第二の排水ルートを通じて雨水をU字溝に流下させることができるので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用可能なL型街渠ブロックが得られとともに、排水性舗装の排水層をオーバーフローした雨水も当該第二の排水ルートを通じてU字溝に流下させることができるので、排水性舗装に適用した場合における車道の道路脇の排水性能を向上することができる。
【0012】
また、上記第二の排水ルートには、ブロック本体を長手方向に貫通する集水通路が介在されているので、このルートを通過する雨水はブロック本体の内部にいったん貯留されることになる。このため、当該ブロック本体の内部がU字溝に対するバッファとして機能することになり、大雨等の際に大量の雨水がU字溝の内部に一気に流れ込むことに伴う排水の逆流やオーバーフロー現象が防止され、この点においても車道の道路脇の排水性能が向上される。
【0013】
上記の本発明において、ブロック本体は、密実な普通コンクリートだけから構成することもできるが、普通コンクリート層の上側にポーラスコンクリート層を積層した二層構造にすることもでき、この場合には、集水通路をその両層の境界部分を横切る断面高さ位置に配置することが好ましい。
かかる二層構造のブロック本体を採用すれば、エプロン部の上面に至った雨水が上部排水路だけでなくポーラスコンクリート層内の連続空隙を介して集水通路に集められることになるので、車道の道路脇の排水性能がよりいっそう向上されることになる。
【0014】
また、上記の本発明において、側面排水路、上部排水路及び下部排水路は、ブロック本体の長手方向中途部に形成した貫通孔により構成してもよいが、それらのうちの少なくとも一つを、ブロック本体の長手方向端面に形成された開口溝より構成することが好ましい。その理由は、上記貫通孔や開口溝は、中子を用いてコンクリート成型したり、硬化後のブロック本体を切削することによって形成することができるが、そのいずれの場合においても、ブロック本体の長手方向中途部に貫通孔を形成するよりも長手方向端面に開口溝を形成する方がその形成作業が極めて容易になるからである。
【0015】
本発明のL型街渠ブロックは、U字溝とともに車道の道路脇に設置することで舗装道路の排水構造を構成するものである(図3及び図4参照)。
すなわち、この場合の排水構造は、車道の道路脇に埋設されたU字溝と、このU字溝の上方開口部を施蓋するように配置された本発明に係るL型街渠ブロックと、このブロックのエプロン部の上面と面一となるように当該エプロン部の車道側に施工された車道側舗装と、同ブロックの縁石部の歩道側に施工された歩道側舗装とから構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図3及び図4は、本発明の実施形態に係るL型街渠ブロック1を用いて排水性舗装を行った道路の横断面図を示している。
同図に示すように、この道路では、プレキャストコンクリート製の上記ブロック1の縁石部2Aを介して歩道部3と車道部4に区分けされている。
この車道部4の道路脇には、道路の排水設備を構成するU字溝5が埋設されており、このU字溝5は、クラッシャラン等よりなる砕石層6の上に打設された基礎コンクリート7上に設置されている。なお、図示していないが、U字溝5は道路の縦断方向に所定間隔おきに配設されたグレーチング付きの集水桝に接続されており、当該U字溝5に流れ込んだ雨水は、その集水桝を経由して本管側の下水設備に排水されるようになっている。
【0017】
道路の車道部5には車道側舗装8が施工されており、この舗装8は、その舗装表面がL型街渠ブロック1のエプロン部2Bの上面と面一となるように当該エプロン部2Bの車道側に施工されている。本実施形態の車道側舗装8は排水性舗装よりなり、この舗装は、路盤9上に基層10A及び中間層10Bよりなる不透水層10を敷設するとともに、この不透水層10の上に、多孔質なアスファルト混合物よりなる透水機能を有する排水層11を施工することによって構成されている。なお、不透水層10の中間層10Bと排水層11の間は、タックコート(図示せず。)を塗布することによって接着性を向上させている。
【0018】
他方、道路の歩道部3には歩道側舗装12が施工されており、この舗装は、その舗装表面がL型街渠ブロック1の縁石部2Aの上面と面一となるように当該縁石部2Aの歩道側に施工されている。本実施形態の歩道側舗装12も排水性舗装よりなり、この舗装は、路盤9上に不透水層13を敷設するとともに、この不透水層13の上に、透水機能を有するポーラスコンクリート等よりなる透水ブロック14を敷き詰めることによって構成されている。なお、歩道側舗装12の舗装表面については、必ずしも縁石部2Aの上面と一致させる必要はない。
【0019】
図1及び図2に示すように、本実施形態のL型街渠ブロック1は、上記U字溝5の上方開口部を施蓋した状態で道路脇に埋設される断面ほぼL型のブロック本体2よりなる。このブロック本体2は、普通コンクリート層16の上側にポーラスコンクリート層17を積層した二層構造となっており、平面視ほぼ長方形の厚板状に形成された前記エプロン部2Bと、このエプロン部2Bの幅方向一端部から上方に突設された縁石部2Aとを一体に備えている。
【0020】
ブロック本体2を構成する上記両層16,17のうち、普通コンクリート層16はエプロン部2Bのほぼ半分の厚さを有しており、縁石部2Aはすべてポーラスコンクリート層17により構成されている。このポーラスコンクリート層17を構成するポーラスコンクリートとしては、粗骨材にペースト又はモルタルをまぶして付着させたまぶしコンクリートや、骨材の粒度分布を不連続としたコンクリート、或いは、細骨材を含有しないコンクリートなど、硬化体中に連続空隙を有するコンクリートを使用することができる。
もっとも、車道側舗装8の排水層11からの雨水がブロック本体1のポーラスコンクリート層17の内部へ確実に取り込まれるように、この層17の透水係数は排水層11の透水係数とほぼ同等かそれ以上に設定することが好ましい。
【0021】
ブロック本体2の内部には、エプロン部2Bの車道側側面から下面に連通する側面排水路18と、同ブロック本体2の長手方向に貫通する集水通路19と、同ブロック本体2のエプロン部2Bの上面から集水通路19に連通する上部排水路20と、集水通路19から当該ブロック本体2の下面に連通する下部排水路21とが形成されている。
図1及び図3に示すように、側面排水路18は、エプロン部2Bの車道側側面の上縁部に位置する入口部と、同エプロン部2Bの下面中央部よりに位置する出口部とを有し、その入口部から出口部に向かって下方傾斜状に真っ直ぐに延びている。このため、当該側面排水路18は、車道側舗装8の排水層11の内部を流れる雨水をU字溝5に流下させるための第一の排水ルートを構成している。
【0022】
他方、集水通路19は、ブロック本体2をその長手方向に貫通する円形孔よりなり、当該ブロック本体2内における縁石部2Aの直下に相当する幅方向位置で、かつ、前記普通コンクリート層16とポーラスコンクリート層17との境界部分を横切る断面高さ位置に配置されている。また、図1及び図4に示すように、上部排水路20は、エプロン部2Bの上面と縁石部2Aの側面とのコーナー部分に位置する入口部と、集水通路19の上部側に連通する出口部とを有し、その入口部から出口部にむかって下方傾斜状に真っ直ぐに延びている。
【0023】
更に、図1及び図3に示すように、下部排水路21は、集水通路19の下部側に位置する入口部と、エプロン部2Bの下面中央部よりに位置する出口部とを有し、入口部から出口部に向かって下方傾斜状でかつ先細り状に延びている。このため、上記した上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21は、エプロン部2Bの上面に至った雨水をU字溝5に流下させるための第二の排水ルートを構成している。
【0024】
図1及び図2に示すように、前記三種類の排水路18,20,21のうち、上部排水路20は、ブロック本体2をその表面から内部の集水通路19まで貫通する貫通孔よりなり、かかる貫通孔はブロック本体2の長手方向中途部の複数箇所(図例では二箇所)に配置されている。他方、側面排水路18と下部排水路21は、ブロック本体2の長手方向端面に形成された開口溝より構成されている。なお、これらの貫通孔と開口溝は、中子を用いてコンクリート成型したり、硬化後のブロック本体を切削することによって形成することができる。
【0025】
次に、上記構成に係る本実施形態のL型街渠ブロック1の作用を説明する。
まず、雨量が比較的少なくて雨水が車道側舗装8の排水層11から溢れ出ることなくその内部を流れている場合には、この雨水は第一の排水ルートを構成する側面排水路18を通じてU字溝5の内部に流下し、当該側面排水路18のみで雨水の排水を行うことができる。
一方、雨量が比較的多くなって雨水が車道側舗装(排水性舗装)8の排水層11から溢れ出した場合には、当該雨水が排水層11の内部だけでなくエプロン部2Bの上面にも到達することになるが、この雨水については、第二の排水ルートを構成する上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21を通じてU字溝5の内部に流下させることができる。
【0026】
また、当該L型街渠ブロック1を通常舗装に適用した場合には、雨水が常にエプロン部2Bの上面に流れ込むことになるが、かかる雨水についても、上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21を通じてU字溝5の内部に流下させることができる。
このように、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、当該ブロック1を通常舗装に適用しても第二の排水ルート(上部排水路20→集水通路19→下部排水路21)を通じて雨水をU字溝5に流下させることができるので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用可能となって汎用性が向上するとともに、排水性舗装の排水層11をオーバーフローした雨水も当該第二の排水ルートを通じてU字溝5に流下させることができるので、排水性舗装に適用した場合(図3及び図4の場合)における車道の道路脇の排水性能を向上することができる。
【0027】
また、本実施形態のL型街渠ブロック1の場合には、ブロック本体2を長手方向に貫通する集水通路19が上部排水路20と下部排水路21の間に介在されているので、第二の排水ルートを通過する雨水はブロック本体2の内部にいったん貯留されることになる。このため、当該ブロック本体2の内部がU字溝5に対するバッファとして機能し、大量の雨水がU字溝5内に一気に流れ込むことに伴う排水の逆流やオーバーフロー現象を防止することができる。
【0028】
更に、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、普通コンクリート層16の上側にポーラスコンクリート層17を積層した二層構造よりなるブロック本体2が採用され、集水通路19がこの両層16,17の境界部分を横切る断面高さ位置に配置されているので、エプロン部2Bの上面に至った雨水が上部排水路20だけでなくポーラスコンクリート層17内の連続空隙を介して集水通路19に集められることになり、このため、車道の道路脇の排水性能をよりいっそう向上することができる。
【0029】
また、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、側面排水路18と下部排水路21がブロック本体2の長手方向端面に形成された開口溝よりなり、かかる開口溝は、当該ブロック本体2の長手方向中途部に貫通孔を形成する場合に比べて容易に形成することができるので、当該L型街渠ブロック1の製造をコストを低減することができるという利点もある。
【0030】
なお、上記した実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明に含まれる。
例えば、本発明のL型街渠ブロック1はポーラスコンクリート層17との二層構造ではなく、普通コンクリートのみの単一層構造とすることもできる。また、図3及び図4では、車道側舗装8及び歩道側舗装12がいずれも排水性舗装になっているが、これらの舗装8,12のうちのいずれか一方又は双方を、表層部分が透水性を有していない通常舗装(図示せず。)とすることもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、側面排水路よりなる第一の排水ルートに加えて、上部排水路、集水通路及び下部排水路よりなる第二の排水ルートを備えているので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用することができるとともに、排水性舗装に適用した場合における車道の道路脇の排水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るL型街渠ブロックの斜視図である。
【図2】同ブロックを道路脇に設置した場合の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 L型街渠ブロック
2 ブロック本体
2A 縁石部
2B エプロン部
5 U字溝
8 車道側舗装
12 歩道側舗装
16 普通コンクリート層
17 ポーラスコンクリート層
18 側面排水路
19 集水通路
20 上部排水路
21 下部排水路
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道の道路脇に埋設されたU字溝の上方開口部を施蓋するように配置されるL型街渠ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近注目されている舗装技術として、路盤上に敷設された不透水層の上に、多孔質なアスファルト混合物よりなる透水機能を有する排水層を施工するようにした排水性舗装がある。この排水性舗装を施した道路では、雨水は排水層の内部を浸透して不透水層の上を流れて排水されるので、道路の表面に水が溜まらなくなって車両の走行安全性が向上したり、排水層内の空隙によってエンジン音やタイヤのエアポンピング音が吸収されて、交通騒音が低減されるという利点がある。
【0003】
かかる排水性舗装を施した道路の道路脇に雨水等の水分が滞留すると、その水分に含まれている微粒子によって排水層の空隙が目詰まりを起こして排水性能が急激に悪化したり、その水分が凍結することによって排水層が膨張し、舗装が短期間で損傷する場合がある。
そこで、上記排水性舗装道路に適合したL型街渠ブロックを用いた排水構造として、特許文献1に記載されたものがある。この従来の排水構造は、排水性舗装よりなる車道の道路脇に埋設されたU字溝と、この上方開口部を施蓋するように配置されたL型街渠ブロックと、このブロックのエプロン部の上面と面一となるように当該エプロン部の車道側に施工された排水性舗装よりなる車道側舗装と、同ブロックの縁石部の歩道側に施工された歩道側舗装とから構成されている。
【0004】
この場合のL型街渠ブロックは、U字溝の上方開口部を施蓋するように配置される断面ほぼL型を呈するブロック本体と、このブロック本体の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体に形成された側面排水路とを備えている。このため、かかるL型街渠ブロックを用いた従来の排水構造では、排水性舗装の排水層の内部を流れる雨水は、L型街渠ブロックの側面排水路を介してU字溝に流下し、その後、集水桝を経由して本管側の下水設備に排水されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−61273号(図1〜図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のL型街渠ブロックでは、ブロック本体の車道側側面から下面に連通する側面排水路しか設けられていない。このため、当該ブロックを通常舗装に適用すると、その通常舗装を構成する不透水性の表層によって側面排水路が塞がってしまい、雨水の排水経路として機能しなくなることから、従来のL型街渠ブロックを通常舗装に適用することができなかった。
【0007】
また、従来のL型街渠ブロックのように、排水性舗装の排水層内の雨水を側面排水路のみから排水する手段では、排水性舗装の排水層をオーバーフローする程度の雨水が発生した場合には、すべての雨水をL型街渠ブロックを介してU字溝の内部に適切に流下させることが困難になるため、車道の道路脇の排水性能が極端に低下して、L型街渠ブロックのエプロン部の上に水溜まりが発生する恐れがある。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑み、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用することができ、しかも、車道の道路脇の排水性能を向上させることができるL型街渠ブロックとこれを用いた舗装道路の排水構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、U字溝の上方開口部を施蓋するように配置される断面ほぼL型を呈するブロック本体と、このブロック本体の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体に形成された側面排水路と、を備えているL型街渠ブロックおいて、前記ブロック本体に、同ブロック本体の長手方向に貫通する集水通路と、同ブロック本体のエプロン部の上面から前記集水通路に連通する上部排水路と、前記集水通路から当該ブロック本体の下面に連通する下部排水路とが形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係るL型街渠ブロックによれば、排水性舗装の排水層の内部を流れる雨水をU字溝に流下させる第一の排水ルートを構成する前記側面排水路だけでなく、ブロック本体のエプロン部の上面から集水通路に連通する上部排水路と、その集水通路からブロック本体の下面に連通する下部排水路とを備えているので、ブロック本体のエプロン部の上面に至った雨水を上面排水路、集水通路及び下部排水路を経由する第二の排水ルートを通じてU字溝に流下させることができる。
【0011】
このため、当該L型街渠ブロックを通常舗装に適用しても上記第二の排水ルートを通じて雨水をU字溝に流下させることができるので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用可能なL型街渠ブロックが得られとともに、排水性舗装の排水層をオーバーフローした雨水も当該第二の排水ルートを通じてU字溝に流下させることができるので、排水性舗装に適用した場合における車道の道路脇の排水性能を向上することができる。
【0012】
また、上記第二の排水ルートには、ブロック本体を長手方向に貫通する集水通路が介在されているので、このルートを通過する雨水はブロック本体の内部にいったん貯留されることになる。このため、当該ブロック本体の内部がU字溝に対するバッファとして機能することになり、大雨等の際に大量の雨水がU字溝の内部に一気に流れ込むことに伴う排水の逆流やオーバーフロー現象が防止され、この点においても車道の道路脇の排水性能が向上される。
【0013】
上記の本発明において、ブロック本体は、密実な普通コンクリートだけから構成することもできるが、普通コンクリート層の上側にポーラスコンクリート層を積層した二層構造にすることもでき、この場合には、集水通路をその両層の境界部分を横切る断面高さ位置に配置することが好ましい。
かかる二層構造のブロック本体を採用すれば、エプロン部の上面に至った雨水が上部排水路だけでなくポーラスコンクリート層内の連続空隙を介して集水通路に集められることになるので、車道の道路脇の排水性能がよりいっそう向上されることになる。
【0014】
また、上記の本発明において、側面排水路、上部排水路及び下部排水路は、ブロック本体の長手方向中途部に形成した貫通孔により構成してもよいが、それらのうちの少なくとも一つを、ブロック本体の長手方向端面に形成された開口溝より構成することが好ましい。その理由は、上記貫通孔や開口溝は、中子を用いてコンクリート成型したり、硬化後のブロック本体を切削することによって形成することができるが、そのいずれの場合においても、ブロック本体の長手方向中途部に貫通孔を形成するよりも長手方向端面に開口溝を形成する方がその形成作業が極めて容易になるからである。
【0015】
本発明のL型街渠ブロックは、U字溝とともに車道の道路脇に設置することで舗装道路の排水構造を構成するものである(図3及び図4参照)。
すなわち、この場合の排水構造は、車道の道路脇に埋設されたU字溝と、このU字溝の上方開口部を施蓋するように配置された本発明に係るL型街渠ブロックと、このブロックのエプロン部の上面と面一となるように当該エプロン部の車道側に施工された車道側舗装と、同ブロックの縁石部の歩道側に施工された歩道側舗装とから構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
図3及び図4は、本発明の実施形態に係るL型街渠ブロック1を用いて排水性舗装を行った道路の横断面図を示している。
同図に示すように、この道路では、プレキャストコンクリート製の上記ブロック1の縁石部2Aを介して歩道部3と車道部4に区分けされている。
この車道部4の道路脇には、道路の排水設備を構成するU字溝5が埋設されており、このU字溝5は、クラッシャラン等よりなる砕石層6の上に打設された基礎コンクリート7上に設置されている。なお、図示していないが、U字溝5は道路の縦断方向に所定間隔おきに配設されたグレーチング付きの集水桝に接続されており、当該U字溝5に流れ込んだ雨水は、その集水桝を経由して本管側の下水設備に排水されるようになっている。
【0017】
道路の車道部5には車道側舗装8が施工されており、この舗装8は、その舗装表面がL型街渠ブロック1のエプロン部2Bの上面と面一となるように当該エプロン部2Bの車道側に施工されている。本実施形態の車道側舗装8は排水性舗装よりなり、この舗装は、路盤9上に基層10A及び中間層10Bよりなる不透水層10を敷設するとともに、この不透水層10の上に、多孔質なアスファルト混合物よりなる透水機能を有する排水層11を施工することによって構成されている。なお、不透水層10の中間層10Bと排水層11の間は、タックコート(図示せず。)を塗布することによって接着性を向上させている。
【0018】
他方、道路の歩道部3には歩道側舗装12が施工されており、この舗装は、その舗装表面がL型街渠ブロック1の縁石部2Aの上面と面一となるように当該縁石部2Aの歩道側に施工されている。本実施形態の歩道側舗装12も排水性舗装よりなり、この舗装は、路盤9上に不透水層13を敷設するとともに、この不透水層13の上に、透水機能を有するポーラスコンクリート等よりなる透水ブロック14を敷き詰めることによって構成されている。なお、歩道側舗装12の舗装表面については、必ずしも縁石部2Aの上面と一致させる必要はない。
【0019】
図1及び図2に示すように、本実施形態のL型街渠ブロック1は、上記U字溝5の上方開口部を施蓋した状態で道路脇に埋設される断面ほぼL型のブロック本体2よりなる。このブロック本体2は、普通コンクリート層16の上側にポーラスコンクリート層17を積層した二層構造となっており、平面視ほぼ長方形の厚板状に形成された前記エプロン部2Bと、このエプロン部2Bの幅方向一端部から上方に突設された縁石部2Aとを一体に備えている。
【0020】
ブロック本体2を構成する上記両層16,17のうち、普通コンクリート層16はエプロン部2Bのほぼ半分の厚さを有しており、縁石部2Aはすべてポーラスコンクリート層17により構成されている。このポーラスコンクリート層17を構成するポーラスコンクリートとしては、粗骨材にペースト又はモルタルをまぶして付着させたまぶしコンクリートや、骨材の粒度分布を不連続としたコンクリート、或いは、細骨材を含有しないコンクリートなど、硬化体中に連続空隙を有するコンクリートを使用することができる。
もっとも、車道側舗装8の排水層11からの雨水がブロック本体1のポーラスコンクリート層17の内部へ確実に取り込まれるように、この層17の透水係数は排水層11の透水係数とほぼ同等かそれ以上に設定することが好ましい。
【0021】
ブロック本体2の内部には、エプロン部2Bの車道側側面から下面に連通する側面排水路18と、同ブロック本体2の長手方向に貫通する集水通路19と、同ブロック本体2のエプロン部2Bの上面から集水通路19に連通する上部排水路20と、集水通路19から当該ブロック本体2の下面に連通する下部排水路21とが形成されている。
図1及び図3に示すように、側面排水路18は、エプロン部2Bの車道側側面の上縁部に位置する入口部と、同エプロン部2Bの下面中央部よりに位置する出口部とを有し、その入口部から出口部に向かって下方傾斜状に真っ直ぐに延びている。このため、当該側面排水路18は、車道側舗装8の排水層11の内部を流れる雨水をU字溝5に流下させるための第一の排水ルートを構成している。
【0022】
他方、集水通路19は、ブロック本体2をその長手方向に貫通する円形孔よりなり、当該ブロック本体2内における縁石部2Aの直下に相当する幅方向位置で、かつ、前記普通コンクリート層16とポーラスコンクリート層17との境界部分を横切る断面高さ位置に配置されている。また、図1及び図4に示すように、上部排水路20は、エプロン部2Bの上面と縁石部2Aの側面とのコーナー部分に位置する入口部と、集水通路19の上部側に連通する出口部とを有し、その入口部から出口部にむかって下方傾斜状に真っ直ぐに延びている。
【0023】
更に、図1及び図3に示すように、下部排水路21は、集水通路19の下部側に位置する入口部と、エプロン部2Bの下面中央部よりに位置する出口部とを有し、入口部から出口部に向かって下方傾斜状でかつ先細り状に延びている。このため、上記した上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21は、エプロン部2Bの上面に至った雨水をU字溝5に流下させるための第二の排水ルートを構成している。
【0024】
図1及び図2に示すように、前記三種類の排水路18,20,21のうち、上部排水路20は、ブロック本体2をその表面から内部の集水通路19まで貫通する貫通孔よりなり、かかる貫通孔はブロック本体2の長手方向中途部の複数箇所(図例では二箇所)に配置されている。他方、側面排水路18と下部排水路21は、ブロック本体2の長手方向端面に形成された開口溝より構成されている。なお、これらの貫通孔と開口溝は、中子を用いてコンクリート成型したり、硬化後のブロック本体を切削することによって形成することができる。
【0025】
次に、上記構成に係る本実施形態のL型街渠ブロック1の作用を説明する。
まず、雨量が比較的少なくて雨水が車道側舗装8の排水層11から溢れ出ることなくその内部を流れている場合には、この雨水は第一の排水ルートを構成する側面排水路18を通じてU字溝5の内部に流下し、当該側面排水路18のみで雨水の排水を行うことができる。
一方、雨量が比較的多くなって雨水が車道側舗装(排水性舗装)8の排水層11から溢れ出した場合には、当該雨水が排水層11の内部だけでなくエプロン部2Bの上面にも到達することになるが、この雨水については、第二の排水ルートを構成する上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21を通じてU字溝5の内部に流下させることができる。
【0026】
また、当該L型街渠ブロック1を通常舗装に適用した場合には、雨水が常にエプロン部2Bの上面に流れ込むことになるが、かかる雨水についても、上部排水路20、集水通路19及び下部排水路21を通じてU字溝5の内部に流下させることができる。
このように、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、当該ブロック1を通常舗装に適用しても第二の排水ルート(上部排水路20→集水通路19→下部排水路21)を通じて雨水をU字溝5に流下させることができるので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用可能となって汎用性が向上するとともに、排水性舗装の排水層11をオーバーフローした雨水も当該第二の排水ルートを通じてU字溝5に流下させることができるので、排水性舗装に適用した場合(図3及び図4の場合)における車道の道路脇の排水性能を向上することができる。
【0027】
また、本実施形態のL型街渠ブロック1の場合には、ブロック本体2を長手方向に貫通する集水通路19が上部排水路20と下部排水路21の間に介在されているので、第二の排水ルートを通過する雨水はブロック本体2の内部にいったん貯留されることになる。このため、当該ブロック本体2の内部がU字溝5に対するバッファとして機能し、大量の雨水がU字溝5内に一気に流れ込むことに伴う排水の逆流やオーバーフロー現象を防止することができる。
【0028】
更に、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、普通コンクリート層16の上側にポーラスコンクリート層17を積層した二層構造よりなるブロック本体2が採用され、集水通路19がこの両層16,17の境界部分を横切る断面高さ位置に配置されているので、エプロン部2Bの上面に至った雨水が上部排水路20だけでなくポーラスコンクリート層17内の連続空隙を介して集水通路19に集められることになり、このため、車道の道路脇の排水性能をよりいっそう向上することができる。
【0029】
また、本実施形態のL型街渠ブロック1によれば、側面排水路18と下部排水路21がブロック本体2の長手方向端面に形成された開口溝よりなり、かかる開口溝は、当該ブロック本体2の長手方向中途部に貫通孔を形成する場合に比べて容易に形成することができるので、当該L型街渠ブロック1の製造をコストを低減することができるという利点もある。
【0030】
なお、上記した実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明に含まれる。
例えば、本発明のL型街渠ブロック1はポーラスコンクリート層17との二層構造ではなく、普通コンクリートのみの単一層構造とすることもできる。また、図3及び図4では、車道側舗装8及び歩道側舗装12がいずれも排水性舗装になっているが、これらの舗装8,12のうちのいずれか一方又は双方を、表層部分が透水性を有していない通常舗装(図示せず。)とすることもできる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、側面排水路よりなる第一の排水ルートに加えて、上部排水路、集水通路及び下部排水路よりなる第二の排水ルートを備えているので、排水性舗装だけでなく通常舗装にも適用することができるとともに、排水性舗装に適用した場合における車道の道路脇の排水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るL型街渠ブロックの斜視図である。
【図2】同ブロックを道路脇に設置した場合の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 L型街渠ブロック
2 ブロック本体
2A 縁石部
2B エプロン部
5 U字溝
8 車道側舗装
12 歩道側舗装
16 普通コンクリート層
17 ポーラスコンクリート層
18 側面排水路
19 集水通路
20 上部排水路
21 下部排水路
Claims (4)
- U字溝(5)の上方開口部を施蓋するように配置される断面ほぼL型を呈するブロック本体(2)と、このブロック本体(2)の車道側側面から下面に連通するように当該ブロック本体(2)に形成された側面排水路(18)と、を備えているL型街渠ブロックおいて、
前記ブロック本体(2)に、同ブロック本体(2)の長手方向に貫通する集水通路(19)と、同ブロック本体(2)のエプロン部(2B)の上面から前記集水通路(19)に連通する上部排水路(20)と、前記集水通路(19)から当該ブロック本体(2)の下面に連通する下部排水路(21)とが形成されていることを特徴とするL型街渠ブロック。 - ブロック本体(2)は普通コンクリート層(16)の上側にポーラスコンクリート層(17)を積層した二層構造よりなり、集水通路(19)はこの両層(16,17)の境界部分を横切る断面高さ位置に配置されている請求項1に記載のL型街渠ブロック。
- 側面排水路(18)、上部排水路(20)及び下部排水路(21)のうちの少なくとも一つがブロック本体(2)の長手方向端面に形成された開口溝より構成されている請求項1又は2に記載のL型街渠ブロック。
- 車道の道路脇に埋設されたU字溝(5)と、
このU字溝(5)の上方開口部を施蓋するように配置された請求項1〜3のいずれかに記載のL型街渠ブロック(1)と、
このブロック(1)のエプロン部(2B)の上面と面一となるように当該エプロン部(2B)の車道側に施工された車道側舗装(8)と、
同ブロック(1)の縁石部(2A)の歩道側に施工された歩道側舗装(12)と、
を備えている舗装道路の排水構造。
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- 2003-05-06 JP JP2003128199A patent/JP2004332331A/ja not_active Withdrawn
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