JP2001026974A - 路面の排水構造 - Google Patents

路面の排水構造

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JP2001026974A
JP2001026974A JP11200239A JP20023999A JP2001026974A JP 2001026974 A JP2001026974 A JP 2001026974A JP 11200239 A JP11200239 A JP 11200239A JP 20023999 A JP20023999 A JP 20023999A JP 2001026974 A JP2001026974 A JP 2001026974A
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water
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road surface
permeable
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JP11200239A
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Toshizo Nishikawa
外志三 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水性舗装をした路面の透水層内の水をより
円滑に側溝等に流入させることが可能な排水構造を得
る。 【解決手段】 排水路を形成するコンクリートブロック
3の透水層7側の側壁上部に通水孔8を設け、透水層7
とその下層6との境界面7aより下方に開口させる。一
側面が開放されかつ通水性上面を備えた補助集水箱9
を、開放側面下部を通水孔の開口に対向させかつ上面を
透水層の下面に対向させて、コンクリートブロックの外
側面に添設する。または上記補助集水箱に代えて、補助
集水筒13の下端を通水孔に連通させて装着する。補助
集水箱ないし筒内に溜った水の落差により通水孔8を通
過する水の流速が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や駐車場な
どの路面の排水構造に関するもので、路面に透水性舗装
層が設けられ、かつ路面に一部に側溝用ブロックなどの
雨水等の排水のためのコンクリートブロックが埋設され
ている路面に採用される排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】路面に降った雨水の排水構造として、古
くから側溝が利用されている。側溝は予めU字断面また
は上面に開口のある逆U字断面に成形された側溝用ブロ
ックを、道路の縁ないし車道と歩道との境界に、ブロッ
クの上面と路面とを一致させて配置することによって形
成される。側溝の上面にはスリット状のあるいは格子状
の開口が適宜設けられている。従来路面に一般的に用い
られているコンクリート舗装やアスファルト舗装は、透
水性を備えておらず、路面に降った雨水などは、路面の
勾配に沿って流れて側溝の上面に設けられた開口を通っ
て側溝内に流入して排出される。
【0003】このような従来型の排水構造では、降雨時
に路面に水が溜まりやすく、また水が溜まらないまでも
路面に薄い水の層ができて、路面の摩擦係数を低下させ
る。そのため、走行する自動車の制動距離が延びたり、
旋回時にサイドスリップが生じやすくなり、高速走行時
には、いわゆるハイドロプレーン現象が生じで、自動車
の安全走行に支障をきたす。また、路面の摩耗や部分改
修によって路面に凹所ができると、部分的に水が溜まっ
て、自動車が走行したときにその水が飛散し、歩行者や
建物に被害を与えるということが起る。
【0004】このような問題を解決するため、近時路
面、特に高速道路や幹線道路などの、自動車が比較的高
速で走行する道路の路面を中心に、透水性舗装が採用さ
れるようになってきている。透水性舗装では路面に透水
層が形成され、路面に降った雨水は、ただちにこの透水
層内に浸透して、路面に水膜を作らない。しかしこの透
水層の下には、不透水性の下層が存在しているのが普通
であり、特に、従来の舗装面を削って透水性舗装を行っ
た場合などは、下層は全く透水性を備えていないことに
なる。従って透水層内に浸透した雨水は、路面の勾配に
沿って透水層内を横に流れ、従来構造と同様に側溝等に
流入して排出されることになる。
【0005】しかし側溝を形成するブロックは、その上
面を路面と一致させて、すなわち透水層の表面と一致さ
せて設置されるので、透水層内を流れてきた水は、その
ままでは排水用のブロック内に流入することができず、
透水層が水で充満されて表面に溢れた水が側溝に流入す
ることとなり、せっかく設けた透水層の作用が、側溝を
配置した路側部分では発揮されないこととなり、不合理
である。
【0006】この不合理を解消するために、特開平7−
310358号公報には、U字溝等を構成するブロック
の側壁上部に貫通孔を設けて、この貫通孔の外側面の開
口部が、透水性舗装の透水層と不透水層との境目ないし
それより若干下方に位置させるようにした排水構造が提
案されている。この構造によれば、道路表面の透水層を
流れてきた雨水は、ブロックに設けられた貫通孔を通っ
て、路面に溢れることなく側溝内に流入することとな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】側溝を構築するU字溝
ブロックなどの側壁は、側方からの土圧に抵抗し、また
側溝の上面に作用する自動車の重量などを支持する強度
部材となっており、所定の強度を付与するために鉄筋が
埋設されている。従ってこの種のブロックの側壁には、
あまり大きな孔や多数の孔を設けることができない。ま
た、透水性舗装の透水層の厚さもそれほど厚いものでは
ないため、ブロックに設ける貫通孔は、比較的小径のも
のになる。また、この貫通孔は、ブロック内の鉄筋との
干渉を避けるため及び成形上の都合によって、水平に近
い角度で設けられるため、この貫通孔を流れる水の流速
もあまり大きくならない。そのためブロックの側壁に設
けた貫通孔に大きな集水効果を期待することは、不可能
である。
【0008】すなわち上述したような排水構造では、透
水性舗装の透水層からU字溝などの排水路内への雨水等
の流入部に、大きな集水作用を期待することができず、
必要な流路面積を確保するためには、ブロックに通水孔
を多数設けなければならないという問題がある。
【0009】この発明は、透水性舗装の透水層内の水
を、より円滑に側溝等に流入させることが可能な路面の
排水構造を得ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1は、
排水路を形成するために埋設されたコンクリートブロッ
ク3と、透水性舗装により路面に形成された透水層7と
を備え、コンクリートブロック3の透水層7側の側壁上
部に通水孔8を備えている路面の排水構造において、通
水孔8が透水層7とその下層6との境界面7aより下方
に開口しており、一側面が開放されかつ通水性上面を備
えた補助集水箱9が、開放側面下部を通水孔の開口に対
向させかつ上面を透水層の下面に対向させた状態で、コ
ンクリートブロックの外側面に添設されていることを特
徴とする、路面の排水構造を提供することにより、上記
課題を解決したものである。
【0011】また請求項2は、排水路を形成するために
埋設されたコンクリートブロック3と、透水性舗装によ
り路面に形成された透水層7とを備え、コンクリートブ
ロック3の透水層7側の側壁上部に通水孔8を備えてい
る路面の排水構造において、通水孔8が透水層7とその
下層6との境界面7aより下方に開口しており、下端が
開放されかつ通水性上端面を備えた補助集水筒13が、
下端を通水孔に連通させかつ上端面を透水層の下面に対
向させた状態で、コンクリートブロックの外側面に装着
されていることを特徴とする、路面の排水構造を提供す
ることにより、上記課題を解決している。
【0012】この発明の排水構造では、補助集水箱9や
補助集水筒13の上面を、比較的大きな開口面とするこ
とができ、しかもこの補助集水箱ないし筒には重力の作
用方向と同方向に水が流下するので、透水層7内を流れ
てきた水を速やかに補助集水箱ないし筒内に導くことが
できる。補助集水箱ないし筒内に流入した水は、通水孔
8を通ってコンクリートブロック内の排水路に流入す
る。このとき通水孔8を通過する水の量が十分でなけれ
ば、水が補助集水箱ないし筒内に溜り、溜まった水の落
差によって通水孔8を通過する水の流速が増加するた
め、比較的小径の通水孔でより大きな排水作用が得られ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1実施例を示
す要部の断面図である。雨水等の排水路1は、蓋2を備
えたU字溝ブロック3で形成されている。この実施例の
U字溝ブロック3は、両側壁の外面が凹凸のない垂直な
一平面となっており、蓋2を支える蓋掛り4は、ブロッ
クの側壁内面に突出している。
【0014】透水性舗装をされた路面5は、不透水性の
または透水性の小さな下層6の上に透水層7を備えてい
る。前記U字溝ブロック3は、その上面を透水層の上面
(路面)5と一致させて埋設されている。
【0015】U字溝ブロック3の側壁上部には、ブロッ
ク内の排水路1に向けて若干水勾配をつけた通水孔8が
貫通している。この通水孔8は、図2に示すように、ブ
ロックの長手方向に所定の間隔で適宜設けられている。
そしてこの通水孔のそれぞれに、その外側開口を覆うよ
うに補助集水箱9が、その上面を透水性舗装の透水層7
の下面に対向させて設けられている。第1実施例の補助
集水箱9は一側面が開放され、その開放面の側辺及び下
辺に当接フランジ9aを備え、上面に集水孔9bを備え
た箱状の部材で、例えば亜鉛メッキ鋼板で製作されたも
のである。
【0016】この補助集水箱は、当接フランジ9aをU
字溝ブロックの側壁外面に当接させた状態で、その開放
側面の下方部が通水孔8の外側開口と対向するように設
置する。具体的にはU字溝ブロックを埋設して、下層6
の土砂を埋め戻す際に、ブロックの通水孔8の部分に補
助集水箱9をあてがって、補助集水箱の周囲に土砂を埋
め戻すことにより、ブロック3の側面に補助集水箱9を
添設させる。
【0017】このとき図5に示すように、U字溝ブロッ
クの外側面の通水孔8を設けた部分に、補助集水箱9の
幅に対応する幅で、上下方向に浅い帯状の溝10を設け
ることにより、補助集水箱9の横方向のずれやかたがり
を防止することができる。補助集水箱9の上下方向の位
置は、透水層7の厚さを自由に設定できるように、また
下層6の転圧面に多少の凹凸があっても、問題が生じな
いように、上下位置を規定しない構造が好ましい。
【0018】このようにして、U字溝ブロック3の側面
に、補助集水箱9を添設した後、下層6を転圧し、補助
集水箱9の上面及び下層6の上面を覆うように、透水層
7を形成する。
【0019】降雨等により透水層7に浸透した水は、集
水孔9bを通って、補助集水箱9内に流れ、更に通水孔
8を通って排水路1に流入する。
【0020】上記実施例の補助集水箱に代えて、図6に
示すように、通水孔8に連通した塩ビ管ないし金属管か
らなる補助集水筒13を設けることもできる。図6の構
造では、コンクリートブロックの通水孔8に勾配を設け
ておき、この勾配のある通水孔8に管状の補助集水筒1
3を挿通し、斜めに切り落とした形状の上面を透水層7
の下面に対向させている。集水筒の他の構造として、L
形に屈曲した筒や、上部をラッパ状に広げた筒を挙げる
ことができる。
【0021】透水層7と対向する補助集水筒13の上面
には、フィルタシート14を設けて、透水層7を形成す
る舗装材が補助集水筒13内に侵入しないようにする。
【0022】図7は、補助集水箱をコンクリート成形品
とした例を示したもので、一側面と上面を流路15で連
通させた直方体形状のコンクリートブロックからなる補
助集水箱である。この第3実施例の補助集水箱は、第1
実施例の補助集水箱と同様な構造で装着される。透水層
7を舗装するとき、流路15に舗装材が侵入しないよう
に、第2実施例の補助集水筒の場合と同様に、上面にフ
ィルタシート14を装着する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部断面図
【図2】排水路を形成するU字溝ブロックの一部破壊側
面図
【図3】第1実施例の補助集水箱の斜視図
【図4】ブロックの外側面に補助集水箱を添設した状態
を示す斜視図
【図5】ブロック側面に帯状の縦溝を設けた構造での補
助集水箱の添設状態を示す斜視図
【図6】第2実施例を示す要部の断面図
【図7】コンクリートブロック製の補助集水箱を示す斜
視図
【符号の説明】
3 コンクリートブロック 6 下層 7 透水層 7a 境界面 8 通水孔 9 補助集水箱 13 補助集水筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水路を形成するために埋設されたコン
    クリートブロック(3)と、透水性舗装により路面に形成
    された透水層(7)とを備え、コンクリートブロック(3)の
    透水層(7)側の側壁上部に通水孔(8)を備えている路面の
    排水構造において、通水孔(8)が透水層(7)とその下層
    (6)との境界面(7a)より下方に開口しており、一側面が
    開放されかつ通水性上面を備えた補助集水箱(9)が、開
    放側面下部を通水孔の開口に対向させかつ上面を透水層
    の下面に対向させた状態で、コンクリートブロックの外
    側面に添設されていることを特徴とする、路面の排水構
    造。
  2. 【請求項2】 排水路を形成するために埋設されたコン
    クリートブロック(3)と、透水性舗装により路面に形成
    された透水層(7)とを備え、コンクリートブロック(3)の
    透水層(7)側の側壁上部に通水孔(8)を備えている路面の
    排水構造において、通水孔(8)が透水層(7)とその下層
    (6)との境界面(7a)より下方に開口しており、下端が開
    放されかつ通水性上端面を備えた補助集水筒(13)が、下
    端を通水孔に連通させかつ上端面を透水層の下面に対向
    させた状態で、コンクリートブロックの外側面に装着さ
    れていることを特徴とする、路面の排水構造。
JP11200239A 1999-07-14 1999-07-14 路面の排水構造 Pending JP2001026974A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003160969A (ja) * 2002-09-20 2003-06-06 Ooike Co Ltd 側溝用ブロック
CN102864834A (zh) * 2011-07-06 2013-01-09 中国市政工程西北设计研究院有限公司 隔臭防蚊蝇雨水进水口
CN104313967A (zh) * 2014-07-23 2015-01-28 深圳市致道景观有限公司 排渗水式铺装组合结构
CN113322740A (zh) * 2021-06-25 2021-08-31 江苏广吴建设园林有限公司 一种加筋沥青混凝土道路及其施工方法

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