JP2912325B1 - 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック - Google Patents

排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック

Info

Publication number
JP2912325B1
JP2912325B1 JP10022591A JP2259198A JP2912325B1 JP 2912325 B1 JP2912325 B1 JP 2912325B1 JP 10022591 A JP10022591 A JP 10022591A JP 2259198 A JP2259198 A JP 2259198A JP 2912325 B1 JP2912325 B1 JP 2912325B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
road
drainage
concrete
median strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10022591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11200327A (ja
Inventor
浩一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikon Kk
Original Assignee
Fujikon Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikon Kk filed Critical Fujikon Kk
Priority to JP10022591A priority Critical patent/JP2912325B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2912325B1 publication Critical patent/JP2912325B1/ja
Publication of JPH11200327A publication Critical patent/JPH11200327A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 現場の状況に応じて内幅を調整できるばかり
でなく、水平に走る道路の箇所であっても、施工の仕方
で勾配が付く排水機能付き中央分離帯の施工方法および
それに使用するブロックを提供する。 【解決手段】 上端部に路面の排水用の侵入穴を設けた
左右側壁ブロックと、その間に被せる蓋とをコンクリー
トにより工場生産し、道路を造成する現場においては、
道路の下地に左右側壁ブロックを並べて道路の走る方向
に配列し、左右両側壁ブロックの間に排水溝の底面とな
るコンクリートを流し込み、その量の加減により長手方
向に勾配を付けて底面を形成し、侵入穴の下縁すれすれ
に舗装を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排水機能付き中央分
離帯の施工方法およびそれに使用する側壁ブロックに関
する。
【0002】
【従来の技術】道路を反対車線に分ける中央分離帯は、
従来、一般的に、現場で型枠を組みその中にコンクリー
トを打ち込むことにより構築されていた。また、植物を
植えるようにして、左右側壁をコンクリートの打込みま
たはコンクリートブロックによって構築し、その左右側
壁の間に土が詰め込まれることもある。
【0003】いずれにしても、普通には路面が路肩に低
く傾斜し、中央分離帯が高い箇所であるために、中央分
離帯に排水設備を設けることはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、殊に広
い道路の場合、豪雨の際に車両の頻繁な通行があると、
その通行で雨水が路肩に向かう流れが阻害されるので、
中央分離帯の付近に雨水が停滞し、これが他の車両から
水飛沫を受け運転の障害となることがある。また、道路
のカーブとの関係で、中央分離帯の側に低く路面を傾斜
させる場合には、中央分離帯にも排水設備を設けること
が望ましい。
【0005】この手段として、中央分離帯にコンクリー
トのU字溝を用いて排水溝とすることもできるが、その
幅を道路の事情に応じて調整できないことはもちろん、
それが路面に沿って配列されるから、道路が水平に走っ
ている箇所においては、勾配がないために排水が悪く停
滞するおそれがある。
【0006】また、排水の悪い箇所においては、中央分
離帯の両側にコンクリート製の排水管を埋めることもあ
った。これによると、路面の雨水が侵入するように、排
水管に侵入孔を設けてあるが、そこから砂利やごみが入
り、排水管が詰まって排水に支障となるという問題があ
った。
【0007】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
現場の状況に応じて内幅を調整できるばかりでなく、水
平に走る道路の箇所であっても、施工の仕方で勾配が付
く排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用
するブロックを提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、路面の排水用であってその穴の下端
が路面にほゞ接する高さである侵入穴を備えた左右側壁
ブロックと、その間に被せる蓋とをコンクリートにより
工場生産し、道路を造成する現場においては、道路の下
地に左右側壁ブロックを並べて道路の走る方向に配列
し、左右両側壁ブロックの間に排水溝の底面となるコン
クリートを流し込み、その量の加減により長手方向に勾
配を付けて底面を形成し、侵入穴の下縁すれすれに舗装
を施すことを特徴とする排水機能付き中央分離帯の施工
方法を提供するものである。
【0009】上記の方法によれば、左右側壁ブロックと
その上に被せる蓋とにより中央分離帯が構築され、左右
側壁ブロックの間が排水溝となるために、その幅の調整
を現場においてなし得る。また、両側壁ブロックの間に
現場打ちでコンクリートを流し込むので、安定した構造
を保持し、しかも、それによって排水溝に勾配を付ける
ことができる。
【0010】また、この発明は、下端に外側へ張り出す
突部を設けることにより下端を台座形状に形成し、上端
の内側に蓋を掛ける切欠き状の段差部を設けた衝立形の
コンクリート製側壁ブロックであって、その穴の下端が
路面にほゞ接する高さである路面排水用の侵入穴を設
け、下端面に横溝を、それよりもやゝ上に内側に開口す
る鉄筋保持穴をそれぞれ複数において配設したことを特
徴とする排水機能付き中央分離帯の施工方法に使用する
側壁ブロックを提供するものである。
【0011】上記の側壁ブロックによれば、現場におい
て使用する場合に、転倒しないように安定して設置しや
すく、しかも、両側壁ブロックに渡すようにして、横桟
を両横溝に嵌め込むことによって、両側壁ブロックを正
確に位置決めでき、これによって、両方の鉄筋保持穴に
鉄筋を差し込むことができる。また、こうすると、側壁
ブロックの間に流し込むコンクリートの補強がなされる
だけでなく、側壁ブロックが転倒しない強度を付与で
き、車両の衝突に耐えうるよう中央分離帯が強固とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明において、左右側壁ブロ
ック1,1の設置の時点は、舗装の下地を固めた時であ
り、その下地は、地面や玉砂利を固めた状態の場合もあ
り、捨てコンクリートの状態もあるというように、側壁
ブロック1の設置に安定するベースをいうものとする。
【0013】鉄筋15の形状については、左右側壁ブロ
ック1,1の鉄筋保持穴11,11に差し渡す一本形で
あっても良いし、縦横鉄筋を組んだものであっても良
い。また、鉄筋保持穴11は、内側に開口しておれば、
外側に貫通していても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、現場の状況に応じて排水溝の幅を自由になし得るば
かりでなく、水平に走る道路の箇所においても、現場打
ちコンクリートにより排水溝に勾配を付けることができ
るため、大きな排水能力を付与することができる。ま
た、ごみが詰まっても蓋を外して、それを取り除くこと
ができるため、排水に支障をきたすことはない。殊に、
この発明の側壁ブロックによれば、現場での作業性が良
くなるだけでなく、中央分離帯を正確且つ強固に構築で
きるという優れた効果がある。
【0015】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図面は、一実施例を示したもので、その排
水機能付き中央分離帯Pは、道路Rの中央において、コ
ンクリート製の左右側壁ブロック1,1と、蓋3とから
構築され、側壁ブロック1,1の上端部が舗装4の上に
突出して中央分離帯Pの機能を果たし、左右側壁ブロッ
ク1,1の間が排水溝2となっている。
【0017】側壁ブロック1は、下端の外側に突部5を
設けることにより、下端面が幅広い台座形に形成され、
これによって安定性を付与してある。また、上端の内側
縁に蓋3を掛ける切欠き状段差部7が設けられ、高さ中
間よりもやゝ上に侵入穴8,8が貫通して設けられる。
【0018】また、側壁ブロック1には、両端部の下端
面に長手方向に対して直角に横溝9,9を設け、下端部
の内面には、等間隔おきに細い鉄筋保持穴11,11,
・・が開口されている。13は、両方の側壁ブロック
1,1の横溝9,9に嵌める横桟であって、その横桟1
3には、両側壁ブロック1,1を止める突部14,16
が一対ずつ設けられ、これによって内法が決定される。
【0019】道路を造成している現場において、この中
央分離帯Pを構築するには、押し固めた下地10の上に
左右側壁ブロック1,1を配列する。この場合に、両方
の横溝9,9に横桟13を嵌めて位置を正確に決めると
ともに、両側壁ブロック1,1の間の内法を決める。こ
れで、両方の側壁ブロック1,1の鉄筋保持穴11,1
1が正確に向かい合うので、その両方の鉄筋保持穴1
1,11に鉄筋15を差し込む。
【0020】次に、両側壁ブロック1,1の間にコンク
リート17を流し込み、これによって排水溝2の底面を
形成するが、この際に、底面の高さHを変えることによ
って、道路が走るいずれかの方向へ排水溝2を傾斜させ
る。従って、中央分離帯Pには、部分的に道路Rの外へ
雨水を流す排水設備が設けられる。
【0021】これで、両側壁ブロック1,1が一体に結
合した排水溝2ができるので、道路Rの舗装をする際
に、舗装4の路面を侵入穴8の下端すれすれに舗装す
る。即ち、侵入穴8の下端は舗装4の路面にほゞ接する
高さに配置される。そして、中央分離帯Pの両側では、
叩きコンクリート18,18により侵入穴8,8への水
の案内を確実にしてある。
【0022】中央分離帯Pを有する道路Rが造成される
と、雨水が路肩側へ流れるばかりでなく、中央において
も吸水されるために、広い道路であっても排水が滞るこ
とがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の排水機能付き中央分離帯を示す道路
の破断斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図3】同排水機能付き中央分離帯の構築部材を示す分
解斜視図である。
【図4】同部材のうちの側壁ブロックを内側から見た背
面図である。
【符号の説明】
H 底面の高さ P 排水機能付き中央分離帯 R 道路 1 側壁ブロック 2 排水溝 3 蓋 4 舗装 5 突部 7 段差部 8 侵入穴 9 横溝 10 下地 11 鉄筋保持穴 15 鉄筋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面の排水用であってその穴の下端が路
    面にほゞ接する高さである侵入穴を備えた左右側壁ブロ
    ックと、その間に被せる蓋とをコンクリートにより工場
    生産し、道路を造成する現場においては、道路の下地に
    左右側壁ブロックを並べて道路の走る方向に配列し、左
    右両側壁ブロックの間に排水溝の底面となるコンクリー
    トを流し込み、その量の加減により長手方向に勾配を付
    けて底面を形成し、侵入穴の下縁すれすれに舗装を施す
    ことを特徴とする排水機能付き中央分離帯の施工方法。
  2. 【請求項2】 下端に外側へ張り出す突部を設けること
    により下端を台座形状に形成し、上端の内側に蓋を掛け
    る切欠き状の段差部を設けた衝立形のコンクリート製側
    壁ブロックであって、その穴の下端が路面にほゞ接する
    高さである路面排水用の侵入穴を設け、下端面に横溝
    を、それよりもやゝ上に内側に開口する鉄筋保持穴をそ
    れぞれ複数において配設したことを特徴とする排水機能
    付き中央分離帯の施工方法に使用する側壁ブロック。
JP10022591A 1998-01-19 1998-01-19 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック Expired - Fee Related JP2912325B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022591A JP2912325B1 (ja) 1998-01-19 1998-01-19 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022591A JP2912325B1 (ja) 1998-01-19 1998-01-19 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2912325B1 true JP2912325B1 (ja) 1999-06-28
JPH11200327A JPH11200327A (ja) 1999-07-27

Family

ID=12087102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10022591A Expired - Fee Related JP2912325B1 (ja) 1998-01-19 1998-01-19 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2912325B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11200327A (ja) 1999-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4848972A (en) Process and apparatus for widening roadways
JP2912325B1 (ja) 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック
EP0819197B1 (en) A drainage installation for roads
CA1144408A (en) Surface drainage system and cover member for use therein
GB1591332A (en) Drainage of roads and highways
JP6741309B1 (ja) 排水孔形成治具
JP3670570B2 (ja) 自由勾配側溝用ブロック、側溝およびその施工方法
JPS6235734Y2 (ja)
JP6153187B1 (ja) 道路橋地覆拡幅ユニット
JP3022195U (ja) 排水路合設歩車道境界ブロック
JPH0614201U (ja) 張出歩道ブロック及びそれを用いた張出歩道構造
JP2516306B2 (ja) 地下貯水槽
JP3986665B2 (ja) 側溝用ブロック
JP2000328641A (ja) 縁石付き蓋版を備えた側溝
JP2001026974A (ja) 路面の排水構造
JPH10131269A (ja) 路面排水用コンクリート部体および路面排水装置
JP2559319Y2 (ja) 道路側溝ブロック体
JP3089183U (ja) 歩車道境界ブロックおよびそれを用いた歩車道境界構造
JP3334947B2 (ja) 透水性舗装用街渠の構造及び街渠用ブロック
IE960277A1 (en) A drainage installation for roads
JPH07166596A (ja) 地下貯水槽及びその構築方法
JP2799845B2 (ja) 地下浸透型側溝の構築工法
JP3061722U (ja) コンクリ―ト製排水溝ブロック
JPH0711701A (ja) 自由勾配型二分割暗渠ブロック
JPS6141826Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees