JP2000328641A - 縁石付き蓋版を備えた側溝 - Google Patents
縁石付き蓋版を備えた側溝Info
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- JP2000328641A JP2000328641A JP11143725A JP14372599A JP2000328641A JP 2000328641 A JP2000328641 A JP 2000328641A JP 11143725 A JP11143725 A JP 11143725A JP 14372599 A JP14372599 A JP 14372599A JP 2000328641 A JP2000328641 A JP 2000328641A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歩道側の雨水が縁石歩道側に溜まることなく
歩行者の歩行の利便性、快適性が向上し、施工性の向
上、施工費用、施工用地の減少でき、歩道側、車道側か
らみた景観性を良くする、縁石付き蓋版を備えた側溝を
提供する。 【解決手段】 本発明による縁石付き蓋版を備えた側溝
は、雨水排水溝を有する、側溝本体２の開放部を閉鎖す
るための蓋版１と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の
側溝本体２とを備えているコンクリート製側溝におい
て、蓋版１に縁石部１６を設け、この縁石部１６の歩道
側および車道側の蓋版１の上面に、雨水排水のための排
水溝１１，１２を設けた。
歩行者の歩行の利便性、快適性が向上し、施工性の向
上、施工費用、施工用地の減少でき、歩道側、車道側か
らみた景観性を良くする、縁石付き蓋版を備えた側溝を
提供する。 【解決手段】 本発明による縁石付き蓋版を備えた側溝
は、雨水排水溝を有する、側溝本体２の開放部を閉鎖す
るための蓋版１と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の
側溝本体２とを備えているコンクリート製側溝におい
て、蓋版１に縁石部１６を設け、この縁石部１６の歩道
側および車道側の蓋版１の上面に、雨水排水のための排
水溝１１，１２を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路、宅地、公園
等に敷設される雨水を集水および排水するためのコンク
リート製側溝に関する。
等に敷設される雨水を集水および排水するためのコンク
リート製側溝に関する。
【０００２】
【従来の技術】道路には、縁石ブロック、歩車道境界ブ
ロック、コンクリートＬ形、Ｕ形など道路用コンクリー
ト製品が使用されており、このなかで歩道側の雨水を集
水および排水するための路面排水用として、図５に示す
ようなコンクリートＬ形の縁石部（２０）に水抜穴（２
１）を形成し歩道側の雨水を車道側の路肩のガッタに排
水する水抜穴付き縁石蓋（２２）が知られている。
ロック、コンクリートＬ形、Ｕ形など道路用コンクリー
ト製品が使用されており、このなかで歩道側の雨水を集
水および排水するための路面排水用として、図５に示す
ようなコンクリートＬ形の縁石部（２０）に水抜穴（２
１）を形成し歩道側の雨水を車道側の路肩のガッタに排
水する水抜穴付き縁石蓋（２２）が知られている。
【０００３】水抜孔付き縁石蓋（２２）は水抜孔（２
１）の無い縁石蓋とともに施工され、この水抜孔付き縁
石蓋は、ほぼ５ｍおきに設置される。また、この水抜孔
付き縁石蓋の水抜孔の孔幅は約２０ｃｍとなっている。
歩道側に降雨した雨水は一般には路面の勾配によりまず
縁石方向に流れ、これが縁石に沿って水抜孔付き縁石蓋
の水抜孔まで流れ、水抜孔を通って車道側の路肩のガッ
タに排水するため雨水の流水経路が長くなる。特に、降
雨量の多い雨天時ではこの流水経路の長いことと水抜孔
を通らなければならないため、歩道側の雨水が十分排水
されず縁石歩道側に溜り、歩行者の歩行に支障をきたし
快適性が失われることとなる。また、縁石の車道側で
は、車道側に降雨した雨水と歩道側から縁石蓋の水抜孔
を通って流れ込む雨水の両方をガッタに排水することに
なり、車道側でも降雨量の多い雨天時に十分排水されな
い場合がある。
１）の無い縁石蓋とともに施工され、この水抜孔付き縁
石蓋は、ほぼ５ｍおきに設置される。また、この水抜孔
付き縁石蓋の水抜孔の孔幅は約２０ｃｍとなっている。
歩道側に降雨した雨水は一般には路面の勾配によりまず
縁石方向に流れ、これが縁石に沿って水抜孔付き縁石蓋
の水抜孔まで流れ、水抜孔を通って車道側の路肩のガッ
タに排水するため雨水の流水経路が長くなる。特に、降
雨量の多い雨天時ではこの流水経路の長いことと水抜孔
を通らなければならないため、歩道側の雨水が十分排水
されず縁石歩道側に溜り、歩行者の歩行に支障をきたし
快適性が失われることとなる。また、縁石の車道側で
は、車道側に降雨した雨水と歩道側から縁石蓋の水抜孔
を通って流れ込む雨水の両方をガッタに排水することに
なり、車道側でも降雨量の多い雨天時に十分排水されな
い場合がある。
【０００４】この時、歩道側に車道側とは別に排水用側
溝を施工し排水させる方法がある。しかしこの場合、歩
道側の排水用側溝、縁石設備、車道側の排水用側溝がそ
れぞれ必要となり施工性にも欠け、施工費用が上がる。
さらに、これらの各側溝、設備を施工するために多くの
施工用地が必要となる。また、水抜穴付き縁石蓋の水抜
穴は、歩道側、車道側からみた景観性が良くない欠点が
ある。
溝を施工し排水させる方法がある。しかしこの場合、歩
道側の排水用側溝、縁石設備、車道側の排水用側溝がそ
れぞれ必要となり施工性にも欠け、施工費用が上がる。
さらに、これらの各側溝、設備を施工するために多くの
施工用地が必要となる。また、水抜穴付き縁石蓋の水抜
穴は、歩道側、車道側からみた景観性が良くない欠点が
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
欠点に鑑み、本発明の課題は、歩道側の雨水が縁石歩道
側に溜まることなく歩行者の歩行の利便性、快適性が向
上し、施工性の向上、施工費用、施工用地の減少でき、
歩道側、車道側からみた景観性を良くする、縁石付き蓋
版を備えた側溝を提供することである。
欠点に鑑み、本発明の課題は、歩道側の雨水が縁石歩道
側に溜まることなく歩行者の歩行の利便性、快適性が向
上し、施工性の向上、施工費用、施工用地の減少でき、
歩道側、車道側からみた景観性を良くする、縁石付き蓋
版を備えた側溝を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明による縁石付き蓋版を備えた側溝は、雨水排
水溝を有する、側溝本体の開放部を閉鎖するための蓋版
と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の側溝本体とを備
えているコンクリート製側溝において、蓋版に縁石部を
設け、この縁石部の歩道側および車道側の蓋版の上面
に、雨水排水のための排水溝を設けたことを特徴とす
る。本発明による側溝は、歩道側および車道側の蓋版の
上面に、雨水排水のための排水溝を設けたことにより、
降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、雨水の溜ま
ることがなく一つの側溝内に取り込む。そのため、歩行
者の歩行の利便性、快適性が向上し、施工性の向上、施
工費用、施工用地の減少できる。更に、歩道側、車道側
からみた景観性を良くできる。
に、本発明による縁石付き蓋版を備えた側溝は、雨水排
水溝を有する、側溝本体の開放部を閉鎖するための蓋版
と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の側溝本体とを備
えているコンクリート製側溝において、蓋版に縁石部を
設け、この縁石部の歩道側および車道側の蓋版の上面
に、雨水排水のための排水溝を設けたことを特徴とす
る。本発明による側溝は、歩道側および車道側の蓋版の
上面に、雨水排水のための排水溝を設けたことにより、
降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、雨水の溜ま
ることがなく一つの側溝内に取り込む。そのため、歩行
者の歩行の利便性、快適性が向上し、施工性の向上、施
工費用、施工用地の減少できる。更に、歩道側、車道側
からみた景観性を良くできる。
【０００７】本発明による縁石付き蓋版を備えた側溝の
場合、縁石部の歩道側および車道側の蓋版の上面の排水
溝を、蓋版の全長にわたって延びかつ蓋版の厚さよりも
浅い深さを有するスリット溝と、この溝の底から蓋版の
下面まで達する複数のスリット貫通穴によるスリット構
造とすることが望ましい。これにより、歩道側では歩行
者の歩行、自転車の走行に支障をきたすことがない。
場合、縁石部の歩道側および車道側の蓋版の上面の排水
溝を、蓋版の全長にわたって延びかつ蓋版の厚さよりも
浅い深さを有するスリット溝と、この溝の底から蓋版の
下面まで達する複数のスリット貫通穴によるスリット構
造とすることが望ましい。これにより、歩道側では歩行
者の歩行、自転車の走行に支障をきたすことがない。
【０００８】また、縁石部の歩道側の蓋版の上面の排水
溝を、蓋版の全長にわたって延びかつ蓋版の厚さよりも
浅い深さを有するスリット溝と、この溝の底から蓋版の
下面まで達する複数のスリット貫通穴によるスリット構
造に、車道側の蓋版の上面の排水溝を蓋版の全長にわた
って延びかつ蓋版の厚さよりも浅い深さを有しグレーチ
ングを設置するグレーチング溝と、この溝の底から蓋版
の下面まで達する複数のグレーチング貫通穴によるグレ
ーチング構造とすることでも良い。これにより、車道側
の排水能力をより向上できる。
溝を、蓋版の全長にわたって延びかつ蓋版の厚さよりも
浅い深さを有するスリット溝と、この溝の底から蓋版の
下面まで達する複数のスリット貫通穴によるスリット構
造に、車道側の蓋版の上面の排水溝を蓋版の全長にわた
って延びかつ蓋版の厚さよりも浅い深さを有しグレーチ
ングを設置するグレーチング溝と、この溝の底から蓋版
の下面まで達する複数のグレーチング貫通穴によるグレ
ーチング構造とすることでも良い。これにより、車道側
の排水能力をより向上できる。
【０００９】
【作用】本発明による側溝は、歩道側および車道側の蓋
版の上面に、雨水排水のための排水溝を設けたことによ
り、降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、雨水の
溜まることがなく一つの側溝内に取り込む。
版の上面に、雨水排水のための排水溝を設けたことによ
り、降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、雨水の
溜まることがなく一つの側溝内に取り込む。
【００１０】
【発明の実施の形態】次に、図を参照して本発明の実施
の形態を詳しく説明する。
の形態を詳しく説明する。
【００１１】図１は、本発明の第１の実施の形態による
コンクリート製側溝の横断面図、図２はこれの平面図で
ある。この側溝は例えば一般道路の歩車道境界に連続し
て敷設される。側溝は側溝本体２の開放部を閉鎖する蓋
版１と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の側溝本体２
を備えている。この蓋版１と側溝本体２内には、図示し
ていない補強鉄筋が埋め込まれている。
コンクリート製側溝の横断面図、図２はこれの平面図で
ある。この側溝は例えば一般道路の歩車道境界に連続し
て敷設される。側溝は側溝本体２の開放部を閉鎖する蓋
版１と、上側が開放したほぼＵ字状横断面の側溝本体２
を備えている。この蓋版１と側溝本体２内には、図示し
ていない補強鉄筋が埋め込まれている。
【００１２】蓋版１にはこの蓋版を歩車道境界の縁石と
しての機能を持たせるため縁石部１６が設けられてい
る。
しての機能を持たせるため縁石部１６が設けられてい
る。
【００１３】この縁石部１６の歩道側および車道側の蓋
版１の上面に、雨水排水のための排水溝１１，１２を備
えている。この排水溝１１，１２は、蓋版１の全長にわ
たって延びかつ蓋版１の厚さよりも浅い深さを有するス
リット溝８と、この溝の底から蓋版１の下面まで達する
複数のスリット貫通穴９によるスリット構造となってい
る。蓋版１の縦方向に連続する溝８は高い集水能力を有
し、貫通穴９は溝８によって集水された雨水を側溝内の
水路に落下させる働きをする。
版１の上面に、雨水排水のための排水溝１１，１２を備
えている。この排水溝１１，１２は、蓋版１の全長にわ
たって延びかつ蓋版１の厚さよりも浅い深さを有するス
リット溝８と、この溝の底から蓋版１の下面まで達する
複数のスリット貫通穴９によるスリット構造となってい
る。蓋版１の縦方向に連続する溝８は高い集水能力を有
し、貫通穴９は溝８によって集水された雨水を側溝内の
水路に落下させる働きをする。
【００１４】この雨水排水溝は、排水流量に応じて、い
ろいろな大きさ、位置に、あるいは複数の列をなすよう
に形成することができる。蓋版の上面は、一般にはこれ
らの排水溝に向けて流水するように勾配を付けるが、勾
配はなくても良い。上記貫通穴９以外の範囲において、
複数本の補強鉄筋が蓋版１の横方向に蓋版内に埋め込ま
れている。それによって、蓋版１の横方向曲げ剛性と、
自動車等の荷重に対する耐荷力が高められる。
ろいろな大きさ、位置に、あるいは複数の列をなすよう
に形成することができる。蓋版の上面は、一般にはこれ
らの排水溝に向けて流水するように勾配を付けるが、勾
配はなくても良い。上記貫通穴９以外の範囲において、
複数本の補強鉄筋が蓋版１の横方向に蓋版内に埋め込ま
れている。それによって、蓋版１の横方向曲げ剛性と、
自動車等の荷重に対する耐荷力が高められる。
【００１５】側溝本体２は両側壁３と、この側壁を互い
に接続する底部４とからなっている。側壁３の上面５に
は、蓋版１との連結のための後述する接着剤を充填する
凹部６が形成されている。この凹部６は複数個設けら
れ、側壁３の上面５に適当に分配配置されている。側溝
本体２の底部４には、適当な間隔をおいて開口１８が形
成されている。この開口１８は塞がないでそのまま使用
することができる。この場合、側溝内の流水を地下に浸
透させる働きをする。開口１８を現場打ちコンクリート
で塞ぐ場合には特に、打設コンクリートによって底部４
に勾配がつけられる。その際、打設コンクリートが底部
４から剥離しないようにするために、開口１８が底部４
の下面に向かってテーパ状に広がっている。
に接続する底部４とからなっている。側壁３の上面５に
は、蓋版１との連結のための後述する接着剤を充填する
凹部６が形成されている。この凹部６は複数個設けら
れ、側壁３の上面５に適当に分配配置されている。側溝
本体２の底部４には、適当な間隔をおいて開口１８が形
成されている。この開口１８は塞がないでそのまま使用
することができる。この場合、側溝内の流水を地下に浸
透させる働きをする。開口１８を現場打ちコンクリート
で塞ぐ場合には特に、打設コンクリートによって底部４
に勾配がつけられる。その際、打設コンクリートが底部
４から剥離しないようにするために、開口１８が底部４
の下面に向かってテーパ状に広がっている。
【００１６】蓋版１の下面には、蓋版製造時にインサー
ト金具１０が埋め込まれている。このインサート金具１
０は上記の凹部６に対応する位置に配置されている。イ
ンサート金具１０には、後述するように、蓋版１と側溝
本体２を連結するためのアンカー筋７がねじ込まれる。
ト金具１０が埋め込まれている。このインサート金具１
０は上記の凹部６に対応する位置に配置されている。イ
ンサート金具１０には、後述するように、蓋版１と側溝
本体２を連結するためのアンカー筋７がねじ込まれる。
【００１７】上記のように構成された側溝は例えば勾配
をつけた側溝として次のように施工される。先ず、Ｕ字
状の側溝本体２が例えば道路の歩車道境界に埋設され
る。そして、必要な水路勾配に応じて、コンクリートが
側溝本体２の底部４に打設される。その際、蓋版１がま
だ取付けられていないので、側溝本体２の上側開放部か
らコンクリートを容易に打設し、締固めおよび表面均し
することができる。そして底部４の開口１８が下側に向
かってテーパ状に拡がっているので、打設コンクリート
と底部４とが強固に結合される。
をつけた側溝として次のように施工される。先ず、Ｕ字
状の側溝本体２が例えば道路の歩車道境界に埋設され
る。そして、必要な水路勾配に応じて、コンクリートが
側溝本体２の底部４に打設される。その際、蓋版１がま
だ取付けられていないので、側溝本体２の上側開放部か
らコンクリートを容易に打設し、締固めおよび表面均し
することができる。そして底部４の開口１８が下側に向
かってテーパ状に拡がっているので、打設コンクリート
と底部４とが強固に結合される。
【００１８】その後、側壁３の上面５の凹部６に接着
剤、例えばモルタル、合成樹脂等を充填すると共に、蓋
版１のインサート金具１０にアンカー筋７をねじ込む。
そして、アンカー筋７を凹部６内の接着剤に挿入させな
がら、蓋版１によって側溝本体２の上側開放部を閉鎖す
る。接着剤が固化することにより、側溝本体２と蓋版１
が互いに固定連結される。このように、現場で側溝本体
と蓋版を簡単にかつ強固に連結することができる。側溝
本体と蓋版が連結手段によって固定連結されて閉断面と
なるので、側溝本体と蓋版が相互に補強し合う。そのた
め、自動車の通行時に騒音、振動および衝撃の発生が大
幅に低下する。更に、側壁が蓋体によって支えられるの
で、土圧によって側壁が破損することがない。
剤、例えばモルタル、合成樹脂等を充填すると共に、蓋
版１のインサート金具１０にアンカー筋７をねじ込む。
そして、アンカー筋７を凹部６内の接着剤に挿入させな
がら、蓋版１によって側溝本体２の上側開放部を閉鎖す
る。接着剤が固化することにより、側溝本体２と蓋版１
が互いに固定連結される。このように、現場で側溝本体
と蓋版を簡単にかつ強固に連結することができる。側溝
本体と蓋版が連結手段によって固定連結されて閉断面と
なるので、側溝本体と蓋版が相互に補強し合う。そのた
め、自動車の通行時に騒音、振動および衝撃の発生が大
幅に低下する。更に、側壁が蓋体によって支えられるの
で、土圧によって側壁が破損することがない。
【００１９】本発明による側溝は、上記のように勾配を
つけた側溝としてだけでなく、勾配なしの側溝としても
施工可能である。
つけた側溝としてだけでなく、勾配なしの側溝としても
施工可能である。
【００２０】更に、凹部６と接着剤の付着力およびアン
カー筋７と接着剤の付着力を高めるために、凹部６の内
側面とアンカー筋７の外面に凹凸を形成することができ
る。
カー筋７と接着剤の付着力を高めるために、凹部６の内
側面とアンカー筋７の外面に凹凸を形成することができ
る。
【００２１】更に、上記のインサート金具１０を用いな
いで、その代わりに、蓋版１の製作時にアンカー筋７を
蓋版１に直接埋め込んで固定することができる。
いで、その代わりに、蓋版１の製作時にアンカー筋７を
蓋版１に直接埋め込んで固定することができる。
【００２２】更に、蓋版１によって側溝本体２の上側開
放部を閉鎖する際、上記のアンカー筋７と凹部６の接着
剤による連結手段で互いに固定連結せず、側溝本体２に
蓋版１をはめ込みまたは保持させても良い。
放部を閉鎖する際、上記のアンカー筋７と凹部６の接着
剤による連結手段で互いに固定連結せず、側溝本体２に
蓋版１をはめ込みまたは保持させても良い。
【００２３】図３は、本発明の第２の実施の形態による
コンクリート製側溝の横断面図、図４はこれの平面図で
ある。この場合、車道側の蓋版１の上面の排水溝１２
を、蓋版１の全長にわたって延びかつ蓋版１の厚さより
も浅い深さを有しグレーチング１３を設置するグレーチ
ング溝１４と、この溝の底から蓋版１の下面まで達する
複数のグレーチング貫通穴１５によるグレーチング構造
としている。蓋版１の縦方向に連続するグレーチング溝
１４はスリット溝８よりさらに高い集水能力を有し、グ
レーチング貫通穴１５はグレーチング溝１４によって集
水された雨水を側溝内の水路に落下させる働きをする。
車道側では、またこのグレーチング構造とすることで、
アスファルト等の舗装をグレーチングの際まで行うこと
もできる。
コンクリート製側溝の横断面図、図４はこれの平面図で
ある。この場合、車道側の蓋版１の上面の排水溝１２
を、蓋版１の全長にわたって延びかつ蓋版１の厚さより
も浅い深さを有しグレーチング１３を設置するグレーチ
ング溝１４と、この溝の底から蓋版１の下面まで達する
複数のグレーチング貫通穴１５によるグレーチング構造
としている。蓋版１の縦方向に連続するグレーチング溝
１４はスリット溝８よりさらに高い集水能力を有し、グ
レーチング貫通穴１５はグレーチング溝１４によって集
水された雨水を側溝内の水路に落下させる働きをする。
車道側では、またこのグレーチング構造とすることで、
アスファルト等の舗装をグレーチングの際まで行うこと
もできる。
【００２４】この雨水排水溝１２も、排水流量に応じ
て、いろいろな大きさ、位置に、あるいは複数の列をな
すように形成することができる。蓋版の上面は、一般に
はこれらの排水溝に向けて流水するように勾配を付ける
が、勾配はなくても良い。上記グレーチング貫通穴１５
以外の範囲において、複数本の補強鉄筋が蓋版１の横方
向に蓋版内に埋め込まれている。それによって、蓋版１
の横方向曲げ剛性と、自動車等の荷重に対する耐荷力が
高められる。
て、いろいろな大きさ、位置に、あるいは複数の列をな
すように形成することができる。蓋版の上面は、一般に
はこれらの排水溝に向けて流水するように勾配を付ける
が、勾配はなくても良い。上記グレーチング貫通穴１５
以外の範囲において、複数本の補強鉄筋が蓋版１の横方
向に蓋版内に埋め込まれている。それによって、蓋版１
の横方向曲げ剛性と、自動車等の荷重に対する耐荷力が
高められる。
【００２５】
【発明の効果】本発明による側溝は、歩道側および車道
側の蓋版の上面に、雨水排水のための排水溝を設けたこ
とにより、降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、
雨水の溜まることがなく一つの側溝本体内に取り込む。
そのため、歩行者の歩行の利便性、快適性が向上し、施
工性の向上、施工費用、施工用地の減少できる。更に、
歩道側、車道側からみた景観性を良くできる。
側の蓋版の上面に、雨水排水のための排水溝を設けたこ
とにより、降雨量にかかわらずそれぞれの側で排水し、
雨水の溜まることがなく一つの側溝本体内に取り込む。
そのため、歩行者の歩行の利便性、快適性が向上し、施
工性の向上、施工費用、施工用地の減少できる。更に、
歩道側、車道側からみた景観性を良くできる。
【図１】本発明の第１の実施の形態によるコンクリート
製側溝の横断面図である。
製側溝の横断面図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態によるコンクリート
製側溝の平面図である。
製側溝の平面図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態によるコンクリート
製側溝の横断面図である。
製側溝の横断面図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態によるコンクリート
製側溝の平面図である。
製側溝の平面図である。
【図５】従来例のコンクリート製側溝の横断面図であ
る。
る。
１ 蓋版 ２ 側溝本体 ３ 側壁 ４ 底部 ５ 側壁上面 ６ 凹部 ７ アンカー筋 ８ スリット溝 ９ スリット貫通穴 １０ インサート金具 １１ 歩道側排水溝 １２ 車道側排水溝 １３ グレーチング １４ グレーチング溝 １５ グレーチング貫通穴 １６ Ｌ形縁石部 １７ アングル １８ 開口 ２０ 縁石部 ２１ 水抜孔 ２２ 水抜孔付き縁石蓋
Claims (3)
- 【請求項１】 雨水排水溝を有する、側溝本体（２）の
開放部を閉鎖するための蓋版（１）と、上側が開放した
ほぼＵ字状横断面の側溝本体（２）とを備えているコン
クリート製側溝において、蓋版（１）に縁石部（１６）
を設け、この縁石部（１６）の歩道側および車道側の蓋
版（１）の上面に、雨水排水のための排水溝（１１，１
２）を設けたことを特徴とする縁石付き蓋版を備えた側
溝。 - 【請求項２】 縁石部（１６）の歩道側および車道側の
蓋版（１）の上面の排水溝（１１，１２）を、蓋版
（１）の全長にわたって延びかつ蓋版（１）の厚さより
も浅い深さを有するスリット溝（８）と、この溝の底か
ら蓋版（１）の下面まで達する複数のスリット貫通穴
（９）によるスリット構造とすることを特徴とする請求
項１記載の縁石付き蓋版を備えた側溝。 - 【請求項３】 縁石部（１６）の歩道側の蓋版（１）の
上面の排水溝（１１）を、蓋版（１）の全長にわたって
延びかつ蓋版（１）の厚さよりも浅い深さを有するスリ
ット溝（８）と、この溝の底から蓋版（１）の下面まで
達する複数のスリット貫通穴（９）によるスリット構造
に、車道側の蓋版（１）の上面の排水溝（１２）を、蓋
版（１）の全長にわたって延びかつ蓋版（１）の厚さよ
りも浅い深さを有しグレーチング（１３）を設置するグ
レーチング溝（１４）と、この溝の底から蓋版（１）の
下面まで達する複数のグレーチング貫通穴（１５）によ
るグレーチング構造とすることを特徴とする請求項１記
載の縁石付き蓋版を備えた側溝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143725A JP2000328641A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 縁石付き蓋版を備えた側溝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143725A JP2000328641A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 縁石付き蓋版を備えた側溝 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11143725A Pending JP2000328641A (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 縁石付き蓋版を備えた側溝 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000328641A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014080798A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Riukon Kk | 側溝ブロックの流水構造 |
| JP2017133291A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ヤマウ | 縁石一体型側溝ブロックおよびその製造方法 |
| CN109372017A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-02-22 | 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 | 兼作人行道和排水沟的综合管廊管片 |
| KR102364315B1 (ko) * | 2020-08-24 | 2022-02-18 | 주식회사 청학 | 넘침 방지용 수로관 |
| JP7124188B1 (ja) | 2021-07-07 | 2022-08-23 | 正剛 大嶋 | セミフラット街渠用縁石付き蓋掛けｕ形側溝 |
-
1999
- 1999-05-24 JP JP11143725A patent/JP2000328641A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014080798A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Riukon Kk | 側溝ブロックの流水構造 |
| JP2017133291A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 株式会社ヤマウ | 縁石一体型側溝ブロックおよびその製造方法 |
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| KR102364315B1 (ko) * | 2020-08-24 | 2022-02-18 | 주식회사 청학 | 넘침 방지용 수로관 |
| JP7124188B1 (ja) | 2021-07-07 | 2022-08-23 | 正剛 大嶋 | セミフラット街渠用縁石付き蓋掛けｕ形側溝 |
| JP2023010481A (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-20 | 正剛 大嶋 | セミフラット街渠用縁石付き蓋掛けｕ形側溝 |
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