JPH05339978A - 複合機能型側溝 - Google Patents

複合機能型側溝

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JPH05339978A
JPH05339978A JP17946192A JP17946192A JPH05339978A JP H05339978 A JPH05339978 A JP H05339978A JP 17946192 A JP17946192 A JP 17946192A JP 17946192 A JP17946192 A JP 17946192A JP H05339978 A JPH05339978 A JP H05339978A
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water intake
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期汚濁水の排水を速やかにし、流出抑制機
能のコントロールと向上、貯留スペースの確保と目づま
り時の機能回復措置が簡単に行なえる、水制取水機能と
貯留浸透機能を備えた複合機能型側溝を提供する。 【構成】 上部密閉型または蓋形式で下部が全面開口あ
るいは一部開口され、中央付近に突出した頂部8に複数
の取水孔9を設けた水制取水柱体7を、側溝本体1の側
壁上部に装着し、側壁中間部に装着した底版15によっ
て側溝の内部空間を上部排水溝18と下部貯留溝19に
分割し、水制取水柱体7の取水孔9に交換可能な目づま
り防止用のフィルター20a,20b,21を取り付
け、側溝底部の開口部5に交換可能な目づまり防止用シ
ート22を敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車道等の降雨水を速や
かに排水する機能と河川等に遅延させて流す機能と地下
水を涵養させる機能を備えた複合機能型側溝に、初期降
雨排水時に生じる汚濁,汚染物質,ゴミ等が地中あるい
は地下水への混入による汚染防止と、浸透機能を著しく
低下させる目づまり防止を図り、更には、目づまり防止
機能が低下したときに、機能回復を確実に実施出来るこ
とを可能にした複合機能型側溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路の側溝については、路面に滞留した
降雨水が車両の走行障害となることがないように、降雨
水を出来るだけ早く流したいという道路管理上の要請
と、大量の降雨水の流入で河川が氾濫したり下水道処理
施設の能力オーバーとならないように、降雨水を出来る
だけゆっくり流したいという河川防災や下水処理上の要
請とが、相対立して存在している。
【0003】また、近年では、降雨水を全て河川に排水
除去してしまうことの弊害、すなわち地下水位の低下に
伴う樹木の育成阻害や地盤沈下、地下水の海水化現象等
が指摘され、降雨水を出来るだけ多く地盤に還流させて
地下水を涵養したいという環境保全上の要請が、更に加
わっている。
【0004】降雨水の排除を早期に行うには、一連に接
合されて側溝を構成する側溝本体の底版を上流側端部か
ら下流側端部に向けて下がり傾斜に形成し、側溝の長さ
方向に添って所要の導水勾配を確保すればよい。実公昭
56ー51113号公報に開示された可変勾配型側溝で
は、側溝本体の左右側版の上部間を前後各端部において
水平梁部で連結し、左右底版の下部間を全面開放してお
り、敷設現場で底版コンクリートを導水勾配に合わせて
打設している。
【0005】この可変勾配型側溝の施工手順では、地盤
の掘削溝の底部に基礎栗石を敷き並べ、ランマー等で突
き固めた後、日を置いて生コン車によって基礎コンクリ
ートが打設される。基礎コンクリートが所定強度まで硬
化した後、所定本数の側溝本体が順次に敷設され、側溝
本体の上面開口部から底版コンクリートが打設され、設
計導水勾配に合わせて均し仕上げが行われる。
【0006】しかしながら、この可変勾配型側溝では、
基礎栗石の締め固め、基礎コンクリートの打設、底版コ
ンクリートの打設と均し仕上げというように工程数が多
いため、全体としての工期が長いという問題がある。ま
た、生コン車からコンクリートの打設処理に多大の時間
を要するため、道路閉鎖や片側通行といった交通阻害を
長時間にわたって与えることになる。底版コンクリート
の打設後直ちに通水することができないことも、工程の
短縮を妨げる要因になっている。
【0007】また、底版コンクリートの打設と均し仕上
げを側溝本体の比較的狭い開口部から行わなければなら
ないため、作業能率が悪いものであり、底版コンクリー
トの上面部の傾斜を設計された導水勾配通りに仕上げる
には、多くの時間を必要としている。現実的には仕上げ
が不正確であるため、所用の流下速度と通水量が得られ
ていない施工例も少なからず指摘されている。
【0008】更にまた、基礎栗石、基礎コンクリート、
底版コンクリートに係る工程が全て人手に頼る作業であ
る上に、前述したように各工程がその都度中断して、こ
ま切れに行われるため、現在深刻な問題となっている建
設作業員の不足と高齢化の問題には対応することができ
ない工法である。
【0009】この可変勾配型側溝は、ただ単に降雨水を
早く排水処理することだけに重きがおかれたものであ
り、前記した河川防災上や環境保全上の要請には到底応
えることができないものである。また、早期排水機能に
ついて見ても、敷設後の維持管理に問題がある。すなわ
ち、実際には底版コンクリートの上面部が必ずしも均一
に仕上げられず、凹凸部が残されてしまうため、この凹
凸部に泥土やへドロが滞留し易く、これらが流過抵抗と
して作用して排水性能を低下させる。排水性能の回復に
は泥土等を除去する必要があるが、側溝本体の上面開口
部が狭いので、作業が容易でなくて長時間を要し、中途
半端に放置されることが多いため、悪臭を放ち不衛生で
もある。
【0010】更に、可変勾配側溝の規格寸法は、巾30
cm,深さ最大1m10cmから巾1m,深さ2mまで
見られる。このことは如何に降雨水を無駄にしている証
しであり、かつ必要なものなのか疑問でもある。
【0011】雨水流出の抑制を主目的とし、併せて地下
浸透機能を持たせた方法としては、(イ)浸透桝方法、
(ロ)浸透地下トレンチ方法、(ハ)浸透U字溝方法、
及び(ニ)透水性舗装、並びに(ホ)(イ)〜(ニ)を
組み合わせた方法等がある。いずれもそれなりの効果が
実証されている。
【0012】しかしながら、流出抑制および浸透機能と
効果にはまだまだ改良すべき点が数多く見られる。すな
わち、(イ)〜(ホ)の方法では、流出抑制量、貯留浸
透量が小さい。例えば、浸透ますによる方法では点の設
置となり浸透量が小さい、浸透地下トレンチ方法は点と
線にはなるが、いずれも不十分であり、地下埋設工事費
が嵩むことと、目づまり等が生じたときの機能回復が困
難である。浸透U字溝による方法は効果が小さく目づま
りが生じ易くかつ、目づまりの機能回復は困難である。
【0013】最大の欠点は降雨初期に流出する汚濁物質
の除去が出来にくく、貯留量がいかにも小さ過ぎる。こ
のことは、河川および下水本管に流出する量が大きくな
り、河川の増水と下水本管の容量を大きくしなければな
らず、事業費の増大と維持管理に多大の費用を要するこ
とになる。また、合流式下水道の場合には終末下水道処
理施設の能力オーバーとなり、未処理の下水が河川およ
び海に流出するおそれさえ出てくる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、降雨初期に生じる初期汚濁水の排水を速やかに
し、流出抑制機能のコントロールと向上、浸透機能を向
上させるための貯留スペースの確保と目づまり等が生じ
た場合の機能回復が簡単に行うことができる水制取水機
能と貯留、浸透機能を共に備えた複合機能型側溝を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の複合機能型側溝17
は、図31に示すような、上部全面開口で下部一部開口
の側溝本体を用いるか、あるいは図32及び図33に示
すように上下2個の側溝を組み合わせて用い、上部を排
水用空間18とし、下部を貯留浸透用空間19とする。
上部排水溝空間18の左右の起立側壁2に水制取水柱体
7を装着し、あわせて排水溝空間18に底版15を装着
する。あるいは、図33に示すように予め底版15が上
部排水溝部29と一体となっている側溝本体を用いる。
また、水制取水柱体の頂部8の取水孔9に目づまり防止
用フィルター20a,20b,21を交換可能に装着
し、下部貯留溝の底部5に目づまり防止用シート22を
交換可能に装着する。
【0016】
【作用】道路側部の掘削溝の底部に砕石23等を締め固
めて基礎部を形成し、この基礎部上面に所定本数の側溝
本体17を設計に基づいて一連に敷設し、適宜選択され
た公知の接合方式で順次接合して複合機能型側溝を構築
する。この場合、上部排水溝空間18の起立側壁2に取
り付けられる水制取水柱体7は、工場あるいは敷設時に
取り付けられる。上部排水溝空間18の底版15が装着
された後、前記敷設用溝と側溝本体17の空所が埋め戻
され、敷設作業が完了する。
【0017】側溝本体17の上面開口部6は常法に従っ
て蓋板38で閉鎖され、走行車両の車輪の脱落や歩行者
の足が落ち込むのを防止する。路面の降雨水は、蓋板3
8のグレーチング部や溝孔等の通水用開口部から側溝本
体17の内側空間に流れ込む。底版15に落ちてきた降
雨水の一部は、底版15の導水勾配によって上部排水溝
空間内18を所定の速度で流れ下り、側溝の下流側に接
続された河川や下水道処理施設に流れ込む。
【0018】降雨水の別の一部は、上部排水溝空間部1
8の左右の起立側壁2に取り付けた水制取水柱体の頂部
8の複数の取水孔9から、下部貯留溝空間19に流れ込
む。降雨水は、下部貯留溝底部の開口部5や左右側壁の
通水部から敷設地盤に浸透して行く。上部排水溝18の
水制取水柱体7の形状、底版15の勾配、取水孔9の断
面積、及び上部排水溝空間18の容積の関係などによ
り、降雨水の一部は、降雨が止んだ後もある一定時間、
上部排水溝18に滞留し、徐々に下部貯留溝19に流れ
落ちて行く。また、下部貯留溝19に設けた堰板24の
作用や底部開口部5からの地盤への浸透速度の影響など
により、降雨水の一部は下部貯留溝空間19にある時間
滞留し、降雨が止んだ後も降雨水の地盤への浸透が継続
される。
【0019】水制取水柱体の頂部8に設けられた取水孔
9には、目づまり防止用のフィルター20a,20b,
21を交換可能に取り付け、下部貯留溝19への汚濁、
汚染物質やごみ等の落下を防止し、また、下部貯留溝の
底部5には、目づまり防止用シート22を交換可能に敷
設して、降雨水中の汚濁、汚染物質やごみ等の混入に因
る土壌や地下水の汚染防止を図る。
【0020】
【実施例】図5に示した実施例では、図1に示されたよ
うな上部全面開口、下部一部開口の側溝本体1の左右の
起立側壁2に、図2のような水制取水柱体7を取り付け
て、水制取水柱体の接合突起13に図3のような底版1
5を取り付けた。この水制取水柱体7の本体部分は、内
側面の中央付近に頂部8が突出形成された平面視二等辺
三角形状のものであり、前後の取付板部には固定用透孔
10を設けてある。水制取水柱体7は、起立側壁2に埋
設したナット型インサート3に固定用透孔10からボル
トをねじ込むことによって起立側壁2に固定される。底
版15は、水制取水柱体7の下端部内側面に突設した接
合突起13に載置固定される。
【0021】このように組み立てられる複合機能型側溝
17は設計に基づいて、図14から図18に示したよう
な配置形態に従って一連に敷設され、適宜選択された公
知の接合方式によって順次接合される。降雨水は、上部
排水溝18に流れ込み、一部は、底版15に沿って上部
排水溝空間18内を流れ下り、河川や下水道処理施設へ
流れ込む。この底版15の側面16は水制取水柱体7の
内側面に倣って形成され、2個の台形を逆向きに連結し
た形になっている。
【0022】別の降雨水の一部は、上部排水溝18に取
り付け水制取水柱体7の頂部8の複数の取水孔9より水
制取水柱体の空間部11に流れ込み、これより下部貯留
溝19に流れ落ちる。この際、取水孔9には、目づまり
防止用のフィルター21を取り付け、フィルタ−の内外
には、それぞれ細目、粗目のパットフィルター20a,
20bを交換可能に取り付けているので、降雨水に含ま
れているゴミや汚染物質等が降雨水から取り除かれる。
【0023】下部貯留溝19に流れ込んだ降雨水は、下
部貯留溝底部の開口部5から、土壌に浸透していく。降
雨水のある部分は、下部貯留溝空間18にある時間滞留
し、降雨が止んだ後も降雨水の土壌への浸透が継続され
る。下部貯留溝底部の開口部5には、目づまり防止用シ
ート22が交換可能に敷設されており、降雨水に含まれ
るゴミや汚染物質の土壌への浸透を防止する。
【0024】水制取水柱体の頂部8の形状や、取水孔9
の配置と個数、水制取水柱体7の設置方法等は、水理学
的に決定される。水制取水柱体7の形状としては、図1
9〜図30に示されたような形状が考えられる。図19
の水制取水柱体7では上面三角形と下面三角形が同大で
あり、図20の水制取水柱体では下面三角形が上面三角
形よりも大きく形成されている。図23の水制取水柱体
7では上面台形と下面台形が同大であり、図20の水制
取水柱体では下面台形が上面台形よりも大きく形成され
ている。図27の水制取水柱体7では上面円弧形と下面
円弧形が同大である一方、図28の水制取水柱体では下
面円弧形が上面円弧形よりも大きく形成されている。
【0025】水制取水柱体7の設置方法には、図11〜
図13に示されたような方法がある。図11の設置方法
では、側溝を構成する全部の側溝本体の左右側壁に水制
取水柱体7を装着してあり、このような設置形態では、
降雨水の流出抑制は大となる。図12の設置方法では、
側溝を構成する全部の側溝本体にではなく、一個置きに
水制取水柱体7を左右側壁に装着してある。また、図1
3の設置方法では、水制取水柱体7は側溝を構成する全
部の側溝本体に装着されているが、左右側壁の両方では
なく、交互に左右一方の側壁のみに装着されている。こ
れらの設置形態では雨水の流出抑制は中程度となる。
【0026】上部排水溝の底に取り付けられる底版15
は、降雨水の流下速度を変えるため、勾配調整を可能と
する構造にする。その一例としては、図36、図37に
示した支持構造では、底版15の支持部材43の垂直板
部48に縦長の長孔49を設け、垂直板部48の上端の
ストッパー突起41と支持部材43の水平板部42に偏
心座金45を当接させ、偏心座金45の偏心軸孔46か
ら長孔47に挿入したボルト44を水制取水柱体7また
は起立側壁に埋設したナット型インサート50にねじ込
んでいる。
【0027】複合機能型側溝17の設置方法として、降
雨流域面積、降雨量、排水量、貯留量等により、図14
〜図18に示されるような方法が考えられる。また堰板
24を取り付けて貯留バランスを取ることもできる。
【0028】図10に示されるように水制取水柱体の上
面14を全面開口として、蓋27を取りはずし可能に取
り付け、下部貯留溝19の内部状態を点検することがで
きるようにする方式も考えられる。
【0029】図32と図33に示した複合機能型側溝
は、上部排水溝29と下部貯留溝30を別個の側溝本体
で構成し、両者を組み合わせて用いたものである。この
方法では従来の規格品の側溝で対応することができる。
図32の複合機能型側溝では、上部排水溝29と水制取
水柱体および底版は一体に形成されているため、底版部
34の勾配調整は不可能である。
【0030】図33の複合機能型側溝では、一部開口し
た底壁部35が一体に形成された側溝本体を上部排水溝
として用い、その側溝本体の左右の起立側壁に水制取水
柱体7を設け、水制取水柱体7の下端部内面の接合突起
13に底版15を載置したので、底版15の勾配調整が
可能である。
【0031】図34と図35は、この複合機能型側溝の
設置方法を示している。側溝本体の上面開放部は、常法
に従って、蓋板38で閉鎖され、走行車両の脱輪や、歩
行者の足が落ち込むのを防止する。路面37には、側溝
方向に向かって勾配を設け、降雨水が側溝に速やかに流
れ込むようにしている。路面の降雨水は蓋板38のグレ
ーチング部などから上部排水溝に流れ込んでいく。左右
の複合機能型側溝17の下部貯留溝19,19は、浸透
用トレンチ管51によって連通している。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の複合機能型側溝
17は、上部排水溝18と下部貯留溝19を設け、上部
排水溝18の左右の起立側壁2に水制取水柱体7を装着
し、水制取水柱体の頂部8に複数の取水孔9を設けて、
取水孔9には目づまり防止用フィルター20a,20
b,21を交換可能に取り付けることにより、降雨水中
に含まれるゴミや汚染物質等を取り除くことが可能であ
る。
【0033】また、側溝の中間部に装着され、上部排水
溝18の底面を構成する底版15の勾配を調整可能とす
ることで流下速度の調整が可能となる。また、水制取水
柱体7の設置方法や、形状を変えることにより、降雨水
の流出抑制の調整が可能となる。また、下部貯留溝19
には、降雨が止んだ後も、ある時間降雨水が滞留し、降
雨水の土壌への浸透が継続される。下部貯留溝の底部5
には、目づまり防止用シート22が敷かれ、ゴミや汚染
物質等の土壌への浸透が防止される。このため、路面の
降雨水の早期排除の機能と河川等への流れ込みの遅延化
の機能と地下水涵養の機能を同時に達成することができ
る。
【0034】目詰まり防止用フィルター20a,20
b,21や目詰まり防止用用シート22は交換可能に取
り付けられているので、ゴミ等が堆積すれば交換するこ
とが可能であり、また、上部排水溝18は上部開口部6
から容易に掃除することができ、下部貯留溝19も底版
15を取り外すことにより掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る複合機能型側溝の側溝
本体の斜視図である。
【図2】該複合機能型側溝の上部密閉型水制取水柱体の
斜視図である。
【図3】該複合機能型側溝の底版の斜視図である。
【図4】該複合機能型側溝の組立状態の斜視図である。
【図5】該組立状態の平面図である。
【図6】該組立状態の側面図である。
【図7】図5のAーA線断面図である。
【図8】降雨時初期における複合機能型側溝の断面図で
ある。
【図9】満水時における複合機能型側溝の断面図であ
る。
【図10】水制取水柱体の上部を蓋形式とした場合の斜
視図である。
【図11】複合機能型側溝の平面敷設図の一例である。
【図12】複合機能型側溝の平面敷設図の別の一例であ
る。
【図13】複合機能型側溝の平面敷設図の他の一例であ
る。
【図14】複合機能型側溝の流下及び貯留概念図の一例
である。
【図15】複合機能型側溝の流下及び貯留概念図の別の
一例である。
【図16】複合機能型側溝の流下及び貯留概念図の更に
別の一例である。
【図17】複合機能型側溝の流下及び貯留概念図の他の
一例である。
【図18】複合機能型側溝の流下及び貯留概念図の更に
他の一例である。
【図19】水制取水柱体の形状を示す概略的な斜視図で
ある。
【図20】水制取水柱体の別の形状を示す概略的な斜視
図である。
【図21】図19の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図22】図20の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図23】水制取水柱体の他の形状を示す斜視図であ
る。
【図24】水制取水柱体の更に他の形状を示す斜視図で
ある。
【図25】図23の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図26】図24の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図27】水制取水柱体の形状の別の例を示す斜視図で
ある。
【図28】水制取水柱体の形状の更に別の例を示す斜視
図である。
【図29】図27の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図30】図28の水制取水柱体を側溝本体に取り付け
た時の上部排水溝空間部の形状を示す平面図である。
【図31】一体型の複合機能型側溝である。
【図32】上部排水溝と下部貯留溝をそれぞれ独立した
側溝を利用してそれらを組み合わせた場合の複合機能型
側溝の一例である。
【図33】上部排水溝と下部貯留溝をそれぞれ独立した
側溝を利用してそれらを組み合わせた場合の複合機能型
側溝の別の例である。
【図34】本発明の一実施例に係る複合機能型側溝の使
用状態を示す平面図である。
【図35】図34のBーB線断面図である。
【図36】底版の勾配調整を可能とするための支持構造
の一例の右側面図である。
【図37】図36のCーC線断面図である。
【符号の説明】
1 側溝本体 2 起立側壁 3 ナット型インサート 4 補強用部材 5 側溝底部開口部 6 側溝上部開口部 7 水制取水柱体本体 8 水制取水柱体の頂部 9 取水孔 10 固定用透孔 11 水制取水柱体の空間部 12 水制取水柱体下部開口部 13 接合突起 14 水制取水柱体の上面 15 底版本体 16 底版の側面 17 複合機能型側溝 18 上部排水溝空間 19 下部貯留溝空間 20a 粗目パットフィルター 20b 細目パットフィルター 21 目づまり防止用フィルター 22 目づまり防止用シート 23 砕石 24 堰板 25 貯留水 26 土壌 27 蓋 28 複合機能型側溝 29 上部排水溝本体 30 下部貯留溝本体 31 底版一体型の水制取水柱体 32 排水溝上部開口部 33 貯留溝底部開口部 34 底版部 35 底壁部 36 排水溝底部開口部 37 路面 38 蓋 39 縁石 40 透水型歩道 41 ストッパー突起 42 支持部材の水平板部 43 底版用支持部材 44 ボルト 45 偏心座金 46 偏心軸孔 47 垂直板部の長孔 48 支持部材の垂直板部 49 垂直板部の長孔 50 ナット型インサート 51 浸透用トレンチ管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部が補強用部材4を除き全面開口であ
    る側溝本体1と、上部密閉型または蓋形式であり、下部
    が全面開口あるいは一部開口され、中央付近に突出した
    頂部8に複数の取水孔9を設けてあり、側溝本体1の上
    部に装着される水制取水柱体7と、側溝本体1の中間部
    に装着され、側溝の内部空間を上部排水溝18と下部貯
    留溝19に分割する底版15とから成り、水制取水柱体
    の取水孔9に交換可能な目づまり防止用のフィルター2
    0a,20b,21を取り付け、側溝底部の開口部5に
    交換可能な目づまり防止用シート22を敷設した複合機
    能型側溝。
  2. 【請求項2】 上部全面開口で下部一部開口の上部排水
    溝29と、上部一部開口で下部全面開口の下部貯留溝3
    0と、コンクリートまたは樹脂等によって成型され、上
    部密閉型または蓋形式であり、下部全面開口あるいは一
    部開口であり、中央部付近の頂部8に複数の取水孔9を
    設けた水制取水柱体7と、下部貯留溝底部に取り付けた
    補強用部材の繋ぎ梁4とから成り、上部排水溝29の左
    右の起立側壁2に水制取水柱体7を固定するか一体に形
    成し、水制取水柱体の取水孔9に交換可能な目づまり防
    止用のフィルター20a,20b,21を取り付け、下
    部貯留溝30の開口部33に交換可能な目づまり防止用
    シート22を敷設し、上部排水溝29と下部貯留溝30
    を組み合わせた複合機能型側溝。
  3. 【請求項3】 下部貯留溝空間19に堰板24を設けた
    請求項1及び請求項2に記載の複合機能型側溝。
  4. 【請求項4】 底版15を水制取水柱体7と一体または
    一体的に形成し、底版15の勾配を調整可能とした請求
    項1に記載の複合機能型側溝。
  5. 【請求項5】 上部排水溝の起立側壁2に取り付けられ
    る水制取水柱体7に底版15を取り付け、底版15の勾
    配を調整可能とした請求項2に記載の複合機能型側溝。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129639A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Shinichiro Hayashi 水排出装置
JP2007016582A (ja) * 2005-06-08 2007-01-25 Sekisui Chem Co Ltd 雨水流出抑制排水路構造
JP2008208689A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Masatake Oshima 越流ろ過浸透兼用排水ブロック工
JP2011256571A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Tohoku Okajima Kogyo Corp グレーチング付き側溝の排水構造
CN115012509A (zh) * 2022-07-11 2022-09-06 王志永 一种城市道路路面排水分流防堵结构

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