JPH0786247B2 - 複合機能型側溝 - Google Patents

複合機能型側溝

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JPH0786247B2
JPH0786247B2 JP4047864A JP4786492A JPH0786247B2 JP H0786247 B2 JPH0786247 B2 JP H0786247B2 JP 4047864 A JP4047864 A JP 4047864A JP 4786492 A JP4786492 A JP 4786492A JP H0786247 B2 JPH0786247 B2 JP H0786247B2
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rainwater
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徳弘 梅沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車道等の降雨水を速やか
に排水する機能と河川等に遅延させて流す機能と地下水
を涵養させる機能を備えた複合機能型側溝に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】道路の側溝については、路面に滞留した
降雨水が車両の走行障害となることがないように、降雨
水を出来るだけ早く流したいという道路管理上の要請
と、大量の降雨水の流入で河川が氾濫したり下水道処理
施設の能力オーバーとならないように、降雨水を出来る
だけゆっくり流したいという河川防災や下水処理上の要
請とが、相対立して存在している。
【0003】また、近年では、降雨水を全て河川に排水
除去してしまうことの弊害、すなわち地下水位の低下に
伴う樹木の育成阻害や地盤沈下、地下水の海水化現象等
が指摘され、降雨水を出来るだけ多く地盤に還流させて
地下水を涵養したいという環境保全上の要請が、更に加
わっている。
【0004】降雨水の排除を早期に行うには、一連に接
合されて側溝を構成する側溝本体の底版を上流側端部か
ら下流側端部に向けて下がり傾斜に形成し、側溝の長さ
方向に添って所要の導水勾配を確保すればよい。実公昭
56−51113号公報に開示された可変勾配型側溝で
は、側溝本体の左右側版の上部間を前後各端部において
水平梁部で連結し、左右底版の下部間を全面開放してお
り、敷設現場で底版コンクリートを導水勾配に合わせて
打設している。
【0005】この可変勾配型側溝の施工手順では、地盤
の掘削溝の底部に基礎栗石を敷き並べ、ランマー等で突
き固めた後、日を置いて生コン車によって基礎コンクリ
ートが打設される。基礎コンクリートが所定強度まで硬
化した後、所定本数の側溝本体が順次に敷設され、側溝
本体の上面開口部から底版コンクリートが打設され、設
計導水勾配に合せて均し仕上げが行われる。
【0006】しかしながら、この可変勾配型側溝では、
基礎栗石の締め固め、基礎コンクリートの打設、底版コ
ンクリートの打設と均し仕上げというように工程数が多
いため、全体としての工期が長いという問題がある。ま
た、生コン車からコンクリートの打設処理に多大の時間
を要するため、道路閉鎖や片側通行といった交通阻害を
長時間にわたって与えることになる。底版コンクリート
の打設後直ちに通水することができないことも、工程の
短縮を妨げる要因になっている。
【0007】また、底版コンクリートの打設と均し仕上
げを側溝本体の比較的狭い開口部から行わなければなら
ないため、作業能率が悪いものであり、底版コンクリー
トの上面部の傾斜を設計された導水勾配通りに仕上げる
には、多くの時間を必要としている。現実的には仕上げ
が不正確であるため、所要の流下速度と通水量が得られ
ていない施工例も少なからず指摘されている。
【0008】更にまた、基礎栗石、基礎コンクリート、
底版コンクリートに係る工程が全て人手に頼る作業であ
る上に、前述したように各工程がその都度中断して、こ
ま切れに行われるため、現在深刻な問題となっている建
設作業員の不足と高齢化の問題には対応することができ
ない工法である。
【0009】この可変勾配型側溝は、ただ単に降雨水を
早く排水処理することだけに重きがおかれたものであ
り、前記した河川防災上や環境保全上の要請には到底応
えることができないものである。また、早期排水機能に
ついて見ても、敷設後の維持管理に問題がある。すなわ
ち、実際には底版コンクリートの上面部が必ずしも均一
に仕上げられず、凹凸部が残されてしまうため、この凹
凸部に泥土やヘドロが滞留し易く、これらが流過抵抗と
して作用して排水性能を低下させる。排水性能の回復に
は泥土等を除去する必要があるが、側溝本体の上面開口
部が狭いので、作業が容易でなくて長時間を要し、中途
半端に放置されることが多いため、悪臭を放ち不衛生で
もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、敷設現場の地形状況に対応して最適な導水勾配を
確保して施工性良く敷設することができ、施工作業の機
械化・省力化に容易に対応でき、敷設後の維持管理も容
易であると共に、路面の降雨水の早期排除の機能と河川
や下水道施設への流れ込み遅延化の機能と地下水涵養の
機能を共に備えた複合機能型側溝を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の複合機能型側溝で
は、側溝本体1の左右側版2,3間に中底版4を収容し
て、側溝本体1の内側空間を降雨水排水用空間5と降雨
水貯留用空間6に分割し、上流側端部4aが下流側端部
4bよりも高くなるように中底版4を傾斜角度調整可能
傾斜配置し、降雨水貯留用空間6に開口した通水部7
を中底版4に形成し、敷設地盤8に開口した通水部9,
10を側溝本体1の底版11と側版2,3の一方または
双方に形成する。
【0012】
【作用】道路側部の掘削溝の底部に砕石等を締め固めて
基礎部を形成し、この基礎部上面に所定本数の側溝本体
を一連に敷設し、適宜選択された公知の接合方式によっ
て側溝本体1,1を順次接合して側溝を構築する。この
後、左右側版2,3に定着した固定部材12,13によ
って支持部材14,15を左右側版2,3に取り付け、
上面開放部から側溝本体1の内側空間に挿入した中底版
4を支持部材2,3に係合させ、敷設現場の地形状況に
対応した最適の導水匂配が得られるように傾斜角度を調
整して中底版4を所要の傾斜位置に支持する。中底版4
の収容前または収容後に前記敷設用溝と側溝本体間の空
所が埋め戻され、一切の敷設作業が完了する。
【0013】側溝本体1の上面開放部は常法に従って蓋
板16で閉鎖され、走行車両の車輪の脱落や歩行者の足
が落ち込むのを防止する。路面の降雨水は、蓋板のグレ
ーチング部や溝孔等の通水用開口部17から側溝本体1
の内側空間に流れ込む。中底版4に落ちて来た降雨水の
一部は、中底版4の導水勾配に因って降雨水排水用空間
5内を所定の速度で流れ下り、側溝の下流側に接続され
た河川や下水道処理施設に流れ込む。
【0014】降雨水の別の一部は、中底版4の通水部7
から側溝本体1の降雨水貯留用空間6に流れ込む。降雨
水は降雨水貯留用空間6の底版11の通水部9と側版
2,3の通水部10から敷設地盤8に浸透して行く。降
雨水貯留用空間6の容積と通水部9,10の合計断面積
および流れ込んだ降雨水の量との関係によって、降雨水
のある部分は降雨水貯留用空間6にある時間滞留し、降
雨が止んだ後も降雨水の地盤8への浸透が継続される。
【0015】
【実施例】図1と図2に示した実施例では、側溝本体1
は上面を全面開放したU字形側溝であり、左右側版2,
3の上部の蓋受け段面18には蓋板16が嵌め落とされ
る。地盤8の掘削溝19の最底部には洗砂層20が形成
され、洗砂層20の上面側には単粒度砕石等の空隙形成
部材によって降雨水浸透誘導層21を設けてある。砕石
による降雨水浸透誘導層21は側溝本体1の下方部の左
右側面に隣接する地盤部分にも設けられている。この降
雨水浸透誘導層21を土木シート22で包囲している。
【0016】このように側溝本体1の上面を全面開放し
た時には、側溝本体1の内側空間に対する中底版4の収
容と傾斜配置の作業、収容位置にある中底版4の掃除作
業、透水部7の目詰まりの除去作業、側溝本体1からの
中底版4の取外し作業が、円滑かつ的確に行なえて作業
性が良い。
【0017】本実施例では、底版11に通水部9を設け
るだけでなく、左右側版2,3にも通水部10を設けて
あるが、側版2,3だけに通水部を設けた時、さらに降
雨水貯留用空間6の出来るだけ上方部に通水部10を設
けた時には、車道23や歩道24からの降雨水中に混入
していた汚濁物質が底版11上に沈殿し、上澄水だけが
通水部10から土中に浸透するため、降雨水の地下浸透
に随伴する土壌汚染の問題が軽減される。汚濁物質の浸
透は、側溝の途中に沈殿桝を挿入することによって相当
軽減させることができる。
【0018】降雨水貯留用空間6には栗石や砕石等の空
隙保持部材25が充填されている。降雨水は空隙保持部
材25,25間の空隙に充満して貯留され、通水部9,
10から徐々に土中に浸透する。また、降雨水貯留用空
間6中の水流は空隙保持部材に邪魔されて、緩慢なもの
となる。従って、降雨水貯留用空間6,6が側溝の全長
さにわたって連通し、降雨水貯留用空間6が河川等の導
水口に直結されていても、河川等への流れ込みの遅延化
は有効に達成される。
【0019】本実施例では、下流側に敷設された側溝本
体1の上流側端部には堰板部26を設けてあり、堰板部
26は上流側に敷設した側溝本体1の降雨水貯留用空間
6のほぼ下半分を閉塞している。中底版4は鉄筋コンク
リート板その他の一定以上の機械的強度を有し、腐食に
強い材料で作製される。中底版4は工場で品質管理され
て生産され、降雨水が流れる上面部は流過抵抗が小さい
ように平滑に形成されている。中底版4は複数枚に組み
合わせて使用することもできる。
【0020】中底版4の通水部7と側溝本体1の通水部
9,10は円形貫通孔で構成されている。通水部は角形
の貫通孔や円形または角形の径開口部などで構成するこ
ともできる。中底版4や側版2,3の全体または一部を
多孔性材料で成形したり、メッシュ材で構成することに
よって設けることもできる。以下の各実施例においても
同様である。
【0021】側溝本体1,1の相互接合には、基礎コン
クリートの打設養生が不要であり、降雨等の気象条件や
湧水等の敷設現場の環境条件に影響されずに、非常に短
い工期で不等沈下に対して充分に強い継ぎ手が得られ
る、偏心座板方式の継手構造を採用することができる。
この偏心座板方式は典型的なドライ工法であり、特公昭
57−1665号公報、特公昭57−1666号公報等
に開示されている。
【0022】すなわち、偏心座板方式の継手構造では、
各側溝本体の接合端部にナット型インサートを埋め込み
固着し、連絡プレートの一方の端部の丸孔から一方の側
溝本体のナット型インサートにボルトをねじ込み、連絡
プレートの他方の端部の長孔から他方の側溝本体のナッ
ト型インサートにボルトをねじ込み、該長孔に通したボ
ルトに偏心座板を偏心軸孔にて嵌め合わせ、側溝本体の
接合端面間に挿入した定型シール材を圧縮した状態で、
偏心座板の周面を連絡プレートの2個のストッパー突起
に当接させる。
【0023】また、特公平2−13087号公報に開示
されたように、上記偏心座板方式において連絡プレート
を上下2組使用し、上側連絡プレート又は上側連絡プレ
ートの左端部のボルトと、下側連絡プレート又は下側連
絡プレートの右端部のボルトとを、筋交い状の連結棒で
接続した継手構造を採用することができる。側溝本体相
互間の接合方式には、この他にも種々の公知のドライ工
法やウェット工法の継手構造を適宜選択して使用するこ
とができる。以下の各実施例においても同様である。
【0024】本実施例では中底版4は側溝本体1の左右
側版2,3に支持されている。この支持方式は図3から
図6に詳細に示されている。側版2,3にはナット型イ
ンサートより成る定着部材27,28が埋め込み固着さ
れる。L型金属板より成る支持部材14,15の垂直板
部29,30には高さ方向の長孔31,32が設けられ
ている。ボルトより成る固定部材12,13は偏心座板
33,34の偏心軸孔35,36と前記長孔31,32
から定着部材27,28にねじ込まれる。
【0025】偏心座板33の周面は垂直板部29の上端
部のストッパー突起37と水平板部38に当接され、偏
心座板33の回転によって長孔31に沿って支持部材1
4の高さ位置を調整した後、固定部材12が締め付けら
れる。これによって敷設現場の地形に最適な導水勾配が
確保される。同様に偏心座板34の周面は垂直板部30
のストッパー突起39と水平板部40に当接される。中
底版4の左右端部は支持部材14,15の水平坂部3
8,40に載置され、自重によって支持部材14,15
と安定に係合する。
【0026】このように支持部材14,15の水平板部
38,40に載置した中底版4は簡単に着脱可能であ
り、中底版4の掃除作業と通水部7の目詰まりの除去作
業は、必要に応じて中底版4を取り外した状態で作業能
率良く的確に行なうことができる。中底版4の傾斜角度
は前記偏心座板33,34の回転操作と締め付けによっ
て、敷設現場の地形状況に対応して設計された導水勾配
に合致するか、出来るだけそれに接近するように微調整
される。
【0027】支持部材14,15で中底版4を安定に支
持するには、支持部材14,15の水平板部39,40
の上面を中底版4の左右端部の下面に出来るだけ広い幅
で接触させれば良い。この広い安定した接触状態を確保
するには、図6に示したように支持部材14,15を
設現場の地形状況に最適な導水勾配が得られるように
定部材12,13を中心に適宜回動させた後、側版2,
3に締め付け固定すれば良い。
【0028】図7に示した実施例では、側版2,3と支
持部材14,15の垂直板部29,30の間に押え板4
1,42が挿入され、固着用透孔41b,42bに挿通
した固定部材12,13によって側版2,3に締め付け
固定されている。押え板41,42の上端部41a,4
2aは内向きに折り曲げられて中底版4の上面に当接
し、中底版4の浮き上がりを防止している。中底版4を
取り外す必要があるときには、押え板41,42の上端
部41a,42aを曲げ戻して、押え板41,42によ
る拘束を解けば良い。
【0029】支持部材14,15の取付位置を変更して
中底版4の傾斜角度を敷設現場の地 形状況に最適なもの
調整する方法としては、偏心座板33,34の回転方
式に代えて、図8に示したように複数個の定着部材2
7,28を高さ位置をずらせて同一垂直線上に埋め込み
固定し、そのうちのどれか一つを選択して固定部材1
2,13を側版2,3に定着することによって行なうこ
ともできる。
【0030】中底版4の傾斜角度の設定方法としては、
定着部材を側版に予め埋設して置く代わりに、図9に示
したようにコンクリート釘より成る固定部材12,13
を使用し、垂直板部29,30の固着用透孔29a,3
0aに固定部材12,13を通して、支持部材14,1
5を側版2,3の計測された所定の高さ位置に打ち付け
ることもできる。
【0031】また、図10に示したように固定部材1
2,13として先付け又は後打ちのアンカーボルトを使
用して、支持部材14,15を側版2,3の計測された
所定位置に固定することによって行なうこともできる。
支持部材14,15と固定部材12,13および定着部
材27,27の各構成は、以下の各実施例においても適
宜選択して使用される。
【0032】図11と図12に示した実施例では、降雨
水貯留用空間6を大きく設定するために、側溝本体1は
H字形ブロックで構成され、中底版4は中間仕切り壁4
3よりも上側に収容されている。中間仕切り壁43には
長方形の落水孔44が設けられている。側溝本体1の底
版部分は全面開放され、これによって形成された長方形
の通水部9は最大限に広面積のものとなっている。
【0033】この通水部9には全幅及び全長にわたって
目詰まり防止用フィルターマット45を配置してある。
中底版4の各通水部7の上面側には、目詰まり防止用フ
ィルターキャップ46を個別に嵌め込み装着してある。
側版2,3の各通水部10の内面側には、目詰まり防止
用フィルターキャップ46を個別に嵌め込み装着してあ
る。これらの目詰まり防止用フィルターマット45とフ
ィルターキャップ46は、定期的にまたは目詰まりが生
じた時に交換することが出来るように装着される。
【0034】図13と図14に示した実施例では、降雨
水貯留用空間6を大きく設定するために、側溝本体1と
して2個のU字形ブロックが使用され、下側のU字形ブ
ロックは底版部が上に来るように天地を逆転して配置さ
れている。上下のU字形ブロックは対向する底版部間に
止水ゴムパッキング53を挟み込んで、工場段階又は敷
設現場で組み合わせられる。
【0035】中底版4は上側のU字形ブロックに収容さ
れ、上下のU字形ブロックの接合された底版部で構成し
た中間仕切り壁47には、長方形の落水孔48が前後2
個設けられている。側溝本体1の底版相当部は転倒配置
のU字形ブロックの上面開放部で構成されているため、
広い開口面積の通水部9が確保され、降雨水の地盤8へ
の浸透性が良い。通水部9の前後両側には、側溝本体1
の補強用下梁部材50が嵌め込まれ、左右側版2,3に
ボルト49で締め付け固定されている。
【0036】このように側溝本体1を2個のU字形ブロ
ックで分割構成したときには、高さが高くて大型の側溝
本体を一体成形する場合と比較して、側溝本体1の製
造、運搬および敷設の各作業が少ない労力で容易に行な
える。また、従来のU字形ブロックの製造用型枠を側溝
本体1の製造に転用することができるため、製造コスト
の節減が可能である。
【0037】中底版4の各通水部7の下面側には、目詰
まり防止用フィルターキャップ46を個別に装着してあ
る。側版2,3の各通水部10の内面側には、目詰まり
防止用フィルターキャップ46を個別に嵌め込み装着し
てある。
【0038】図15と図16に示した実施例は、図13
と図14の実施例とほぼ同様に構成されているが、側溝
本体1の底版部分には下梁部材が存在せず、全面開放さ
れている。そのため、最大限に広面積の通水部9が形成
され、地盤8への降雨水の浸透性が高い。中底版4の下
面側の凹部には、各通水部7,7に共通の目詰まり防止
用フィルターマット45を嵌め込み装着してある。側版
2,3の各通水部10の内面側には、目詰まり防止用フ
ィルターキャップ46が個別に嵌め込み装着してある。
【0039】図17に示した実施例では、側溝本体1は
高さの高い単一のU字形ブロックで構成されており、側
溝本体1の内側空間は、傾斜配置して上下2段に収容し
た中底版4と管支保版51によって、降雨水排水用空間
5と下水管収納用空間52と降雨水貯留用空間6に分割
されている。下水管収納用空間52に開口した通水部5
3を中底版4に形成し、降雨水貯留用空間6に開口した
通水部54を管支保版51に形成し、敷設地盤8に開口
した通水部9,10を側溝本体1の底版11と側版2,
3に形成してある。
【0040】管支保版51は中底版4の支持部材14,
15と同様に構成した支持部材72,73によって、側
溝本体1の左右側版2,3に傾斜角度調整可能に支持さ
れる。管支保版51には、側溝途中の桝部で導入される
か、側版3を貫通して導入された宅内降雨水の下水管5
5と宅内汚水の下水管56が載置されている。
【0041】中底版4の上面凹部には、各通水部7に共
通の目詰まり防止用フィルターマット45を嵌め込み固
着してある。底版11の各通水部9の上面側には、目詰
まり防止用フィルターキャップ46を個別に装着してあ
る。側版2,3の各通水部10の内面側には、目詰まり
防止用フィルターキャップ46を個別に嵌め込み装着し
てある。
【0042】図18に示した実施例では、側溝本体1の
側部に下水管収納体57を平行に付設し、側溝本体1の
内側空間を傾斜配置した中底版4によって降雨水排水用
空間5と降雨水貯留用空間6に分割し、側版3と下水管
収納体57の側版58間に管支保版51を傾斜配置し、
降雨水貯留用空間6に開口した通水部7を中底版4に形
成し、敷設地盤8に開口した通水部9,10を底版11
と側版2に形成してある。
【0043】管支保版51は中底版4の支持部材14,
15と同様に構成した支持部材72,73によって、側
溝本体1の側版3と下水管収納体57の側版58に支持
されている。管支保版51には宅内降雨水の下水管55
と宅内汚水の下水管56が載置されている。これらの下
水管55,56は側溝途中の桝部で下水管収納体57に
導入されている。
【0044】図19に示した実施例では、下水管55,
56は同一高さにある宅地内雨水桝や汚水桝59に対し
導管59で接続され、導管59は側版58の薄肉部58
aを穿孔して下水管収納体57に導入されている。
【0045】中底版4は上下2枚合わせ構成で使用され
ており、上側の中底版4の下面凹部には、各通水部7に
共通の目詰まり防止用フィルターマット45を嵌め込み
固着してある。底版11の各通水部9の下面側には、目
詰まり防止用フィルターキャップ46を個別に装着して
ある。側版2の各通水部10の内面側には、目詰まり防
止用フィルターキャップ46を個別に嵌め込み装着して
ある。上側の中底版4を取り外しすことによって、目詰
まり防止用フィルターマット45の掃除や取替え作業が
簡単に行える。
【0046】図20に示した実施例では、異なる高さに
ある宅地内雨水桝60と宅地内汚水桝61に導管74に
よって接続された降雨水の下水管55と汚水の下水管5
6は、上下2段に傾斜配置された管支保版51、51に
支持されている。導管74は側版58の薄肉部58aを
穿孔して下水管収納体57に導入されている。各管支保
版51は中底版4の支持部材14,15と同様構成の支
持部材72,73によって、側溝本体1の側版3と下水
管収納体57の側版58に支持されている。
【0047】本実施例では、側溝本体1内の中底版4は
上下2枚に構成され、上側の中底版4と下側の中底版4
の間に目詰まり防止用フィルターマット45を挟み込ん
である。そのため、上側の中底版4を先に取り外しすこ
とによって、フィルターマット45の掃除と更新の作業
が簡単に行える。
【0048】図21に示した実施例では、複数枚の中底
版4,4が流れ方向に沿って高さ位置を順次低くめて階
段状に配置されている。上流側の中底版4の端部と下流
側の中底版4の端部はオーバーラップして配置され、両
者の間には遊び空間が設定されている。左右側版2,3
には円形管通孔の通水部10を設け、底版11には円形
貫通孔の通水部9を設けてある。各段の中底版4は前記
と同様な支持部材14,15によって左右端部を側版
2,3に支持されている。
【0049】図22に示した実施例では、複数枚の中底
版4,4が流れ方向に沿って高さ位置を順次低くめて階
段状に配置されている。上流側の中底版4の端部と下流
側の中底版4の端部はオーバーラップせずに配置され、
両者は遊び空間なしに当接している。
【0050】図23に示した実施例では、側溝本体1の
側版2,3の通水部10に連通させた透水管62を、透
水性舗装の車道63や透水性構造の歩道64あるいは透
水性舗装の駅前広場や公園等の敷地の透水性地盤中に水
平に敷設してある。透水管62は周壁に多数の透孔を設
けたり、管自体を多孔性材料で成形したり、メッシュ体
等で構成したものである。この透水管の構成は、以下の
各実施例でも同様である。
【0051】夏季等には降雨水貯留用空間6から通水部
9,10と透水管62を通って地盤中に広く浸透した降
雨水が、路面や敷地面から蒸発する。そのため、気化潜
熱による周囲気温の低下作用が得られ、都市の熱環境の
改善に有効である。
【0052】図23に示した実施例では、側溝本体1,
1を複数列に並列に敷設し、側溝本体1,1の相対向す
る側版2,3の通水部10,10を水平な通水管65で
連通し、どれかの側溝本体1の降雨水貯留用空間6に揚
水管66を接続または挿入可能にしてある。この揚水管
66をポンプに接続することによって、貯留された降雨
水を公園や道路の散水用水源、洗浄用水源あるいは簡易
な消防用水源として使用することができる。
【0053】揚水管66の接続による降雨水の汲み上げ
利用は、単列に敷設した側溝本体の降雨水貯留用空間に
も適用することができる。散水等された水は、大気中に
蒸発した分や植物等に摂取された分を除いて、透水性舗
装を通して再び地盤に返される。
【0054】図24に示した実施例は、路面を中央部か
ら側部に向けて下り傾斜にして、2%の排水勾配を設定
した車道67に敷設したものである。車道67の左右両
側部に敷設された左右の側溝本体1,1は、相対向する
側版2,3の通水部10,10同志が地盤8中に水平に
敷設した透水管68によって連通している。
【0055】路面の降雨水は左右の側溝本体1,1側に
迅速に誘導され、一部は排水用空間5を通って河川等に
排水され、別の一部は貯留用空間6の通水部9,10を
通って地盤8に浸透還流される。連通管を兼ねた透水管
68によって左右の降雨水貯留用空間6,6内の水位の
均衡化がなされるから、車道67の左右両側における降
雨水の排水処理と地下浸透は片寄りなく円滑になされ
る。
【0056】図25に示した実施例は、路面を中央部か
ら側部に向けて下り傾斜にして、2%の排水勾配を設定
した透水性舗装の車道63に適用したものである。車道
63の左右両側部に側溝本体1,1を敷設し、左右の側
溝本体1,1の相対向する側版2,3の通水部10,1
0同志を、透水性地盤8中に水平に敷設した透水管69
によって連通させている。
【0057】路面の降雨水は左右の側溝本体1,1に迅
速に誘導され、一部は降雨水排水用空間5を流れて河川
や下水道施設に排水され、別の一部は降雨水貯留用空間
6の通水部9,10から地盤8に浸透還流される。連通
管を兼ねた透水管68によって左右の降雨水貯留用空間
6,6内の水位が均衡化するから、降雨水の排水処理と
地下浸透は車道63の左右両側で偏りなく円滑になされ
る。
【0058】夏季等には降雨水貯留用空間6より通水部
9,10と透水管69を通って地盤中に広範囲に浸透し
た降雨水が、路面や敷地面から蒸発するため、気化潜熱
で周囲気温が低下し、都市の熱環境の改善が図れる。
【0059】図26に示した実施例は、路面を側部から
中央分離帯に向けて下り傾斜に形成して、2%の排水勾
配を設定した車道70に適用したものである。中央分離
体71の左右両側部に側溝本体1,1を敷設し、左右の
側溝本体1,1の相対向する側版2,3の通水部10,
10同志を、地盤8中に敷設した透水管71によって連
通させている。
【0060】路面の降雨水は中央分離帯71の左右両側
に迅速に誘導され、一部は側溝本体1の降雨水排水用空
間5を流れて河川や下水道施設に排水され、別の一部は
降雨水貯留用空間6の通水部9,10から地盤8に浸透
還流される。これによって。中央分離帯7の植物には成
育に必要十分な量の水分が供給される。また、連通管を
兼ねた透水管69により左右の降雨水貯留用空間6,6
内の水位が均衡化するので、降雨水の排水処理と地下浸
透は中央分離帯71の左右両側で偏りなく円滑になされ
る。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明の側溝は、傾斜配置
した中底版4で側溝本体1の内側空間を降雨水排水用空
間5と降雨水貯留用空間6に分割し、中底版4に降雨水
貯留用空間6に開口した通水部7を形成し、側溝本体1
の底版11と側版2,3に敷設地盤8に開口した通水部
9と通水部10を形成したものであり、側溝本体1に流
れ込んだ降雨水の一部は、中底版4の導水勾配に因って
降雨水排水用空間5内を所定速度で流れ下り、降雨水の
別の一部は、中底版4の通水部7から側溝本体1の降雨
水貯留用空間6に流れ込み、ここに一時滞留した後、地
盤8に順次浸透して行くので、路面の降雨水の早期排除
の機能と河川等への流れ込み遅延化の機能と地下水涵養
の機能を同時に達成することができる。
【0062】地下水位の高い所では、降雨水貯留部6の
側版2,3の通水部10から中底版4の通水部7を通っ
て水が降雨水排水用空間5に逆行するため、土中水の排
除に利用することもできる。
【0063】また、本発明の複合機能型側溝は、側溝本
体1とこの内側空間に収容される中底版4とで構成され
るものであり、従来の可変勾配型側溝における基礎コン
クリートの打設工程と底版コンクリートの打設と均し仕
上げの工程が含まれておらず、人手による作業が大幅に
省かれているため、敷設の施工性が良く、敷設作業の機
械化・省力化に容易に対応することができる。
【0064】本発明の複合機能型側溝では、中底版4は
工場生産品であり、上面部は平滑に形成されているか
ら、作業員の手作業でて底版コンクリートの均し仕上げ
する従来の可変勾配型側溝とは異なり、中底版4の上面
部に泥土が滞留・堆積することによって流過抵抗を増大
させ、排水性能を低下させることがない。長期使用によ
って通水部7が目詰まりしても、中底版4を取り外して
簡単に掃除することができるから、維持管理が容易であ
る。
【0065】 また、本発明の複合機能型側溝では、中底
版4や管支保版51は傾斜角度調整可能に傾斜配置され
るものであるため、敷設現場の地形状況に対応して最適
の導水勾配を確保することができ、降雨水や家庭排水等
の河川等への排出除去が停滞なく円滑になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る複合機能型側溝の一部
を縦断面で示した左側面図である。
【図2】図1のA−A線とB−B線に沿った各切断面を
左右半分ずつ示した断面図である。
【図3】図1に示した側溝の中底版の傾斜角度調整可能
支持構造を示す拡大正面図である。
【図4】図3に示した中底版の支持構造を示す右側面図
である。
【図5】図4のC−C線断面図である。
【図6】図3に示した支持構造の支持部材を傾斜させた
状態を示す左側面図である。
【図7】本発明の別の実施例に係る側溝の要部拡大縦断
面図であり、中底版の支持構造における押え板の使用状
態を示す。
【図8】本発明の更に別の実施例に係る側溝の中央縦断
図であり、中底版の傾斜角度調整可能な支持部構造にお
ける定着部材の配置態様を示す。
【図9】本発明の他の実施例に係る側溝の要部拡大縦断
面図であり、中底版の支持部材と固定部材の取付状態を
示す。
【図10】本発明の更に他の実施例に係る側溝の要部拡
大縦断面図であり、中底版の支持部材と固定部材の取付
状態を示す。
【図11】本発明の別の実施例に係る複合機能型側溝の
縦断面図である。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】本発明の更に別の実施例に係る複合機能型側
溝の縦断面図である。
【図14】図13のE−E線断面図である。
【図15】本発明の他の実施例に係る複合機能型側溝の
縦断面図である。
【図16】図15のF−F線断面図である。
【図17】本発明の更に他の実施例に係る複合機能型側
溝の縦断面図である。
【図18】本発明の別の実施例に係る複合機能型側溝の
縦断面図である。
【図19】図18の側溝の使用状態を示す正面図であ
る。
【図20】本発明の更に別の実施例に係る側溝の使用状
態を示す正面図である。
【図21】本発明の他の実施例に係る複合機能型側溝の
左側面図であり、一部を縦断面で示す。
【図22】本発明の更に他の実施例に係る複合機能型側
溝の左側面図である。
【図23】本発明の別の実施例に係る複合機能型側溝の
使用状態を示す概略的な正面図である。
【図24】本発明の更に別の実施例に係る複合機能型側
溝の使用状態を示す概略的な正面図である。
【図25】本発明の他の実施例に係る複合機能型側溝の
使用状態を示す概略的な正面図である。
【図26】本発明の更に他の実施例に係る複合機能型側
溝の使用状態を示す概略的な正面図である。
【符号の説明】
1 側溝本体 2 側版 3 側版 4 中底版 5 降雨水排水用空間 6 降雨水貯留用空間 7 中底版の通水部 8 敷設地盤 9 底版の通水部 10 側版の通水部 11 底版 12 固定部材 13 固定部材 14 支持部材 15 支持部材 16 蓋板 17 通水用開口部 18 蓋受け段面 19 地盤の掘削溝 20 洗砂層 21 降雨水浸透誘導層 22 土木シート 23 車道 24 歩道 25 空隙保持部材 26 堰板部 27 定着部材 28 定着部材 29 支持部材の垂直板部 30 支持部材の垂直板部 31 垂直板部の長孔 32 垂直板部の長孔 33 偏心座板 34 偏心座板 35 偏心軸孔 36 偏心軸孔 37 ストッパー突起 38 支持部材の水平板部 39 ストッパー突起 40 支持部材の水平板部 41 押え板 42 押え板 43 中間仕切り壁 44 落水孔 45 目詰まり防止用フィルターマット 46 目詰まり防止用フィルターキャップ 47 中間仕切り壁 48 落水孔 49 固着用ボルト 50 下梁部材 51 管支保版 52 下水管収納用空間 53 止水ゴムパッキング 54 管支保版の通水部 55 宅内降雨水の下水管 56 宅内汚水の下水管 57 下水管収納体 58 下水管収納体の側版 59 宅地内汚水桝 60 宅地内雨水桝 61 宅地内汚水桝 62 透水管 63 透水性舗装の車道 64 透水性歩道 65 通水管 66 揚水管 67 排水勾配付き車道 68 透水管 69 透水管 70 排水勾配付き車道 71 中央分離帯 72 管支保版の支持部材 73 管支保版の支持部材 74 導管

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側溝本体の左右側版間に中底版を収容し
    て、側溝本体の内側空間を降雨水排水用空間と降雨水貯
    留用空間に分割し、上流側端部が下流側端部よりも高く
    なるように中底版を傾斜角度調整可能に傾斜配置し、降
    雨水貯留用空間に開口した通水部を中底版に形成し、敷
    設地盤に開口した通水部を側溝本体の底版と側版の一方
    または双方に形成した複合機能型側溝。
  2. 【請求項2】 側溝本体の左右側版間に中底版と管支保
    版を上下に収容して、側溝本体の内側空間を降雨水排水
    用空間と下水管収納用空間と降雨水貯留用空間に分割
    し、上流側端部が下流側端部よりも高くなるように中底
    版と管支保版を傾斜角度調整可能に傾斜配置し、下水管
    収納用空間に開口した通水部を中底版に形成し、降雨水
    貯留用空間に開口した通水部を管支保版に形成し、敷設
    地盤に開口した通水部を側溝本体の底版と側版の一方ま
    たは双方に形成した複合機能型側溝。
  3. 【請求項3】 側溝本体の側部に下水管収納体を平行に
    付設し、側溝本体の左右側版間に中底版を収容して、側
    溝本体の内側空間を降雨水排水用空間と降雨水貯留用空
    間に分割し、下水管収納体の左右側版間に管支保版を収
    容し、上流側端部が下流側端部よりも高くなるように中
    底版と管支保版を傾斜角度調整可能に傾斜配置し、降雨
    水貯留用空間に開口した通水部を中底版に形成し、敷設
    地盤に開口した通水部を側溝本体の底版と側版の一方ま
    たは双方に形成した複合機能型側溝。
  4. 【請求項4】 左右側版に定着した固定部材によって支
    持部材を左右側版に取り付け、支持部材によって中底版
    または管支保版を傾斜位置に支持した請求項1、請求項
    2または請求項3に記載の複合機能型側溝。
  5. 【請求項5】 固定部材が係合する定着部材を左右側版
    の高さ方向に複数個設けた請求項4に記載の複合機能型
    側溝。
  6. 【請求項6】 固定部材に対する支持部材の取付位置を
    左右側版の高さ方向に調整可能とした請求項4または請
    求項5に記載の複合機能型側溝。
  7. 【請求項7】 中底版または管支保版を側溝本体または
    下水管収納体に対し着脱可能に支持させた請求項1、請
    求項2または請求項3に記載の複合機能型側溝。
  8. 【請求項8】 降雨水貯留用空間の底版または側版の通
    水部と中底版の通水部と下水管支保版の通水部の一部ま
    たは全部に目詰まり防止用フィルターキャップまたは目
    詰まり防止用フィルターマットを装着した請求項1、請
    求項2または請求項3に記載の複合機能型側溝。
  9. 【請求項9】 目詰まり防止用フィルターキャップと目
    詰まり防止用フィルターマットを着脱可能に装着した請
    求項8に記載の複合機能型側溝。
  10. 【請求項10】 中底版または管支保版を上下2枚に構
    成し、上側の中底版と下側の中底版の間に目詰まり防止
    用フィルターマットを挟み込んだ請求項8に記載の複合
    機能型側溝。
  11. 【請求項11】 降雨水貯留用空間の一部または全部に
    砕石等の空隙保持部材を充填した請求項1、請求項2ま
    たは請求項3に記載の複合機能型側溝。
  12. 【請求項12】 中底版の上面部分を側溝の導水勾配に
    沿って上流側端部から下流側端部まで平坦に形成した請
    求項1、請求項2または請求項3に記載の複合機能型側
    溝。
  13. 【請求項13】 複数枚の中底版を階段状に組み合わせ
    て配置した請求項1、請求項2または請求項3に記載の
    複合機能型側溝。
  14. 【請求項14】 側溝本体の下方部の左右側面と底面に
    隣接する地盤部分に、砕石等の空隙形成部材を充填した
    降雨水浸透誘導層を設け、側溝本体の側版または底版の
    通水部を降雨水浸透誘導層に開口させ、降雨水浸透誘導
    層を土木シートで包囲した請求項1、請求項2または請
    求項3に記載の複合機能型側溝。
  15. 【請求項15】 側溝本体の側版の通水部に連通させた
    透水管を、透水性舗装ないし透水性構造の車道や歩道あ
    るいは駅前広場や公園等の敷地の地盤中に敷設した請求
    項1、請求項2または請求項3に記載の複合機能型側
    溝。
  16. 【請求頂16】 単列に敷設された側溝本体の降雨水貯
    留用空間に、または複数列に並列に敷設され、相対向す
    る側版の通水部同志が通水管で連通した側溝本体の降雨
    水貯留用空間に、揚水管を接続または挿入可能にした請
    求項1、請求項2または請求項3に記載の複合機能型側
    溝。
  17. 【請求項17】 中央部から側部に向けて下り傾斜の排
    水勾配を設定した車道において、車道の左右両側部に敷
    設され、左右の側溝本体の相対向する側版の通水部同志
    を、地盤中に水平に敷設した透水管によって連通させた
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の複合機能型
    側溝。
  18. 【請求項18】 中央部から側部に向けて下り傾斜の排
    水勾配を設定した透水性舗装車道において、車道の左右
    両側部に敷設され、左右の側溝本体の相対向する側版の
    通水部同志を、地盤中に敷設した透水管によって連通さ
    せた請求項1、請求項2または請求項3に記載の複合機
    能型側溝。
  19. 【請求項19】 側部から中央分離帯に向けて下り傾斜
    の排水勾配を設定した車道において、中央分離体の左右
    両側部に敷設され、左右の側溝本体の相対向する側版の
    通水部同志を、地盤中に敷設した透水管によって連通さ
    せた請求項1、請求項2または請求項3に記載の複合機
    能型側溝。
  20. 【請求項20】 左右側版の下端部を底版で連結し、左
    右側版の上端部間を全面開放したU字形ブロックによっ
    て側溝本体を構成した請求項1、請求項2または請求項
    3に記載の複合機能型側溝。
  21. 【請求項21】 左右側版の下端部を底版で連結し、左
    右側版の上端部間を全面開放したU字形ブロックを上下
    2個使用し、下側のU字形ブロックを天地逆転して配置
    し、相接合したU字形ブロックの底版部で中間仕切り壁
    を形成し、中間仕切り壁に落水孔を設け、中底版を上側
    のU字形ブロック内に配置した請求項1、請求項2また
    は請求項3に記載の複合機能型側溝。
  22. 【請求項22】 転倒配置した下側のU字形ブロックの
    下向き開放部に下梁部材を配置して左右側版に固着した
    請求項21に記載の複合機能型側溝。
  23. 【請求項23】 左右側版の高さ方向の中間部間を中間
    仕切り壁で連結し、左右側版の上端部間を全面開放し、
    左右側版の下端部間を全面開放したH字形ブロックによ
    って側溝本体を構成し、中底版を中間仕切り壁よりも上
    側に配置し、中間仕切り壁に落水孔を設けた請求項1、
    請求項2または請求項3に記載の複合機能型側溝。
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