JP4284665B2 - 側溝の排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、側溝の排水構造に関する。
例えば、道路や駐車場、住宅地、公園など地面をコンクリートやアスファルトで舗装している場所が多い。このような場所では雨が降っても雨水を地下に浸透させることができないので、例えば、道路等の脇に設けられている側溝等の排水設備に地表面の水を集めて流すようになっている。しかしながら、側溝は短時間で水を効率よく集められる反面、集中豪雨等により大量の水が側溝に流れ込むと、側溝の排水能力を超えて水が溢れて道路等が冠水したり、河川に流れる水量が急激に増加して洪水が発生しやすい。特に、近時では、都市化や宅地開発が進むとともに温暖化やヒートアイランド現象による局所的な大雨等により短時間でも道路等が冠水しやすい地域も増加しており、人的、物的被害が深刻化している。加えて、水が地下へ浸透しないことによる地下水の減少、枯渇等の問題も生じていた。
集中豪雨等による道路の冠水を防止、緩和するための技術が種々提案されており、例えば、特許文献1には、道路の路床上に貯水層を設置し、貯水層の上方に多数の貫通孔を形成した舗装層を構成した道路構造が開示されている。この特許文献1の道路構造では、雨が降った際には、路面を形成している舗装層の貫通孔から雨水を貯水槽に流入させて貯水させることにより、路面の水はけを良くするとともに大量の雨水が急激に側溝に流れ込むのを防止するものであった。
特開2007−51462号公報
しかしながら、特許文献1の道路構造では、冠水防止を図るためには貯水槽の容積を大きく確保する必要があり、道路の長手方向に亘って広範囲の場所、例えば、数百mからそれ以上の道路に沿って連続した場所に貯水槽の設置と貫通孔を形成させた舗装層を敷設する必要があった。その結果、工事が大規模化し、施工に多大な労力及びコストがかかるとともに工期も長期化する問題があった。また、施工した後のメンテナンスも煩雑であった。さらに、舗装層に透水性を確保させた構造なので強度が比較的弱く、車道等に設ける場合には強度保持のための特殊な構造が必要となって更なるコスト増となり、実用性が低かった。また、舗装層から浸透させた水は貯水槽から側溝に流す構造であるから、水が地下に浸透することはなく地下水保全の問題に対しては何ら解消できないものであった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、側溝に大量に水が流れる際には地中側に早期に排水させて道路等の冠水を良好に防止、緩和できるとともに地下水の保全に寄与でき、さらには大規模な工事を必要とせず、簡単で低コストで施工できるうえ、メンテナンスも簡単に行なえる側溝の排水構造及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、側溝12と、側溝12の底部の一部を切欠いて該側溝12の下部側に段下り凹設され、側溝12からの水を受ける段下り槽14と段下り槽14で受けた水を段下り槽14より地中深層の砂礫層域202に直通状に流す直通排水管部16と、段下がり凹設部分を覆蓋し、側溝底部に水平状に架橋され側溝12の底面と略面一となる盤面42を形成して常時は側溝の水の流れを確保するように設けられた板部材46であり、その板幅端部側には板本体からL字状に立設された帯板状部分からなる立ち上がり縁部48が形成された板部材と、を有し、板部材の板幅端部側は側溝12の流路幅より小さな板幅で形成され、板幅端部と側溝の側壁内面との間に、側溝内に所定水量以上の水が流れる際に側溝流路の水が立ち上がり縁部48を乗り越えて段下がり槽14側へ流下する連通孔44が設けられたことを特徴とする側溝の排水構造10から構成される。排水溝としての側溝12は、道路等の勾配に対応して水流方向に任意の勾配で設けられていてもよく、側溝12の勾配に対応してブリッジ装置20の盤面42が側溝の底面122と略面一に設定される。段下り槽14の大きさは、側溝の排水能力や設置する道路等の地形、周囲環境等に応じて設定されるとよい。段下り槽14は、例えば、側溝の長手方向に沿って数m程度の長さに設定すれば良く、側溝の全体的な長さや道路や駐車場等の広さ等の条件に応じて1個又は所定間隔で複数箇所に離隔して設置してもよい。また、段下り槽14は、側溝の幅と同一程度に設けてもよく、幅広く又は幅狭く設けても良い。また、段下り槽14は地中下層側の直通排水管部16側に水を流下させる構成であればよく、例えば、底部に複数の孔を設けたり、グレーチングを配置したり、透水性のあるポーラスコンクリートで形成することとしてもよい。また、段下り槽14は、例えば、底面に設けた透水孔から立ち上がる直管を設けて、側溝からのオーバフロー水が槽内部に所定の水位まで溜めた後に直通排水管部16に流すように設けてもよい。これにより降雨初期水が地下側へより流れにくくなる。直通排水管部16の管径や設置する個数は、地盤の強度や排水能力等を考慮して設計するとよい。直通排水管部16による地中への排水層として適用される砂礫層202としては、例えば、空隙率透水係数が高いものが良好であるが、粒径が比較的小さい砂、比較的粒径の大きな礫、砂礫混合のいずれでもよい。ブリッジ装置20は、側溝の底部の一部を切欠いて形成された切欠き孔21を平面視で一部に非覆蓋部(44)を形成して上から覆蓋するように架設された架橋部材(46)を含むこととしてもよい。非覆蓋部が側溝の流路と段下り槽14内とを連通する連通孔44を構成する。立ち上がり縁部48の高さによって、ブリッジ装置20からオーバフローするまでの水量を調整することができる。立ち上がり縁部の高さは、側溝の大きさ、側溝に流れ込む水の量、側溝の傾斜等の種々の条件に応じて任意の高さに設定してもよい。また板部材46を着脱可能に設置すると板部材46及び段下り槽14のメンテナンスを簡便に行なえる。
また、板部材46は一方に長く形成されており、連通孔44は平面視で側溝の両側壁124又はいずれかの側壁側に沿って長く形成されることとしてもよい。
この際、段下り槽14の下部側には、該段下り槽14で受けた水の一部を直通排水管部16へ流しながら一時的に水を貯留させるバッファ槽30が設けられるとよい。バッファ槽30内には、空隙を保持しつつ強固に支持する剛体構造を形成する中空剛体部材を積層状に充填したり、砕石や多孔質部材等を充填してもよいが、中空剛体部材を利用すると強度や貯水率等の点から有利である。直通排水管部16は、周囲に複数の孔40が穿孔された管部材38を含むこととしてもよい。
本発明の側溝の排水構造によれば、側溝と、側溝の底部の一部を切欠いて該側溝の下部側に段下り凹設され、側溝からの水を受ける段下り槽と、段下り槽で受けた水を段下り槽より地中深層の砂礫層域に直通状に流す直通排水管部と、段下り槽において側溝の底面と略面一となる盤面を形成して常時は側溝との水の流れを確保するブリッジ装置であって、側溝内に所定水量以上の水が流れる際には段下り槽内と側溝とを連通する孔を介して段下り槽内に水をオーバフローさせるオーバフロー機構付きブリッジ装置と、を有する構成であるから、オーバフロー機構付きブリッジ装置を介して、常時は通常の側溝と同じように水を流す一方で、集中豪雨等などで側溝に大量の水が流れる際には段下り槽に水をオーバフローさせ、さらに地中の浸透性の高い砂礫層に直通排水管部を介して直通状に排水するので、地中側への高い排水能力を実現して早期に排水させることができる結果、道路等が冠水したり洪水が発生したりするのを良好に防止、緩和できるとともに、冠水等が発生しても短時間で解消させることができる。さらに、高い排水能力と相俟って長い側溝に沿って連続的に設ける必要がなく、例えば、互いに離隔した特定の複数個所をポイント的に工事すればよいので、工事が大規模化せず、低コストで施工することができ実用性が高い。さらに、オーバフロー機構付きブリッジ装置により、例えば、降雨初期等には地表面から流し集めた鉛、重金属、油分やゴミ等を含む水については側溝機能により下流側へ流して地中側へは極力流さないとともに、多量の雨が降る際には降雨初期水の地中側への浸透をできるだけ遅延させることができるので、地下水保全にも有効である。
また、ブリッジ装置は、側溝の底部の一部を切欠いて形成された切欠き孔を平面視で一部に非覆蓋部を形成して上から覆蓋するように架設された架橋部材を含む構成とすることにより、非覆蓋部により連通孔を形成するとともに架橋部材により側溝との水の流れを確保するブリッジ装置を簡単な構造で、低コストで製造できる。
また、架橋部材が、側溝の切欠きの両側に渡設された板部材であり、非覆蓋部に沿って上方に立ち上がる立ち上がり縁部を有する板部材からなる構成とすることにより、非覆蓋部を形成した板部材を側溝の切欠きに渡設して側溝の底面と面一な盤面を簡単に形成するとともに、立ち上がり縁部により確実性が高いオーバフロー機構を単純かつ簡単な構造で具現できる。
また、板部材は一方に長く形成されており、非覆蓋部は、側溝の両側壁又はいずれかの側壁側に沿って長く形成される構成とすることにより、板部材上を側溝からの水が流れる際に立ち上がり縁部が流れの妨げとなりにくく円滑に流すとともに、非覆蓋部による側溝から段下り槽への連通孔を比較的大きく確保できる。したがって、立ち上がり縁部より高位の水量が流れるときだけ余剰な水を段下り槽へ確実にオーバフローさせる一方で、重金属やゴミを含みやすい降雨初期水が段下り槽へ流出するのを効果的に防止できる。また、水の流れを妨げないのでごみ等が引っかかりにくく、メンテナンス間隔を長期にできる。さらに、例えば、板部材の縁部に立ち上がり縁部を形成させるだけで簡単、低コストに製造できる。
また、段下り槽の下部側には、該段下り槽で受けた水の一部を直通排水管部へ流しながら一時的に水を貯留させるバッファ槽が設けられた構成とすることにより、直通排水管部の排水能力を超えた多量の水が段下り槽から地中側へ流れ込む場合でも、バッファ槽で一時的に貯水させることができ、冠水や洪水の防止、緩和により効果的である。
また、直通排水管部は、周囲に複数の孔が穿孔された管部材を含む構成とすることにより、直通排水管部内を通る水を該直通排水管部が貫通している周囲の地盤側にも浸透させることができる結果、周囲の地盤の浸透又は貯水効果を利用して排水能力を向上させる。
また、本発明の側溝の排水方法によれば、側溝の一部を切欠いて該側溝の下部側に段下り凹設された段下り槽を設置し、該段下り槽から地中深層の砂礫層域に直通状に水を流す直通排水管部を設けておき、段下り槽に設けられる側溝の底面と略面一な盤面と段下り槽内に連通する孔とを含むオーバフロー機構付きブリッジ装置を介して、所定水量までの水が流れる際には側溝との流路を確保して水を流すとともに、所定水量以上の水が流れる際には段下り槽内にオーバフローさせ、該段下り槽で受けたオーバフロー水を直通排水管部を介して砂礫層域に直通状に排水させる構成であるから、地中側への高い排水能力を実現して早期に排水させることができる結果、道路等が冠水したり洪水が発生したりするのを良好に防止、緩和できるとともに、冠水等が発生しても短時間で解消させることができる。同時に、高い排水能力と相俟って長い側溝に沿って連続的に設ける必要がなく互いに離隔した特定の複数個所を工事すればよいので、工事が大規模化せず、低コストで施工することができ実用性が高い。さらに、例えば、降雨初期等には地表面から流し集めた鉛、重金属、油分やゴミ等を含む水については側溝機能により下流側へ流して地中側へは極力流さないとともに、多量の雨が降る際には降雨初期水の地中側への浸透をできるだけ遅延させることができるので、地下水保全にも有効である。
以下添付図面を参照しつつ本発明の側溝の排水構造及び方法について説明する。本発明の側溝の排水構造及び方法は、例えば、道路、駐車場、公園、住宅地、公共施設等の脇に設けられた排水溝としての側溝に適用され、集中豪雨等の大雨で側溝に大量に水が流れる際に地中側に短時間かつスムーズに排水させて、冠水や洪水の防止、緩和又は早期解消を行えるものである。図1ないし図6は、本発明の側溝の排水構造及び方法の一実施形態を示している。本実施形態において、側溝の排水構造10は、図1、図2に示すように、側溝12と、段下り槽14と、直通排水管部16と、オーバフロー機構18付ブリッジ装置20と、を有している。本実施形態では、例えば、アスファルト舗装又はコンクリート舗装の道路100の脇に形成された側溝12に適用した態様で説明するが、道路に限らず、駐車場、公園等その他任意の場所に適用できる。図2、図3に示すように、道路100は周知の道路と同じ構造であり、例えば、地盤を切土や盛土して路体等を形成し、下から層状に路床102、下層路盤104、上層路盤10、表層10が形成される。
図1、図4、図6に示すように、側溝12は、例えば、上面を開口しつつ内部に流路を形成する底壁121と対向する側壁122とを略U字状に一体的に設けられたコンクリート製のU字溝ブロック12aを道路の脇に道路に沿って連続的に配置して設けられる。U字溝ブロック12aの両側壁122の上端側には、流路内部を上から覆って閉鎖する閉鎖蓋22が嵌まる凹溝24が設けられている。
段下り槽14は、側溝12の底部の一部を切欠いて該側溝の下部側に段下り凹設されており、側溝12からの水を受ける槽部である。段下り槽14は道路脇に長く形成される側溝12に対して、例えば50m〜100m程度の間隔で互いに離隔した部位に設けられており、各々の段下り槽14では長手方向の長さが例えば、約6m程度に設けられる。なお、段下り槽14の設置位置や個数、大きさ等は、側溝の大きさや周囲道路等の状況に応じて適宜設定される。本実施形態では、図1、図3、図5に示すように、段下り槽14は、例えば、側溝12の側壁に連続する側壁124を一体的に形成している断面U字状の段下りブロック12bによって形成される。段下りブロック12bは、例えば、コンクリート2次製品であり、U字溝ブロック12aと略同じ幅の底壁123と、該U字溝ブロック12aの側壁よりも高い両側壁124と、がU字状に一体形成された深溝U字状ブロックからなる。なお、段下りブロック12bの両側壁124の上端側には、U字溝ブロック同様に内部を上から閉鎖する閉鎖蓋22が嵌まる凹溝24が設けられており、必要に応じて閉鎖蓋22を離脱して内部をメンテナンスすることができる。深溝の段下りブロック12bを、側溝12を形成するU字溝ブロック12aの一部に替えて側壁上端を揃えた状態で連結すると、段下りブロック12bの部分で側溝の流路底壁の一部を平面視で一方に長い略矩形状に切欠いた切欠き孔21が形成され、この切欠き孔21より下部側に側溝流路と同幅の段下り槽14が形成される。すなわち、段下りブロック12bの上部側はU字溝ブロック12aが形成する流路と連続して側溝流路となり、下部空間側に段下り槽14が形成される。段下り槽14の流路方向の端面側は互いに対向する閉鎖壁141で閉鎖されており、段下り槽14は上面を開放し4周をブロック両側壁124と閉鎖壁141とで囲まれた横長略直方体状の凹部空間を形成している。段下り槽14の底部すなわち段下りブロック12bの底壁123には、縦に貫通する透水孔26が穿孔されており、該段下り槽14内で受けた水を地中側に透水させる。透水孔26の流入口には比較的大きなゴミや泥等を捕集しつつ水を流すフィルタ28が嵌め込まれている。フィルタ28は、例えば、上に円弧状に突出するキャップ様に設けられている。図1、図2に示すように、段下り槽14は、例えば、側溝の流路を水とともに流れる泥や小さなゴミ等を受けるいわば泥溜め槽としても機能しており、槽内部には地中側へ水を流す前に泥やゴミ等をある程度濾過させるための単粒砕石29が充填されている。なお、段下り槽14内に充填するものは単粒砕石に限らず、炭、多孔質体、その他任意の濾過材やバクテリアと培養材等の水質浄化材を充填してもよい。また、段下り槽14には、単粒砕石を充填せずに、透水孔26にある程度の高さの直管を立設し、該直管の上端側に水の導水口を設けこととしてもよい。この場合、段下り槽14にある程度水が溜まってから、地中深層側の直通管部材16へ水が流れるようになり、水の砂礫層へ排水をある程度遅延させることができる。また、段下り槽14は、段下りブロック12bを1個設置することで形成してもよく、流路方向に複数個連結することによって所要の長さを確保する構造としてもよい。
本実施形態では、図1、図2に示すように、段下り槽14の下部側にバッファ槽30が設けられている。バッファ槽30は、段下り槽14で受けた水の一部を後述の直通排水管部16へ流しながら一時的に水を貯留させる地中側のバッファ手段としての貯留槽である。すなわち、バッファ槽30は、段下り槽14と直通排水管部16の流入口との間に介設されたバッファ手段である。バッファ槽30は、段下り槽14が設置される直下位置にある程度の深さの略直方体状に設けられており、バッファ槽30の底面側より地中深層側に直通管部材16が設けられる。バッファ槽30は、例えば、段下り槽14を形成する段下りブロック12bを設置する前にバッファ槽30該当部分の地中をバックホウ等により掘削して形成される。バッファ槽30の側面及び底面となる地盤の掘削側面及び掘削底面には、路床、路体等の周囲地盤の崩落やバッファ槽30内への泥等の流入を防止するために不織布シート体等からなる吸出し防止材32が設置される。吸出し防止材32は、フィルタとしての機能があり段下り槽14から流下してくる水をある程度濾過できる。さらに、バッファ槽30内には、例えば、中空で凹凸が交互に連続する波型状の中空剛体部材34が積層されて充填されている。中空剛体部材34は、ポリプロピレン等の硬質プラスチックで形成されており、中空の波型凹凸による高い貯水用空隙を形成しつつ剛体構造による強度を保持する。積層された中空剛体部材34の最上端側には、波型状の上端部を平面にするスペーサ36が設置される。該スペーサ36の上面側に吸出し防止材32が敷設され、その上に上述の段下りブロック12bが載置されて段下り槽14が形成される。なお、段下り槽14は、段下りブロック12bで形成する構造に限らず、例えば、U字状ブロックの底に孔を開けたものの下方に、他のコンクリートや樹脂等で成型した槽体を配置させて形成してもよい。
図1、図2に示すように、直通排水管部16は、段下り槽14で受けた水を段下り槽14より地中深層の砂礫層202域に直通状に流す地中への直通排水手段である。本実施形態では、段下り槽14から一旦バッファ槽30を介して水を砂礫層へ直通状に排水する。道路下の地層は、地域・場所等、施工現場によって異なるが、例えば、地下数m〜10m程度まで比較的締め固まって空隙が少ない赤土、黒土、その他シルト等による土層200が形成され、その土層200の下に砂や砂利が混在する空隙が多い砂礫層202が形成されている例で説明する。土層200は砂礫層202と比較して空隙が少なくて水の浸透性が低く、このような土層上から又は土層域中に段下り槽14で受けた水を排水させても、水が浸透するのに長時間がかかり、高い冠水防止、緩和効果を期待できにくい。しかしながら、直通排水管部16により段下り槽14で受けた水を土層200を介さずに砂礫層202のように水の浸透性が高い地層へ直通状に排水させることによって、排水効率を大幅に向上させることができ、高い冠水の防止、緩和効果を実現できる。直通排水管部16は、例えば、バッファ槽30を形成するために地中を掘削した際に、バッファ槽30の掘削底面からさらに地中下層に向けてオーガ等により数m〜10m程度掘削して砂礫層202まで連通する直径200mm程度の掘削孔37を形成し、該掘削孔内に塩化ビニル等のプラスチック製の直径100mm程度の管部材38を挿入配置して構成されている。なお、管部材38と掘削孔37の掘削面との隙間には単粒砕石が充填されており、掘削孔37の崩落を防止する。図に示すように、管部材38の周囲には複数の孔40が形成されており、砂礫層202への直通状の排水に加えて複数の孔40を介して管部材38を通る水の一部を貫通している地盤中(砂礫層上層側の土層)にも浸透させるができ、排水能力を向上させ得る。
図1、図2、図3に示すように、ブリッジ装置20は、段下り槽14に設けられており、側溝12の底面12と略面一となる盤面42と、側溝12の流路から段下り槽14内に連通する連通孔44と、を有している。連通孔44の縁には、該縁部に沿って上方に立ち上がる立ち上がり縁部48が形成されており、オーバフロー機構18は該立ち上がり縁部48を含む。図3に示すように、このオーバフロー機構18付きブリッジ装置20は、常時は即ち所定水量よりも少ない水が流れる際には盤面42及び立ち上がり縁部48により側溝12による水の流れFを確保する一方で、所定水量以上の水が流れる際には立ち上がり縁部48を越えて連通孔44を介して段下り槽14内へ水をオーバフローFoさせる。
本実施形態では、ブリッジ装置20は、図3、図4、図5に示すように、段下りブロック12bに形成される平面視矩形状の切欠き孔21を平面視で一部に非覆蓋部を形成して上から覆蓋するように設けられる架橋部材からなる。架橋部材は、切欠き孔21上に渡設され段下りブロック12b両側のU字溝ブロック12aの底面121を接続して流路を確保する板部材46を含む。具体的には、板部材46は、例えば平面視で切欠き孔21の長手方向長さと略同じ長さとなる横長の金属板部材からなる。板部材46は、切欠き孔を覆蓋するその中間本体部分を側溝の流路幅よりやや狭い一定幅で、かつU字溝ブロック12aに接続される切欠き孔の両端側はテーパ状に広がって該側溝の流路幅と同じ幅となるように、横長矩形板部材から対向長辺両縁部側を細長略台形状に切欠き凹設することによって非覆蓋部を形成しており、該非覆蓋部に沿って上方に立ち上がる立ち上がり縁部48を有している。すなわち、板部材46は、側溝の流路幅より狭く設けられることにより段下りブロック12bの両側壁124に沿って長い非覆蓋部を形成しており、この非覆蓋部と段下りブロックの側壁124との間に囲まれる平面視横長略台形状の縦に貫通する孔が連通孔44となる。立ち上がり縁部48は、例えば、非覆蓋部に沿ってすなわち連通孔44の形成縁に沿って板本体部分からL字状に立設固定された細幅の帯板状部分からなり、その高さが例えば、数cm程度の高さで段下りブロックの側壁124の高さよりも十分低く設定されている。基本的には、板部材46の中間に非覆蓋部、立ち上がり縁部48を形成してもよいが、この場合立ち上がり縁部が水の流れ妨げになる。よって、例えばゴミが詰まりやすくメンテナンスが必要となったり、降雨初期等の道路から集めた重金属類や油分等を多く含む水が流路中の立ち上がり縁部48を乗越えて段下り槽内から地中側に流れるおそれがある。本実施形態のように、非覆蓋部を側壁124側に設けることにより、水の流れをスムーズに保持しつつ、降雨初期水の地中側への流れを良好に防止し、水量が増加した際には余剰水を確実かつ効率良く段下り槽14にオーバフローさせることができる。板部材46は、段下り槽14の上部側に幅方向に架設される複数個の支持杆50により下から支持されており、板部材46の上面を盤面42としてU字溝ブロック12aの底壁(側溝の底面)122と略面一となるように設定されている。板部材46を支持する支持杆50は、両端部にL字状に屈曲された固定片52が形成されており、図示しないビス等を介して段下りブロックの側壁124に固定される。支持杆50の板部材46を受ける部分には、板部材46の位置決めをするように上方に突設された1対の位置決め片が形成されており、位置決め片間に板部材46を載置させるだけで着脱可能に設置できる。なお、板部材46の支持構成は、支持杆によるものに限らず、例えば、側壁に固定したL字片や、側壁に段部を形成し該段部に嵌合させる構成、閉鎖蓋から垂下したロッド体で支持する構成等、その他任意の構成でもよい。
例えば、本実施形態に係る側溝の排水構造を既設の側溝12に施工する際には、まず、設置場所に対応して既設の道路の一部を含む地中部分をバックホウ等で掘削して凹設する。その際、該当部位の既設のU字溝ブロック12aを取り除く。掘削した凹部の底面からさらに地中深層の砂礫層202まで連通するようにオーガ等を介して柱状の掘削孔37を掘削する。掘削孔37を離隔した位置に並べて複数個形成し、これらの掘削孔37内に管部材38を入れ、該掘削孔と管部材との間に単粒砕石を充填して、直通排水管部16を形成する。その後、バックホウで掘削した凹部の底面及び側面を被覆するように吸出し防止材32を敷設する。吸出し防止材を敷設した掘削凹部内に中空剛体部材34を所定の高さまで積層充填してバッファ槽30を形成する。積層された中空剛体部材34の最上部側にスペーサ36を設置して平面を形成し、そのスペーサ平面上に吸出し防止材32を敷設する。この上に、段下りブロック12bを載置しつつ、該段下がりブロック12bを既設の側溝を形成しているU字溝ブロック12aと連結し、段下り槽14を形成する。段下り槽14に支持杆50を固定して板部材46を設置し、オーバフロー機構18付ブリッジ装置20を形成させる。段下りブロック12bの横の道路の掘削部分に埋め戻し、既設の道路同様に表面を舗装して道路を略面一にする。同様に、例えば50〜100m程度間隔ごとに施工していく。本実施形態に係る側溝の排水構造は排水機能が高いので、長い側溝に沿って連続的に工事する必要がなく、所定間隔ごとに、又は排水区域が狭い場合には1箇所のみ工事すればよいので、工事が簡単であり、低コストで施工することができる。なお、側溝の排水構造10は、既設の側溝が設けられた道路に限らず、道路等を新設する際に適用してもよい。
次に、本実施形態に係る側溝の排水構造の作用について、側溝の排水方法とあわせて説明する。上記のように側溝の排水構造10を設置しておき、例えば、雨が降った際には、雨水は道路表面から側溝12内に流れ込み、側溝内の流路を流れる。図3に示すように、側溝12内に流れる水量が少ない降雨初期には、側溝12と面一な盤面42を形成するブリッジ装置20によりオーバフローさせずに側溝との水の流れFを確保し、通常の側溝と同様に側溝下流側へ排水する。特に降雨初期には、道路表面や側溝内に溜まっている、例えば鉛、重金属類、油分や泥、ごみ等を雨水が集めて側溝内を流れるが、この降雨初期水を側溝機能により地中側に流すことがない。さらに雨が長期的に降り続いたり、集中豪雨等の大雨状態となって道路表面から側溝に流れる水量が増加した場合には、ブリッジ装置20を流れる水の一部は立ち上がり縁部48の高さを超え、連通孔44を介して段下り槽14内にオーバフローFoさせる。段下り槽14内に受けたオーバフロー水は、段下り槽14の底部の透水孔26を介して、下部側のバッファ槽30内に流れる。バッファ槽30内に流下した水は、一時的に貯留されながら、より下部側の直通排水管部16を介して砂礫層域202に直通状に排水される。このように浸透性の高い砂礫層域202に直通状に排水させるので、側溝に多量の水が流れ込む場合でも、側溝から短時間で地中側に排水でき、側溝外に溢れて道路等が冠水するのを良好に防止又は緩和できる。また、冠水した場合でも冠水を早期に解消することができる。さらに、上記のように降雨初期の雨水の地中側への流入を極力防止しつつ、オーバフロー水を地中側に浸透させるので、地下水の保全も良好に図ることができる。
以上説明した本発明の側溝の排水構造は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の側溝の排水構造及び方法は、例えば、道路、駐車場、公園、住宅地、公共施設等その他任意の場所に適用される。
本発明の側溝の排水構造及び方法の実施形態の側溝の流路方向に沿って縦断面した概略説明図である。 図1の側溝の排水構造の断面斜視図である。 図1の側溝の排水構造の一部の切り欠いた概略斜視図及び作用説明図である。 図1の側溝の排水構造の側溝の蓋を外した平面図である。 のA−A線断面の拡大図である。 のB−B線断面の拡大図である。
符号の説明
10 排水構造
12 側溝
14 段下り槽
16 直通排水管部
18 オーバフロー機構
20 ブリッジ装置
30 バッファ槽
38 管部材
40 孔
42 盤面
44 連通孔
46 板部材
48 立ち上がり縁部

Claims (3)

  1. 側溝と、
    側溝の底部の一部を切欠いて該側溝の下部側に段下り凹設され、側溝からの水を受ける段下り槽と、
    段下り槽で受けた水を段下り槽より地中深層の砂礫層域に直通状に流す直通排水管部と、
    段下がり凹設部分を覆蓋し、側溝底部に水平状に架橋され側溝の底面と略面一となる盤面を形成して常時は側溝の水の流れを確保するように設けられた板部材であり、その板幅端部側には板本体からL字状に立設された帯板状部分からなる立ち上がり縁部が形成された板部材と、を有し、
    板部材の板幅端部側は側溝の流路幅より小さな板幅で形成され、板幅端部と側溝の側壁内面との間に、側溝内に所定水量以上の水が流れる際に側溝流路の水が立ち上がり縁部を乗り越えて段下がり槽側へ流下する連通孔が設けられたことを特徴とする側溝の排水構造。
  2. 板部材は一方に長く形成されており、
    連通孔は平面視で側溝の両側壁又はいずれかの側壁側に沿って長く形成されることを特徴とする請求項2記載の側溝の排水構造。
  3. 段下り槽の下部側には、該段下り槽で受けた水の一部を直通排水管部へ流しながら一時的に水を貯留させるバッファ槽が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の側溝の排水構造。
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