JP4608366B2 - 暗渠排水構造及び雨水の浸透処理方法 - Google Patents

暗渠排水構造及び雨水の浸透処理方法 Download PDF

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本発明は、例えば校庭等の運動グランドや公園等の施設などの周囲に適用され、雨水を集水して速やかに地下に浸透させることができる暗渠排水構造及び雨水の浸透処理方法に関する。
校庭等の運動グランドや公園等の施設において、雨水は地表面から地下へ浸透するが、台風等に伴って多量の雨水が生じた場合に備えてその周囲に各種構造の暗渠排水が施工されている。即ちこのような暗渠排水は、豪雨に際しても、校庭等の泥状化や水溜まりの発生を防止し、速やかに校庭等の利用を再開できるという利点を有している。
また、このような暗渠排水を設け、雨水を地下に浸透或いは貯留することにより、上水道の排水量の減少に貢献でき、その結果、例えば排水路の詰まり、それによる幹線道路の冠水、或いは河川における水量増大による氾濫等を防止することができる。
前述のように校庭や公園等などの周囲に暗渠排水を施工することは、都市環境整備など多種の方面で極めて優れた効果をもたらすが、その暗渠排水が例えば巨大である場合などには、特に運動グラウンドなどとして有効利用されている面を侵食(阻害)することになるという問題があった。
そこで、本発明は、有効利用面を阻害することなく、雨水を集水して速やかに地下に浸透させることができる暗渠排水構造を提案することを目的とする。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、有効利用面の周囲に配設された排水路に、二つの集水枡と中央枡とからなる三連桝が複数設置され、該三連桝の前後に位置する集水枡は、中央枡に接する面側の底部より高い位置に連絡口が設けられ、集水枡間に位置する中央枡には側面に流出パイプが連結され、該流出パイプは、有効利用面の地下に設けられた地下浸透層に連絡されていることを特徴とする暗渠排水構造に関するものである。
上記暗渠排水構造において、流出パイプは地下浸透層に向かって下り傾斜し、基端側が無孔パイプで、先端側が有孔パイプであることが望ましい。
また、本発明は、上記の暗渠排水構造を用いた雨水の浸透処理方法をも提案するものであって、雨水を排水路から集水枡に流入させ、集水枡では、流入してきた水の中に含まれる砂や泥をその底部に沈降させ、その上澄み水を集水枡間に位置する中央枡にオーバーフローさせ、該中央枡に連結した流出パイプから有効利用面の地下に設けられた地下浸透層に水を流出させることを特徴とする。
本発明の暗渠排水構造及び雨水の浸透処理方法は、例えば校庭等の運動グランドや公園等の施設などの有効利用面の周囲の排水路に設置された複数の三連桝にて雨水等を集水し、且つ有効利用面の地下に排水するものであって、地表には排水路に沿うように三連枡の上面(蓋部分)が露出するに過ぎないため、有効利用面を阻害することなく、雨水を集水して速やかに地下に浸透させることができる。
また、三連桝の前方及び後方から流入してくる雨水等は、各集水枡に集められ、そこで砂や泥を沈降させ、上澄み水が中央枡に移るので、中央枡から比較的清浄な水を流出パイプにて地下浸透層に流出させることができ、流出パイプや地下浸透層の詰まりを生ずることがない。
流出パイプが地下浸透層に向かって下り傾斜し、基端側が無孔パイプで、先端側が有孔パイプである場合、三連桝から送られる雨水等は有孔パイプに至った時点で周囲の地下浸透層に流出して地下に浸透するものとなる。
本発明の暗渠排水構造及び雨水の浸透処理方法に用いる三連枡は、二つの集水枡と中央枡とからなり、排水路に接するように配設される集水枡は、流入してきた雨水等の中に含まれる砂や泥を底部に沈降させ、その上澄み水を中央枡にオーバーフローさせ、中央枡では、流出パイプから有効利用面の地下に設けられた地下浸透層に水を流出させる構造及び方法である。
そして、三連枡を構成する集水枡には、排水路に接する面側の底部より高い位置に流入口が設けられ、中央枡に接する面側の底部より高い位置に連絡口が設けられる。そのため、流入口から流入した雨水等に含まれる砂や泥を底部に沈降させ、その上澄み水を連絡口からオーバーフローさせて中央枡に移すことができる。
また、三連枡を構成する中央枡には、集水枡に接する前面及び後面に前記の連絡口が設けられ、有効利用面(地下浸透層)側の側面に流出パイプが連結されている。そのため、前記二つの集水枡からオーバーフローさせた水を、流出パイプから地下浸透層に流出させることができる。
以下、本発明の暗渠排水構造を図示実施例に基づいて説明する。
図示実施例の暗渠排水構造では、図1に示す集水枡1−中央枡2−集水枡1からなる構造の三連枡3を、図2に示すように運動グラウンド等の有効利用面4の周囲に配設された排水路5に適宜間隔をあけて複数設置している。
図1に示すように三連枡3は、排水路5よりも深い三つの枡部分1,2,1が直列状に連結された形状を有するプレキャストコンクリート製品であり、排水路5の途中に直列状に配設される。即ち排水路5に連続するように集水枡1が位置するように三連枡3を配設する。
三連枡3の両端に位置する集水枡1,1には、排水路5に接する面側の底部6より高い位置に流入口7が設けられ、該流入口7の先にスクリーン8が配されている。また、中央枡2に接する面側の底部6より高い位置に連絡口9が設けられ、該連絡口9にはスクリーン10が配されている。さらに、その開口上端には、グレーチング蓋11が配設されている。尚、スクリーン8,10は、グレーチング蓋11と同様に取り外し可能な網状材料であって、径の大きな石やゴミ等を浸入させない作用を果たす。
三連枡3の中央に位置する中央枡2には、集水枡1,1に接する前面及び後面に前記の連絡口9が設けられ、有効利用面4(地下浸透層12)側の側面に流出パイプ13が連結されている。また、その開口上端には、コンクリート蓋14が配設されている。尚、流出パイプ13には、図示しないフィルターを装着して細かな泥等の浸入を防止するようにした。
中央枡2から延びる流出パイプ13は、図2及び図3に示すように有効利用面4の地下に形成した地下浸透層12に向かって下り傾斜するように配設され、基端側が無孔パイプ13aで、先端側が有孔パイプ13bとなっている。そして、先端側の有孔パイプ13bが地下浸透層12内に位置するように配設される。
地下浸透層12は、特にその構成を限定するものではなく、単なるれき層でもよいし、貯水機能を持つ層でもよい。
このような構成を有する暗渠排水構造では、雨水は以下のようなシステムにて地下に浸透処理される。
雨水は、運動グラウンド等の有効利用面4から直接的に地下に浸透するが、豪雨などに際しては、多量の雨水が、地表の傾斜勾配等により、排水路5に導かれる。
排水路5に導かれた雨水は、図1に矢印で示すように排水路5から集水枡1,1に流入口7から流入する。尚、図示実施例では流入口7の先にスクリーン8を配したので、地表面から石やゴミなどが一緒に流されてきても、集水枡1内には浸入することがない。
集水枡1,1では、流入してきた水の中に含まれる砂や泥をその底部6に沈降させ、その上澄み水を中央枡2に連絡口9からオーバーフローさせる。図示実施例では連絡口9にスクリーン10が配されているので、上澄み水に浮遊するような植物の葉などが中央枡2に浸入することがない。
中央枡2では、流出パイプ13から有効利用面4の地下に設けられた地下浸透層12に水を流出させる。図示実施例では、流出パイプ13の基端にフィルターが装着されているので、細かな泥等が地下浸透層12に送られることがない。
そして、地下浸透層12に送られた雨水は、大きな石やゴミは勿論、細かな泥なども含まれていないため、地下浸透層12を閉塞することなく、地下への浸透が継続される。
メンテナンスに関しては、定期的或いは適宜時期に集水枡1,1のグレーチング蓋11を外し、スクリーン8,10に溜まった石やゴミ、葉などの固形物を取り除くと共に、底部に沈降した砂や泥を取り除けばよい。中央枡2のコンクリート蓋14に関しては取り外す必要はない。
以上本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りどのようにでも実施することができる。
校庭等の運動グランドや公園等の施設において、雨水を地下へ浸透させる目的で設置する暗渠排水構造として利用できる。
本発明の暗渠排水構造に用いる三連枡を示す側断面図である。 図1の三連枡を配置した暗渠排水構造の平面図である。 三連枡から延出する流出パイプの配設状況を示す断面図である。
符号の説明
1 集水枡
2 中央枡
3 三連枡
4 有効利用面
5 排水路
6 底部
7 流入口
8 スクリーン
9 連絡口
10 スクリーン
11 グレーチング蓋
12 地下浸透層
13 流出パイプ
13a 無孔パイプ
13b 有孔パイプ
14 コンクリート蓋

Claims (3)

  1. 有効利用面の周囲に配設された排水路に、二つの集水枡と中央枡とからなる三連桝が複数設置され、該三連桝の前後に位置する集水枡は、中央枡に接する面側の底部より高い位置に連絡口が設けられ、集水枡間に位置する中央枡には側面に流出パイプが連結され、該流出パイプは、有効利用面の地下に設けられた地下浸透層に連絡されていることを特徴とする暗渠排水構造。
  2. 流出パイプは地下浸透層に向かって下り傾斜し、基端側が無孔パイプで、先端側が有孔パイプであることを特徴とする請求項1に記載の暗渠排水構造。
  3. 請求項1又は2に記載の暗渠排水構造を設置し、雨水を排水路から集水枡に流入させ、集水枡では、流入してきた水の中に含まれる砂や泥をその底部に沈降させ、その上澄み水を集水枡間に位置する中央枡にオーバーフローさせ、該中央枡に連結した流出パイプから有効利用面の地下に設けられた地下浸透層に水を流出させることを特徴とする雨水の浸透処理方法。
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