JPH0611251B2 - 全自動蒸しパン器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は蒸しパンを製造する全自動蒸しパン器に係わ
り、詳細には原料の捏ね−醗酵−焼成の順次的な製造工
程を調理者の手による調理作業でなく自体の機能により
蒸しパン製造を自動的に行うようにした全自動蒸しパン
器に関する。

従来の技術及びその問題点 一般的にパンを作ろうとすれば、先ずその材料であるメ
リケン粉、イースト、バターだとかショートニング、砂
糖、塩、粉末ミルク等と水を適当分量準備して、これを
一定な容器に入れて混合して練り捏ねた後、１次醗酵さ
せてガスを排出させて、再び２次醗酵させるか、若しく
はガス抜きをしてベンチタイムを経て成型醗酵させた
後、蒸して蒸しパンを作る順序を取る。

さらには、家庭や店にては水を沸かして発生させた蒸気
により捏ねた原料を蒸した物である蒸しパン、饅頭、餅
などを作る為には調理者が手で原料と添加物を混合して
捏ね合わせた後、醗酵過程を経て釜のような蒸しパン容
器の底に一定な高さに水をいれ、一定間隔にて蒸しパン
容器の上部位置に蒸し板部材を載せた後前記過程を経た
蒸しパン捏ね物材料を蒸し板部材の上に置く。前記の捏
ねた原料を蒸し板部材の上に載せた状態にて蒸しパン容
器の蓋をした後、蒸しパン容器を加熱すればその中の水
が沸いて蒸気が発生し、その蒸気熱が捏ね物原料を蒸す
ので、この蒸し作業による加熱された調理物、例えば蒸
しパン、饅頭、餅などを作る事が出来る。

しかしながら、前記のような蒸しパンの製造工程は普通
２〜３時間掛り、特に従来にはこの工程を手作業によっ
たものでパンを家庭で作るとすれば熟練した主婦が少な
くとも２〜３時間を費やすので、その間他の仕事をする
ことが出来なかった。

問題点を解決するための手段 本発明はこのような問題を解決すべく案出したものにし
て、本発明の目的は調理者がパンを作るに必要な基本材
料及び材料を捏ねるに必要な水を投入するだけで粉練か
ら醗酵を経て蒸すに該当するベーキング工程まて一つの
蒸しパン製造器自体の機能により行なうことが出来るよ
うにした全自動蒸しパン器を提供することにある。

本発明のまた一つの目的は、蒸しパンの加熱室内にある
蒸しパン容器を原料の練り捏ね時と加熱時に上下に移動
させて水を沸かして発生させた蒸気熱にて製造する全自
動蒸しパン器を提供するにある。

上記の本発明の目的を達成する為に本発明による全自動
蒸しパン器は、本体内部に蒸し材料を捏ね合わす練り捏
ね翼と、前記練り捏ね翼を回転駆動させる駆動モータ及
びこの回転力が断続的に前記練り捏ね翼に伝達される動
力伝達手段と、加熱室を加熱させる加熱部材と、前記加
熱室に必要な時に水を供給する水供給手段と、投入した
材料を練り捏ね翼により捏ねて蒸す蒸しパン容器と、こ
の蒸しパン容器を上下に移動するようにした蒸しパン容
器上下移動手段と、練り捏ね翼により練り捏ね終了後前
記蒸しパン容器の上下移動手段により蒸しパン容器を上
部に移動させた後、前記水供給手段により加熱室に給水
させ続いて前記加熱部材による蒸気熱にて捏ねた蒸しパ
ン材料を蒸すことを特徴とする。

実施例 以下に、添付する図面に従って本発明の実施例を詳細に
説明する。

第１図は本発明の一実施例による蒸しパン器の一部分を
切欠して図示した斜視図、第２図は本発明の実施例によ
る蒸しパン器の構造を図示した部分縦断面図にして、第
２Ａ図は初期に原料の練り捏ね時蒸しパン容器が加熱室
下部に位置して練り捏ね翼の駆動が可能な状態にあるこ
とを示した縦断面図であり、第２Ｂ図は練り捏ねが完了
した後蒸しパン容器が加熱室上部に位置して給水が終わ
り加熱部材により練り捏ねた蒸しパン材料の加熱する状
態を示した縦断面図である。

第１図におよび第２図において、１は蒸しパン器本体
で、この本体１内部には加熱室３と給水器６ａと動力室
２０ａ，２０ｂに区画されている。

上記加熱室３の下部には、給水容器６ａから加熱室３の
下部に給水された水を加熱して高温の蒸気を発生させる
ヒーターコイル又はヒーターフィラメント等にて成る加
熱部材２と、その内部に蒸しパン材料を収納して捏ね合
わせ及び醗酵をさせ、そして加熱時蒸気が通過して蒸し
パン材料を加熱するよう底面に多数の小さな孔１１ｂが
穿設された蒸しパン容器１１と、この蒸しパン容器１１
内にて蒸しパン材料を捏ね合わす時、この蒸しパン容器
の１１の下部面に形成された小さな孔１１ｂから蒸しパ
ン材料が滲み出るのを防ぐよう加熱部材２に傾斜して配
設された下部支持隔壁部材３ａが配設されていて、加熱
室３の上部には加熱部材２の加熱により発生した蒸気圧
が一定になるまで外部に放出されないようにする密閉用
蓋１４が配設されている。また、蓋１４と蒸しパン容器
１１との間には加熱部材２の加熱により発生した蒸気熱
が蒸しパン容器１１の小さな孔１１ｂを通過せずして上
部に洩れ出るのを防ぐ為に人体には無害にして柔軟性が
あるゴム材質又は、ポリシリコン材質にて成型した密閉
部材３ｂが着脱自在に配設されている。この密閉部材３
ｂは蒸しパン容器１１ｂが上部に上昇すれば密閉部材３
ｂに前記気蒸しパン容器１１の短い鍔１１ａの上部面が
係合して密着されるので、加熱された蒸気熱がこの間か
ら漏出するのを抑制して蒸気熱の損失を防止する。更に
は、前記の蓋１４には把手部１４ａが配設されており、
蒸気圧があまりに強い時には過度の蒸気圧を排出し、ま
たは蓋１４を開閉する時蒸気圧を排出して容易に開閉す
ることが出来るようにする蒸気圧の排出口１４ｂが形成
されている。

上記加熱室３の内部一側壁には蒸しパン容器１１が上下
移動する時、この蒸しパン容器１１が円滑に上下移動す
るようにボールベアリング３ｃが付着されており、蒸し
パン容器１１の上部外周縁部は内部の周縁部とスライデ
ィングが可能であり更には移動体１２の上端部に形成さ
れている係合突片１２ａと係合するように短い鍔１１ａ
が形成されており、その中央部には軸受部１０ｃに支持
されている駆動軸１０に形成された凹部１０ａと練り捏
ね翼４に形成せたＥ字形状の軸継部４ａが結合されて回
転練り捏ね翼４が回転可能に配設されている。

また、駆動軸１０を覆っているハブ部１０ｄにはブッシ
ング１０ｂが配設されている。

動力室２０ａ，２０ｂの内部には、給水桶６ａの底部に
ソレノイドバルブにて構成する供水開閉部材７が配設さ
れており、この給水開閉部材７と加熱室３との底部との
間には給水路８が連結されている。ここで、給水容器６
ａ、給水開閉部材７及び給水路８により水供給手段を構
成する。

また、動力室２０ａには回転練り捏ね翼４を駆動させる
駆動モータ５ａと蒸しパン容器１１を上下に移動させる
駆動部１３と、この駆動部１３に噛合された移動体１２
が上下部に所定の距離だけ移動するよう配設されてい
る。そして、動力室２０ｂには駆動モータ５ａの回転軸
５ｃが延長されており、この回転軸５ｃの先端部には駆
動モータ５ａの回転力により回転するプーリ９ａが付着
されて駆動軸１０に付着されたプーリ９、回転ベルト５
ｂを介在させて連結され、プーリ９ａの回転に連動して
回転練り捏ね翼４を駆動するようになっている動力伝達
手段５を具備している。

より、詳しく説明すれば、上記軸継部４ａは蒸しパン材
料の捏ね合わせ時、蒸しパン容器１１が下部に位置した
時前記プーリ９に連結された駆動軸１０に形成された凹
部１０ａと結合されて前記駆動モータ５の回転力により
練り捏ね翼４を駆動させる。捏ね合わせが完了した後蒸
す時に蒸しパン容器が加熱室３の上部に移動すれば練り
捏ね翼４に一体的に形成された軸継部４ａが前記駆動軸
に形成さた凹部１０ａと分離される。

上記加熱室３の蒸しパン容器１１を上下移動させる移動
体１２はラックギア１２ｂにてなり、このラックギア１
２ｂは蒸しパン容器駆動部１３の上下移動手段１３ａで
あるピニオンギア１３ｂを駆動するようになっている。

図面中、１５は練り捏ねた蒸しパン材料である。

このように構成された本発明の実施例による作用効果を
説明すれば次の如くである。

先ず、使用者が蒸しパン器本体１の加熱室蓋１４を解放
して蒸しパン容器１１を加熱室３下部に付着させ、続い
て練り混ね翼４に形成された軸断部４ａを駆動軸１０上
端に形成された凹部１０ａと結合させた後、製造しよう
とする蒸しパンの分量に相応する蒸しパン材料、例えば
メリケン粉、バター、ショートニング、塩、、粉末ミル
ク等を所定の捏ね用水と共に前記加熱室３に安定させた
蒸しパン容器１１に投入させて前記の蓋１４を覆った
後、所定の電気的制御装置にて構成されたコントロール
部（図示せず）を操作して本発明の蒸しパン器を稼働さ
せる。

この時、上記蒸しパン材料を内蔵している蒸しパン容器
１１に捏ね用水を投入しても、この蒸しパン材料と捏ね
用水は、加熱室３底部に設置されている蒸しパン容器１
１を支持している下部受台区画部材３ａにより前記蒸し
パン容器１１の外部に洩れ出ないで内部の底に溜る。

使用者の手動動作を必要とする工程はこの段階で終わ
り、以後の工程は全自動的に行なわれる。

即ち、図示しない電気的コントロール部の操作により蒸
しパン器が稼働すれば、駆動モーター５ａのプーリ９ａ
と接続されるベルト５ｂを介して練り捏ね翼駆動用プー
リ９を回転させる動力伝達手段５により練り捏ね翼４が
駆動部１０の回転により回転する。この時、前記練り捏
ね軸継部４の軸継部４ａと駆動軸１０の凹部１０ａは回
転練り捏ね用翼４が装着されている蒸しパン容器１１が
加熱室３の下部に移動しているので噛み合って連絡され
ている状態にある。

従って、上記回転練り捏ね翼４は前記動力伝達手段５に
よる駆動軸１０の回転につれて軸継部１０ａを介して回
転させながら前記蒸しパン容器１１に投入させた蒸しパ
ン材料と水とを練り捏ねて醗酵させる過程を進行完了さ
せる。

この様に、蒸しパン材料が捏ね合わせと醗酵過程が進行
する時投入された蒸しパン材料及び添加物または供給さ
れた捏ね物が蒸しパン材料と共に蒸しパン容器の外部に
洩れ出る事がないように前記加熱室３の底部部位に前記
の下部支持隔壁部材３ａが装置されており、この下部支
持隔壁部材３ａが前記蒸しパン容器１１の下面に密着さ
れた状態を維持する。

ここで、上記蒸しパン材料の捏ね合わせ工程の所要時間
は蒸しパン材料が６００グラム位の時３０分程度が一番
良い。

以上のように蒸しパン材料を捏ね合わす工程が完了し熟
成されたパン材料の練り捏ねが終われば、パン材料捏ね
物は１次醗酵させた後ガス抜きをしてからベンチタイム
を経て成型醗酵させた後、蒸しパン製造の最終工程であ
る蒸しパンの蒸し工程に移す。この時、蒸しパン容器１
１を上下に駆動させる駆動部１３の回転駆動が始まりピ
ニオンギア１３ｂが回転すれば、このピニオンギア１３
ｂに噛み合わせているラックギア１２ｂに動力が伝達さ
れるので、前記蒸しパン容器１１に連結された移動体１
２が加熱室３の上部に移動する。上記移動体１２が加熱
室３の上部に移動すれば、移動体１２の上端に形成され
た係合突片１２ａは前記加熱室３に位置している蒸しパ
ン容器１１の上端外周縁に形成されている短い鍔１１ａ
に係合される。そして、前記移動体１２の上向き移動に
つれて捏ねられた蒸しパン材料１５が投入されて、練り
捏ねと醗酵過程が完了した状態にて、蒸しパン容器１１
は加熱室３内周壁に付設せるボールベアリング３ａに接
触され円滑に滑りながら上向き移動して、前記蒸しパン
容器１１の短い鍔１１ａが加熱室３内周縁の一定の高さ
に付設された密閉部材３ｂと密閉する位置まで上向き移
動が完了する。

上記蒸しパン容器１１は加熱室３底部面から相当な間隔
を置いて上向き移動をするのであるが、この上向き移動
体は蒸しパン容器１１の上下移動手段１３ａに含まれて
いる駆動部１３の停止につれて上向き移動位置が適所に
位置して固定される。

上記の捏ねられた蒸しパン材料１５が入っている蒸しパ
ン容器１１が前記上下移動手段１３ａによる上向き移動
が終われば、給水桶６ａ、給水開閉部材７及び給水路８
と水の給水手段の稼働によりソレノイドバルブより構成
された給水開閉部材７が作動して給水路８を通じ給水桶
６ａに貯蔵されている水が加熱室３の下部に一定量が給
水される。

ここで、一定量給水された水は第２図に示したように加
熱室３底部に付設された加熱部材２と下部支持隔壁部材
３ａの高さより高いながらも前記移動した蒸しパン容器
１１の底面よりは低い水位に水を供給するように水供給
手段により自動的に調節する。

この様に、上記加熱室３内部への水供給が終わった状態
で前記加熱部材２に電源が通電されて前記加熱室３内部
に供給された水が沸きながら蒸気熱を前記捏ねられた蒸
しパン材料１５が入っている蒸しパン容器１１の底部に
多数配列穿孔された小さな孔１１ｂを通過して前記蒸し
パン材料を蒸すのでこの蒸しパン材料１５の蒸し過程が
進行する。この時、前記加熱部材２より水が沸騰すれば
発生した蒸気熱の損失が無いよう前記密閉部材３ｂと蒸
しパン容器１１の短い鍔１１ｂとの間に気密性がある密
着状態を維持するようにして蒸し過程において外部に熱
が洩れるのを防止している。

一方、上記練り捏ね翼４は前記蒸しパン容器１１の上向
き移動に駆動軸１０とは離隔されている状態に捏ねられ
ている蒸しパン材料１５に埋められている。また、前記
捏ねられた蒸しパン材料１５の蒸し過程にて発生した加
熱室３内の圧力が一定圧以上に発生するにつれて加熱室
の蓋１４の開き防止の為に蓋の手取り部１４ａを備えた
前記加熱室蓋１４の一定位置に蒸気排出口１４ｂを穿孔
したので、継続的に蒸気発生による一定圧以上の過圧を
加熱室３の外部に放出して加熱室内に発生する加圧が防
止される。

この様に、捏ねられた蒸しパン材料１５の蒸し工程が一
定時間進行すれば蒸しパン製造過程が完了するのである
が、この時点にて蒸しパン器のパン蒸し完了を使用者に
知らせる為にブザーを鳴らすと同時に前記加熱部材２の
電源が断絶される。ここで使用者は蒸しパン器の本体１
から加熱室の蓋１４を開けて製パンが完了した蒸しパン
を引き出すのであるが、この時蒸しパン容器１１内に入
っている蒸しパンを直ぐ引き出さず食べる時間まで一定
時間を待った後に引き出す。蒸しパンを引き出す時に
は、加熱室蓋１４を開き蒸しパン容器１１を一定角度に
回転させて上側に引き出せば柔軟な密閉部材３ｂから離
脱させ加熱室３より蒸しパン容器１１を分離させる。こ
の時、回転翼４は蒸しパン容器１１内の蒸しパンに埋め
られた状態に残るようになる。

次に、蒸しパンを蒸しパン容器１１から引きだすのは蒸
しパン容器１１の内部壁が離型性が秀れた弗素系樹脂に
てなるので容易に引き出すことが出来る。

発明の効果 以上にて詳細に説明したが如く本発明による蒸しパン器
は、蒸しパンを製造するときに捏ね合わせ−醗酵−蒸し
過程を調理者の蒸しパン材料と捏ね物及び添加物だけ手
工にて準備を終えるだけで、その後の蒸しパン製造工程
は全部自動的に行なえるので一般家庭だとか店等にて便
利に蒸しパンを製造することができる。

それ以外にも、本発明の蒸しパン器は蒸しパンの製造ば
かりでなく蒸気熱による蒸しを利用して飲食、例えば饅
頭だとか餅なども容易に作ることが出来る優れた効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例による蒸しパン器の一部分を
切開して図示した斜視図、第２Ａ図は本発明の初期蒸し
パン原料練り捏ね時蒸しパン容器が加熱室下部に位置し
て練り捏ね翼の駆動が可能なるを図示した縦断面図、第
２Ｂ図は本発明の練り捏ね完了後蒸しパン容器が加熱室
上部に位置して給水が完了した後加熱部材より練り捏ね
た蒸しパン材料を加熱する状態を図示した縦断面図であ
る。 １……全自動蒸しパン器、２……加熱部材、３……加熱
室、３ａ……下部支持隔膜部材、３ｂ……密閉部材、３
ｃ……ボールベアリング、４……練り捏ね翼、５……動
力伝達手段、５ａ……動力モータ、５ｂ……ベルト、５
ｃ……回転軸、６ａ……給水容器、７……給水開閉部
材、８……給水路、９，９ａ……プーリ、１０……駆動
軸、１１……蒸しパン容器、１１ａ……短い鍔、１１ｂ
……小孔、１２……移動体、１２ｂ……ラックギア、１
３……駆動部、１３ａ……上下移動手段、１３ｂ……ピ
ニオンギア、１４……蓋、１４ａ……手取り部、１４ｂ
……蒸気排出口、１５……蒸しパン材料、２０ａ，２０
ｂ……動力室。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】蒸しパン器本体に加熱室があり、前記加熱
   室内部に蒸しパン材料が収容される蒸しパン容器と、前
   記蒸しパン容器内の底面に配置され蒸しパン材料を捏ね
   る為の動力伝達手段の駆動により回転する回転翼よりな
   る蒸しパン材料捏ね手段と、前記蒸しパン材料捏ね手段
   により捏ね物が出来れば前記蒸しパン容器を上方に移動
   させる蒸しパン容器の上下移動手段と、前記蒸しパン容
   器上下移動手段により蒸しパン容器が上下移動した後前
   記加熱室下部の一定高さに蒸気熱発生の為の水を供給す
   る水供給手段と、前記水供給手段による水供給が完了し
   た後前記蒸しパン容器内の捏ねられた蒸しパン材料を蒸
   すために蒸気熱を発生させる加熱部材とを備え、蒸しパ
   ン材料の捏ね物と加熱機能が順次に成されて蒸気熱にて
   蒸しパンを製造するように構成してなることを特徴とす
   る全自動蒸しパン器。
2. 【請求項２】上記加熱室は、その中心内周壁に前記蒸し
   パン容器の外周縁の短い鍔部上部と気密に密着させて蒸
   気熱の漏洩を防ぐよう密閉部材を付設してなることを特
   徴とする請求項第１項記載の全自動蒸しパン器。
3. 【請求項３】上記密閉部材は、人体に無害ながらも柔軟
   性があるゴム材質又はシリコン材質にて成形してなるこ
   とを特徴とする請求項第２項記載の全自動蒸しパン器。
4. 【請求項４】上記蒸し容器の上下移動手段は、駆動手段
   により回転するピニオンギアと、これに噛合されたラッ
   クギアとよりなり、前記ラックギアの上端の係合突片に
   前記蒸し容器の外周縁の短い鍔部が係止されて移動され
   るようにしたことを特徴とする請求項第１項記載の全自
   動蒸しパン器。
5. 【請求項５】上記蒸しパン容器が上下に移動する時、そ
   の移動を円滑にするように前記ラックギア相手方にボー
   ルベアリングを設置してなることを特徴とする請求項第
   ４項記載の全自動蒸しパン器。
6. 【請求項６】上記水供給手段は、給水槽があり、前記給
   水槽に連結され電気的信号により動作して給水量が調節
   されるソレノイドバルブと、前記ソレノイドバルブと前
   記加熱室に連係された給水路とより構成されたことを特
   徴とする請求項第１項記載の全自動蒸しパン器。
7. 【請求項７】上記蒸しパン容器は、その下面に多数配列
   に小孔を穿孔して蒸気熱が上昇するようにしたことを特
   徴とする請求項第１項の全自動蒸しパン器。
8. 【請求項８】上記加熱室は、その底部に前記蒸しパン容
   器が密着される大きさと形状を持ち、蒸しパン材料を水
   と共に捏ねる時漏れないように下部支持隔壁を設置して
   なることを特徴とする請求項第１項または第７項記載の
   全自動蒸しパン器。
9. 【請求項９】上記ソレノイドバルブによる給水量は、加
   熱室の下部支持隔壁よりも高いが上向移動された蒸しパ
   ン容器底部よりは低い一定間隔が維持される水位にて供
   給されるようにしたことを特徴とする請求項第１項また
   は第６項記載の全自動蒸しパン器。