JPH0610543U - 立体駐車装置の車止め具 - Google Patents

立体駐車装置の車止め具

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JPH0610543U
JPH0610543U JP5633592U JP5633592U JPH0610543U JP H0610543 U JPH0610543 U JP H0610543U JP 5633592 U JP5633592 U JP 5633592U JP 5633592 U JP5633592 U JP 5633592U JP H0610543 U JPH0610543 U JP H0610543U
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JP
Japan
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vehicle
plate
mounted plate
stopper
car stopper
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Application number
JP5633592U
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English (en)
Inventor
進二 三田
Original Assignee
コマツ物流株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体駐車装置の車載板に設ける車止め具に関
するもので、車載板の昇降に伴って自動的に出没して駐
車の邪魔にならず、車両を安全に昇降させることができ
る車止め具を提供する。 【構成】 車載板15の上方に突出するように付勢され
た第1部材33と下方に突出するように付勢された第2
部材36とを、それらの出没動作が連動するように設け
る。第1部材33は、その突出方向の揺動角を上限スト
ッパ42で規制し、その先端が車載板15上の車両の車
輪43に向けて揺動する位置に設ける。第1部材33が
車載板15に設けた開口32を通って出没するときは、
没入時に開口32を閉鎖する板片44を第1部材33に
設ける。車載板15が着地すると、第2部材36が地面
に押されて没入し、これに連動して第1部材33も没入
し、車載板15が地面から離れると、第1部材33が車
載板15上に突出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、立体駐車装置の車載板に装着して車載板からの車両の転落を防止 する車止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の立体駐車装置は、運転者がサイドブレーキを掛けるのを忘れて降車し、 そのまま車載板を昇降させることが往々にしてあることを考慮して、車載板上に 固定的な車止め具を設け、この車止め具側が下方となるように若干傾斜させた状 態で車載板を昇降させ、仮に車両が移動したとしても車止め具で車輪の転動を阻 止して車両の転落を防止していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記構造では、車輪と車止め具との間に距離を隔てて駐車した場合に、 車載板の昇降動作に伴う振動等で車両が移動を開始したとき、傾斜した車載板に 沿って車両が加速度的に移動し、車輪が固定的に設けた車止め具を乗り越えて車 両が転落するおそれがあり、危険である。
【0004】 本考案は、上記問題を解決することを課題としており、自動的に出没して駐車 に邪魔にならず、安全に車載板を昇降させることができる立体駐車装置の車止め 具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の車止め具は、突出方向に付勢された第1部材33と第2部材36とを 備えている。第1部材33はその基端の枢支軸35回りに揺動して車載板15の 上方に、第2部材36は車載板15の下方にそれぞれ出没自在である。車載板1 5は第1部材33の突出方向の揺動角を規制する上限ストッパ42を有している 。第1部材33と第2部材36とは、両者を一体的に設けることにより、枢支軸 35で連結することにより、又はラックピニオン47やパンタグラフ51により 、その出没動作が連動するように設けられている。第1部材33はその先端を車 載板15上に搭載される車両の車輪43に向けて揺動する位置に装着される。
【0006】 更に、上記車止め具において、第1部材33を車載板15の車輪の走行線上に 設けた開口32に出没自在に設けると共に、没入時の第1部材33に車載板15 の上面と同一平面となって上記開口32を閉鎖する板片44を固着する。この板 片44が車載板15の上面と同一面となる位置で第1部材33の没入方向の揺動 角を規制する下限ストッパ45を設ける。
【0007】
【作用】
本考案の車止め具は、車輪43の走行線上に配置して、第1部材33を車載板 15上に搭載される車両の車輪43に向けて突出させ、車輪からの反力を枢支軸 35及び上限ストッパ42で受け止めることにより、車輪43の転動を阻止した ので、車両の転落に伴う危険を回避することができる。また、第2部材36を車 載板15の下方に出没自在に設け、第1部材33を第2部材36の出没動作に連 動させたので、車載板15を着地させたときには第1部材33が没入して車両が 移動可能となり、車載板15が地面から離隔したときは第1部材33が自動的に 突出して車両の移動を阻止する。更に、本考案の車止め具を採用してやれば、車 載板15を水平状態で昇降することができ、車載板の昇降動作に伴う振動等によ って仮に車両が移動を開始しても加速度を生じない。
【0008】 本考案の車止め具は、車載板15の車輪走行線上に設けられた開口32の下方 に配置されており、この開口を閉鎖する板片44を第1部材33に固着すると共 に、第1部材33の没入方向の揺動角を規制する下限ストッパ45を設けて第1 部材33が没入したときに同一面となるようにしたので、車載板15上への車両 の入出庫をより円滑に行うことができる。
【0009】
【実施例】 図4及び図5は本考案の車止め具を採用した立体駐車装置を示したものである 。立体駐車装置は、基板1の上に2本のH形鋼2を平行に立設し、上端に支え板 3を架設してなる支柱4を備えている。支柱の上方には駆動軸5が横架されてお り、駆動軸には3個のスプロケット6、7、8が固着され、中間のスプロケット 7は、支え板3に設けたブレーキ付きモータ9にチェーン11で連係されている 。12はモータ9を操作するスイッチである。
【0010】 支柱4には2本のH形鋼2を囲むように平面コ字形の昇降枠14が設けられて おり、昇降枠14の中央部には車載板15が片持ちで固着され、昇降枠14の両 側板部には、車載板側上端と反車載板の下端にローラ16、17が軸着されてい る。ローラ16はH形鋼の車載板側のフランジ18に当接しローラ17はH形鋼 の反車載板のフランジ19に当接して車載板の倒れを防止すると共に昇降枠14 を上下方向に案内している。昇降枠14の中央部裏面にはH形鋼2の車載板側の フランジ18に僅かの間隙を隔てて4個の突起21が設けられており、この突起 が昇降枠14の水平方向の揺れを防止している。昇降枠14の上端には前記駆動 軸の両端のスプロケット6、8に巻回されたチェーン22の一端が連結されてお り、このチェーン22の他端がバランスウエート23に連結されている。バラン スウエート23は、その縦方向に設けた貫通孔24にH形鋼2と平行に立設され たガイド杆25を挿通して、上下方向に案内されている。
【0011】 昇降枠14の車載板15は、支柱4の幅方向と平行にのびており、搭載された 自動車27の左側(図4の手前側)に支柱4が位置する。車載板15の後縁(図 4の右側端部)には固定的な車止め具28が設けられており、前縁は緩い傾斜面 29となっている。
【0012】 図1および図2は本考案の車止め具を示したものであり、車載板の傾斜面29 と平坦面31との連接部付近に設けられた開口32の下方に装着されている。第 1部材33の基端は、開口の両側に配設されたブラケット34で軸支された枢支 軸35に固着されており、この枢支軸35に第1部材33の長手方向に延びる第 2部材36が固着されている。第2部材36の先端は車載板15の下方に突出し ており、その下方は円弧形に形成されている。第2部材36の内面側には係止片 37が突設されており、この係止片37に車載板15の横架材38に固着された 引張バネ39が連結されており、このバネが第2部材36及び第1部材33を突 出方向に付勢している。第1部材の揺動角は、第1部材の基端側に設けられた突 起41が車載板15に設けた上限ストッパ42に当接した位置に規制されている 。上限ストッパ42は、第1部材33の先端が枢支軸35と車輪43の中心軸と を結ぶ線より上方に位置するように設けられており、第1部材が車輪から受ける 反力は、この上限ストッパ42と枢支軸35とで受け止められる。
【0013】 開口32に出没自在に設けられた第1部材33は、その上辺に没入時に開口3 2を閉鎖する板片44が固着されており、板片44が車載板15の上面と同一面 となる位置で第1部材33の没入方向の揺動角を規制する下限ストッパ45が車 載板15に設けられている。
【0014】 次に図1及び図3に基づき本考案の車止め具の動作を説明する。車載板15が 地面46に接しているときは、第2部材36は地面46に押されて引張バネ39 の付勢力に抗して車載板15に収納されており、第1部材33はその先端が下限 ストッパ45に当接する位置、即ち板片44が車載板15の上面と同一平面とな る位置にある(図1参照)。この状態で自動車27を車載板15の前方から第1 部材の板片44上を通過させて中央に駐車する。
【0015】 駐車したらスイッチ12でモータ9を起動し、車載板15を上昇させる。車載 板15は、ローラ16、17で案内された昇降枠14と共に上動し、バランスウ ェート23がガイド杆25に案内されながら下動する。車載板15が地面46か ら離隔すると、第2部材36が引張バネ39で枢支軸35回りに図上左回動し、 第1部材33も枢支軸35回りに左回動してその先端が車輪43の前方に突出す る。これにより、車載板15の上昇動作に伴う振動等で自動車27が移動を開始 しても、第1部材33が車輪の転動を阻止するから、自動車が転落するおそれは ない。
【0016】 逆に駐車した自動車27を出庫したいときは、スイッチ12を操作して車載板 15を下動する。車載板15が地面46に接する直前に第2部材36が地面46 に接し、車載板の下動動作に伴って枢支軸35回りに右回動して車載板15に収 納される。同時に第1部材33も枢支軸35回りに図上右回動してその先端が下 限ストッパ45に当接して回動動作を停止する。第1部材33が没入し、板片4 4が開口32を閉鎖した状態で自動車を入出庫する。
【0017】 図6は本考案の第2実施例を示したものである。本実施例では、第1部材33 が固定されている枢支軸35にピニオン47を設け、このピニオン47と噛合し て上下動するラック48(第2部材)を設けたものである。第1部材33は、引 張バネ39で突出側に付勢されており、ラック48の下端が地面46で押された ときにピニオン47を介して枢支軸35を図上右回動し、第1部材33を没入さ せる。
【0018】 図7は本考案の第3実施例を示したもので、第1部材33及び第2部材36を 枢支軸35に回動自在に設けると共に、両者にピン49で連結された2連リンク 50の連結ピン53を図示しないガイドスリットで水平方向に案内してパンタグ ラフ51を構成したものであり、車載板の横架材38に固着された圧縮バネ52 で連結ピン53を押圧したものである。本実施例では第1部材33と第2部材3 6とが交差する方向に延びており、第2部材の下端が地面で押されたときに2連 リングで第1部材を没入させるものである。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、本考案の車止め具は、車載板の昇降動作中は車輪に向けて突出 しており、車輪の転動を阻止して車輪の転落を防止し、安全である。また、出入 庫時には自動的に出没して邪魔にならない。更に、車載板を水平な状態で昇降す ることができ、仮に車両が移動しても加速度が生じないので小形のものとするこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車止め具の第1実施例の側面図
【図2】図1のA部断面図
【図3】車止め具が車輪を停止している状態を示す側面
【図4】立体駐車装置の側面図
【図5】立体駐車装置の背面図
【図6】第2実施例の側面図
【図7】第3実施例の側面図
【符号の説明】
15 車載板 32 開口 33 第1部材 35 枢支軸 36 第2部材 42 上限ストッパ 43 車輪 44 板片 45 下限ストッパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出方向に付勢された第1部材(33)と第
    2部材(36)とを備え、第1部材(33)はその基端の枢支軸
    (35)回りに揺動して車載板(15)の上方に、第2部材(36)
    は車載板(15)の下方にそれぞれ出没自在であり、第1部
    材(33)の突出方向の揺動角を規制する上限ストッパ(42)
    を備え、第1部材(33)と第2部材(36)とはその出没動作
    が連動する方向に連結され、第1部材(33)はその先端を
    車載板(15)上に搭載される車両の車輪(43)に向けて揺動
    する位置に装着され、突出時にその先端を上記車輪(43)
    に当接させることにより当該車両の第1部材(33)を越え
    る移動を阻止することを特徴とする、立体駐車装置の車
    止め具。
  2. 【請求項2】 第1部材(33)が車載板(15)に設けた開口
    (32)に出没自在に設けられており、第1部材(33)にはそ
    の没入時に車載板(15)の上面と同一平面となって上記開
    口(32)を閉鎖する板片(44)が固着されており、この板片
    (44)が車載板(15)の上面と同一面となる位置で第1部材
    (33)の没入方向の揺動角を規制する下限ストッパ(45)を
    備えている、請求項1記載の立体駐車装置の車止め具。
JP5633592U 1992-07-16 1992-07-16 立体駐車装置の車止め具 Pending JPH0610543U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039787Y1 (ja) * 1970-08-21 1975-11-14
CN109854024A (zh) * 2019-03-27 2019-06-07 中建三局安装工程有限公司 一种带自动限位功能的agv车载板
CN115217358A (zh) * 2022-08-09 2022-10-21 湖南宇恒立体停车设备有限公司 一种带交叉臂结构的升降阻轮器

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