JP2841148B2 - 駐車装置の分離型パレット - Google Patents

駐車装置の分離型パレット

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JP2841148B2
JP2841148B2 JP35810492A JP35810492A JP2841148B2 JP 2841148 B2 JP2841148 B2 JP 2841148B2 JP 35810492 A JP35810492 A JP 35810492A JP 35810492 A JP35810492 A JP 35810492A JP 2841148 B2 JP2841148 B2 JP 2841148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,パレットの上下段に自
動車を駐車させる駐車装置におけるパレットの形状と傾
斜機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,バランスチェンで水平を保持し昇
降チェンで巻上げてパレットを上下動させる駐車装置で
は,自動車の重量差によりバランスチェンの引張力が異
なり,重量車を搭載した時にはバランスチェンが伸びパ
レットの乗込口側が下向に傾斜するために,自動車を滑
り落とす危険があるので,大型のタイヤ止めを設ける
か,それともバランスチェンを調整して水平にする方法
で処理していた。また,特公平3−48306号の発明
では,リンクを設けバランスチェンと巻上げチェンの引
張力を利用し,リンクの回動とパレットの回動を連動さ
せて乗込口側を上げて傾斜されたパレットであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし,パレットのタ
イヤ位置に大型のタイヤ止めを設けると,そのタイヤ止
めを乗り上げるために一時的にエンジン回転数を上げな
くてはならず暴走することがあり採用出来なかった。ま
た,バランスチェンによる調整では地上面の位置で空パ
レットが乗込口と地面とを離した状態になり,車輌の乗
入れを困難にする欠点があった。更に,リンク機構を採
用したものはバランスチェンに大きな負荷をかけるので
強度を上げたバランスチェンとして,部品点数が多い高
価な装置となっていた。
【0004】本発明は地上面においてパレットが水平な
状態となり,しかも自動車の乗込み方を小回りのきかせ
た運転をしてもタイヤ・ホイル等に傷つけることもなく
パレットが,上昇するに伴い水平なパレットを傾斜させ
乗込口側を上げた状態で自動車を駐車させることができ
る安価な機構を採用した分離型のパレットを提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに,昇降チェンで上下動させてバランスチェンで水平
を保持した昇降ベッドを設け,その昇降ベッドに車路を
設けた傾斜台を搭載して,昇降ベッドと傾斜台を支持ピ
ンにより軸着し回動可能とした分離型のパレットとし
て,傾斜台の接触部材が敷設してある梁上のパレット浮
上材に当接する様にする。傾斜台は乗込口側を平面形状
にした山形をなしタイヤ止め位置へ下り勾配の車路とす
る。
【0006】
【作用】本発明は以上の構成を備えているため,従来の
バランスチェンと昇降チェンを採用しても,昇降エッド
に搭載された傾斜台が軸着部を支点に回動し,上昇した
時はタイヤ止め位置側へ自動車を傾斜させ安心感を与え
る作用をし,下降して地上面では接触部材とパレット浮
上材の当接により傾斜台を回動し車路を水平にする作用
がある。乗入口を平面形状にしたので自動車の出し入れ
時に小回りをきかせたハンドルさばきでもタイヤ・ホイ
ル等に傷を付けることがない。
【0007】
【実施例】以下,本発明の一実施例を図面で示し説明す
ると,1はパレット式駐車装置で,地上面GLにベース
3を左右に設置し梁27で連結してコ字状に形成し,そ
のベース3上に支柱2を立設し自動車Cを搭載したパレ
ット4が上下動可能に配設して上下段に駐車させるもの
である。
【0008】4はパレットで昇降ベッド5と傾斜台6と
に分離でき,昇降ベッド5が傾斜台6を支持ピン26と
傾斜台支点25を軸着して搭載している。傾斜台6は補
強材21と接触部材20をパレットフレーム19で固定
し剛性をあげ,鉄板・縞鋼板等によって乗込口29を山
形にしてタイヤ止め位置方向へ下り傾斜させた車路を形
成している。昇降ベッド5は左右に傾斜台支持フレーム
32を配置しベッド補強材27でH形に固定したフレー
ムであり,ベッド補強材27内を昇降チェン9が挿通さ
れ両端にチェンスプロケット10が回転可能に軸着して
あり,傾斜台支持フレーム32の乗込口31側の一端に
は支持ピン26が嵌着してあり他端側にはバランスチェ
ン12を固定するバランスチェン止めA13が取付けら
れ,支柱2内の位置にはバランスチェン止めB14を取
付けている。
【0009】支柱2の一方側には,上方に昇降チェン止
め11を備えバランススプロケットC17を回転可能に
軸着して,下方にバラススプロケットBを回転可能に軸
着している。支柱2の他方側は上端に巻上げスプロケッ
ト8を軸着した駆動モータ7を備え,昇降チェン止め1
1からチェンスプロケット10に巻回して巻上げスプロ
ケット8に巻掛けた昇降チェン9を配設して,上方にバ
ランススプロケットC17と下方にバランススプロケッ
トB16を回転可能に軸着している。
【0010】バランスチェン11は一端を傾斜台支持フ
レーム32のバランスチェン止めA13からバランスス
プロケットA15・バランススプロケットB16・バラ
ンススプロケットC17を巻回してバランスチェン止め
B14に固定され,左右一対に緊張して水平を保持して
いる。支柱2の位置は自動車が乗込み運転者側のドアが
開閉できるところにあり,タイヤ止め位置24側に近ず
いている。ベース3と一体に形成された梁29は,内部
にカウンタシャフト18を挿着し,上面にパレット浮上
材30を備え傾斜台6の接触部材20が下降してくると
接触し傾斜台6を浮上させて地上面と水平な車路22を
形成するようになっている。
【0011】カウンタシャフト18は両端にバランスス
プロケットA15を嵌着して同軸回転することにより,
左右のパレット支持30を同一レベルの水平度を保持し
上下移動する。傾斜台6は自動車Cの乗入れができる車
路22を設けており,乗込口31付近をタイヤが車路枠
23に接触しない様に平面形状にしてあり入出庫を敏速
に行うことができる山形をして,タイヤ止め位置24方
向に下り勾配をつけている。
【0012】本発明は以上の説明の様に構成されてお
り,その作用について説明すると,図1の様にパレット
4が下降している時は,乗込口31を地上面GLに接し
車路22を水平に保持している。自動車Cは図5の様に
乗込口31から車路22を走行しタイヤ止め位置4で停
車する。パレット4を上昇させるには,操作盤Sの上昇
ボタンを押すことで駆動モータ7が回転し昇降チェン9
を巻上げて上昇させるが,上昇に伴い昇降ベッド5に搭
載されている傾斜台6が傾斜台支点25を中心に回動し
て,車路枠23を傾斜台支持フレーム32に密着させた
状態にするので車路22の剛性を高めることができ,図
2の様に乗込口からタイヤ止め位置24方向へ下り勾配
に傾斜させている。 この回動する機構により駆動モー
タ7には,全負荷が一度にかからず起動電流を少なくで
き容量の小さいモータの採用ができる。図4に示す様
に,パレット4に載置した自動車Cは安全方向に傾くの
で安心して利用することができる。
【0013】本発明のパレット式駐車装置1に自動車C
を入出庫する場合図7の様に,自動車Cがパレット4上
から乗出す時又は乗入れる時に本発明のパレット4は車
路枠23の側面がない平坦状であるためパレット4上で
ハンドルをきって乗入れ乗出しができ,タイヤ・ホイル
等に傷を付けることがない。しかも,図6の従来必要と
していた前面空地Xを本発明は短くおさえることが可能
になり,設置面積を少なくすることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は,パレットを分離したことによ
り自動車を乗入れ易く水平な車路を形成することがで
き,しかも上昇したときには安定した状態で駐車するこ
とができるので,利用者に安心感を与えると共に,従来
品に比べ容量の小さいモータが採用でき,しかも部品点
数も少なく安価に製作できる。更に,乗込口が平面状の
車路としているので入出庫時にタイヤをパレットの側面
等で傷つけることなく,小回りをきかせたハンドルさば
きをすることも可能になり,前面空地を短く少ない面積
に設置できる利点がある。そしてパレットが傾斜するの
で,屋外に設置してあってタイヤ止め位置に水がたまっ
ても水抜きの装置を別に設ける必要がない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパレット採用した2段式駐車装置のパ
レット下降状態の斜視図。
【図2】パレットを上昇した状態の斜視図。
【図3】本発明の分離型パレットの説明図。
【図4】自動車を載置して上昇させたときの説明用の側
面図。
【図5】自動車を載置して下降させたときの説明用の側
面図。
【図6】従来の駐車装置の入出庫の説明図。
【図7】本発明のパレットを採用した入出庫説明図。
【符号の説明】
1 パレット式駐車装置 2 支柱 3 ベース 4 パレット 5 昇降ベッド 22 車路 23 車路 24 タイヤ止め位置 25 傾斜台支点 26 支持ピン 31 乗込口 C 自動車

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設したベース(3)に支柱(2)を立
    設し,その支柱(2)間を上下動するパレット(4)を
    設けた駐車装置において, 昇降チェン(8)で上下動しバランスチェン(12)で
    水平を保持する昇降ベット(5)と, 前記昇降ベット(5)に搭載されて,支持ピン(26)
    と傾斜台支点(25)とを回動可能に軸着して車路(2
    2)を設けた傾斜台(6)と, 昇降ベット(5)の上下動に伴い傾斜台(6)接触部
    材(20)パレット浮上材(30)当接させて傾斜
    させるパレット(4)とを設けたことを特徴とする駐車
    装置の分離型パレット。
  2. 【請求項2】 傾斜台(6)は自動車(C)の乗込口
    (31)側の車路(22)を車路枠(23)の側面が無
    い平面型状にした請求項1記載の駐車装置の分離型パレ
    ット。
  3. 【請求項3】 傾斜台(6)の乗込口(31)からタイ
    ヤ止め位置(24)まで下り勾配の車路(22)を設け
    たパレット(4)である請求項1又は2記載の駐車装置
    の分離型パレット。
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