JPH06248824A - 自動車の駐車装置の車輪止め構造 - Google Patents

自動車の駐車装置の車輪止め構造

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JPH06248824A
JPH06248824A JP4014893A JP4014893A JPH06248824A JP H06248824 A JPH06248824 A JP H06248824A JP 4014893 A JP4014893 A JP 4014893A JP 4014893 A JP4014893 A JP 4014893A JP H06248824 A JPH06248824 A JP H06248824A
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JP
Japan
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pallet
wheel
wheels
recession
vehicle
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JP4014893A
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English (en)
Inventor
Kenji Go
健二 郷
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パレットの凹部に車輪を落とし込むと同時に
車輪を押さえ込むようにして車両の凹部からの乗り越え
を防止した自動車の駐車装置の車輪止め構造を提供す
る。 【構成】 パレット3上に形成した凹部内にパレット3
の浮上状態下で車輪Tが凹部内に落ち込むことを許容す
る昇降台17を配置し、同昇降台17とパレット3との
間にはパレット3浮上状態下で車輪Tを押さえ込む挟持
レバー23を配設するようにした。これにより車両が凹
部から乗り越えてしまうことがより効果的に防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車を昇降させて駐
車する駐車装置の車輪止めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からあるパレット上に搭載された車
両を同パレットの上昇により格納する方式の立体式駐車
装置では、パレット上に搭載した車両がパレットの昇降
の際の振動や傾斜でパレット上より落下しないように車
輪止めが形成されている。このような車輪止めの技術と
して例えば、実開平4−114942公報のものがあ
る。これは、図6(a)及び(b)に示すようにパレッ
ト30に凹部31を形成し、凹部31内にパレット30
が浮上状態にあるときは自重で下方に落ち込む昇降部材
32を配置したものである。
【0003】図6(a)のようにパレット30が地上部
にあるときは昇降部材32の下面はは地面と当たってい
るため上面はパレット30上面と面一となり、パレット
30上に乗り込んだ車輪Tはそのままスムーズに昇降部
材32上の当接体33に当接するまで進入していく。そ
して、一旦パレット30が上昇されると図6(b)のよ
うに昇降部材32は下方に落ち込み、その結果車輪Tは
凹部31内で支持されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式では
単に車輪Tを凹部31内に落とし込むだけであり、車輪
Tは昇降時或いは地震の際に生ずる振動が大きすぎると
凹部31を乗り越えてしまうこともある。特に、サイド
ブレーキを掛け忘れた場合等には車輪Tが回転し易くな
っているため、より乗り越え易くなってしまう。本発明
はパレットの凹部に車輪を落とし込むと同時に車輪を押
さえ込むようにして車両の凹部からの乗り越えを防止し
た自動車の駐車装置の車輪止め構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明者は、パレット上に形成した凹部内にパレッ
トの浮上状態下で車輪を凹部内が落ち込むことを許容す
る昇降部材を配置し、同昇降部材とパレットとの間には
パレット浮上状態下で車輪を押さえ込む挟持体を配設し
た。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、地上部でパレット上に乗
り込んだ車両は昇降部材上に車輪を載置させ停止する。
その状態でパレットが上昇されると昇降部材は車輪とと
もに凹部内に落ち込み、車両がすべり落ちることがな
い。更に車輪が挟持体により押さえ込まれるため、車輪
はより確実に車輪の脱輪を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明にかかる自動車の駐車装置の車
輪止め構造を2段式駐車装置に応用した一実施例につい
て図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1に示すように2段式駐車装置Pは一対
の地上梁1を備え、同地上梁1の両基端部はカウンタシ
ャフト2を介して連結されている。両地上梁1の間には
車両昇降用のパレット3が配置されており、このパレッ
ト3上に乗り込み口25より1台目の車両Cが搭載され
て上昇されるとパレット3の下側にもう1台の車両Cが
入庫できるようになっている。
【0009】図1及び図2に示すようにパレット3には
搭載される車両Cの車輪Tに対応する位置に4つの凹部
15が形成されている。各凹部15は図3〜図5に示す
ようにパレット3内に配設された補強枠16の内側面1
6aにて長方形形状に包囲されて透設状態に形成されて
いる。補強枠16の内側面16aには排水溝26を有す
る鉤状のブラケット18が取着されている。排水溝26
は排水と同時に昇降台17が同昇降台17の張り出し部
19を支承するようになっている。尚、排水溝26内に
溜まった雨水を外部に排出する排出口21が排水溝26
よりパレット3側方に連通されている。昇降部材たる昇
降台17は周縁に張り出し部19と車輪Tが乗り込む皿
部20とを備えており、前記凹部15内で上下方向に移
動可能に配設されている。
【0010】昇降台17の張り出し部19の上面であっ
て、乗り込み口25寄りの左右両側に一対の軸受22が
突設されている。両軸受22間には挟持バー23が回動
可能に軸着されている。挟持体たる挟持レバー23はコ
の字状枠体であり、図3に示すように昇降台17の上面
とパレット3の上面とが面一の状態で倒伏させられ、図
4に示すように昇降台17の落ち込み状態で起立させら
れる。凹部15の前方側であって、パレット3と凹部1
5との境界には当接具24が固着されており、車輪Tの
停止位置を定める。当接具24は断面山形状に形成さ
れ、車輪Tに対して前記挟持バー23と同角度となるよ
うに垂直方向に対して斜状とされている。
【0011】両地上梁1の中央部から後方寄り位置には
断面チャンネル状の支柱4a,4bが立設されている。
支柱4a,4bの上部寄り後面と地上梁1の基端部寄り
上面との間には後述するバランスチェン14を覆うチェ
ンカバー11が斜状に形成されている。
【0012】車両Cの進入方向に向かって左側の支柱4
aの上端にはモータ7が固着されている。また、車両C
の進入方向に向かって右側の支柱4bの上端にはチェン
止め5が装着されている。モータ7には昇降用チェン6
の基端側が巻回されている。昇降用チェン6はこのモー
タ7より支柱4a内を下方に延出され前記パレット3の
下面側方に軸着された第1のパレットホイール8aにて
方向転換させられる。そして、パレット3の裏面を通
り、第2のパレットホイール8bにて再び方向転換させ
られて支柱4b内を通って、上方のチェン止め5に固着
されている。その結果、前記パレット3は昇降用チェン
6により吊下支持されるようになっており、モータ7の
駆動によりパレット3を昇降させるようになっている。
【0013】パレット3の後端両側にはバランスチェン
支持部9が形成されており、パレット3の中央後部寄り
にはガイド部10が形成されている。前記地上梁1の後
端両側にはカウンタシャフトホイル12がカウンタシャ
フト2と同軸にて軸着されており、前記両チェンカバー
11の上端部にはカバーホイル13が軸着されている。
前記両バランスチェン支持部9の内頂面にはバランスチ
ェン14の基端が固定されいる。バランスチェン14は
パレット3が常にほぼ水平を保って昇降できるようにパ
レット3を下方側に牽引状態に規制するものである。パ
レット3の両側に各々配置されたバランスチェン14
は、前記カウンタシャフトホイル12を介して方向転換
させられ、チェンカバー11を通って上方に延出されて
いる。そして、カバーホイル13にて再び方向転換させ
られて先端をガイド部10の上面に固定されている。
【0014】次に本実施例の作用について図3〜図5に
基づいて説明する。先ず、パレット3が地上にある状態
で車両Cは乗り込み口25よりパレット3上に乗り込ん
でいく。そして、図3に示すように車両Cの4本の各車
輪Tは倒伏状態の挟持バー23を乗り越えて当接具24
に当接し、昇降台17の皿部20上にて停止される。次
いで、モータ7が駆動されて昇降用チェン6が巻回され
るに連れ、パレット3は上昇されていく。パレット3が
浮上されると図4に示すように昇降台17は自重で下方
に落ち込みそれに連れて車輪Tも凹部15上に載置され
た状態で下方に落ち込むようになる。昇降台17が下降
することにより、挟持バー23はパレット3と凹部15
の境界部分の角部3aを力点として上方に押し上げら
れ、軸受22を中心として車輪T方向(図4上反時計回
り方向)に回動させられる。その結果、車輪Tは当接具
24と挟持バー23とにより下方から挟持されることと
となる。
【0015】パレット3の浮上状態においては常に車輪
Tは当接具24と挟持バー23とにより挟持状態が維持
され、再びパレット3が地上に降下されると挟持バー2
3は、昇降台17の上昇に伴い倒伏する。そして、車両
Cは後退して乗り込み口25より出庫される。
【0016】このような構成とすれば、単に車輪Tを凹
部15に落とし込むだけでなく、同時に当接具24と挟
持バー23とにより挟持するためよりしっかりと車輪T
を保持でき、昇降時或いは地震の際に生ずる振動が大き
すぎても車輪Tが凹部15から乗り越えてしまうことは
ない。
【0017】また、挟持の際の当接具24の当接面と挟
持バー23との車輪Tに対する接触角度が同じとされて
いるため、車輪Tに均等に力がかかる。また、パレット
3が上昇を始め、昇降台17がそれに連れて下降する
と、車輪Tは当接具24の当接面及び挟持バー23と接
触して摩擦を生じながら車輪Tも下降していく。しか
し、挟持バー23は昇降台17の下降に伴い徐々に回動
されていくため車輪Tに急激な摩擦力が生じることもな
い。
【0018】また、ブラケット18内の排水溝26には
排出孔21があるため、皿部20が下降しても車輪Tが
雨水に浸かってしまうこともない。以上、いくつかの実
施例について説明したが本発明は更に他の実施態様に変
更することも可能である。例えば、図5に示すように当
接具24の代わりに昇降台17に2基の挟持バー23を
対向させて前後に配設することも可能である。
【0019】また、挟持バー23の回動角は昇降台17
の落ち込み量で変更できるため、落ち込み量が大きけれ
ば挟持バー23をより大きく回動することができる。す
ると車輪Tをより上部分で挟持できるため、より車輪T
の乗り越えが防止される。この場合、挟持バー23の回
動角に対応させて当接具24の当接面の角度も変更する
ことが望ましい。
【0020】その他、本発明は2段式駐車装置Pのみな
らず、パレットの昇降を必須用件とする全ての立体駐車
装置に応用することができる。また、上記実施例では4
本の車輪Tに対応する4か所に凹部15を形成したが、
前輪或いは後輪の2か所のみに形成したり、3か所或い
は1か所のみとすることも自由である。その他、挟持レ
バー23や昇降台17の形状を変更する等、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲において変更して実施すること
は自由である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明はパレット
の凹部に車輪を落とし込むと同時に車輪を押さえ込むよ
うにしたため、車両が凹部から乗り越えてしまうことが
より効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車の駐車装置の車輪止め構
造を2段式駐車装置に具体化した実施例を説明する斜視
図である。
【図2】同じ実施例の2段式駐車装置において車両が乗
り込んだ状態を説明する斜視図である。
【図3】同じ実施例において自動車の駐車装置の車輪止
め構造を拡大して説明する一部破断側断面図である。
【図4】同じ実施例において自動車の駐車装置の車輪止
め構造を拡大して説明する一部破断側断面図である。
【図5】他の実施例において自動車の駐車装置の車輪止
め構造を拡大して説明する一部破断側断面図である。
【図6】従来例を説明する説明図であり(a)はパレッ
トが地上にある場合、(b)はパレットが上昇された場
合である。
【符号の説明】
3,…パレット、15…凹部,17…昇降部材たる昇降
台、23…挟持体たる挟持レバー、T…車輪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に形成した凹部内にパレット
    の浮上状態下で車輪が凹部内に落ち込むことを許容する
    昇降部材を配置し、同昇降部材とパレットとの間にはパ
    レット浮上状態下で車輪を押さえ込む挟持体を配設した
    ことを特徴とする自動車の駐車装置の車輪止め構造。
JP4014893A 1993-03-01 1993-03-01 自動車の駐車装置の車輪止め構造 Pending JPH06248824A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105863340A (zh) * 2015-01-22 2016-08-17 傅礼铭 一种汽车移位装置
CN106285112A (zh) * 2015-05-22 2017-01-04 深圳怡丰自动化科技有限公司 一种用于机械式立体停车库的载车板
CN106285110A (zh) * 2015-05-22 2017-01-04 深圳怡丰自动化科技有限公司 一种立体车库
CN109403687A (zh) * 2018-12-27 2019-03-01 广西科技大学 一种多功能智能立体泊车装置
CN109488069A (zh) * 2018-11-12 2019-03-19 沈阳建筑大学 一种用于机械式停车库搬运车的车身宽度自适应装置

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