JP3188399B2 - 機械式立体駐車装置のフォーク台車 - Google Patents

機械式立体駐車装置のフォーク台車

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JP3188399B2 JP22730396A JP22730396A JP3188399B2 JP 3188399 B2 JP3188399 B2 JP 3188399B2 JP 22730396 A JP22730396 A JP 22730396A JP 22730396 A JP22730396 A JP 22730396A JP 3188399 B2 JP3188399 B2 JP 3188399B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】「発明の属する技術分野」この発明は、機
械式立体駐車装置のフォーク台車に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の駐車装置に用いられたフオーク
台車として特開昭62−284862がある。これは、
エレベータのフオーク昇降台とフォーク台車との間で自
動車を受渡ししてエレベータ昇降路の側方の駐車空間に
フオーク台車を移送して格納する形式のものにおいて、
フォーク台車のフォーク部材を自動車の車輪の横滑りな
いし脱輪を防止する構造としたものである。
【0003】即ち、図6において、Aは駐車空間にある
フォーク台車であり、Bはフォーク支持フレーム、Cは
自動車の車輪を支持するフォーク部材そしてDは駐車空
間の床面の前後一対に配置されたフォーク台車Aの横行
用梁である。フォーク部材Cには、その上面に多数の波
状の縦溝C1が設けられていて、これによってフォーク
台車Aに載せた自動車の車輪の横滑りを防止しようとす
るものである。
【0004】更に、他の実施例として図7の如く、フォ
ーク部材Cの外端部付近に屈曲部C2を設け、車輪の横
滑りによる脱輪を防止する技術内容が開示されている。
【0005】しかしながら、上記従来例のものにおいて
は、フォーク部材Cの個々に多数の波状の縦溝C1を形
成するための機械加工を必要とし、また屈曲部C2を設
けるためにも曲げ加工を必要とするのでフォーク台車A
のコストは相当高いものとなってしまう。そしてフォー
ク部材Cには中空のパイプ材でなく無垢の鋼材が使用さ
れているため、重量がかさむ。
【0006】「発明が解決しようとする課題」したがっ
て、この発明は地震やその他外的振動や衝撃があっても
フォーク台車に載せた自動車の車輪の脱輪や自動車の転
落を防止できる安価で軽量なフォーク台車を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の請求項1に記載の発明
は、フォーク台車のフォーク部材を中空のパイプ材とし
その外端の開口部にストッパを取り付けたものである。
【0008】この構成によって、フォーク部材そのもの
には実質的に何らの余分な加工を施すことなくフォーク
部材上方に突出した構造のストッパを開口部に嵌入する
だけの安価で軽量なフォーク台車を提供できる。
【0009】この発明の請求項2に記載の発明は、請求
項1の発明において、ストッパの材料を弾性機能を有す
る一体成形された合成樹脂としたものである。
【0010】この構成によって、ストッパの生産が射出
成形によって量産が容易になり、且つ適度の弾性機能を
有するので自動車の車輪の横滑りによってストッパの上
端部と車輪が当接しても、ストッパがフォーク部材から
外れることがない。
【0011】この発明の請求項3に記載の発明は、請求
項1又は2の発明において、フォーク部材の少なくとも
1か所に開口穴を設け、その開口穴を通してタッピング
スクリューでストッパを係止したものである。
【0012】この構成によって、フォーク部材のパイプ
開口部寸法に万一バラツキがあって、ストッパの嵌入が
ルーズな場合にも確実にストッパが固定できる。
【0013】この発明の請求項4に記載の発明は、請求
項1ないし3のいずれかに記載の発明において、フォー
ク部材の開口部に嵌入するストッパ下端部に凹部を設け
たものである。
【0014】この構成によって、フォーク部材のパイプ
成形後の接合部のパイプ内に残った溶接バリの突起が邪
魔となって、ストッパの嵌入を妨げることがなく、且つ
パイプ内に万一水が浸入していてもフォーク台車の横行
作動によって、水抜き穴の役目を果すこととなり排水で
き防錆効果が得られる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて詳細に説明する。図1は駐車塔1の任意の駐車階
層を示す平面図であり、図2はフォーク昇降台2とフォ
ーク台車3の動きを示す要部斜視図である。4はエレベ
ータの昇降路、5は駐車空間、6は昇降路側の前後一対
に設けられた固定レール、7は駐車空間5の前後一対に
設けられた固定レールである。なお、図2の破線は、自
動車を示す。
【0016】エレベータの昇降台2はフォークF1を支
持する支持フレーム21の両端部にアーム22を介して
昇降杆23が設けられていて、その昇降杆23は上端が
チェーン9で懸吊され、ガイドレール8に案内されなが
ら図示しない駆動装置によって昇降される。なお、固定
レール6と7の間はフォーク昇降台2のアーム22が通
過する部分に、固定レール6、7を斜めに切断する間欠
部Kを有するがこの間欠部Kの巾寸法はフォーク台車3
の車輪34の直径より十分小さくとってあり、スムース
に通過することができる。
【0017】図1、図2に示したようにフォーク台車3
のフォーク部材32は角パイプで作られ、左右のフォー
ク支持フレーム31に組み込まれている。そして、フォ
ーク部材32の外端の開口部にストッパ10が嵌入され
ている。
【0018】図3ないし図5にその要部が拡大して示さ
れたように、このストッパ10はフォーク部材32の上
方に突出させてあり、これは自動車の車輪が横滑りして
脱落するのを防止する車輪止め34となる。
【0019】このストッパ10は適度の弾性を有するの
で車輪の横滑りで押されてもフォーク部材32から外れ
ることはないが、フォーク部材32の開口部寸法にバラ
ツキがあった場合を想定して、安全のためフォーク部材
32の任意個所に開口穴33を設けこの開口穴33を通
してタッピングスクリュー11でストッパ10を係止す
るようにしてもよい(図4、図5参照)。
【0020】またストッパ10のフォーク32の開口部
に嵌入する嵌入部102の下端部には、凹部103が設
けられている。この凹部103はフォーク部材32の角
パイプ成形後の溶接によって生じたバリ突起を避けるた
めの逃げの役目とフォーク部材32の内部に浸入した水
を排出する水抜き穴として機能する。すなわち、フォー
ク台車の横行時の情性によって、内部の水が排出される
のである。
【0021】つぎに自動車の入出庫動作について説明す
る。入出庫階でフォーク昇降台2に乗り入れた自動車
は、その車輪がフォーク部材24に支持され所定の駐車
階層の固定レール6、7より若干上方位置で停止する。
そこで駐車空間5の固定レール7上に待機していたフォ
ーク台車3が、昇降路4側の固定レール6の中央部へ異
動し停止する。次にエレベータを駆動しフォーク昇降台
2を下方に降下させさせると自動車は自動的にフォーク
台車3に載せ変えられるからフォーク台車3を元の駐車
空間5に横行異動させて入庫完了となる。
【0022】出庫の場合は、上記と逆の動作となるが、
駐車階層が入出庫階層より下方にある位置から出庫する
場合は、フォーク昇降台2を、出庫する駐車階層より自
動車を載せたフォーク台車3が昇降路4まで横行できる
程度の下方位置まで降下させたあと、駐車階層にあるフ
ォーク台車3を昇降路4に移動してからフォーク昇降台
2を上昇させると自動車はフォーク台車3からフォーク
昇降台2に載せ変えられるのでそのまま入出庫階層まで
上昇させれば良い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によればフ
ォーク台車のフォーク部材を中空のパイプ材とし車輪止
め用のストッパを合成樹脂製としたことにより、軽量で
機械加工が不要となり、しかもストッパ自体は射出成形
による一体加工で量産可能である。またストッパはフォ
ーク開口部に嵌入するだけでよいから極めて低コストで
軽量のフォーク台車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す駐車装置の任意の駐
車階層の平面図である。
【図2】同フォーク昇降台とフォーク台車の移送状態を
示す要部の斜視図である。
【図3】同フォーク台車の要部を示す正面図である。
【図4】図3におけるA部拡大斜視図である。
【図5】図4の分解図である。
【図6】従来例のフォーク台車の平面図である。
【図7】他の従来例のフォーク台車の要部正面図であ
る。
【符号の説明】
1 駐車塔 2 フォーク昇降台 21 支持フレーム 22 アーム 23 昇降杆 24 フォーク部材 3 フォーク台車 31 フォーク支持フレーム 32 フォーク部材 33 開口穴 34 車輪 4 昇降路 5 駐車空間 6 固定レール(昇降路側) 7 固定レール(駐車空間側) 8 ガイドレール 9 チェーン 10 ストッパ 101 車輪止め部 102 嵌入部 103 凹部 11 タッピングスクリュー K 間欠部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのフォーク昇降台と、そのフオ
    ーク昇降台を上下方向に通過して自動車の受渡しが可能
    なフォーク台車をエレベータ昇降路からその側方駐車空
    間に移送して駐車格納する形式の機械式立体駐車装置の
    フォーク台車において、 フォーク台車のフォーク部材は中空のパイプ材で構成さ
    れ、 フォーク部材の外端の開口部に嵌入され、且つフォーク
    部材の上方に突出部を有するストッパが設けられ、自動
    車の横滑りによる脱輪を防止することを特徴とする機械
    式立体駐車装置のフォーク台車。
  2. 【請求項2】ストッパは一体成形された合成樹脂からな
    る請求項1に記載の機械式立体駐車装置のフォーク台
    車。
  3. 【請求項3】フォーク部材の少なくとも1か所に開口穴
    を有し、その開口穴を通してタッピングスクリューでス
    トッパを係止した請求項1または2に記載の機械式立体
    駐車装置のフォーク台車。
  4. 【請求項4】フォーク部材の開口部に嵌入するストッパ
    の嵌入部下端部に凹部が設けられた請求項1ないし3の
    いずれかに記載の機械式立体駐車装置のフォーク台車。
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