JPH0735034Y2 - 立体格納装置 - Google Patents

立体格納装置

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JPH0735034Y2
JPH0735034Y2 JP2059891U JP2059891U JPH0735034Y2 JP H0735034 Y2 JPH0735034 Y2 JP H0735034Y2 JP 2059891 U JP2059891 U JP 2059891U JP 2059891 U JP2059891 U JP 2059891U JP H0735034 Y2 JPH0735034 Y2 JP H0735034Y2
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JP
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pallet
guide wheel
sprocket
floor
wheel
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Inventor
秀夫 金子
征三 貴夛
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ヒューマン・エステート株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車、コンテナー、船
体、各種荷物等を格納する立体格納装置、特に床に立設
された左右の支柱、前記支柱間に配置され該支柱に昇降
可能に連結された荷物載置用パレット、前記パレットを
昇降させる駆動装置及び前記パレットの左右傾斜を防止
する装置を備えた立体格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の立体格納装置は、代表例として
図14に示す立体駐車装置を例にとると、次のように構
成されている。図14に示す立体駐車装置は、床F上に
立設した左右の支柱1、1と、これら支柱間に配置され
た駐車用パレット2を含んでいる。パレット2は、四角
形本体部21と、本体部21の前端に着脱不能に固定連
設された正面進入部22と、本体部21の前端部左右端
に着脱不能に固定連設された側面進入部23、23と、
該正面進入部の左右端及び側面進入部の前端の間に着脱
不能に固定連設された角面進入部24、24とを備えて
いる。正面進入部22は本体部21から前へ下り傾斜し
ており、側面進入部23は本体部21から側方へ下り傾
斜している。角面進入部24は本体部21から前方及び
側方へ下り傾斜している。
【0003】パレット2の後端には車体に接触しない高
さで車輪止めSが設けてある。パレット2の中程、両側
部には左右一対のブロック3、3が立設してあり、該ブ
ロックの若干後方、両側部には左右一対のブロック4、
4が立設してある。ブロック4はブロック3より背が高
い。左側のブロック3の上端部には昇降輪31が回転自
在に支持されており、左側のブロック4の上端部には昇
降輪41が回転自在に支持されている。
【0004】図示されていないが、右側のブロック3、
4にも同様に昇降輪31、41が設けてある。各昇降輪
31は支柱1の前側のH形柱11の内側面12に面し、
これに当接している。各昇降輪41は後側のH形柱13
の内側面14に面し、これに当接している。
【0005】かくして左右の各昇降輪31、41は前後
から支柱1を抱いた格好となり、支柱に対しパレット2
を所定の姿勢に維持するとともに、支柱1に当接転動し
てパレット2と共に昇降できる。また、この駐車装置
は、パレット昇降駆動装置5を備えている。装置5は、
図14及び図15に示すように、左ブロック3の直ぐ後
方で、パレット側部に回転自在に支持された案内スプロ
ケット51と、右ブロック3の直ぐ後方で、パレット側
部に回転自在に支持された案内スプロケット52と、チ
エーン53を含む。チエーン53は、一端が左支柱1の
上端部に連結され、そこから下方へ降りて左側案内スプ
ロケット51の下をまわり、パレット2の上面下を通っ
て右側案内スプロケット52の下をまわり、上へ昇って
いる。そして、右支柱1上端部の駆動スプロケット54
の上をまわって下方へ降り、おもり55に設けたスプロ
ケット551を吊り下げて右支柱に連結されている。駆
動スプロケット54は支柱上のブレーキ付きモータ56
により正転逆転される。
【0006】パレット2はこの駆動装置5により昇降す
る。すなわち、図14及び図15に実線で示すようにパ
レット2が下降位置におかれているとき、このパレット
上に自動車を進入させて載置し、しかるのち、モータ5
6にてスプロケット54を正転させると、チエーン53
のうちパレット2を吊っている部分が引き上げられ、パ
レット2が上昇し、これと反対におもり55が下降す
る。上昇したパレット2の下には別の自動車を駐車させ
ることができる。
【0007】駆動スプロケット54を逆転させると、チ
エーン53が降ろされ、それにともなってパレット2が
下降し、これと反対におもり55が上昇する。また、こ
の立体駐車装置には、パレットを左右傾斜を防止する装
置6が設けられている。この装置6は、図14、図16
及び図17に示すように、パレット2の左側部に前後に
支持された案内スプロケット61、62、パレット右側
部にスプロケット61に対応して支持されたスプロケッ
ト63、パレット右側部にスプロケット62に対応して
支持されたスプロケット64を含んでいるとともに、こ
れらスプロケットに巻き掛けられたチェーン65、66
を含んでいる。
【0008】チェーン65は、一端が左支柱1の上端部
に連結され、そこから左スプロケット61の下をまわ
り、パレット上面の下を通って右スプロケット63の上
をまわって下り、右支柱の基部1a(図17参照)に連
結されている。同様に、チェーン66は、一端が右支柱
1の上端部に連結され、そこから右スプロケット64の
下をまわり、パレット上面の下を通って左スプロケット
62の上をまわって下り、左支柱の基部に連結されてい
る。
【0009】従って、パレット2の左が下降するように
傾斜しかかると、チェーン65に支持されて、その傾斜
が防止され、右が下降するように傾斜しかかると、チェ
ーン66に支持されて、その傾斜が防止される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかし前記従来装置に
よると、パレット傾斜防止装置6におけるワイヤ65、
66のそれぞれは、パレットの一側部の案内輪の下をま
わってパレット上面の下を通り、パレット他側部の案内
輪の上をまわって支柱基部1aへ導かれているので、ワ
イヤがパレットを摺擦しないようにするためにワイヤを
支柱基部1aへ導く案内輪62、63をパレット本体に
対しあまり高い位置に設置できない。しかも、図17に
示すように、ワイヤを支柱基部1aに連結するための基
部1a上の連結具fと案内輪62、63との衝突を防止
しなければならない。
【0011】そのため、パレット2を床F上に安定して
接するまで下降させることができず、図18に示すよう
に、パレット前端のみが接地する不自然な姿勢をとらざ
るを得ない。そしてパレット2の後部は宙に浮いたまま
の揺れ易い不安定な状態となり、それだけ自動車等の出
し入れが難しくなり、また、自動車等の出し入れに際し
パレットが揺れることで、装置破壊も生じ易いという問
題がある。
【0012】この問題を解決する手段として、パレット
下面に厚みのある接地用部材を別途設けることも考えら
れるが、それではパレット重量が増加する。また、床面
上にパレット支持体のようなものを別途設けておくこと
も考えられるが、それではパレット上昇時、パレットの
下へ別の自動車等を出し入れし難くなる。そこで本考案
は、床に立設された左右の支柱、前記支柱間に配置され
該支柱に昇降可能に連結された荷物載置用パレット、前
記パレットを昇降させる駆動装置及び前記パレットの左
右傾斜を防止する装置を備えた立体格納装置であって、
パレット下面に接地用部材を設けたり、床面上にパレッ
ト支持体を設ける必要なくして、パレットをその下降位
置で宙に浮かないように床面に十分、安定接触させるこ
とができる立体格納装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的に従
い、床に立設された左右の支柱、前記支柱間に配置され
該支柱に昇降可能に連結された荷物載置用パレット、前
記パレットを昇降させる駆動装置及び前記パレットの左
右傾斜を防止する装置を備えた立体格納装置において、
前記左右傾斜防止装置が、前記パレットの左側部に前後
して支持された第1案内輪及び上下1組の第2案内輪
と、前記パレットの右側部に前記第1案内輪に対応する
配置で支持された上下1組の第3案内輪と、前記パレッ
トの右側部に前記第2案内輪に対応する配置で支持され
た第4案内輪と、一端が前記左側の支柱上部に連結さ
れ、そこから前記第1案内輪の下をまわり、前記パレッ
トの上面下を通り、前記第3案内輪のうち下側の案内輪
の下から上側案内輪の上をまわって他端が前記床又は床
上の固定部材に連結された第1の可撓性の吊下げ用長尺
部材と、一端が前記右側の支柱上部に連結され、そこか
ら前記第4案内輪の下をまわり、前記パレットの上面下
を通り、前記第2案内輪のうち下側の案内輪の下から上
側案内輪の上をまわって他端が前記床又は床上の固定部
材に連結された第2の可撓性の吊下げ用長尺部材とを備
えていることを特徴とする立体格納装置を提供するもの
である。
【0014】前記パレット吊下げ用長尺部材としては、
ワイヤ、ロープ、チエーン等、種々のものが考えられ、
長尺部材の案内輪も、長尺部材の種類に応じて、滑車、
チエーンスプロケット等、任意に決定できる。
【0015】
【作用】本考案によると、パレットが左側に傾斜しかか
ると、パレット傾斜防止装置における第1案内輪が第1
長尺部材に下から支持されていることにより、その傾斜
が防止され、パレットが右側へ傾斜しかかると、第4案
内輪が第2長尺部材に下から支持されていることによ
り、その傾斜が防止される。また、第1及び第2の長尺
部材は、第2及び第3案内輪を構成する上下一組の案内
輪のうち上側案内輪の上をまわって下へ降り、床又は床
上の固定部材に連結されるので、該上側案内輪と床又は
床上の固定部材における長尺部材連結具との距離を十分
とることができ、これら案内輪と連結具の相互衝突の恐
れなく、パレットを床面上に接触降置して安定させるこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を二柱式の立体駐車装
置を例にとって図面を参照して説明する。図1は本考案
の一実施例を示す斜視図である。この実施例駐車装置
は、以下に列挙する部分を除いて、図14に示す従来立
体駐車装置と同構成作用のものである。この駐車装置に
おいて、図14に示す従来駐車装置における部品と同じ
部品には図14に使用されている参照符号と同じ符号が
付されている。この立体駐車装置も左右の支柱1、1を
備え、該支柱間に駐車用パレット20が配置してあり、
パレット20はこれら支柱に沿って昇降できる。パレッ
トの各側部には前後するブロック3、4が立設されてお
り、それらに昇降輪31、41が回転自在に取り付けて
ある。これら昇降輪が支柱1に当接し転動昇降すること
により、パレット20も昇降できる。パレット20の昇
降は従来装置同様、パレット昇降駆動装置5によって行
われる。
【0017】この実施例装置が図14の従来装置と異な
る点は次のとおりである。 従来装置のパレット2に替えてパレット20を採用
してある(図1〜図3参照)。 パレット後部に車輪検知装置70が設けてある。
(図1、図4及び図5参照)。 従来装置におけるパレット傾斜防止装置に替えて新
規な傾斜防止装置8を設けてある(図1、図6及び図7
参照)。 新たにパレット降下防止装置9が備わっている(図
8〜図10参照)。 新たにパレット落下防止装置90が備わっている
(図11〜図13参照)。
【0018】次に以上の異なる点につき順次説明する。 駐車用パレット20(図1〜図3参照)。 パレット20は支柱1、1間に配置される四角形の本体
部210と、該本体部の前端に着脱不能に固定連設され
た正面進入部220と、本体部の前端部の左右端から正
面進入部の左右端にわたって着脱可能に連設された側面
進入部230、230及び角面進入部240、240と
を備えている。なお、角面進入部240は側面進入部2
30に固定連設してある。本体部210の後端には車輪
止めSが立設してある。
【0019】正面進入部220は本体部210の上面に
連なる位置から前方へ下り傾斜している。各側面進入部
230は本体部210の上面に連なる位置から外側方へ
下り傾斜している。各角面進入部240は本体部の上面
に連なる位置から前方及び外側方へそれぞれ下り傾斜し
ており、その上面は正面進入部220及び側面進入部2
30の上面と連なっている。
【0020】これら正面進入部220、各側面進入部2
30及び各角面進入部240の下端縁は同じ高さ位置に
揃えられ、且つ、本体部210がパレットの下降位置に
おいて床Fに接触するとき、同様に該床F面に接触でき
るように設定されている。各側面進入部230は三箇所
で本体部210に取り外し可能に連結されている。各連
結箇所の機構は図2のX−X線に沿う断面図である図3
に示すとおりである。すわなち、本体部210の側縁に
沿って設けた角パイプ24に剛性筒体25を固定してお
き、一方、側面進入部230の上端縁に沿って設けた角
パイプ26に剛性筒体27を固定しておく。そして角パ
イプ24、26の大きさ及びこれらパイプへの筒体2
5、27の取り付け位置は、図3に示すように、本体部
210の上面に側面進入部230の上面が連続するよう
に配置したときに各パイプ24と26が互いに突き合わ
され、且つ、筒体25、27が相互に連続するように突
き合わされるように決定されている。かくして筒体2
5、27の中にボルト28が挿通され、ナット29で締
めつけられることにより側面進入部230が本体部21
0に連結される。ボルトナット28、29で締めつける
際、剛性ある筒体25、27が互いに突き合わされる格
好になるので、角パイプ24、26が変形損傷する恐れ
はない。
【0021】各角面進入部240は、図2に示すよう
に、正面進入部220の側縁に沿って設けた角パイプ2
4aとそれに設けた図示しない剛性筒体、及び角面進入
部240の内側縁に沿って設けた角パイプ26aとそれ
に設けた図示しない剛性筒体が利用され、正面進入部2
20にボルトナット28、29で連結される。パレット
20は傾斜した進入部220、230、240を有する
ので、パレットに対する自動車の出し入れが容易であ
る。また、このパレット20によると、その側面進入部
230、230及び角面進入部240、240を本体部
210から取り外して幅を小さくした状態で、それらを
容易にトラック等で運搬することができ、駐車装置の据
付現場でそれら側面及び角面進入部を本体部210に再
び取り付けてパレット20を完成させることができる。 車輪検知装置70(図1、図4及び図5参照)。
【0022】この車輪検知装置は車輪検知スイッチ71
と板バネ73とを備えている。スイッチ71はそのスイ
ッチ起動部72の押し下げにより起動されるタイプのも
のである。スイッチ71はパレット後部の所定車輪停止
位置、すなわちパレット20に進入してくる進入側の車
輪Wがパレット後端の車輪止めSに軽く接触する位置
か、その直前の位置でパレット上板29の下面に固定し
てある。スイッチ起動部72はパレット上板29に設け
た小孔291からパレット上面へ突出している。板バネ
73はその前後方向寸法が起動部72及び小孔291よ
りも十分に大きく、幅方向寸法が車輪Wの幅よりも十分
大きい。この板バネはその前端部731がパレット上面
に固定されており、その主たる部分732は側方から見
るとドーム状に湾曲していてスイッチ起動部72及び小
孔291を完全に覆っている。
【0023】この装置70によると、下降位置に置かれ
たパレット20上へ自動車を進入させると、進入側の車
輪Wがパレット後部の所定車輪停止位置で板バネ73に
触れてこれを押圧し、押圧された板バネ73がその下の
スイッチ起動部72を押し下げてスイッチ71を起動さ
せる。このスイッチ71は図示しない報知手段(ブザ
ー、ランプ等)に接続されており、スイッチ起動部の押
し下げにより該報知手段を作動させる。かくして自動車
がパレット上の安全な正しい位置に配置されたことが簡
単確実に分かる。また、パレット上から自動車が出て行
くに従って車輪Wが板バネ73から外れると、板バネ7
3及びスイッチ起動部72は当初の状態に復帰する。
【0024】この装置70はスイッチ71と板バネ73
を主体とするだけであるから極めて安価に且つ簡単に提
供することができる。また、板バネ73はスイッチ起動
部72よりも十分大きい寸法であり、且つ、車輪Wの幅
よりも十分広幅であるから、板ばね73のうちスイッチ
起動部72を覆っている部分のいずれかの位置へ車輪W
が進入してきても板ばね73はその全体が撓み、それに
よってスイッチ起動部72は確実に押し下げられ、スイ
ッチ71が起動される。また、通常、パレットのような
金属板に孔を開けると、そこから錆びが発生し易いとい
う問題があるが、スイッチ起動部72を突出させるため
の孔291は極めて小さい孔で足りるから、前記錆びの
発生は最小限に止められる。
【0025】なお、スイッチ71の位置は、パレット後
部に限定されるものではない。 パレット左右傾斜防止装置8(図1、図6及び図7
参照)。 この装置8は、パレット20の左側部に前後して支持さ
れた第1案内スプロケット81及び第2案内スプロケッ
ト82と、パレット20の右側部に支持された第3案内
スプロケット83及び第4案内スプロケット84を備え
ている。これらスプロケットは図6には図示しないアー
ム手段を介してパレット20に回転自在に支持されてい
る。
【0026】第2案内スプロケット82は上下一組のス
プロケット821、822からなり、右側の第4スプロ
ケット84に対応する位置にある。上側のスプロケット
821は下側のスプロケット822より若干外側方に配
置されている。右側の第3スプロケット83も上下一組
のスプロケット831、832からなり、これらスプロ
ケットは左側の第1スプロケット81に対応する位置に
ある。上側のスプロケット831は下側のスプロケット
832より若干外側方に配置されている。
【0027】この装置8はさらにチエーン85及び86
を含んでいる。チエーン85はその一端が左支柱1の上
端部に連結され、そこから下へ降りて第1スプロケット
81の下を回り、パレット20の中を通って第3スプロ
ケット83のうち下側のスプロケット832の下から上
側スプロケット831の上を回って右支柱1の基部1a
上の連結具f(図7参照)に連結されている。
【0028】同様に、もう一本のチエーン86はその上
端が右支柱1の上端部に連結され、そこから下へ降りて
第4スプロケット84の下を回り、パレット20の中を
通って第2スプロケット82の下側のスプロケット82
2の下を回ったのち上側のスプロケット821の上を回
って左支柱1の基部上の連結具fに連結されている。こ
の左右傾斜防止装置8によると、パレット20が左側に
傾斜しかかると、第1スプロケット81がチエーン85
に下から支持されていることにより、その傾斜が防止さ
れる。また、パレット20が右側へ傾斜しかかると、第
4スプロケット84がチエーン86に下から支持されて
いることによりその傾斜が防止される。
【0029】また、この装置8によると、チエーン85
の下端及びチエーン86の下端はそれぞれ上下一組のス
プロケットのうちの上側のスプロケットの上を回ったの
ち支柱基部1a上の連結具fに連結されているので、該
上側のスプロケット831、821と連結具fとの距離
を十分とることができ、これら両者の衝突の恐れなくパ
レット20を床F面に接触降置して安定させ、自動車を
安全にパレットに対し出し入れすることができる。 パレット降下防止装置9(図8〜図10参照)。
【0030】この装置9は図1には示されていないが、
その詳細は図8〜図10に示してある。図8は図1にお
ける矢印A方向から見た装置9の側面図である。図9は
パレット中央部から眺めた装置9の一部の図である。図
10は動作説明図である。この装置9はパレット20の
左側部に立設した前側ブロック3に関連して設けられて
おり、支柱1の上端部に突設したアーム911に連結具
912で左右に揺動自在に取り付けた揺動リング91
と、該リングに対応させてブロック3の外側面に突設し
たリング係合部92と、該リング係合部に設けたリング
押出し板93と、リング91の駆動装置94を含んでい
る。
【0031】駆動装置94は左支柱1の上端部に固定し
たソレノイド940と、その可動軸に回動可能に連結さ
れたアーム941とを備えており、アーム941の下端
はリング91の背面に設けた部材942に回動可能に連
結されている。ソレノイド940がオフの状態では図8
に実線で示すように、リング91が略真っ直ぐ垂れ下が
っているが、ソレノイド940をオンさせるとアーム9
41が上方へ引き上げられ、それにともなってリング9
1が図8上左方へ揺動し、二点鎖線で示す位置をとり、
ブロック上のリング係合部92の昇降路から外れた位置
に置かれる。
【0032】パレット20がその下降位置から上昇して
くるときには、ソレノイド940はオフの状態とされ、
リング91は垂れ下がっており、且つ、左右に自由に揺
動できる状態に置かれている。パレット20が上昇して
来るに従って、図10に示すように、リング係合部92
上の押出し板93がリング91を外側方へ一旦押し出
し、さらにパレット20が上昇し、その上昇限に達する
直前に押出し板93による押し出しからリング91が解
放され、その自重で右の方へ揺動してリング係合部92
に揺動外嵌する。その状態が図8に実線で示す状態であ
る。
【0033】このようにリング91がリング係合部92
に外嵌するため、昇降駆動装置5においてブレーキ付き
モータ56が故障してそのブレーキ力が消失したり、そ
のブレーキの効き目が弱くなったりして、チェーン53
が緩み、パレット20が下降しようとしても、リング係
合部92がリング91に引っ掛かってパレット20の下
降は防止され、安全である。
【0034】パレット20をその上昇位置から下降させ
るときには、駆動装置94におけるソレノイド940を
オンさせ、それによってリング91を図8において左方
へ揺動させ、リング係合部92から外し、パレット20
の下降を許せばよい。なお、左支柱1上のリング91の
位置、ブロック3上のリング係合部92の位置、該リン
グ係合部上の押出し板93の位置及びその形状は、前記
動作が円滑に行われるように選択決定されている。 パレット落下防止装置90(図11〜図13)。
【0035】落下防止装置90は図1には示されていな
いが、その詳細は図11〜図13に示している。図11
は図1において矢印B方向から見た状態の装置90の斜
視図である。図12は図1の矢印B方向から見て一部を
断面で示す図である。図13はパレット中央部から見た
図である。
【0036】この装置90はパレット20の左側部に立
設した前側ブロック3及びパレット昇降駆動装置5のチ
エーン53に関連して設けられている。この装置はブロ
ック3に左右方向に揺動可能に連結したアーム95、こ
のアーム95に部材951を介して設けた当接歯車9
6、アーム95と連動するように該アームに一体に設け
た爪部材97、及び該爪部材が係合するストッパ98を
含んでいる。
【0037】ストッパ98は爪部材97の昇降路に対応
して支柱1の前側H形柱11に上下方向に長く設けられ
ており、爪部材97に対面する部分には爪部材係合穴9
9が上下方向に等間隔で複数設けてある。揺動アーム9
5はコイルバネ100により常時チエーン53側に付勢
されており、それによって当接歯車96が常時チエーン
53に当接歯合している。チエーン53が正常な状態で
一定の張力下に置かれているときには、当接歯車96は
該チエーンの正規位置を越えて外側へ揺動することはな
い。また、このような正常な状態では爪部材97はスト
ッパ98から十分に離れている。その状態は図11に示
すとおりである。
【0038】今、チエーン53が切れると、チエーンの
張力が失われ、その結果、バネ100のバネ力のもとに
当接歯車96がチエーン53の正規位置を越えて外方へ
揺動し、これにともなって爪部材97がストッパ98の
爪部材係合穴99に直ちに係合する。かくしてチエーン
53が切れても爪部材97がストッパ98に直ちに係合
することによりパレット20の落下が防止され、安全で
ある。
【0039】
【考案の効果】以上説明したように本考案によると、床
に立設された左右の支柱、前記支柱間に配置され該支柱
に昇降可能に連結された荷物載置用パレット、前記パレ
ットを昇降させる駆動装置及び前記パレットの左右傾斜
を防止する装置を備えた立体格納装置であって、パレッ
ト下面に接地用部材を設けたり、床面上にパレット支持
体を設ける必要なくして、パレットをその下降位置で宙
に浮かないように床面に十分、安定接触させることがで
きる立体格納装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体斜視図である。
【図2】駐車用パレットの前半部分の左半部の平面図で
ある。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】車輪検知装置部分の断面図である。
【図5】車輪検知装置部分の平面図である。
【図6】パレット左右傾斜防止装置の構成図である。
【図7】パレット傾斜防止装置の右側部分の一部を示す
図である。
【図8】パレット降下防止装置を図1の矢印A方向から
見た図である。
【図9】図8に示す揺動リング及びその駆動装置部分を
パレット中央部から見た図である。
【図10】図8に示す降下防止装置の動作説明図であ
る。
【図11】パレット落下防止装置を図1における矢印B
方向から見た斜視図である。
【図12】パレット落下防止装置を一部を切り欠いてパ
レット後部側から見た図である。
【図13】パレット落下防止装置をパレット中央部から
見た図である。
【図14】従来例の全体斜視図である。
【図15】図14に示す従来例におけるパレット昇降駆
動装置の説明図である。
【図16】図14に示す従来例のパレット左右傾斜防止
装置の説明図である。
【図17】図16に示す傾斜防止装置の右側部分の一部
の図である。
【図18】図14に示す従来例におけるパレットの接地
状態説明図である。
【符号の説明】
1 支柱 20 駐車用パレット 3 前ブロック 31 昇降輪 4 後ブロック 41 昇降輪 5 パレット昇降駆動装置 51 パレット左側部のスプロケット 52 パレット右側部のスプロケット 53 チエーン 210 四角形本体部 220 正面進入部 230 側面進入部 240 角面進入部 70 車輪検知装置 71 車輪検知スイッチ 72 スイッチ起動部 73 板バネ 29 パレット上板 W 車輪 8 パレット左右傾斜防止装置 81 第1案内スプロケット 82 第2案内スプロケット 821 上側スプロケット 822 下側スプロケット 83 第3案内スプロケット 831 上側スプロケット 832 下側スプロケット 84 第4案内スプロケット 85、86 チエーン f 連結具 1a 支柱基部 9 パレット降下防止装置 91 揺動リング 92 リング係合部 93 リング押出し板 94 リング駆動装置 940 ソレノイド 90 パレット落下防止装置 95 揺動アーム 96 当接歯車 97 爪部材 98 ストッパ 99 爪部材係合穴 100 コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に立設された左右の支柱、前記支柱間
    に配置され該支柱に昇降可能に連結された荷物載置用パ
    レット、前記パレットを昇降させる駆動装置及び前記パ
    レットの左右傾斜を防止する装置を備えた立体格納装置
    において、前記左右傾斜防止装置が、前記パレットの左
    側部に前後して支持された第1案内輪及び上下1組の第
    2案内輪と、前記パレットの右側部に前記第1案内輪に
    対応する配置で支持された上下1組の第3案内輪と、前
    記パレットの右側部に前記第2案内輪に対応する配置で
    支持された第4案内輪と、一端が前記左側の支柱上部に
    連結され、そこから前記第1案内輪の下をまわり、前記
    パレットの上面下を通り、前記第3案内輪のうち下側の
    案内輪の下から上側案内輪の上をまわって他端が前記床
    又は床上の固定部材に連結された第1の可撓性の吊下げ
    用長尺部材と、一端が前記右側の支柱上部に連結され、
    そこから前記第4案内輪の下をまわり、前記パレットの
    上面下を通り、前記第2案内輪のうち下側の案内輪の下
    から上側案内輪の上をまわって他端が前記床又は床上の
    固定部材に連結された第2の可撓性の吊下げ用長尺部材
    とを備えていることを特徴とする立体格納装置。
JP2059891U 1991-04-01 1991-04-01 立体格納装置 Expired - Lifetime JPH0735034Y2 (ja)

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