JPH0630725Y2 - パッカー車転倒防止装置 - Google Patents
パッカー車転倒防止装置Info
- Publication number
- JPH0630725Y2 JPH0630725Y2 JP4900189U JP4900189U JPH0630725Y2 JP H0630725 Y2 JPH0630725 Y2 JP H0630725Y2 JP 4900189 U JP4900189 U JP 4900189U JP 4900189 U JP4900189 U JP 4900189U JP H0630725 Y2 JPH0630725 Y2 JP H0630725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- packer
- vehicle
- hook
- packer vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Refuse-Collection Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ごみを収集するパッカー車が、ごみ焼却場の
ごみピットにごみを投棄する際、重心移動によってパッ
カー車がごみピット内に転倒するのを防止するようにし
た、パッカー車転倒防止装置に関するものである。
ごみピットにごみを投棄する際、重心移動によってパッ
カー車がごみピット内に転倒するのを防止するようにし
た、パッカー車転倒防止装置に関するものである。
[従来の技術] ごみを収集するパッカー車が、ごみ焼却場のごみピット
にごみを投棄する際、重心移動によってパッカー車がご
みピット内に転倒してしまう恐れがある。
にごみを投棄する際、重心移動によってパッカー車がご
みピット内に転倒してしまう恐れがある。
このようなパッカー車の転倒を防止するため、従来使用
されている装置の一例を第4図によって説明すると、ご
みピット1の縁部には車止め2が設置してあって、収集
したごみをごみピット1内に投棄しようとするパッカー
車3がバックしてごみピット1に接近し、後輪4を車止
め2に当接して停車するようにされている。
されている装置の一例を第4図によって説明すると、ご
みピット1の縁部には車止め2が設置してあって、収集
したごみをごみピット1内に投棄しようとするパッカー
車3がバックしてごみピット1に接近し、後輪4を車止
め2に当接して停車するようにされている。
後輪4を車止め2に当接して停車したパッカー車3の前
部5が位置する付近の地面6の表面にはチェーン止め7
が固着してあって、チェーン8の一端が取付けられてい
る。そしてパッカー車3がバックして後輪4を車止め2
に当接して停車すると、パッカー車3がごみピット1に
ごみを投棄する前に、パッカー車3の前部5床下に取付
けてあるフック9にチェーン8の他端を引掛け、パッカ
ー車3の前部5が上方へ転回しないようにした後、パッ
カー車3の収集したごみをごみピット1に投棄してい
る。
部5が位置する付近の地面6の表面にはチェーン止め7
が固着してあって、チェーン8の一端が取付けられてい
る。そしてパッカー車3がバックして後輪4を車止め2
に当接して停車すると、パッカー車3がごみピット1に
ごみを投棄する前に、パッカー車3の前部5床下に取付
けてあるフック9にチェーン8の他端を引掛け、パッカ
ー車3の前部5が上方へ転回しないようにした後、パッ
カー車3の収集したごみをごみピット1に投棄してい
る。
[考案が解決しようとする課題] パッカー車3が後輪4を車止め2に当接して停車したと
き、パッカー車3の前部5は車種によってその位置が異
なるため、フック9に引掛けたチェーン8がたるみを生
じないで緊張状態を保つようにするためには、長さの異
なる複数のチェーン8のそれぞれの一端をチェーン止め
7に取付けておかなければならず、フック9にチェーン
8の他端を引掛ける際、適する長さのチェーン8を選定
するのが煩雑であった。
き、パッカー車3の前部5は車種によってその位置が異
なるため、フック9に引掛けたチェーン8がたるみを生
じないで緊張状態を保つようにするためには、長さの異
なる複数のチェーン8のそれぞれの一端をチェーン止め
7に取付けておかなければならず、フック9にチェーン
8の他端を引掛ける際、適する長さのチェーン8を選定
するのが煩雑であった。
この煩雑さを避けるため、チェーン止め7に一端を取付
けるチェーン8を1つにすると、停車した時の前部5の
位置がチェーン止め7から離れてしまうパッカー車3の
フック9にもチェーン8の他端を引掛けることができる
ようにするため、チェーン8は余裕を持った長さにする
必要がある。
けるチェーン8を1つにすると、停車した時の前部5の
位置がチェーン止め7から離れてしまうパッカー車3の
フック9にもチェーン8の他端を引掛けることができる
ようにするため、チェーン8は余裕を持った長さにする
必要がある。
このようにチェーン8の長さに余裕を持たせると、第4
図に示すようにパッカー車3の前部5が浮き上って、チ
ェーン8はチェーン止め7から斜め上方に張り渡された
状態となり、チェーン8に衝撃力が発生して危険であ
り、チェーン8上に人がいた場合には事故の恐れがあ
り、他の車両の通行に支障をきたし、またチェーン8が
長いため、その収納や取り出しが面倒であった。
図に示すようにパッカー車3の前部5が浮き上って、チ
ェーン8はチェーン止め7から斜め上方に張り渡された
状態となり、チェーン8に衝撃力が発生して危険であ
り、チェーン8上に人がいた場合には事故の恐れがあ
り、他の車両の通行に支障をきたし、またチェーン8が
長いため、その収納や取り出しが面倒であった。
本考案はチェーン長さに余裕も持たせることなくチェー
ン止めとフックとの間に鉛直に張り渡すようにした、パ
ッカー車前部の浮上りや、チェーンが邪魔になることが
起らないようにしたパッカー車転倒防止装置を提供する
ことを目的とするものである。
ン止めとフックとの間に鉛直に張り渡すようにした、パ
ッカー車前部の浮上りや、チェーンが邪魔になることが
起らないようにしたパッカー車転倒防止装置を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のパッカー車転倒防止装置は、パッカー車の後輪
が当接する車止めと、該車止めに後輪を当接させたパッ
カー車の前部が位置する付近の地面に固着され前記パッ
カー車の前後方向のガイドを有する固定部材と、該固定
部材に装着され前記ガイドに沿って移動可能なチェーン
止めと、前記パッカー車の前部に取付けられたフックと
前記チェーン止めとの間の垂直方向の距離にほぼ等しい
長さを有し一端が前記チェーン止めに取付けられ他端が
前記フックに引掛けられるチェーンと、を備えたことを
特徴とするものである。
が当接する車止めと、該車止めに後輪を当接させたパッ
カー車の前部が位置する付近の地面に固着され前記パッ
カー車の前後方向のガイドを有する固定部材と、該固定
部材に装着され前記ガイドに沿って移動可能なチェーン
止めと、前記パッカー車の前部に取付けられたフックと
前記チェーン止めとの間の垂直方向の距離にほぼ等しい
長さを有し一端が前記チェーン止めに取付けられ他端が
前記フックに引掛けられるチェーンと、を備えたことを
特徴とするものである。
[作用] ガイドに沿ってチェーン止めを停車したパッカー車の前
部直下に移動することにより、チェーンを鉛直状態でパ
ッカー車のフックに引掛けることができる。
部直下に移動することにより、チェーンを鉛直状態でパ
ッカー車のフックに引掛けることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1はごみピット、2はその縁部に設置
した車止め、3はパッカー車であって、収集したごみを
ごみピット1に投棄するためパッカー車3は後輪4を車
止め2に当接して停車しており、パッカー車3の前部5
の床下には、フック9が取付けられている。
した車止め、3はパッカー車であって、収集したごみを
ごみピット1に投棄するためパッカー車3は後輪4を車
止め2に当接して停車しており、パッカー車3の前部5
の床下には、フック9が取付けられている。
車止め2に後輪4を当接させて停車したパッカー車3の
前部5が位置する付近の地面6には、停車しているパッ
カー車3の前後方向に長い固定部材10が固着されてい
る。
前部5が位置する付近の地面6には、停車しているパッ
カー車3の前後方向に長い固定部材10が固着されてい
る。
固定部材10としては、第2図に示すように角パイプを使
用し、その上面には、パッカー車3の前後方向に一致す
るようにガイド溝11を設け、このガイド溝11に沿って移
動できるチェーン止め12をガイド溝11から抜け出ないよ
うに固定部材10に装着する。
用し、その上面には、パッカー車3の前後方向に一致す
るようにガイド溝11を設け、このガイド溝11に沿って移
動できるチェーン止め12をガイド溝11から抜け出ないよ
うに固定部材10に装着する。
固定部材10は第2図に示すように、ケミカルアンカー13
を用いて地面6(第1図参照)上に露出するように設置
してもよいし、あるいは第3図に示すように、地中に設
置したアンカー14を用いて地面6の下方に固着してもよ
い。この場合には、ガイド溝11の両側にアングル材15を
取付け、アングル材15の上縁が地面6に達するようにし
ておく。
を用いて地面6(第1図参照)上に露出するように設置
してもよいし、あるいは第3図に示すように、地中に設
置したアンカー14を用いて地面6の下方に固着してもよ
い。この場合には、ガイド溝11の両側にアングル材15を
取付け、アングル材15の上縁が地面6に達するようにし
ておく。
ガイド溝11に沿って移動できるチェーン止め12には、第
2図、第3図に示すように、シャックル16を介してチェ
ーン17の一端を取付ける。そしてチェーン17の長さは、
パッカー車3の前部5床下に取付けられているフック9
とチェーン止め12との間の鉛直方向の距離にほぼ等しい
長さにしておく。
2図、第3図に示すように、シャックル16を介してチェ
ーン17の一端を取付ける。そしてチェーン17の長さは、
パッカー車3の前部5床下に取付けられているフック9
とチェーン止め12との間の鉛直方向の距離にほぼ等しい
長さにしておく。
本考案の装置によってパッカー車の転倒を防止しようと
する時には、後輪4を車止め2に当接させて停車したパ
ッカー車3のフック9の直下まで、チェーン止め12をガ
イド溝11に沿って移動する。チェーン17の長さは、フッ
ク9のチェーン止め12との間の鉛直方向の距離にほぼ等
しくなっていて余裕の長さが無いため、チェーン止め12
がフック9の直下から離れた位置にあると、チェーン17
の他端はフック9に届かないが、チェーン止め12をフッ
ク9の直下まで移動することによって、チェーン17の他
端をフック9に引掛けることができ、しかもチェーン17
は殆どたるみのない状態で鉛直方向に位置するようにな
る。
する時には、後輪4を車止め2に当接させて停車したパ
ッカー車3のフック9の直下まで、チェーン止め12をガ
イド溝11に沿って移動する。チェーン17の長さは、フッ
ク9のチェーン止め12との間の鉛直方向の距離にほぼ等
しくなっていて余裕の長さが無いため、チェーン止め12
がフック9の直下から離れた位置にあると、チェーン17
の他端はフック9に届かないが、チェーン止め12をフッ
ク9の直下まで移動することによって、チェーン17の他
端をフック9に引掛けることができ、しかもチェーン17
は殆どたるみのない状態で鉛直方向に位置するようにな
る。
このためパッカー車3の前部5が浮き上ることがなく、
チェーン止め12がパッカー車3の前部5よりも前方に出
ることもない。
チェーン止め12がパッカー車3の前部5よりも前方に出
ることもない。
[考案の効果] 本考案は、チェーンに余分な長さがないのでパッカー車
の前部が浮き上ることがなく、衝撃が発生しない。
の前部が浮き上ることがなく、衝撃が発生しない。
またチェーンは鉛直に張られるので、人や車両の通行に
支障を与えることがなく、チェーンは最小限の長さにな
っているので、収納や取り出しに手間がかからない効果
がある。
支障を与えることがなく、チェーンは最小限の長さにな
っているので、収納や取り出しに手間がかからない効果
がある。
さらに既存のごみ焼却場等に簡単に設置することが設置
することができる。
することができる。
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は固定部材
の斜視図、第3図は固定部材の設置状態の他の実施例の
断面図、第4図は従来装置の側面図である。 図中、2は車止め、3はパッカー車、4は後輪、5は前
部、6は地面、9はフック、10は固定部材、11はガイド
溝、12はチェーン止め、17はチェーンを示す。
の斜視図、第3図は固定部材の設置状態の他の実施例の
断面図、第4図は従来装置の側面図である。 図中、2は車止め、3はパッカー車、4は後輪、5は前
部、6は地面、9はフック、10は固定部材、11はガイド
溝、12はチェーン止め、17はチェーンを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】パッカー車の後輪が当接する車止めと、該
車止めに後輪を当接させたパッカー車の前部が位置する
付近の地面に固着され前記パッカー車の前後方向のガイ
ドを有する固定部材と、該固定部材に装着され前記ガイ
ドに沿って移動可能なチェーン止めと、前記パッカー車
の前部に取付けられたフックと前記チェーン止めとの間
の垂直方向の距離にほぼ等しい長さを有し一端が前記チ
ェーン止めに取付けられ他端が前記フックに引掛けられ
るチェーンと、を備えたことを特徴とするパッカー車転
倒防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4900189U JPH0630725Y2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | パッカー車転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4900189U JPH0630725Y2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | パッカー車転倒防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139803U JPH02139803U (ja) | 1990-11-22 |
JPH0630725Y2 true JPH0630725Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31566314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4900189U Expired - Lifetime JPH0630725Y2 (ja) | 1989-04-26 | 1989-04-26 | パッカー車転倒防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630725Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-26 JP JP4900189U patent/JPH0630725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02139803U (ja) | 1990-11-22 |
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