JPH04116550U - 立体格納装置 - Google Patents

立体格納装置

Info

Publication number
JPH04116550U
JPH04116550U JP2059691U JP2059691U JPH04116550U JP H04116550 U JPH04116550 U JP H04116550U JP 2059691 U JP2059691 U JP 2059691U JP 2059691 U JP2059691 U JP 2059691U JP H04116550 U JPH04116550 U JP H04116550U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
ring
sprocket
swing
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2059691U
Other languages
English (en)
Inventor
秀夫 金子
征三 貴夛
Original Assignee
ヒユーマン・エステート株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒユーマン・エステート株式会社 filed Critical ヒユーマン・エステート株式会社
Priority to JP2059691U priority Critical patent/JPH04116550U/ja
Publication of JPH04116550U publication Critical patent/JPH04116550U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右の支柱間に配置した荷物載置用パレット
を該支柱に昇降可能に設けた立体格納装置において、前
記パレットの上昇位置からの不測の降下を防止する。 【構成】 支柱1の上端部に左右に揺動できるように吊
り下げた揺動リング91と、該揺動リングに対応させて
パレット20の側部に設けたリング係合部92と、パレ
ットの上昇限への上昇にともなってリング91を一旦外
方へ押し出した後、該リングがリング係合部92へ揺動
外嵌することを許すように係合部92に設けたリング押
出し板93と、係合部92に外嵌したリング91をそれ
から外すように駆動する装置94とを備えたパレット降
下防止装置90を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車、コンテナー、船体、各種荷物等を格納する立体格納装置、特 に、左右の支柱間に配置した荷物載置用パレットを該支柱に昇降可能に設けた立 体格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の立体格納装置は、代表例として図14に示す立体駐車装置を例にとる と、次のように構成されている。 図14の立体格納装置は、床F上に立設した左右の支柱1、1と、これら支柱 間に配置された駐車用パレット2を含んでいる。パレット2は、四角形本体部2 1と、本体部21の前端に着脱不能に固定連設された正面進入部22と、本体部 21の前端部左右端に着脱不能に固定連設された側面進入部23、23と、該正 面進入部の左右端及び側面進入部の前端の間に着脱不能に固定連設された角面進 入部24、24とを備えている。正面進入部22は本体部21から前へ下り傾斜 しており、側面進入部23は本体部21から側方へ下り傾斜している。角面進入 部24は本体部21から前方及び側方へ下り傾斜している。
【0003】 パレット2の後端には車体に接触しない高さで車輪止めSが設けてある。パレ ット2の中程、両側部には左右一対のブロック3、3が立設してあり、該ブロッ クの若干後方、両側部には左右一対のブロック4、4が立設してある。ブロック 4はブロック3より背が高い。左側のブロック3の上端部には昇降輪31が回転 自在に支持されており、左側のブロック4の上端部には昇降輪41が回転自在に 支持されている。
【0004】 図示されていないが、右側のブロック3、4にも同様に昇降輪31、41が設 けてある。 各昇降輪31は支柱1の前側のH形柱11の内側面12に面し、これに当接し ている。各昇降輪41は後側のH形柱13の内側面14に面し、これに当接して いる。
【0005】 かくして左右の各昇降輪31、41は前後から支柱1を抱いた格好となり、支 柱に対しパレット2を所定の姿勢に維持するとともに、支柱1に当接転動してパ レット2と共に昇降できる。 また、この駐車装置は、パレット昇降駆動装置5を備えている。装置5は、図 14及び図15に示すように、左ブロック3の直ぐ後方で、パレット側部に回転 自在に支持された案内スプロケット51と、右ブロック3の直ぐ後方で、パレッ ト側部に回転自在に支持された案内スプロケット52と、チエーン53を含む。 チエーン53は、一端が左支柱1の上端部に連結され、そこから下方へ降りて左 側案内スプロケット51の下をまわり、パレット2の上面下を通って右側案内ス プロケット52の下をまわり、上へ昇っている。そして、右支柱1上端部の駆動 スプロケット54の上をまわって下方へ降り、おもり55に設けたスプロケット 551を吊り下げて右支柱に連結されている。駆動スプロケット54は支柱上の ブレーキ付きモータ56により正転逆転される。
【0006】 パレット2はこの駆動装置5により昇降する。すなわち、図14及び図15に 実線で示すようにパレット2が下降位置におかれているとき、このパレット上に 自動車を進入させて載置し、しかるのち、モータ56にてスプロケット54を正 転させると、チエーン53のうちパレット2を吊っている部分が引き上げられ、 パレット2が上昇し、これと反対におもり55が下降する。上昇したパレット2 の下には別の自動車を駐車させることができる。
【0007】 駆動スプロケット54を逆転させると、チエーン53が降ろされ、それにとも なってパレット2が下降し、これと反対におもり55が上昇する。 また、この立体駐車装置には、パレットを左右傾斜を防止する装置6が設けら れている。この装置6は、図14、図16及び図17に示すように、パレット2 の左側部に前後に支持された案内スプロケット61、62、パレット右側部にス プロケット61に対応して支持されたスプロケット63、パレット右側部にスプ ロケット62に対応して支持されたスプロケット64を含んでいるとともに、こ れらスプロケットに巻き掛けられたチェーン65、66を含んでいる。
【0008】 チェーン65は、一端が左支柱1の上端部に連結され、そこから左スプロケッ ト61の下をまわり、パレット上面の下を通って右スプロケット63の上をまわ って下り、右支柱の基部1a(図17参照)に連結されている。同様に、チェー ン66は、一端が右支柱1の上端部に連結され、そこから右スプロケット64の 下をまわり、パレット上面の下を通って左スプロケット62の上をまわって下り 、左支柱の基部に連結されている。
【0009】 従って、パレット2の左が下降するように傾斜しかかると、チェーン65に支 持されて、その傾斜が防止され、右が下降するように傾斜しかかると、チェーン 66に支持されて、その傾斜が防止される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかし前記従来立体格納装置によると、パレット2がその上昇位置にあるとき に、パレット昇降駆動装置5においてモータ56が故障してブレーキ作用が消失 したり、故障とは至らないまでもブレーキの効きめが弱く、駆動スプロケット5 4の逆転を許す事態が発生すると、チエーン53が緩んでパレット2が下降し始 めるので、きわめて危険である。
【0011】 そこで本考案は、左右の支柱間に配置した荷物載置用パレットを該支柱に昇降 可能に設けた立体格納装置において、前記パレットの上昇位置からの不測の降下 を防止できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的に従い、左右の支柱間に配置した荷物載置用パレットを該支 柱に昇降可能に設けた立体格納装置において、前記支柱の少なくとも一方の上端 部に左右に揺動できるように吊り下げた揺動リングと、前記揺動リングに対応さ せて前記パレットの側部に設けたリング係合部と、前記パレットの上昇限への上 昇にともなって前記リングを一旦外方へ押し出した後、該リングが前記突出部へ 揺動外嵌することを許すように前記リング係合部に設けたリング押出し部材と、 前記リング係合部に外嵌した前記揺動リングを該係合部から外すように駆動する 手段とを備えたパレット降下防止装置を有することを特徴とする立体格納装置を 提供するものである。
【0013】
【作用】
本考案立体格納装置によると、パレットが、その下降位置から上昇限へ向け上 昇するにともなってパレット側部のリング係合部におけるリング押出し部材が支 柱上の揺動リングを一旦外方へ押し出し、パレットが上昇限に到達する直前に該 揺動リングがリング押出し部材から解放され、リング係合部へ揺動外嵌する。
【0014】 かくして、パレット昇降駆動装置等における故障等により、パレットが下降し ようとしても、リング係合部が揺動リングに引っ掛かってその下降が防止される 。 揺動リングがリング係合部に嵌合している状態からパレットを下降させるとき は、前記リング駆動手段にて該リングをリング係合部から外し、パレットの下降 を許せばよい。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を二柱式の立体駐車装置を例にとって図面を参照して説 明する。 図1は本考案の一実施例を示す斜視図である。この実施例駐車装置は、以下に 列挙する部分を除いて、図14に示す従来立体駐車装置と同構成作用のものであ る。この駐車装置において、図14に示す従来駐車装置における部品と同じ部品 には図14に使用されている参照符号と同じ符号が付されている。この立体駐車 装置も左右の支柱1、1を備え、該支柱間に駐車用パレット20が配置してあり 、パレット20はこれら支柱に沿って昇降できる。パレットの各側部には前後す るブロック3、4が立設されており、それらに昇降輪31、41が回転自在に取 り付けてある。これら昇降輪が支柱1に当接し転動昇降することにより、パレッ ト20も昇降できる。パレット20の昇降は従来装置同様、パレット昇降駆動装 置5によって行われる。
【0016】 この実施例装置が図14の従来装置と異なる点は次のとおりである。 従来装置のパレット2に替えてパレット20を採用してある(図1〜図3参 照)。 パレット後部に車輪検知装置70が設けてある。(図1、図4及び図5参照 )。 従来装置におけるパレット傾斜防止装置に替えて新規な傾斜防止装置8を設 けてある(図1、図6及び図7参照)。 新たにパレット降下防止装置9が備わっている(図8〜図10参照)。 新たにパレット落下防止装置90が備わっている(図11〜図13参照)。
【0017】 次に以上の異なる点につき順次説明する。 駐車用パレット20(図1〜図3参照)。 パレット20は支柱1、1間に配置される四角形の本体部210と、該本体部 の前端に着脱不能に固定連設された正面進入部220と、本体部の前端部の左右 端から正面進入部の左右端にわたって着脱可能に連設された側面進入部230、 230及び角面進入部240、240とを備えている。なお、角面進入部240 は側面進入部230に固定連設してある。本体部210の後端には車輪止めSが 立設してある。
【0018】 正面進入部220は本体部210の上面に連なる位置から前方へ下り傾斜して いる。各側面進入部230は本体部210の上面に連なる位置から外側方へ下り 傾斜している。各角面進入部240は本体部の上面に連なる位置から前方及び外 側方へそれぞれ下り傾斜しており、その上面は正面進入部220及び側面進入部 230の上面と連なっている。
【0019】 これら正面進入部220、各側面進入部230及び各角面進入部240の下端 縁は同じ高さ位置に揃えられ、且つ、本体部210がパレットの下降位置におい て床Fに接触するとき、同様に該床F面に接触できるように設定されている。 各側面進入部230は三箇所で本体部210に取り外し可能に連結されている 。各連結箇所の機構は図2のX−X線に沿う断面図である図3に示すとおりであ る。すわなち、本体部210の側縁に沿って設けた角パイプ24に剛性筒体25 を固定しておき、一方、側面進入部230の上端縁に沿って設けた角パイプ26 に剛性筒体27を固定しておく。そして角パイプ24、26の大きさ及びこれら パイプへの筒体25、27の取り付け位置は、図3に示すように、本体部210 の上面に側面進入部230の上面が連続するように配置したときに各パイプ24 と26が互いに突き合わされ、且つ、筒体25、27が相互に連続するように突 き合わされるように決定されている。かくして筒体25、27の中にボルト28 が挿通され、ナット29で締めつけられることにより側面進入部230が本体部 210に連結される。ボルトナット28、29で締めつける際、剛性ある筒体2 5、27が互いに突き合わされる格好になるので、角パイプ24、26が変形損 傷する恐れはない。
【0020】 各角面進入部240は、図2に示すように、正面進入部220の側縁に沿って 設けた角パイプ24aとそれに設けた図示しない剛性筒体、及び角面進入部24 0の内側縁に沿って設けた角パイプ26aとそれに設けた図示しない剛性筒体が 利用され、正面進入部220にボルトナット28、29で連結される。 パレット20は傾斜した進入部220、230、240を有するので、パレッ トに対する自動車の出し入れが容易である。また、このパレット20によると、 その側面進入部230、230及び角面進入部240、240を本体部210か ら取り外して幅を小さくした状態で、それらを容易にトラック等で運搬すること ができ、駐車装置の据付現場でそれら側面及び角面進入部を本体部210に再び 取り付けてパレット20を完成させることができる。 車輪検知装置70(図1、図4及び図5参照)。
【0021】 この車輪検知装置は車輪検知スイッチ71と板バネ73とを備えている。スイ ッチ71はそのスイッチ起動部72の押し下げにより起動されるタイプのもので ある。スイッチ71はパレット後部の所定車輪停止位置、すなわちパレット20 に進入してくる進入側の車輪Wがパレット後端の車輪止めSに軽く接触する位置 か、その直前の位置でパレット上板29の下面に固定してある。スイッチ起動部 72はパレット上板29に設けた小孔291からパレット上面へ突出している。 板バネ73はその前後方向寸法が起動部72及び小孔291よりも十分に大きく 、幅方向寸法が車輪Wの幅よりも十分大きい。この板バネはその前端部731が パレット上面に固定されており、その主たる部分732は側方から見るとドーム 状に湾曲していてスイッチ起動部72及び小孔291を完全に覆っている。
【0022】 この装置70によると、下降位置に置かれたパレット20上へ自動車を進入さ せると、進入側の車輪Wがパレット後部の所定車輪停止位置で板バネ73に触れ てこれを押圧し、押圧された板バネ73がその下のスイッチ起動部72を押し下 げてスイッチ71を起動させる。このスイッチ71は図示しない報知手段(ブザ ー、ランプ等)に接続されており、スイッチ起動部の押し下げにより該報知手段 を作動させる。かくして自動車がパレット上の安全な正しい位置に配置されたこ とが簡単確実に分かる。また、パレット上から自動車が出て行くに従って車輪W が板バネ73から外れると、板バネ73及びスイッチ起動部72は当初の状態に 復帰する。
【0023】 この装置70はスイッチ71と板バネ73を主体とするだけであるから極めて 安価に且つ簡単に提供することができる。また、板バネ73はスイッチ起動部7 2よりも十分大きい寸法であり、且つ、車輪Wの幅よりも十分広幅であるから、 板ばね73のうちスイッチ起動部72を覆っている部分のいずれの位置へ車輪W が進入してきても板ばね73はその全体が撓み、それによってスイッチ起動部7 2は確実に押し下げられ、スイッチ71が起動される。また、通常、パレットの ような金属板に孔を開けると、そこから錆びが発生し易いという問題があるが、 スイッチ起動部72を突出させるための孔291は極めて小さい孔で足りるから 、前記錆びの発生は最小限に止められる。 パレット左右傾斜防止装置8(図1、図6及び図7参照)。
【0024】 この装置8は、パレット20の左側部に前後して支持された第1案内スプロケ ット81及び第2案内スプロケット82と、パレット20の右側部に支持された 第3案内スプロケット83及び第4案内スプロケット84を備えている。これら スプロケットは図6には図示しないアーム手段を介してパレット20に回転自在 に支持されている。
【0025】 第2案内スプロケット82は上下一組のスプロケット821、822からなり 、右側の第4スプロケット84に対応する位置にある。上側のスプロケット82 1は下側のスプロケット822より若干外側方に配置されている。 右側の第3スプロケット83も上下一組のスプロケット831、832からな り、これらスプロケットは左側の第1スプロケット81に対応する位置にある。 上側のスプロケット831は下側のスプロケット832より若干外側方に配置さ れている。
【0026】 この装置8はさらにチエーン85及び86を含んでいる。チエーン85はその 一端が左支柱1の上端部に連結され、そこから下へ降りて第1スプロケット81 の下を回り、パレット20の中を通って第3スプロケット83のうち下側のスプ ロケット832の下から上側スプロケット831の上を回って右支柱1の基部1 a上の連結具f(図7参照)に連結されている。。
【0027】 同様に、もう一本のチエーン86はその上端が右支柱1の上端部に連結され、 そこから下へ降りて第4スプロケット84の下を回り、パレット20の中を通っ て第2スプロケット82の下側のスプロケット822の下を回ったのち上側のス プロケット821の上を回って左支柱1の基部上の連結具fに連結されている。 この左右傾斜防止装置8によると、パレット20が左側に傾斜しかかると、第 1スプロケット81がチエーン85に下から支持されていることにより、その傾 斜が防止される。また、パレット20が右側へ傾斜しかかると、第4スプロケッ ト84がチエーン86に下から支持されていることによりその傾斜が防止される 。
【0028】 また、この装置8によると、チエーン85の下端及びチエーン86の下端はそ れぞれ上下一組のスプロケットのうちの上側のスプロケットの上を回ったのち支 柱基部1a上の連結具fに連結されているので、該上側のスプロケット831、 821と連結具fとの距離を十分とることができ、これら両者の衝突の恐れなく パレット20を床F面に接触降置して安定させ、自動車を安全にパレットに対し 出し入れすることができる。 パレット降下防止装置9(図8〜図10参照)。
【0029】 この装置9は図1には示されていないが、その詳細は図8〜図10に示してあ る。図8は図1における矢印A方向から見た装置9の側面図である。図9はパレ ット中央部から眺めた装置9の一部の図である。図10は動作説明図である。 この装置9はパレット20の左側部に立設した前側ブロック3に関連して設け られており、支柱1の上端部に突設したアーム911に連結具912で左右に揺 動自在に取り付けた揺動リング91と、該リングに対応させてブロック3の外側 面に突設したリング係合部92と、該リング係合部に設けたリング押出し板93 と、リング91の駆動装置94を含んでいる。
【0030】 駆動装置94は左支柱1の上端部に固定したソレノイド940と、その可動軸 に回動可能に連結されたアーム941とを備えており、アーム941の下端はリ ング91の背面に設けた部材942に回動可能に連結されている。ソレノイド9 40がオフの状態では図8に実線で示すように、リング91が略真っ直ぐ垂れ下 がっているが、ソレノイド940をオンさせるとアーム941が上方へ引き上げ られ、それにともなってリング91が図8上左方へ揺動し、二点鎖線で示す位置 をとり、ブロック上のリング係合部92の昇降路から外れた位置に置かれる。
【0031】 パレット20がその下降位置から上昇してくるときには、ソレノイド940は オフの状態とされ、リング91は垂れ下がっており、且つ、左右に自由に揺動で きる状態に置かれている。パレット20が上昇して来るに従って、図10に示す ように、リング係合部92上の押出し板93がリング91を外側方へ一旦押し出 し、さらにパレット20が上昇し、その上昇限に達する直前に押出し板93によ る押し出しからリング91が解放され、その自重で右の方へ揺動してリング係合 部92に揺動外嵌する。その状態が図8に実線で示す状態である。
【0032】 このようにリング91がリング係合部92に外嵌するため、昇降駆動装置5に おいてブレーキ付きモータ56が故障してそのブレーキ力が消失したり、そのブ レーキの効き目が弱くなったりして、チェーン53が緩み、パレット20が下降 しようとしても、リング係合部92がリング91に引っ掛かってパレット20の 下降は防止され、安全である。
【0033】 パレット20をその上昇位置から下降させるときには、駆動装置94における ソレノイド940をオンさせ、それによってリング91を図8において左方へ揺 動させ、リング係合部92から外し、パレット20の下降を許せばよい。 なお、左支柱1上のリング91の位置、ブロック3上のリング係合部92の位 置、該リング係合部上の押出し板93の位置及びその形状は、前記動作が円滑に 行われるように選択決定されている。 パレット落下防止装置90(図11〜図13)。
【0034】 落下防止装置90は図1には示されていないが、その詳細は図11〜図13に 示している。図11は図1において矢印B方向から見た状態の装置90の斜視図 である。 図12は図1の矢印B方向から見て一部を断面で示す図である。図13はパレ ット中央部から見た図である。
【0035】 この装置90はパレット20の左側部に立設した前側ブロック3及びパレット 昇降駆動装置5のチエーン53に関連して設けられている。この装置はブロック 3に左右方向に揺動可能に連結したアーム95、このアーム95に部材951を 介して設けた当接歯車96、アーム95と連動するように該アームに一体に設け た爪部材97、及び該爪部材が係合するストッパ98を含んでいる。
【0036】 ストッパ98は爪部材97の昇降路に対応して支柱1の前側H形柱11に上下 方向に長く設けられており、爪部材97に対面する部分には爪部材係合穴99が 上下方向に等間隔で複数設けてある。 揺動アーム95はコイルバネ100により常時チエーン53側に付勢されてお り、それによって当接歯車96が常時チエーン53に当接歯合している。チエー ン53が正常な状態で一定の張力下に置かれているときには、当接歯車96は該 チエーンの正規位置を越えて外側へ揺動することはない。また、このような正常 な状態では爪部材97はストッパ98から十分に離れている。その状態は図11 に示すとおりである。
【0037】 今、チエーン53が切れると、チエーンの張力が失われ、その結果、バネ10 0のバネ力のもとに当接歯車96がチエーン53の正規位置を越えて外方へ揺動 し、これにともなって爪部材97がストッパ98の爪部材係合穴99に直ちに係 合する。かくしてチエーン53が切れても爪部材97がストッパ98に直ちに係 合することによりパレット20の落下が防止され、安全である。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、左右の支柱間に配置した荷物載置用パレ ットを該支柱に昇降可能に設けた立体格納装置において、前記パレットの上昇位 置からの不測の降下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体斜視図である。
【図2】駐車用パレットの前半部分の左半部の平面図で
ある。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】車輪検知装置部分の断面図である。
【図5】車輪検知装置部分の平面図である。
【図6】パレット左右傾斜防止装置の構成図である。
【図7】パレット傾斜防止装置の右側部分の一部を示す
図である。
【図8】パレット降下防止装置を図1の矢印A方向から
見た図である。
【図9】図8に示す揺動リング及びその駆動装置部分を
パレット中央部から見た図である。
【図10】図8に示す降下防止装置の動作説明図であ
る。
【図11】パレット落下防止装置を図1における矢印B
方向から見た斜視図である。
【図12】パレット落下防止装置を一部を切り欠いてパ
レット後部側から見た図である。
【図13】パレット落下防止装置をパレット中央部から
見た図である。
【図14】従来例の全体斜視図である。
【図15】図14に示す従来例におけるパレット昇降駆
動装置の説明図である。
【図16】図14に示す従来例のパレット左右傾斜防止
装置の説明図である。
【図17】図16に示す傾斜防止装置の右側部分の一部
の図である。
【符号の説明】
1 支柱 20 駐車用パレット 3 前ブロック 31 昇降輪 4 後ブロック 41 昇降輪 5 パレット昇降駆動装置 51 パレット左側部のスプロケット 52 パレット右側部のスプロケット 53 チエーン 210 四角形本体部 220 正面進入部 230 側面進入部 240 角面進入部 70 車輪検知装置 71 車輪検知スイッチ 72 スイッチ起動部 73 板バネ 29 パレット上板 W 車輪 8 パレット左右傾斜防止装置 81 第1案内スプロケット 82 第2案内スプロケット 821 上側スプロケット 822 下側スプロケット 83 第3案内スプロケット 831 上側スプロケット 832 下側スプロケット 84 第4案内スプロケット 85、86 チエーン f 連結具 1a 支柱基部 9 パレット降下防止装置 91 揺動リング 92 リング係合部 93 リング押出し板 94 リング駆動装置 940 ソレノイド 90 パレット落下防止装置 95 揺動アーム 96 当接歯車 97 爪部材 98 ストッパ 99 爪部材係合穴 100 コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の支柱間に配置した荷物載置用パレ
    ットを該支柱に昇降可能に設けた立体格納装置におい
    て、前記支柱の少なくとも一方の上端部に左右に揺動で
    きるように吊り下げた揺動リングと、前記揺動リングに
    対応させて前記パレットの側部に設けたリング係合部
    と、前記パレットの上昇限への上昇にともなって前記リ
    ングを一旦外方へ押し出した後、該リングが前記突出部
    へ揺動外嵌することを許すように前記リング係合部に設
    けたリング押出し部材と、前記リング係合部に外嵌した
    前記揺動リングを該係合部から外すように駆動する手段
    とを備えたパレット降下防止装置を有することを特徴と
    する立体格納装置。
JP2059691U 1991-04-01 1991-04-01 立体格納装置 Pending JPH04116550U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2059691U JPH04116550U (ja) 1991-04-01 1991-04-01 立体格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2059691U JPH04116550U (ja) 1991-04-01 1991-04-01 立体格納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04116550U true JPH04116550U (ja) 1992-10-19

Family

ID=31906636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2059691U Pending JPH04116550U (ja) 1991-04-01 1991-04-01 立体格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04116550U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4105374B2 (ja) * 1999-09-17 2008-06-25 ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド 未使用のサブキャリヤを使用する直交周波数分割多重(ofdm)地上レピータを識別するための方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4105374B2 (ja) * 1999-09-17 2008-06-25 ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド 未使用のサブキャリヤを使用する直交周波数分割多重(ofdm)地上レピータを識別するための方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110116901A1 (en) Fall Prevention Assembly for Parking Lifts
JPH04116550U (ja) 立体格納装置
JPH04116553U (ja) 立体格納装置用パレツト
JPH04116551U (ja) 立体格納装置
JPH04116552U (ja) 立体格納装置
JPH04116549U (ja) 立体駐車装置
JP2503399Y2 (ja) 機械式駐車装置におけるパレットの車輪止め装置
JPH041251Y2 (ja)
JPH0614367U (ja) 立体駐車装置の車載パレット落下防止装置
JPH0630725Y2 (ja) パッカー車転倒防止装置
JP2981809B2 (ja) 機械式駐車装置におけるパレットの車輪止め装置
JP3213732B2 (ja) 二段式立体駐車装置
JP2529551Y2 (ja) 立体駐車装置の車止め構造
JPH0346122Y2 (ja)
JP3188399B2 (ja) 機械式立体駐車装置のフォーク台車
JPH0754486Y2 (ja) 立体駐車装置
JPH042282Y2 (ja)
JP2566648Y2 (ja) 機械式駐車場における半ドア用安全柵付パレットおよびそれを用いた半ドア用安全装置
JPH0528294Y2 (ja)
JPH0610543U (ja) 立体駐車装置の車止め具
JPS6343332Y2 (ja)
JPH0736023Y2 (ja) 家庭用駐車機
JPH0736022Y2 (ja) 家庭用駐車機
JP2002349085A (ja) 車止め付き機械式駐車装置
JPH0735036Y2 (ja) 立体駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950912