JPH042282Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH042282Y2
JPH042282Y2 JP19155787U JP19155787U JPH042282Y2 JP H042282 Y2 JPH042282 Y2 JP H042282Y2 JP 19155787 U JP19155787 U JP 19155787U JP 19155787 U JP19155787 U JP 19155787U JP H042282 Y2 JPH042282 Y2 JP H042282Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
footboard
wheel
pair
movable member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19155787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0194549U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19155787U priority Critical patent/JPH042282Y2/ja
Publication of JPH0194549U publication Critical patent/JPH0194549U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH042282Y2 publication Critical patent/JPH042282Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複数本の支柱に沿つて昇降自在に支持
されて車両を搭載するパレツトを備えた立体駐車
装置、特に搭載した車両が移動しないようにする
ための車止め装置の構造の改良に関する。
(従来技術) この種の立体駐車装置の車止め装置は通常、例
えば実開昭61−80948号公報に開示された如く、
車両を搭載するパレツト上面の後端付近に固定車
止めを設けると共にその多少前方に車止め板を起
倒自在に設け、パレツトの前端側から車両を進入
させて固定車止めに車輪を当てた後に車止め板を
起立して、パレツト上に搭載した車両が移動しな
いようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来技術においては、パレツト上面
の後端付近に固定車止めを設けているのでパレツ
トの後端側から車両を出入りさせることができ
ず、立体駐車装置の設備場所等の条件により車両
を前端側からのみならず後端側からも出入りさせ
ることが必要な場合等には使用することができな
いという問題がある。本考案はこのような問題を
解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このために、本考案による立体駐車装置は、添
付図面に例示する如く、土台10上に立設された
複数本の支柱11と、この支柱に沿つて昇降自在
に支持されて車両を搭載する水平な上面16を有
するパレツト15を備えてなる立体駐車装置にお
いて、それぞれ車両が容易に乗り越え可能な傾斜
面21aを有する略直角三角形断面形状をなすと
共にその鉛直面21bを相当な間隔をおいて互い
に対向せしめて前記パレツト15の上面16に前
後に整列して固定した一対の輪止め21,21
と、この一対の輪止め21,21の間において前
記パレツト15に一体的に設けられたガイド部材
22を介して鉛直方向に摺動自在に案内支持され
た可動部材23と、前記一対の輪止め21,21
の間において前記各鉛直面21b,21bとの間
に多少の隙間をおいて前記可動部材23の上端に
固定された踏み板24を備えてなり、前記パレツ
ト15が上昇した状態においては前記踏み板24
は同パレツトの上面16とほゞ同一の位置とな
り、前記パレツト15が最も下降した状態におい
ては前記可動部材23の下端が前記土台10また
は地面に当接して前記踏み板24を前記輪止めの
21の頂部とほゞ同一の高さまで押し上げるよう
構成したことを特徴とするものである。
(作用) パレツト15が最も下降して踏み板24が輪止
め21の頂部とほゞ同一の高さまで押し上げられ
た状態においては、車両の車輪は前後何れの側か
らでも輪止め21の傾斜面21aを通つて自由に
踏み板24の上に乗り、あるいは踏み板24の上
から降りることができる。車両を搭載した状態に
おいてパレツト15が上昇すれば、踏み板24は
パレツト15の上面とほゞ同一の位置まで下り、
踏み板24上に乗つた車輪は一対の輪止め21,
21の鉛直面21b,21bの間に入り込み、前
後何れの方向にも脱出できなくなる。
(考案の効果) 上述の如く、本考案によれば、車輪は前後何れ
の側からでも輪止めの傾斜面を通つて自由に踏み
板上に乗り降りすることができるので、本考案の
立体駐車装置は車両をパレツトの前端側及び後端
側の両方から出入りさせることが必要な場合でも
使用することができる。また、パレツトが上昇す
れば車輪は自動的に輪止めの間に入に込んで脱出
不能となるので、安全性が高いにも拘わらず特別
な操作機構を必要としないので構造は極めて簡単
である。
(実施例) 以下に、添付図面に示す実施例により、本考案
の説明をする。
先ず、第3図により、本実施例の立体駐車装置
の全体構成につき説明する。地面G上に配置され
る土台10は左右の側部材10a,10bとこれ
を連結する連結部材10cよりなり、側部材10
a,10b上には3本の支柱11が鉛直に立設さ
れている。各支柱11の内側に形成した縦長の開
口内にはほゞ全長にわたり各1本のねじ軸12が
鉛直に設けられ、その上下端はそれぞれ支柱11
と土台10に固定されている。自動車を搭載する
パレツト15の両側縁には支柱11の溝内に係合
する3個の突部15aが一体的に形成され、各突
部15aに回動のみ可能に係合された各ナツト1
7が各ねじ軸12と螺合されている。各ナツト1
7は、パレツト15内部に設けたモータ(図示省
略)によりギヤ及びチエン等を介して互いに連動
して回動され、これによりパレツト15は水平状
態で支柱11に沿つて昇降駆動されるようになつ
ている。モータはパレツト15の上面16の中央
に突出して着脱自在に設けたカバー19により覆
われている。パレツト15の前後両端縁には車両
を出入りさせるための案内板18が設けられてい
る。
第3図に示す如く、パレツト15の上面16の
後部左右には2組の車止め装置20が設けられて
いる。各車止め装置20は、主として第1図及び
第2図に示す如く、一対の輪止め21,21及び
一対のガイド部材22,22により鉛直方向に移
動自在に案内支持された踏み板24を主要な構成
部材としている。各輪止め21は略直角三角形断
面形状をなし、その傾斜面21の傾斜角は車両が
容易に乗り越えることができる程度である。両輪
止め21はその鉛直面21bが相当の間隔をおい
て互いに対向するようにパレツト15の上面16
に前後に整列して配置されて固定されている。
第1図及び第2図に示す如く、各輪止め21の
すぐ内側に位置して、パレツト15の上下板の間
には一対のガイド部材22,22が固定され、こ
のガイド部材22と上下板を貫通して設けた案内
孔22aにより一対の可動部材23,23が鉛直
方向に摺動自在に案内支持されている。各可動部
材23,23の上端には踏み板24の両端部が固
定され、これにより踏み板24は一対の輪止め2
1,21の間において、各鉛直面21b,21b
との間に多少の隙間をおいて、パレツト15に対
し上下動可能に支持されている。踏み板24の前
後方向中央部には、段差Hを有する凹部24aを
設ける。この凹部24aは車輪Wが容易に通過可
能であるが、運転者は運転席に居ながらにして段
差の通過を容易に感知できる程度のものである。
第2図に示す如く、パレツト15が上昇した状
態においては、踏み板24はパレツト15に対し
下降し、凹部24aがパレツト15の上板に形成
した開口16a内に入つて、上面16とほゞ同一
の高さとなる。第2図の状態からパレツト15が
下降すれば、下降の途中において各可動部材23
の下端に固定した当接板23aが地面Gに当接し
て踏み板24は下降しなくなり、その後はパレツ
ト15のみが下降するので踏み板24はパレツト
15に対し相対的に押し上げられる。そして、第
1図に示す如く、パレツト15が最も下降した状
態においては、踏み板24は輪止め21の頂部と
同一の高さとなる。なお、可動部材23下端の当
接板23aは地面Gの代りに土台10に当接して
踏み板24を押し上げるようにしてもよい。
第1図に示す如くパレツト15が最も下降した
状態において車両の出入りは行われる。この状態
においては踏み板24は輪止め21の頂部とほゞ
同一の高さであるので、車輪Wは前後何れの側か
らでも輪止め21の傾斜面21aを通つて踏み板
24の上に乗り、あるいは踏み板24の上から降
りることができ、従つて車両はパレツト15の前
端側からでも後端側からでも自由に出入りするこ
とができる。例えば車両を前進させてパレツト1
5の後端側からパレツト15上に搭載する場合、
前輪は車止め装置20をそのまゝ乗り越えさせ、
後輪Wが傾斜面21aを通つて踏み板24上に乗
つたところで、運転者は凹部24aにより後輪W
が踏み板24の中央部に乗つたことを感知して車
両を停止し、駐車ブレーキを掛ける。この状態に
おいてパレツト15を上昇させれば、踏み板24
はパレツト15に対し自動的に下つて上面16と
ほゞ同一高さとなり、後輪Wは一対の輪止め2
1,21の鉛直面21b,21bの間に入り込
み、前後何れの方向にも脱出できなくなる。
第4図に示す変形実施例においては、踏み板2
4の中央部に凹部24aを設ける代りに左右方向
に細長い一対の突出部材24bを固定して段差H
を形成し、これにより車輪Wが踏み板24の中央
にあることを運転者が感知できるようにしたもの
である。その他の構造は前記実施例と同一である
ので詳細な説明は省略する。
第5図に示す変形実施例においては、各ガイド
部材22にそれぞれ横方向に延びる軸26を介し
てローラ25を軸支させ、踏み板24の凹部24
aの両側に開口24cを設けて、踏み板24がパ
レツト15に対し下つた状態において各ローラが
踏み板24から上方に突出するようにしたもので
ある。これによれば、踏み板24が下つた状態に
おいてローラ25も車輪Wの移動防止の役を果す
ので、前後の輪止め24,24の高さを低くする
ことが可能となる。その他の構造は最初に述べた
実施例と同一である。
上記各実施例においては、車止め装置20はパ
レツト15上の左右両側に設けたが、第6図に示
す変形実施例においては車止め装置20は左側の
みとし、右側には左右方向に細長い一対の突出部
材29をパレツト15上に固定した。これによれ
ば車止め装置20が一組で足りるので構造が簡略
化され、また踏み板24側に設ける凹部24aや
突出部材24bを省略することもできる。
なお、上記実施例においては、地面G上に土台
10を設置する例につき説明したが、本考案は土
台を地中に埋設するようにして実施することもで
きる。また支柱11の数も3本に限らず4本また
はそれ以上であつてもよいし、壁状としてパレツ
ト15の両側に設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案による立体駐車装置の
一実施例を示し、第1図はパレツトが最も下降し
た状態における要部の断面図、第2図はパレツト
が上昇した状態における要部の断面図、第3図は
全体の斜視図、第4図は第1の変形実施例の要部
の断面図、第5図は第2の変形実施例の要部の断
面図、第6図は第3の変形実施例の全体の斜視図
である。 符号の説明、10……土台、11……支柱、1
5……パレツト、16……上面、21……輪止
め、21a……傾斜面、21b……鉛直面、22
……ガイド部材、23……可動部材、24……踏
み板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 土台上に立設された複数本の支柱と、この支柱
    に沿つて昇降自在に支持されて車両を搭載する水
    平な上面を有するパレツトを備えてなる立体駐車
    装置において、それぞれ車両が容易に乗り越え可
    能な傾斜面を有する略直角三角形断面形状をなす
    と共にその鉛直面を相当な間隔をおいて互いに対
    向せしめて前記パレツトの上面に前後に整列して
    固定した一対の輪止めと、この一対の輪止めの間
    において前記パレツトに一体的に設けられたガイ
    ド部材を介して鉛直方向に摺動自在に案内支持さ
    れた可動部材と、前記一対の輪止めの間において
    前記各鉛直面との間に多少の隙間をおいて前記可
    動部材の上端に固定された踏み板を備えてなり、
    前記パレツトが上昇した状態においては前記踏み
    板は同パレツトの上面とほゞ同一の位置となり、
    前記パレツトが最も下降した状態においては前記
    可動部材の下端が前記土台または地面に当接して
    前記踏み板を前記輪止めの頂部とほゞ同一の高さ
    まで押し上げるよう構成したことを特徴とする立
    体駐車装置。
JP19155787U 1987-12-17 1987-12-17 Expired JPH042282Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19155787U JPH042282Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19155787U JPH042282Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0194549U JPH0194549U (ja) 1989-06-22
JPH042282Y2 true JPH042282Y2 (ja) 1992-01-27

Family

ID=31482462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19155787U Expired JPH042282Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH042282Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6943620B2 (ja) * 2017-05-19 2021-10-06 日本発條株式会社 駐車装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0194549U (ja) 1989-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7449524B2 (ja) 取り外し可能な機能モジュールを備えた無人車両
US5398621A (en) Wheel stopper for a multilevel parking system
JPH042282Y2 (ja)
JP2503399Y2 (ja) 機械式駐車装置におけるパレットの車輪止め装置
JP3160798B2 (ja) パレットの車輪止め装置
CN110821240A (zh) 一种立体停车场用车辆智能输送装置
JPH0125163Y2 (ja)
JPH06248824A (ja) 自動車の駐車装置の車輪止め構造
JP3372449B2 (ja) 縦型立体駐車場
JPH0742386A (ja) 多層駐車設備及び駐車方法
JPS587000Y2 (ja) 多層式自転車置場の昇降通路構造
JP2529551Y2 (ja) 立体駐車装置の車止め構造
JP2981809B2 (ja) 機械式駐車装置におけるパレットの車輪止め装置
JPH0412211Y2 (ja)
JP2552737Y2 (ja) 立体駐車設備
JPH028902Y2 (ja)
JP2518111Y2 (ja) 立体駐車装置用パレット
JP2935049B2 (ja) 電動道路
JPH0424040Y2 (ja)
JPH04114942U (ja) 二段式駐車装置の車輪止め装置
JPH0419157Y2 (ja)
JPH0423166Y2 (ja)
JPH0657992A (ja) 地下立体駐車場
JP2580499Y2 (ja) 駐車パレット構造
JPS62370Y2 (ja)