JP4465125B2 - 立体駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載パレットを搬送手段と格納室との間で横送り動作により移載して入出庫する立体駐車装置の改良に関し、特にパレット落下防止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレベータ式立体駐車装置等の機械式立体駐車装置として、入出庫時、エレベータ昇降台等の搬送手段と格納室との間で車両をパレットごとスライドフォーク等の移載手段にて受け渡すようにした機械式立体駐車装置がある。このような機械式立体駐車装置には、格納したパレットが格納室から落下しないように以下のようにパレット落下防止対策を施している場合がある。
【0003】
<従来例1−特開平10−30356号公報−>
規制レバーを棚レールの中程に上下方向に回動自在に取り付け、パレットの横送り動作に連係して上記規制レバーを棚レール上面から突出させてその先端をパレットの中央立上がり部両側の車輪乗入部を構成する縦面に当接させることにより、パレットの搬送路側への移動を規制してパレットが格納室から落下しないようにしている。
【0004】
<従来例2−特開平8−337311号公報−>
ずれ止めアームを棚レールの搬送路手前側と奥部側の2箇所に上下方向に回動自在に取り付け、パレットの自重で上記ずれ止めアームを回動させてパレットの短辺側両端に係合させることにより、パレットの搬送路側への移動を規制してパレットが格納室から落下しないようにしている。
【0005】
<従来例3−実公平4−17728号公報−>
固定ストッパを棚レールの搬送路側の端部に上向きに突設し、棚レールに載置されたパレットの搬送路側への移動を上記固定ストッパで規制してパレットが格納室から落下しないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来例1では、パレットの搬送路側への移動を規制する規制レバーが当接する箇所であるパレットの車輪乗入部を構成する縦面は、傾斜面であるため、地震が発生するとその振動による力が上記傾斜面からなる縦面で上向きに変換され、その結果、パレットが浮き上がって上記規制レバーが縦面から外れ、パレットが搬送路側に移動して格納室から落下するおそれがある。
【0007】
また、従来例2でも、ずれ止めアームが係合する箇所が傾斜面であり、従来例1と同様に、パレットが地震の振動により浮き上がって格納室から落下するおそれがある。
【0008】
さらに、従来例3も、固定ストッパ上端に搬送路側に向かって傾斜する傾斜面が形成されているため、従来例1,2と同様に、パレットが地震の振動により浮き上がって格納室から落下するおそれがある。
【0009】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、地震が発生してもパレットが格納室から確実に落下しないようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、パレットの格納室での移動を規制する規制手段とパレットとの接触の仕方を工夫したことを特徴とする。
【0011】
具体的には、この発明は、車両をパレットごと搭載して搬送路に沿って搬送する搬送手段と、上記搬送路の側方に設けられた格納室と、上記搬送手段に搭載され、入出庫時、パレット長辺を格納室側に向けた横向き姿勢で上記パレットを搬送手段と格納室との間で横送り動作により移載する移載手段とを備えた立体駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0012】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記格納室には、パレットの短辺側両端を下方から支持する2条の棚レールが設けられ、かつ該各棚レールには、垂直当接面を有しこの垂直当接面がパレットの垂直当接面に当接してパレットが搬送路側へ後退しないように移動規制する後退規制手段が設けられていることを特徴とする。
【0013】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、後退規制手段とパレットとの垂直当接面同士の当接により、地震が発生しても、地震の振動による力は従来例1〜3の如き上向きには変換されず、よって、後退規制手段がパレットから外れず、パレットは確実に浮き上がりが防止されて格納室から落下しない。
【0014】
また、請求項1に記載の発明は、上記パレットの短辺側両端には、パレットの格納室への移載開始から上記各棚レールの外側方又は内側方に位置してパレットが搬送路側から見て左右横方向へ位置ずれしないように移動規制する横ずれ規制手段が設けられていることを特徴とする。
【0015】
この構成により、パレットは移載時に横ずれ規制手段により左右横方向の位置決めがなされる。また、移載時に横送り動作に加えて上下動作をも必要とする場合には、横ずれ規制手段が常に棚レールの側方にいるように設定されているため、上下動のストロークが短くなり、エレベータ式立体駐車装置のように多数の格納室が上下方向に階層状にある立体駐車装置では、上下の棚ピッチが短くなるという利点を有する。
【0016】
さらに、請求項1に記載の発明は、各棚レールの搬送路側の端部には、搬送路側に行くに従って格納室内側方に傾斜するガイド面が形成され、パレットの格納室への移載開始時、横ずれ規制手段を上記ガイド面で案内するようになっていることを特徴とする。
【0017】
この構成により、横ずれ規制手段がガイド面で案内されるため、パレットがスムーズに移載される。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、格納室には、パレットの短辺側両端を下方から支持する2条の棚レールが設けられ、後退規制手段は、上記各棚レールに固定され上方に突出する突出部を有する固定ストッパからなり、上記突出部に垂直当接面が形成されていることを特徴とする。
【0019】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、後退規制手段が固定式であるため、従来例1,2の可動式に比べて構造が簡素で製作コストが低減するとともに、保守管理が容易になる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、固定ストッパは、各棚レールの搬送路側の端部に設けられていることを特徴とする。
【0021】
上記の構成により、請求項3に記載の発明では、固定ストッパの設置個所が明らかとなる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、各棚レールの格納室奥部側の端部には、垂直当接面を有しこの垂直当接面がパレットの垂直当接面に当接してパレットが格納室奥部へ前進しないように移動規制する前進規制手段が設けられていることを特徴とする。
【0023】
上記の構成により、請求項4に記載の発明では、格納室に横送りされたパレットの行き過ぎが前進規制手段によって移動規制され、前後方向の位置決めがなされる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前進規制手段は、各棚レールに固定され上方に突出する突出部を有する固定ストッパからなり、上記突出部に垂直当接面が形成されていることを特徴とする。
【0025】
上記の構成により、請求項5に記載の発明では、前進規制手段が固定式であるため、従来例1,2の可動式に比べて構造が簡素で製作コストが低減するとともに、保守管理が容易になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0027】
図5はこの発明の一実施形態に係る下部乗入れ方式のエレベータ式立体駐車装置を示す。図5において、1は鉄塔からなる建物、2はこの建物1の地上階に設けられた入出庫口であって、上記建物1内部の地上階には乗入れ階3が構成され、この立体駐車装置では、乗入れ階3を1階としてその上方である2階以上(最上階を除く)を格納階4とし、建物1内部の最上階を機械室5としている。上記建物1内部の機械室5下方には、搬送路としての上下方向に延びるエレベータ昇降路6が乗入れ階3に達するように設けられ、このエレベータ昇降路6には搬送手段としてのエレベータ昇降台7が配置され、エレベータ昇降路6両側方には、多数の格納室8が階層状に設けられている。これら格納室8には、パレットPの短辺側両端を下方から支持する2条の棚レール9がエレベータ昇降路6側から見て左右に1条ずつ同一高さレベルに設置されている。図5では一方の棚レール9のみが現れる。
【0028】
上記機械室5には、複数個のプーリ10とそのうちの1個に駆動連結された1基の巻上駆動モータ11とが梁12にそれぞれ取り付けられて配置され、上記各プーリ10には、4本のワイヤロープ13の中途部が掛け渡されている。これらワイヤロープ13の一端は上記エレベータ昇降台7の四隅にそれぞれ連結されてエレベータ昇降台7を水平に吊下げ支持し、各ワイヤロープ13の他端はカウンタウエイト14にそれぞれ連結されている。そして、上記各プーリ10を巻上駆動モータ11の起動により回転させ、上記各ワイヤロープ13を巻き上げたりあるいは巻き戻したりすることにより、上記エレベータ昇降台7をエレベータ昇降路6に沿って昇降させ、車載パレットP又は空パレットPをエレベータ昇降台7と各格納室8との間でパレットP長辺を格納室8側に向けた姿勢で横送りするようにしている。
【0029】
上記乗入れ階3のエレベータ昇降路6下降端である入出庫口2対応箇所には、ピット15が凹設され、このピット15には旋回装置16が設置されている。この旋回装置16は、旋回台17が水平面内で旋回可能にかつ上下方向に持上げ・持下げ可能にベース18に取り付けられて構成された持上げ機能と旋回機能とを備えたタイプである。上記旋回台17は、エレベータ昇降台7が乗入れ階3に下降した際、その中央開口部を通過するようになっている。そして、入庫時、乗入れ階3で下降待機中のエレベータ昇降台7上の空パレットPに乗り入れた車両CをパレットPごと上記旋回台17の持上げ動作により持ち上げ、水平面内で180°旋回させてその向きを前進出庫の退出姿勢になるよう変えるようになっている。つまり、車両Cを乗入れ階3で待機中のパレットPに前進運転で乗り入れて入庫する一方、パレットPから前進運転で乗り出して出庫するようになっている。
【0030】
上記エレベータ昇降台7には、移載手段としての水平方向に伸縮可能な一対のスライドフォーク19が設置され、この各スライドフォーク19は、エレベータ昇降台7に固定されたベースフォーク20を備え、このベースフォーク20にはミドルフォーク21が移動可能に支持され、さらに、このミドルフォーク21にはトップフォーク22が移動可能に支持されている。そして、エレベータ昇降台7は、この両スライドフォーク19のトップフォーク22に車載パレットP又は空パレットPを搭載して上記エレベータ昇降路6を昇降するようになっている。図5では一方のスライドフォーク19のみが現れ、図3ではそのうちミドルフォーク21とトップフォーク22とが現れる。上記ミドルフォーク21は平行に配置された2つのミドルフレーム21aを連結プレート21bで連結して構成され、上記トップフォーク22も平行に配置された2つのトップフレーム22aを連結プレート22bで連結して構成されている。図3中、23はトップフォーク22の両トップフレーム22a外側に転動自在に取り付けられたガイドローラであり、上記トップフォーク22のミドルフォーク21に対する進退動作を上記ガイドローラ23によって案内するようになっている。図示しないが、ミドルフォーク21もベースフォーク20に対する進退動作をガイドローラによって案内するようになっている。
【0031】
このスライドフォーク19は、図示しない公知のチェーンスプロケット機構によって伸縮し、パレットP長辺を格納室8側に向けた姿勢で車載パレットP又は空パレットPを両トップフォーク22に搭載して上記エレベータ昇降台7と格納室8との間で横送りするようになっている。また、このスライドフォーク19は、図示しない駆動装置によって上下動可能に構成され、車載パレットP又は空パレットPを横送りする際、車載パレットP又は空パレットPが各棚レール9に干渉しないように上方に持ち上げる一方、車載パレットP又は空パレットPを格納室8に格納する際、車載パレットP又は空パレットPを下方に下げて各棚レール9に載置するようになっている。
【0032】
図1〜4に示すように、この発明の特徴として、上記各格納室8の各棚レール9のエレベータ昇降路6側の端部には、後退規制手段としての第1固定ストッパ24が固定されている。この第1固定ストッパ24は上方に突出する突出部24aを有し、この突出部24aの格納室8奥部側には垂直当接面24bが形成されている。一方、上記パレットPは、中央立上がり部p1と、この中央立上がり部p1の両側の2つの車輪乗入部p2,p2と、各車輪乗入部p2を構成する内外の縦面p3とで一体に折り曲げ形成され、その短辺側両端には、補強板を兼ねるL字形の当て板25が横ずれ規制手段としての当て面25aを垂下させて取り付けられ、この当て板25のパレットPへの取付部両端面を上記第1固定ストッパ24の垂直当接面24b及び後述する第2固定ストッパ30の垂直当接面30bと当接する垂直当接面25b,25cとしている。
【0033】
そして、上記第1固定ストッパ24の垂直当接面24bは、車載パレットP又は空パレットPを両棚レール9に載置した状態で、車載パレットP又は空パレットPの当て板25の垂直当接面25bに当接して車載パレットP又は空パレットPがエレベータ昇降路6側へ後退しないように移動規制している。なお、上記第1固定ストッパ24の突出部24aの突出量(垂直当接面25b,30b同士の当接する上下寸法)は僅か5mm程度であるが、震度7程度の大地震が発生しても車載パレットP又は空パレットPは上記突出部24aを乗り越えず、車載パレットP又は空パレットPが格納室8から落下しないことが実験で得られている。
【0034】
また、上記当て面25aは、車載パレットP又は空パレットPの格納室8への移載開始から上記各棚レール9の外側方に位置して車載パレットP又は空パレットPがエレベータ昇降路6側から見て左右横方向へ位置ずれしないように移動規制するようになっている。
【0035】
上記各棚レール9は、ウェブ9a、上フランジ9b及び下フランジ9cとで一体に形成された溝形鋼からなり、上記上フランジ9bは下フランジ9cよりも短く形成されている。各格納室8では、2条の棚レール9は互いに溝を外側方に向け、各棚レール9のエレベータ昇降路6側の端部は各棚レール9を支持する棚柱27にブラケット26を介して取り付けられ、各棚レール9の格納室8奥部側の端部は建物1の梁28にブラケット29を介して取り付けられている。
【0036】
上記各棚レール9における上フランジ9bのエレベータ昇降路6側の端部には、エレベータ昇降路6側に行くに従って格納室8内側方に傾斜するガイド面9dが形成され、車載パレットP又は空パレットPの格納室8への移載開始時、上記当て板25の当て面25aを上記ガイド面9dで案内するようになっている。
【0037】
上記各棚レール9の格納室8奥部側の端部には、前進規制手段としての第2固定ストッパ30が一体に設けられている。この第2固定ストッパ30も上記第1固定ストッパ24と同様、上方に突出する突出部30aを有し、この突出部30aのエレベータ昇降路6側には垂直当接面30bが形成されている。そして、上記第2固定ストッパ30の垂直当接面30bは、車載パレットP又は空パレットPを両棚レール9に載置した状態で、車載パレットP又は空パレットPの当て板25の垂直当接面25cに当接して車載パレットP又は空パレットPが格納室8奥部へ前進しないように移動規制している。
【0038】
このように、本例では、各棚レール9の第1固定ストッパ24の垂直当接面24bを車載パレットP又は空パレットPの当て板25の垂直当接面25bに当接させて、車載パレットP又は空パレットPのエレベータ昇降路6側への移動を規制していることから、地震の振動による力の従来例1〜3の如き上向き変換をなくして第1固定ストッパ24を車載パレットP又は空パレットPから外れないようにすることができ、車載パレットP又は空パレットPを確実に浮き上がらないようにして格納室8からの落下を防止することができる。
【0039】
また、固定式の第1固定ストッパ24を採用しているので、従来例1,2の可動式に比べて簡素な構造で製作コストを低減することができるとともに、保守管理を容易に行うことができる。
【0040】
さらに、パレットP側の当て面25aを車載パレットP又は空パレットPの格納室8への移載開始から上記各棚レール9の外側方に位置させて車載パレットP又は空パレットPの横ずれを規制しているので、車載パレットP又は空パレットPをエレベータ昇降路6側から見て左右横方向に位置決めすることができる。また、上記当て面25aを常に棚レール9の側方にいるように設定しているので、上下動のストロークを短くすることができ、格納室8の上下の棚ピッチを短くすることができる。
【0041】
加えて、各棚レール9における上フランジ9bのエレベータ昇降路6側の端部にガイド面9dを形成したので、当て面25をガイド面9dで案内して車載パレットP又は空パレットPをスムーズに移載することができる。
【0042】
さらにまた、各棚レール9の格納室8奥部側の端部に第1固定ストッパ24と同様の第2固定ストッパ30を設けたので、格納室8に横送りされた車載パレットP又は空パレットPを行き過ぎないように第2固定ストッパ30でその移動を規制することができ、車載パレットP又は空パレットPの前後方向の位置決めを行うことができる。この第2固定ストッパ30も第1固定ストッパ24と同様に固定式であるため、簡素な構造で製作コストを低減することができるとともに、保守管理を容易に行うことができる。
【0043】
なお、上記の実施形態では、当て面25aを各棚レール9の外側方に位置させたが、これとは逆に、内側方に位置させるようにしても同様の作用効果を奏することができるものである。また、参考例として示す図6では、各棚レール9の上フランジ9bを上方に延出して当て面9eとしてこの当て面9eで横ズレ規制手段を構成し、車載パレットP又は空パレットPの格納室8への移載開始から車載パレットP又は空パレットPの短辺側両端の外側方に上記当て面9eを位置させて車載パレットP又は空パレットPがエレベータ搬送路6側から見て左右横方向へ位置ずれしないように移動規制するようにしている。この場合、上記の実施形態で設けた当て板25の当て面25aはなくす。
【0044】
なお、本例では、立体駐車装置がエレベータ式立体駐車装置である場合を示したが、他の立体駐車装置に適用することができるものであり、さらには、移載方式もコンベア方式等では上下動なしの水平移動だけでよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、垂直当接面を有する後退規制手段を格納室の2条の棚レールに設け、上記垂直当接面をパレットの垂直当接面に当接させてパレットの搬送路側への後退を移動規制したので、地震が発生しても、パレットの浮き上がりを確実に防止してパレットを格納室から落下しないようにすることができる。
【0046】
また、横ずれ規制手段をパレットの短辺側両端に設け、該横ずれ規制手段をパレットの格納室への移載開始から上記各棚レールの外側方又は内側方に位置させてパレットが搬送路側から見て左右横方向へ位置ずれしないように移動規制するので、移載時にパレットの左右横方向の位置決めを行うことができる。また、移載時に横送り動作に加えて上下動作をも必要とする場合には、横ずれ規制手段が常に棚レールの側方にいるように設定されているため、上下動のストロークが短くなり、エレベータ式立体駐車装置のように多数の格納室が上下方向に階層状にある立体駐車装置では、上下の棚ピッチが短くなるという利点を有する。
【0047】
さらに、各棚レールの搬送路側の端部に搬送路側に行くに従って格納室内側方に傾斜するガイド面を形成しているので、パレットの格納室への移載開始時、横ずれ規制手段を上記ガイド面で案内して、パレットをスムーズに移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は棚レールの両端部分を拡大して示す側面図、(b)は棚レールの両端部分を拡大して示す平面図である。
【図2】 (a)は棚レール全体の側面図、(b)は棚レール全体の平面図である。
【図3】 パレットを棚レールに移載した状態で第1固定ストッパをスライドフォーク先端側から見た正面図である。
【図4】 格納室に格納された状態のパレットの斜視図である。
【図5】 エレベータ式立体駐車装置の概略構成図である。
【図6】 参考例の図3相当図である。
【符号の説明】
6 エレベータ昇降路
7 エレベータ昇降台(搬送手段)
8 格納室
9 棚レール
9d ガイド面
9e 当て面(横ずれ規制手段)
19 スライドフォーク(移載手段)
24 第1固定ストッパ(後退規制手段)
24a 突出部
24b 第1固定ストッパの垂直当接面
25a 当て面(横ずれ規制手段)
25b パレットの垂直当接面
25c パレットの垂直当接面
30 第2固定ストッパ(前進規制手段)
30a 突出部
30b 第2固定ストッパの垂直当接面
C 車両
P パレット
Claims (5)
- 車両をパレットごと搭載して搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
上記搬送路の側方に設けられた格納室と、
上記搬送手段に搭載され、入出庫時、パレット長辺を格納室側に向けた横向き姿勢で上記パレットを搬送手段と格納室との間で横送り動作により移載する移載手段とを備えた立体駐車装置であって、
上記格納室には、パレットの短辺側両端を下方から支持する2条の棚レールが設けられ、かつ該各棚レールには、垂直当接面を有しこの垂直当接面がパレットの垂直当接面に当接してパレットが搬送路側へ後退しないように移動規制する後退規制手段が設けられ、
上記パレットの短辺側両端には、パレットの格納室への移載開始から上記各棚レールの外側方又は内側方に位置してパレットが搬送路側から見て左右横方向へ位置ずれしないように移動規制する横ずれ規制手段が設けられ、
上記各棚レールの搬送路側の端部には、搬送路側に行くに従って格納室内側方に傾斜するガイド面が形成され、パレットの格納室への移載開始時、横ずれ規制手段を上記ガイド面で案内するようになっていることを特徴とする立体駐車装置。 - 請求項1記載の立体駐車装置において、
格納室には、パレットの短辺側両端を下方から支持する2条の棚レールが設けられ、
後退規制手段は、上記各棚レールに固定され上方に突出する突出部を有する固定ストッパからなり、上記突出部に垂直当接面が形成されていることを特徴とする立体駐車装置。 - 請求項2記載の立体駐車装置において、
固定ストッパは、各棚レールの搬送路側の端部に設けられていることを特徴とする立体駐車装置。 - 請求項1に記載の立体駐車装置において、
各棚レールの格納室奥部側の端部には、垂直当接面を有しこの垂直当接面がパレットの垂直当接面に当接してパレットが格納室奥部へ前進しないように移動規制する前進規制手段が設けられていることを特徴とする立体駐車装置。 - 請求項4記載の立体駐車装置において、
前進規制手段は、各棚レールに固定され上方に突出する突出部を有する固定ストッパからなり、上記突出部に垂直当接面が形成されていることを特徴とする立体駐車装置。
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