JP3838306B2 - エレベータ式立体駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータ式立体駐車装置の改良に関し、特に、入出庫時における昇降台の安定化対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータ式立体駐車装置には、地上階である車両乗入れ階とこれに続く駐車部とが設けられ、この駐車部には、上下方向に延びるエレベータ昇降路が上記車両乗入れ階にまで達するように設けられ、このエレベータ昇降路の側方には複数の格納棚が階層状に配置されている。上記エレベータ昇降路には、エレベータ昇降台がワイヤロープやチェーン等の吊下げ部材で水平に吊下げ支持されて配置され、巻上駆動モータを起動させて上記吊下げ部材を巻き上げたりあるいは巻き戻したりすることにより、上記エレベータ昇降台を車両乗入れ階と駐車部との間でエレベータ昇降路に沿って昇降させ、車両を車両乗入れ階のフロアと駐車部の各格納棚との間でエレベータ昇降台を介して受け渡すようにしている。
【0003】
このようなエレベータ式立体駐車装置では、車両をエレベータ昇降台と各格納棚との間で受け渡す際や、入出庫時にエレベータ昇降台を車両乗入れ階で停止させる際、エレベータ昇降台を吊下げ部材で吊り下げた状態でその車両搭載レベルを各格納棚の車両載置レベルや車両乗入れ階の車両乗入れレベルにレベル合わせし、車両の受渡しをスムーズに行っている。
【0004】
しかし、折角、このようにレベル合わせをしても、エレベータ昇降台を吊り下げた状態で各格納棚側方や車両乗入れ階のフロア側方に位置付けているだけであることから、出庫しようとする車両を各格納棚からエレベータ昇降台に受け渡すと、車体重量に相当する荷重がエレベータ昇降台に作用するため吊下げ部材に伸びが生じ、その分だけエレベータ昇降台が沈み込んでその車両搭載レベルが下がり、各格納棚の車両載置レベルとの間に高低差が生じて車両の受渡しがスムーズに行われなくなる。一方、逆に入庫しようとする車両をエレベータ昇降台から各格納棚に受け渡すと、エレベータ昇降台に作用していた車体重量に相当する荷重が取り除かれるためそれまで伸びていた吊下げ部材に復元力が生じ、その分だけエレベータ昇降台が浮き上がってその車両搭載レベルが上がり、同様に各格納棚の車両載置レベルとの間に高低差が生じて車両の受渡しがスムーズに行われなくなる。
【0005】
そこで、昇降台を吊り下げたタイプの機械式立体駐車装置として、昇降台の両側に流体圧シリンダを2基ずつ設置するとともに、各々の流体圧シリンダのピストンロッド先端にローラを取り付ける一方、各格納棚側に上記ローラが係合する開口部や係合部材等の係合手段を設け、車両の入出庫に備えて上記昇降台が目的の格納棚の側方に昇降して停止した後、上記各流体圧シリンダを伸長作動させて各ローラを上記係合部材に係合させることにより、上記昇降台の荷重変動による傾きを規制して昇降台を定位置に水平に保持し、昇降台の車両搭載レベルと各格納棚の車両載置レベルとの間に荷重変動による高低差を生じないようにして車両の受渡しをスムーズに行うようにした機械式立体駐車装置が提案されている(実開平4−134357号公報、特開平1−178679号公報及び特開平8−310608号公報参照)。
【0006】
しかし、上記の3つの提案例は、いずれも格納棚に対する昇降台のレベル合わせ対策であり、車両乗入れ階に対する昇降台のレベル合わせ対策は施されていない。したがって、上記の3つの提案例では、入出庫時に昇降台を車両乗入れ階で停止させてその車両搭載レベルを車両乗入れ階の車両乗入れレベルにレベル合わせしても、車両の乗入れ・乗出しに伴う荷重変動により昇降台が浮き上がったり沈み込み、昇降台の車両搭載レベルと車両乗入れ階の車両乗入れレベルとの間に高低差が生じて車両の受渡しがスムーズに行われなくなる。
【0007】
特に、車両の入庫時に、車両乗入れ階でその車両乗入れレベルと昇降台の車両搭載レベルとの間に高低差が生ずると、次のような問題が発生する。すなわち、図5にエレベータ式立体駐車装置を例に挙げて示すように、エレベータ昇降台101が入庫に備えて空パレット102を伸縮フォークやローラコンベヤ等の移載装置103に搭載してエレベータ昇降路104を車両乗入れ階105のフロア105aまで下降し、その車両搭載レベルを車両乗入れ階105の車両乗入れレベル(フロア105a)にレベル合わせして停止しているとする。この際、上記エレベータ昇降路104下降端のピット106に設置された昇降旋回装置107の旋回台107aは下降状態にあり、この旋回台107aとエレベータ昇降台101上の空パレット102とは距離を隔てている。この状態で、入庫車両108が車両乗入れ階105のフロア105aに進入し、図5仮想線のように、可動デッキ109を経て上記エレベータ昇降台101上の空パレット102に乗入れを開始すると、車体重量に相当する荷重がエレベータ昇降台101に作用してエレベータ昇降台101を吊下げ支持する吊下げ部材110が伸び、その結果、エレベータ昇降台101が沈み込んでその車両搭載レベルが下がり、車両乗入れ階105の車両乗入れレベルとの間に高低差が生ずる。このようにエレベータ昇降台101の車両搭載レベルが下がると、その分だけ入庫車両108のルーフの位置が図5実線のように下がってしまい、本来ならば光電管等の高さ制限検知センサー111の光ビームを遮るはずの車高の高い入庫車両108が検知されずにそのまま素通りして駐車部に搬入されてしまうことになり、車両の破損事故が招くおそれがある。また、このようなエレベータ昇降台101の車両搭載レベルの変動は出庫時にも起こるため、入出庫時に運転者に不安感を与えることにもなる。
【0008】
そこで、入出庫時、エレベータ昇降台の車両搭載レベルの変動をなくす対策として、車両乗入れ階のピット側壁上端の四隅に支持部材を水平方向に突設し、車両乗入れ階に下降してきたエレベータ昇降台を上記支持部材で支持してその車両搭載レベルを車両乗入れレベルにレベル合わせするとともに、車体重量に相当する荷重を支持部材に作用させてエレベータ昇降台に作用しないようにし、これにより、吊下げ部材の伸び縮みをなくして車両乗入れ・乗出し時にエレベータ昇降台が浮き上がったり沈み込まないようにし、エレベータ昇降台をその車両搭載レベルが変動しないように安定して支持するようにしたエレベータ式立体駐車装置を本出願人は先に出願している(特開平9−60325号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の最後に述べたエレベータ式立体駐車装置では、エレベータ昇降台を支持部材で安定して支持することができるものの、エレベータ昇降台が車両乗入れ階に下降する過程で制御系のトラブルにより暴走して車両乗入れ階の車両乗入れレベル(フロア)をオーバーランした際には、エレベータ昇降台が支持部材と衝突してエレベータ昇降台や支持部材が損傷し、その後の入出庫に支障を来すことになる。また、この衝突による衝撃が車両に作用して車両が被害を被ることにもなる。
【0010】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エレベータ昇降台を荷重の変動に関わりなく安定して支持し、入庫制限車両の誤入庫や運転者の不安をなくすとともに、制御系のトラブルでエレベータ昇降台が正規の車両乗入れレベルをオーバーランしても、入出庫に支障を来さずかつ車両に被害を及ぼさないようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、エレベータ昇降台を車両乗入れ階で動かないようにロック装置で位置決め固定したことを特徴とする。
【0012】
具体的には、この発明は、エレベータ昇降台を吊下げ部材で吊り下げて車両乗入れ階とその上方の駐車部との間で昇降させ、車両を上記車両乗入れ階と駐車部との間で受け渡すエレベータ式立体駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0013】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記駐車部に、上記エレベータ昇降台が昇降するエレベータ昇降路を上記車両乗入れ階に達するように設ける。このエレベータ昇降路の両側方に2条の棚レールからなる複数の格納棚を上下方向に階層状に設ける。上記エレベータ昇降路の下降端にピットを凹設するとともに、該ピットの四隅に、上記各格納棚の棚レールの一端が取り付けられた4本の棚柱を上記車両乗入れ階を経てエレベータ昇降路上端にまで達するように1本ずつ立設して上記エレベータ昇降台の四隅をこれら棚柱に沿って昇降案内するようにする。上記エレベータ昇降台に、先端に係合溝を有するロック部材と、このロック部材を水平方向に進退させるアクチュエータとからなるロック手段をエレベータ昇降台の四隅に対応するように水平方向に進退可能に取り付ける。さらに、上記車両乗入れ階及び各格納棚側に、上記ロック手段の進出状態でロック部材の係合溝に係合する一方、後退状態で離脱する転動自在なローラ又は摺動自在なピンからなる係合手段を上記各棚柱に取り付けて配置する。そして、上記ロック部材の係合溝に車両乗入れ階側のローラ又はピンが係合した状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルを上記車両乗入れ階の車両乗入れレベルにレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台を車両乗入れ階の車両乗入れレベルに位置決め固定する一方、上記ロック部材の係合溝に各格納棚側のローラ又はピンが係合した状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルを上記各格納 棚の車両載置レベルにレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台を各格納棚の車両載置レベルに位置決め固定するようにしたことを特徴とする。
【0014】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、入出庫時、エレベータ昇降台が車両乗入れ階に達し、ロック手段のロック部材がアクチュエータの伸長作動により進出してその係合溝に係合手段を構成するローラ又はピンが係合案内される。この状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルが車両乗入れ階の車両乗入れレベルにレベル合わせされる。
【0015】
この際、エレベータ昇降台は、上記ロック部材の係合溝にローラ又はピンが係合することにより動かないように車両乗入れ階で車両乗入れレベルに位置決め固定されていることから、入庫車両がエレベータ昇降台に乗り入れたり、出庫車両がエレベータ昇降台から乗り出したりして車体重量に相当する荷重が変動しても、浮き上がったり沈み込んだりせず水平に安定して支持される。
【0016】
したがって、エレベータ昇降台の車両搭載レベルと車両乗入れ階の車両乗入れレベルとの間に荷重変動による高低差が生じず、車両の受渡しがスムーズに行われる。さらに、入庫車両にルーフの高さ変動がないことから、入庫規制されるべき車両が高さ制限検知センサーにより確実に検知され、素通りして駐車部に搬入されることによる車両の破損事故が回避されるとともに、入出庫時に運転者に不安感を与えない。
【0017】
また、エレベータ昇降台が車両乗入れ階に達する過程で制御系のトラブルにより暴走して車両乗入れレベルをオーバーランした際でも、この段階では、ロック手段は後退していて係合手段とは一定の距離を隔てていることから、エレベータ昇降台は周りに配置されている部材に衝突せず、これらの損傷が防止され、その後の入出庫に支障を来さない。また、衝突による衝撃が車両に作用することもないので、車両が被害を被ることもない。
【0018】
さらに、入出庫時、エレベータ昇降台がエレベータ昇降路を昇降して目的の格納棚側方に達し、ロック手段のロック部材がアクチュエータの伸長作動により進出してその係合溝に係合手段を構成するローラ又はピンが係合案内される。この状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルが各格納棚の車両載置レベルにレベル合わせされ、かつエレベータ昇降台は車両搭載レベルが変動しないように位置決め固定されることから、エレベータ昇降台と各格納棚との間で車両を受け渡す際に荷重変動が生じても、エレベータ昇降台は浮き上がったり沈み込んだりせず水平に安定して支持され、車両の受渡しがスムーズに行われる。さらに、ロック手段がエレベータ昇降台と車両乗入れ階との間のレベル合わせ及び位置決め固定だけでなく、エレベータ昇降台と格納棚との間のレベル合わせ及び位置決め固定にも利用されるため至便である。
【0019】
また、ロック手段及び係合手段を共にエレベータ昇降台の四隅に対応するように配置することで、エレベータ昇降台がその四隅で位置決め固定され、バランス良く安定して支持される。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロック部材の係合溝の開放端部に溝幅を外側に向かって拡大するテーパ面を形成したことを特徴とする。
【0021】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、ローラ又はピンは、ロック部材の係合溝の開放端部に形成されたテーパ面に案内されて上記係合溝にスムーズにかつ確実に係合する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0023】
図1,図2及び図4はこの発明の実施形態に係る下部乗入れ方式のエレベータ式立体駐車装置を示す。
【0024】
図1,図2及び図4において、1は鉄塔からなる建物、2はこの建物1の地上階に設けられた入出庫口であって、上記建物1内部の地上階には車両乗入れ階3が構成され、この立体駐車装置では、車両乗入れ階3を1階としてその上方である2階以上(最上階を除く)を駐車部4とし、建物1内部の最上階を機械室5としている。上記駐車部4、つまり建物1内部の機械室5下方には、上下方向に延びるエレベータ昇降路6が車両乗入れ階3にまで達するように設けられ、このエレベータ昇降路6には、中央開口部7aを有するエレベータ昇降台7が配置され、このエレベータ昇降台7の中央開口部7a両側には、伸縮フォークやローラコンベヤ等からなる移載装置8が搭載されている。また、上記エレベータ昇降路6の両側方には、2条の棚レール9からなる複数の格納棚10が上下方向に階層状に設けられている。そして、上記エレベータ昇降台7は、空パレットP又は車載パレットPを移載装置8に搭載し、この移載装置8の作動によって空パレットP又は車載パレットPを各格納棚10との間で受け渡すようになっている。
【0025】
上記機械室5には、複数個のプーリ11とそのうちの1個に駆動連結された1基の巻上駆動モータ12とが梁13にそれぞれ取り付けられて配置され、上記各プーリ11には、4本のワイヤロープやチェーン等からなる吊下げ部材14の中途部が掛け渡されている。これら吊下げ部材14の一端は上記エレベータ昇降台7の四隅にそれぞれ連結されてエレベータ昇降台7を水平に吊下げ支持し、各吊下げ部材14の他端はカウンタウェイト15にそれぞれ連結されている。そして、上記各プーリ11を巻上駆動モータ12の起動により回転させ、上記各吊下げ部材14を巻き上げたりあるいは巻き戻したりすることにより、上記エレベータ昇降台7を車両乗入れ階3と駐車部4との間でエレベータ昇降路6に沿って昇降させ、車両Cを上記車両乗入れ階3と駐車部4との間、つまりエレベータ昇降台7と各格納棚10との間やエレベータ昇降台7と車両乗入れ階3のフロア3aとの間でパレットPごと受け渡すようにしている。
【0026】
上記エレベータ昇降路6の下降端である入出庫口2対応箇所にはピット16が凹設され、このピット16には昇降旋回装置17が設置されている。この昇降旋回装置17は、旋回台18が水平面内で旋回可能にかつ上下方向に昇降可能にベース19に取り付けられて構成され、上記旋回台18はエレベータ昇降台7が車両乗入れ階3に下降した際、その中央開口部7aを通過するようになっている。そして、入庫時、車両乗入れ階3で下降待機中のエレベータ昇降台7上の空パレットPに乗り入れた車両CをパレットPごと上記旋回台18の上昇動作により持ち上げ、水平面内で180°旋回させてその向きを前進出庫の退出姿勢になるよう変えるようになっている。つまり、車両Cを車両乗入れ階3で待機中のパレットPに前進運転で乗り入れて入庫する一方、パレットPから前進運転で乗り出して出庫するようになっている。
【0027】
上記車両乗入れ階3のピット16両側には、光電管等の一対の高さ制限検知センサーSが配置され、この高さ制限検知センサーSは、車両乗入れ階3で下降待機中のエレベータ昇降台7上の空パレットPに車両Cが乗り入れた際、この車両Cの車高が規定高さを越える場合にこのことを検知するようになっている。つまり、エレベータ昇降台7上の空パレットPに乗り入れた車両Cが一方の高さ制限検知センサーSから投光された光ビームを遮らず、この光ビームを他方の高さ制限検知センサーSで受光すると、上記乗り入れた車両Cが入庫可能な規定高さ内の車高であると判定してそのまま入庫を許可する一方、乗り入れた車両Cが一方の高さ制限検知センサーSから投光された光ビームを遮り、この光ビームを他方の高さ制限検知センサーSで受光することができないと、上記乗り入れた車両Cが入庫制限に引っかかる規定高さを越える車高であると判定して入庫を規制するようになっている。
【0028】
上記ピット16の四隅には4本の棚柱20が立設され、これら棚柱20は車両乗入れ階3を経てエレベータ昇降路6上端にまで達し、上記各格納棚10の棚レール9の一端が各棚柱20に取り付けられているとともに、エレベータ昇降台7の四隅をこれら棚柱20に沿って昇降案内するようになっている。
【0029】
図3に拡大詳示するように、上記エレベータ昇降台7の四隅には、ロック手段としてのロック装置21が水平方向に進退可能に取り付けられている。このロック装置21は、格納棚10側に向かって水平に延びるピストンロッド22aを有するアクチュエータとしての流体圧シリンダ22を備え、この流体圧シリンダ22のピストンロッド22a先端にはプレート状のロック部材23が連結片24で連結され、このロック部材23は上下一対のスライドガイド25のガイド溝25aに摺動自在に係合保持され、このロック部材23を上記流体圧シリンダ22の伸縮作動により水平方向に進退させるようになっている。また、上記ロック部材23の先端には、側方に開放する係合溝26が形成され、この係合溝26の開放端部には、溝幅を外側に向かって拡大するテーパ面26aが形成されている。
【0030】
一方、上記車両乗入れ階3のピット16には、上記ロック部材23の係合溝26に係合する係合手段としての転動自在なローラ27が取付金具28によってエレベータ昇降台7の四隅に対応するように、つまり上記各ロック装置21に対応するように上記各棚柱20下端寄りに取り付けられて配置され、上記ロック部材23が進出状態で上記ローラ27の係合溝26に係合する一方、上記ロック部材23が後退状態で係合溝26から離脱するようになっている。
【0031】
そして、上記エレベータ昇降台7が車両乗入れ階3のフロア3a側方に停止した状態で、エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した伸長作動により水平方向に進出させ、その進出動作に伴ってその係合溝26のテーパ面26aをガイドとしてローラ27を係合溝26に係合させることにより、上記エレベータ昇降台7の車両搭載レベルを上記車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)にレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台7を車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)に位置決め固定するようになっている。
【0032】
また、上記各格納棚10側には、上記ピット16側に配置した係合手段であるローラ27と同じローラ27が取付金具28によってエレベータ昇降台7の四隅に対応するように、つまり上記各ロック装置21に対応するように上記各棚柱20に棚ピッチごとに取り付けられて配置され、このローラ27にも上記ロック部材23が進出状態でこれらローラ27の係合溝26に係合する一方、上記ロック部材23が後退状態で係合溝26から離脱するようになっている。
【0033】
そして、上記エレベータ昇降台7が各格納棚10側方に停止した状態で、エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した伸長作動により水平方向に進出させ、その進出動作に伴ってその係合溝26のテーパ面26aをガイドとしてローラ27を係合溝26に係合させることにより、上記エレベータ昇降台7の車両搭載レベルを上記各格納棚10の車両載置レベル(棚レール9)にレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台7を各格納棚10の車両載置レベル(棚レール9)に位置決め固定するようになっている。
【0034】
次に、車両Cの入庫手順について説明する。出庫手順については入庫の場合と逆の手順にて行えばよいので説明は省略する。
【0035】
まず、エレベータ昇降台7が入庫に備えて空パレットPを移載装置8に搭載してエレベータ昇降路6を車両乗入れ階3のフロア3aまで下降して停止する。この段階では、単に、エレベータ昇降台7を車両乗入れ階3のフロア3aまで下降させているだけであり、エレベータ昇降台7の車両搭載レベルは車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)にほぼレベル合わせされているが、荷重変動によりレベルが合わなくなる不安定要素を含んでいる。
【0036】
次いで、上記エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した伸長作動により水平方向に進出させ、その進出動作に伴ってその係合溝26のテーパ面26aをガイドとしてピット16側のローラ27を係合溝26に係合させることにより、上記エレベータ昇降台7の車両搭載レベルを上記車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)にレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台7を車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)に位置決め固定する(図1参照)。
【0037】
これにより、エレベータ昇降台7をその四隅で位置決め固定してバランス良く安定支持することができる。また、この際、ローラ27をロック部材23の係合溝26のテーパ面26aに案内するので、ローラ27を係合溝26にスムーズにかつ確実に係合させることができる。
【0038】
その後、入庫車両Cを車両乗入れ階3のフロア3aに進入させ、可動デッキ(図5に符号109を付したものを参照)を経て上記エレベータ昇降台7上の空パレットPに乗入れを開始する。
【0039】
この際、エレベータ昇降台7をローラ27とロック部材23の係合溝26との係合により動かないように車両乗入れ階3で車両乗入れレベル(フロア3a)に位置決め固定していることから、入庫車両Cがエレベータ昇降台7に乗り入れて車体重量に相当する荷重がエレベータ昇降台7に作用しても、このエレベータ昇降台7を沈み込まないように水平に安定して支持することができる。逆に、出庫の場合には、出庫車両Cがエレベータ昇降台7から乗り出して車体重量に相当する荷重がエレベータ昇降台7から取り除かれても、このエレベータ昇降台7を浮き上がらないように水平に安定して支持することができる。
【0040】
したがって、エレベータ昇降台7の車両搭載レベルと車両乗入れ階3の車両乗入れレベル(フロア3a)との間に荷重変動による高低差が生じず、車両Cをスムーズに受け渡すことができる。さらに、入庫車両Cのルーフの高さが変動しないので、入庫規制されるべき車両Cを高さ制限検知センサーSで確実に検知でき、素通りして駐車部4に搬入されることによる車両Cの破損事故を回避することができるとともに、入出庫時に運転者に不安感を与えるのをなくすことができる。
【0041】
また、エレベータ昇降台7が車両乗入れ階3に達する過程で制御系のトラブルにより暴走して車両乗入れレベル(フロア3a)をオーバーランした際でも、この段階では、ロック部材23は後退していてローラ27とは係合せずに一定の距離を隔てているので、エレベータ昇降台7を周りに配置されている部材に衝突させずに済み、これらの損傷を防止することができる。また、衝突による衝撃が車両Cに作用することもないので、車両Cが被害を被るのをなくすことができる。
【0042】
しかる後、可動デッキを車両旋回時にパレットPと干渉しないように下方に回動させて垂下姿勢に保持し、この状態から旋回昇降装置17の旋回台18を上昇させ、旋回台18をエレベータ昇降台7の中央開口部7aを通過させて車両CをパレットPごと上方に持ち上げた後、旋回昇降装置17の旋回台18を旋回させ、入庫車両Cを水平面内で180°方向転換して前進運転で退出できるよう出庫に備える。その後、旋回昇降装置17の旋回台18を下降させて車載パレットPをエレベータ昇降台7に受け渡した後、エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した収縮作動により後退させ、ピット16側のローラ27を係合溝26から離脱させて位置決め固定状態を解除し、上昇態勢を整える。その後、エレベータ昇降台7を目的の格納棚10まで上昇させて入庫車両CをパレットPごと移載装置8により格納棚10に受け渡す。
【0043】
この際にも、上記エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した伸長作動により水平方向に進出させ、その進出動作に伴ってその係合溝26のテーパ面26aをガイドとして格納棚10側のローラ27を係合溝26に係合させることにより、上記エレベータ昇降台7の車両搭載レベルを格納棚10の車両載置レベル(棚レール9)にレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台7を格納棚10の車両載置レベル(棚レール9)に位置決め固定する(図2参照)。これにより、上述の如き車両乗入れ階3での車両乗入れの場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0044】
その後、上記エレベータ昇降台7の四隅のロック部材23を各流体圧シリンダ22の同期した収縮作動により後退させ、格納棚10側のローラ27を係合溝26から離脱させて位置決め固定状態を解除した後、引き続き入庫がある場合には、エレベータ昇降台7を車両乗入れ階3に下降させて入庫に備える一方、出庫がある場合には、エレベータ昇降台7を目的の格納棚10側方に昇降させて車両CをパレットPごと格納棚10から受け取り、車両乗入れ階3に下降させて出庫させる。
【0045】
なお、上記の実施形態では、係合部材として転動自在なローラ27を採用したが、摺動自在なピンであってもよく、また、ロック装置21の駆動源であるアクチュエータとして流体圧シリンダ22を採用したが、電動モータで駆動するパワーシリンダであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、エレベータ昇降台に設けたロック手段のロック部材をアクチュエータの伸長作動により進出させ、車両乗入れ階及び各格納棚側に設けた係合手段を構成するローラ又はピンを上記ロック部材の係合溝に係合させた状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルを上記車両乗入れ階及び各格納棚の車両乗入れレベルにレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台を車両乗入れ階及び各格納棚の車両乗入れレベルに位置決め固定するようにした。したがって、この位置決め固定状態で、エレベータ昇降台を上記ロック部材の係合溝にローラ又はピンが係合することにより動かないように車両乗入れ階及び各格納棚側方で位置決め固定して荷重変動による浮き沈みをなくし、入出庫を安定してかつスムーズに行うことができる。さらに、入庫規制されるべき車両を高さ制限検知センサーで確実に検知して素通りをなくし、そのまま駐車部に搬入されることによる車両の破損事故を回避することができるとともに、入出庫時の運転者の不安感を解消することができる。また、エレベータ昇降台が暴走して車両乗入れレベルをオーバーランしても、この段階では、ロック手段は後退していて係合手段とは一定の距離を隔てているので、昇降台が周りのものに衝突することによる損傷を防止することができる。また、この衝突による衝撃が車両に作用しないので、車両の被害を未然に防止することができる。さらに、ロック手段がエレベータ昇降台と車両乗入れ階との間のレベル合わせ及び位置決め固定だけでなく、エレベータ昇降台と格納棚との間のレベル合わせ及び位置決め固定にも利用されるため至便である。さらにまた、ロック手段及び係合手段を共にエレベータ昇降台の四隅に対応するように配置することで、エレベータ昇降台をその四隅で位置決め固定してバランス良く安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係るエレベータ式立体駐車装置においてエレベータ昇降台を車両乗入れ階の車両乗入れレベルに位置決め固定した状態を示す図である。
【図2】 この発明の実施形態に係るエレベータ式立体駐車装置においてエレベータ昇降台を格納棚の車両載置レベルに位置決め固定した状態を示す図である。
【図3】 ロック装置とローラとの関係を示す拡大図である。
【図4】 この発明の実施形態に係るエレベータ式立体駐車装置の全体概略構成図である。
【図5】 従来例のエレベータ式立体駐車装置において車両がエレベータ昇降台に乗り入れる状態を示す図である。
【符号の説明】
3 車両乗入れ階
4 駐車部
6 エレベータ昇降路
7 エレベータ昇降台
10 格納棚
14 吊下げ部材
21 ロック装置(ロック手段)
22 流体圧シリンダ(アクチュエータ)
23 ロック部材
26 係合溝
26a テーパ面
27 ローラ(係合手段)
C 車両
Claims (2)
- エレベータ昇降台を吊下げ部材で吊り下げて車両乗入れ階とその上方の駐車部との間で昇降させ、車両を上記車両乗入れ階と駐車部との間で受け渡すエレベータ式立体駐車装置であって、
上記駐車部には、上記エレベータ昇降台が昇降するエレベータ昇降路が上記車両乗入れ階に達するように設けられ、
このエレベータ昇降路の両側方には、2条の棚レールからなる複数の格納棚が上下方向に階層状に設けられ、
上記エレベータ昇降路の下降端にはピットが凹設されているとともに、該ピットの四隅には、上記各格納棚の棚レールの一端が取り付けられた4本の棚柱が上記車両乗入れ階を経てエレベータ昇降路上端にまで達するように1本ずつ立設されて上記エレベータ昇降台の四隅がこれら棚柱に沿って昇降案内されるようになっており、
上記エレベータ昇降台には、先端に係合溝を有するロック部材と、このロック部材を水平方向に進退させるアクチュエータとからなるロック手段がエレベータ昇降台の四隅に対応するように水平方向に進退可能に取り付けられ、
上記車両乗入れ階及び各格納棚側には、上記ロック手段の進出状態でロック部材の係合溝に係合する一方、後退状態で離脱する転動自在なローラ又は摺動自在なピンからなる係合手段が上記各棚柱に取り付けられて配置され、
上記ロック部材の係合溝に車両乗入れ階側のローラ又はピンが係合した状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルを上記車両乗入れ階の車両乗入れレベルにレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台を車両乗入れ階の車両乗入れレベルに位置決め固定する一方、上記ロック部材の係合溝に各格納棚側のローラ又はピンが係合した状態で、上記エレベータ昇降台の車両搭載レベルを上記各格納棚の車両載置レベルにレベル合わせするとともに、上記エレベータ昇降台を各格納棚の車両載置レベルに位置決め固定するようになっていることを特徴とするエレベータ式立体駐車装置。 - 請求項1記載のエレベータ式立体駐車装置において、
ロック部材の係合溝の開放端部には、溝幅を外側に向かって拡大するテーパ面が形成されていることを特徴とするエレベータ式立体駐車装置。
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-
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