JP2576808Y2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JP2576808Y2
JP2576808Y2 JP1993004476U JP447693U JP2576808Y2 JP 2576808 Y2 JP2576808 Y2 JP 2576808Y2 JP 1993004476 U JP1993004476 U JP 1993004476U JP 447693 U JP447693 U JP 447693U JP 2576808 Y2 JP2576808 Y2 JP 2576808Y2
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富和 山下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上下方向に配設された
複数の駐車棚を有する立体駐車装置に関し、詳しくは車
両を載せて昇降する昇降台の水平度を補正する手段を備
えた立体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車装置としては、
上下方向に複数段に配設された車両駐車棚と、これら駐
車棚の側方で昇降する昇降台と、この昇降台の4隅にそ
れぞれ係止されたロープを介して上記昇降台を昇降させ
る巻上げ手段とを備えたエレベータ式のものは一般に知
られている(特開平2−85472号公報参照)。また
上記駐車棚が複数台の車両を縦列に駐車できるように縦
長に形成され、これに対応させて上記昇降台上に車両を
載せて上記縦列方向にスライド自在なスライド台を備え
たものも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
立体駐車装置では、昇降台の4隅のロープにアンバラン
スな荷重が作用した場合、一部のロープが他のロープよ
りも伸び、昇降台が傾斜した状態になる懸念がある。特
に、上述の如きスライド台を有する昇降台の場合には、
車両を載せたスライド台を昇降台の一方の端部にスライ
ドさせた時、ロープの伸びの変化により昇降台が傾斜し
て、昇降台から駐車棚への車両の移載が難しくなる等の
問題がある。
【0004】本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、昇降台の水平状態を保持
することができる立体駐車装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題に対して、昇降台の4隅に連結する4本のロープのう
ちの少なくとも1本に昇降台の高さを補正する補正手段
を設けるようにするものである。
【0006】すなわち、上記課題を解決する請求項1に
記載の考案は、上下方向に複数段に配設されそれぞれ車
両を収容する駐車棚と、これら駐車棚の側方に形成され
車両を昇降台に搭載して昇降させるための昇降路と、上
記昇降台の4隅に係止された4本のロープを介して当該
昇降台を昇降させる巻上げ手段とを備え、上記昇降台と
各駐車棚との間で車両を移載させる立体駐車装置であっ
て、上記4本のロープのうち少なくとも1本のロープに
直列に接続され当該ロープと共に上記昇降台の吊下手段
を構成する伸縮可能な伸縮手段と、上記昇降台の傾きを
検出する傾斜検出手段と、上記傾斜検出手段の検出結果
に基づいて、上記昇降台が水平に保持されるように上記
各伸縮手段の作動を制御する制御手段とを備え、上記各
駐車棚はそれぞれ複数台の車両を縦列に収容するもので
あり、 上記昇降台は車両を載せて上記縦列方向にスライ
ド自在なスライド台を備えていて該スライド台と各駐車
棚との間で車両が移載されるものであり、上記伸縮手段
は上記4本のロープのうち上記昇降台における縦列方向
の一方の端部に配置された2本のロープに接続されてお
り、上記傾斜検出手段は、上記昇降台における縦列方向
の両端に設けられ各々当該昇降台の上下動に伴って正逆
に回転する回転体と、該回転体の回転量に基づいて当該
昇降台の端部高さを検出する一対のエンコーダとによっ
て構成され、上記制御手段は、上記両エンコーダの検出
結果を比較して、昇降台の縦列方向の傾きを制御する
とを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の考案は、上記請求項1に
記載の考案を発展させてなるものであって、上記伸縮手
段は、ロープの端部及び昇降台のうちの一方に設けられ
た雄ねじ部材と、他方に設けられ当該雄ねじ部材に螺合
する雌ねじ部材と、上記昇降台に設けられ上記雄ねじ部
材及び雌ねじ部材のうちの一方を他方に対し相対回転さ
せる駆動手段とを備えてなる点に特徴がある。
【0008】請求項3に記載の考案は、上下方向に複数
段に配設されそれぞれ車両を収容する駐車棚と、これら
駐車棚の側方に形成され車両を昇降台に搭載して昇降さ
せるための昇降路と、上記昇降台の4隅に係止された4
本のロープを介して当該昇降台を昇降させる巻上げ手段
とを備え、上記昇降台と各駐車棚との間で車両を移載さ
せる立体駐車装置において、上記4本のロープのうち少
なくとも1本のロープに直列に接続され当該ロープと共
に上記昇降台の吊下手段を構成する伸縮可能な伸縮手段
と、上記昇降台の傾きを検出する傾斜検出手段と、上記
傾斜検出手段の検出結果に基づいて、上記昇降台が水平
に保持されるように上記各伸縮手段の作動を制御する制
御手段と上記巻上げ手段の作動を上記昇降台が各駐車
棚配設高さで位置決め停止するよう制御する昇降制御手
段とを備えていて、上記傾斜検出手段が、上記各駐車棚
配設位置に対応して上下に間隔をおいて設 けられた指標
部材と、上記昇降台に設けられ当該指標部材の存在の有
無に応答して当該昇降台の傾きの有無を検出するセンサ
とよりなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記請求項1に記載の考案においては、入庫車
両は、昇降台のスライド台に載せられ、必要に応じて昇
降台上でその片側にスライドさせられる。そして、例え
ば、移動先のロープが長くなって昇降台が縦列方向にお
いて傾斜しても、制御手段が両側のエンコーダの高さ位
置の検出結果を比較して伸縮手段の伸縮量を調節するこ
とにより、昇降台を水平に保持することになる。よっ
て、昇降台を水平に保ったまま、巻上げ手段により駐車
位置まで上昇させることができる。一方、出庫車両が駐
車棚から昇降台のスライド台へ移載された際に昇降台が
傾斜しても、入庫時と同様にして当該昇降台を水平に保
持して下降させることができる。
【0010】請求項に記載の考案の場合、駆動手段の
作動によって雄ねじ部材及び雌ねじ部材のうちの一方が
他方に対して相対的に回転することにより、ロープの端
部と昇降台との間の距離が変化し、当該昇降台の水平が
確保される。
【0011】請求項に記載の考案の場合、昇降台は昇
降制御手段による巻上げ手段の作動の制御により各駐車
棚配設位置に昇降停止するが、その停止した状態で傾斜
していると、センサは当該駐車棚配設位置の指標部材を
検出することができず、昇降台が傾斜している、という
検出信号を伸縮手段の制御手段に対し出力することにな
る。
【0012】
【考案の効果】従って、上記請求項1に係る考案によれ
ば、昇降台の吊下手段の長さを調節する伸縮手段、昇降
台の傾きを検出する傾斜検出手段、及び該傾斜検出手段
の検出に基づいて上記伸縮手段の作動を制御する制御手
段を備えているから、4本のロープにアンバランスな荷
重が作用してその伸び量が互いに異なるものになって
も、昇降台を水平に保つことができ、昇降台上での車両
の偶発的な移動を防止することができるとともに、昇降
台と駐車棚との間での車両の移載を円滑に行なうことが
できるようになる。特に、昇降台上でのスライダによる
車両の移動に拘らず、当該昇降台を水平に保つことがで
き、昇降台と駐車棚との間での車両の移載を円滑に行な
う上で有利になる。しかも、一対のエンコーダによって
昇降台の該当部位の高低差をみることができるから、当
該昇降台の傾きを確実に検出することができる。
【0013】請求項に記載の考案の場合、雄ねじ部材
と雌ねじ部材との相対的な回転によって昇降台の該当部
位の高さの微調整が可能になるから、昇降台を水平に保
つ上で有利になる。
【0014】請求項に記載の考案の場合、昇降台の吊
下手段の長さを調節する伸縮手段、昇降台の傾きを検出
する傾斜検出手段、及び該傾斜検出手段の検出に基づい
て上記伸縮手段の作動を制御する制御手段を備えている
から、4本のロープにアンバランスな荷重が作用してそ
の伸び量が互いに異なるものになっても、昇降台を水平
に保つことができ、昇降台上での車両の偶発的な移動を
防止することができるとともに、昇降台と駐車棚との間
での車両の移載を円滑に行なうことができるようにな
る。特に、傾斜検出手段は各駐車棚配設位置に設けられ
た指標部材と昇降台に設けられたセンサとによって構成
されるから、その構造が簡単なものになる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】<実施例1> 図1および図2は本考案の実施例1に係る立体駐車装置
を示し、1は駐車塔、2は車両Wの入出庫口である。5
は車両Wを収容する駐車棚であり、この駐車棚5は、上
下方向に複数段に配設されており、各駐車棚5には、縦
列に車両Wを2台分収容するように、2個の駐車部5
a,5aが設けられている。各駐車部5aは、車両Wを
上記縦列方向と直交する方向に搬送可能なコンベアで形
成されている。
【0017】上記駐車棚5,5,…は、昇降路を挟んで
左右両側に配設されており、昇降路には車両Wを載せて
昇降する昇降台6が設けられている。この昇降台6は、
4隅にそれぞれ係止されたロープ7により吊り下げられ
ており、これらロープ7,7,…は、駐車塔1の天井部
に設けられた第1そらせ滑車8に巻き掛けられた後、上
記天井部中央に設けられた巻上げ滑車9aに巻き掛けら
れている。この巻上げ滑車9aは、昇降用モータ9bに
より減速機9cを介して回転を付与されるようになって
おり、この巻上げ滑車9a、昇降用モータ9b及び減速
機9cによって上記ロープ7,7,…を介して上記昇降
台6を昇降させる巻上げ手段9が構成されている。
【0018】上記巻上げ滑車9aに巻き掛けられ集めら
れたロープ7,7,…は、上記天井部に設けられた第2
および第3そらせ滑車10,10,11,11を介して
バランスウェイト12に連結されている。上記各ロープ
7の一部は、伸縮可能な伸縮手段である油圧シリンダ1
9で構成されており、このシリンダ19は、進退可能な
ロッド20を備えている。
【0019】上記昇降台6上には、車両Wを載せて車両
縦列方向にスライド自在なスライド台15が設けられて
いる。このスライド台15は、各駐車部5aとの間での
車両Wの移載のために、横送りコンベアで形成されてい
る。
【0020】上記昇降台6の車両縦列方向の両端の下面
には、昇降台6の縦列方向の傾きを検出する傾斜検出手
段としてアブソリュート式のエンコーダ16が設けられ
ており、上記各エンコーダ16は、それぞれその設置箇
所における高さ位置を検出するようになっている。
【0021】上記昇降台6の中央部の下面には、油圧ユ
ニット17が設けられている。この油圧ユニット17近
辺には、図2に示すように、制御手段18が設けられて
おり、この制御手段18は、上記両エンコーダ16,1
6の検出結果を比較して、昇降台6を水平に保持するよ
うに縦列方向間で上記各油圧シリンダ19の作動を制御
してその伸縮量を調節するようになっている。すなわ
ち、上記制御手段18は、上記両エンコーダ16,16
の検出結果を比較することにより、上記昇降台6の傾斜
量がわかるので、上記両エンコーダ16,16間の検出
結果の差が0となるように上記各ロッド20を伸縮させ
ることにより、昇降台6を水平に保持するようになって
いる。
【0022】上記昇降台6の車両縦列方向の両端の上面
には、スプロケット21が設けられており、一方のスプ
ロケット21は、図外の駆動手段により回転するように
なっている。これら両スプロケット21,21間には、
上記スライド台15の車両縦列方向の両端にそれぞれ連
結された1本のチェーン22が巻き掛けられており、上
記スライド台15は、上記駆動手段に駆動されたチェー
ン22が回転することにより上記昇降台6上をスライド
するようになっている。
【0023】上記各エンコーダ16の出力軸には、図外
の減速機を介して第1ピニオン23が軸着されており、
この第1ピニオン23には、第2ピニオン24が噛合し
ている。この第2ピニオン24は、駐車塔1の柱1aに
垂直に設けられたラック25と噛合しており、このラッ
ク25上を上下動するようになっている。上記第1およ
び第2ピニオン23,24は、一つのリンク26で連結
されているとともに、第2ピニオン24はリンク26と
上記昇降台6との間に接続された引っ張りばね27によ
ってラック25に対する噛合位置に付勢されている。
【0024】次に、上記実施例の作用について説明す
る。入庫車両Wは、入出庫口2から昇降台6のスライド
台15に載せられ、図3に示すように、昇降台6上で駐
車位置に近い側までスライドさせられる。この時、昇降
台6は、ロープ7,7,…間の長さが変化して縦列方向
間で傾斜するが、制御手段18が両エンコーダ16,1
6の検出結果に基づいて各シリンダ19のロッド20を
伸縮させその伸縮量を調節することにより、図4に示す
ように、水平状態で保持される。したがって、昇降台6
は、この状態で巻上げ手段9により駐車位置まで上昇
し、車両Wを駐車棚5へ確実に移載することができる。
一方、出庫車両Wが駐車棚5から昇降台6のスライド台
15へ移載される際にも、昇降台6は傾斜するが、入庫
時と同様にして水平に保持された状態で車両Wを載せて
下降して、車両Wを確実に出庫させることができる。
【0025】なお、上記実施例では、昇降台6の傾斜検
出手段として、縦列方向の両端部でそれぞれ高さ位置を
検出するエンコーダ16を使用したが、これに限られる
ものではなく、その他の位置検出手段を用いて昇降台6
の各端部の位置を検出し、その検出結果に基づいて昇降
台6の傾きを判断するように構成しても良い。
【0026】また、上記実施例では、車両Wを駐車棚5
およびスライド台15上に直接載置して搬送する構成で
あったが、例えば、車両Wをパレットに載せ、パレット
ごと搬送するように構成しても良い。
【0027】さらに、上記実施例では、油圧シリンダ1
9を4本のロープ7,7,…全てに設けていたが、油圧
シリンダや、他の液体または気体を利用したシリンダ
を、4本のロープのうちの縦列方向の一方の端部にある
各ロープにのみ設けるように構成しても良い。
【0028】<実施例2> 本例は図5乃至図8に示されている。図5に示すよう
に、昇降台6は、実施例1のものと同様に巻上げ手段9
によって巻上げ・繰り出される4本のロープ7によって
吊り下げられていて、上面には横送りコンベアを有する
スライド台15が設けられている。上記4本のロープ7
のうち車両縦列方向の一端側の左右のロープ7,7は昇
降台6に対し伸縮手段31,31を介して接続され、反
対側の左右のロープ7,7は昇降台6に直接結合されて
いる。
【0029】また、上記巻上げ手段9には巻上げ滑車9
aの回転数を検出するエンコーダと、該エンコーダの検
出信号を受けて上記昇降台6が各駐車棚5の配設高さで
位置決め停止するよう上記昇降用モータ9bの作動を制
御する昇降制御手段とが設けられている。
【0030】上記伸縮手段31の具体的な構造は図6に
示されている。まず、上記ロープ7の下端はロープ張力
を一定にするための緊張手段32を介して上下変位部材
33に結合されている。この上下変位部材33は昇降台
6の隅部に設けられた上下方向のガイドレール34にス
ライダ33aを介して上下動自在に係合している。一
方、昇降台6には台形ねじに形成された雄ねじ部材35
が垂直に且つ回転自在に支持されていて、該雄ねじ部材
35には上記上下変位部材33に固定された雌ねじ部材
36が螺合している。そして、昇降台6には駆動手段と
しての傾斜補正用モータ37及び減速機38が固定さ
れ、該減速機38の出力軸及び上記雄ねじ部材36の各
々に結合されたスプロケット39,40に伝動チェーン
41が巻き掛けられている。
【0031】また、本例の場合、上記昇降台6の傾きを
検出する傾斜検出手段は、図6に示すように駐車塔1の
柱1aにおける各駐車棚配設部位に設けられた指標部材
43と、上記昇降台6に設けられ当該指標部材43の存
在の有無に応答し上記補正用モータ37の制御手段45
に検出信号を出力する光センサ44とによって構成され
ている。
【0032】すなわち、図7に示すように、上記指標部
材43は板面を垂直にしたプレートによって形成されて
いて、各駐車棚配設部位には2つの指標部材43,43
が互いに平行に且つ互いの一部がラップするように上下
に位置をずらして設けられている。一方、上記光センサ
44も各指標部材43,43に対応させて2個設けられ
ていて、その各々は同じ高さに配設されている。各光セ
ンサ44は、指標部材43を挾んで対向する投光部と受
光部とを備え、指標部材43によって遮光されるか否か
によって指標部材43の有無を検出するようになってい
る。この場合、光センサ44は指標部材43によって遮
光されるとオン信号を出力するように構成されている。
【0033】そうして、上記制御手段45は、先に説明
した昇降制御手段によって昇降台6が所定の駐車棚配設
位置に停止している状態において、上記2個の光センサ
44,44が共に指標部材43,43の存在を検出する
とき当該昇降台6が正規の駐車棚配設位置に停止してい
て傾斜がないと判定し、いずれか一方の光センサ44か
らのみ検出信号を受けるとき、当該昇降台6が傾斜して
いると判定し、上記補正用モータ37に作動信号を出力
する。この場合、図8に示すように、2つの指標部材4
3,43のうち高位置にある指標部材43の存在検出信
号のみが得られるときは、昇降台6の当該隅部が高すぎ
るとして上記補正用モータ37に下降補正信号が出力さ
れ、低位置にある指標部材43の存在検出信号のみが得
られるときは逆に上昇補正信号が出力されることにな
る。
【0034】従って、本実施例の場合も、先の実施例と
同様に昇降台6の傾斜を防止することができるため、昇
降台6と駐車棚5との間での車両Wの移載を円滑に行な
うことができるとともに、昇降台6の昇降時における車
両Wの偶発的な移動を防止することができる。
【0035】なお、上記昇降制御手段ではエンコーダを
用いたが、各駐車棚配設位置にリミットスイッチを設け
る一方、昇降台6にドグを設けて、リミットスイッチの
検出信号に基づいて巻上げ手段9の作動を制御するよう
にしてもよい。また、傾斜検出手段のセンサとしては、
リミットスイッチあるいは近接スイッチを利用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る立体駐車装置の斜視図
【図2】同例の要部側面図
【図3】同例における車両搭載時の昇降台の傾斜状態を
示す側面図
【図4】同例における昇降台の傾斜を補正して水平状態
にした際の側面図
【図5】実施例2に係る立体駐車装置の斜視図
【図6】同例の要部側面図
【図7】同例の指標部材と光センサとを示す縦断面図
【図8】光センサの出力と伸縮手段の作動態様との関係
を示す特性図
【符号の説明】
1 駐車塔 5 駐車棚 6 昇降台 7 ロープ 9 巻上げ手段 15 スライド台 16 エンコーダ(傾斜検出手段) 18 制御手段 19 油圧シリンダ(伸縮手段) 31 伸縮手段 35 雄ねじ部材 36 雌ねじ部材 37 傾斜補正用モータ(駆動手段) 43 指標部材 44 光センサ 45 制御手段 W 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−87473(JP,A) 実開 平5−45158(JP,U) 実開 昭55−113447(JP,U) 実開 平4−135564(JP,U) 実願 平3−6971号(実開 平4− 135564号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/18 601 E04H 6/18 607

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に複数段に配設されそれぞれ車両
    を収容する駐車棚と、これら駐車棚の側方に形成され車
    両を昇降台に搭載して昇降させるための昇降路と、上記
    昇降台の4隅に係止された4本のロープを介して当該昇
    降台を昇降させる巻上げ手段とを備え、上記昇降台と各
    駐車棚との間で車両を移載させる立体駐車装置におい
    て、 上記4本のロープのうち少なくとも1本のロープに直列
    に接続され当該ロープと共に上記昇降台の吊下手段を構
    成する伸縮可能な伸縮手段と、 上記昇降台の傾きを検出する傾斜検出手段と、 上記傾斜検出手段の検出結果に基づいて、上記昇降台が
    水平に保持されるように上記各伸縮手段の作動を制御す
    る制御手段とを備え 上記各駐車棚はそれぞれ複数台の車両を縦列に収容する
    ものであり、 上記昇降台は車両を載せて上記縦列方向にスライド自在
    なスライド台を備えていて該スライド台と各駐車棚との
    間で車両が移載されるものであり、 上記伸縮手段は上記4本のロープのうち上記昇降台にお
    ける縦列方向の一方の端部に配置された2本のロープに
    接続されており、 上記傾斜検出手段は、上記昇降台における縦列方向の両
    端に設けられ各々当該昇降台の上下動に伴って正逆に回
    転する回転体と、該回転体の回転量に基づいて当該昇降
    台の端部高さを検出する一対のエンコーダとによって構
    成され、 上記制御手段は、上記両エンコーダの検出結果を比較し
    て、昇降台の縦列方向の傾きを制御する ことを特徴とす
    る立体駐車装置。
  2. 【請求項2】上記伸縮手段は、ロープの端部及び昇降台
    のうちの一方に設けられた雄ねじ部材と、他方に設けら
    れ当該雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部材と、上記昇降台
    に設けられ上記雄ねじ部材及び雌ねじ部材のうちの一方
    を他方に対し相対回転させる駆動手段とを備えてなる
    求項1に記載の立体駐車装置。
  3. 【請求項3】上下方向に複数段に配設されそれぞれ車両
    を収容する駐車棚と、これら駐車棚の側方に形成され車
    両を昇降台に搭載して昇降させるための昇降 路と、上記
    昇降台の4隅に係止された4本のロープを介して当該昇
    降台を昇降させる巻上げ手段とを備え、上記昇降台と各
    駐車棚との間で車両を移載させる立体駐車装置におい
    て、 上記4本のロープのうち少なくとも1本のロープに直列
    に接続され当該ロープと共に上記昇降台の吊下手段を構
    成する伸縮可能な伸縮手段と、 上記昇降台の傾きを検出する傾斜検出手段と、 上記傾斜検出手段の検出結果に基づいて、上記昇降台が
    水平に保持されるように上記各伸縮手段の作動を制御す
    る制御手段と、 上記巻上げ手段の作動を上記昇降台が各駐車棚配設高さ
    で位置決め停止するよう制御する昇降制御手段とを備え
    ていて、 上記傾斜検出手段が、上記各駐車棚配設位置に対応して
    上下に間隔をおいて設けられた指標部材と、上記昇降台
    に設けられ当該指標部材の存在の有無に応答して当該昇
    降台の傾きの有無を検出するセンサとよりなることを特
    徴とする 立体駐車装置。
JP1993004476U 1992-03-23 1993-02-15 立体駐車装置 Expired - Lifetime JP2576808Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993004476U JP2576808Y2 (ja) 1992-03-23 1993-02-15 立体駐車装置

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