JPH06102843B2 - 乗車用ヘルメット - Google Patents

乗車用ヘルメット

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JPH06102843B2
JPH06102843B2 JP12738892A JP12738892A JPH06102843B2 JP H06102843 B2 JPH06102843 B2 JP H06102843B2 JP 12738892 A JP12738892 A JP 12738892A JP 12738892 A JP12738892 A JP 12738892A JP H06102843 B2 JPH06102843 B2 JP H06102843B2
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ventilation
liner
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shock absorbing
outer layer
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JP12738892A
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Inventor
晴雄 田中
Original Assignee
昭栄化工株式会社
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Publication date
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Priority to KR1019930002199A priority patent/KR950006855B1/ko
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Priority to AT93301186T priority patent/ATE152327T1/de
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行風により帽体内を
換気し得るようにした乗車用ヘルメットに関し、特に、
シェル及びその内面に嵌合される衝撃吸収ライナからな
る帽体の壁中に通風路を形成し、この通風路を、帽体外
面に開口するインレットポート及びアウトレットポー
ト、並びに帽体内面に開口する通気孔に連通したものゝ
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かゝるヘルメットにおいて、例え
ば特公昭49−1118号公報に示すように、衝撃吸収
ライナの、シェルとの対向面に通風路を溝状に形成した
ものが知られており、こうした構造のものは、通風路が
使用者の頭髪により詰まることがないので、衝撃吸収ラ
イナの内面に通風溝を設けたものに比し換気性が良いと
されている。
【0003】ところが、実際には、かゝるヘルメットの
換気性能は予想を下回ることがあり、それは次のような
原因によることが分った。
【0004】即ち、近年のヘルメットのシェルはFRP
製であって、その内面が強化用繊維の露出により粗面に
なっているため、シェル及び衝撃吸収ライナ間には細か
い隙間が随所に存在し、これらの隙間が前記通風路に連
通すると、通風路から走行風がリークして通風路での走
行風の流速が落ち、換気性が低下するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かゝる事情
に鑑みてなされたもので、換気性の良好な前記乗車用ヘ
ルメットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、衝撃吸収ライナの少なくとも一部を、シ
ェル側の外層と、この外層の内面に嵌合する内層とに分
割し、これら内、外層の対向面に通風路となる凹溝を形
成するとともに、内層に通気孔を設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0008】図1は本発明ヘルメットの側面図である。
同図において、帽体1は、その前面の窓孔2直下に顎覆
い部1aを備えたフルフェイス型に構成され、窓孔2を
開閉するようにシールド板3の両端部が帽体1の左右両
側面に軸支される。
【0009】帽体1の外面には、窓孔2の直上に開口す
る左右一対のインレットポート4,4と、後方下部に開
口する左右一対のアウトレットポート5,5とが設けら
れ、各同側のインレットポート4,4及びアウトレット
ポート5,5間を接続する通風路6,6が帽体1に形成
される。
【0010】また帽体1の外面には、左右のインレット
ポート4,4を同時に開閉し得る単一のシャッタ7と、
各アウトレットポート5の外方開口端を覆って下方を開
放したカバー8とが設けられる。
【0011】図2は本発明ヘルメットの一部を破断した
上半部正面図、図3は図2の3−3線断面図である。同
図において、帽体1は、FRP製のシェル10と、この
シェル10の内面に嵌装された発泡スチレン製の衝撃吸
収ライナ11とから構成され、該ライナ11の内面に
は、いずれもウレタンフォーム製で通気性を有するトッ
プパッド12及びフィットパッド13が付設される。
【0012】図4は衝撃吸収ライナの分解斜視図であ
る。同図に示すように、衝撃吸収ライナ11は、シェル
10の顎覆い部1aを除く主要部に嵌合する主要部ライ
ナ14と、シェル10の顎覆い部1aに嵌合する顎覆い
部ライナ15とに分割される。さらに主要部ライナ14
は、図2ないし図4に示すように、帽体1の前後方向中
心線に沿って延びる溝状の凹部16を上面に有するライ
ナ本体141 と、上記凹部16に嵌合する外層142
に分割され、ライナ本体141 の、凹部16底壁を構成
する部分141 aが内層となる。而して、外層142
内層141 a、即ちライナ本体141 よりも発泡倍数を
小さく設定され、したがってライナ本体141 よりも高
密度になっている。
【0013】内層141 a及び外層142 の相対向面間
には、前記通風路6,6を構成する凹溝17,17;1
8,18がそれぞれ形成される。
【0014】また内層141 aには、各通風路6をライ
ナ本体141 の内面に連通する複数の通気孔19,19
…が設けられる。
【0015】次にこの実施例の作用について説明する。
【0016】例えば自動二輪車の操縦者が頭部に帽体1
を装着し、走行中にシャッタ7を開けてインレットポー
ト4,4を開放しておけば、車両の走行に伴い生じる走
行風がインレットポート4,4に動圧を及ぼし、また走
行風が帽体1の外面を流れることにより帽体1後部に生
じる負圧がアウトレットポート5,5に作用する。
【0017】このような動圧及び負圧の作用により、イ
ンレットポート4,4からアウトレットポート5,5に
向って走行風が通風路6,6を通過する。
【0018】ところで、各通風路6を、構成する凹溝1
7,18の周縁は、互いに嵌合する内層141 a及び外
層142 によって確実にシールされるので、各通風路6
に流入した走行風は周囲へリークすることなく、したが
って高速で通風路6を通過することができる。このよう
な通風路6での走行風の流れによれば、図3に矢印で示
すように、インレットポート4に近い通気孔19では通
風路6から衝撃吸収ライナ11内へ走行風を導入し、他
の通気孔19では該ライナ11内の温まった空気を通風
路6へ吸出させるので、該ライナ11内の換気が効果的
に行われる。
【0019】而して、このような換気の強弱は、シャッ
タ7の開度を調節することにより、コントロールするこ
とができる。
【0020】車両の転倒事故等により、帽体1の外面頂
部に衝撃力が加わった場合には、衝撃吸収ライナ11に
おいて、低密度の内層141 aにより比較的小さい衝撃
エネルギを吸収しながら、高密度の外層142 により比
較的大きな衝撃エネルギを吸収することができ、その結
果、操縦者の頭部に大きな衝撃力が加わることを防止し
得る。
【0021】尚、上記実施例では、通風路6となる凹溝
17,18を内層141 a及び外層142 の相対向面に
それぞれ形成したが、本発明では、これら凹溝17,1
8のいずれか一方を省略することもできる。また本発明
では、上記実施例のフルフェイス型のみならず、ジェッ
ト型その他の形式のヘルメットにも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、衝撃吸収
ライナの少なくとも一部を、シェル側の外層と、この外
層の内面に嵌合する内層とに分割し、これら内、外層の
対向面に通風路となる凹溝を形成するとともに、内層に
通気孔を設けたので、シェル及び衝撃吸収ライナの相対
向面間の隙間の存在に関係なく、溝状通風路の周縁を前
記内、外層の嵌合面によりシールすることができ、した
がって通風路に流入した走行風をリークさせることなく
高速で流通させ、内層の通気孔を通して衝撃吸収ライナ
内の換気を確実に行うことができる。また太陽熱による
通風路の加熱を外層により防ぐことができ、夏季でも爽
快な換気状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ヘルメットの側面図
【図2】同ヘルメットの一部を破断した上半部正面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】同ヘルメットの衝撃吸収ライナにおける主要部
ライナの分解斜視図 1 帽体 10 シェル 11 衝撃吸収ライナ 142 外層 141 a 内層 17,18 凹溝 19 通気孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル(10)及びその内面に嵌合され
    る衝撃吸収ライナ(11)からなる帽体(1)の壁中に
    通風路(6)を形成し、この通風路(6)を、帽体
    (1)外面に開口するインレットポート(4)及びアウ
    トレットポート(5)、並びに帽体(1)内面に開口す
    る通気孔(19)に連通した乗車用ヘルメットにおい
    て、 衝撃吸収ライナ(11)の少なくとも一部を、シェル
    (10)側の外層(14 2 )と、この外層(142 )の
    内面に嵌合する内層(141 a)とに分割し、これら
    内、外層(141 a,142 )の対向面に通風路(6)
    となる凹溝(17,18)を形成するとともに、内層
    (141 a)に通気孔(19)を設けたことを特徴とす
    る、乗車用ヘルメット。
JP12738892A 1992-05-20 1992-05-20 乗車用ヘルメット Expired - Lifetime JPH06102843B2 (ja)

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JP12738892A JPH06102843B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 乗車用ヘルメット
AU32907/93A AU661758B2 (en) 1992-05-20 1993-02-09 Vehicle helmet
CA002089102A CA2089102C (en) 1992-05-20 1993-02-09 Ventilated vehicle helmet with modular duct forming lining
US08/015,847 US5345614A (en) 1992-05-20 1993-02-10 Vehicle helmet
KR1019930002199A KR950006855B1 (ko) 1992-05-20 1993-02-17 승차용 헬멧
EP93301186A EP0571065B1 (en) 1992-05-20 1993-02-18 Helmet
DE69310264T DE69310264T2 (de) 1992-05-20 1993-02-18 Helm
AT93301186T ATE152327T1 (de) 1992-05-20 1993-02-18 Helm

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JPH05321011A JPH05321011A (ja) 1993-12-07
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