JPS6328177Y2 - - Google Patents

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JPS6328177Y2
JPS6328177Y2 JP1983006406U JP640683U JPS6328177Y2 JP S6328177 Y2 JPS6328177 Y2 JP S6328177Y2 JP 1983006406 U JP1983006406 U JP 1983006406U JP 640683 U JP640683 U JP 640683U JP S6328177 Y2 JPS6328177 Y2 JP S6328177Y2
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JP
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air intake
air
helmet
ventilation groove
ventilation
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JP1983006406U
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JPS59113325U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動二輪車、同三輪車等に乗車する
際に着用するヘルメツトの構造に関するものであ
る。
自動二輪車等を運転する際に着用するヘルメツ
トでは、硬質樹脂材等で形成した外皮、即ち帽体
の内面に、例えば発泡スチロール製の衝撃吸収ラ
イナーを添着して頭部を保護している。ところ
が、斯かる衝撃吸収ライナーは、断熱性が大きい
ため、頭部に熱気が篭り易く、特に夏場での使用
は、不快感を伴いがちである。
本考案の目的は、頭部に篭る熱気を積極的に排
除する機能を有し、夏場に使用する際でも蒸れが
生じ難いヘルメツトを提供する点にある。
この目的は、帽体の内面に添着された衝撃吸収
ライナーの内壁に帽体の前部から後部下方に到る
通気溝を形成するとともに、該衝撃吸収ライナー
の内壁にクツシヨン材で形成した内装体を添着し
て前記通気溝を覆い、空気流路としての前記通気
溝の前部空気取入れ口をエアインテイクバイザー
の取付部位にて帽体前面上部に設けて真直状に十
分長く前方へ伸長する該エアインテイクバイザー
で包囲せしめ、かつ前記通気溝の前部空気取入口
の口径に比して後部空気排出口の口径を大きくな
したことを特徴とするヘルメツトを提供すること
によつて達成される。
以下、第1図、第2図に示した一実施例につい
て説明する。
1は、フルフエイス型ヘルメツトであり、同ヘ
ルメツト1の外皮、即ち帽体2は、例えばFRP
等の硬質樹脂で形成されている。帽体2の内面に
は、衝撃吸収ライナー(例、発泡スチロール製)
3が添着され、その内壁に、帽体2の前部から後
部下方へ抜ける複数条の通気溝4が形成されてい
る。この通気溝4は、帽体2の前面上部に形成さ
れた空気取入口5に連通している。
又、衝撃吸収ライナー3の内壁には、着用者の
前額部、側頭部および後頭部と接する位置に、サ
イドクツシヨン6が添着されている。このサイド
クツシヨン6は、軟質の発泡ポリウレタン層7を
通気性、吸湿性に優れたコツトンパイル(タオル
地)8で覆つたものである。そして、サイドクツ
シヨン6が、衝撃吸収ライナー3に形成された通
気溝4の表面を被うことにより、空気流路が形成
される。
更に、着用者の頭頂部に対応する衝撃吸収ライ
ナー3の内壁にヘツドパツド9が添着されてい
る。このヘツドパツド9は、軟質のクツシヨン材
層11と、これよりも硬質のクツシヨン材層10
とを相互に貼着して形成した板状体であり、硬質
のクツシヨン材層10側で衝撃吸収ライナー3の
内壁に添着されている。なお、両層10,11
は、例えば発泡ポリウレタン樹脂で形成される。
そして、ヘツドパツド9には、複数の通気孔12
が貫通形成され、これ等の通気孔12は、衝撃吸
収ライナー3の内壁に形成された複数条の通気溝
4に夫れ夫れ連通している(第1図、第2図参
照)。
斯くして、通気溝4は、通気孔12を通じてヘ
ルメツト1の内部空間に開放されるとともに、サ
イドクツシヨン6とヘツドパツド9との隣接間隔
部13に於いてもヘルメツト1の内部空間に開放
されている。
なお、帽体2の前面に設けられた窓孔20の上
部にエアインテイクバイザー(取風用庇)30が
取付けられており、同エアインテイクバイザー3
0を帽体2に着脱可能に固定するための複数のホ
ツク31に、前記通気溝4の空気取入口5が貫通
形成されている。又、第1図中、21は脱着可能
な風防を示している。
ヘルメツト1は、前記の様に構成されており、
同ヘルメツト1を着用して、自動二輪車等で走行
すると、エアインテイクバイザー30の内側に沿
つて流れる走行風が、第1図に於ける矢印の様に
空気取入口5から通気溝4内に流入し、通気溝4
とサイドクツシヨン6乃至はヘツドパツド9で形
成される空気流路に従つて後頭部側に流れ、ヘル
メツト1の後部下端に開口する空気排出口4aか
ら排出される。
この間、頭頂部に滞留する熱気および湿気は、
ヘツドパツド9の通気孔12および隣接間隔部1
3を介して、通気溝4内を流れる空気流に巻き込
まれて、そのまま空気排出口4aから外気へ排出
される。勿論、ヘルメツト1内の熱気および湿気
は、通気孔12および隣接間隔部13を介して排
出されるだけでなく、一部は、サイドクツシヨン
6を介して通気溝4側に抜けて排出される。
斯くして、ヘルメツト1内には、常に外部の新
鮮な空気が流入し、頭部の蒸れを生ずることな
く、夏期に於いても快適な状態で使用し得る。
一方、ヘルメツト1に頂部から外力が加えられ
た場合を想定すると、その外力が比較的大きなも
のであれば、外力のエネルギーは、主として衝撃
吸収ライナー3および硬質クツシヨン材層10で
効果的に吸収され、更に軟質クツシヨン材層11
で減衰された後、頭部に伝達される。従つて、頭
部に到達する外力のエネルギーは小さく、極めて
効果的である。
又、前記外力のエネルギーが小さなものであれ
ば、主として軟質クツシヨン材層11が機能し、
確実な減衰効果が得られる。
なお、軟質クツシヨン材層11を内壁に位置さ
せたのは、頭部への当りをソフトにし、ヘルメツ
ト1の被り心地を良好にするためである。
次に、第3図、第4図に示した他の実施例につ
いて説明する。
ヘルメツト41の帽体42に添着された衝撃吸
収ライナー43には、前記通気溝4と同様な通気
溝44が複数条形成され、更に衝撃吸収ライナー
43の内壁に、通気性の良好なクツシヨン材46
が添着されている。クツシヨン材46は、通気溝
44と共に空気流路を形成する。この空気流路の
空気取入口45aは、エアインテイクバイザー
(取風用庇)50の取付け部内方に位置し、空気
排出口45bは、帽体42の後端部内方に位置し
ている。そして、空気取入口45aの口径d1に比
して、空気排出口45bの口径d2が大きく形成さ
れている。
また、エアインテイクバイザー50のストレー
ト部(真直状に前方へ伸長する部分)50aは、
走行風を効率良く集めて空気取入口45aの前面
の空気圧を大きくなし空気流路内を流れる空気の
流速を大きくすべく、通常の庇よりも長く形成さ
れている。
斯かる内壁構造のヘルメツト41を着用して自
動二輪車等で走行すると、エアインテイクバイザ
ー50で集められた走行風は、空気取入口45a
を通じて通気溝44内に流入し、頭部から発生す
る熱気および湿気をクツシヨン材46を通して巻
き込みながら、ヘルメツト41の後端部に開放す
る空気排出口45bから排出される。その際、空
気排出口45bの口径d2が、空気取入口45aの
口径d1に比して大きく形成されているので、空気
排出口45bの流路抵抗は相対的に小さく、通気
溝44内に走行風が流入し易く、且つ排出され易
い。
なお、クツシヨン材46に、前記通気孔12と
同様な通気孔を形成して、頭部から発生する熱気
および湿気が通気溝44に抜け易い様にすると、
更に効果的である。
斯様に、ヘルメツト41を使用すれば、内部に
新鮮な走行風が流入し、且つ排出され、頭部の蒸
れが生ずることも無く、常に快適な状態で走行し
得る。
以上、各実施例の説明から明らかな様に、本考
案のヘルメツトでは、帽体の内面に添着された衝
撃吸収ライナーの内壁に帽体の前部から後部下方
に到る通気溝を形成するとともに、該衝撃吸収ラ
イナーの内壁にクツシヨン材で形成した内装体を
添着して前記通気溝を覆い、空気流路としての前
記通気溝の前部空気取入れ口をエアインテイクバ
イザーの取付部位にて帽体前面上部に設けて真直
状に十分長く前方へ伸長する該エアインテイクバ
イザーで包囲せしめ、かつ前記通気溝の前部空気
取入口の口径に比して後部空気排出口の口径を大
きくなしたため、該ヘルメツトを着用して自動二
輪車等で走行するときは、長尺のインテイクバイ
ザーによつて走行風が効率良く促えられ、前部空
気取入口前面の空気圧が増大し、後部空気排出口
の口径が前部空気取入口の口径に比して大きくな
されていることともあいまつて、走行風は通気溝
内に容易に流入して大きな流速で流れ、円滑に後
部排出口から排出され、頭部から発散される熱気
および湿気が通気溝内に流れる空気によつて効果
的に払拭される。故に、夏期に於いても頭部の蒸
れを生ずることなく、快適な使用感が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る内壁構造を備
えたヘルメツトの要部切欠き側面図、第2図は同
ヘルメツトに適用した内装体の要部斜視図、第3
図は本考案の他の実施例に係るヘルメツトの側面
図、第4図はその要部切断側面図である。 1…ヘルメツト、2…帽体、3…衝撃吸収ライ
ナー、4…通気溝、4a…空気排出口、5…空気
取入口、6…サイドクツシヨン、7…発泡ポリウ
レタン層、8…コツトンパイル、9…ヘツドパツ
ド、10,11…クツシヨン材層、12…通気
孔、13…隣接間隔部、20…窓孔、21…風
防、30…エアインテイクバイザー、31…ホツ
ク、41…ヘルメツト、42…帽体、43…衝撃
吸収ライナー、44…通気溝、45a…空気取入
口、45b…空気排出口、46…クツシヨン材、
50…エアインテイクバイザー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帽体の内面に添着された衝撃吸収ライナーの内
    壁に帽体の前部から後部下方に到る通気溝を形成
    するとともに、該衝撃吸収ライナーの内壁にクツ
    シヨン材で形成した内装体を添着して前記通気溝
    を覆い、空気流路としての前記通気溝の前部空気
    取入れ口をエアインテイクバイザーの取付部位に
    て帽体前面上部に設けて真直状に十分長く前方へ
    伸長する該エアインテイクバイザーで包囲せし
    め、かつ前記通気溝の前部空気取入口の口径に比
    して後部空気排出口の口径を大きくなしたことを
    特徴とするヘルメツト。
JP640683U 1983-01-20 1983-01-20 ヘルメツト Granted JPS59113325U (ja)

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JP640683U JPS59113325U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 ヘルメツト

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JP640683U JPS59113325U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 ヘルメツト

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Publication Number Publication Date
JPS59113325U JPS59113325U (ja) 1984-07-31
JPS6328177Y2 true JPS6328177Y2 (ja) 1988-07-29

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ID=30137965

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP640683U Granted JPS59113325U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 ヘルメツト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0213449Y2 (ja) * 1984-11-16 1990-04-13
JPS61125126U (ja) * 1985-01-21 1986-08-06
JPH0421790Y2 (ja) * 1985-12-28 1992-05-19
JPH0516182Y2 (ja) * 1988-10-31 1993-04-28
JPH0519296Y2 (ja) * 1989-12-08 1993-05-21
AU2004257507A1 (en) 2003-07-18 2005-01-27 Builmatel Co.,Ltd. Protective cap
EP3419455B1 (en) * 2016-02-25 2020-11-04 Contego Sports Limited Protective headgear

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JPS53117321U (ja) * 1977-02-21 1978-09-18
JPS5678828U (ja) * 1979-11-17 1981-06-26

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