JP2878222B2 - 乗車用ヘルメット - Google Patents
乗車用ヘルメットInfo
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A42—HEADWEAR
- A42B—HATS; HEAD COVERINGS
- A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
- A42B3/04—Parts, details or accessories of helmets
- A42B3/28—Ventilating arrangements
- A42B3/281—Air ducting systems
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
車に乗車する時、頭に被る乗車用ヘルメットに係り、更
に詳しくは頭部がスッポリ入るフルフェース型ヘルメッ
ト又はジェット型ヘルメットにおける換気構造に関す
る。
する時頭部に着用するフルフェース型又はジェット型の
乗車用安全ヘルメットは、その形態から頭部が蒸れ易
く、その為にこの種のヘルメットの頂部付近或いは前額
部付近には外気をヘルメット内に導入し、又はヘルメッ
ト内の空気を外部に排出する通気孔が、帽体及びその帽
体の内側に嵌合装着される衝撃吸収ライナーに開設さ
れ、前記帽体の通気孔部分には空気導入ダクトを装備し
た換気装置が各種提案されている。(例えば、実公平1
−16746号)
来の換気装置は帽体に外気導入の通気孔が開設され、し
かもその通気孔の部分には外気導入が効果的に行われる
ようにフード状の空気導入ダクトが帽体の外表面に設け
られている。しかしながら、そうした外付けの空気導入
ダクト等は万が一転倒するなどして外力が作用した場合
には簡単にヘルメットから外れ、首に過大な力が作用し
ないようにするなどの配慮が必要となるが、通常の使用
状態において外れたりしないようにする為に、それなり
の取り付け工夫が求められる。
は低下し、ましてやその孔(通気孔)の径が大きければ
前記耐貫通性(強度)は更に低下することになる。
点に鑑みてなされたもので、ヘルメット本体を構成する
帽体の強度低下、及びダクト取り付けの問題を解消する
換気装置を提供することを課題とする。
本発明が講じた技術的手段は、ヘルメットを被って走行
した場合、首部(頭部と肩の間)に当たる走行風は該首
部で左右に分かれ、首部後方に流れる。そこで、この頭
部と肩との間を通り抜ける走行風をヘルメット内に導入
するようにしたものである。即ち、ヘルメットの下側開
口部の周縁に、走行時に使用者の首部の左右両側を通り
抜ける走行風を取り入れる空気取り入れ口を有し、且つ
その取り入れた空気をヘルメット内に吐出させる流出口
を有する給気手段を備えたことを特徴とする。
くに該ヘルメットの下端が位置する形態のフルフェース
型又はジェット型のヘルメットで、それらヘルメットの
内装部材の下端面に、該ヘルメットの下側開口部を囲む
ように平面形状が馬蹄形のネックパッドが取り付けられ
るものにあっては、そのネックパッドに上記給気手段を
一体に形成する。ネックパッドに一体に構成する形態と
しては、ネックパッドの下面両側部に空気取り入れ口を
形成し、その空気取り入れ口に連絡する空気通路をネッ
クパッド内に形成すると共に、該通路の流出口をヘルメ
ット内に開口させた構成とする。又、上記したネックパ
ッドを備えないヘルメットにあっては、内装部材の耳カ
ップと衝撃吸収ライナーの下端面に亘って上記給気手段
を備えた部材を一体的に取り付け固定する。
たネックパッドの中央部に排出口を形成して、ヘルメッ
ト内に導入された空気の排出を行うことが出来るように
してある。尚、本発明の換気装置は、これ単独でも良い
が、従来の技術で述べた帽体に施される換気装置と組み
合わせて使用しても勿論よいものである。
る走行風はヘルメットの下側に装備された給気手段の空
気取り入れ口から流入してヘルメット内に導入され、ヘ
ルメット内の換気、冷却が行われる。そして、ヘルメッ
ト内の空気は帽体に装備の換気用通気孔又は前記ネック
パッドの後側に形成した排出口よりヘルメットの外に排
出される。
を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る換気装
置を備えたフルフェース型ヘルメットを示す斜視図で、
ヘルメットAは、繊維強化樹脂材で頭部がスッポリ入る
形状に形成された帽体と、その帽体の内側に嵌合される
樹脂発泡体からなる衝撃吸収ライナーと、その衝撃吸収
ライナーの内側に装着される各種のクッションパッドか
らなる内装体とで構成された今日周知のフルフェース型
の乗車用ヘルメットであり、ヘルメットAにおける下側
開口部に平面形状が馬蹄形をしたネックパッドBが取り
付けられている。
用者の首を走行風等から保護するもので、柔軟弾性を有
する発泡ウレタン材、又は同様の働きを有する素材で平
面形状が略馬蹄形に形成され、その左右両側の端部に前
面が開口する空気取り入れ口1,1’が形成されると共
に、該ネックパッドB内には前記空気取り入れ口1,
1’に連絡する空気通路1b が形成され、その空気通路
1b の流出口2がヘルメットA内に形成されている。そ
の左右両側の空気取り入れ口1,1’は前面を後方下向
きに傾斜させて、走行風が該空気取り入れ口1,1’に
効果的に捕捉され、効率よく流入するように形成されて
いる。更に、前記空気取り入れ口1,1’の内部には数
個の仕切り1a を並設して、ゴミ等が流入しないように
してある。
即ちヘルメットを着用した場合首の後側に位置するネッ
クパッドBの中央部後面にはヘルメット内に流入した空
気をヘルメットA外に排出する排出口3が形成されてい
る。
Aの外に排出する排出手段は、前記したネックパッドB
に形成した排出口3に限られるものではなく、従来公知
の構造、例えば図5に示すようにヘルメットAを構成す
る帽体及び帽体の内側に嵌合された衝撃吸収ライナーの
頂部後面、或いは後側下部に開口した排出孔4,4’よ
り排出するようにしてもよいものである。
に形成した空気取り入れ口1,1’だけに限らず、従来
公知の空気導入構造、例えば図4に示すようにヘルメッ
トAを構成する帽体及び帽体の内側に嵌合された衝撃吸
収ライナーに亘って貫通開穿した通気孔5と組み合わせ
使用してもよい。この場合は、より多くの空気をヘルメ
ット内に取り入れることができ、換気効果を高めること
ができる。尚、図中、6はヘルメットAの前面に形成さ
れた窓孔の外側に開閉可能に取り付けられたシールドで
ある。
たフルフェース型ヘルメットについて行ったが、本発明
はネックパッドを備えたジェット型ヘルメット、及びネ
ックパッドを備えないフルフェース型、又はジェット型
のヘルメットにも装備することができるものである。図
6はネックパッドを備えたジェット型ヘルメットA’
で、内装部材の下端面に沿って取り付けられる平面形状
が略馬蹄形をしたネックパッドB’の下面に前記したと
同様の空気取り入れ口7,7’が左右両側に形成され、
その空気取り入れ口から導入された空気はヘルメット
A’内に吐出する如く開口された該ネックパッドB’の
流出口からヘルメットA’内に流出され、ヘルメット内
の換気が行われる。又、ネックパッドB’にはヘルメッ
ト内の換気を終わった空気を外に排出する排出口8を設
けても、或いは設けなくてもよい。
ヘルメットA”で、この場合は内装部材の耳カップ9と
衝撃吸収ライナー10の下端面に亘って給気手段を備えた
部材Cを取り付け固定する。その給気手段を備えた部材
Cはネックパッドを構成する素材と同様の素材で成形
し、前面に空気取り入れ口11を、後部側にはヘルメット
内への流出口12が形成されている。
至3に記載の構成により、ヘルメットを構成する帽体及
び衝撃吸収ライナーに孔を開けることなく、外気をヘル
メット内に導入し換気することができる。即ち、帽体及
び衝撃吸収ライナーの強度低下及びダクト取り付けの問
題を解消して、効果的に外気をヘルメット内に導入でき
る換気装置を装備したヘルメットを提供できる。そし
て、請求項1に示すように給気手段をネックパッドに設
けたことにより、首の左右両側を通り抜ける走行風の一
部を効率よく取り入れることができる。しかも、帽体及
び衝撃吸収ライナーに孔を貫通開穿する従来の換気装置
と組み合わせることで、ヘルメットの強度低下を最小限
に抑えてより多くの空気をヘルメット内に導入でき、換
気効果を高めることができる。又、請求項3に記載の構
成により、帽体に孔を開けずに外気の導入、及びヘルメ
ット内の空気の排出を完結できるヘルメットを提供でき
る。
一例を示す斜視図である。
である。
流入、排出を示す同側面図である。
成した孔から行う形態を示す同側面図である。
段を設けた例を示す斜視図である。
手段の部材を取り付けた例を示す斜視図である。
ッド C…給気手段を形成した部材 1,1’,7,11…空気取り入れ口 2…流出口 3…排出口
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘルメットの下側開口部の周縁に平面形
状が馬蹄形のネックパッドを有するフルフェース型又は
ジェット型のヘルメットであって、そのネックパッド
に、走行時に使用者の首部の左右両側を通り抜ける走行
風を取り入れる空気取り入れ口と、その取り入れた空気
をヘルメット内に吐出させる流出口を有する給気手段を
一体に構成したことを特徴とする乗車用ヘルメット。 - 【請求項2】 ヘルメットの下側開口部における耳カッ
プと衝撃吸収ライナーの下端面に亘って、走行時に使用
者の首部の左右両側を通り抜ける走行風を取り入れる空
気取り入れ口と、その取り入れた空気をヘルメット内に
吐出させる流出口を有する給気手段を備えた部材を取り
付けたことを特徴とする乗車用ヘルメット。 - 【請求項3】 上記ネックパッドの後側に排出口が形成
されている請求項1記載の乗車用ヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335710A JP2878222B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 乗車用ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335710A JP2878222B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 乗車用ヘルメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168639A JPH10168639A (ja) | 1998-06-23 |
JP2878222B2 true JP2878222B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=18291619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8335710A Expired - Fee Related JP2878222B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 乗車用ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2878222B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3223643A4 (en) * | 2015-01-12 | 2018-08-15 | Bell Sports Inc. | Helmet with airflow ventilation through an earpad |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013065176A1 (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-10 | 株式会社オージーケーカブト | ヘルメット |
JP6800027B2 (ja) | 2017-01-20 | 2020-12-16 | 株式会社Shoei | ネックカバー及びヘルメット |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8335710A patent/JP2878222B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3223643A4 (en) * | 2015-01-12 | 2018-08-15 | Bell Sports Inc. | Helmet with airflow ventilation through an earpad |
US10918153B2 (en) | 2015-01-12 | 2021-02-16 | Bell Sports, Inc. | Helmet with airflow ventilation through an earpad |
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JPH10168639A (ja) | 1998-06-23 |
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