JPH06100187A - シート体枚葉装置 - Google Patents
シート体枚葉装置Info
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- JPH06100187A JPH06100187A JP4254653A JP25465392A JPH06100187A JP H06100187 A JPH06100187 A JP H06100187A JP 4254653 A JP4254653 A JP 4254653A JP 25465392 A JP25465392 A JP 25465392A JP H06100187 A JPH06100187 A JP H06100187A
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- Japan
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- sheet
- sheet body
- suction
- swing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/46—Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/08—Separating articles from piles using pneumatic force
- B65H3/0808—Suction grippers
- B65H3/0816—Suction grippers separating from the top of pile
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】少なくとも二つの吸着盤でシート体を吸着保持
するとともに、特に簡単な構成で前記シート体の複数枚
枚葉を確実かつ容易に阻止することを可能にする。 【構成】写真感光材料１４の枚葉方向に交差する方向に
所定間隔離間して併設される二つの吸着盤１６ａ、１６
ｂと、前記二つの吸着盤１６ａ、１６ｂを、該写真感光
材料１４を吸着した状態で互いに近接する方向に揺動変
位させる揺動機構１８と、前記二つの吸着盤１６ａ、１
６ｂが互いに近接する方向に揺動する際に該二つの吸着
盤１６ａ、１６ｂの間で弛む写真感光材料１４の部分
を、積層されている次なる写真感光材料１４ａ側に強制
的に撓曲させる撓曲機構２０とを備える。
するとともに、特に簡単な構成で前記シート体の複数枚
枚葉を確実かつ容易に阻止することを可能にする。 【構成】写真感光材料１４の枚葉方向に交差する方向に
所定間隔離間して併設される二つの吸着盤１６ａ、１６
ｂと、前記二つの吸着盤１６ａ、１６ｂを、該写真感光
材料１４を吸着した状態で互いに近接する方向に揺動変
位させる揺動機構１８と、前記二つの吸着盤１６ａ、１
６ｂが互いに近接する方向に揺動する際に該二つの吸着
盤１６ａ、１６ｂの間で弛む写真感光材料１４の部分
を、積層されている次なる写真感光材料１４ａ側に強制
的に撓曲させる撓曲機構２０とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積層されているシート
体を一枚ずつ取り出すためのシート体枚葉装置に関す
る。
体を一枚ずつ取り出すためのシート体枚葉装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば、サプライマガジンに積層収容さ
れているフイルム等のシート体を露光装置や現像装置等
へ搬送するために、前記サプライマガジンから前記シー
ト体を一枚ずつ取り出すシート体枚葉装置が使用されて
いる。
れているフイルム等のシート体を露光装置や現像装置等
へ搬送するために、前記サプライマガジンから前記シー
ト体を一枚ずつ取り出すシート体枚葉装置が使用されて
いる。
【０００３】この種のシート体枚葉装置は、通常、複数
の吸着盤をシート体に押圧させ、負圧発生装置の作用下
にこのシート体を前記吸着盤で吸着保持するよう構成さ
れている。ところが、吸着盤をシート体に対して押圧さ
せると、このシート体がこれに重なり合っている下側の
シート体と密着し、前記吸着盤によって複数枚のシート
体が同時に枚葉されてしまうおそれがある。
の吸着盤をシート体に押圧させ、負圧発生装置の作用下
にこのシート体を前記吸着盤で吸着保持するよう構成さ
れている。ところが、吸着盤をシート体に対して押圧さ
せると、このシート体がこれに重なり合っている下側の
シート体と密着し、前記吸着盤によって複数枚のシート
体が同時に枚葉されてしまうおそれがある。
【０００４】そこで、吸着盤を使用するシート体枚葉装
置において、シート体の複数枚枚葉を防止すべく、種々
の提案がなされている。例えば、実開昭６１−８０７３
６号公報には、互いに反対方向に揺動を繰り返す二つの
吸着盤にシート体を吸着させ、このシート体を中央部が
持ち上げられた、あるいは押し下げられた状態に撓ませ
ることにより、該シート体の下面に付着した二枚目以下
のシート体を分離しようとする装置が開示されている。
置において、シート体の複数枚枚葉を防止すべく、種々
の提案がなされている。例えば、実開昭６１−８０７３
６号公報には、互いに反対方向に揺動を繰り返す二つの
吸着盤にシート体を吸着させ、このシート体を中央部が
持ち上げられた、あるいは押し下げられた状態に撓ませ
ることにより、該シート体の下面に付着した二枚目以下
のシート体を分離しようとする装置が開示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、二つの吸着盤を互いに反対方向に揺動さ
せるものであり、この二つの吸着盤に吸着されているシ
ート体は、全体として大きく湾曲されるだけである。従
って、このシート体の湾曲動作に伴って下側のシート体
が密着した状態で一体的に湾曲する場合が多く、該シー
ト体の複数枚枚葉を確実に阻止することができないとい
う問題が指摘されている。
従来技術では、二つの吸着盤を互いに反対方向に揺動さ
せるものであり、この二つの吸着盤に吸着されているシ
ート体は、全体として大きく湾曲されるだけである。従
って、このシート体の湾曲動作に伴って下側のシート体
が密着した状態で一体的に湾曲する場合が多く、該シー
ト体の複数枚枚葉を確実に阻止することができないとい
う問題が指摘されている。
【０００６】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、少なくとも二つの吸着盤でシート体を吸着保持す
るとともに、特に簡単な構成で前記シート体の複数枚枚
葉を確実かつ容易に阻止することが可能なシート体枚葉
装置を提供することを目的とする。
あり、少なくとも二つの吸着盤でシート体を吸着保持す
るとともに、特に簡単な構成で前記シート体の複数枚枚
葉を確実かつ容易に阻止することが可能なシート体枚葉
装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、積層されているシート体の最上位のシ
ート体を吸着保持するとともに、前記シート体の枚葉方
向に交差する方向に所定間隔離間して併設される少なく
とも二つの吸着盤と、前記二つの吸着盤を、該シート体
を吸着した状態で互いに近接する方向に揺動変位させる
揺動機構と、前記二つの吸着盤が互いに近接する方向に
揺動する際に該二つの吸着盤の間で弛むシート体の部分
を、積層されている次なるシート体側に強制的に撓曲さ
せる撓曲機構と、を備えることを特徴とする。
めに、本発明は、積層されているシート体の最上位のシ
ート体を吸着保持するとともに、前記シート体の枚葉方
向に交差する方向に所定間隔離間して併設される少なく
とも二つの吸着盤と、前記二つの吸着盤を、該シート体
を吸着した状態で互いに近接する方向に揺動変位させる
揺動機構と、前記二つの吸着盤が互いに近接する方向に
揺動する際に該二つの吸着盤の間で弛むシート体の部分
を、積層されている次なるシート体側に強制的に撓曲さ
せる撓曲機構と、を備えることを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明に係るシート体枚葉装置では、少なくと
も二つの吸着盤により最上位のシート体が吸着された状
態で、この二つの吸着盤が互いに近接する方向に揺動さ
れると、このシート体が全体として次なるシート体から
離間する方向に湾曲変形される。その際、二つの吸着盤
の間で弛むシート体の部分が、撓曲機構の作用下に次な
るシート体側に強制的に撓曲される。このため、二つの
吸着盤の互いに近接する端部に吸着されているシート体
の部分が、次なるシート体から離間する方向に湾曲する
部分とこの次なるシート体側に撓曲される部分との境界
部位となり、実質的に屈曲される。従って、吸着盤に吸
着保持されているシート体から次なるシート体を確実か
つ容易に分離させることができ、複数枚枚葉を有効に防
止することが可能となる。
も二つの吸着盤により最上位のシート体が吸着された状
態で、この二つの吸着盤が互いに近接する方向に揺動さ
れると、このシート体が全体として次なるシート体から
離間する方向に湾曲変形される。その際、二つの吸着盤
の間で弛むシート体の部分が、撓曲機構の作用下に次な
るシート体側に強制的に撓曲される。このため、二つの
吸着盤の互いに近接する端部に吸着されているシート体
の部分が、次なるシート体から離間する方向に湾曲する
部分とこの次なるシート体側に撓曲される部分との境界
部位となり、実質的に屈曲される。従って、吸着盤に吸
着保持されているシート体から次なるシート体を確実か
つ容易に分離させることができ、複数枚枚葉を有効に防
止することが可能となる。
【０００９】
【実施例】本発明に係るシート体枚葉装置について実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【００１０】図１乃至図３において、参照符号１０は、
本実施例に係るシート体枚葉装置を示す。このシート体
枚葉装置１０は、マガジン１２に積層されている写真感
光材料（シート体）１４を順次吸着保持するとともに、
前記写真感光材料１４の枚葉方向（矢印Ａ方向）に交差
する方向（矢印Ｂ方向）に所定間隔離間して併設される
二つの吸着盤１６ａ、１６ｂと、前記二つの吸着盤１６
ａ、１６ｂを、該写真感光材料１４を吸着した状態で互
いに近接する方向に揺動変位させる揺動機構１８と、前
記二つの吸着盤１６ａ、１６ｂが互いに近接する方向に
揺動する際に該二つの吸着盤１６ａ、１６ｂの間で弛む
写真感光材料１４の部分を、積層されている次なる写真
感光材料１４ａ側に強制的に撓曲させる撓曲機構２０と
を備える。
本実施例に係るシート体枚葉装置を示す。このシート体
枚葉装置１０は、マガジン１２に積層されている写真感
光材料（シート体）１４を順次吸着保持するとともに、
前記写真感光材料１４の枚葉方向（矢印Ａ方向）に交差
する方向（矢印Ｂ方向）に所定間隔離間して併設される
二つの吸着盤１６ａ、１６ｂと、前記二つの吸着盤１６
ａ、１６ｂを、該写真感光材料１４を吸着した状態で互
いに近接する方向に揺動変位させる揺動機構１８と、前
記二つの吸着盤１６ａ、１６ｂが互いに近接する方向に
揺動する際に該二つの吸着盤１６ａ、１６ｂの間で弛む
写真感光材料１４の部分を、積層されている次なる写真
感光材料１４ａ側に強制的に撓曲させる撓曲機構２０と
を備える。
【００１１】吸着盤１６ａ、１６ｂは、略直方体状で可
撓性の低い基体１７ａ、１７ｂと、可撓性の吸着盤本体
（スカート）１９ａ、１９ｂとを有して矢印Ｂ方向に長
尺に構成されており、移動機構２２を介してマガジン１
２に対し進退（図中、上下方向）自在である。なお、基
体１７ａ、１７ｂのシート体側の底部を波状とすること
も可能である。この移動機構２２は、図示しないアクチ
ュエータを介して進退自在な昇降台２４を備え、この昇
降台２４にブラケット２６が固着されている。
撓性の低い基体１７ａ、１７ｂと、可撓性の吸着盤本体
（スカート）１９ａ、１９ｂとを有して矢印Ｂ方向に長
尺に構成されており、移動機構２２を介してマガジン１
２に対し進退（図中、上下方向）自在である。なお、基
体１７ａ、１７ｂのシート体側の底部を波状とすること
も可能である。この移動機構２２は、図示しないアクチ
ュエータを介して進退自在な昇降台２４を備え、この昇
降台２４にブラケット２６が固着されている。
【００１２】揺動機構１８は、ブラケット２６に固定さ
れる回転駆動源２８と、この回転駆動源２８の回転軸３
０に連結される偏心カム３２と、一端が前記ブラケット
２６に支点３４ａ、３４ｂを介して揺動自在に支持さ
れ、他端が前記偏心カム３２に係合される揺動アーム部
材３６ａ、３６ｂと、吸着盤１６ａ、１６ｂが取着さ
れ、引張ばね（弾性体）３８ａ、３８ｂを介して水平姿
勢に保持されるとともに、前記揺動アーム部材３６ａ、
３６ｂの揺動作用下に互いに近接する方向に揺動自在な
ホルダ部材４０ａ、４０ｂとを備える。揺動アーム部材
３６ａ、３６ｂの下面部の所定の位置にピン４２ａ、４
２ｂが設けられており、このピン４２ａ、４２ｂがホル
ダ部材４０ａ、４０ｂの上面部に係合するとともに、こ
のホルダ部材４０ａ、４０ｂは、ブラケット２６の略中
央部に同一の支点４４を介して揺動自在に保持されてい
る。
れる回転駆動源２８と、この回転駆動源２８の回転軸３
０に連結される偏心カム３２と、一端が前記ブラケット
２６に支点３４ａ、３４ｂを介して揺動自在に支持さ
れ、他端が前記偏心カム３２に係合される揺動アーム部
材３６ａ、３６ｂと、吸着盤１６ａ、１６ｂが取着さ
れ、引張ばね（弾性体）３８ａ、３８ｂを介して水平姿
勢に保持されるとともに、前記揺動アーム部材３６ａ、
３６ｂの揺動作用下に互いに近接する方向に揺動自在な
ホルダ部材４０ａ、４０ｂとを備える。揺動アーム部材
３６ａ、３６ｂの下面部の所定の位置にピン４２ａ、４
２ｂが設けられており、このピン４２ａ、４２ｂがホル
ダ部材４０ａ、４０ｂの上面部に係合するとともに、こ
のホルダ部材４０ａ、４０ｂは、ブラケット２６の略中
央部に同一の支点４４を介して揺動自在に保持されてい
る。
【００１３】撓曲機構２０は、二つの吸着盤１６ａ、１
６ｂの間に進退自在に配設されて積層されている写真感
光材料１４側（下側）に付勢されるローラ部材４６を備
える。このローラ部材４６は、外周面が断面略楕円状を
有しており、回転軸４８に支持されるとともに、この回
転軸４８が固定される取付部材５０にシャフト５２ａ、
５２ｂの下端が固着される。このシャフト５２ａ、５２
ｂは、鉛直方向に指向しており、ブラケット２６に配設
された軸受５４ａ、５４ｂに案内される一方、その上端
にウエイト５６ａ、５６ｂが取着される。
６ｂの間に進退自在に配設されて積層されている写真感
光材料１４側（下側）に付勢されるローラ部材４６を備
える。このローラ部材４６は、外周面が断面略楕円状を
有しており、回転軸４８に支持されるとともに、この回
転軸４８が固定される取付部材５０にシャフト５２ａ、
５２ｂの下端が固着される。このシャフト５２ａ、５２
ｂは、鉛直方向に指向しており、ブラケット２６に配設
された軸受５４ａ、５４ｂに案内される一方、その上端
にウエイト５６ａ、５６ｂが取着される。
【００１４】次に、このように構成される本実施例に係
るシート体枚葉装置１０の動作について説明する。
るシート体枚葉装置１０の動作について説明する。
【００１５】複数枚の写真感光材料１４を積層したマガ
ジン１２が、シート体枚葉装置１０内に装填された後、
移動機構２２を構成する図示しないアクチュエータの作
用下に昇降台２４がブラケット２６と一体的にマガジン
１２側に変位する。このため、まず撓曲機構２０を構成
するローラ部材４６がマガジン１２内の最上位の写真感
光材料１４に当接した後、吸着盤１６ａ、１６ｂがこの
最上位の写真感光材料１４に当接する（図４Ａ参照）。
ジン１２が、シート体枚葉装置１０内に装填された後、
移動機構２２を構成する図示しないアクチュエータの作
用下に昇降台２４がブラケット２６と一体的にマガジン
１２側に変位する。このため、まず撓曲機構２０を構成
するローラ部材４６がマガジン１２内の最上位の写真感
光材料１４に当接した後、吸着盤１６ａ、１６ｂがこの
最上位の写真感光材料１４に当接する（図４Ａ参照）。
【００１６】その際、図示しない真空発生装置を介して
吸着盤１６ａ、１６ｂの吸引が開始されると、この吸着
盤１６ａ、１６ｂにより最上位の写真感光材料１４が吸
着される。そこで、移動機構２２を介してブラケット２
６が上昇されるとともに、揺動機構１８を構成する回転
駆動源２８が駆動される。この回転駆動源２８の作用下
に回転軸３０を介して偏心カム３２が回転し、この偏心
カム３２の大径部側の外周面が揺動アーム部材３６ａ、
３６ｂの他端に係合する。従って、揺動アーム部材３６
ａ、３６ｂが支点３４ａ、３４ｂを中心に下方向に揺動
し、この揺動アーム部材３６ａ、３６ｂに設けられたピ
ン４２ａ、４２ｂがホルダ部材４０ａ、４０ｂを下方向
に押圧する。
吸着盤１６ａ、１６ｂの吸引が開始されると、この吸着
盤１６ａ、１６ｂにより最上位の写真感光材料１４が吸
着される。そこで、移動機構２２を介してブラケット２
６が上昇されるとともに、揺動機構１８を構成する回転
駆動源２８が駆動される。この回転駆動源２８の作用下
に回転軸３０を介して偏心カム３２が回転し、この偏心
カム３２の大径部側の外周面が揺動アーム部材３６ａ、
３６ｂの他端に係合する。従って、揺動アーム部材３６
ａ、３６ｂが支点３４ａ、３４ｂを中心に下方向に揺動
し、この揺動アーム部材３６ａ、３６ｂに設けられたピ
ン４２ａ、４２ｂがホルダ部材４０ａ、４０ｂを下方向
に押圧する。
【００１７】ホルダ部材４０ａ、４０ｂは、ピン４２
ａ、４２ｂに押圧されることにより引張ばね３８ａ、３
８ｂの引張力に抗し支点４４を中心にして互いに近接す
る方向に揺動する（図２中、矢印Ｃ１、Ｃ２参照）。こ
のため、吸着盤１６ａ、１６ｂがホルダ部材４０ａ、４
０ｂと一体的に揺動し、この吸着盤１６ａ、１６ｂに吸
着保持されている写真感光材料１４が、全体として上方
向に向かって湾曲変形される。
ａ、４２ｂに押圧されることにより引張ばね３８ａ、３
８ｂの引張力に抗し支点４４を中心にして互いに近接す
る方向に揺動する（図２中、矢印Ｃ１、Ｃ２参照）。こ
のため、吸着盤１６ａ、１６ｂがホルダ部材４０ａ、４
０ｂと一体的に揺動し、この吸着盤１６ａ、１６ｂに吸
着保持されている写真感光材料１４が、全体として上方
向に向かって湾曲変形される。
【００１８】吸着盤１６ａ、１６ｂが互いに近接する方
向に揺動すると、この吸着盤１６ａ、１６ｂの互いに近
接する端部６０ａ、６０ｂの離間間隔が小さくなる（図
４Ｂ参照）。従って、端部６０ａ、６０ｂの間で写真感
光材料１４が上方向あるいは下方向に弛んでしまう。し
かしながら、本実施例では、吸着盤１６ａ、１６ｂの間
に撓曲機構２０を構成するローラ部材４６が配設されて
おり、このローラ部材４６は、ブラケット２６が上昇さ
れる際にウエイト５６ａ、５６ｂを介して下方向に付勢
されて吸着盤１６ａ、１６ｂ間で弛もうとしている写真
感光材料１４の部分を下方向に押圧する。
向に揺動すると、この吸着盤１６ａ、１６ｂの互いに近
接する端部６０ａ、６０ｂの離間間隔が小さくなる（図
４Ｂ参照）。従って、端部６０ａ、６０ｂの間で写真感
光材料１４が上方向あるいは下方向に弛んでしまう。し
かしながら、本実施例では、吸着盤１６ａ、１６ｂの間
に撓曲機構２０を構成するローラ部材４６が配設されて
おり、このローラ部材４６は、ブラケット２６が上昇さ
れる際にウエイト５６ａ、５６ｂを介して下方向に付勢
されて吸着盤１６ａ、１６ｂ間で弛もうとしている写真
感光材料１４の部分を下方向に押圧する。
【００１９】すなわち、ホルダ部材４０ａ、４０ｂの揺
動作用下に吸着盤１６ａ、１６ｂの端部６０ａ、６０ｂ
間で弛む写真感光材料１４の部分が、下方向に付勢され
ているローラ部材４６により下方向に強制的に撓曲され
る。これにより、全体として上方向に湾曲された写真感
光材料１４の吸着盤１６ａ、１６ｂ間の部分が下方向に
撓曲されるため、この吸着盤１６ａ、１６ｂの端部６０
ａ、６０ｂに対応する部分６２ａ、６２ｂの曲率が小さ
くなる（図２および図４Ｂ参照）。従って、吸着盤１６
ａ、１６ｂに吸着されている写真感光材料１４に次なる
写真感光材料１４ａが密着することがなく、この次なる
写真感光材料１４ａを確実かつ容易に分離することがで
き、ローラ部材４６を設けるという簡単な構成で複数枚
枚葉を極めて確実に阻止することが可能になるという効
果が得られる。
動作用下に吸着盤１６ａ、１６ｂの端部６０ａ、６０ｂ
間で弛む写真感光材料１４の部分が、下方向に付勢され
ているローラ部材４６により下方向に強制的に撓曲され
る。これにより、全体として上方向に湾曲された写真感
光材料１４の吸着盤１６ａ、１６ｂ間の部分が下方向に
撓曲されるため、この吸着盤１６ａ、１６ｂの端部６０
ａ、６０ｂに対応する部分６２ａ、６２ｂの曲率が小さ
くなる（図２および図４Ｂ参照）。従って、吸着盤１６
ａ、１６ｂに吸着されている写真感光材料１４に次なる
写真感光材料１４ａが密着することがなく、この次なる
写真感光材料１４ａを確実かつ容易に分離することがで
き、ローラ部材４６を設けるという簡単な構成で複数枚
枚葉を極めて確実に阻止することが可能になるという効
果が得られる。
【００２０】しかも、ローラ部材４６は、ウエイト５６
ａ、５６ｂを介して下方向に付勢されており、吸着盤１
６ａ、１６ｂの間から写真感光材料１４をマガジン１２
側に押圧している。このため、写真感光材料１４をマガ
ジン１２から取り出す際、ローラ部材４６の押圧作用下
に次なる写真感光材料１４ａが下方向に押圧され、この
次なる写真感光材料１４ａが前記マガジン１２側に戻さ
れて複数枚枚葉をより確実に防止することができる。
ａ、５６ｂを介して下方向に付勢されており、吸着盤１
６ａ、１６ｂの間から写真感光材料１４をマガジン１２
側に押圧している。このため、写真感光材料１４をマガ
ジン１２から取り出す際、ローラ部材４６の押圧作用下
に次なる写真感光材料１４ａが下方向に押圧され、この
次なる写真感光材料１４ａが前記マガジン１２側に戻さ
れて複数枚枚葉をより確実に防止することができる。
【００２１】なお、偏心カム３２の大径部側の外周面が
下方向から上方向に向かって回転されると、この偏心カ
ム３２に係合する揺動アーム部材３６ａ、３６ｂによる
ホルダ部材４０ａ、４０ｂの押圧作用が解除される。従
って、ホルダ部材４０ａ、４０ｂは、引張ばね３８ａ、
３８ｂの引張作用下に支点４４を中心に上方向に揺動し
て水平姿勢に位置決め支持される。その後、吸着盤１６
ａ、１６ｂに吸着保持されている写真感光材料１４が、
図示しない搬送装置に送り出され、この搬送装置を介し
て自動現像装置等に搬送される。
下方向から上方向に向かって回転されると、この偏心カ
ム３２に係合する揺動アーム部材３６ａ、３６ｂによる
ホルダ部材４０ａ、４０ｂの押圧作用が解除される。従
って、ホルダ部材４０ａ、４０ｂは、引張ばね３８ａ、
３８ｂの引張作用下に支点４４を中心に上方向に揺動し
て水平姿勢に位置決め支持される。その後、吸着盤１６
ａ、１６ｂに吸着保持されている写真感光材料１４が、
図示しない搬送装置に送り出され、この搬送装置を介し
て自動現像装置等に搬送される。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシート体枚
葉装置では、以下の効果が得られる。
葉装置では、以下の効果が得られる。
【００２３】最上位のシート体を吸着する少なくとも二
つの吸着盤が互いに近接する方向に揺動される際、この
少なくとも二つの吸着盤の間で弛むシート体の部分が、
撓曲機構の作用下に次なるシート体側に強制的に撓曲さ
れる。このため、二つの吸着盤の互いに近接する端部に
吸着されているシート体の部分が、次なるシート体から
離間する方向に湾曲する部分とこの次なるシート体側に
撓曲される部分との境界部位となり、実質的に屈曲変形
される。従って、吸着盤に吸着保持されているシート体
に次なるシート体が密着することを阻止でき、簡単な構
成で複数枚枚葉を確実かつ容易に防止することが可能に
なる。
つの吸着盤が互いに近接する方向に揺動される際、この
少なくとも二つの吸着盤の間で弛むシート体の部分が、
撓曲機構の作用下に次なるシート体側に強制的に撓曲さ
れる。このため、二つの吸着盤の互いに近接する端部に
吸着されているシート体の部分が、次なるシート体から
離間する方向に湾曲する部分とこの次なるシート体側に
撓曲される部分との境界部位となり、実質的に屈曲変形
される。従って、吸着盤に吸着保持されているシート体
に次なるシート体が密着することを阻止でき、簡単な構
成で複数枚枚葉を確実かつ容易に防止することが可能に
なる。
【図１】本発明に係るシート体枚葉装置の概略斜視図で
ある。
ある。
【図２】前記シート体枚葉装置の概略構成正面図であ
る。
る。
【図３】前記シート体枚葉装置の縦断側面図である。
【図４】前記シート体枚葉装置の動作説明図である。
１０…シート体枚葉装置 １２…マガジン １４、１４ａ…写真感光材料 １６ａ、１６ｂ…吸着盤 １８…揺動機構 ２０…撓曲機構 ２２…移動機構 ２６…ブラケット ２８…回転駆動源 ３２…偏心カム ３６ａ、３６ｂ…揺動アーム部材 ３８ａ、３８ｂ…引張ばね ４０ａ、４０ｂ…ホルダ部材 ４６…ローラ部材 ５６ａ、５６ｂ…ウエイト ６０ａ、６０ｂ…端部 ６２ａ、６２ｂ…部分
Claims (4)
- 【請求項１】積層されているシート体の最上位のシート
体を吸着保持するとともに、前記シート体の枚葉方向に
交差する方向に所定間隔離間して併設される少なくとも
二つの吸着盤と、 前記二つの吸着盤を、該シート体を吸着した状態で互い
に近接する方向に揺動変位させる揺動機構と、 前記二つの吸着盤が互いに近接する方向に揺動する際に
該二つの吸着盤の間で弛むシート体の部分を、積層され
ている次なるシート体側に強制的に撓曲させる撓曲機構
と、 を備えることを特徴とするシート体枚葉装置。 - 【請求項２】請求項１記載のシート体枚葉装置におい
て、前記揺動機構は、回転駆動源に連結されて回転する
偏心カムと、 一端を揺動自在に支持され、他端を前記偏心カムに係合
する揺動アーム部材と、 前記吸着盤が取着され、弾性体を介して水平方向に保持
されるとともに、前記揺動アーム部材の揺動作用下に撓
曲機構側に揺動自在なホルダ部材と、 を備えることを特徴とするシート体枚葉装置。 - 【請求項３】請求項１記載のシート体枚葉装置におい
て、前記撓曲機構は、前記二つの吸着盤の間に進退自在
に配設されるとともに、積層されているシート体側に付
勢されるローラ部材を備えることを特徴とするシート体
枚葉装置。 - 【請求項４】請求項１記載のシート体枚葉装置におい
て、前記吸着盤は、略直方体状に形成されていることを
特徴とするシート体枚葉装置。
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