JPH078499Y2 - 板材分離装置 - Google Patents

板材分離装置

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JPH078499Y2
JPH078499Y2 JP1988144922U JP14492288U JPH078499Y2 JP H078499 Y2 JPH078499 Y2 JP H078499Y2 JP 1988144922 U JP1988144922 U JP 1988144922U JP 14492288 U JP14492288 U JP 14492288U JP H078499 Y2 JPH078499 Y2 JP H078499Y2
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plate
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elastic rotating
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JP1988144922U
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JPH0266537U (ja
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尚登 米田
均 小俣
健至 泰田
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、板材集積装置に複数積層された板材を1枚
ごと分離して、切断機あるいは折曲げ機などの次工程へ
移送する際の板材分離装置に関する。
(従来の技術) 従来、板材集積装置における載置台上に積層された板材
から最上部の板材を分離して1枚だけを確実に取出す場
合には、磁気浮揚分離装置(以下、マグネット式板材分
離装置という。)あるいは板材を吸着する吸着パッドを
上下方向へ振動させて分離する方法が一般的に知られて
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前述した従来のマグネット式板材分離装置に
よる分離方法では、板材が磁性材でなければならずステ
ンレスやアルミなどの非磁性材には何等効果がないこ
と、また、積層された板材の端面が揃っていなければな
らないこと、さらに板材が磁性材の薄い鋼板の場合には
磁気的反発力が低い(磁気飽和のために反発力が小さ
い。)ため、圧延油や防錆油の粘性で鋼板同士が吸着し
ている場合には分離できないという問題があった。
また、吸着パッドを上下に振動させて分離する方法で
は、自重の軽い極薄い鋼板やアルミには十分な効果を期
待することが出来なかった。
この考案の目的は、板材集積装置に積層された板材を1
枚ずつ確実に分離できて、しかも板材が磁性材,非磁性
材に関係なく分離できるようにした板材分離装置を提供
することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、積層され
た板材の上方位置に板材に対して相対的に上下動自在に
設けた搬送リフタの下部に、積層された最上部の板材を
吸着自在の吸着装置を複数設け、上記各吸着装置に吸着
されて持上げれた板材の一端部に当接自在の弾性回転体
を設け、この弾性回転体を板材の方向へ押圧付勢して設
けると共に上下方向に正逆回転駆動自在に設けてなるも
のである。
(作用) 上記構成の本考案によれば、吸着装置に吸着されて持上
げられた板材の一端部に当接自在の弾性回転体は板材の
方向へ押圧付勢してあり、かつ上下方向に正逆回転駆動
自在に設けてあるから、吸着装置に吸着して持上げられ
た板材の下面にもう一枚の板材が密着した状態にあると
き、弾性回転体が上方向に回転駆動されると、弾性回転
体は単に接触しているものではなく押圧付勢されている
ことにより、板材の一端部を上方向へ大きく弯曲せしめ
ることになる。
上述のごとく板材の一端部を上方向へ弯曲せしめた状態
にあるとき、次に弾性回転体を下方向へ回転駆動する
と、弾性変形して弯曲した状態の板材の一端部が水平状
態に復帰しようとする動作と弾性回転体の下方向への回
転駆動とによって、板材の一端部は下方向へ急激に大き
く弯曲し、弾性変形により板材の一端部が上方向への復
帰動作に変化しようとしたとき、弾性回転体が下方向に
回転駆動されているから、吸着装置に吸着されている板
材と当該板材の下面に密着している板材との端部の分離
を効果的に行うことができ、板材の分離を確実に行うこ
とができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図を参照するに、例えば床面GL上には
板材集積装置1が設けられている。板材集積装置1は複
数の板材Wを積層して載置するワークリフタ3と、この
ワークリフタ3の周囲には板材Wをガイドする板材ガイ
ド5などからなっている。前記ワークリフタ3に複数の
板材Wを積層する場合には例えばフオークリフトなどで
行なわれる。また、ワークリフタ3は積層された板材W
が最上部から1枚ずつ取り出された場合、常に高さ位置
を一定に保持するために上昇するように調整されてい
る。
積層された板材Wの上方には搬送リフタ7が上下動自在
に設けられている。この搬送リフタ7の下部には複数の
支柱9を介して吸着装置11が設けられている。この吸着
装置11の具体的な例として、バキュームパッドが用いら
れ、エアの吸引力により板材Wを吸引吸着さるものであ
る。
前記板材集積装置1における一側例えば第2図において
右側の近傍には、支持フレーム13が立設されている。こ
の支持フレーム13の上部には複数のシャフト15が水平方
向に延伸して装着されている。このシャフト15の右端に
は第2図に示されているごとく、ガイド部材17が設けら
れており、シャフト15はガイド部材17に案内されるよう
になっている。
シャフト15の左端にはL字形状のブラケット19が設けら
れており、このブラケット19と支持フレーム13における
上部とのシャフト15の周りにはスプリング21が左方向へ
付勢して介在されている。
前記ブラケット19には駆動モータ23が取付けられてお
り、この駆動モータ23が取付けられた側と反対側のブラ
ケット19にはゴムリングなどの弾性回転体25が回転自在
に支承されている。
上記構成により、板材集積装置1上には複数の板材Wが
積層される。搬送リフタ7が下降して複数の吸着装置11
が積層された板材Wにおける最上部の板材Wを吸着す
る。板材Wを吸着した吸着装置11がある高さまで上昇す
ると、弾性回転体25が板材Wの端部に押し当てられる。
この状態で駆動モータ23を駆動させて、弾性回転体25の
正転,逆転を繰返すと、弾性回転体25が板材Wの端部に
作用する。すなわち、弾性回転体25が上方向の正転に回
転したときには板材Wの端部を上方向に弾性変形せし
め、次に下方向の逆転に回転したときには、上記弾性変
形が解放されて下方向への復帰動作を補助し、板材Wの
端部を下方向へ大きく弾性変形せしめる。そして、板材
Wの端部が次に上方向に復帰しようとするとき、弾性回
転体25が下方向に回転しているので、吸着装置11に吸着
されている板材Wの下面に密着している板材Wの端部の
分離を効果的に行う。その結果、吸着装置11に吸着され
ている板材Wが2枚以上の場合には各板材Wは互いに分
離し、分離された板材Wは積層された板材W上に戻さ
れ、吸着装置11に吸着されている板材Wは搬送リフタ7
を移動せしめることによって次工程へ移送されることに
なる。
このように、吸着装置11で吸着された2枚以上の板材W
の端部は弾性回転体25に接触し、かつ弾性回転体25の正
転,逆転を繰返すことによって、2枚以上の板材Wは確
実に分離することができる。
なお、この考案は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば弾性回転体25として例えば
ゴムリングを使用したが、その他にもゴム製あるいはナ
イロン製のギヤ形状の回転体であっても構わない。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本考案は、積層された板材(W)の上方位置に板材
(W)に対して相対的に上下動自在に設けた搬送リフタ
(7)の下部に、積層された最上部の板材(W)を吸着
自在の吸着装置(11)を複数設け、上記各吸着装置(1
1)に吸着されて持上げられた板材(W)の一端部に当
接自在の弾性回転体(25)を設け、この弾性回転体(2
5)を板材(W)の方向へ押圧付勢して設けると共に上
下方向に正逆回転駆動自在に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案においては、吸着
装置11に吸着されて持上げられた板材Wの一端部に当接
自在の弾性回転体25は板材Wの方向へ押圧付勢してあ
り、かつ上下方向に正逆回転駆動自在に設けてある。
したがって本考案によれば、吸着装置11に吸着して持上
げられた板材Wの下面にもう一枚の板材Wが密着した状
態にあるとき、弾性回転体25が上方向に回転駆動される
と、弾性回転体25は単に接触しているものではなく押圧
付勢されていることにより、板材Wの一端部を上方向へ
大きく弯曲せしめることができるものである。
上述のごとく板材Wの一端部を上方向へ弯曲せしめた状
態にあるときに、次に弾性回転体25を下方向へ回転駆動
すると、弾性変形して弯曲した状態の板材Wの一端部が
水平状態に復帰しようとする動作と弾性回転体25の下方
向への回転駆動とによって、板材Wの一端部は下方向へ
急激に大きく弯曲し、次に、弾性変形により板材Wの一
端部が上方向への復帰動作に変化しようとしたとき、弾
性回転体25が下方向に回転駆動されているから、吸着装
置11に吸着されている板材Wと当該板材Wの下面に密着
している板材との端部の分離を効果的に行うことがで
き、板材の分離を確実に行うことができるものである。
すなわち本考案は、板材Wの一端部を上下方向に弯曲せ
しめ、板材Wの端部が下方向の弯曲から復帰しようとす
る際に、弾性回転体25が下方向に回転していることによ
り、動作方向が逆方向となり、密着した板材の分離を確
実に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の主要部を示し、第2図におけるII矢
視部の拡大斜視図、第2図はこの考案を実施する一実施
例の板材分離装置の正面図である。 1…板材集積装置、7…搬送リフタ 11…吸着装置、13…支持フレーム 25…弾性回転体、W…板材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層された板材(W)の上方位置に板材
    (W)に対して相対的に上下動自在に設けた搬送リフタ
    (7)の下部に、積層された最上部の板材(W)を吸着
    自在の吸着装置(11)を複数設け、上記各吸着装置(1
    1)に吸着されて持上げられた板材(W)の一端部に当
    接自在の弾性回転体(25)を設け、この弾性回転体(2
    5)を板材(W)の方向へ押圧付勢して設けると共に上
    下方向に正逆回転駆動自在に設けてなることを特徴とす
    る板材分離装置。
JP1988144922U 1988-11-08 1988-11-08 板材分離装置 Expired - Lifetime JPH078499Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988144922U JPH078499Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 板材分離装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988144922U JPH078499Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 板材分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH0266537U JPH0266537U (ja) 1990-05-18
JPH078499Y2 true JPH078499Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31413056

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JP1988144922U Expired - Lifetime JPH078499Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08 板材分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5919793B2 (ja) * 2011-12-15 2016-05-18 シンフォニアテクノロジー株式会社 プリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6061227U (ja) * 1983-10-04 1985-04-27 コニカ株式会社 フイルム供給装置
JPS6283033U (ja) * 1985-11-13 1987-05-27

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