JP2530217Y2 - シートフイルム取出装置 - Google Patents

シートフイルム取出装置

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JP2530217Y2
JP2530217Y2 JP1989097719U JP9771989U JP2530217Y2 JP 2530217 Y2 JP2530217 Y2 JP 2530217Y2 JP 1989097719 U JP1989097719 U JP 1989097719U JP 9771989 U JP9771989 U JP 9771989U JP 2530217 Y2 JP2530217 Y2 JP 2530217Y2
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roller
sheet film
sheet
conveyance roller
cassette
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JP1989097719U
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正 藤井
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Fuji Photo Film Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、収容器内のシート状部材を収容器内から取
り出すためのシート状部材取出装置に関する。
[従来の技術] X線フイルム等のシート状部材であるシートフイルム
は、収容器であるカセツテやマガジン内に収容されて取
り扱われる。
収容器がカセツテの場合を例として説明すると、カセ
ツテ内に収容されたシートフイルムはこの状態で、内部
が遮光された取出装置に挿入される。
取出装置内に挿入されたカセツテ内のシートフイルム
は取出装置の蓋開放装置によって自動的にカセツテの蓋
が開放され、フイルム取出装置の吸着部材が開放された
カセツテ内に入り込み、シートフイルムを取出すためシ
ートフイルムの先端部を吸着する。吸着部材によって吸
着された状態のシートフイルムは、吸着部材の移動によ
ってカセツテ内から引き出された後に、搬送ローラ対間
へ挿入され、この搬送ローラ対の回転駆動によってカセ
ツテ内から取り出される。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記従来のシートフイルム取出装置では、
シートフイルムの先端部を搬送ローラ対間へ挿入しよう
とすると、吸着部材と搬送ローラ対が干渉してしまうの
で、シートフイルムの先端部を吸着してカセツテ内から
引き出した後に、搬送ローラ対の一方のローラ上へシー
トフイルムの中間部を載置し、その後に他方のローラを
一方のローラへ当接させ、中間部を挟持搬送することに
よってシートフイルムを搬送している。
このためシートフイルムの中間部を挟持する構造が複
雑になり、シートフイルムをカセツテ内から取り出す装
置が複雑になり、生産原価が高くなるという問題があっ
た。また他の方法としてフイルム挟持部のローラ対に串
型ローラを使用して、吸着部材とローラ対の干渉を回避
する方法もあるが、この方法ではローラ軸よりも奥の方
向へ吸着部材を入り込ませることが出来ないため、フイ
ルムを確実に挟持させることは出来なかった。
本考案は上記事実を考慮し、簡単な構造で収容器内か
ら取り出したシート状部材の先端部をローラ対へ確実に
挟持させ搬送することが出来るシート状部材取出装置を
提供することが目的である。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案のシート状部材取出装
置は、シート状部材を挟持して搬送する下側の第一の搬
送ローラ及び上側の第二の搬送ローラからなる搬送ロー
ラ対と、シート状部材の端部を吸着する吸着部の搬送方
向下流側の先端を第一の搬送ローラの回転軸と第二の搬
送ローラの回転軸を結ぶ面を越えて搬送方向下流側へ移
動させる吸着部駆動手段と、を備え、第一の搬送ローラ
の回転軸と第二の搬送ローラの回転軸を結ぶ面を越えて
搬送方向下流側へ先端が移動した吸着部と干渉しない位
置に第二の搬送ローラを配置したことを特徴としてい
る。
[作用] 上記構成の本考案によれば、第一の搬送ローラの回転
軸と第二の搬送ローラの回転軸を結ぶ面を越えて搬送方
向下流側へ先端が移動した吸着部が占める位置とは異な
る位置に第二の搬送ローラが設けられているため、シー
ト状部材の端部を吸着している吸着部は第二の搬送ロー
ラと干渉しない。
収容器内から引き出されたシートフイルムの先端部
は、少なくとも第一の搬送ローラの軸上を越えて搬送方
向へ移動されて第一の搬送ローラと第二の搬送ローラと
の間へ挿入される。
したがって、吸着部に吸着されたシート状部材は、先
端部を第一の搬送ローラと第二の搬送ローラとの接触点
よりもシート状部材の搬送方向下流側へ位置させること
が可能になり、シート状部材は第一の搬送ローラと第二
の搬送ローラとの間に確実に挟持され、その後次工程へ
円滑に搬送される。
[実施例] 第3図には本考案に係るシートフイルム取出装置10が
適用されたX線シートフイルムカセツテオープナ12が示
されている。
このX線シートフイルムカセツテオープナ12へは、撮
影済のX線シートフイルム14が収容された収容器として
のカセツテ16が第3図矢印A方向から装填される。
装填されたカセツテ16の蓋18に開蓋装置20の吸盤22が
吸着して上方に移動し蓋18が開放される。蓋18が開放さ
れたカセツテ16内へシートフイルム取出装置10の吸着部
としての吸盤40が入り込み、カセツテ16内のX線シート
フイルム14の端部を吸着する。この状態からシートフイ
ルム14は搬送ローラ対26間へ挿入され、ガイド28を通っ
てIDプリント装置30へ搬送される。
IDプリント装置30には、ID露光器32が設けられ、X線
シートフイルム14の一部に被撮影者等の情報が露光記録
される。IDプリント装置30で情報が露光記録されたX線
シートフイルム14は現像装置34内へ搬送されて現像処理
される。
またX線シートフイルムカセツテオープナ12の下部に
はフイルムローデイング装置13が設けられ、フイルムサ
イズ及び種類の異なる種々のX線シートフイルムが区分
けして収容された複数のマガジン36が配置されている。
これらのマガジン36内から図示しない装填手段によって
各種及び各サイズのX線シートフイルムを取り出してカ
セツテ16内へ、矢印B方向へ移動して装填される。
シートフイルム取出装置10は第4図に示されるように
一対の回転アーム38が設けられ、これらの回転アーム38
間にはフレーム42が掛け渡されている。
このフレーム42に適宜間隔で吸盤40が支持されてい
る。この回転アーム38は吸着部駆動手段としてのモータ
44の駆動力で第4図図示矢印C方向及び反矢印C方向へ
回転する。この回転動作では、吸盤40が第4図実線で示
されるカセツテ16内へ入り込んでX線シートフイルム14
を吸着する位置から、第4図二点鎖線で示される搬送ロ
ーラ対26間へX線シートフイルム14を挿入可能な位置へ
移動される。
回転アーム38は第4図に示されるように一対の平行リ
ンク38A、38Bで構成されており、一方の平行リンク38A
がモータ44で駆動される。これらの各平行リンク38A、3
8Bはフレーム42の両側部がピン46を介して回転可能に軸
支されている。このためフレーム42は回転アーム38の回
転にかかわらず所定の姿勢すなわち略水平状態に維持さ
れる。
第1図に示されるように、搬送ローラ対26は第一の搬
送ローラとしての下ローラ48と、上ローラ50で構成され
ている。下ローラ48は図示しない側板に両端部が回転可
能に支持されている。この下ローラ48の回転軸の一方に
はモータ52の駆動力が伝達機構54によって伝達されて回
転する。
下ローラ48の上部に配置される上ローラ50は複数個の
第二の搬送ローラとしてのフリーローラ56で構成されて
いる。これらのフリーローラ56は支軸58に一端が軸支さ
れた断面コ字状のアーム60の他端に軸支されている。こ
れらのフリーローラ56間には軸方向に間隙Lが形成され
ている。これらのフリーローラ56間にはカセツテ16内の
X線シートフイルム14の端部を吸着した吸盤40が挿入さ
れる。
アーム60と支軸58との間にはねじりコイルスプリング
62が配置されている。このねじりコイルスプリング62は
一端が支軸58へ止着されており、他端はアーム60へ止着
されている。このためこのねじりコイルスプリング62は
アーム60の先端部を下ローラ48へ向けて付勢している。
これによりアーム60の先端部に軸支されているフリーロ
ーラー56が下ローラ48上に付勢されている。このねじり
コイルスプリング62の付勢力は、フリーローラー56と下
ローラ48との間にX線シートフイルム14が挿入可能な力
に設定されている。
次に本実施例の作用について説明する。
X線シートフイルム14が収容されたカセツテ16が第3
図矢印A方向からX線シートフイルムカセツテオープナ
12内へ挿入されると、開蓋装置20の吸盤22がカセツテ16
の蓋18を開放する。蓋18が開放されたカセツテ16内には
X線シートフイルム取出装置10の吸盤40がカセツテ16内
へ入り込み、カセツテ16内に収容されているX線シート
フイルム14の端部を吸着する。X線シートフイルム14を
吸着した吸盤40は第4図矢印C方向へ回転して搬送ロー
ラ対26間へX線シートフイルム14の先端部を挿入する。
このとき吸盤40は第2図に示されるように間隔がLに設
定されたフリーローラ56間へ挿入される。したがって吸
盤40とフリーローラー56が干渉することがなく、X線シ
ートフイルム14の先端部をフリーローラー56と下ローラ
48との間へ挿入することが出来る。
また本実施例では、下ローラ48上へフリーローラ56を
載置し、このフリーローラー56間の間隙L内に吸盤40を
挿入する構成なので、X線シートフイルムが確実にロー
ラ間に挟持され、構造が簡単なので、シートフイルム取
出装置の生産コストを低減させることが出来る。
また各フリーローラー56はねじりコイルスプリング62
によって下ローラ48へ付勢されており、この付勢力でX
線シートフイルム14が挟持される。フリーローラー56と
下ローラ48に挟持されたX線シートフイルム14は下ロー
ラ48の回転によって搬送されてIDプリント装置30内へ送
られる。
なお本実施例ではフリーローラ56を支軸58へアーム60
によって支持し、各フリーローラ56がコイルスプリング
62によって個々に下ローラ48へ付勢する例を示したがこ
れに限らず、アーム60と支軸58が固定されていて各フリ
ーローラ56が支軸58を中心にして同時に回動し、下ロー
ラ48を付勢する構造であってもよい。
[考案の効果] 以上に説明した構成の本考案によれば、第二の搬送ロ
ーラが吸着部の挿入位置とは軸方向に異なる位置に設け
られており、吸着部駆動手段は平行リンクを駆動して吸
着部に吸着されたシート状部材を収容器内から引き出
し、吸着部の先端を少なくとも第一の搬送ローラの軸上
を越えて搬送方向へ移動させるため、シート状部材の端
部を吸着している吸着部は第二の搬送ローラと干渉せず
に、少なくともシート状部材の先端が第一の搬送ローラ
の回転軸上を越えて搬送方向下流側へ移動されて第一の
搬送ローラと第二の搬送ローラとの間へ挿入される。
したがって、吸着部に吸着されたフイルムを第一の搬
送ローラと第二の搬送ローラとの間に確実に挟持するこ
とが出来、挟持不良が生ずることがない。
またフイルム先端部を挟持する方法として構造が簡単
なので生産コストを削減が出来るという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸盤と搬送ローラ対との関係を示す斜視図、第
2図は吸盤と搬送ローラとの関係を示す断面図、第3図
はX線シートフイルムカセツテオープナローダーを示す
側面図、第4図は開蓋装置とフイルム取出装置を示す側
面図である。 10…X線シートフイルム取出装置、12…X線シートフイ
ルムカセツテオープナ、14…X線シートフイルム、16…
カセツテ(収容器)、26…搬送ローラ対、38A…平行リ
ンク、38B…平行リンク、40…吸盤(吸着部)、44…モ
ータ(吸着部駆動手段)、48…下ローラ(第一の搬送ロ
ーラ)、56…フリーローラ(第二の搬送ローラ)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状部材を挟持して搬送する下側の第
    一の搬送ローラ及び上側の第二の搬送ローラからなる搬
    送ローラ対と、 シート状部材の端部を吸着する吸着部の搬送方向下流側
    の先端を第一の搬送ローラの回転軸と第二の搬送ローラ
    の回転軸を結ぶ面を越えて搬送方向下流側へ移動させる
    吸着部駆動手段と、を備え、 第一の搬送ローラの回転軸と第二の搬送ローラの回転軸
    を結ぶ面を越えて搬送方向下流側へ先端が移動した吸着
    部と干渉しない位置に第二の搬送ローラを配置したこと
    を特徴としたシート状部材取出装置。
JP1989097719U 1989-08-22 1989-08-22 シートフイルム取出装置 Expired - Lifetime JP2530217Y2 (ja)

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JPH0337444U JPH0337444U (ja) 1991-04-11
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023146353A1 (ko) * 2022-01-28 2023-08-03 주식회사 엘지에너지솔루션 파우치 공급장치 및 이를 이용한 파우치 공급방법

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