JPH06179539A - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JPH06179539A
JPH06179539A JP33444192A JP33444192A JPH06179539A JP H06179539 A JPH06179539 A JP H06179539A JP 33444192 A JP33444192 A JP 33444192A JP 33444192 A JP33444192 A JP 33444192A JP H06179539 A JPH06179539 A JP H06179539A
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JP
Japan
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film
sheet
suction
separating
plate
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JP33444192A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Matsuda
直行 松田
Junichi Yamamoto
順一 山本
Hideaki Shimizu
英明 清水
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート吸着手段とシート捌き手段との位置関
係の調整を容易とし、シート捌き処理の信頼性を高める
こと。 【構成】 少なくとも一対の真空吸着盤21を保持板2
2に取り付け、この保持板22に捌き爪40bを有する
捌き板40をも取り付けた。捌き板40はガイド孔41
が保持板22のアーム23に設けたピン45にガイドさ
れて上下動自在であり、かつコイルばね43によって常
時上方に付勢されている。吸着盤21と捌き板40は駆
動軸24の正逆方向の回動に伴って昇降し、上昇時に吸
着盤21で持ち上げられたフィルムが捌き爪40bを乗
り越えることにより、1枚に捌かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート給送装置、特に
マガジン内に多数枚積層されている感光性フィルム、コ
ート紙等を1枚ずつ送り出すシート給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数枚積層されているシートを1
枚ずつシート表面をできるだけ傷付けずに給送するた
め、真空吸着盤を備えたシート給送装置が種々提供され
ている。このような真空吸着方式では、吸着盤で持ち上
げられた最上層のシートに2枚目以降のシートが密着し
て同時に持ち上げられる場合が多く、特に樹脂フィルム
の場合に顕著であり、確実に1枚ずつ給送できるように
シートを捌く必要がある。
【0003】捌き方式としては、シートが持ち上げられ
る途中でシートの給送方向両側部が当接する位置に捌き
爪を設ける方式が一般的である。表面を吸着されたシー
トが捌き爪に当接すると、両側部に湾曲を生じてシート
間に隙間が生じ、この隙間に空気が入り込むことにより
2枚目以降のシートが分離される(例えば、特開平4−
80146号公報参照)。
【0004】ところで、この種のシート給送装置におい
て、捌き爪によるシート捌き処理の信頼性は吸着盤と捌
き爪との位置関係が適切に設定されることに依存する。
しかし、従来のシート給送装置にあっては、吸着盤と捌
き爪とはそれぞれ別体の保持部材に取り付けられていた
ため、両者の位置関係を正確に設定することが困難で調
整に多くの時間を必要としていた。
【0005】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、シート吸着手段とシート捌き手段との位置関係を
容易に調整でき、シート捌き処理の信頼性の高いシート
給送装置を提供することにある。以上の目的を達成する
ため、本発明に係るシート給送装置は、多数枚積層され
ているシートの最上層表面を吸着し、該シートを所定位
置まで持ち上げるための吸着手段と、この吸着手段を保
持する保持部材と、前記吸着手段によって持ち上げられ
たシートを捌くための捌き手段とを備え、前記捌き手段
をシート給送方向の位置を規制された状態で前記保持部
材に設けた。
【0006】以上の構成において、捌き手段は保持部材
に吸着手段と共に取り付けられるため、吸着手段と捌き
手段との位置関係を正確に調整することが容易であり、
シート捌き処理の信頼性を確保することができる。本発
明に係るシート給送装置においては、シート捌き処理を
確実に行うため、捌き手段を保持部材に上下動自在に取
り付け、吸着手段がシートを吸着するときには捌き手段
をシートの直上に位置させ、吸着手段がシートを持ち上
げるときには吸着手段の下方に移動するように構成する
ことが好ましい。
【0007】さらに、吸着手段がシート給送方向と直交
する方向に移動可能であると共に、捌き手段が吸着手段
の移動に連動して吸着手段と同じ間隔を保ってシート給
送方向と直交する方向に移動可能であることが好まし
い。このような構成によって、シートの幅寸法に応じて
吸着手段の位置を適切に変更でき、かつ、それに応じて
捌き手段もシート幅方向に移動することとなり、吸着手
段と捌き手段との間隔をどのような幅寸法のシートに対
しても一定に維持でき、シート捌き処理が安定する。し
かも、捌き手段にシートの両側部をガイドするためのガ
イド部を設ければ、シートを給送装置から送り出す際
に、捌き手段を若干内側に移動させることにより、この
ガイド部で送り出されていくシートの両側部をガイドす
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るシート給送装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。 (第1実施例、図1〜図4参照)図1に、本発明の第1
実施例である給送装置を備えたプリンタ装置10の全体
構成を示す。このプリンタ装置10は、内部を暗箱状態
に形成された本体11内に、電装ボックス12、フィル
ムマガジン13、フィルム給送装置14、フィルム搬送
部15、画像を書き込むための光学ユニット16、副走
査ユニット18及びレシーブマガジン19がそれぞれ図
示のように配設されている。
【0009】マガジン13は、電装ボックス12の直上
に交換自在に装填され、未露光の感光性フィルムFを積
層して収納したもので、上面を図示しない遮光性のシー
ト状カバーで必要に応じて自動的に開口部を形成した
り、遮蔽したりするように構成されている。前記マガジ
ン13上には、この中に収納された感光性フィルムFを
1枚ずつ給送するためのバキューム方式のフィルム給送
装置14が設けられている。この給送装置14は、真空
吸着盤21を保持する保持板22が、真空吸着盤21が
水平の姿勢を保ちながら駆動軸24を中心に矢印で示す
ように揺動し、最上層のフィルムを吸着して、フィルム
搬送部15の入口部に接離可能に設置された搬送用ロー
ラ対27a,27bの間に送り込むように構成されてい
る。
【0010】フィルム搬送部15に設置された上ローラ
27aは下ローラ27bに対して接離可能に支軸28を
中心に揺動し、その開放状態において給送装置14で以
下に詳述する如くピックアップされた1枚のフィルムの
先端が挿入され、次いで圧接状態においてくわえ込んだ
フィルムを搬送ガイド板29上に送るようになってい
る。ストッパ32は支軸33を支点として揺動可能に設
置されている。搬送ガイド板29上を送られてきたフィ
ルムはストッパ32に当接し、位置規制されて一時停止
する。
【0011】副走査ユニット18は弾性部材で被覆され
た回転自在な上側のニップローラ35a,35bと図1
中反時計回り方向に回転駆動される副走査ドラム36か
らなる。前記フィルムはストッパ32を開放することに
より、副走査ドラム36上をその回転に伴って移動し、
このとき光学ユニット16から副走査ドラム36の軸方
向に主走査されるレーザビームにて画像露光される。こ
のようにして露光されたフィルムは、レシーブマガジン
19に収容される。レシーブマガジン19に収容された
露光後のフィルムは、レシーブマガジン19を遮光状態
としてレシーブマガジン19ごとプリンタ装置10外へ
取り出され、その後現像処理されることとなる。なお、
レシーブマガジン19の位置に現像装置を内蔵させてお
き、露光後のフィルムを逐次現像してプリンタ装置10
外へと排出するようにしてもよい。
【0012】一方、本プリンタ装置10に隣接してホス
ト装置1が設置されている。プリントすべき画像情報は
このホスト装置1から1画像分ずつプリンタ装置10に
通信される。ここで、マガジン13から搬送部15まで
フィルムを給送するフィルム給送装置14の構成を図2
〜図4を参照して説明する。
【0013】フィルム給送装置14は、マガジン13内
に積層されているフィルムFの給送方向aに直交する方
向に2個の真空吸着盤21,21を保持板22に取り付
けたものである。真空吸着盤21,21はそれぞれチュ
ーブ21a,21aを介して図示しないバキューム装置
に接続されている。保持板22はアーム23,23の一
端を駆動軸24に固定し、正逆回転可能なモータ25か
ら伝達される駆動力で軸24を回動させることにより昇
降可能とされている。
【0014】さらに、前記保持板22にはフィルム捌き
板40が上下動自在に取り付けられている。捌き板40
は垂直片40a,40aと捌き爪40b,40bと連結
片40cとで構成され、垂直片40aには2本のガイド
孔41,41が上下方向に長く形成され、各アーム23
に突設したピン45,45に遊嵌されている。さらに、
各ガイド孔41の下部に設けた切起し片42と各ピン4
5との間にコイルばね43が圧縮状態で介在されてい
る。捌き爪40b,40bは前記マガジン13に積層収
容されているフィルムFの給送方向先端部分の両側部の
直上に位置している。即ち、捌き板40はピン45によ
って給送方向aの位置を規制された状態で、かつ、ピン
45によってガイドされて上下方向に移動自在に保持板
22に設けられている。
【0015】ここで、フィルムの給送動作について説明
する。初期状態において、真空吸着盤21はマガジン1
3の上方に位置し、捌き板40はコイルばね43のばね
力によってガイド孔41の上縁部がピン45に当接して
位置規制されている。モータ25が正転駆動されると、
駆動軸24が図2中矢印b方向に回動し、保持板22と
共に吸着盤21及び捌き板40が下降する。このとき、
まず、捌き板40の捌き爪40bがフィルムFの最上層
の先端部分両側部あるいはマガジン13の上面に設けた
鍔部(図示せず)に当接し、次に吸着盤21がフィルム
Fの最上層表面に当接する(図2参照)。捌き板40が
フィルムFあるいは図示しない鍔部に当接した後は、ピ
ン45がコイルばね43のばね力に抗してガイド孔41
に沿って下降することとなる。ここで、モータ25がオ
フされ、バキューム装置がオンされ、吸着盤21が最上
層のフィルムF1を吸着する。
【0016】次に、モータ25が逆転駆動され、駆動軸
24が図3中矢印b’方向に回動し、保持板22と共に
吸着盤21及び捌き爪40が上昇する。このときは、ま
ず、吸着盤21が上昇を開始し、ピン45がガイド孔4
1の上縁部に当接した後に捌き板40が上昇を開始す
る。最上層のフィルムF1は吸着盤21と共にその先端
部分が持ち上げられ、この持ち上げ途中において、フィ
ルムF1の左右側部が捌き爪40b,40bを下方から
上方へ乗り越える(図3参照)。この乗り越え時におい
て、フィルムF1の先端部分左右側部が下方に湾曲し、
仮に、フィルムF1の裏面に次のフィルムが密着して持
ち上げられたとしても、この湾曲時に次のフィルムがフ
ィルムF1から剥がれてマガジン13内へ落下すること
となる。
【0017】このようにして捌かれた1枚のフィルムF
1の先端部は、上ローラ27aが上方へ退避した状態の
下ローラ27b上に位置し、上ローラ27aが下降する
ことにより、フィルムF1はローラ27a,27bに先
端部をくわえ込まれ、ガイド板29上を副走査ユニット
18へ向かって搬送される。本第1実施例においては、
捌き板40を吸着盤21と共に保持板22に取り付けた
ため、吸着盤21と捌き爪40b,40bとの位置関係
を容易に調整することができ、組立て/調整時間を短縮
することができ、フィルム捌き効果も良好である。ま
た、捌き板40を保持板22に対して上下動自在とし、
フィルムを持ち上げた直後に捌くようにしたため、吸着
盤21の昇降量を小さくすることが可能となり、フィル
ム給送装置14の高さを低くすることができる。
【0018】(第2実施例、図5参照)図5は、吸着盤
21,21を給送方向aと直交する方向に移動可能とし
た第2実施例を示す。本第2実施例は吸着盤21,21
を移動可能とした以外は前記第1実施例と同じ構成を有
しており、同じ部材には同じ符号を付し、その説明は省
略する。
【0019】即ち、吸着盤21,21はラック50,5
0に取り付けられ、ラック50,50は保持板22上で
左右方向に移動可能である。保持板22には吸着盤2
1,21の移動をガイドするためのガイド孔22a,2
2aが形成されている。ラック50,50には互いに向
かい合う歯部50a,50aが形成され、この歯部50
a,50aにピニオン51が噛合している。ピニオン5
1は正逆回転可能なモータ52によって回転駆動され、
モータ52の正逆回転に伴ってラック50,50が吸着
盤21,21と共に左右方向に移動する。吸着盤21,
21の位置はフィルムFの幅寸法に応じて決められ、モ
ータ52の回転数を制御することによって所定の間隔に
セットされる。
【0020】本第2実施例において、吸着盤21,21
によるフィルム吸着動作及び捌き板40によるフィルム
捌き動作は前記第1実施例と同様であり、第1実施例の
効果に加えて、吸着盤21,21を種々のサイズのフィ
ルムに対応してその位置を変更することができる。 (第3実施例、図6〜図8参照)図6は、吸着盤21,
21を給送方向aと直交する方向に移動可能にすると共
に、捌き板70,70を左右別体として吸着盤21,2
1と連動して移動するようにした第3実施例を示す。
【0021】詳しくは、保持板60は垂直方向に設けら
れ、図示しない駆動軸に固定されたアーム61,61に
て両側で支持されている。保持板60の正面にはレール
62,62を介してラック63,63が左右方向に移動
可能に取り付けられている。吸着盤21,21はこのラ
ック63,63にブラケット67,67を介して装着さ
れている。ラック63,63には互いに向かい合う歯部
63a,63aが形成され、この歯部63a,63aに
ピニオン64が噛合している。ピニオン64は正逆回転
可能なモータ65によって回転駆動され、モータ65の
正逆回転に伴ってラック63,63が吸着盤21,21
及び捌き板70,70と共に左右方向に移動する。捌き
板70,70はそれぞれ垂直片70aと下部を内方に折
り曲げた捌き爪70bとで構成され、前記ブラケット6
7,67に対してガイド孔71,71がブラケット6
7,67に固定したピン68,68に遊嵌し、上下動自
在である。さらに、各ガイド孔71の下部に設けた切起
し片72と各ピン68との間にコイルばね73が圧縮状
態で介在され、このような構成は図4に示した構成と同
様である。
【0022】本第3実施例においても、フィルム吸着動
作及びフィルム捌き動作は前記第1、第2実施例と同様
である。特に、本第3実施例においては、フィルムFの
幅寸法に応じて吸着盤21,21を適切な吸着位置に移
動させると、捌き板70、70も連動して移動し、図7
(A)に示すように、吸着盤21と捌き爪70bとの間
隔は常に一定の値mに保たれる。即ち、フィルムのサイ
ズが変更され、吸着盤21,21の位置を変更した場合
であっても、吸着盤21と捌き爪70bとの間隔mは一
定に維持され、好ましいフィルム捌き性能を維持する。
【0023】さらに、本第3実施例においては、図8に
示すように、最上層のフィルムF1が吸着盤21,21
で持ち上げられ、搬送ローラ対27a,27bで送り出
す直前に、吸着盤21,21の吸引動作をオフすると共
に、モータ65をオンさせて捌き板70,70をその垂
直片70a,70aがフィルムF1の両側部に一致した
位置まで内方に移動させる(図8(A)参照)。これに
よって搬送ローラ対27a,27bで搬送されるフィル
ムF1の左右側部を垂直片70a,70aでガイドする
ことができる。
【0024】さらに、搬送ローラ対27a,27bによ
る搬送途中でフィルムF1の搬送不良が発生した場合に
は、搬送ローラ対27a,27bを逆転させることによ
り、フィルムF1を逆送してマガジン13へ戻すことが
できる。このとき、モータ65をオンして捌き板70,
70を捌き爪70b,70bがフィルムF1の両側部か
ら離隔した位置まで外方に移動させる。この移動によっ
てフィルムF1をマガジン13に戻すとき、フィルムF1
が捌き爪70b,70bに接触することがなくなり、フ
ィルムF1をスムーズにマガジン13に戻すことができ
る。
【0025】(第4実施例、図9、図10参照)図9は
第4実施例であるフィルム給送装置の概略構成を示す。
吸着盤21,21は前記第2実施例(図5参照)と同様
にラック50,50に取り付けられている。ラック5
0,50は図9では図示されていないが、保持板上で給
送方向aと直交する方向に移動可能であり、そのメカニ
ズムの詳細は省略する。
【0026】さらに、捌き板75,75は垂直片75a
と捌き爪75bとで構成され、ラック50,50に設け
たピン53に上下方向に揺動自在に軸支されている。ピ
ン53にはトーションばね54が巻回され、捌き板75
はトーションばね54のばね力によって常時下方に付勢
され、この付勢力は垂直片70aの内側に設けたストッ
パピン76がラック50上に当接することにより規制さ
れる。
【0027】本第4実施例において、捌き板75は初期
状態にあってはストッパピン76がラック50に当接す
るまで下方に揺動した状態にある。給送動作が開始され
ると、捌き板75は吸着盤21,21と共に下降し、捌
き爪75bがフィルムFの最上層表面あるいは図示しな
いマガジンの鍔部に当接し、次に吸着盤21,21がフ
ィルムFの最上層表面に当接する(図10(A)参
照)。
【0028】次に、吸着盤21,21が最上層のフィル
ムF1を吸着してその先端部分を持ち上げると、捌き板
75はトーションばね54のばね力によってピン53を
支点として下方へ揺動し、このときフィルムF1の先端
部分両側部が捌き爪75bを乗り越え、1枚に捌かれ
る。 (第5実施例、図11参照)本第5実施例は、図6に示
した第3実施例において、捌き爪70bを省略してそれ
に代えて下搬送ローラ27bを捌き板70に回転自在に
取り付け、このローラ27bを搬送手段と共にフィルム
捌き手段を兼用させたものである。この場合、上搬送ロ
ーラ27aは図11に示された定位置に回転駆動可能に
設置されることとなる。他の構成は図6〜図8に示した
第3実施例と同様である。
【0029】本第5実施例においては、下搬送ローラ2
7bが捌き手段としても機能し、吸着盤21,21が最
上層のフィルムF1を持ち上げたとき、フィルムF1がロ
ーラ27bを乗り越え、このときフィルムF1が1枚に
捌かれる。フィルムF1が捌かれた後もローラ27bは
吸着盤21,21と共に上昇を続け、フィルムF1の先
端部分がローラ27a,27bで挟着されると上昇が停
止される。その後、上搬送ローラ27aが回転駆動され
ることにより、フィルムF1がローラ27a,27bに
よってガイド板29上に送り出される。
【0030】(他の実施例)なお、本発明に係るシート
給送装置は前記各実施例に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、
第1実施例、第2実施例において、捌き板40は左右の
捌き爪40b,40bを連結片40cによって一体的に
構成する必要はなく、連結片40cをカットして左右に
分割してもよい。
【0031】また、各実施例において、捌き板40,7
0,75の上下動は、ばね43,73,54によって行
っているが、ばね以外に、小型モータや小型ソレノイド
等の駆動手段を用いたり、あるいはカムを介してアーム
23,61の動作に連動するように構成してもよい。ま
た、吸着盤21によるフィルム吸着位置をフィルムのサ
イズに応じて適切な位置に変更するには、吸着盤21自
体をフィルムの幅方向に移動可能とする以外に、フィル
ムの左右側部に複数の吸着盤を設置し、フィルムサイズ
に最適な位置にある吸着盤を選択的に動作させてもよ
い。
【0032】また、各実施例において、捌き爪40b,
70b,75bがフィルムFの最上層又はマガジン13
の鍔部に当接したとき、そのことを検出するセンサを設
け、吸着盤21の動作を制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるフィルム給送装置を
備えたプリンタ装置の概略構成図。
【図2】前記フィルム給送装置の斜視図、フィルム吸着
時を示す。
【図3】前記フィルム給送装置の斜視図、フィルム持ち
上げ時を示す。
【図4】前記フィルム給送装置における捌き板の支持機
構を示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施例であるフィルム搬送装置の
斜視図、フィルム吸着時を示す。
【図6】本発明の第3実施例であるフィルム給送装置の
斜視図、フィルム持ち上げ時を示す。
【図7】図6に記載のフィルム給送装置のフィルム吸着
時を示し、(A)は平面図、(B)は正面図。
【図8】図6に記載のフィルム給送装置のフィルム搬送
時を示し、(A)は平面図、(B)は正面図。
【図9】本発明の第4実施例であるフィルム給送装置の
概略構成を示す斜視図。
【図10】図9に記載のフィルム給送装置の動作説明
図、(A)はフィルム吸着時を示し、(B)はフィルム
持ち上げ時を示す。
【図11】本発明の第5実施例であるフィルム給送装置
の動作説明図、(A)はフィルム吸着時を示し、(B)
はフィルム搬送時を示す。
【符号の説明】
14…フィルム給送装置 21…真空吸着盤 22,60…保持板 27b…下搬送ローラ 40,70,75…捌き板 40b,70b,75b…捌き爪 43,73…コイルばね 54…トーションばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 英明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚積層されているシートを最上層の
    ものから1枚ずつ所定位置に持ち上げて次工程へ渡すシ
    ート給送装置において、 多数枚積層されているシートの最上層表面を吸着し、該
    シートを所定位置まで持ち上げるための吸着手段と、 前記吸着手段を保持する保持部材と、 前記吸着手段によって持ち上げられたシートを捌くため
    の捌き手段とを備え、 前記捌き手段がシート給送方向の位置を規制された状態
    で前記保持部材に設けられていること、 を特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記捌き手段は、保持部材に上下動自在
    に取り付けられ、吸着手段がシートを吸着するときには
    シートの直上に位置し、吸着手段がシートを持ち上げる
    ときには吸着手段の下方に移動することを特徴とする請
    求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記吸着手段がシート給送方向と直交す
    る方向に移動可能であると共に、前記捌き手段が吸着手
    段の移動に連動して吸着手段と同じ間隔を保ってシート
    給送方向と直交する方向に移動可能であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記捌き手段がシートの両側部をガイド
    するためのガイド部を備えていることを特徴とする請求
    項3記載のシート給送装置。
JP33444192A 1992-12-15 1992-12-15 シート給送装置 Pending JPH06179539A (ja)

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JP33444192A JPH06179539A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 シート給送装置

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JP33444192A Pending JPH06179539A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 シート給送装置

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JP (1) JPH06179539A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172703A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 給紙装置、および画像形成装置

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JP2014172703A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 給紙装置、および画像形成装置

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