JP4102540B2 - 板状部材の枚葉方法 - Google Patents

板状部材の枚葉方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4102540B2
JP4102540B2 JP2000325267A JP2000325267A JP4102540B2 JP 4102540 B2 JP4102540 B2 JP 4102540B2 JP 2000325267 A JP2000325267 A JP 2000325267A JP 2000325267 A JP2000325267 A JP 2000325267A JP 4102540 B2 JP4102540 B2 JP 4102540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
suction cup
cassette
suction
photopolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000325267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002128297A (ja
Inventor
司 小野
孝 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2000325267A priority Critical patent/JP4102540B2/ja
Priority to US09/983,605 priority patent/US6607192B2/en
Publication of JP2002128297A publication Critical patent/JP2002128297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4102540B2 publication Critical patent/JP4102540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/08Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/0808Suction grippers
    • B65H3/0816Suction grippers separating from the top of pile
    • B65H3/0833Suction grippers separating from the top of pile and acting on the front part of the articles relatively to the final separating direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/32Orientation of handled material
    • B65H2301/324Inclined
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/423Depiling; Separating articles from a pile
    • B65H2301/4232Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles
    • B65H2301/42324Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles from top of the pile
    • B65H2301/423245Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles from top of the pile the pile lying on a stationary support, i.e. the separator moving according to the decreasing height of the pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/423Depiling; Separating articles from a pile
    • B65H2301/4232Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles
    • B65H2301/42328Depiling; Separating articles from a pile of horizontal or inclined articles, i.e. wherein articles support fully or in part the mass of other articles in the piles of inclined articles and inclination angle >45
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/30Other features of supports for sheets
    • B65H2405/31Supports for sheets fully removable from the handling machine, e.g. cassette
    • B65H2405/312Trolley, cart, i.e. support movable on the floor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/50Occurence
    • B65H2511/51Presence
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/18Form of handled article or web
    • B65H2701/182Piled package
    • B65H2701/1826Arrangement of sheets
    • B65H2701/1827Interleaf layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カセットの底板上に積層されている印刷版等の薄肉の板状部材を、複数の吸盤によって吸着して最上層から1枚ずつ取り出す板状部材の枚葉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
支持体上に感光層(例えば、光重合層)が設けられたフォトポリマー版等の印刷版を用い、この印刷版の感光層(光重合層)に直接レーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版自動露光装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となっている。
【0003】
印刷版自動露光装置では、多数枚の印刷版を積層して収容しているカセットが所定位置に装填されると、枚葉装置によって最上層の印刷版から1枚ずつ取り出して露光部へ送り込む。
【0004】
一方、カセットには、印刷版の間に版面保護のために合紙を介在させ、印刷版と合紙とを交互に重ねて積層され、感光層が隣接する印刷版の支持体等に接触することにり擦り傷等が生じるが防止されている。このように積層されている印刷版をカセットから印刷版を1枚ずつ取り出す枚葉装置では、合紙を取り除いた後に、カセット内の最上層の印刷版を、印刷版の一端部に沿って対向するように配置した複数の吸盤によって吸着して持ち上げるようにしたものがある。
【0005】
ところで、枚葉装置では、印刷版を複数の吸盤によって確実に吸着するためには、それぞれの吸盤が印刷版に密着する必要がある。このために、枚葉装置では、複数の吸盤が略同時に最上層の印刷版へ接触するように位置調整を行う必要がある。
【0006】
また、カセットには、吸盤によって吸着された印刷版が持ち上げられたときに、この印刷版の周縁部が引っかかるようにさばき板が設けられたものがある。このさばき板は、カセットの所定位置に取付けられており、吸盤によって吸着した印刷版を、このさばき板に対して所定高さまで持ち上げることにより、吸盤とさばき板との間で印刷版を湾曲させ、持ち上げた印刷版に密着している合紙や次の印刷版を捲り落とす。これにより、最上層の印刷版のみをカセットから取出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような枚葉装置では、複数の吸盤によって印刷版等の板状部材を確実に吸着するためには、組み付け時に複数の取付位置を正確に調整する必要がある。また、1枚の板状部材のみを確実に持ち上げるためには、さばき板と吸盤との間で、板状部材の端部を適切な曲率で湾曲させる必要がある。このためには、カセットに取付けているさばき板に対して、板状部材を吸着した吸盤を移動させる位置を正確に調整する必要がある。
【0008】
このような、調整は枚葉装置の組み付けを煩雑なものとしている。また、吸盤等の部品交換などのメンテナンスを行った時には、再度、これらの位置調整が必要となることがあり、メンテナンスを煩雑なものとしている。
【0009】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、組み付け時の調整を容易にして組み付け性の向上を図り、カセットの底板上に積層された板状部材を複数の吸盤によって確実に一枚ずつ取り出すことができる板状部材の枚葉方法を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、複数の吸盤の所定位置に対向させて配置したカセットの底板に積層された最上層の板状部材を、前記複数の吸盤によって吸着して持ち上げて取出す板状部材の枚葉方法であって、前記板状部材を非収容状態の前記カセットの底板へ向けて前記複数の吸盤と接近検出手段とを一体で移動させて、前記接近検出手段が前記カセットの底板に対して前記複数の吸盤が所定位置まで接近したことを検知してから、前記複数の吸盤と吸盤に負圧を供給する負圧源との間に設けている圧力検出手段の検出圧力が所定値に達するまでの吸盤の移動距離を計測し、計測した前記移動距離を前記接近検出手段が前記最上層の板状部材を検知してから前記複数の吸盤が該板状部材に当接するまでの吸盤の移動量として予め設定し、予め設定している原位置から前記カセットの底板へ向けて前記複数の吸盤を所定速度で移動し、前記接近検出手段によって前記複数の吸盤が前記最上層の板状部材に対して所定位置まで接近したことを検出してから、前記移動量に基づいて前記複数の吸盤を下降させて前記最上層の板状部材を吸着することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、接近検出手段がカセットの底板を検出してから、全ての吸盤がカセットの底板を吸着するまでの移動量を予め測定して設定している。すなわち、取付け位置にずれが生じている吸盤によって確実に板状部材を吸着するための位置を設定する。板状部材をカセットから取り出すときは、予め全ての吸盤が板状部材に当接するように設定されている位置まで、吸盤を下降させる。
【0015】
これにより、複数の吸盤の間で取付け位置にばらつきが生じていても、全ての吸盤によって確実に板状部材を吸着することができ、吸盤の組み付け時に高精度の位置決めが必要なくなり、吸盤の組み付け作業が容易となる。また、複数の吸盤によって板状部材を確実に吸着するための位置や移動量の設定作業を自動化して、簡略に行うことができる。
【0016】
請求項2に係る発明は、前記カセットに、前記板状部材の周縁部に対向する一定位置にさばき板が設けられているときに、前記吸盤によって吸着されて上昇された前記板状部材の前記周縁部が前記さばき板に当接して、板状部材の吸盤とさばき板との間が所定の曲率で湾曲されたときの前記原位置に対する吸盤の位置をさばき位置として予め設定し、前記板状部材を吸着した吸盤を前記さばき位置まで上昇させて、前記最上層の印刷版を前記カセットから取り出す、ことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、板状部材が所定の曲率で湾曲される位置を、吸盤の原位置に対する板状部材のさばき位置を設定する。これにより、吸盤を組みつけるときの原位置の調整やさばき位置の調整を簡略化でき、板状部材を確実に一枚ずつ取出すことができる枚葉装置の組み付け性の向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係る自動露光装置100を示している。この自動露光装置100には、台車200に搭載されたフォトポリマー版102(図3参照)を収容する版収容部104及び版収容部104に収容されたフォトポリマー版102を持ち出す枚葉部106と、フォトポリマー版102を位置決め保持する定盤110と、枚葉部106によって取出したフォトポリマー版102を定盤110へ送る給版部108と、定盤110に位置決めされたフォトポリマー版102へ画像を記録する露光部112と、で構成されている。
【0019】
なお、この自動露光装置100の下流側には、バッファ部114を介して自動現像装置116が設置可能であり、これにより、給版、露光、現像を全て自動で処理することができる。
【0020】
図2に示すように、版収容部104は、台車200が移動する路面よりも高い位置に床部104Aが形成されており、台車200は、路面からこの床部104Aへと乗り上げられる構造となっている。また、台車200には、突出位置(図2の想像線位置)及び収容位置(図2の実線位置)に移動可能なキャスタ120が設けられ、台車200は、このキャスタ120によって路面上を移動可能となっている。また、台車200は、版収容部104への収容動作に応じてこのキャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移動し、補助ローラ122によって床部104A上を移動して、版収容部104の所定位置に収容される。
【0021】
台車200には、集積部206が設けられており、この集積部206にカセット208が所定角度で立て掛けられて装填される。カセット208には、予め多数枚(例えば数十枚)のフォトポリマー版102が、底板212上に積層されて収容されており、台車200を版収容部104に装填することにより、フォトポリマー版102が版収容部104に装填される。
【0022】
図3に示すように、フォトポリマー版102のそれぞれは、1枚毎に表面(光重合層によって形成された感光層側の面)が合紙118によって覆われて保護されている。これにより、カセット208には、フォトポリマー版102と合紙118が交互に積層された状態となっている。なお、図1及び図2に示すように、カセット208には、シャッター210が設けられており、暗室以外においてこのシャッター210を閉状態とすることにより、フォトポリマー版102の不必要な感光を防止している。
【0023】
フォトポリマー版102は、台車200を版収容部104に装填することにより所定角度で傾斜された状態で枚葉部106に対向される。なお、カセット208は、台車200を版収容部104に装填して、版収容部104を遮光状態とすることによりシャッター210が開放されてフォトポリマー版102の取出しが可能となる。
【0024】
版収容部104の上方に設けられている枚葉部106は、複数の吸盤124を備えており、この吸盤124によって合紙118及びフォトポリマー版102の上端部の所定位置を吸着し、合紙118とフォトポリマー版102を順にカセット208から取出して給版部、フォトポリマー版102を給版部108へ送り出す。
【0025】
給版部108は、大きく分けて、前記枚葉部106からフォトポリマー版102又は合紙118を受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマー版102を受けとって定盤110へ送り出すためのフォトポリマー版搬送部130と、合紙118を受けとって台車200に設けられている合紙収容箱132へ送り出す合紙搬送部134と、前記共用搬送部128から前記フォトポリマー版搬送部130又は合紙搬送部134の何れかへの搬送部へ切替え動作によって案内する切替搬送部136と、で構成されている。
【0026】
図2に示す如く、共用搬送部128は、ローラ128Aがローラ128Bから離間(図2で破線で示す)しており、枚葉部106によってフォトポリマー版102または合紙118が取出されて、受渡し位置まで持ち上げられると、ローラ128Aがローラ128Bへ向けて移動し(図2で実線で示す)、持ち上げられたフォトポリマー版102または合紙118の先端部を挟持して切替搬送部136へ送る。切替搬送部136は、カセット208から合紙118が持ち出されるときに、合紙116を合紙搬送部134へ向けて搬送するように搬送路を切替ええ(図2で破線で示す)、フォトポリマー版102が持ち出されるときに、フォトポリマー版102をフォトポリマー版搬送部130へ向けて搬送するように搬送路を切替える(図2で実線で示す)。
【0027】
枚葉部106によってカセット208から取出される合紙118は、合紙搬送部134によって台車200に設けられた合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対のローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134の搬送速度よりも若干速い線速度(例えば約1.1倍)で回転駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部134とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定の緊張状態を維持しながら搬送され、弛み等によるジャミングを防止することができる。
【0028】
また、この挿入口142の手前側には、徐々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパー形状のガイド板146が設けられている。このテーパー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142に挿入する合紙118の電荷(静電気)を除去するようになっている。
【0029】
前記一対のローラ144は串型とされ、この串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられている。これにより、合紙収容部134に収容された後の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切板150によって巻き込みを防止することができる。
【0030】
一方、カセット208から取出されたフォトポリマー版102は、切替搬送部136からフォトポリマー版搬送部130へ送られ、フォトポリマー版搬送部130によって略水平搬送状態で定盤110(図1参照)へ送り出される。
【0031】
図1に示すように、定盤110の上面高さは、フォトポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を持っている。このため、フォトポリマー版搬送部130から送り出されるフォトポリマー版102は、先端が若干垂れ下がった状態で定盤110上に着地し、搬送方向後端部は、定盤110よりも手前側に位置することになる。この手前側には、定盤110に対して接近離反可能な移動体152が設けられている。
【0032】
移動体152は、仮支持プレート、押圧プレート、パンチャー等を備えており(何れも図示省略)、定盤110に送り込まれたフォトポリマー版102は、このうちの仮支持プレートによって垂れ下がりが防止される。
【0033】
また、移動体152に設けられている図示しない押圧プレートは、フォトポリマー版102の後端部を押圧することで、フォトポリマー版102の斜行を解消して、所定の搬送方向基準位置まで送り出す。この基準位置は、フォトポリマー版102の搬送方向後端部が定盤110から若干はみ出した状態としている。
【0034】
この基準位置では、フォトポリマー版102の搬送方向後端部両角部を含む複数の位置に図示しないセンサが設けられ、これらのセンサでフォトポリマー版102の搬送方向後端部を検出することによって押圧プレートによる押圧を停止させている。また、これらのセンサはフォトポリマー版102の搬送幅方向の位置検出にも適用されている。すなわち、定盤110が搬送幅方向に移動することで、フォトポリマー版102の角部とセンサとを一致させ、これをフォトポリマー版102の初期位置として登録するようになっている。
【0035】
また、初期位置に移動されたフォトポリマー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位置と相対位置が決められており、フォトポリマー版102はこの状態で定盤110に設けられた図示しない吸引溝に供給する負圧によって吸着保持される。定盤110上に吸着保持されたフォトポリマー版102には、前記移動体152に設けられたパンチャーによりパンチ孔が設けられる。
【0036】
また、定盤110は、フォトポリマー版搬送部130からのフォトポリマー版102を受け取る第1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に収容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間を等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移動と共通)となっている。
【0037】
露光部112には、前記定盤110の搬送路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信号応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤110の搬送方向と直交する方向)される構成となっている。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動となり、この結果、定盤110上のフォトポリマー版102には、露光部112への往路搬送時に画像が記録され、復路搬送によって、元の位置に戻されることになる。なお、元の位置に戻った定盤110上のフォトポリマー版102は、吸着保持が解除される。
【0038】
画像が記録され、元の位置に戻った定盤110に対応し、フォトポリマー版搬送部130によるフォトポリマー版102の搬送方向後端部側に待機していた排出機構部166が定盤110の上方を通過してフォトポリマー版102の搬送方向前端部へと移動する。
【0039】
排出機構部166には、フォトポリマー版102の搬送方向後端部を支持するフック部166Aが形成されており、前記定盤110からはみ出したフォトポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた仮支持プレートにより持ち上げ、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構部166の移動に伴って、定盤110の下流側のバッファ部114へ搬送される。バッファ部116では、排出機構部166による排出速度と自動現像装置116での搬送速度との差を吸収させながらフォトポリマー版102を円滑に自動現像装置116へ送り出す。
【0040】
ところで、図3乃至図5には、自動露光装置100に設けている枚葉部106を示している。本実施の形態では、板状部材として印刷版の一種であるフォトポリマー版102を用い、このフォトポリマー版102とシート材である合紙118を交互に重ねて底板212上に積層し、カセット208に収容させている。なお、図4及び図5では、共用搬送部128〜フォトポリマー版搬送部130の間でのフォトポリマー版102の搬送方向と直交するフォトポリマー版102の幅方向(図3の紙面表裏方向)を矢印W方向として示している。
【0041】
図3に示すように、枚葉部106には、一対の側板20(図3では一方のみを図示)が設けられ、この一対の側板20の間にサッカーユニット10が配置されている。台車200に搭載されたカセット208は、台車200が版収容部104の所定位置に装填されることにより、このサッカーユニット10に対して一定の位置及び間隔となるように対向される。
【0042】
サッカーユニット10では、一対の側板20の上部(図3の紙面上方側)にシャフト22が掛け渡されている。シャフト22の両端(それぞれの側板20側)には、スプロケット24が取り付けられている。また、側板20には、シャフト22のカセット208側にスプロケット26が取り付けられており、スプロケット24、26の間にチェーン28が巻き掛けられている。
【0043】
一対の側板20の一方には、昇降手段として昇降モータ30が取付けられており、この昇降モータ30の駆動軸30Aに取付けられているギア32が、シャフト22に取付けられているギア34と噛合っている。これにより、昇降モータ30が駆動するとスプロケット24、26が回転され、チェーン28が、スプロケット24、26の間でカセット208に積層されているフォトポリマー版102の表面に対して略垂直方向へ移動される。
【0044】
一方、サッカーユニット10は、一対の側板20の間に配置された吸盤フレーム36を備えている。この吸盤フレーム36は、ブラケット38を介してチェーン28に連結されている。また、側板20のそれぞれには、互いに対向する面にガイドレール40が取り付けられており、吸盤フレーム36には、側板20のそれぞれに対向して設けられている側ベース42に、ガイドレール40を挟むように配置された複数対のコマ46を備えたスライダ44が取付けられている。
【0045】
これにより、昇降モータ30が駆動すると、吸盤フレーム36がガイドレール40に沿って移動し、カセット208のフォトポリマー版102に対して略垂直に昇降される。
【0046】
この昇降モータ30としては、エンコーダが設けられたDCモータやパルスモータ等を用いており、これにより、サッカーユニット10では、吸盤フレーム36の移動速度及び移動量の正確な制御が可能となっている。
【0047】
吸盤フレーム36のブラケット38には、カセット208に対向して支持ベース48が設けられている。この支持ベース48には、フォトポリマー版102の幅方向に沿って3本のシャフト50、52、54が掛け渡されている。
【0048】
図4に示す如く、シャフト50、52の間には、ブラケット56が掛け渡されて取付けられており、また、シャフト50、52、54の間には、ブラケット58が取付けられている。なお、ブラケット56、58は、例えば下面側に設けられている図示しないスライドブロックにシャフト50、52またはシャフト50、52、54が挿通されて取付けられている。
【0049】
ブラケット56は、カセット208に収容されているフォトポリマー版102の幅方向の中間部に対向しており、ブラケット58はフォトポリマー版102の幅方向の両端部に対向している。なお、ブラケット56は、シャフト50、52の中間部の所定位置に固定されており、ブラケット58は、シャフト50〜54の両端部に配置され、カセット208に収容されているフォトポリマー版102のサイズに合わせてブラケット56への接離方向へ移動可能となっている(図示省略)。
【0050】
ブラケット56の下方には、ファンベース60が配置され、ブラケット58の下方には、ファンベース62が配置されている。ファンベース60、62は、複数のシャフト64によってブラケット56、58にそれぞれ連結されて支持されている。また、図5に示すように、ファンベース60、62のそれぞれは、下面がカセット208に収容されているフォトポリマー版102の表面に対して平行となる同一平面上に配置されている。
【0051】
図4及び図5に示す如く、ファンベース60には、フォトポリマー版102の幅方向に沿って複数(本実施の形態では一例として3個)の吸引ファン126が取り付けられており、また、ファンベース62には、1個の吸引ファン126が取り付けられている。吸引ファン126は、中央部に通気用の開口部が設けられており図示しないファンモータが駆動することによりファンベース60、62のカセット208側の空気を吸引して上方へ吹出す(図示省略)。
【0052】
図4に示すように、ブラケット56には、ファンベース60を挟んだ両側に吸盤124が取り付けられており、ブラケット58には、フォトポリマー版102の幅方向に沿った外側に吸盤124が取り付けられている。図4及び図5に示す如く、それぞれの吸盤124は、吸引ファン126に接近して配置されている。
【0053】
吸盤124のそれぞれは、先端がファンベース60、62よりもカセット208側に突出しており、また、吸盤124の先端部は、フォトポリマー版102又は合紙118に当接した状態でさらに押し下げられたときに、つぶれが生じやすい形状となっている。
【0054】
図5に示すように、吸盤124のそれぞれは、例えば管路80A又は管路80Bを介して、真空ポンプ82等の負圧源に連結されている。また、管路80A、80Bのそれぞれには、電磁弁84A、84Bが設けられており、真空ポンプ82を作動させている状態で電磁弁84A、84Bを開放することにより、吸盤124のそれぞれに負圧が供給される。このとき、吸盤124の先端部がつぶれ易い形状となっていることにより、フォトポリマー版102ないし合紙118の確実な吸着が可能となっている。
【0055】
また、吸盤124の先端がファンベース60、62より突出するようにし、吸盤124の先端とファンベース60、62の間に所定の段差を設け、吸盤124をフォトポリマー版102ないし合紙118に当接させたときに、ファンベース60、62がフォトポリマー版102や合紙118の表面に接触せずに、ファンベース60、62とフォトポリマー版102または合紙118の間に僅かに隙間が生じるようにしている。これにより、ファンベース60、62が接触することによるフォトポリマー版102の損傷防止を図ると共に、吸引ファン126によって合紙118を吸引するときの吸引効率が高くなるようにしている。
【0056】
サッカーユニット10では、カセット208から合紙118を取出すときに、まず、吸引ファン126を合紙118に所定の間隔まで接近させた状態で吸引ファン126を作動させ、吸引ファン126の吸引力によって合紙118を浮き上がらせてから、この合紙118を吸盤124によって吸着する。
【0057】
また、サッカーユニット10は、吸盤124によって合紙118を吸着すると、合紙118が共用搬送部128のローラ128A、128Bに対向する共用搬送部128への受渡し位置まで吸盤フレーム36を上昇させ、合紙118を共用搬送部128のローラ128A、128Bに挟持させる。この状態で吸盤124による合紙118の吸着を解除して、合紙118を共用搬送部128へ受け渡す。
【0058】
また、サッカーユニット10では、カセット208からフォトポリマー版102を取出すときには、全ての吸盤124がフォトポリマー版102に接触する位置まで吸盤フレーム36を下降させて、フォトポリマー版102を吸着する。この後、吸盤フレーム36を受渡し位置まで上昇させて、フォトポリマー版102を持ち上げて共用搬送部128へ受け渡す。
【0059】
一方、図3乃至図5に示すように、カセット208には、フォトポリマー版102の周縁部に対向する所定位置にさばき板66が設けられている。フォトポリマー版102は、吸盤124によって持ち上げられるときに、周縁部がこのさばき板66に引っ掛かることにより、さばき板66と吸盤124との間で湾曲される(図5参照)。
【0060】
サッカーユニット10では、カセット208に設けているさばき板66に対して、吸盤124を所定の高さまで持ち上げることにより、吸盤124とさばき板66の間で湾曲されるフォトポリマー版102が所定の曲率となるようにしている。フォトポリマー版102は、吸盤124とさばき板66の間でフォトポリマー版102を適切な曲率て湾曲されることにより、このフォトポリマー版102の下面側に密着して持ち上げられた合紙118や次のフォトポリマー版102が分離される。これにより、最上層のフォトポリマー版102のみをカセット208から持ち上げることができる。
【0061】
なお、図4に示すように、カセット208には、合紙118の上端部に対向する抑え板68が設けられており、カセット208を傾斜させて台車200に搭載したときに、最上層となっている合紙118がこの抑え板68に当接することにより、合紙118の腰が弱くても、カセット208から捲れ落ちることがないようにしている。
【0062】
一方、図6に示すようにサッカーユニット10は、マイクロコンピュータを有する枚葉コントローラ90を備えいている。この枚葉コントローラ90は、自動露光装置100の図示しないメインコントローラからの信号によって作動して、カセット208からのフォトポリマー版102及び合紙118の取り出しを制御している。
【0063】
この枚葉コントローラ90には、図示しないドライバを介して昇降モータ30、真空ポンプ82、電磁弁84A、84B等が接続している。また、枚葉コントローラ90には、圧力センサ92、ホームポジションセンサ(HPセンサ94)、版/合紙判別センサ72及び接触センサ70が接続している。
【0064】
図3に示す如く、HPセンサ94は、側板20の所定位置に設けられており、吸盤フレーム36が、カセット208から離間する方向へ所定位置まで移動することにより、ブラケット38を検知する。この位置が吸盤フレーム36(吸盤124等)のホームポジション(原位置)となっており、通常、吸盤フレーム36は、このホームポジションに移動して待機している。
【0065】
また、版/合紙判別センサ72は、カセット208に収容されているフォトポリマー版102の非画像部分となる周縁部に対向するようにブラケット58に取付けられている。この版/合紙判別センサ72としては、例えば反射型フォトセンサを用い、投光部から照射してフォトポリマー版102又は合紙118によって反射した光を受光部で受光する。
【0066】
枚葉コントローラ90は、このときのフォトポリマー版102と合紙118の反射率の差から受光量が変化することから、最上層がフォトポリマー版102であるか合紙118であるかを判別する。なお、フォトポリマー版102と合紙118の判別は、例えば吸盤124へ負圧を供給する管路中に圧力センサを設け、吸盤124が合紙118を吸着したときと、フォトポリマー版102を吸着したときで生じる圧力差から判断しても良い。すなわち、最上層がフォトポリマー版102であってときは、圧力センサが所定の負圧を検出するが、最上層が合紙118であったときは、吸盤124に供給される負圧が合紙118を透過して漏れ、圧力センサによって検出する負圧が低下(略ゼロ)することから判断しても良い。
【0067】
また、接触センサ70は、接近検出手段として設けられており、吸盤フレーム36の支持ベース48からカセット208内に向けて突接した検知シャフト74を備え、この検知シャフト74の先端に当接部76が設けられている。検知シャフト74の当接部76は、吸盤124よりカセット208側に突出しており、吸盤フレーム36をホームポジションからカセット208へ向けて下降させたときに、この当接部76が吸盤124よりも先にカセット208内のフォトポリマー版102又は合紙118に当接するようになっている。
【0068】
検知シャフト74は、当接部76がフォトポリマー版102又はフォトポリマー版102の上面(感光面)を覆う合紙118に当接することにより収縮する。接触センサ70は、この検知シャフト74が収縮することによりオンする。
【0069】
枚葉コントローラ90は、この接触センサ70の検知結果によって、吸盤フレーム36に設けている吸盤124がカセット208内のフォトポリマー版102ないし合紙118に所定位置まで接近したことを検知する。
【0070】
なお、サッカーユニット10では、この接触センサ70がオンする位置を、吸引ファン126による合紙118の吸引位置となっており、枚葉ユニット10は、カセット208の最上層が合紙118であった場合、接触センサ70がオンすると吸盤フレーム36の下降を停止し、吸引ファン126を作動させて、合紙118の吸引を開始するようになっている。
【0071】
一方、サッカーユニット10では、予め接触センサ70がオンしてから全ての吸盤124がフォトポリマー版102に密着するまでの吸盤124(吸盤フレーム36)の移動量が予め設定されている。これにより、枚葉コントローラ90は、カセット208の最上層がフォトポリマー版102である場合、接触センサ70がオンすると、吸盤124へ負圧を供給しながら、予め設定された移動量だけ吸盤124を下降させ、吸盤124によってフォトポリマー版102を確実に吸着するようにしている。
【0072】
また、カセット208では、底板212とさばき板66の間隔が一定となるように組み付けられている。また、自動露光装置100では、台車200が版収容部104の所定位置に装填されることにより、台車200に搭載しているカセット208が、サッカーユニット10(吸盤124)に対して一定の間隔となるようになっている。
【0073】
ここから、枚葉コントローラ90は、予めホームポジション(原位置)にある吸盤124とカセット208の底板212の距離を計測し、この計測結果からカセット208のさばき板66と吸盤との間でフォトポリマー版102が的確な曲率で湾曲するようにさばき位置を設定し、吸盤124によってフォトポリマー版102を吸着すると、吸盤124をさばき位置まで上昇させるようにしている。
【0074】
これにより、サッカーユニット10では、吸盤124によって吸着したフォトポリマー版102を一定の曲率で湾曲させ、このフォトポリマー版102から合紙118は次のフォトポリマー版102が確実に分離するようにしている。
【0075】
一方、サッカーユニット10では、接触センサ70がオンしてから全ての吸盤124がフォトポリマー版102に密着するまでの移動量を予め設定している。すなわち、カセット208の底板212に全ての吸盤124を密着したときには、吸盤124からの負圧の漏れが無くなるので、真空ポンプ82と電磁弁84A、84Bの間に設けている圧力センサ92が所定の負圧を検出する。
【0076】
ここから、枚葉コントローラ90は、フォトポリマー版102や合紙118を収容していない空のカセット208が装填された状態で、吸盤フレーム36を一定速度で下降させ、接触センサ70がオンしてから圧力センサ92の検出圧力が所定値に達するまでの時間を計測し、この時間からフォトポリマー版102を吸着するときの移動量を設定するようにしている。
【0077】
ここで、図7及び図10乃至図12のフローチャートを参照しながら、枚葉部106のサッカーユニット10での初期設定及び、この初期設定に基づいたカセット208からのフォトポリマー版102及び合紙118の取出しを説明する。
【0078】
図7には、組み付けが完了したサッカーユニット10を、自動露光装置100に取り付けた後に行われる初期設定ルーチンを示している。この初期設定ルーチンでは、さばき位置の設定及び吸盤124をフォトポリマー版102に密着させるための移動量の設定を行う。
【0079】
なお、サッカーユニット10の初期設定を行うときには、版収容部104に空のカセット208を搭載した台車200が装填された状態で行われる。また、枚葉コントローラ90は、予め設定されている一定の速度v(例えばv=0.1mm/sec)で吸盤フレーム36(吸盤124)が昇降するように昇降モータ30を制御する。
【0080】
このフローチャートの最初のステップ300では、吸盤フレーム36をホームポジションに移動する。なお、このホームポジションへの移動は、HPセンサ94が吸盤フレーム36のブラケット38を検出するように吸盤フレーム36を移動する。
【0081】
次のステップ302では、昇降モータ30を駆動して、吸盤124を一定速度でカセット208の底板212へ向けた下降を開始する。これと共に、ステップ304では、図示しないタイマーをリセット/スタートさせ、ステップ306では、真空ポンプ82をオンする。この後、ステップ308では、接触センサ70がオンしたか否かを確認する。
【0082】
ここで、検知シャフト74の当接部76が、カセット208の底板212に当接して検知シャフト74が収縮すると、接触センサ70がオンして、ステップ308で肯定判定される。これにより、ステップ310では、タイマによって計測している時間を時間t1として読み込む。
【0083】
これと共にステップ312では、電磁弁84A、84Bを開放して吸盤124へ負圧を供給しながら、ステップ314では、吸盤フレーム36をさらに一定量(例えば0.1mm)下降させ、圧力センサ92の検知する圧力を読み込む(ステップ316)。また、ステップ318では、読み込んだ圧力が所定値に達しているか否かを判断する。
【0084】
すなわち、接触センサ70によって吸盤124がカセット208の底板212に対する所定位置に達すると、吸盤124を一定量ずつ下降させながら、圧力センサ92の検知する圧力から、全ての吸盤124がカセット208の底板212に当接して、底板212を吸着した状態となったか否かを判断する。
【0085】
全ての吸盤124が底板212の吸着し、圧力センサ92によって検知する圧力が所定値まで低下すると、ステップ318で肯定判定して、ステップ320へ移行する。
【0086】
このステップ320では、昇降モータ30の作動を停止することにより吸盤フレーム36の下降を停止し、ステップ322では、接触センサ70がカセット208の底板212を検知してからの吸盤124(吸盤フレーム36)の移動量(下降量)Δyを読み込む。
【0087】
また、ステップ324では、電磁弁84A、84Bを閉じて、吸盤124への負圧の供給を停止することにより、吸盤124による底板212の吸着を解除し、昇降モータ30を逆転駆動することにより、吸盤フレーム36をホームポジションに戻す。
【0088】
このようにして、吸盤フレーム36の動作を終了すると、ステップ328では、読み込んだ移動量Δyから、接触センサ70がフォトポリマー版102を検知した位置に対して、全ての吸盤124がフォトポリマー版102を吸着するまでの移動量として移動量Δyを設定する。
【0089】
すなわち、図9(A)に示すように、吸盤124の組み付け時に高精度の位置決めをしないと吸盤フレーム36に設けている複数の吸盤124の間で段差が生じてしまうことがある。このような吸盤124の間の段差は、何れかの吸盤124がフォトポリマー版102に当接した状態で負圧を供給して、フォトポリマー版102を吸着しようとしても、フォトポリマー版102に当接していない吸盤124があると、この吸盤124から負圧の漏れが生じ、フォトポリマー版102の吸着が困難となる。
【0090】
ここで、複数の吸盤124の全てがフォトポリマー版102に当接するように吸盤フレーム36を下降させることにより、全ての吸盤124がフォトポリマー版102を吸着することができる。例えば、複数の吸盤124の間で最も大きな段差が段差量Δdであった場合、最初の吸盤124がフォトポリマー版102に当接してから段差量Δd以上、吸盤フレーム36を下降させることにより、図9(B)に示すように、全ての吸盤124をフォトポリマー版102に当接させることができるすることができる。
【0091】
ここから、サッカーユニット10では、接触センサ70が底板212を検知してから、全ての吸盤124が底板212を吸着するのに必要な移動量Δyを計測することにより、全ての吸盤124によって確実にフォトポリマー版102を吸着できるようにしている。
【0092】
一方、ステップ330では、吸盤124によって吸着したフォトポリマー版102を持ち上げて、カセット208に取り付けているさばき板66との間でフォトポリマー版102を所定の曲率て湾曲させるためのさばき位置YS(図8参照)を設定する。
【0093】
このさばき位置YSの設定は、カセット208の底板212からさばき板66までの間隔y1が予め決められているので、この間隔y1と吸盤フレーム36の移動速度v、吸盤124がホームポジションから接触センサ70がオンするまでの時間t1及びΔyから演算することができる。
【0094】
すなわち、図8に示すように、ホームポジション(原位置)に位置する吸盤124(吸盤フレーム36)に対する一定位置にカセット208が装填されるので、このカセット208の底板212とホームポジションにある吸盤124の距離を距離Y1とすると、この距離Y1は、
1=t1×v+Δy
となる。また、カセット208の底板212とさばき板66の間隔y1及びフォトポリマー版102を適切な曲率で湾曲させるための吸盤124とさばき板66の間隔y3から、ホームポジションにある吸盤124とさばき板66の距離y2は、
2=Y1−(y1+y3
となる。
【0095】
したがって、ホームポジションに対して距離y2となる位置がさばき位置YSとなる。
【0096】
図10乃至図12には、このようにして初期設定を行ったサッカーユニット10を用いたフォトポリマー版102及び合紙118の取出しの概略を示している。
【0097】
図10に示すフローチャートは、自動露光装置100でフォトポリマー版102への画像露光を行うときに、版収容部104に装填されたカセット208からのフォトポリマー版102の取出しが指示されることにより実行される。なお、枚葉処理の実行に先だってサッカーユニット10では、予め吸盤124がホームポジションに移動して待機している。
【0098】
枚葉処理を開始すると、最初のステップ340では、昇降モータ30の駆動を開始し、吸盤124を一定の速度vでカセット208へ向けて下降させる。なお、枚葉コントローラ90では、パルスモータやエンコーダを備えたDCモータを用いることにより、吸盤124の移動位置を正確に制御している。
【0099】
この後、ステップ342では、接触センサ70がカセット208に収容されている最上層のフォトポリマー版102又は合紙118に当接したか否かを確認する。
【0100】
吸盤124と共に検知シャフト74がカセット208へ向けて移動し、検知シャフト74の先端の当接部76が最上層のフォトポリマー版102又は合紙118に当接すると、接触センサ70がオンして、ステップ342で肯定判定されて、ステップ344へ移行する。このステップ344では、版/合紙判別センサ72によって最上層がフォトポリマー版102であるか合紙118であるかを判別する。
【0101】
ここで、最上層が合紙118であると判別すると、ステップ346へ移行して、合紙118の取出し処理を開始する。
【0102】
図11には、サッカーユニット10での合紙118の取出し処理の一例を示している。このフローチャートは、カセット208の最上層が合紙118であると判別されることにより実行され、最初のステップ360では、昇降モータ30の作動を停止して、吸盤124の下降を停止する。
【0103】
なお、吸盤124の下降停止は、前記したフローチャート(図10)のステップ344の実行に先だって行うものであっても良い。また、合紙118のの取出しを行うときには、共用搬送部128から合紙搬送部134へ合紙118を搬送するように切替搬送部136で搬送路の切替えが行われる。また、最上層が常に合紙118となっているときには、版/合紙の判別を省略して、先に合紙118の取出しを実行するようにしても良い。
【0104】
次のステップ362では、吸引ファン126を作動させて、合紙118の表面近傍の空気を吸引する。サッカーユニット10では、接触センサ70がオンしたときに、ファンベース60、62が、最上層の合紙118の表面に対して所定の離間距離で接近した状態となっており、この状態で吸引ファン126を作動させることにより、合紙118と次のフォトポリマー版102との密着状態が解除され、合紙118が吸引ファン126によって部分的に持ち上げられる。
【0105】
なお、接触センサ70がオンした後、吸盤124を一定量(例えば全ての吸盤124が合紙118に当接して、吸盤124が合紙118を押圧する状態までの移動量Δd)移動させてから、吸引ファン126を作動させるようにしても良い。
【0106】
次のステップ364では、先ず、昇降モータ30を僅かに逆転駆動して、吸盤フレーム36を僅かに持ち上げる(例えば約3mm程度)。これにより、吸引ファン126が僅かに上昇し、吸引ファン126に吸引されている合紙118が僅かに上昇し、フォトポリマー版102との密着が解除される領域が広げられる。
【0107】
また、ステップ366では、例えば吸盤124が浮き上がるまで、すなわち、接触センサ70がオフするまで吸盤フレーム36を上昇させ(例えば約2mm)、合紙118の上端部を次のフォトポリマー版102から浮き上がらせる。
【0108】
このようにして、ファンベース60、62を段階的に上昇させることにより、吸引ファン126の吸引力によって最上層の合紙118とフォトポリマー版102の密着状態を解除して、合紙118を浮き上がらせると、ステップ368では、吸盤124へ負圧を供給するための電磁弁84A、84Bを開くなどして、吸盤124へ負圧を供給して、吸盤124に合紙118を吸着させる。なお、真空ポンプ82は、ホームポジションからの吸盤124の下降や自動露光装置100の稼動中の所定のタイミングでオンされている。また、ファンベース60、62を2段階で上昇させるようにしたが、一回の上昇で、ステップ366に相当する高さまで上昇させるようにしても良い。
【0109】
一方、ステップ370では、吸盤124が合紙118を確実に吸着しているか否かを確認する。吸盤124が合紙118を吸着しているか否かは、たとえば、圧力センサ92の検知する圧力から判断することができる。すなわち、全ての吸盤124が合紙118を吸着していれば、合紙118からの負圧のの漏れがあったとしても、合紙118を吸着していないときに比べて圧力が下がることから判別可能とである。なお、吸盤118が合紙118を吸着していないと判定されたとき(ステップ370で否定判定)には、ステップ372、374へ移行してリトライする。
【0110】
これに対して、吸盤124が合紙118を吸着している(ステップ370で肯定判定)と、ステップ376へ移行して、吸引ファン126をオフすると共に、吸盤124を共用搬送部128への受渡し位置まで上昇させ、合紙118を共用搬送部128へ受け渡すと共に、電磁弁84A、84Bを閉じて、合紙118の吸着を解除する。
【0111】
このようにして、カセット208から最上層の合紙118を取出すと、図10のステップ350へ移行して、吸盤フレーム36(吸盤124)をホームポジションへ移動させる。なお、連続してフォトポリマー版102の取出しを行うときには、ホームポジションへ移動せずに、受渡し位置から吸盤フレーム36の下降を開始しても良い。
【0112】
このようにして、カセット208の最上層から合紙118を取出すと、カセット208の最上層がフォトポリマー版102となる。これにより、図10に示すフローチャートでは、ステップ344で最上層がフォトポリマー版102であると判定され、ステップ348へ移行して、フォトポリマー版102の取出し処理を行う。
【0113】
図12には、フォトポリマー版102の取出し処理の概略を示している。なお、フォトポリマー版102の取出しを行うときには、切替搬送部36が切替えられ、共用搬送部128からフォトポリマー版搬送部130への搬送路が形成される。
【0114】
フォトポリマー版102の取出しは、先ず、ステップ390で電磁弁84A、84Bを開放して、吸盤124への負圧の供給を開始すると共に、吸盤124をさらに下降させる。また、ステップ392では、吸盤124が吸着位置に達したか否かを判定し、吸盤124が吸着位置に達してステップ392で肯定判定されると、ステップ394へ移行して吸盤124の下降を停止する。
【0115】
すなわち、サッカーユニット10では、接触センサ70の検知位置から予め設定されている吸着位置まで移動量Δyだけさらに、吸盤124を下降させる。これにより、吸盤フレーム36に設けている複数の吸盤124の全てがフォトポリマー版102に当接し、供給される負圧によってフォトポリマー版102を吸着する。
【0116】
全ての吸盤124がフォトポリマー版102を吸着する位置に達すると、ステップ396では、予め設定しているさばき位置YSまで、吸盤124を上昇させる。
【0117】
これにより、フォトポリマー版102は、吸盤124によってさばき位置YSまで持ち上げられ、吸盤124とさばき板66の間で所定の曲率で湾曲される。このとき、吸盤124のさばき位置が、吸盤124とさばき板66との間で、フォトポリマー版102を最適に湾曲させる位置となっているので、吸盤124によって持ち上げたフォトポリマー版102に密着している合紙118や次のフォトポリマー版102が、確実にさばき落とされる。
【0118】
なお、ステップ398では、吸盤124がフォトポリマー版102を確実に吸着しているか否かを判断し、吸盤124にフォトポリマー版102が吸着されていないとき(ステップ398で否定判定)には、ステップ400、402へ移行してフォトポリマー版102の取出しにリトライする。
【0119】
このようにして、最上層のフォトポリマー版102を複数の吸盤124の全てで吸着する(ステップ398で肯定判定)と、ステップ404へ移行して、吸盤124を、共用搬送部128への受渡し位置まで上昇させる。この後、吸盤124によって吸着しているフォトポリマー版102が、共用搬送部128のローラ128A、128Bに挟持されると、電磁弁84A、84Bを閉じて、吸盤124によるフォトポリマー版102の吸着を解除する。
【0120】
これにより、カセット208から持ち上げられたフォトポリマー版102が、共用搬送部128へ受け渡され、カセット208から引き出されながら給版部108へ送られる。
【0121】
このようにしてフォトポリマー版102をカセットから取出しと共用搬送部128へ送り込むと、図10のステップ350では、吸盤フレーム36(吸盤124)をホームポジションへ移動させ、次のフォトポリマー版102の取出しまで待機する。なお、連続してフォトポリマー版102を取出すときには、ホームポジションから移動を開始するようにしても良いが、受渡し位置から次の合紙118の取出しを介しするようにしても良い。
【0122】
このように、複数の吸盤124によるフォトポリマー版102の吸着位置を設定し、この設定結果に基づいて吸盤124を移動させることにより、複数の吸盤124の取り付け位置にばらつきが生じた状態でも、複数の吸盤124の全てによって確実にフォトポリマー版102を吸着することができる。
【0123】
したがって、サッカーユニット10に複数の吸盤124を組み付けるときに、吸盤124の高精度の位置調整を必要としなくなるので、サッカーユニット10への吸盤124の取付けが極めて容易となる。
【0124】
また、吸盤124を実際に移動させて、さばき位置を設定することにより、サッカーユニット10の組み付け時に、吸盤124のホームポジションの設定やカセット208のさばき板66に対する吸盤124の停止位置を高精度の位置決めする必要がなく、組み付け時の位置調整が極めて容易となる。
【0125】
これにより、カセット208から確実にフォトポリマー版102を取出すことができるサッカーユニット10を組みつけるときの、組み付け性の向上を図ることができる。また、吸盤124の交換等のサッカーユニット10のメンテナンス時にも、吸盤124を高精度に位置決めして取付ける必要がなくなるので、サッカーユニット10のメンテナンス性の向上をも図ることができる。
【0126】
なお、本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の枚葉装置の構成を限定するものではない。本実施の形態では、板状部材としてフォトポリマー版102を用いて説明したが、フォトポリマー版102に限らずPS版(Pre-Sensitized Plate)等と呼ばれる種々の印刷版の枚葉に適用することができる。
【0127】
また、本実施の形態では、合紙118と交互に積層したフォトポリマー版102を例に説明したが、カセットには、フォトポリマー版等の印刷版のみを重ねて収容したものであっても良い。また、本実施の形態では、自動露光装置100に設けたサッカーユニット10を例に説明したが、本発明が適用される枚葉装置は、自動露光装置100に限らず、積層されてカセットに収容されている印刷版等を1枚ずつ取出すものであれば、任意の構成の処理装置に適用することができる。
【0128】
さらに、本発明は、フォトポリマー版等の印刷版に限らず種々の板状部材の取出し及び取出しを行うための枚葉装置に適用することができる。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、枚葉装置の組み付け時の吸盤の取付け位置の調整や原位置の調整が極めて容易となるため、組み付け性やメンテナンス性の向上を図ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した自動露光装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明を適用した枚葉部が設けられている自動露光装置の要部を示す概略構成図である。
【図3】本発明を適用したサッカーユニットが設けられる枚葉部の概略構成図である。
【図4】カセットに収容されているフォトポリマー版に対する吸盤と吸引ファンの相対位置を示すサッカーユニットの要部の概略構成図である。
【図5】カセットに収容されているフォトポリマー版に対する吸盤と吸引ファンの相対位置を示す図4とは異なる方向から見たサッカーユニットの要部の概略構成図である。
【図6】サッカーユニットに設けている枚葉コントローラへの接続の概略を示すブロック図である。
【図7】サッカーユニットの初期設定の一例を示す流れ図である。
【図8】カセットに対する吸盤位置を示すサッカーユニットの概略図である。
【図9】(A)及び(B)はカセットの底板に対するサッカーユニットの吸盤の相対位置を示す概略図であり、(A)は、カセットの底板から吸盤が離間している状態を示し、(B)は全ての吸盤がカセットの底板に当接した状態を示している。
【図10】サッカーユニットを用いた枚葉処理の一例を示す流れ図である。
【図11】カセットからの合紙の取出しの一例を示す流れ図である。
【図12】発明を適用したカセットからのフォトポリマー版の取出しの一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 サッカーユニット(枚葉装置)
30 昇降モータ(昇降手段)
36 吸盤フレーム
66 さばき板
70 接触センサ(接近検出手段)
82 真空ポンプ
90 枚葉コントローラ
92 圧力センサ(圧力検出手段)
94 HPセンサ
100 自動露光装置
102 フォトポリマー版(板状部材)
104 版収容部
106 枚葉部
118 合紙
124 吸盤
200 台車
208 カセット
212 底板

Claims (2)

  1. 複数の吸盤の所定位置に対向させて配置したカセットの底板に積層された最上層の板状部材を、前記複数の吸盤によって吸着して持ち上げて取出す板状部材の枚葉方法であって、
    前記板状部材を非収容状態の前記カセットの底板へ向けて前記複数の吸盤と接近検出手段とを一体で移動させて、
    前記接近検出手段が前記カセットの底板に対して前記複数の吸盤が所定位置まで接近したことを検知してから、
    前記複数の吸盤と吸盤に負圧を供給する負圧源との間に設けている圧力検出手段の検出圧力が所定値に達するまでの吸盤の移動距離を計測し、
    計測した前記移動距離を前記接近検出手段が前記最上層の板状部材を検知してから前記複数の吸盤が該板状部材に当接するまでの吸盤の移動量として予め設定し、
    予め設定している原位置から前記カセットの底板へ向けて前記複数の吸盤を所定速度で移動し、
    前記接近検出手段によって前記複数の吸盤が前記最上層の板状部材に対して所定位置まで接近したことを検出してから、
    前記移動量に基づいて前記複数の吸盤を下降させて前記最上層の板状部材を吸着する
    ことを特徴とする板状部材の枚葉方法。
  2. 前記カセットに、前記板状部材の周縁部に対向する一定位置にさばき板が設けられているときに、
    前記吸盤によって吸着されて上昇された前記板状部材の前記周縁部が前記さばき板に当接して、板状部材の吸盤とさばき板との間が所定の曲率で湾曲されたときの前記原位置に対する吸盤の位置をさばき位置として予め設定し、
    前記板状部材を吸着した吸盤を前記さばき位置まで上昇させて、前記最上層の印刷版を前記カセットから取り出す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の板状部材の枚葉方法。
JP2000325267A 2000-10-25 2000-10-25 板状部材の枚葉方法 Expired - Fee Related JP4102540B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000325267A JP4102540B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 板状部材の枚葉方法
US09/983,605 US6607192B2 (en) 2000-10-25 2001-10-25 Sheet feeder and sheet feeding method for plate-shaped members

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000325267A JP4102540B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 板状部材の枚葉方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002128297A JP2002128297A (ja) 2002-05-09
JP4102540B2 true JP4102540B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=18802657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000325267A Expired - Fee Related JP4102540B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 板状部材の枚葉方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6607192B2 (ja)
JP (1) JP4102540B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321840A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fuji Photo Film Co Ltd 印刷版の枚葉装置
JP4328075B2 (ja) * 2002-04-22 2009-09-09 富士フイルム株式会社 感光性平版印刷版の製版システム及び製版方法
JP3938904B2 (ja) 2002-12-10 2007-06-27 富士フイルム株式会社 シート体の吸着枚葉装置
US6969060B2 (en) * 2002-12-16 2005-11-29 Creo Inc. Sheet removal and conveying system
JP4000303B2 (ja) 2003-03-25 2007-10-31 富士フイルム株式会社 シート体の吸着枚葉方法及び吸着枚葉装置
US6929257B2 (en) * 2003-08-26 2005-08-16 Agfa Corporation Slip sheet capture mechanism and method of operation
US6823791B1 (en) 2003-08-26 2004-11-30 Agfa Corporation Plate inverter for plate management system and method of operation
US7685938B2 (en) * 2004-05-03 2010-03-30 Ecrm Inc. System for interleaf sheet removal in an imaging system
US7000541B2 (en) * 2004-05-03 2006-02-21 Ecrm, Inc. System and method for interleaf sheet and/or plate sheet removal and/or transport for use with a printing apparatus
DE102004049385A1 (de) * 2004-10-08 2006-04-13 Heidelberger Druckmaschinen Ag Vorrichtung und Verfahren zum Vereinzeln von Druckplatten eines Stapels
US7604231B2 (en) * 2007-01-30 2009-10-20 Eastman Kodak Company Method and apparatus for separating media combinations from a media stack
US7744078B2 (en) * 2007-01-30 2010-06-29 Eastman Kodak Company Methods and apparatus for storing slip-sheets
US7614619B2 (en) * 2007-01-30 2009-11-10 Eastman Kodak Company Methods and apparatus for separating image recordable materials from a media stack
US20080179002A1 (en) * 2007-01-30 2008-07-31 Gromadzki Jo A L Method and apparatus for separating a slip-sheet from an image recordable material
JP2008291266A (ja) * 2008-06-26 2008-12-04 Dic Corp 紫外線硬化型インクジェット記録用シアン色インク組成物
JP4600543B2 (ja) * 2008-08-19 2010-12-15 富士ゼロックス株式会社 薄膜部材取出装置
US7891655B2 (en) * 2009-04-06 2011-02-22 Eastman Kodak Company Separating media combination from a media stack
US8727336B2 (en) * 2011-10-31 2014-05-20 Ncr Corporation Condition determining

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4921237A (en) * 1986-09-05 1990-05-01 Datacard Corporation Input hopper apparatus and method
JPH03200639A (ja) * 1989-12-28 1991-09-02 Minolta Camera Co Ltd シート給送装置
DE4116491C1 (ja) * 1991-05-21 1992-06-17 Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg, De
DE19821871A1 (de) * 1998-05-15 1999-11-18 Giesecke & Devrient Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Vereinzeln eines Stapels blattförmiger Aufzeichnungsträger
US6450493B1 (en) * 2000-12-07 2002-09-17 Xerox Corporation Image transfer apparatus shuttle feeder module
US6557845B2 (en) * 2001-01-31 2003-05-06 Heidelberger Druckmaschinen Ag Sheet separating device

Also Published As

Publication number Publication date
US20020047234A1 (en) 2002-04-25
JP2002128297A (ja) 2002-05-09
US6607192B2 (en) 2003-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4102540B2 (ja) 板状部材の枚葉方法
US6651561B2 (en) Apparatus and method for feeding printing plate precursors
US6729837B1 (en) Sheet feeder and sheet feeding method
JP4077589B2 (ja) 印刷版の吸着搬送装置
JP2004018180A (ja) 合紙取出装置
JP3801973B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4381547B2 (ja) 判別装置
JP4038006B2 (ja) 枚葉装置
JP2002128294A (ja) 印刷版の吸着搬送装置
US6964228B2 (en) Conveying device
JP4420552B2 (ja) 印刷版供給における迎えガイド機構
JP4000303B2 (ja) シート体の吸着枚葉方法及び吸着枚葉装置
US6457414B1 (en) Printing plate discharging method and printing plate discharging device
JP3967937B2 (ja) 画像記録装置
JP2662090B2 (ja) シート体枚葉制御方法
JPH04358636A (ja) シート分離機構及びこれを用いたシステム
JP3259121B2 (ja) シート体取出装置
US5246220A (en) Sheet feeding device
JP2003076032A (ja) 印刷版の搬送案内装置
JP6650642B2 (ja) シート状媒体搬出装置
JP2001151360A (ja) 印刷版の吸着搬送装置
JPH08198468A (ja) 感光材料供給装置及び感光材料分離取り出し方法
JP2690806B2 (ja) シート体枚葉装置
JP2001092145A (ja) 印刷版の塵除去装置
JP2001247228A (ja) シート材の検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050907

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080324

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees