JP2690806B2 - シート体枚葉装置 - Google Patents
シート体枚葉装置Info
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- JP2690806B2 JP2690806B2 JP2168044A JP16804490A JP2690806B2 JP 2690806 B2 JP2690806 B2 JP 2690806B2 JP 2168044 A JP2168044 A JP 2168044A JP 16804490 A JP16804490 A JP 16804490A JP 2690806 B2 JP2690806 B2 JP 2690806B2
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- sheet
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- suction plate
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シート体が積層されたマガジンからこのシ
ート体を一枚ずつ取り出すためのシート体枚葉装置に関
する。
ート体を一枚ずつ取り出すためのシート体枚葉装置に関
する。
[従来の技術] 写真感光材料が積層収納されているサプライマガジン
から未露光の写真感光材料(たとえば、フイルム等のシ
ート体)を露光位置まで搬送するために、あるいは画像
記録終了後の写真感光材料を現像装置へ搬送するため
に、前記写真感光材料を一枚ずつ取り出すシート体枚葉
装置が用いられている。
から未露光の写真感光材料(たとえば、フイルム等のシ
ート体)を露光位置まで搬送するために、あるいは画像
記録終了後の写真感光材料を現像装置へ搬送するため
に、前記写真感光材料を一枚ずつ取り出すシート体枚葉
装置が用いられている。
この場合、前記シート体枚葉装置は、基本的に複数の
吸着盤を写真感光材料に押圧させ、負圧発生装置の作用
下にこの写真感光材料を前記吸着盤で吸着保持するよう
構成されている。
吸着盤を写真感光材料に押圧させ、負圧発生装置の作用
下にこの写真感光材料を前記吸着盤で吸着保持するよう
構成されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このように、吸着盤を写真感光材料に対し
て押圧させると、この写真感光材料がこれに重なり合っ
ている下側の写真感光材料と密着し、前記吸着盤によっ
て複数枚の写真感光材料が同時に吸着枚葉されるという
問題がある。
て押圧させると、この写真感光材料がこれに重なり合っ
ている下側の写真感光材料と密着し、前記吸着盤によっ
て複数枚の写真感光材料が同時に吸着枚葉されるという
問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するためになされたもの
であり、積層されている写真感光材料等のシート体を、
一枚ずつ確実に且つ効率的に取り出すことを可能にする
シート体枚葉装置を提供することを目的とする。
であり、積層されている写真感光材料等のシート体を、
一枚ずつ確実に且つ効率的に取り出すことを可能にする
シート体枚葉装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、積層されて
いるシート体の内、最上層のシート体に上方から接近
し、前記最上層のシート体を吸い上げて吸着保持する吸
着盤と、 前記吸着盤を負圧状態にする負圧発生手段と、 前記吸着盤に吸着保持された前記シート体に上方から
当接する当接手段と、 前記吸着盤と前記当接手段とを前記シート体に対して
一体的に移動させる移動手段とを有するシート体枚葉装
置において、 前記当接手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シ
ート体の端部近傍に対して進退移動可能に構成され、且
つ前記シート体に向けて付勢される付勢手段を備えると
ともに、 前記当接手段の近傍には、前記移動手段を介して該当
接手段と一体的に移動する検出手段が設けられ、 前記検出手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シ
ート体に上方から当接可能で且つ前記シート体に対して
進退移動可能な検出部材と、 前記吸着盤が前記シート体を吸着した状態で他のシー
ト体から離間する際に、前記検出手段が下降したことを
検出することにより、該吸着盤に一枚のシート体が吸着
されていることを検出するセンサ部と、 を有することを特徴とする。
いるシート体の内、最上層のシート体に上方から接近
し、前記最上層のシート体を吸い上げて吸着保持する吸
着盤と、 前記吸着盤を負圧状態にする負圧発生手段と、 前記吸着盤に吸着保持された前記シート体に上方から
当接する当接手段と、 前記吸着盤と前記当接手段とを前記シート体に対して
一体的に移動させる移動手段とを有するシート体枚葉装
置において、 前記当接手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シ
ート体の端部近傍に対して進退移動可能に構成され、且
つ前記シート体に向けて付勢される付勢手段を備えると
ともに、 前記当接手段の近傍には、前記移動手段を介して該当
接手段と一体的に移動する検出手段が設けられ、 前記検出手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シ
ート体に上方から当接可能で且つ前記シート体に対して
進退移動可能な検出部材と、 前記吸着盤が前記シート体を吸着した状態で他のシー
ト体から離間する際に、前記検出手段が下降したことを
検出することにより、該吸着盤に一枚のシート体が吸着
されていることを検出するセンサ部と、 を有することを特徴とする。
[作用] 本発明に係るシート体枚葉装置では、積層されている
最上層のシート体の端部側に当接手段が当接する。一
方、シート体の端部側に対するシート体の内側部分が吸
着盤により吸い上げられて吸着保持された状態で、この
吸着盤の吸着作用と付勢手段により付勢される当接手段
によって、シート体の端部側は強制的に変形されること
により、これに重なり合う他のシート体が剥離されるこ
とになる。
最上層のシート体の端部側に当接手段が当接する。一
方、シート体の端部側に対するシート体の内側部分が吸
着盤により吸い上げられて吸着保持された状態で、この
吸着盤の吸着作用と付勢手段により付勢される当接手段
によって、シート体の端部側は強制的に変形されること
により、これに重なり合う他のシート体が剥離されるこ
とになる。
この間、シート体の端部には検出部材が当接してお
り、前記シート体の変形によって該検出部材が変位す
る。この変位はセンサ部によって検出され、一枚のシー
ト体が吸着されたことが確認される。
り、前記シート体の変形によって該検出部材が変位す
る。この変位はセンサ部によって検出され、一枚のシー
ト体が吸着されたことが確認される。
また、吸着保持されているシート体とこれに重なり合
う他のシート体との間に空間が形成される。そして、こ
の空間に送風手段を介して空気が供給されると、吸着盤
に吸着されているシート体から他のシート体が確実に剥
離され、これにより複数枚のシート体が一体的に取り出
されることを可及的に阻止することができる。
う他のシート体との間に空間が形成される。そして、こ
の空間に送風手段を介して空気が供給されると、吸着盤
に吸着されているシート体から他のシート体が確実に剥
離され、これにより複数枚のシート体が一体的に取り出
されることを可及的に阻止することができる。
[実施例] 本発明に係るシート体枚葉装置について実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は、本実施例に係るシー
ト体枚葉装置を示す。このシート体枚葉装置10は、サプ
ライマガジン12に積層されている画像記録終了後の写真
感光材料(シート体)14を順次吸着保持するための吸着
盤16と、前記写真感光材料14の端部近傍に当接する位置
に配置されるシート体押圧手段(当接手段)18に、前記
吸着盤16に吸着保持されている写真感光材料14とこの写
真感光材料14に重なり合う他の写真感光材料14との間に
空気を供給して前記他の写真感光材料14の剥離を行う送
風手段20とを備える。
ト体枚葉装置を示す。このシート体枚葉装置10は、サプ
ライマガジン12に積層されている画像記録終了後の写真
感光材料(シート体)14を順次吸着保持するための吸着
盤16と、前記写真感光材料14の端部近傍に当接する位置
に配置されるシート体押圧手段(当接手段)18に、前記
吸着盤16に吸着保持されている写真感光材料14とこの写
真感光材料14に重なり合う他の写真感光材料14との間に
空気を供給して前記他の写真感光材料14の剥離を行う送
風手段20とを備える。
吸着盤16とシート体押圧手段18とは、駆動手段(移動
手段)22を介して一体的に変位する。この駆動手段22
は、回転駆動源24を備え、この回転駆動源24に連結され
た回転軸26には、ガイドバー28が挿入されてこのガイド
バー28にホルダ30aが固定されるとともに、このホルダ3
0aと他のホルダ30bとが、ロッド32に支持される(第3
図参照)。
手段)22を介して一体的に変位する。この駆動手段22
は、回転駆動源24を備え、この回転駆動源24に連結され
た回転軸26には、ガイドバー28が挿入されてこのガイド
バー28にホルダ30aが固定されるとともに、このホルダ3
0aと他のホルダ30bとが、ロッド32に支持される(第3
図参照)。
ロッド32の両端は、ガイド溝34に挿入されてその端部
が一対のベルト36に固定されており、このベルト36がプ
ーリ38a、38bに掛け渡されるとともに、このプーリ38a
に回転駆動源40が連結される。
が一対のベルト36に固定されており、このベルト36がプ
ーリ38a、38bに掛け渡されるとともに、このプーリ38a
に回転駆動源40が連結される。
ホルダ30a、30bに、吸着盤16が装着される。この吸着
盤16は、略直方体状の非可撓性の基体42と可撓性の吸着
盤本体44とを有し、この基体42の下部端面が、写真感光
材料14を湾曲させて枚葉効果を高めるために波状に湾曲
形成される。基体42は写真感光材料14の吸着動作中に変
形しない程度の厚い厚さを有しており、一方、吸着盤本
体44は写真感光材料14の吸着動作中に基体42の底部形状
に対応して変形し得る程度の薄い厚さを有していればよ
い。ホルダ30a、30bには、一端側に図示しない真空弁
(負圧発生手段)に連通させた管路46の他端側が、吸着
盤16に連通するように固定される。
盤16は、略直方体状の非可撓性の基体42と可撓性の吸着
盤本体44とを有し、この基体42の下部端面が、写真感光
材料14を湾曲させて枚葉効果を高めるために波状に湾曲
形成される。基体42は写真感光材料14の吸着動作中に変
形しない程度の厚い厚さを有しており、一方、吸着盤本
体44は写真感光材料14の吸着動作中に基体42の底部形状
に対応して変形し得る程度の薄い厚さを有していればよ
い。ホルダ30a、30bには、一端側に図示しない真空弁
(負圧発生手段)に連通させた管路46の他端側が、吸着
盤16に連通するように固定される。
シート体押圧手段18は、コイルスプリング(付勢手
段)48に係合してロッド32に進退自在に支持されるロッ
ド部材50を備える。
段)48に係合してロッド32に進退自在に支持されるロッ
ド部材50を備える。
ロッド32には、前記シート体押圧手段18に近接し吸着
盤16により一枚の写真感光材料14が吸着保持されている
か否かを検出する検出手段52が配設される。この検出手
段52は、吸着盤16に吸着保持されている写真感光材料14
に当接するローラ53を有しロッド32に進退自在に支持さ
れる検出ロッド(検出部材)54と、ホルダ30aに固定さ
れこの検出ロッド54に設けられた板体56により駆動され
る光センサ(センサ部)58とを有する。
盤16により一枚の写真感光材料14が吸着保持されている
か否かを検出する検出手段52が配設される。この検出手
段52は、吸着盤16に吸着保持されている写真感光材料14
に当接するローラ53を有しロッド32に進退自在に支持さ
れる検出ロッド(検出部材)54と、ホルダ30aに固定さ
れこの検出ロッド54に設けられた板体56により駆動され
る光センサ(センサ部)58とを有する。
送風手段20は、シート体押圧手段18に対応して写真感
光材料14の端部側で且つ所定の高さ位置に配置される固
定部材60を有し、この固定部材60にノズル62が所定の角
度位置に支持されるとともに、このノズル62に図示しな
い空気供給源に連通する管路64が接続される。なお、第
1図中、ロッド32の左端部側にも、図示していないがシ
ート体押圧手段(当接手段)が配設される。
光材料14の端部側で且つ所定の高さ位置に配置される固
定部材60を有し、この固定部材60にノズル62が所定の角
度位置に支持されるとともに、このノズル62に図示しな
い空気供給源に連通する管路64が接続される。なお、第
1図中、ロッド32の左端部側にも、図示していないがシ
ート体押圧手段(当接手段)が配設される。
第2図に示すように、サプライマガジン12に近接して
ガイドローラ70が配設されるとともに、このサプライマ
ガジン12から取り出された写真感光材料14を導出口72に
送り出すための搬送機構74が設けられる。
ガイドローラ70が配設されるとともに、このサプライマ
ガジン12から取り出された写真感光材料14を導出口72に
送り出すための搬送機構74が設けられる。
この搬送機構74は、複数のローラ76とベルト78とを備
え、写真感光材料14が、このローラ76およびベルト78を
介して一旦下方向に搬送された後に上方向に指向し、さ
らにガイド板80を介して水平方向に搬送されて導出口72
から図示しない自動現像装置等に送り込まれる。
え、写真感光材料14が、このローラ76およびベルト78を
介して一旦下方向に搬送された後に上方向に指向し、さ
らにガイド板80を介して水平方向に搬送されて導出口72
から図示しない自動現像装置等に送り込まれる。
次に、このように構成されるシート体枚葉装置の動作
について説明する。
について説明する。
サプライマガジン12がシート体枚葉装置10内に装填さ
れて開蓋された後、回転駆動源40の作用下にプーリ38
a、38bおよびベルト36を介してロッド32がこのサプライ
マガジン12側に変位する。このため、シート体押圧手段
18を構成するロッド部材50および検出手段52を構成する
検出ロッド54のローラ53が、サプライマガジン12内の最
上位の写真感光材料14の端部に当接するとともに、吸着
盤16がこの写真感光材料14に近接する(第3図a参
照)。
れて開蓋された後、回転駆動源40の作用下にプーリ38
a、38bおよびベルト36を介してロッド32がこのサプライ
マガジン12側に変位する。このため、シート体押圧手段
18を構成するロッド部材50および検出手段52を構成する
検出ロッド54のローラ53が、サプライマガジン12内の最
上位の写真感光材料14の端部に当接するとともに、吸着
盤16がこの写真感光材料14に近接する(第3図a参
照)。
ここで、検出ロッド54がロッド32に対して上方に変位
し、この検出ロッド54に設けられた板体56が光センサ58
を駆動させ、吸着盤16が写真感光材料14に対して所定の
位置に至ったことが検出される。
し、この検出ロッド54に設けられた板体56が光センサ58
を駆動させ、吸着盤16が写真感光材料14に対して所定の
位置に至ったことが検出される。
吸着盤16は、所定の高さ位置で吸引を開始しており、
この吸着盤16が写真感光材料14に当接しない状態でこれ
を吸い上げ、この写真感光材料14を吸着するに至る。そ
の結果、第3図bに示すように、写真感光材料14は、吸
着盤16とシート体押圧手段18との間で撓曲される。この
写真感光材料14の吸着に際しては吸着盤16に関連して配
設されているセンサで負圧が検出され、その検出信号に
基づきこの吸着盤16の変位動作が停止される。
この吸着盤16が写真感光材料14に当接しない状態でこれ
を吸い上げ、この写真感光材料14を吸着するに至る。そ
の結果、第3図bに示すように、写真感光材料14は、吸
着盤16とシート体押圧手段18との間で撓曲される。この
写真感光材料14の吸着に際しては吸着盤16に関連して配
設されているセンサで負圧が検出され、その検出信号に
基づきこの吸着盤16の変位動作が停止される。
次に、回転駆動源40が前記とは逆方向に駆動されて、
ロッド32がサプライマガジン12から離間すると、シート
体押圧手段18を構成するロッド部材50がコイルスプリン
グ48を介して写真感光材料14の端部をサプライマガジン
12側に押圧し、この写真感光材料14がより一層撓曲する
に至る(第3図c参照)。
ロッド32がサプライマガジン12から離間すると、シート
体押圧手段18を構成するロッド部材50がコイルスプリン
グ48を介して写真感光材料14の端部をサプライマガジン
12側に押圧し、この写真感光材料14がより一層撓曲する
に至る(第3図c参照)。
そこで、送風手段20を構成するノズル62から空気が導
出され、この空気が、吸着盤16に吸着保持されている最
上位の写真感光材料14とこれに重なり合う次なる写真感
光材料14との間に供給され、この次なる写真感光材料14
が最上位の写真感光材料14から完全に剥離されてサプラ
イマガジン12内に収容される。
出され、この空気が、吸着盤16に吸着保持されている最
上位の写真感光材料14とこれに重なり合う次なる写真感
光材料14との間に供給され、この次なる写真感光材料14
が最上位の写真感光材料14から完全に剥離されてサプラ
イマガジン12内に収容される。
この場合、吸着盤16に一枚の写真感光材料14が吸着保
持された状態では、この写真感光材料14の端部がシート
押圧手段18により下方に撓曲する。このため、前記端部
に当接している検出ロッド54が下降し、板体56が光セン
サ58から離脱して吸着盤16に一枚の写真感光材料14が吸
着保持されていることが検出される。
持された状態では、この写真感光材料14の端部がシート
押圧手段18により下方に撓曲する。このため、前記端部
に当接している検出ロッド54が下降し、板体56が光セン
サ58から離脱して吸着盤16に一枚の写真感光材料14が吸
着保持されていることが検出される。
ここで、吸着盤16に、二枚以上の写真感光材料14が吸
着保持されていれば、写真感光材料14全体の剛性が増
し、これらの写真感光材料14の端部が下方にさほど撓曲
しないため、板体56が光センサ58に係合している。これ
により、吸着盤16に複数枚の写真感光材料14が吸着保持
されていることが検出され、確実且つ効率的な写真感光
材料14の取り出し作業が遂行されるという効果が得られ
る。
着保持されていれば、写真感光材料14全体の剛性が増
し、これらの写真感光材料14の端部が下方にさほど撓曲
しないため、板体56が光センサ58に係合している。これ
により、吸着盤16に複数枚の写真感光材料14が吸着保持
されていることが検出され、確実且つ効率的な写真感光
材料14の取り出し作業が遂行されるという効果が得られ
る。
回転駆動源40の作用下に吸着盤16が所定の位置に至る
と、この回転駆動源40が滅勢されるとともに、回転駆動
源24が駆動されて回転軸26を介してロッド32が所定の角
度範囲で揺動し、吸着盤16に吸着保持されている写真感
光材料14が、搬送機構74側に送り出される。
と、この回転駆動源40が滅勢されるとともに、回転駆動
源24が駆動されて回転軸26を介してロッド32が所定の角
度範囲で揺動し、吸着盤16に吸着保持されている写真感
光材料14が、搬送機構74側に送り出される。
吸着盤16による写真感光材料14の吸着作用が解除され
る一方、搬送機構74を構成するローラ76、ベルト78を介
してこの写真感光材料14が、一旦下方向に搬送された後
に上方向に指向し、さらにガイド板80を介して水平方向
に搬送されて導出口72から図示しない自動現像装置等に
送り込まれる。
る一方、搬送機構74を構成するローラ76、ベルト78を介
してこの写真感光材料14が、一旦下方向に搬送された後
に上方向に指向し、さらにガイド板80を介して水平方向
に搬送されて導出口72から図示しない自動現像装置等に
送り込まれる。
この場合、本実施例では、サプライマガジン12に積層
されている最上位の写真感光材料14が吸着盤16により吸
い上げられて吸着されるとともに、その端部側にシート
体押圧手段18を構成するロッド部材50がコイルスプリン
グ48の弾性作用下に当接する。このため、回転駆動源40
の駆動作用下にホルダ30a、30bを介して吸着盤16が変位
する際、ロッド部材50の押圧作用下に写真感光材料14の
端部側がさらに変形し、この写真感光材料14と次なる写
真感光材料14との間に形成される空間に送風手段20を介
して導入される空気により、この次なる写真感光材料14
が確実に剥離されることになる。これによって、複数枚
の写真感光材料14を一体的に搬送機構74側に送り出すこ
とを可及的に阻止することができる。
されている最上位の写真感光材料14が吸着盤16により吸
い上げられて吸着されるとともに、その端部側にシート
体押圧手段18を構成するロッド部材50がコイルスプリン
グ48の弾性作用下に当接する。このため、回転駆動源40
の駆動作用下にホルダ30a、30bを介して吸着盤16が変位
する際、ロッド部材50の押圧作用下に写真感光材料14の
端部側がさらに変形し、この写真感光材料14と次なる写
真感光材料14との間に形成される空間に送風手段20を介
して導入される空気により、この次なる写真感光材料14
が確実に剥離されることになる。これによって、複数枚
の写真感光材料14を一体的に搬送機構74側に送り出すこ
とを可及的に阻止することができる。
この場合、ノズル62から供給される空気は、水平方向
に対して若干斜め上方から供給することが枚葉効果を高
めるうえで好ましい。
に対して若干斜め上方から供給することが枚葉効果を高
めるうえで好ましい。
さらに、吸着盤16に一枚の写真感光材料14が吸着保持
されているか否かを、検出手段52を介して容易に且つ正
確に検出することが可能になるとともに、複数枚の写真
感光材料14が吸着されている場合には、この吸着盤16を
再度昇降させるだけでよい。従って、写真感光材料14の
枚葉作業を、一挙に迅速に遂行することができるという
効果が得られる。
されているか否かを、検出手段52を介して容易に且つ正
確に検出することが可能になるとともに、複数枚の写真
感光材料14が吸着されている場合には、この吸着盤16を
再度昇降させるだけでよい。従って、写真感光材料14の
枚葉作業を、一挙に迅速に遂行することができるという
効果が得られる。
また、サイズの異なる写真感光材料14を使用する際、
特に大サイズの写真感光材料14では、取り出し側先端部
において吸着盤16に吸着されない端部側(第3図a中、
矢印A方向の端部側)が大きく垂れ下がるおそれがあ
る。しかしながら、シート体枚葉装置10内には、サプラ
イマガジン12に近接してガイドローラ70が配設されてい
るため、写真感光材料14の前記吸着盤16に吸着されない
端部側が、このガイドローラ70に保持されて、この写真
感光材料14を搬送機構74に確実に送り出すことが可能に
なる。
特に大サイズの写真感光材料14では、取り出し側先端部
において吸着盤16に吸着されない端部側(第3図a中、
矢印A方向の端部側)が大きく垂れ下がるおそれがあ
る。しかしながら、シート体枚葉装置10内には、サプラ
イマガジン12に近接してガイドローラ70が配設されてい
るため、写真感光材料14の前記吸着盤16に吸着されない
端部側が、このガイドローラ70に保持されて、この写真
感光材料14を搬送機構74に確実に送り出すことが可能に
なる。
なお、本実施例では、画像記録終了後の写真感光材料
14を自動現像装置に搬送する場合について説明したが、
未露光の写真感光材料14を一枚ずつ画像記録装置に搬送
する場合にも、同様に使用することができる。
14を自動現像装置に搬送する場合について説明したが、
未露光の写真感光材料14を一枚ずつ画像記録装置に搬送
する場合にも、同様に使用することができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係るシート体枚葉装置では、
次のような効果乃至利点を有する。
次のような効果乃至利点を有する。
積層されている最上位のシート体が、吸着盤と当接手
段を介して強制的に変形されてこれに重なり合う他のシ
ート体との間に空間が形成され、この空間に送風手段を
介して空気が供給されることにより、吸着盤に吸着され
ているシート体から他のシート体が確実に剥離される。
この間、前記シート体の変形によって検出部材が変位す
る。この変位はセンサ部によって検出され、一枚のシー
ト体が吸着されたことが確認される。これにより、複数
枚のシート体が一体的に取り出されることを可及的に阻
止することができ、シート体搬送作業が効率的に且つ自
動的に遂行される。
段を介して強制的に変形されてこれに重なり合う他のシ
ート体との間に空間が形成され、この空間に送風手段を
介して空気が供給されることにより、吸着盤に吸着され
ているシート体から他のシート体が確実に剥離される。
この間、前記シート体の変形によって検出部材が変位す
る。この変位はセンサ部によって検出され、一枚のシー
ト体が吸着されたことが確認される。これにより、複数
枚のシート体が一体的に取り出されることを可及的に阻
止することができ、シート体搬送作業が効率的に且つ自
動的に遂行される。
第1図は本発明に係るシート体枚葉装置の概略斜視図、 第2図は前記シート体枚葉装置の概略縦断面図、 第3図は前記シート体枚葉装置の動作説明図である。 10……シート体枚葉装置 12……サプライマガジン 14……写真感光材料 16……吸着盤 18……シート体押圧手段 20……送風手段 22……駆動手段 30a、30b……ホルダ 32……ロッド 50……ロッド部材 52……検出手段 54……検出ロッド 58……光センサ 62……ノズル 70……ガイドローラ 74……搬送機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 一成 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機 器工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−211128(JP,A) 実開 昭50−117580(JP,U) 実開 昭57−191736(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】積層されているシート体の内、最上層のシ
ート体に上方から接近し、前記最上層のシート体を吸い
上げて吸着保持する吸着盤と、 前記吸着盤を負圧状態にする負圧発生手段と、 前記吸着盤に吸着保持された前記シート体に上方から当
接する当接手段と、 前記吸着盤と前記当接手段とを前記シート体に対して一
体的に移動させる移動手段とを有するシート体枚葉装置
において、 前記当接手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シー
ト体の端部近傍に対して進退移動可能に構成され、且つ
前記シート体に向けて付勢される付勢手段を備えるとと
もに、 前記当接手段の近傍には、前記移動手段を介して該当接
手段と一体的に移動する検出手段が設けられ、 前記検出手段は、前記吸着盤に吸着保持された前記シー
ト体に上方から当接可能で且つ前記シート体に対して進
退移動可能な検出部材と、 前記吸着盤が前記シート体を吸着した状態で他のシート
体から離間する際に、前記検出手段が下降したことを検
出することにより、該吸着盤に一枚のシート体が吸着さ
れていることを検出するセンサ部と、 を有することを特徴とするシート体枚葉装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記吸着盤
に吸着保持された前記シート体の端面に向けて空気を送
る送風手段を備えたことを特徴とするシート体枚葉装
置。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2168044A JP2690806B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | シート体枚葉装置 |
EP90124766A EP0436892B1 (en) | 1990-01-12 | 1990-12-19 | Method of and device for feeding sheets |
DE69032267T DE69032267T2 (de) | 1990-01-12 | 1990-12-19 | Verfahren und Vorrichtung zur Blattzuführung |
US07/630,618 US5137268A (en) | 1990-01-12 | 1990-12-20 | Method of and device for feeding sheets |
US07/872,137 US5257776A (en) | 1990-01-12 | 1992-04-22 | Device for feeding sheets having a detecting means for detecting misfeeds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168044A JP2690806B2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | シート体枚葉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459530A JPH0459530A (ja) | 1992-02-26 |
JP2690806B2 true JP2690806B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=15860786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2168044A Expired - Fee Related JP2690806B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-06-26 | シート体枚葉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2690806B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50117580U (ja) * | 1974-03-07 | 1975-09-25 | ||
JPS5441730Y2 (ja) * | 1974-03-08 | 1979-12-05 | ||
JPS57191736U (ja) * | 1981-06-01 | 1982-12-04 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP2168044A patent/JP2690806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0459530A (ja) | 1992-02-26 |
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