JP3938904B2 - シート体の吸着枚葉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
支持体上に記録層(感光層)が設けられた印刷版(例えば、PS版、サーマルプレート、フォトポリマー版等)を用い、この印刷版の感光層に直接レーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版露光装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となっている。
【0003】
ここで、印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版自動露光装置では、多数枚の印刷版が積層してカセット内に収容されているが、印刷版の画像形成面は傷つき易くこの画像形成面の保護のために、印刷版の画像形成面には保護シート(合紙)が重ね合わされ、これらが順次層状に積層されてカセット内に収容されている。印刷版を枚葉する際には、カセット内に積層された複数枚の印刷版のうち最上層の印刷版の一端部を吸盤によって吸着して他と分離し、1枚ずつ取り出して反転させながら次工程(例えば、露光工程)へ枚葉(搬送供給)するようになっている。
【0004】
ところで、前述の如く印刷版を吸盤によって吸着して1枚ずつ取り出し反転させながら枚葉する際に、吸盤が吸着した最上層の印刷版と次の(下層の)印刷版との間の真空密着や静電気によって、前記次の(下層の)印刷版までもがそのまま持ち上げられてしまう場合がある。
【0005】
このため、従来では、吸盤により吸着して持ち上げて上昇する移動軌跡の途中に(例えば、カセットの上端角部に)所謂「さばき板」を設け、印刷版をこの「さばき板」に接触させながら通過させたり、一定時間停止させることで、前記次の(下層の)印刷版を分離させていた(特許文献1、あるいは特許文献2参照)。
【0006】
しかしながら、このような「さばき板」を用いた分離方法では、すなわち、例えばカセットの上端角部に「さばき板」を設けた構造では、印刷版をカセットに収容する際に当該「さばき板」が邪魔になり、ユーザーは「さばき板」を一度待避状態としなががら(逃がしながら)印刷版の挿入収容作業を行うことになり、作業性悪化の原因であった。また、仮にカセットから印刷版を枚葉する際に当該「さばき板」を通過した後に前記次の(下層の)印刷版がさばかれると(分離されると)、分離された前記次の(下層の)印刷版が「さばき板」の上に乗り上げることになり、次の吸着枚葉の際に吸着不良が発生する可能性がある。またさらに、このような「さばき板」では、印刷版のサイズによってその配置位置を調整する必要があり、これによっても作業性が悪化することになる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−128297公報
【特許文献2】
特開2001−151360公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着して枚葉する際に、最上層のシート体を次の(下層の)他のシート体と確実に分離して安定して枚葉することができるシート体の吸着枚葉装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のシート体の吸着枚葉装置は、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で複数設けられ、前記シート体を吸着する吸着盤と、前記吸着盤よりも高い剛性を有するスカート部を備えた高剛性吸着盤と、前記吸着盤と前記高剛性吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と、前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって少なくとも前記高剛性吸着盤の負圧を減圧することで前記高剛性吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて、前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載のシート体の吸着枚葉装置では、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体が、複数の吸着盤によって吸着されて枚葉される。
【0011】
ここで、吸着し枚葉するに際しては、シート体が吸着されて所定量(例えば、1mm〜200mm程度)持ち上げられた時点で吸盤さばき動作手段が作動し、複数の吸着盤のうち少なくとも1つの吸着盤の吸着面が変位される。これにより、吸着した最上層のシート体が幅方向(複数の吸着盤の配列方向)に添って波状に屈曲される(変位された吸着盤の部分で湾曲されてシート体が波打ち状態にされる)。
なお、シート体が吸着されて所定量持ち上げられた際に、減圧手段によって少なくとも高剛性吸着盤の吸着負圧が減圧され、これにより高剛性吸着盤のスカート部が変形される(自然状態に近づくように伸長され、シート体吸着位置が変位される)。
【0012】
このため、吸着位置が変位された高剛性吸着盤の吸着部位においてシート体が波状に屈曲され、これにより、吸着盤が吸着した最上層のシート体と次の(下層の)他のシート体との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他のシート体が分離され、最上層のシート体のみが安定して枚葉される。
なおこの場合、高剛性吸着盤を1個おきに設ける構成が好ましいが、少なくとも1個おきに設ければよく、例えば2個おきあるいは3個おきに高剛性吸着盤を設ける構成としてもよい。
【0013】
この場合、従来の如く所謂「さばき板」を用いた構成ではないため、例えばシート体としての印刷版をカセットに収容する際に当該「さばき板」が邪魔になることがなく、作業性が悪化することがない。また、「さばき板」が存在しないため、分離された前記次の(下層の)シート体が「さばき板」の上に乗り上げることもなく、次の吸着枚葉の際に吸着不良が発生することが防止され、安定した吸着枚葉動作を確保することができる。またさらに、シート体の幅方向添って配列された複数の吸着盤のうち少なくとも1つの吸着盤の吸着面を変位させることでシート体を波打ち状態にする構成であるため、異なるサイズのシート体にそのまま適用することができ、サイズに応じた「さばき板」の配置位置の調整等が不要であり、これによっても作業性が向上すると共に、適用の範囲も拡大する。
また、減圧手段による吸着負圧の減圧は、高剛性吸着盤のみので(単独で)行う構成としてもよく、あるいは、高剛性吸着盤及び他の吸着盤の吸着負圧を共に同時に減圧する構成としてもよい。またさらに、吸着盤(高剛性吸着盤)の吸着負圧の減圧動作を複数回繰り返して行ってもよい。この場合には、より一層確実に下層の他のシート体の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0014】
またしかも、吸盤さばき動作手段の作動タイミングや作動回数(換言すれば、変位される吸着盤の変位動作タイミングや変位回数、あるいは、何れの吸着盤を変位させるか等)は、任意に設定することが可能であるため、結果的に、波状に屈曲されるシート体の波打ち状態の発生速度や発生位置を最適に設定することができ、下層のシート体の分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。例えば、シート体が屈曲される位置(波打ち位置)を移動させることで、下層のシート体との間に進入する空気の進入度合いが加速され、分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。したがって、シート体を枚葉する動作時間やこの枚葉動作のサイクルタイムを大幅に短縮することができる。
【0015】
このように、請求項1記載のシート体の吸着枚葉装置では、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着して枚葉するに際して、次の(下層の)他のシート体の分離性能(さばき性能)が大幅に向上し、最上層のシート体を下層のシート体と確実に分離して安定して枚葉することができる。
【0039】
請求項に係る発明のシート体の吸着枚葉装置は、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で複数設けられ、前記シート体を吸着する吸着盤と、前記吸着盤よりも高い剛性を有するスカート部を備えた高剛性吸着盤と、前記吸着盤と前記高剛性吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤の負圧を同時に減圧することで前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、を備えたことを特徴としている。
【0040】
請求項記載のシート体の吸着枚葉装置では、シート体が吸着されて所定量持ち上げられた際に、減圧手段によって各吸着盤の吸着負圧が共に同時に減圧される。これにより、各吸着盤のスカート部が変形されるが(自然状態に近づくように伸長されるが)、高剛性吸着盤のスカート部は他の吸着盤のスカート部よりも大きく変形されるため(より一層自然状態に近づくように伸長されるため)、当該高剛性吸着盤によるシート体吸着位置が大きく変位される。
【0041】
このため、吸着位置が変位された高剛性吸着盤の吸着部位においてシート体が波状に屈曲され、これにより、吸着盤が吸着した最上層のシート体と次の(下層の)他のシート体との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他のシート体が分離され、最上層のシート体のみが安定して枚葉される。
【0042】
なおこの場合、前記高剛性吸着盤を1個おきに設ける構成が好ましいが、少なくとも1個おきに設ければよく、例えば2個おきあるいは3個おきに前記高剛性吸着盤を設ける構成としてもよい。
【0043】
また、前記各吸着盤の吸着負圧の減圧動作を複数回繰り返して行ってもよい。この場合には、より一層確実に下層の他のシート体の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0044】
請求項に係る発明のシート体の吸着枚葉装置は、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で、同じ剛性のスカート部を備え、前記シート体を吸着する複数の吸着盤と、前記吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と、前記吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって前記吸着盤のうち少なくとも1つの負圧を減圧することで前記吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて、前記吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、を備えたことを特徴としている。
【0045】
請求項記載のシート体の吸着枚葉装置では、シート体が吸着されて所定量持ち上げられた際に、減圧手段によって各吸着盤のうち少なくとも1つの吸着盤の吸着負圧が減圧され、これにより当該吸着盤のスカート部が変形される(自然状態に近づくように伸長され、シート体吸着位置が変位される)。
【0046】
このため、吸着位置が変位された当該吸着盤の吸着部位においてシート体が波状に屈曲され、これにより、吸着盤が吸着した最上層のシート体と次の(下層の)他のシート体との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他のシート体が分離され、最上層のシート体のみが安定して枚葉される。
【0047】
なおこの場合、前記吸着負圧を減圧する吸着盤は、1個おきに設定する構成が好ましいが、少なくとも1個おきに設定すればよく、例えば2個おきあるいは3個おきの吸着盤の吸着負圧を減圧する構成としてもよい。
【0048】
また、前記吸着盤の吸着負圧の減圧動作を複数回繰り返して行ってもよい。この場合には、より一層確実に下層の他のシート体の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0049】
【発明の実施の形態】
図3には、本発明の第1の実施の形態に係るシート体の吸着枚葉装置50が適用された印刷版自動露光装置10の概略的な全体構成が示されている。
【0050】
この印刷版自動露光装置10は、印刷版12の画像形成層に光ビームを照射して画像を露光する露光部14と、印刷版12を枚葉して前記露光部14へ搬送する枚葉搬送部15と、の2つのブロックに分かれている。また、この印刷版自動露光装置10によって、露光処理された印刷版12は、印刷版自動露光装置10に隣接した設置された図示しない現像装置へ送り出されるようになっている。
[露光部14の構成]
露光部14は、印刷版12を周面に巻付けて保持する回転ドラム16を主要部として構成されており、印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内されて、この回転ドラム16の接線方向から送り込まれるようになっている。搬送ガイドユニット18は、給版ガイド20と排版ガイド22とで構成されており、この搬送ガイドユニット18における、枚葉搬送部15との境界側には、搬送ローラ108とガイド板109とが配設されている。
【0051】
搬送ガイドユニット18の給版ガイド20と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型とされ、図3の右端部側の中心として、所定角度回動する構造となっている。この回動によって、給版ガイド20を選択的に前記回転ドラム16に対応させる位置(回転ドラム16の接線方向に配置させる位置)と、回転ドラム16の上方に設けられたパンチャー24への挿入方向位置とに配置することができる。前記枚葉搬送部15から送り込まれた印刷版12は、まず、給版ガイド20に案内されてパンチャー24へ送り込まれ、この印刷版12の先端に位置決め用の切欠きを形成する。また、印刷版12は、必要に応じてパンチャー24による処理後、一旦給版ガイド20に戻されることで、回転ドラム16に対応する位置に移動される構成である。
【0052】
回転ドラム16は、図示しない駆動手段によって、印刷版12の装着露光方向(図3の矢印A方向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取外し方向(図3の矢印B方向)へ回転される。
【0053】
また、回転ドラム16には、外周面の所定の位置に、先端チャック26が取付けられている。露光部14では、この回転ドラム16に印刷版12を装着するときに、先ず、先端チャック26が、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム16を停止させる。
【0054】
さらに、露光部14には、印刷版装着位置で先端チャック26に対向して装着ユニット28が設けられている。先端チャック26は、この装着ユニット28の伸縮ロッド28Aが伸長して一端側が押圧されることにより、回転ドラム16の周面との間に印刷版12の挿入が可能となる。印刷版12の先端が先端チャック26と回転ドラム16の間に挿入された状態で、装着ユニット28の伸縮ロッド28Aを引き戻して先端チャック26への押圧を解除することにより、印刷版12の先端を先端チャック26と回転ドラム16の周面との間で挟持して保持する構成である。なお、このときには、印刷版12は、先端が回転ドラム16に設けられた位置決めピン(図示省略)に突き当てられて位置決めされる。回転ドラム16に印刷版12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光方向へ回転する。これにより、搬送ガイドユニット18の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回転ドラム16の周面に巻き付けられる構成である。
【0055】
回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装着位置よりも装着露光方向(図3の矢印A方向)の下流側にスクイズローラ30が配置されている。このスクイズローラ30は、回転ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて押圧し、印刷版12を回転ドラム16の周面に密着させることができる。
【0056】
また、露光部14には、先端チャック26よりも回転ドラム16の装着露光方向上流側近傍に後端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて突出されたガイドに沿って後端チャック36が移動するようになっている。回転ドラム16に巻き付けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット32に対向すると、後端チャック36を回転ドラム16方向へ移動させて、後端チャック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。これにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間で印刷版12の後端を挟持して保持する構成である。
【0057】
印刷版12の先端及び後端を回転ドラム16に保持させると、スクイズローラ30を離間させる(図3の鎖線参照)。この後、露光部14では、回転ドラム16を所定の回転速度で高速回転させながら、この回転ドラム16の回転に同期させて、記録ヘッド部37から画像データに基づいて変調した光ビームを照射する。これにより、印刷版12が画像データに基づいて走査露光されるようになっている。
【0058】
印刷版12への走査露光が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版12の後端が開放される。その後、回転ドラム16を印刷版12の取出し方向へ回転させることで、印刷版12は後端側から回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニット18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程の現像装置へ搬送される構成である。
[枚葉搬送部15の構成]
図3に示す如く、枚葉搬送部15には、所定のスペースのカセットストッカ部11が設けられ、装置設置面に対して平行とされたカセット38が設けられている。カセット38は、複数段積み重ねられている。このカセット38には、印刷版12が複数枚収容されている。図4に示す如く、印刷版12は、支持体12Aに乳剤面12B(画像記録面)が形成された構成であり、カセット38内には、印刷版12の乳剤面12B保護用の保護シートとしての合紙13と、乳剤面12Bが下向きとされた印刷版12とが交互に積層されて収容されている。
【0059】
ここで、本実施の形態のカセット38は、互いに水平方向にオフセットされた状態で積み重ねられている。このオフセット量は、後述する吸着枚葉装置50の吸着盤40による各カセット38からの印刷版12(及び保護シートとしての合紙13)の持出時の移動軌跡に基づいて設定されている。
【0060】
また、枚葉搬送部15には、後に詳述する吸着枚葉装置50が設けられている。この吸着枚葉装置50は、印刷版12の幅方向に沿って複数の吸着盤40が所定のピッチ間隔で配設されている。吸着盤40は複数の系統に分類されており、印刷版12のサイズに基づいて系統を選択して吸着機能を持たせることで、印刷版12をバランスよく吸着することができるようになっている。
【0061】
カセット38の上部には、吸着盤40を吊り下げ支持すると共に当該吊り下げ支持する基点70をカセット38の図3の左右方向へ略水平移動可能な移動機構72が設けられている。移動機構72は、吸着枚葉装置50を反転させながら水平方向へ移動させるためのものであり、複数の吸着盤40を支持する基点70は、回動可能とされている。
【0062】
吸着枚葉装置50によって各カセット38から印刷版12を持ち出す際には、カセット38内には合紙13と乳剤面12Bが下向きとされた印刷版12とが交互に積層されているため、吸着盤40は、カセット38内の上層側の合紙13に接触することになる。接触した時点で吸着盤40に吸着力を持たせると、上層の合紙13はもちろん、その下層の印刷版12にも吸着力が伝えられ、合紙13と印刷版12とが対(1組)となって(共に同時に)吸着されて、持ち上げられる。さらに、図3では、吸着盤40の昇降については省略しているが、各カセットの高さ位置まで下降し、後に詳述する「さばき動作」することによって、吸着した合紙13及び印刷版12以外の下層の合紙13及び印刷版12を「捌き」(分離し)、この状態で上端位置まで上昇するようになっている。
【0063】
このとき、印刷版12の長さ(図3の左右方向長さ)により、各段のカセット38からの垂直方向の持ち出しにおいて、異なる移動軌跡となる。すなわち、本実施の形態にように3段の場合、最上段のカセット38からの持出時は印刷版12の先端部のみが持ち上げられ、中段のカセット38からの持出時は、印刷版12の2/3程度が持ち上げられ、下段のカセット38からの持出時は、印刷版12が全て吊り下げられた状態となる。
【0064】
このような状態で吸着盤40を支持するプレートは、基点70を中心に図3の反時計方向へ回転し始め、かつカセット38の図3の左方向へ移動を開始する。これにより、吸着盤40の吸着点は所謂サイクロイド曲線を描きながら移動することになる。この移動軌跡に基づいて、各カセット38のオフセット量を設定することで、何れのカセット38から合紙13及び印刷版12を持ち出しても、上層側のカセット38と干渉することなく持ち出すことが可能となっている。
【0065】
なお、印刷版12と上層側のカセット38とは全く干渉しないのが最も好ましいが、カセット38に当接する面が合紙13(印刷版12の裏面側)であるため、カセットストッカ部11の平面視上のスペースを小さくすることを前提とすれば、吸着盤40の昇降方向(垂直方向)移動時並びに回転移動時での接触を回避しさえすれば、吸着盤40の移動左右方向(水平方向)移動時には多少の接触があってもよい。
【0066】
前記吸着盤40が180°回転すると、図3の状態では下側が合紙13、上側が印刷版12となって、搬送ローラ108へ受け渡されるようになっている。
【0067】
搬送ローラ108の下側のローラ108Aに隣接するローラ107にはベルト56が巻き掛けられている。このベルト56は、露光部14の搬送ガイドユニット18近傍に配設された一対のローラ74の右側のローラ74Aにも巻き掛けられている。一対のローラ74の下方には、さらに一対のローラ76が設けられ、ベルト56は、この下方のローラ76の右側のローラ76A、並びに一対の小ローラ78のそれぞれに巻き掛けられ、全体として略L字型のループを形成して図3の矢印D方向へ駆動する。
【0068】
なお、上方の一対のローラ74の左側のローラ74B及び下方の一対のローラ76の左側のローラ76Bとの間にはベルト80が渡してある。
【0069】
ローラ74Bは搬送方向に対して逆方向に回転するローラであり、合紙13との摩擦力が大きくなる構造となっている。通常搬送時には、ローラ74Bは搬送面より下側に待避している。印刷版12及び合紙13がローラ74B上を通過した後にローラ74Bが上昇し摩擦力により合紙13をローラ74間に引き込み、ローラ74Bは待避する。合紙13は下方のローラ76へと送られて廃棄される構成である(図3の鎖線矢印E参照)。
【0070】
一方、印刷版12は、上方の一対のローラ74の上方を通過し、給版ガイド20へと送り込まれるようになっている(図3の実線矢印F参照)。
[吸着枚葉装置50の構成]
図1には、本第1の実施の形態に係る吸着枚葉装置50の構成が斜視図にて示されている。
【0071】
この吸着枚葉装置50は、印刷版12の幅方向に沿って設けられたベースプレート52に、複数の吸着盤40が所定の間隔で配設されている(なお、図1においては、4個の吸着盤40のみを示している)。
【0072】
各吸着盤40のリニアシャフト54にはスプリング58が巻装されており、所定のバッファストロークを確保している。また、各吸着盤40には、吸盤さばき動作手段としてのアクチュエータ60がそれぞれ独立して個別に連結されている。アクチュエータ60は、例えばソレノイド等を適用して構成することができ、持上げレバー64を介して吸着盤40のリニアシャフト54に連結されており、作動(ON)することで、吸着盤40を所定量(バッファストロークの範囲内で)持ち上げる(変位させる)ことができる構成である。しかもこの場合、印刷版12が複数の吸着盤40で吸着されて所定量(例えば、1mmから200mm程度)持ち上げられた時点で、各アクチュエータ60のうち少なくとも何れか1つが作動することで少なくとも1つの吸着盤40を変位させて、吸着した印刷版12を幅方向に添って波状に屈曲させることができる構成である。
【0073】
なお、本第1の実施の形態においては、印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた際に、各アクチュエータ60のうち1個おきのものが同時に作動するように設定されている(図1において、奇数番目のアクチュエータ60が一群とされて同時に作動され、または、偶数番目のアクチュエータ60が一群とされて同時に作動される構成となっている)。またこの場合、前述の如く一群とされた各群のアクチュエータ60の作動を複数回繰り返して行ってもよく、あるいは、前記各群のアクチュエータ60の作動を交互に行ってもよい。
【0074】
次に、本第1の実施の形態の作用を説明する。
【0075】
上記構成の印刷版自動露光装置10では、カセット38から印刷版12(及び合紙13)を取り出すとき、複数段に重ねられたカセット38の1つを特定する。カセット38が特定されると、吸着盤40を当該特定されたカセット38の図3の右端部近傍へ位置決めする。位置決め後は、吸着枚葉装置50(吸着盤40)をカセット38の高さ位置まで下降させるが、このとき、それぞれのカセット38の高さ位置が異なるが、それぞれ単純な直線的な移動となる。
【0076】
吸着枚葉装置50が下降すると、当該特定されたカセット38での最上層に位置する合紙13に吸着盤40が接触する。この状態で、吸着盤40による吸着を開始し、吸着盤40は上昇を開始する。この上昇時、吸着盤40は、最上層の合紙13と共に印刷版12を吸着する。
【0077】
ここで、印刷版12が吸着されて所定量(例えば、1mm〜200mm程度)持ち上げられた時点で、吸盤さばき動作手段すなわち各アクチュエータ60のうち1個おきのものが同時に作動される(図1において、一群とされた奇数番目のアクチュエータ60が同時に作動され、または、一群とされた偶数番目のアクチュエータ60が同時に作動される)。
【0078】
このため、作動したアクチュエータ60に連結された吸着盤40が上方へ変位される。これにより、吸着した最上層の印刷版12が幅方向(複数の吸着盤40の配列方向)に添って波状に屈曲される(変位された吸着盤40の部分で湾曲されて印刷版12が波打ち状態にされる)。
【0079】
この結果、吸着盤40が吸着した最上層の印刷版12と次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)が分離され(捌かれ)、最上層の印刷版12のみが安定してカセット38から持ち出される(枚葉される)。
【0080】
なおこの場合、前述した如く各アクチュエータ60のうち1個おきのものが同時に作動する(図1において、奇数番目のアクチュエータ60が同時に作動され、または、偶数番目のアクチュエータ60が同時に作動される)構成とするに限らず、前記1個おきのアクチュエータ60の作動を複数回繰り返して行ってもよく、あるいは、前記奇数番目のアクチュエータ60と偶数番目のアクチュエータ60の作動を交互に行ってもよい。これらの場合には、より一層確実に下層の他の印刷版12の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0081】
さらに、前記同時に作動される(一群とされる)アクチュエータ60は、前述のように1個おきである必要はなく、例えば2個おきのものあるいは3個おきのものが同時に作動するように構成してもよい。
【0082】
吸着枚葉装置50の吸着盤40が印刷版12(及び合紙13)をカセット38から持ち出し、最上点となると、基点70を中心に180°回転しながら、露光部14方向へ水平移動する。このとき、印刷版12のピックアップ位置(吸着盤40の吸着点)は、所謂サイクロイド曲線を描いて移動する。このため、下層側のカセット38から持ち出された印刷版12(及び合紙13)は、自身の腰の強さと共に上層側のカセット38に対して回り込みながら搬送されるため、ほとんど接触することがない。なお、上層側のカセット38と接触するのは、印刷版12の裏面側であるため、多少の接触は許容できる。
【0083】
180°回転した印刷版12(及び合紙13)は、搬送ローラ108へ受け渡される。さらに、搬送方向に対して逆方向に回転するローラ74Bによって合紙13が印刷版12から剥離され、剥離された合紙13はローラ74間に引き込まれ下方のローラ76へと送られて、図示しない廃棄ボックスへ廃棄される。
【0084】
一方、印刷版12は、ガイド板109を略水平に搬送し続け、給版ガイド20へと送り込まれる。給版ガイド20上の印刷版12は、回転ドラム16へ送り込まれ、先端チャック26によって印刷版12の先端部が保持され、この状態で回転ドラム12が回転することで回転ドラム16の周面に緊密に巻き付けられ、その後、後端チャック36によって印刷版12の後端が保持されることで、露光のための準備が完了する。
【0085】
この状態で、画像データを読み込み、記録ヘッド部37からの光ビームによって露光処理が開始される。露光処理は、回転ドラム16を高速で回転させながら(主走査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の軸線方向へ移動する、所謂走査露光である。
【0086】
露光処理が終了すると、搬送ガイドユニット18を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻きつけた印刷版12を接線方向から排出していく。このとき、印刷版12は、排版ガイド22に送られる。印刷版12が排版ガイド22に送られると、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド22を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は続けて現像処理される。
【0087】
ここで、前述の如くカセット38内の合紙13及び印刷版12を吸着枚葉装置50の吸着盤40によって吸着し枚葉するに際しては、特定の吸着盤40を上方へ変位させて、吸着した最上層の印刷版12を幅方向(複数の吸着盤40の配列方向)に添って波状に屈曲し(変位された吸着盤40の部分で湾曲させて印刷版12を波打ち状態にする)、次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)との間に空気を進入させて、当該次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)を分離する(捌く)構成であるため、すなわち、従来の如く所謂「さばき板」を用いた構成ではないため、例えば印刷版12をカセット38に収容する際に当該「さばき板」が邪魔になることがなく、作業性が悪化することがない。また、「さばき板」が存在しないため、分離された前記次の(下層の)印刷版12が「さばき板」の上に乗り上げることもなく、次の吸着枚葉の際に吸着不良が発生することが防止され、安定した吸着枚葉動作を確保することができる。またさらに、印刷版12の幅方向添って配列された複数の吸着盤40のうち少なくとも1つの吸着盤40を変位させることで印刷版12を波打ち状態にする構成であるため、異なるサイズの印刷版12にそのまま適用することができ、サイズに応じた「さばき板」の配置位置の調整等が不要であり、これによっても作業性が向上すると共に、適用の範囲も拡大する。
【0088】
またしかも、各アクチュエータ60の作動タイミングや作動回数(換言すれば、変位される吸着盤40の変位動作タイミングや変位回数、あるいは、何れの吸着盤40を変位させるか等)は、任意に設定することが可能であるため、結果的に、波状に屈曲される印刷版12の波打ち状態の発生速度や発生位置を最適に設定することができ、下層の印刷版12の分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。例えば、印刷版12が屈曲される位置(波打ち位置)を移動させることで、下層の印刷版12との間に進入する空気の進入度合いが加速され、分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。したがって、印刷版12を枚葉する動作時間やこの枚葉動作のサイクルタイムを大幅に短縮することができる。
【0089】
このように、本第1の実施の形態に係るシート体の吸着枚葉装置50では、積層された複数枚の印刷版12のうち最上層の印刷版12を吸着して枚葉するに際して、次の(下層の)他の印刷版12の分離性能(さばき性能)が大幅に向上し、最上層の印刷版12を下層の印刷版12と確実に分離して安定して枚葉することができる。
【0090】
なお、前述した第1の実施の形態に係る吸着枚葉装置50においては、吸盤さばき動作手段を構成するアクチュエータ60や持上げレバー64が、印刷版12の幅方向に沿って設けられた単一のベースプレート52に複数の吸着盤40と共に配置されて、全体としてアッセンブリ化(ユニット化)され、吸着枚葉装置50全体が吸着枚葉動作する構成としたが、これに限らず、アクチュエータ60や持上げレバー64等の吸盤さばき動作手段を、複数の吸着盤40と分離して設ける構成とすることもできる。
【0091】
例えば、図5に示す吸着枚葉装置84の如く、吸盤さばき動作手段を構成するソレノイド86及び持上げレバー88を、印刷版12のさばき位置(印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた位置)に対応して設け、印刷版12が吸着されて当該さばき位置に持ち上げられた時点で、ソレノイド86を作動させて吸着盤40を変位させ、最上層の印刷版12を下層の印刷版12と分離して枚葉する構成とすることができる。
【0092】
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。
【0093】
なお、前記第1の実施の形態と実質的に同一の部品には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与し、その説明を省略する。
【0094】
図6には、第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置90の構成が示されている。
【0095】
この吸着枚葉装置90では、吸盤さばき動作手段としてのカム機構92を備えている。カム機構92は、各吸着盤40にそれぞれ対応して、カム94が配置されている。各カム94は単一の連結シャフト96に1軸上で連結されており、さらに、連結シャフト96はモータ98の回転軸に連結されている。カム94は各吸着盤にそれぞれ独立して係合可能であり、係合することで吸着盤40を所定量(バッファストロークの範囲内で)持ち上げる(変位させる)ことができる構成である。しかもこの場合、印刷版12が複数の吸着盤40で吸着されて所定量(例えば、1mmから200mm程度)持ち上げられた時点で、各カム94のうち少なくとも何れか1つが作動することで少なくとも1つの吸着盤40を変位させて、吸着した印刷版12を幅方向に添って波状に屈曲させることができる構成である。
【0096】
なお、本第2の実施の形態においても、印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた際に、各カム94のうち1個おきのものが同時に作動するように設定されている(図6において、奇数番目のカム94が一群とされて同時に係合し、または、偶数番目のカム94が一群とされて同時に係合する構成となっている)。またこの場合、前述の如く一群とされた各群のカム94による係合を複数回繰り返して行ってもよく、あるいは、前記各群のカム94による係合を交互に行ってもよい。
【0097】
本第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置90においても、吸着盤40は、最上層の合紙13と共に印刷版12を吸着する。
【0098】
ここで、印刷版12が吸着されて所定量(例えば、1mm〜200mm程度)持ち上げられた時点で、吸盤さばき動作手段すなわち各カム94のうち1個おきのものが同時に係合される(図6において、一群とされた奇数番目のカム94が同時に係合され、または、一群とされた偶数番目のカム94が同時に係合される)。
【0099】
このため、係合したカム94に連結された吸着盤40が上方へ変位される。これにより、吸着した最上層の印刷版12が幅方向(複数の吸着盤40の配列方向)に添って波状に屈曲される(変位された吸着盤40の部分で湾曲されて印刷版12が波打ち状態にされる)。
【0100】
この結果、吸着盤40が吸着した最上層の印刷版12と次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)が分離され(捌かれ)、最上層の印刷版12のみが安定してカセット38から持ち出される(枚葉される)。
【0101】
ここで、本第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置90においても、吸着盤40によって吸着し枚葉する際に下層の他の印刷版12(合紙13)を分離する(捌く)ための従来の所謂「さばき板」を用いた構成ではないため、例えば印刷版12をカセット38に収容する際に当該「さばき板」が邪魔になることがなく、作業性が悪化することがない。また、「さばき板」が存在しないため、分離された前記次の(下層の)印刷版12が「さばき板」の上に乗り上げることもなく、次の吸着枚葉の際に吸着不良が発生することが防止され、安定した吸着枚葉動作を確保することができる。またさらに、印刷版12の幅方向添って配列された複数の吸着盤40のうち少なくとも1つの吸着盤40を変位させることで印刷版12を波打ち状態にする構成であるため、異なるサイズの印刷版12にそのまま適用することができ、サイズに応じた「さばき板」の配置位置の調整等が不要であり、これによっても作業性が向上すると共に、適用の範囲も拡大する。
【0102】
またしかも、各カム94の係合タイミングや作動回数(換言すれば、変位される吸着盤40の変位動作タイミングや変位回数、あるいは、何れの吸着盤40を変位させるか等)は、カム94の設定角度や形状等によって任意に設定することが可能であるため、結果的に、波状に屈曲される印刷版12の波打ち状態の発生速度や発生位置を最適に設定することができ、下層の印刷版12の分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。例えば、印刷版12が屈曲される位置(波打ち位置)を移動させることで、下層の印刷版12との間に進入する空気の進入度合いが加速され、分離性能(さばき性能)が大幅に向上する。したがって、印刷版12を枚葉する動作時間やこの枚葉動作のサイクルタイムを大幅に短縮することができる。
【0103】
このように、本第2の実施の形態に係るシート体の吸着枚葉装置90では、積層された複数枚の印刷版12のうち最上層の印刷版12を吸着して枚葉するに際して、次の(下層の)他の印刷版12の分離性能(さばき性能)が大幅に向上し、最上層の印刷版12を下層の印刷版12と確実に分離して安定して枚葉することができる。
【0104】
なお、本第2の実施の形態においては、前述した如く、各カム94のうち1個おきのものが同時に作動する構成としたが、前記1個おきのカム94の作動を複数回繰り返して行ってもよく、あるいは、前記各群のカム94の作動を交互に行ってもよい。これらの場合には、より一層確実に下層の他の印刷版12の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0105】
さらに、前記同時に作動される(一群とされる)カム94は、前述のように1個おきである必要はなく、例えば2個おきのものあるいは3個おきのものが同時に作動される構成としてもよい。
【0106】
またさらに、前述した第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置90においては、吸盤さばき動作手段を構成するカム94やモータ98が複数の吸着盤40と共に配置されて、全体としてアッセンブリ化(ユニット化)され、吸着枚葉装置90全体が吸着枚葉動作する構成としたが、これに限らず、カム94やモータ98等の吸盤さばき動作手段を、複数の吸着盤40と分離して設ける構成とすることもできる。
【0107】
例えば、図7に示す吸着枚葉装置100の如く、吸盤さばき動作手段を構成するモータ102及びカム104を、印刷版12のさばき位置(印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた位置)に対応して設け、印刷版12が吸着されて当該さばき位置に持ち上げられた時点で、モータ102(カム104)を作動させて吸着盤40を変位させ、最上層の印刷版12を下層の印刷版12と分離して枚葉する構成とすることができる。
【0108】
また、前述の如くモータ98によって駆動されるカム94や、モータ102によって駆動されるカム104を用いることなく、これらのカム94やカム104を固定配置することも可能である。
【0109】
例えば、図8に示す吸着枚葉装置120の如く、吸盤さばき動作手段を構成する持ち上げレバー122を吸着盤40とアッセンブリ化(ユニット化)して設けると共に、波板状の固定カム124を、印刷版12のさばき位置(印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた位置)に対応して設け、印刷版12が吸着されて当該さばき位置に持ち上げられた時点で、持ち上げレバー122が固定カム124に係合して吸着盤40が変位するように構成することができる。
【0110】
次に、図9には、第3の実施の形態に係る吸着枚葉装置110の構成が示されている。
【0111】
この吸着枚葉装置110では、高剛性吸着盤112を備えている。高剛性吸着盤112は、他の吸着盤40よりもスカート部の剛性が高く設定されており、しかもこの高剛性吸着盤112は他の吸着盤40と交互に配列されている。また、これらの高剛性吸着盤112及び吸着盤40は、減圧手段114に接続されている。このため、高剛性吸着盤112及び吸着盤40が印刷版12を吸着できる範囲内でその吸着負圧を減圧手段114によって減圧すると、高剛性吸着盤112は、そのスカート部の剛性(反力)によって変形される(換言すれば、自然状態に近づくように伸長され、印刷版12の吸着位置が変位される)。これにより、高剛性吸着盤112による印刷版12の吸着部分を他の部位に対して押し下げ、印刷版12を幅方向に添って波状に屈曲させることができる構成である。
【0112】
なお、本第3の実施の形態においても、印刷版12が吸着されて所定量持ち上げられた際に、各高剛性吸着盤112が同時に減圧されるように設定されている。またこの場合、各高剛性吸着盤112の減圧を複数回繰り返して行ってもよい。
【0113】
本第3の実施の形態に係る吸着枚葉装置110においても、吸着盤40及び高剛性吸着盤112は、最上層の合紙13と共に印刷版12を吸着する。
【0114】
ここで、印刷版12が吸着されて所定量(例えば、1mm〜200mm程度)持ち上げられた時点で、高剛性吸着盤112及び吸着盤40の吸着負圧が、印刷版12を吸着できる範囲内で減圧手段114によって減圧される。これにより、高剛性吸着盤112のスカート部がその剛性(反力)によって変形され(自然状態に近づくように伸長され)、印刷版12の吸着位置が変位される。
【0115】
このため、高剛性吸着盤112による印刷版12の吸着部分が他の部位に対して押し下げられ、印刷版12が幅方向(吸着盤40及び高剛性吸着盤112の配列方向)に添って波状に屈曲される(高剛性吸着盤112の吸着部分で湾曲されて印刷版12が波打ち状態にされる)。
【0116】
この結果、吸着盤40及び高剛性吸着盤112が吸着した最上層の印刷版12と次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)との間に空気が進入して、当該次の(下層の)他の印刷版12(合紙13)が分離され(捌かれ)、最上層の印刷版12のみが安定してカセット38から持ち出される(枚葉される)。
【0117】
ここで、本第3の実施の形態に係る吸着枚葉装置110においても、吸着盤40及び高剛性吸着盤112によって吸着し枚葉する際に下層の他の印刷版12(合紙13)を分離する(捌く)ための従来の所謂「さばき板」を用いた構成ではないため、作業性が悪化することがない。また、「さばき板」が存在しないため、分離された次の(下層の)印刷版12が「さばき板」の上に乗り上げることもなく、次の吸着枚葉の際に吸着不良が発生することが防止され、安定した吸着枚葉動作を確保することができる。またさらに、印刷版12の幅方向添って配列された高剛性吸着盤112の吸着負圧を減圧することで印刷版12を波打ち状態にする構成であるため、異なるサイズの印刷版12にそのまま適用することができ、サイズに応じた「さばき板」の配置位置の調整等が不要であり、これによっても作業性が向上すると共に、適用の範囲も拡大する。
【0118】
このように、本第3の実施の形態に係るシート体の吸着枚葉装置110では、積層された複数枚の印刷版12のうち最上層の印刷版12を吸着して枚葉するに際して、次の(下層の)他の印刷版12の分離性能(さばき性能)が大幅に向上し、最上層の印刷版12を下層の印刷版12と確実に分離して安定して枚葉することができる。
【0119】
なお、本第3の実施の形態においては、前述した如く、吸着盤40と交互に配置された高剛性吸着盤112が同時に減圧される構成としたが、この高剛性吸着盤112(吸着盤40)の吸着負圧の減圧動作を複数回繰り返して行ってもよい。この場合には、より一層確実に下層の他の印刷版12の間に空気を進入させることができ、一層効果的である。
【0120】
さらに、前述の如く高剛性吸着盤112を1個おきに設ける構成が好ましいが、少なくとも1個おきに設ければよく、例えば2個おきあるいは3個おきに前記高剛性吸着盤112を設ける構成としてもよい。
【0121】
また、本第3の実施の形態においては、吸着盤40及び高剛性吸着盤112の吸着負圧を共に同時に減圧する構成としたが、これに限らず、減圧手段114による吸着負圧の減圧を高剛性吸着盤112のみので(単独で)行う構成としてもよい。その場合には、各吸着盤の剛性を変えなくてもよく、吸着盤40単独で、あるいは高剛性吸着盤112単独で構成することができる。
【0122】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るシート体の吸着枚葉装置は、積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着して枚葉する際に、最上層のシート体を次の(下層の)他のシート体と確実に分離して安定して枚葉することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る吸着枚葉装置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る吸着枚葉装置の吸着枚葉時の状態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る吸着枚葉装置が適用された印刷版自動露光装置の概略図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る吸着枚葉装置が吸着するカセット内の合紙と印刷版との集積状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る吸着枚葉装置の変形例を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置の変形例を示す側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る吸着枚葉装置の変形例を示す側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る吸着枚葉装置の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置
12 印刷版(シート体)
12A 支持体
12B 乳剤面
13 合紙(シート体)
38 カセット
40 吸着盤
50 吸着枚葉装置
60 アクチュエータ(吸盤さばき動作手段)
64 持上げレバー
90 吸着枚葉装置
92 カム機構(吸盤さばき動作手段)
94 カム
98 モータ
110 吸着枚葉装置
112 高剛性吸着盤
114 減圧手段(吸盤さばき動作手段)

Claims (3)

  1. 積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、
    前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で複数設けられ、前記シート体を吸着する吸着盤と、
    前記吸着盤よりも高い剛性を有するスカート部を備えた高剛性吸着盤と、
    前記吸着盤と前記高剛性吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と
    前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって少なくとも前記高剛性吸着盤の負圧を減圧することで前記高剛性吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて、前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、
    を備えたことを特徴とするシート体の吸着枚葉装置。
  2. 積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、
    前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で複数設けられ、前記シート体を吸着する吸着盤と、
    前記吸着盤よりも高い剛性を有するスカート部を備えた高剛性吸着盤と、
    前記吸着盤と前記高剛性吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と
    前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤の負圧を同時に減圧することで前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて前記吸着盤及び前記高剛性吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、
    を備えたことを特徴とするシート体の吸着枚葉装置。
  3. 積層された複数枚のシート体のうち最上層のシート体を吸着し下層の他のシート体と分離して枚葉するシート体の吸着枚葉装置であって、
    前記シート体の幅方向に沿って所定の間隔で、同じ剛性のスカート部を備え、前記シート体を吸着する複数の吸着盤と、
    前記吸着盤に負圧を与え、前記シート体を吸着させる減圧手段と、
    前記吸着盤で、前記シート体が吸着されて所定量持ち上げられた時点で、前記減圧手段によって前記吸着盤のうち少なくとも1つの負圧を減圧することで前記吸着盤のスカート部を吸着盤軸線方向に変形させて、前記吸着盤で吸着した前記シート体を前記幅方向に添って波状に屈曲させる吸盤さばき動作手段と、
    を備えたことを特徴とするシート体の吸着枚葉装置。
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