JP4038006B2 - 枚葉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷版等の板状部材と版面(表面)保護用の合紙とが交互に積層された状態で、板状部材及び合紙を1枚ずつ取り出す枚葉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
支持体上に感光層(例えば、光重合層)が設けられたフォトポリマー版等の印刷版を用い、この印刷版の感光層(光重合層)に直接レーザビーム等で画像を記録する技術が開発されてきている(印刷版自動露光装置)。このような技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となっている。
【0003】
印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版自動露光装置では、多数枚の印刷版を積層して収容しているマガジンが装填されるようにし、このマガジンから印刷版を1枚ずつ取り出して露光部へ送り込むことができるように提案されている。
【0004】
ところで、印刷版は、版面保護のために合紙を介在させて重ねられるときがある。すなわち印刷版と合紙とを交互に重ねることにより、感光層が隣接する印刷版の支持体等に接触することにり擦り傷等が生じるのを防止している。
【0005】
一方、枚葉装置では、マガジン内の最上層の印刷版を吸盤によって吸着して1枚ずつ取り出す。このとき、枚葉装置では、まず、最上層の印刷版を覆う合紙を吸盤によって吸着して取り出した後、最上層の印刷版を吸盤によって吸着して取り出すようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、合紙と印刷版を交互に重ねた場合、合紙と印刷版とが互いに密着し、合紙を吸盤で吸着した時に、次の印刷版も一緒に吸盤に吸着されるなどして合紙と同時に持ち上げられてしまうなどの問題が生じる。
【0007】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、印刷版等の板状部材の間に合紙等のように板状部材より剛性が低いかあるいは軽いシート材が介在されて積層されているときに、板状部材とシート材のそれぞれを1枚ずつ確実に取り出すことができる枚葉装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、交互に積層された板状部材とシート材を1枚ずつ取り出す枚葉装置であって、前記板状部材及び前記シート材に当接されることにより負圧によって板状部材及びシート材を吸着する吸盤と、前記シート材が最上層となっているときにシート材に接近した位置で作動してシート材の表面近傍の空気を吸引する吸引ファンと、前記吸盤及び前記吸引ファンを積層された前記板状部材ないしシート材との接離方向へ移動することにより吸盤によって吸着した板状部材ないしシート材を持ち上げる昇降手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、板状部材とシート材を吸着して持ち上げる吸盤に加えて、シート材を吸盤によって吸着するときに、シート材の表面近傍の空気を吸引することにより、シート材を吸い上げる吸引ファンを設けている。吸引ファンは、吸盤に比べて吸引力は弱いが、シート材の表面近傍の空気を吸引することにより、シート材とシート材の下の板状部材との密着状態を解除することができる。
【0010】
このような吸引ファンを用いることにより、板状部材からシート材を確実に分離し、吸盤によってシート材を吸着して取出すことができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記シート材が最上層となっているときに、前記吸引ファンを前記シート材に接近させて作動させた後、所定のタイミングで前記吸盤へ負圧を供給して前記シート材を吸着することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、シート材を吸着するときに、まず、吸引ファンを作動させ、シート材を板状部材から浮き上がらせてから、このシート材を吸盤によって吸着する。吸引ファンは吸盤に比べて吸引力が弱いために、シート材と共に板状部材を吸引してしまうことがなく、シート材のみを板状部材から浮き上がらせることができる。
【0013】
これにより、シート材が板状部材に密着している状態でシート材を吸盤によって吸着したために、シート材と共に板状部材を吸着してしまうのを防止し、最上層のシート材のみを確実に吸着して取出すことができる。
【0014】
請求項3に係る発明は、前記吸盤を前記シート材に当接させた状態で前記吸引ファンを作動させた後、所定のタイミングで前記吸盤へ負圧を供給して前記シート材を吸着することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、吸盤をシート材に当接させた状態で、例えば吸引ファンの風力がシート材に対して最大となるようにし、この位置で吸引ファンを作動させて、吸引ファンによってシート材を部分的に浮き上がらせ、シート材と板状部材の密着を解除してから、シート材を吸盤によって吸着する。
【0016】
このとき、吸盤と吸引ファンをシート材が板状部材から離れるように移動し、シート材を板状部材から浮き上がらせてから吸盤によってシート材を吸着することがより好ましい。
【0017】
請求項4に係る発明は、前記吸引ファンが前記シート材の一端部に対向するように設けられていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、吸引ファンをシート材の周縁部などの端部に対向して配置する。これにより、吸引ファンの吸引力によってシート材を容易に板状部材から分離させることが可能となる。
【0019】
請求項5に係る発明は、前記吸引ファンを少なくとも前記吸盤のそれぞれに隣接して設けていることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、吸引ファンと吸盤を接近して配置し、吸引ファンによって浮き上がらせた領域を吸盤によって吸着する。これにより、シート材のみを確実に吸盤によって吸着させて持ち上げることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係るフォトポリマー版の自動露光装置100が示されている。
【0022】
自動露光装置100は、台車200に搭載されたフォトポリマー版102(図3参照)を収容する版収容部104及び版収容部104に収容されたフォトポリマー版102を持ち出す枚葉部106と、フォトポリマー版102を位置決め保持する定盤110と、枚葉部106によって取出したフォトポリマー版102を定盤110へ送る給版部108と、定盤110に位置決めされたフォトポリマー版102へ画像を記録する露光部112と、で構成されている。
【0023】
なお、この自動露光装置100の下流側には、バッファ部114を介して自動現像装置116が設定可能であり、給版、露光、現像を全て自動で処理することも可能となっている。
【0024】
図2に示される如く、版収容部104には、複数枚のフォトポリマー版102が立てかけられた台車200が収容可能となっている。
【0025】
版収容部104は、路面よりも高い位置に床部104Aを形成しており、台車200は、路面からこの床部104Aへと乗り上げられる構造となっている。すなわち、路面に対してはキャスタ120を介して支持されており、このキャスタ120は、台車200に対して突出位置(図2の想像線位置)及び収容位置(図2の実線位置)に移動可能となっている。
【0026】
版収容部104への収容動作に応じてこのキャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移動すると同時に補助ローラ122が床部104Aに対応し、その後の台車200は、床部104Aに対してこの補助ローラ122を介して支持される構造となっている。
【0027】
台車200には、集積部206が設けられており、この集積部206にマガジン208が所定角度で立て掛けられて装填される。マガジン208には、予め多数枚(例えば数十枚)のフォトポリマー版102が積層されて収容されており、台車200を版収容部104に装填することにより、フォトポリマー版102が版収容部104に装填される。
【0028】
図3に示されるように、フォトポリマー版102のそれぞれは、1枚毎に表面(光重合層によって形成された感光層側の面)が合紙118によって覆われて保護されている。これにより、マガジン208には、フォトポリマー版102と合紙118が交互に積層された状態となっている。なお、図1及び図2に示されるように、マガジン208には、シャッター210が設けられており、暗室以外においてこのシャッター210を閉状態としておくことにより、フォトポリマー版102の不必要な感光を防止している。
【0029】
フォトポリマー版102は、台車200を版収容部104に装填することにより所定角度で傾斜された状態で枚葉部106に対向される。なお、マガジン208のシャッター210は、台車200を版収容部104に装填して、版収容部104を遮光状態とすることにより開放され、マガジン208からのフォトポリマー版102の取り出しが可能となる。
【0030】
版収容部104の上方に設けられている枚葉部106は、吸盤124を備えており、この吸盤124によって合紙118とフォトポリマー版102の上端部の所定の位置を吸着し、合紙118とフォトポリマー版102を順にマガジン208から取り出し、給版部108へ送り出す。
【0031】
給版部108は、大きく分けて、前記枚葉部106からフォトポリマー版102又は合紙118を受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマー版102を受けとって定盤110へ送り出すためのフォトポリマー版搬送部130と、合紙118を受けとって台車200に設けられている合紙収容箱132へ送り出す合紙搬送部134と、前記共用搬送部128から前記フォトポリマー版搬送部130又は合紙搬送部134の何れかへの搬送部へ切替え動作によって案内する切替搬送部136と、で構成されている。
【0032】
すなわち、給版部108は、フォトポリマー版102と合紙118とが交互に積層されているため、枚葉部106において吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、それぞれの所定方向へ搬送する構造となっている。
【0033】
図2に示される如く、共用搬送部128は、ローラ128Aがローラ128Bから離間(図2で破線で示す)しており、枚葉部106によってフォトポリマー版102または合紙118が取出されると、ローラ128Aがローラ128Bへ向けて移動し(図2で実線で示す)、持ち出されたフォトポリマー版102または合紙118の先端部を挟持して切替搬送部136へ送る。切替搬送部136は、マガジン208から合紙118が持ち出されるときに、合紙116を合紙搬送部134へ向けて搬送するように搬送路を切替える(図2で破線で示す)。
【0034】
台車200には、合紙収容箱132が設けられており、枚葉部106によってマガジン208から取り出される合紙118は、合紙搬送部134によって台車200に設けられた合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対のローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134の搬送速度よりも若干速い線速度(例えば約1.1倍)で回転駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部134とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定の緊張状態を維持しながら搬送され、弛み等によるジャミングを防止することができる。
【0035】
また、この挿入口142の手前側には、徐々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパー形状のガイド板146が設けられている。このテーパー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142に挿入する合紙118の電荷(静電気)を除去するようになっている。
【0036】
前記一対のローラ144は串型とされ、この串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられている。これにより、合紙収容部134に収容された後の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切板150によって巻き込みを防止することができる。
【0037】
一方、マガジン208からフォトポリマー版102を取出すときには、切替搬送部136がフォトポリマー版102をフォトポリマー版搬送部130へ案内するように搬送路を切替える(図2で実線で示す)。これにより、マガジン208から取り出されたフォトポリマー版102は、フォトポリマー版搬送部130によって略水平搬送状態で定盤110(図1参照)へ送り出される。
【0038】
図1に示されるように、定盤110の上面高さは、フォトポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を持っている。このため、フォトポリマー版搬送部130から送り出されるフォトポリマー版102は、先端が若干垂れ下がった状態で定盤110上に着地し、搬送方向後端部は、定盤110よりも手前側に位置することになる。 この手前側には、定盤110に対して接近離反可能な移動体152が設けられている。
【0039】
移動体152は、仮支持プレート、押圧プレート、パンチャー等を備えており(何れも図示省略)、定盤110に送り込まれたフォトポリマー版102は、このうちの仮支持プレートによって垂れ下がりが防止される。
【0040】
また、移動体152に設けられている図示しない押圧プレートは、フォトポリマー版102の後端部を押圧することで、フォトポリマー版102の斜行を解消して、所定の搬送方向基準位置まで送り出す。この基準位置は、フォトポリマー版102の搬送方向後端部が定盤110から若干はみ出した状態としている。
【0041】
この基準位置では、フォトポリマー版102の搬送方向後端部両角部を含む複数の位置に図示しないセンサが設けられ、これらのセンサでフォトポリマー版102の搬送方向後端部を検出することによって押圧プレートによる押圧を停止させている。また、これらのセンサはフォトポリマー版102の搬送幅方向の位置検出にも適用されている。すなわち、定盤110が搬送幅方向に移動することで、フォトポリマー版102の角部とセンサとを一致させ、これをフォトポリマー版102の初期位置として登録するようになっている。
【0042】
また、初期位置に移動されたフォトポリマー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位置と相対位置が決められており、フォトポリマー版102はこの状態で定盤110に設けられた図示しない吸引溝に供給する負圧によって吸着保持される。定盤110上に吸着保持されたフォトポリマー版102には、前記移動体152に設けられたパンチャーによりパンチ孔が設けられる。
【0043】
また、定盤110は、フォトポリマー版搬送部130からのフォトポリマー版102を受け取る第1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に収容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間を等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移動と共通)となっている。
【0044】
露光部112には、前記定盤110の搬送路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信号応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤110の搬送方向と直交する方向)される構成となっている。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動となり、この結果、定盤110上のフォトポリマー版102には、露光部112への往路搬送時に画像が記録され、復路搬送によって、元の位置に戻されることになる。なお、元の位置に戻った定盤110上のフォトポリマー版102は、吸着保持が解除される。
【0045】
画像が記録され、元の位置に戻った定盤110に対応し、フォトポリマー版搬送部130によるフォトポリマー版102の搬送方向後端部側に待機していた排出機構部166が定盤110の上方を通過してフォトポリマー版102の搬送方向前端部へと移動する。
【0046】
排出機構部166には、フォトポリマー版102の搬送方向後端部を支持するフック部166Aが形成されており、前記定盤110からはみ出したフォトポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた仮支持プレートにより持ち上げ、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構部166の移動に伴って、定盤110の下流側へ搬送されていく。この下流側には、バッファ部114が設けられ、さらに自動現像装置116が設けられており、フォトポリマー版102は、排出機構部166による排出速度と自動現像装置116での搬送速度との差をバッファ部114で吸収されながら円滑に送り出されていく。
【0047】
ところで、図3乃至図5には、本発明を適用した枚葉部106を示している。本実施の形態では、板状部材として印刷版の一種であるフォトポリマー版102を用い、シート材として合紙118を用いており、フォトポリマー版102と合紙118を交互に重ねてマガジン208に収容しており、前記した如く枚葉部106は、マガジン208から合紙118とフォトポリマー版102を取り出して給版部108へ送り込む。なお、図4及び図5では、共用搬送部128〜フォトポリマー版搬送部130の間でのフォトポリマー版102の搬送方向と直交するフォトポリマー版102の幅方向(図3の紙面表裏方向)を矢印W方向として示している。
【0048】
図3に示されるように、枚葉部106には、一対の側板20(図3では一方のみを図示)の上部(図3の紙面上方側)には、シャフト22が掛け渡されている。シャフト22の両端(それぞれの側板20側)には、スプロケット24が取り付けられている。また、側板20には、シャフト22のマガジン208側にスプロケット26が取り付けられており、スプロケット24、26の間にチェーン28が巻き掛けられている。
【0049】
また、側板20の一方には、昇降手段として昇降モータ30が取付けられており、この昇降モータ30の駆動軸30Aに取付けられているギア32が、シャフト22に取付けられているギア34と噛合っている。これにより、昇降モータ30が駆動するとスプロケット24、26が回転され、チェーン28が、スプロケット24、26の間でマガジン208に積層されているフォトポリマー版102の表面に対して略垂直方向へ移動される。
【0050】
一方、側板20の間には、吸盤フレーム36が配置されている。この吸盤フレーム36は、ブラケット38を介してチェーン28に連結されている。また、側板20のそれぞれには、互いに対向する面にガイドレール40が取り付けられている。
【0051】
吸盤フレーム36には、側板20のそれぞれに対向して側ベース42が設けられている。この側ベース42には、ガイドレール40に対向してスライダ44が取り付けられている。スライダ44には、ガイドレール40を挟む複数のコマ46が取り付けられている。これにより、昇降モータ30が駆動すると、吸盤フレーム36がガイドレール40に沿って移動し、マガジン208のフォトポリマー版102に対して略垂直に昇降される。
【0052】
吸盤フレーム36には、マガジン208に対向して支持ベース48が設けられている。この支持ベース48には、フォトポリマー版102の幅方向に沿って3本のシャフト50、52、54が掛け渡されている。
【0053】
図4に示される如く、シャフト50、52の間には、ブラケット56が掛け渡されて取付けられており、また、シャフト50、52、54の間には、ブラケット58が取付けられている。なお、ブラケット56、58は、例えば下面側に設けられている図示しないスライドブロックにシャフト50、52またはシャフト50、52、54が挿通されて取付けられている。
【0054】
ブラケット56は、マガジン208に収容されているフォトポリマー版102の幅方向の中間部に対向しており、ブラケット58はフォトポリマー版102の幅方向の両端部に対向している。なお、ブラケット56は、シャフト50、52の中間部の所定の位置に固定されており、ブラケット58は、シャフト50〜54の両端部に配置され、マガジン208に収容されているフォトポリマー版102のサイズに合わせてブラケット56への接離方向へ移動可能となっている(図示省略)。
【0055】
ブラケット56の下方には、ファンベース60が配置され、ブラケット58の下方には、ファンベース62が配置されている。ファンベース60、62は、複数のシャフト64によってブラケット56、58にそれぞれ連結されて支持されている。図5に示されるように、ファンベース60、62のそれぞれは、下面がマガジン208に収容されているフォトポリマー版102の表面に対して平行に、かつ直線状に配置されている。
【0056】
図4及び図5に示される如く、ファンベース60には、フォトポリマー版102の幅方向に沿って複数(本実施の形態では一例として3個)の吸引ファン126が取り付けられており、また、ファンベース62には、1個の吸引ファン126が取り付けられている。吸引ファン126は、中央部に通気用の開口部が設けられており図示しないファンモータが駆動することによりファンベース60、62のマガジン206側の空気を吸引して上方へ吹出すようになっている(図6(A)参照)。
【0057】
枚葉部106では、マガジン208から合紙118を取出すときに、まず、吸引ファン126を作動させて、吸引ファン126の吸引力によって合紙118を浮き上がらせた後に、この合紙118を吸盤124によって吸着保持するようにしている。
【0058】
図4に示されるように、ブラケット56には、ファンベース60を挟んだ両側に吸盤124が取り付けられており、ブラケット58には、フォトポリマー版102の幅方向に沿った外側に吸盤124が取り付けられている。図4及び図5に示される如く、それぞれの吸盤124は、吸引ファン126に接近して配置されている。
【0059】
図5に示されるように、吸盤124のそれぞれは、例えば管路80A又は管路80Bを介して、真空ポンプ82等の負圧源に連結されている。また、管路80A、80Bのそれぞれには、電磁弁84A、84Bが設けられており、真空ポンプ82を作動させている状態で電磁弁84A、84Bを開くことにより、吸盤124のそれぞれに負圧が供給される。
【0060】
また、図6(A)に示される如く、吸盤124は、先端がファンベース60、62の下面(フォトポリマー版102側の面)よりわずかに突出し、先端がフォトポリマー版102または合紙118に当接したときに、つぶれが生じ易い形状となっている。吸盤124は、フォトポリマー版102または合紙118に当接したときにつぶれが生じ易いことにより、フォトポリマー版102及び合紙118を確実に吸着して保持可能となっている。
【0061】
なお、本実施の形態では、一例として、ファンベース60、62の下面と吸盤124の先端との間の段差寸法dを約3.5mm(d=3.5mm)とし、吸盤124をフォトポリマー版102ないし合紙118に当接させたときに、ファンベース102がフォトポリマー版102や合紙118の表面に接触せずに、ファンベース60、62とフォトポリマー版102または合紙118の間に僅かに隙間が生じるようにしている。これにより、ファンベース60、62が接触することによるフォトポリマー版102の損傷防止を図ると共に、吸引ファン126によって合紙118を吸引するときの吸引ファン126の吸引効率が高くなるようにしている。
【0062】
枚葉部106では、昇降モータ40の作動によって吸盤124及び吸引ファン126が一体でマガジン208に収容されているフォトポリマー版102(または合紙118)に対して昇降させ、マガジン208に収容しているフォトポリマー版102または合紙118の上端部を吸盤124によって吸着して持ち上げる。また、枚葉部106では、マガジン208から合紙118を取出すときには、まず、吸引ファン126を作動させて、吸引ファン126の吸引力によって合紙118を僅かに持ち上げた後、この合紙118を吸盤124によって吸着するようにしている。
【0063】
図4に示されるように、マガジン206には、フォトポリマー版102の幅方向の両端部に対向してさばき板66が取り付けられており、吸盤124にフォトポリマー版102を吸着して持ち上げたときに、フォトポリマー版102の幅方向の端部がさばき板66に当接して湾曲することにより、吸盤124によって吸着したフォトポリマー版102から下側の合紙118を確実に分離して、最上層のフォトポリマー版102のみが持ち上がるようにしている。
【0064】
また、マガジン208には、合紙118の上端部に対向して合紙抑え68が取付けられている。この合紙抑え68は、マガジン206を傾斜させて台車200に搭載したときに、最上層の合紙118に当接して、腰の弱い合紙118が捲れて落ちるのを防止するようにしている。
【0065】
一方、図3に示される如く、吸盤フレーム36には、接触センサ70が取り付けられている。この接触センサ70は、例えば、フォトポリマー版102の幅方向の中間部(ブラケット56の近傍)に配置され、シャフト54に取付けられているブロック72からマガジン208へ向けて突設されている。この接触センサ70は、吸盤124がフォトポリマー版102または合紙118に当接したときに、このフォトポリマー版102または合紙118に接触して、オンする。すなわち、吸盤124を上昇させたときに、接触センサ70によって吸盤124が、フォトポリマー版102または合紙118を吸着しているか否かを確認することもできるようになっている。
【0066】
また、吸盤フレーム36には、版/合紙判別センサ72が設けられている。この版/合紙判別センサ72は、例えば反射型フォトセンサを用い、投光部から照射してフォトポリマー版102又は合紙118によって反射した光を受光部で受光する。このとき、フォトポリマー版102と合紙118の反射率の差から受光量が変化することから、最上層がフォトポリマー版102であるか合紙118であるかを判別可能となっている。
【0067】
なお、フォトポリマー版102と合紙118の判別は、例えば吸盤124へ負圧を供給する管路中に圧力センサを設け、吸盤124が合紙118を吸着したときと、フォトポリマー版102を吸着したときで生じる圧力差から判断しても良い。すなわち、最上層がフォトポリマー版102であってときは、圧力センサが所定の負圧を検出するが、最上層が合紙118であったときは、吸盤124に供給される負圧が合紙118を透過して漏れ、圧力センサによって検出する負圧が低下(略ゼロ)することから判断しても良い。
【0068】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0069】
自動露光装置100では、フォトポリマー版102を収容しているマガジン208を搭載している台車200が版収容部104に装填された状態で、フォトポリマー版102への画像露光が指示されると、フォトポリマー版102の取出しを行う。
【0070】
ここで、図7に示すフローチャート及び図6(B)乃至図6(F)を参照しながら、枚葉部106での処理を説明する。
【0071】
このフローチャートは、フォトポリマー版102の取出しが指示されると実行され、最初のステップ300では、マガジン208内の最上層が合紙118であるか否かを確認し、最上層が合紙118であると判断されることにより、ステップ302へ移行して、まず、合紙118の取出しを行う。このときの最上層が合紙118であるか否かは、版/合紙判別センサ72を用いて判断する。
【0072】
なお、合紙118の取出しを行うときには、共用搬送部128から合紙搬送部134へ合紙118を搬送するように切替搬送部136で搬送路の切替えが行われる。また、最上層が常に合紙118となっているときには、ステップ300を省略することができる。
【0073】
ステップ302では、吸盤124への負圧の供給及び吸引ファン126をオフした状態で昇降モータ40を作動させて吸盤フレーム36を下降(マガジン208へ向けて移動)する。これにより、吸引ファン126が取付けられているファンベース60、62と共に吸盤124が合紙118へ向けて移動する。
【0074】
次のステップ304では、接触センサ70が合紙118に接触したか否かから吸盤124が合紙118に当接したか否かを判断し、吸盤124が最上層の合紙118に当接したと判断される(ステップ304で肯定判定)と、ステップ306へ移行して、吸盤フレーム36の下降を停止する(昇降モータ40停止)。
【0075】
これにより、図6(B)に示されるように、ファンベース60、62が合紙118から僅かに離間し、かつ、吸盤124が合紙118を押圧している状態となる。
【0076】
次のステップ308では、吸引ファン126をオンし、吸盤124が押圧している最上層の合紙118を吸引ファン126によって吸引する。これにより、図6(C)に示されるように、最上層の合紙118と次のフォトポリマー版102の間の密着状態が解除され、合紙118が浮き上がり易くなる。
【0077】
この後、ステップ310では、吸盤124が合紙118を押圧した状態を保ちながら吸盤フレーム36を僅かに上昇させる(例えば約3mm)。これにより、図6(D)に示す如く、ファンベース60、62を僅かに持ち上げ、吸引ファン126の吸引力によって最上層の合紙118に部分的な浮きを生じさせる。
【0078】
次に、ステップ312では、吸盤124が浮き上がるまで吸盤フレーム36を上昇させる(例えば約2mm)。これにより、図6(E)に示す如く、吸引ファン126によってフォトポリマー版102との密着状態が解除された最上層の合紙118をフォトポリマー版102から浮き上がらせる。
【0079】
このようにして、ファンベース60、62を段階的に上昇させることにより、吸引ファン126の吸引力によって最上層の合紙118とフォトポリマー版102の密着状態を解除して、合紙118を浮き上がらせると、ステップ314では、吸盤124へ負圧を供給するための電磁弁84A、84Bを開くなどして、吸盤124へ負圧を供給して、吸盤124に合紙118を吸着させる。これにより、図6(F)に示されるように、合紙118が吸盤124に吸着されて、フォトポリマー版102から確実に持ち上げられる。
【0080】
なお、本実施の形態では、ファンベース60、62を2段階で上昇させるようにしたが、ステップ310を省略して、一回の上昇で、ステップ312に相当する高さまで上昇させるようにしても良い。
【0081】
次のステップ316では、吸盤124が合紙118を吸着したか否かを確認する。この判定は、接触センサ70が吸盤124によって持ち上げられた合紙118に接触しているか否かから判断され、吸盤124によって合紙118が持ち上げられたと判断されると(ステップ316で肯定判定)、ステップ318へ移行して、吸引ファン126をオフする。なお、吸引ファン126をオフした後に、合紙118が吸盤124に吸着されているか否かを判断しても良い(ステップ318を実行した後に、ステップ316を実行)。
【0082】
吸引ファン126をオフし吸盤124によって合紙118を吸着して保持すると、ステップ320では、昇降モータ40を逆転駆動して吸盤フレーム36を上昇させ、ステップ322で合紙118を共用搬送部128へ受け渡す。この合紙118の共用搬送部128への受渡しは、吸盤フレーム36を所定の高さまで上昇させ、持ち上げた合紙118の先端部をローラ128Aとローラ128Bによって挟持すると共に、吸盤124への負圧の供給を解除する。これにより、合紙118がローラ128A、128Bに挟持された状態で吸盤124による吸着を解除する。
【0083】
共用搬送部128へ受け渡された合紙118は、マガジン208から引き出されながら共用搬送部128から切替搬送部136を経て合紙搬送部134へ送られ、合紙収容箱132に収容される。
【0084】
なお、吸盤124によって合紙118が吸着されていないときには(ステップ316で否定判定)、ステップ324へ移行して、リトライに設定し、再度、吸盤フレーム36を下降させて、合紙118の取出しを行う。
【0085】
このようにして、マガジン208からフォトポリマー版102を覆う合紙118を取出すと、ステップ326へ移行してフォトポリマー版102の取出しを行う。なお、マガジン208の最上層がフォトポリマー版102であり、ステップ300で否定判定されたときには、すぐにフォトポリマー版102の取出しを開始する。また、フォトポリマー版102の取出しを行うときには、切替搬送部36が切替えられ、共用搬送部128からフォトポリマー版搬送部130への搬送路が形成される。
【0086】
枚葉部106は、ステップ326へ移行することにより、吸盤フレーム36の下降を開始させると共に、ステップ328で吸盤124への負圧の供給を開始する(吸盤124のオン)。これにより、吸盤124は、フォトポリマー版102を吸着可能な状態で、マガジン208内のフォトポリマー版102へ向けて下降移動する。
【0087】
次のステップ330では、接触センサ70によって吸盤124がフォトポリマー版102に当接した状態となったか否かを確認し、接触センサ70がオンして、吸盤124がフォトポリマー版102に当接した位置まで下降すると(ステップ330で肯定判定)、ステップ332へ移行して吸盤フレーム36の下降を停止する。
【0088】
この後、ステップ324では、吸盤フレーム36を上昇させることにより、フォトポリマー版102を吸着した吸盤124を上昇させ、フォトポリマー版102の持ち上げを行う。このとき、ステップ336では、接触センサ70がオンしているか否かを確認することにより、フォトポリマー版102が吸盤124に吸着されて持ち上げられたか否か、すなわち、吸盤124がフォトポリマー版102を確実に吸着しているか否かを確認する。
【0089】
フォトポリマー版102が吸盤124に吸着されているとき(ステップ336で肯定判定)には、そのまま、吸盤フレーム36を上昇させる。これにより、マガジン208に収容されている最上層のフォトポリマー版102は、上端部が吸盤124によって吸着されて持ち上げられる。このとき、図5に示されるように、フォトポリマー版102の幅方向の両端部は、マガジン208に設けているさばき板66によって湾曲され、次のフォトポリマー版102は勿論、持ち上げられたフォトポリマー版102の下側の合紙118の分離が図られる。
【0090】
このようにして、フォトポリマー版102を取出して所定高さまで持ち上げると、ステップ338では、このフォトポリマー版102を共用搬送部128へ受渡した後、吸盤124をオフ(負圧の供給停止)して、吸盤124によるフォトポリマー版102の吸着を解除する。
【0091】
これにより、吸盤124によって持ち上げられたフォトポリマー版102は、マガジン208から引き出されながら、共用搬送部128、切替搬送部136及びフォトポリマー版搬送部130によって形成される搬送路に沿って定盤110へ向けて搬送される。なお、吸盤124によってフォトポリマー版102が吸着されていないとき(ステップ336で否定判定)には、ステップ340へ移行して、リトライに設定され、再度、吸盤フレーム36を下降させ、フォトポリマー版102の取出しを実行することが好ましい。
【0092】
このようにして、フォトポリマー版102を取出すと、ステップ342では、フォトポリマー版102の取出しを終了するか否か、すなわち、所定枚数のフォトポリマー版102を取出したか否かを確認し、フォトポリマー版102の取出しを継続するとき(ステップ342で否定判定)には、ステップ302へ移行して、次のフォトポリマー版102の取出しのための合紙118の取出しを行う。
【0093】
このように、枚葉部106では、版収容部104に装填されたマガジン208から合紙118とフォトポリマー版102を交互に、それぞれ確実に取出して、版搬送部108へ送り出す。
【0094】
なお、本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の枚葉装置の構成を限定するものではない。本実施の形態では、板状部材としてフォトポリマー版102を用いて説明したが、フォトポリマー版102に限らずPS版(Pre-Sensitized Plate)等と呼ばれる種々の印刷版の枚葉に適用することができる。
【0095】
また、本発明は、フォトポリマー版等の印刷版に限らず種々の板状部材と合紙118などのように板状部材より剛性が低く撓み易いか軽いシート材とを重ねて積層しているときの、板状部材とシート材とを取出すときの枚葉に適用することができる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、吸盤と共に吸引ファンを設け、シート材を吸盤によって吸着するときに吸引ファンを用いてシート材を板状部材から浮き上がらせるようにすることにより、板状部材からシート材を確実に分離して取出すことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した自動露光装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明を適用した枚葉部が設けられている自動露光装置の要部を示す概略構成図である。
【図3】本発明を適用した枚葉部の概略構成図である。
【図4】マガジンに収容されているフォトポリマー版と合紙の表面に対する吸盤と吸引ファンの相対位置を示す概略図である。
【図5】マガジンに収容されているフォトポリマー版に対する吸盤と吸引ファンの相対位置を示す図4とは異なる方向から見た概略図である。
【図6】(A)乃至(F)は、吸盤と吸引ファンを用いた合紙の取出しの流れを示す概略図であり、(A)は合紙の取出し前を示し、(B)は吸盤を下降させて合紙に当接させた状態を示し、(C)は吸引ファンを作動させた直後の状態を示している。また、(D)は吸盤がフォトポリマー版を僅かに押圧する程度に上昇させた一段目の上昇段階を示し、(E)は吸盤がフォトポリマー版を押圧しない程度に上昇させた二段目の上昇段階を示し、(F)は吸盤によって合紙を吸着して吸引ファンを停止させた状態を示している。
【図7】本発明を適用した枚葉部でのフォトポリマー版と合紙の枚葉処理の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
30 昇降モータ(昇降手段)
36 吸盤フレーム
40 ガイドレール(昇降手段)
60、62 ファンベース
100 自動露光装置
102 フォトポリマー版(板状部材)
104 版収容部
106 枚葉部
112 露光部
118 合紙(シート材)
124 吸盤
126 吸引ファン
200 台車
208 マガジン
Claims (5)
- 交互に積層された板状部材とシート材を1枚ずつ取り出す枚葉装置であって、
前記板状部材及び前記シート材に当接されることにより負圧によって板状部材及びシート材を吸着する吸盤と、
前記シート材が最上層となっているときにシート材に接近した位置で作動してシート材の表面近傍の空気を吸引する吸引ファンと、
前記吸盤及び前記吸引ファンを積層された前記板状部材ないしシート材との接離方向へ移動することにより吸盤によって吸着した板状部材ないしシート材を持ち上げる昇降手段と、
を含むことを特徴とする枚葉装置。 - 前記シート材が最上層となっているときに、前記吸引ファンを前記シート材に接近させて作動させた後、所定のタイミングで前記吸盤へ負圧を供給して前記シート材を吸着することを特徴とする請求項1に記載の枚葉装置。
- 前記吸盤を前記シート材に当接させた状態で前記吸引ファンを作動させた後、所定のタイミングで前記吸盤へ負圧を供給して前記シート材を吸着することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の枚葉装置。
- 前記吸引ファンが前記シート材の一端部に対向するように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の枚葉装置。
- 前記吸引ファンを少なくとも前記吸盤のそれぞれに隣接して設けていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の枚葉装置。
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