JPH0596150U - 側溝掘削用油圧ショベル - Google Patents
側溝掘削用油圧ショベルInfo
- Publication number
- JPH0596150U JPH0596150U JP4444192U JP4444192U JPH0596150U JP H0596150 U JPH0596150 U JP H0596150U JP 4444192 U JP4444192 U JP 4444192U JP 4444192 U JP4444192 U JP 4444192U JP H0596150 U JPH0596150 U JP H0596150U
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- Japan
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- cover
- vertical
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 従来技術の側溝掘削用油圧ショベルでは、フ
ロントブームの側方にオフセットシリンダを露出状態に
並設しているので、外部の障害物に衝突させて破損する
ことがあった。また上記ロッドが側方に突出して見苦し
いばかりでなく、そのロッドは平行リンクを構成するだ
けのものであって、他に有効なはたらきをしていなかっ
た。本考案は、上記の問題点を解決することを目的とす
る。 [構成] 本考案では、オフセットシリンダの外側の側
面側にカバー板を設け、オフセットシリンダを操作した
ときにはカバー前部たてピン、カバー後部たてピン、フ
ロントブーム基端部たてピン、フロントブーム先端部た
てピンを結ぶ平面視四辺形が常に平行四辺形となるよう
に構成した。
ロントブームの側方にオフセットシリンダを露出状態に
並設しているので、外部の障害物に衝突させて破損する
ことがあった。また上記ロッドが側方に突出して見苦し
いばかりでなく、そのロッドは平行リンクを構成するだ
けのものであって、他に有効なはたらきをしていなかっ
た。本考案は、上記の問題点を解決することを目的とす
る。 [構成] 本考案では、オフセットシリンダの外側の側
面側にカバー板を設け、オフセットシリンダを操作した
ときにはカバー前部たてピン、カバー後部たてピン、フ
ロントブーム基端部たてピン、フロントブーム先端部た
てピンを結ぶ平面視四辺形が常に平行四辺形となるよう
に構成した。
Description
【0001】
本考案は、側溝掘削用油圧ショベルに装着している側溝掘りアタッチメントの 構造に関する。
【0002】
図7は、授来技術の側溝掘削用油圧ショベルの側面図である。図において、1 は下部走行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体2のフロント部に装着している 側溝掘りアタッチメント、4は側溝掘りアタッチメント3のリアブーム、5はフ ロントブーム、6はアッパブーム、7はアーム、8はバケット、9はブームシリ ンダ、10はオフセットシリンダ、11はアームシリンダ、12はバケットシリ ンダである。図7に示す側溝掘削用油圧ショベルでは、上部旋回体2のフロント 部にリアブーム4を取付け、そのリアブーム4先端部にフロントブーム5、アッ パブーム6をそれぞれ左右方向に回動可能に順次連結し、そのアッパブーム6に 対してアーム7、バケット8をそれぞれ前後方向に回動可能に順次連結して側溝 掘りアタッチメント3を構成し、オフセットシリンダ10を伸縮調整操作するこ とによりアーム7をオフセット移動できるようにしている。
【0003】 図8は、図7における側溝掘りアタッチメント3をオフセット操作した状態を 示す平面図である。図において、13はロッド、14はリアブーム4の先端側面 部に固設されているロッド用ブラケット、15はアッパブーム6の側面部に固設 されているロッド用ブラケット、0ー0はリアブーム4の前後方向の中心線、W Lは中心線0ー0から左側のオフセット量,WRは右側のオフセット量である。 図9は、図8における側溝掘りアタッチメント3が平行リンクを形成している状 態を示す平面図である。図において、16はフロントブーム5の先端部たてピン 、aは先端部たてピン16の軸心、17はフロントブーム5の基端部たてピン、 bは基端部たてピン17の軸心、18はロッド13前端部をブラケット15に枢 支している前部ロッドピン、Cは前部ロッドピン18の軸心、19はロッド13 後端部をブラケット14に枢支している後部ロッドピン、dは後部ロッドピンで ある。それで軸心aからbまでの距離abはab=L1、軸心cからdまでの距 離cdはcd=L1、軸心aからcまでの距離acはac=L2、軸心bからd までの距離bdはbd=L2である。したがって軸心cーdーbーaーcを結ぶ 四辺形が平行四辺形となる平行リンクが形成されるので、アーム7を中心線0ー 0に対して平行にオフセット移動させて側溝掘りを行うことができる。
【0004】
従来技術の側溝掘削用油圧ショベルでは、フロントブームの側方に突出させて オフセットシリンダを、露出状態に並設している。そのために側溝堀り作業を行 っているとき、オフセットシリンダを外部の障害物に衝突させて破損することが あった。また平行リンクを形成するためのロッドをフロントブームと同じ長さで 並設しているので、そのロッドが側方に突出して見苦しかった。しかもそのロッ ドは平行リンクを構成するだけのものであって、他の何ら有効なはたらきをする ものではなかった。本考案は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【0005】
本考案の側溝掘削用油圧ショベルでは、オフセットシリンダの外側の側面側に カバー板を設け、そのカバー板の前端部を、アッパブームのオフセットシリンダ 取付側に固設したブラケットに対して上下方向のカバー前部たてピンにて枢支し 、かつカバー板の後端部をリアブームのオフセットシリンダ取付側に固設したブ ラケットに対して上下方向のカバー後部たてピンにて枢支し、オフセットシリン ダを伸縮操作したとき、平面視でフロントブームの先端部たてピンと基端部たて ピンを結ぶ直線と、カバー前部たてピンとカバー後部たてピンを結ぶ直線とが平 行となり、かつフロントブームの先端部たてピンとカバー前部たてピンを結ぶ直 線と、フロントブームの基端部たてピンとカバー後部たてピンを結ぶ直線とが平 行となるように構成した。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の側 溝掘削用油圧ショベルに装着した側溝掘りアタッチメント20の要部側面図であ る。図において、21は側溝掘りアタッチメント20のリアブーム、22はフロ ントブーム、23はアッパブーム、7’はアーム、8’はバケット、9’はブー ムシリンダ、24はオフセットシリンダ、11’はアームシリンダ、12’はバ ケットシリンダ、16’はフロントブーム22の先端部たてピン、17’はフロ ントブーム22の基端部たてピン、25はカバー板、26はアッパブーム23に 固設したブラケット、27はカバー前部たてピン、28はリアブーム21に固設 したブラケット、29はカバー後部たてピンである。図2は、図1のAーA断面 図である。図において、30はオフセットシリンダ24のシリンダ基端部ボスで ある。
【0007】 図3は、図1のBより見た側溝掘りアタッチメント20の要部平面図である。図 において、0’ー0’はリアブーム21の前後方向の中心線、a’は先端部たて ピン16’の軸心、b’は基端部たてピン17’の軸心、c’はカバー前部たて ピン27の軸心、d’はカバー後部たてピン29の軸心である。
【0008】 次に、本考案の構成を図1〜図3について述べる。本考案では、オフセットシ リンダ24の外側の側面側にカバー板25を設け、そのカバー板25の前端部を 、アッパブーム23のオフセットシリンダ取付側に固設したブラケット26に対 して上下方向のカバー前部たてピン27にて枢支し、かつカバー板25の後端部 をリアブーム21のオフセットシリンダ取付側に固設したブラケット28に対し て上下方向のカバー後部たてピン29にて枢支し、オフセットシリンダ24を伸 縮操作したとき、平面視でフロントブーム22の先端部たてピン16’(その軸 心がa’)と基端部たてピン17’(その軸心がb’)を結ぶ直線a’b’と、 カバー前部たてピン27(その軸心がc’)とカバー後部たてピン29(その軸 心がd’)を結ぶ直線c’d’とが平行となり、かつ直線a’c’と直線b’d ’とが平行となるように構成した。なお図2に示すように本実施例ではカバー板 25の断面形状をコ字形にしているが、コ字形に限らず、たとえばU字形,半円 形などにしてもよい。また、構成をコンパクトにするために、オフセットシリン ダ24のシリンダ基端部ボス30とカバー板25の後端部のそれぞれピン穴を貫 通して、カバー後部たてピン29をブラケット28に対して嵌着するようにして いる。
【0009】 次に、本考案の作用について述べる。図3に示すように、リアブーム21の中 心線0’−0’にアッパブーム23の前後方向中心線を一致させているときが、 側溝掘りアタッチメント20のオフセット量0(ゼロ)の場合である。そして、 a’b’=c’d’=L3、かつa’c’=b’d’=L4に設定されているの で、軸心c’−d’−b’−a’−c’を結ぶ四辺形は平行リンクを形成してい る。図4は、オフセットシリンダ24を伸長操作してアッパブーム23を中心線 0’−0’の右側にオフセット量WRだけオフセットさせた場合の要部平面図で ある。図5は、オフセットシリンダ24を縮小操作してアッパブーム23を中心 線0’−0’の左側にオフセット量WLだけオフセットさせた場合の要部平面図 である。図4及び図5に示すように、オフセットシリンダ24を伸縮操作したと きには四辺形c’−d’−b’−a’−c’が常に平行四辺形となるので、側溝 掘りアタッチメント20による側溝掘りを支障なく行うことができる。またカバ ー板25をオフセットシリンダ24の外側の側面側に取付けたので、オフセット シリンダ24及びその周辺の配管(図示しない)が保護され、しかも見映えが良 くなり美観をたかめることができる。
【0010】 次に図6は、本考案の他実施例側溝堀りアタッチメント20’の要部平面図で ある。図において、側溝堀りアタッチメント20と同一構成要素を使用するもの に対しては同符号を付す。31はアッパブーム23’に固設したブラケット、3 2はリアブーム21’に固設したブラケット、29aはカバー後部たてピン、2 9bはオフセットシリンダ24取付用のシリンダ基端部ピン、lはカバー前部た てピン27’の軸心,fはカバー後部たてピン29aの軸心である。この側溝掘 りアタッチメント20’では、カバー板25のカバー後部たてピン29aと、オ フセットシリンダ24のシリンダ基端部ピン29bをそれぞれ独立して別個に設 けている。しかし,a’b’=ef=L3、かつa’e=b’f=L5に設定し ているので、オフセットシリンダ24を操作したときには四辺形eーfーb’ー a’−eが常に平行四辺形を形成し、支障なく側溝掘りを行うことができる。こ の側溝掘りアタッチメント20’の作用機能は、図3に示す側溝掘りアタッチメ ント20の場合と同様である。
【0011】
従来技術の側溝掘削用油圧ショベルでは、フロントブームの側方にオフセット シリンダを露出状態に突出し、並設しているので、オフセットシリンダを外部の 障害物に衝突させて破損することがあった。また、上記ロッドが側方に突出して 見苦しかった。しかもそのロッドは平行リンクを構成するだけのものであって、 他の何ら有効なはたらきをするものではなかった。しかし本考案では、オフセッ トシリンダの外側の側面側にカバー板を設け、そのカバー板の前端部を、アッパ ブームのオフセットシリンダ取付側に固設したブラケットに対して上下方向のカ バー前部たてピンにて枢支し、かつカバー板の後端部をリアブームのオフセット シリンダ取付側に固設したブラケットに対して上下方向のカバー後部たてピンに て枢支し、オフセットシリンダを伸縮操作したとき、平面視でフロントブームの 先端部たてピンと基端部たてピンを結ぶ直線と、カバー前部たてピンとカバー後 部たてピンを結ぶ直線とが平行となり、かつフロントブームの先端部たてピンと カバー前部たてピンを結ぶ直線と、フロントブームの基端部たてピンとカバー後 部たてピンを結ぶ直線とが平行となるように構成した。それによりオフセットシ リンダを操作したときにはカバー前部たてピン、カバー後部たてピン、フロント ブーム基端部たてピン、フロントブーム先端部たてピンを結ぶ平面視四辺形が常 に平行四辺形となるので、側溝掘りを支障なく行うことができる。またカバー板 をオフセットシリンダの外側の側面側に取付けたので、オフセットシリンダ及び その周辺配管が保護されて破損防止を行うとともに、見映えも良くなり美観をた かめることができる。
【図1】本考案の側溝掘削用油圧ショベルに装着した側
溝掘りアタッチメントの要部側面図である。
溝掘りアタッチメントの要部側面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図1のBより見た要部平面図である。
【図4】本考案におけるオフセットシリンダを伸長操作
した場合の要部平面図である。
した場合の要部平面図である。
【図5】本考案におけるオフセットシリンダを縮小操作
した場合の要部平面図である。
した場合の要部平面図である。
【図6】本考案の他実施例側溝掘りアタッチメントの要
部平面図である。
部平面図である。
【図7】従来技術の側溝掘削用油圧ショベルの側面図で
ある。
ある。
【図8】図7における側溝掘りアタッチメントをオフセ
ット操作した状態を示す平面図である。
ット操作した状態を示す平面図である。
【図9】図8における側溝掘りアタッチメントが平行リ
ンクを形成している状態を示す平面図である。
ンクを形成している状態を示す平面図である。
3,20,20’ 側溝掘りアタッチメント 4,21,21’ リアブーム 5,22 フロントブーム 6,23,23’ アッパブーム 7,7’ アーム 10,24 オフセットシリンダ 16,16’ 先端部たてピン 17,17’ 基端部たてピン 25 カバー板 26,28,31,32 ブラケット 27,27’ カバー前部たてピン 29,29a カバー後部たてピン
Claims (1)
- 【請求項1】 上部旋回体のフロント部にリアブームを
取付け、そのリアブーム先端部にフロントブーム、アッ
パブームをそれぞれ左右方向に回動可能に順次連結し、
そのアッパブームに対してアーム、バケットをそれぞれ
前後方向に回動可能に順次連結して側溝掘りアタッチメ
ントを構成し、オフセットシリンダを調整操作すること
によりアームをオフセット移動できるようにした油圧シ
ョベルであって、オフセットシリンダの外側の側面側に
カバー板を設け、そのカバー板の前端部を、アッパブー
ムのオフセットシリンダ取付側に固設したブラケットに
対して上下方向のカバー前部たてピンにて枢支し、かつ
カバー板の後端部をリアブームのオフセットシリンダ取
付側に固設したブラケットに対して上下方向のカバー後
部たてピンにて枢支し、オフセットシリンダを伸縮操作
したとき、平面視でフロントブームの先端部たてピンと
基端部たてピンを結ぶ直線と、カバー前部たてピンとカ
バー後部たてピンを結ぶ直線とが平行となり、かつフロ
ントブームの先端部たてピンとカバー前部たてピンを結
ぶ直線と、フロントブームの基端部たてピンとカバー後
部たてピンを結ぶ直線とが平行となるように構成したこ
とを特徴とする側溝掘削用油圧ショベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4444192U JP2563568Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 側溝掘削用油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4444192U JP2563568Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 側溝掘削用油圧ショベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596150U true JPH0596150U (ja) | 1993-12-27 |
JP2563568Y2 JP2563568Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=12691578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4444192U Expired - Fee Related JP2563568Y2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 側溝掘削用油圧ショベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563568Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP4444192U patent/JP2563568Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2563568Y2 (ja) | 1998-02-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |