JP3416513B2 - オフセット式バックホーの油圧配管構造 - Google Patents

オフセット式バックホーの油圧配管構造

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JP3416513B2 JP07442998A JP7442998A JP3416513B2 JP 3416513 B2 JP3416513 B2 JP 3416513B2 JP 07442998 A JP07442998 A JP 07442998A JP 7442998 A JP7442998 A JP 7442998A JP 3416513 B2 JP3416513 B2 JP 3416513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット式バッ
クホーの油圧配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】掘削手段を縮めると旋回台装置の投影面
内に入る超小旋回バックホーと称されるオフセット式バ
ックホーは、上下方向に揺動可能な第1ブームの先端に
左右方向に揺動可能な第2ブームを設け、この第2ブー
ムの先端に左右方向に揺動可能な第3ブームを設け、こ
の第3ブームに俯仰アームを上下揺動自在に設け、前記
第1ブームの先端から側方に突出したブラケットと第2
ブームとの間にオフセットシリンダを設けると共にブラ
ケットと第3ブームとをオフセットリンクで連結して構
成しており、第2ブームとオフセットリンクとが平行リ
ンクとなって、オフセットシリンダの伸縮動作で、第3
ブームを左右に平行移動させるようになっている。
【0003】前記オフセットシリンダとオフセットリン
クとは、1本の枢支ピンを介して第1ブーム先端のブラ
ケットに支持されており、オフセットシリンダが上側に
位置する場合と下側に位置する場合(特開平5−156
659号参照)とがあり、どちらの場合でも、それに接
続される油圧配管は、第1ブームの先端上方又はブラケ
ットの外側方を通って第1ブームの背面に回され、アー
ムシリンダ用配管及びバケットシリンダ用配管等と共に
第1ブームに止められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、オフセットシリンダから第1ブームの背面に回わさ
れる油圧配管は、第1ブームの先端上方又はブラケット
の外側方を通っているので、掘削手段を縮めて旋回する
とき等に、障害物に当てて損傷することがある。本発明
は、オフセットシリンダの油圧配管をオフセットリンク
及びブラケット等の構成部材の内側を通すことにより、
障害物との衝突を回避して損傷を防止できるようにした
オフセット式バックホーの油圧配管構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、上下方向に揺動可能な第
1ブーム9の先端に左右方向に揺動可能な第2ブーム1
1を設け、この第2ブーム11の先端に左右方向に揺動
可能な第3ブーム13を設け、この第3ブーム13に俯
仰アーム15を上下揺動自在に設け、前記第1ブーム9
の先端から側方に突出したブラケット26と第2ブーム
11との間にオフセットシリンダ21を設けると共にブ
ラケット26と第3ブーム13とをオフセットリンク2
7で連結したオフセット式バックホーであって、前記オ
フセットシリンダ21に接続された油圧配管28を、第
2ブーム11とオフセットリンク27との間からブラケ
ット26内の挿通孔29を通して第1ブーム9側に延設
していることである。
【0006】これによって、油圧配管28は第1ブーム
9の先端上方及びブラケット26の外側方に配置されな
く、オフセットリンク27及びブラケット26によって
保護された外部からの損傷を受け難い位置に配置され
る。本発明における課題解決のための第2の具体的手段
は、第1の具体的手段に加えて、前記ブラケット26を
上下複数枚の板材30と上下の板材30を互いに連結す
る連結板31とを有し、この連結板31自体に又は連結
板31と第1ブーム9との間に挿通孔29を形成してい
ることである。
【0007】これによって、連結板31を利用して挿通
孔29を簡単に形成できる。本発明における課題解決の
ための第3の具体的手段は、第1又は2の具体的手段に
加えて、前記オフセットシリンダ21をオフセットリン
ク27の下方に配置し、油圧配管28の接続具32をオ
フセットシリンダ21から第2ブーム11とオフセット
リンク27との間に突出し、ブラケット26内の挿通孔
29を通した油圧配管28を第1ブーム9の背面にクラ
ンプ33を介して取り付けていることである。
【0008】これによって、油圧配管28及びその接続
具32をオフセットリンク27で保護し、油圧配管28
を第1ブーム9の背面のクランプ33で止めておくこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図3において、バックホー(パワ
ーショベル)1はクローラ走行装置2を備えていると共
に、旋回台装置3を介して運転操縦部4を含む機体5が
備えられている。
【0010】機体5の前方下部には、チルト動作可能な
ブレード6を備え、機体5の一側部には掘削手段7を備
えていると共に、運転操縦部4の防護手段8を立設して
いる。掘削手段7は、下部が機体5に横軸ピンを介して
上下方向に摺動可能に軸着されている第1ブーム9と、
この第1ブーム9の先端に第1縦軸ピン10を介して左
右方向に揺動可能として軸着されている第2ブーム11
と、この第2ブーム11の先端に第2縦軸ピン12を介
して軸着されている第3ブーム13と、この第3ブーム
13の先端に横軸ピン14を介して軸着されている俯仰
アーム15とで主構成されていて、この俯仰アーム15
の先端にはバケット(作業具)16が回動可能に装着さ
れている。
【0011】前記第1ブーム9はブームシリンダ17に
よって上下方向に揺動され、これによって掘削手段7の
全体が上下方向に揺動可能であり、前記第3ブーム13
は、第2ブーム11の上面に対して重なり合うオーバー
ハング部分18を備え、この部分18内に備えているア
ームシリンダ19のロッド19Bを俯仰アーム15の基
部にピンで枢着しており、このアームシリンダ19の伸
縮動作によって俯仰アーム15は横軸ピン14を中心に
俯仰自在とされている。
【0012】更に、俯仰アーム15にはバケットシリン
ダ20が備えられており、このシリンダ20のロッド2
0Aをバケット16に枢着することで、このシリンダ2
0の伸縮動作によりバケット16は回動自在とされてい
る。第1ブーム9の先端と第2ブーム11の中途にわた
ってオフセットシリンダ21が第2ブーム11の一側面
に略沿って装着され、同ブーム一側面でオフセットシリ
ンダ21の上側には第1ブーム9の先端と第3ブーム1
3の枢着ブラケット13Aにわたってオフセットリンク
22が装着され、これによって、オフセットシリンダ2
1の伸縮動作により、第3ブーム13を介して俯仰アー
ム15は左右方向に平行姿勢を維持しつつオフセット可
能とされ、側溝掘作業が可能とされている。
【0013】即ち、図1〜4において、第1ブーム9の
先端には、一側面に3枚の板材30を平行に溶着し、各
板材30を山形状の連結板31で互いに連結したブラケ
ット26が設けられ、このブラケット26に取り付けら
れた枢支ピン35に前記オフセットシリンダ21とオフ
セットリンク27の各基部が枢支されている。オフセッ
トシリンダ21はオフセットリンク27の下側に位置し
ていて、そのシリンダロッドはピン36を介して第2ブ
ーム11に連結され、オフセットリンク27の先端は第
3ブーム13の枢着ブラケット13Aにピン37を介し
て枢支連結されている。
【0014】オフセットシリンダ21への圧油の供給・
排出を行う油圧配管28は、金属パイプ又はホースで形
成され、それを接続する押し側と引き側の接続具32
は、シリンダチューブ21Aの中心線aから第2ブーム
11側にずれた位置で上向きに取り付けられ、第2ブー
ム11とオフセットリンク27との間に突出して、それ
らによって保護されると共にオフセットリンク27と干
渉しないようになっている。
【0015】また、前記ブラケット26は連結板31が
第1ブーム9と密着されていなく、図2、6に示すよう
に、それらの間に隙間が形成され、その隙間により前後
方向に貫通した挿通孔29が形成されており、前記油圧
配管28はこの挿通孔29を通ってブラケット26の後
方に至り、そこから第1ブーム9の背面に廻ってクラン
プ33で第1ブーム9に取り付けられている。
【0016】図5はオフセットシリンダ21とオフセッ
トリンク27とを上下逆に配置した場合を変形例を示し
ており、この場合は、接続具32は、シリンダチューブ
21Aの中心線aから第2ブーム11側にずれた位置で
下向きに取り付けられ、第2ブーム11とオフセットリ
ンク27との間で保護すると共にオフセットリンク27
と干渉しないようになっている。
【0017】図7は挿通孔29の第2例を示しており、
ブラケット26は連結板31が第1ブーム9と密着され
ており、この連結板31自体に長孔状の挿通孔29を形
成して、油圧配管28のブラケット26内挿通と、ブラ
ケット26の軽量化及び強度向上を図っている。油圧配
管28は図5、6の両例共にブラケット26内に挿通す
ることになり、第1ブーム9の先端の上方及びブラケッ
ト26の外側方を通ることはない。
【0018】図1、5において、40は枢支ピン35と
同心状に設けられたエンコーダで、その検出片41はオ
フセットシリンダ21又はオフセットリンク27に設け
られた係合部42に係合されており、オフセットシリン
ダ21又はオフセットリンク27の揺動角度を検出し
て、第1ブーム9に対する第2ブーム11の揺動角度を
検出するものである。
【0019】また、図示していないが、前記クランプ3
3はアームシリンダ19及びバケットシリンダ20にそ
れぞれ接続される油圧配管も合わせて止めている。な
お、本発明は前記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形することができる。例えば、ブラケット2
6は2枚の板材30と1枚の連結板31で形成したり、
連結板31を平板で形成したりしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、オフセッ
トシリンダ21用油圧配管28は、オフセットシリンダ
21及びオフセットリンク27を枢支しているブラケッ
ト26内の挿通孔29を通すので、オフセットリンク2
7及びブラケット26によって保護され、外部からの損
傷を防止できる。また、前記挿通孔29は簡単に形成で
き、しかも、油圧配管28を第1ブーム9の背面のクラ
ンプ33で止めておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を示す側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】バックホーの全体を示す斜視図である。
【図4】同平面図である。
【図5】オフセットシリンダとオフセットリンクの配置
の変形例を示す要部の側面図である。
【図6】挿通孔の第1例を示す背面図である。
【図7】挿通孔の第2例を示す背面図である。
【符号の説明】
1 バックホー 9 第1ブーム 11 第2ブーム 13 第2ブーム 21 オフセットシリンダ 26 ブラケット 27 オフセットリンク 28 油圧配管 29 挿通孔 30 板材 31 連結板 32 接続具 33 クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 E02F 9/14 E02F 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に揺動可能な第1ブーム(9)
    の先端に左右方向に揺動可能な第2ブーム(11)を設
    け、この第2ブーム(11)の先端に左右方向に揺動可
    能な第3ブーム(13)を設け、この第3ブーム(1
    3)に俯仰アーム(15)を上下揺動自在に設け、前記
    第1ブーム(9)の先端から側方に突出したブラケット
    (26)と第2ブーム(11)との間にオフセットシリ
    ンダ(21)を設けると共にブラケット(26)と第3
    ブーム(13)とをオフセットリンク(27)で連結し
    たオフセット式バックホーであって、 前記オフセットシリンダ(21)に接続された油圧配管
    (28)を、第2ブーム(11)とオフセットリンク
    (27)との間からブラケット(26)内の挿通孔(2
    9)を通して第1ブーム(9)側に延設していることを
    特徴とするオフセット式バックホーの油圧配管構造。
  2. 【請求項2】 前記ブラケット(26)を上下複数枚の
    板材(30)と上下の板材(30)を互いに連結する連
    結板(31)とを有し、この連結板(31)自体に又は
    連結板(31)と第1ブーム(9)との間に挿通孔(2
    9)を形成していることを特徴とする請求項1に記載の
    オフセット式バックホーの油圧配管構造。
  3. 【請求項3】 前記オフセットシリンダ(21)をオフ
    セットリンク(27)の下方に配置し、油圧配管(2
    8)の接続具(32)をオフセットシリンダ(21)か
    ら第2ブーム(11)とオフセットリンク(27)との
    間に突出し、ブラケット(26)内の挿通孔(29)を
    通した油圧配管(28)を第1ブーム(9)の背面にク
    ランプ(33)を介して取り付けていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のオフセット式バックホーの油
    圧配管構造。
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