JPH0738398Y2 - ショベルのアーム - Google Patents
ショベルのアームInfo
- Publication number
- JPH0738398Y2 JPH0738398Y2 JP1991045088U JP4508891U JPH0738398Y2 JP H0738398 Y2 JPH0738398 Y2 JP H0738398Y2 JP 1991045088 U JP1991045088 U JP 1991045088U JP 4508891 U JP4508891 U JP 4508891U JP H0738398 Y2 JPH0738398 Y2 JP H0738398Y2
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- Japan
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- bucket
- bucket cylinder
- arm body
- cylinder
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、土砂等の掘削、積込み
作業に用いられるショベルのアームに関するものであ
る。
作業に用いられるショベルのアームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のショベルのアームを図7により説
明すると、両側に側板1を備えた、断面形状が略矩形状
のアーム2の先端にバケット3を枢着し、バケットシリ
ンダ4のヘッド部を、前記アーム2の基端近くで側板1
内側に固着した取付部材5に枢支させると共に、前記バ
ケットシリンダ4のロッド先端を、バケット3がアーム
2に対して回動し得るように、アーム2の先端及びバケ
ット3の基部に夫々枢着したリンク機構6に枢着させ、
前記アーム2の基端近くに、ブーム7の先端を枢着する
と共に、アーム2の基端に、該アーム2を前記ブーム7
に対して揺動させ得るように、ヘッド部(図示せず)が
前記ブーム7に枢着されたアームシリンダ8のロッド先
端を枢着させている。
明すると、両側に側板1を備えた、断面形状が略矩形状
のアーム2の先端にバケット3を枢着し、バケットシリ
ンダ4のヘッド部を、前記アーム2の基端近くで側板1
内側に固着した取付部材5に枢支させると共に、前記バ
ケットシリンダ4のロッド先端を、バケット3がアーム
2に対して回動し得るように、アーム2の先端及びバケ
ット3の基部に夫々枢着したリンク機構6に枢着させ、
前記アーム2の基端近くに、ブーム7の先端を枢着する
と共に、アーム2の基端に、該アーム2を前記ブーム7
に対して揺動させ得るように、ヘッド部(図示せず)が
前記ブーム7に枢着されたアームシリンダ8のロッド先
端を枢着させている。
【0003】又、前記バケットシリンダ4のロッド側流
体室に加圧流体を供給し得るよう、該バケットシリンダ
4に連結する流体供給管9をバケットシリンダ4に沿わ
せて配管すると共に、流体圧装置(図示せず)に連結し
た他の流体供給管10を前記ブーム7に沿わせて該ブー
ム7の先端近くまで配管し、前記流体供給管9,10間
にショベルの運転中にアーム2とブーム7との間で相対
的回動があっても撓み得るようにした、可撓性のバケッ
トシリンダ用ホース11を前記アーム2の側板1の外側
を通し連結している。
体室に加圧流体を供給し得るよう、該バケットシリンダ
4に連結する流体供給管9をバケットシリンダ4に沿わ
せて配管すると共に、流体圧装置(図示せず)に連結し
た他の流体供給管10を前記ブーム7に沿わせて該ブー
ム7の先端近くまで配管し、前記流体供給管9,10間
にショベルの運転中にアーム2とブーム7との間で相対
的回動があっても撓み得るようにした、可撓性のバケッ
トシリンダ用ホース11を前記アーム2の側板1の外側
を通し連結している。
【0004】ショベルを運転する場合、ブームシリンダ
の作動によりブーム7を前後に起伏させ、アームシリン
ダ8の作動によりアーム2をブーム7との枢着部を支点
として前後に揺動させ、バケットシリンダ4の作動によ
りバケット3を回動させ、土砂等の掘削、積込み作業を
行っている。
の作動によりブーム7を前後に起伏させ、アームシリン
ダ8の作動によりアーム2をブーム7との枢着部を支点
として前後に揺動させ、バケットシリンダ4の作動によ
りバケット3を回動させ、土砂等の掘削、積込み作業を
行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のショベルのアームによると、例えば周囲に梁等の
障害物が存在するような地下工事や、溝掘り作業を行う
上下水道工事等では、バケットシリンダ用ホース11が
アーム2の側板1の外側に露出して垂れ下がっているた
めに、作業中にバケットシリンダ用ホース11が障害物
に引っ掛かって破損するという問題があった。
従来のショベルのアームによると、例えば周囲に梁等の
障害物が存在するような地下工事や、溝掘り作業を行う
上下水道工事等では、バケットシリンダ用ホース11が
アーム2の側板1の外側に露出して垂れ下がっているた
めに、作業中にバケットシリンダ用ホース11が障害物
に引っ掛かって破損するという問題があった。
【0006】そこでバケットシリンダ用ホース11の破
損防止のため、該ホース11の外周にワイヤスプリング
を被覆して防護することも行われているが、障害物に引
っ掛かったりした場合には殆んど効果がなかった。
損防止のため、該ホース11の外周にワイヤスプリング
を被覆して防護することも行われているが、障害物に引
っ掛かったりした場合には殆んど効果がなかった。
【0007】本考案は上述の実情に鑑み、作業中におけ
るバケットシリンダ用ホースの破損を防止し得るように
したショベルのアームを提供することを目的としてなし
たものである。
るバケットシリンダ用ホースの破損を防止し得るように
したショベルのアームを提供することを目的としてなし
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案では、ボックス構造のアーム本体13の先端
部にバケットを枢着し且つアーム本体13の基端部をブ
ーム7に枢着したショベルのアームにおいて、アーム本
体13の背面に一対のブラケット23,24をアーム本
体13の左右側部の内方に位置するように固着し、アー
ム本体13の基端部近傍部分とアーム本体13のブラケ
ット23,24の間に位置する部分とのそれぞれに開口
部21,22を設け、アーム本体13の左右内側部及び
両開口部21,22の前縁部付近に内接するガイドプレ
ート19とアーム本体13の左右内側部及び両開口部2
1,22の後縁部付近に内接するガイドプレート20と
を設けて両開口部21,22を結ぶガイド通路18を形
成し、前記ブラケット23,24の間にバケットシリン
ダ4の一端を配置して該バケットシリンダ4の一端をブ
ラケット23,24に枢着し、バケットシリンダ4の他
端を前記のバケット3に枢着し、バケットシリンダ4へ
流体を供給するバケットシリンダ用ホース11を前記ガ
イド通路18に挿通している。
め、本考案では、ボックス構造のアーム本体13の先端
部にバケットを枢着し且つアーム本体13の基端部をブ
ーム7に枢着したショベルのアームにおいて、アーム本
体13の背面に一対のブラケット23,24をアーム本
体13の左右側部の内方に位置するように固着し、アー
ム本体13の基端部近傍部分とアーム本体13のブラケ
ット23,24の間に位置する部分とのそれぞれに開口
部21,22を設け、アーム本体13の左右内側部及び
両開口部21,22の前縁部付近に内接するガイドプレ
ート19とアーム本体13の左右内側部及び両開口部2
1,22の後縁部付近に内接するガイドプレート20と
を設けて両開口部21,22を結ぶガイド通路18を形
成し、前記ブラケット23,24の間にバケットシリン
ダ4の一端を配置して該バケットシリンダ4の一端をブ
ラケット23,24に枢着し、バケットシリンダ4の他
端を前記のバケット3に枢着し、バケットシリンダ4へ
流体を供給するバケットシリンダ用ホース11を前記ガ
イド通路18に挿通している。
【0009】
【作用】本考案では、アーム本体13の左右内側部と、
アーム本体13の左右内側部及び両開口部21,22の
前縁部付近に内接するガイドプレート19と、アーム本
体13の左右内側部及び両開口部21,22の後縁部付
近に内接するガイドプレート20とにより、バケットシ
リンダ用ホース11を挿通するガイド通路18を形成し
て、バケットシリンダ用ホース11の保護を図り、該バ
ケットシリンダ用ホース11の損傷を防止する。
アーム本体13の左右内側部及び両開口部21,22の
前縁部付近に内接するガイドプレート19と、アーム本
体13の左右内側部及び両開口部21,22の後縁部付
近に内接するガイドプレート20とにより、バケットシ
リンダ用ホース11を挿通するガイド通路18を形成し
て、バケットシリンダ用ホース11の保護を図り、該バ
ケットシリンダ用ホース11の損傷を防止する。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しつつ本考案の実施
例を説明する。尚、図7と同符号のものは同一物を示
す。
例を説明する。尚、図7と同符号のものは同一物を示
す。
【0011】図中12は本考案のショベルのアームであ
り、下記のような構造を有するものである。
り、下記のような構造を有するものである。
【0012】即ち、図4に示す如く上面部14aと側面
部14bとを有する断面逆凹形状の上側アーム部材14
を形成し、該上側アーム部材14基端部の側面部14b
下側を切欠いて、該切欠き部分にブーム7先端を枢着す
るためのボス15を、図2及び図3に示す如く上側アー
ム部材14の長手方向に対し直角になるよう水平に固着
し、上側アーム部材14の側面部14bを高さが図2に
示す如くボス15取付部から先端側に向けて先細り状に
形成すると共に、ボス15の取付部から基端側に向け尻
上り状に切欠き、図2に示す如く上側アーム部材14下
側のボス15の取付部よりも基端側の開放部を覆うよう
屈曲プレート16を取付けると共に、前記上側アーム部
材14下側のボス15取付部よりも先端側に、下側開放
部を覆うよう下側アーム部材17を取付けて四角筒状に
して先細り形状のアーム本体12を形成する。
部14bとを有する断面逆凹形状の上側アーム部材14
を形成し、該上側アーム部材14基端部の側面部14b
下側を切欠いて、該切欠き部分にブーム7先端を枢着す
るためのボス15を、図2及び図3に示す如く上側アー
ム部材14の長手方向に対し直角になるよう水平に固着
し、上側アーム部材14の側面部14bを高さが図2に
示す如くボス15取付部から先端側に向けて先細り状に
形成すると共に、ボス15の取付部から基端側に向け尻
上り状に切欠き、図2に示す如く上側アーム部材14下
側のボス15の取付部よりも基端側の開放部を覆うよう
屈曲プレート16を取付けると共に、前記上側アーム部
材14下側のボス15取付部よりも先端側に、下側開放
部を覆うよう下側アーム部材17を取付けて四角筒状に
して先細り形状のアーム本体12を形成する。
【0013】又、上側アーム部材14の基端部内側に、
上面部14aからボス15に向け下り傾斜に屈曲した状
態でガイドプレート19を配置し、該ガイドプレート1
9の上端を上面部14a下面に又下端をボス15外周に
固着し且つ両側部を両側面部14b,14bに固着する
と共に、上側アーム部材14の基端部内側に、上面部1
4aから屈曲プレート16に向け下り傾斜に屈曲した状
態で前記ガイドプレート19よりも基端側に位置するよ
うに、ガイドプレート20を配置し、該ガイドプレート
20の上端を上面部14aに又下端を屈曲プレート16
に固着し且つ両側部を両側面部14b,14bに固着
し、前記ガイドプレート19,20及び上側アーム部材
14の両側面部14b,14bからガイド通路18を形
成し、上側アーム部材14の基端部下側の尻上り部を覆
う屈曲プレート16の面と上側アーム部材14の基端側
上面部14aとを貫通して、前記ガイド通路18の下端
と上端を開放する開口部21,22を設けて図1及び図
2に示す如くバケットシリンダ用ホース11をガイド通
路18でガイドし得るようにする。
上面部14aからボス15に向け下り傾斜に屈曲した状
態でガイドプレート19を配置し、該ガイドプレート1
9の上端を上面部14a下面に又下端をボス15外周に
固着し且つ両側部を両側面部14b,14bに固着する
と共に、上側アーム部材14の基端部内側に、上面部1
4aから屈曲プレート16に向け下り傾斜に屈曲した状
態で前記ガイドプレート19よりも基端側に位置するよ
うに、ガイドプレート20を配置し、該ガイドプレート
20の上端を上面部14aに又下端を屈曲プレート16
に固着し且つ両側部を両側面部14b,14bに固着
し、前記ガイドプレート19,20及び上側アーム部材
14の両側面部14b,14bからガイド通路18を形
成し、上側アーム部材14の基端部下側の尻上り部を覆
う屈曲プレート16の面と上側アーム部材14の基端側
上面部14aとを貫通して、前記ガイド通路18の下端
と上端を開放する開口部21,22を設けて図1及び図
2に示す如くバケットシリンダ用ホース11をガイド通
路18でガイドし得るようにする。
【0014】更に前記上側アーム部材14の上面部14
aの上面両側に、前記開口部22上方両側に位置するよ
う一対のブラケット23,24を図3及び図5に示す如
く対向立設して開口部22から突出したバケットシリン
ダ用ホース11を側方から遮り保護し得るようにし、一
対のブラケット23、24に、バケットシリンダ4のヘ
ッド部を挟み込んで枢着するためのボス25を取付ける
と共に、アームシリンダ8のロッド先端を挟持して枢着
するボス28を有する一対の取付板26,27を図2及
び図3に示す如く屈曲プレート16の上側屈曲部外面に
対向配置し、且つバケット3基部及びリンク機構6を枢
着するためのボス29,30を、図2及び図3に示す如
く上側アーム部材14の先端及びその近傍に取付ける。
尚、図1中31はブーム7を起伏するためのブームシリ
ンダであり、又図2中32は補強板である。
aの上面両側に、前記開口部22上方両側に位置するよ
う一対のブラケット23,24を図3及び図5に示す如
く対向立設して開口部22から突出したバケットシリン
ダ用ホース11を側方から遮り保護し得るようにし、一
対のブラケット23、24に、バケットシリンダ4のヘ
ッド部を挟み込んで枢着するためのボス25を取付ける
と共に、アームシリンダ8のロッド先端を挟持して枢着
するボス28を有する一対の取付板26,27を図2及
び図3に示す如く屈曲プレート16の上側屈曲部外面に
対向配置し、且つバケット3基部及びリンク機構6を枢
着するためのボス29,30を、図2及び図3に示す如
く上側アーム部材14の先端及びその近傍に取付ける。
尚、図1中31はブーム7を起伏するためのブームシリ
ンダであり、又図2中32は補強板である。
【0015】更に又、ガイド通路18によりガイドされ
るバケットシリンダ用ホース11の開口部21から出る
一端を流体供給管10に、又開口部22から出る他端を
流体供給管9に図1に示す如く夫々連結する。
るバケットシリンダ用ホース11の開口部21から出る
一端を流体供給管10に、又開口部22から出る他端を
流体供給管9に図1に示す如く夫々連結する。
【0016】上記の如くバケットシリンダ用ホース11
を配設した状態で、ショベルの場所移動動作、ショベル
の旋回作動、ブームシリンダ31の作動によるブーム7
の起伏動作、アームシリンダ8の作動によるアーム12
の揺動動作、並びにバケットシリンダ4の作動によるバ
ケット3の回動動作等を適宜組合せて土砂等の掘削、積
込み作業を行う場合、本実施例においては、バケットシ
リンダ4の一端を支持するブラケット23,24がアー
ム本体13の背面に固着され、ブラケット23,24に
作用する力がガイドプレート19,20に伝達されるよ
うになっているので、ブラケット23,24が大型にな
らず、アームの重量軽減を図ることができ、建設機械の
重心が低下して安全性が向上するとともに、ブラケット
23,24がアーム本体13の左右側部の内方に位置し
てブラケット23,24の間隔が大きくないので、該ブ
ラケット23,24にバケットシリンダ4を枢着するた
めの取付ピン等の部材に局部的に大きな応力が作用しに
くい。
を配設した状態で、ショベルの場所移動動作、ショベル
の旋回作動、ブームシリンダ31の作動によるブーム7
の起伏動作、アームシリンダ8の作動によるアーム12
の揺動動作、並びにバケットシリンダ4の作動によるバ
ケット3の回動動作等を適宜組合せて土砂等の掘削、積
込み作業を行う場合、本実施例においては、バケットシ
リンダ4の一端を支持するブラケット23,24がアー
ム本体13の背面に固着され、ブラケット23,24に
作用する力がガイドプレート19,20に伝達されるよ
うになっているので、ブラケット23,24が大型にな
らず、アームの重量軽減を図ることができ、建設機械の
重心が低下して安全性が向上するとともに、ブラケット
23,24がアーム本体13の左右側部の内方に位置し
てブラケット23,24の間隔が大きくないので、該ブ
ラケット23,24にバケットシリンダ4を枢着するた
めの取付ピン等の部材に局部的に大きな応力が作用しに
くい。
【0017】上記の作業を行う際に、周囲に梁等の障害
物があるような工事現場であっても、バケットシリンダ
用ホース11は、両ガイドプレート19,20及びアー
ム本体13の左右内側部により形成されるガイド通路1
8に内装されているので、外部に露出して垂れ下がるこ
とがなく、更に、流体供給管9に連結するために開口部
22から取出したバケットシリンダ用ホース11の取出
し部分は、両側から一対のブラケット23,24により
遮られているので、バケットシリンダ用ホース11が梁
等の障害物に引っ掛かることがなく、バケットシリンダ
用ホース11の破損を防止することができる。
物があるような工事現場であっても、バケットシリンダ
用ホース11は、両ガイドプレート19,20及びアー
ム本体13の左右内側部により形成されるガイド通路1
8に内装されているので、外部に露出して垂れ下がるこ
とがなく、更に、流体供給管9に連結するために開口部
22から取出したバケットシリンダ用ホース11の取出
し部分は、両側から一対のブラケット23,24により
遮られているので、バケットシリンダ用ホース11が梁
等の障害物に引っ掛かることがなく、バケットシリンダ
用ホース11の破損を防止することができる。
【0018】また、両ガイドプレート19,20及びア
ーム本体13の左右内側部により形成されるガイド通路
18には、アーム本体13とブーム7との枢着部、アー
ム本体13とアームシリンダ8との枢着部、アーム本体
13とバケットシリンダ4との枢着部とが存在していな
いので、これらの各部材の揺動によってバケットシリン
ダ用ホース11が噛み込まれて破損することがない。
ーム本体13の左右内側部により形成されるガイド通路
18には、アーム本体13とブーム7との枢着部、アー
ム本体13とアームシリンダ8との枢着部、アーム本体
13とバケットシリンダ4との枢着部とが存在していな
いので、これらの各部材の揺動によってバケットシリン
ダ用ホース11が噛み込まれて破損することがない。
【0019】更に前記一対のブラケット23,24をア
ーム12の先端方向に延ばした形状にしてバケットシリ
ンダ用ホース11と流体供給管9との連結部及び該流体
供給管9の一部までを、防護するように両側方から覆う
ようにしてもよい。
ーム12の先端方向に延ばした形状にしてバケットシリ
ンダ用ホース11と流体供給管9との連結部及び該流体
供給管9の一部までを、防護するように両側方から覆う
ようにしてもよい。
【0020】尚本考案は、図示し説明した実施例にのみ
限定されることなく、例えばアーム本体13を四角形以
外の筒形状にすること、アーム本体13を先細り形状で
はなく一様な太さの筒形状にすること、アーム本体13
の基端部のみを筒形状にすること、ブラケット23,2
4の形状を長方形状等の如く図2に示す如き以外の形状
にすること、等は任意であり、その他、本考案の要旨を
逸脱しない限り種々の変更を加え得ることは勿論であ
る。
限定されることなく、例えばアーム本体13を四角形以
外の筒形状にすること、アーム本体13を先細り形状で
はなく一様な太さの筒形状にすること、アーム本体13
の基端部のみを筒形状にすること、ブラケット23,2
4の形状を長方形状等の如く図2に示す如き以外の形状
にすること、等は任意であり、その他、本考案の要旨を
逸脱しない限り種々の変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように本考案のショベルのア
ームによれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。 (1)アーム本体13の左右内側部と、アーム本体13
の左右内側部及び両開口部21,22の前縁部付近に内
接するガイドプレート19と、アーム本体13の左右内
側部及び両開口部21,22の後縁部付近に内接するガ
イドプレート20とにより、バケットシリンダ用ホース
11を挿通するガイド通路18を形成して、バケットシ
リンダ用ホース11の保護を図るので、周囲に障害物が
存在するような工事現場で作業を行ってもバケットシリ
ンダ用ホース11の損傷を防止することができる。 (2)アーム本体13の左右内側部と、ガイドプレート
19,20とにより形成されるガイド通路18には、ア
ーム本体13とブーム7との枢着部、アーム本体13と
バケットシリンダ4との枢着部とが存在していないの
で、これらの各部材の揺動によってバケットシリンダ用
ホース11が噛み込まれて破損することがない。 (3)ブラケット23,24に作用する力をガイドプレ
ート19,20に伝達させるので、ブラケット23,2
4が大型にならず、アームの重量軽減を図ることがで
き、建設機械の重心が低下して安全性が向上する。 (4)ブラケット23,24がアーム本体13の左右側
部の内方に位置してブラケット23,24の間隔が大き
くないので、該ブラケット23,24にバケットシリン
ダ4を枢着するための取付ピン等の部材に局部的に大き
な応力が作用しにくい。
ームによれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。 (1)アーム本体13の左右内側部と、アーム本体13
の左右内側部及び両開口部21,22の前縁部付近に内
接するガイドプレート19と、アーム本体13の左右内
側部及び両開口部21,22の後縁部付近に内接するガ
イドプレート20とにより、バケットシリンダ用ホース
11を挿通するガイド通路18を形成して、バケットシ
リンダ用ホース11の保護を図るので、周囲に障害物が
存在するような工事現場で作業を行ってもバケットシリ
ンダ用ホース11の損傷を防止することができる。 (2)アーム本体13の左右内側部と、ガイドプレート
19,20とにより形成されるガイド通路18には、ア
ーム本体13とブーム7との枢着部、アーム本体13と
バケットシリンダ4との枢着部とが存在していないの
で、これらの各部材の揺動によってバケットシリンダ用
ホース11が噛み込まれて破損することがない。 (3)ブラケット23,24に作用する力をガイドプレ
ート19,20に伝達させるので、ブラケット23,2
4が大型にならず、アームの重量軽減を図ることがで
き、建設機械の重心が低下して安全性が向上する。 (4)ブラケット23,24がアーム本体13の左右側
部の内方に位置してブラケット23,24の間隔が大き
くないので、該ブラケット23,24にバケットシリン
ダ4を枢着するための取付ピン等の部材に局部的に大き
な応力が作用しにくい。
【図1】本考案のショベルのアームをブーム先端に枢着
し揺動する状態を示す側面図である。
し揺動する状態を示す側面図である。
【図2】本考案のショベルのアームを示す側面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII方向矢視図である。
【図4】図2のIV方向矢視図である。
【図5】図2のV−V方向矢視図である。
【図6】図2のVI方向矢視図である。
【図7】従来のショベルのアームの構造を示す斜視図で
ある。
ある。
3 バケット 4 バケットシリンダ 7 ブーム 8 アームシリンダ 9,10 流体供給管 11 バケットシリンダ用ホース 12 アーム 13 アーム本体 14 上側アーム部材 14a 上面部 14b 側面部 15 ボス 16 屈曲プレート 17 下側アーム部材 18 ガイド通路 19,20 ガイドプレート 21,22 開口部 23,24 ブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】 ボックス構造のアーム本体(13)の先
端部にバケットを枢着し且つアーム本体(13)の基端
部をブーム(7)に枢着したショベルのアームにおい
て、アーム本体(13)の背面に一対のブラケット(2
3)(24)をアーム本体(13)の左右側部の内方に
位置するように固着し、アーム本体(13)の基端部近
傍部分とアーム本体(13)のブラケット(23)(2
4)の間に位置する部分とのそれぞれに開口部(21)
(22)を設け、アーム本体(13)の左右内側部及び
両開口部(21)(22)の前縁部付近に内接するガイ
ドプレート(19)とアーム本体(13)の左右内側部
及び両開口部(21)(22)の後縁部付近に内接する
ガイドプレート(20)とを設けて両開口部(21)
(22)を結ぶガイド通路(18)を形成し、前記ブラ
ケット(23)(24)の間にバケットシリンダ(4)
の一端を配置して該バケットシリンダ(4)の一端をブ
ラケット(23)(24)に枢着し、バケットシリンダ
(4)の他端を前記のバケット(3)に枢着し、バケッ
トシリンダ(4)へ流体を供給するバケットシリンダ用
ホース(11)を前記ガイド通路(18)に挿通したこ
とを特徴とするショベルのアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991045088U JPH0738398Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | ショベルのアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991045088U JPH0738398Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | ショベルのアーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04130345U JPH04130345U (ja) | 1992-11-30 |
JPH0738398Y2 true JPH0738398Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31925053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991045088U Expired - Lifetime JPH0738398Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | ショベルのアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738398Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02129456U (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-25 |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP1991045088U patent/JPH0738398Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04130345U (ja) | 1992-11-30 |
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