JP2557048Y2 - オフセット式掘削機の作業機腕装置 - Google Patents
オフセット式掘削機の作業機腕装置Info
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- JP2557048Y2 JP2557048Y2 JP7567191U JP7567191U JP2557048Y2 JP 2557048 Y2 JP2557048 Y2 JP 2557048Y2 JP 7567191 U JP7567191 U JP 7567191U JP 7567191 U JP7567191 U JP 7567191U JP 2557048 Y2 JP2557048 Y2 JP 2557048Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は掘削機の作業機に係り、
特に垂直方向面内の屈折運動と水平方向面内の揺動運動
をする複数のブ−ムと、1つのア−ムを左右方向へ平行
状態にオフセットするオフセットリンク構成とを含むオ
フセット式掘削機の作業機腕装置に関する。
特に垂直方向面内の屈折運動と水平方向面内の揺動運動
をする複数のブ−ムと、1つのア−ムを左右方向へ平行
状態にオフセットするオフセットリンク構成とを含むオ
フセット式掘削機の作業機腕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バケットが左右にオフセットする
機構を有して側溝堀りの可能な掘削機においては、起伏
する第1ブ−ムの先端部に、水平方向に揺動する第2ブ
−ムが設けられ、第2ブ−ムの先端には水平方向に移動
する第3ブ−ムが設けられ、第3ブ−ムの先端にはア−
ム、ア−ムの先端にはバケットがそれぞれ設けられてい
る。この場合オフセットリンク手段の詳細構造は、例え
ば図4(特開昭63−277324号公報)にも開示さ
れているように、走行体51の上部に設けた旋回台52
の上部に原動機53,運転席54を載置し、旋回台52
の先端に、作業機取付部55を設けて第1ブ−ム56を
起伏自在に取付け、第1ブ−ム56の先端側へ水平方向
に揺動する第2ブ−ム57を接続結合し、この第2ブ−
ム57の先端側に第3ブ−ム58を垂直ピンにより回動
自在に結合すると共に、第1ブ−ム56と第3ブ−ム5
8間にタイロッドリンク59を置いて、第2ブ−ム57
の揺動変位につれて第3ブ−ム58が旋回するように図
り、第3ブ−ム58に装着したバケット等を含むア−ム
リンク60を第1ブ−ム56と平行状態にオフセットす
るようになっている。
機構を有して側溝堀りの可能な掘削機においては、起伏
する第1ブ−ムの先端部に、水平方向に揺動する第2ブ
−ムが設けられ、第2ブ−ムの先端には水平方向に移動
する第3ブ−ムが設けられ、第3ブ−ムの先端にはア−
ム、ア−ムの先端にはバケットがそれぞれ設けられてい
る。この場合オフセットリンク手段の詳細構造は、例え
ば図4(特開昭63−277324号公報)にも開示さ
れているように、走行体51の上部に設けた旋回台52
の上部に原動機53,運転席54を載置し、旋回台52
の先端に、作業機取付部55を設けて第1ブ−ム56を
起伏自在に取付け、第1ブ−ム56の先端側へ水平方向
に揺動する第2ブ−ム57を接続結合し、この第2ブ−
ム57の先端側に第3ブ−ム58を垂直ピンにより回動
自在に結合すると共に、第1ブ−ム56と第3ブ−ム5
8間にタイロッドリンク59を置いて、第2ブ−ム57
の揺動変位につれて第3ブ−ム58が旋回するように図
り、第3ブ−ム58に装着したバケット等を含むア−ム
リンク60を第1ブ−ム56と平行状態にオフセットす
るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構造は、ア−ムリンク60を揺動するア−ムシリン
ダ61の第3ブ−ム58に対する装着据付けが、ア−ム
シリンダ61のボトム側を第3ブ−ム58と接続結合す
る方式としているために、第3ブ−ム58におけるア−
ムシリンダ61の接続部を、第2ブ−ム57上に大きく
ラップする構成としなければならず、重量、コストアッ
プとなっている。また、ア−ムシリンダ61やア−ムリ
ンク60のバケットシリンダ62に対する往復油圧配管
ホ−スは第1ブ−ム56の外側面に沿って這わせて、第
1ブ−ム56の間接運動部分ではホ−スを弛ませ、さら
に第3ブ−ム58の旋回運動に合わせた弛みで第2ブ−
ム57から第3ブ−ム58間およびア−ムリンク60間
に外部付設しているために、油圧ホ−スが外的因子によ
るホ−スの損傷は避けられず、外観の美感も損ねている
と云う問題があった。
うな構造は、ア−ムリンク60を揺動するア−ムシリン
ダ61の第3ブ−ム58に対する装着据付けが、ア−ム
シリンダ61のボトム側を第3ブ−ム58と接続結合す
る方式としているために、第3ブ−ム58におけるア−
ムシリンダ61の接続部を、第2ブ−ム57上に大きく
ラップする構成としなければならず、重量、コストアッ
プとなっている。また、ア−ムシリンダ61やア−ムリ
ンク60のバケットシリンダ62に対する往復油圧配管
ホ−スは第1ブ−ム56の外側面に沿って這わせて、第
1ブ−ム56の間接運動部分ではホ−スを弛ませ、さら
に第3ブ−ム58の旋回運動に合わせた弛みで第2ブ−
ム57から第3ブ−ム58間およびア−ムリンク60間
に外部付設しているために、油圧ホ−スが外的因子によ
るホ−スの損傷は避けられず、外観の美感も損ねている
と云う問題があった。
【0004】本考案はこれに鑑み、第3ブ−ムのア−ム
シリンダの取付けを軽量かつ簡略化すると共に、油圧ホ
−スをブ−ム内に装着化したオフセツト式掘削機の作業
機腕装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図るこ
とを目的としてなされたものである。
シリンダの取付けを軽量かつ簡略化すると共に、油圧ホ
−スをブ−ム内に装着化したオフセツト式掘削機の作業
機腕装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図るこ
とを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として本考案は基部となる第1ブ−ムと、第1ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第2ブ−ムと、第2ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第3ブ−ムおよび第3ブ−ム
を左右にオフセットするブ−ムオフセットリンク機構等
の作業機を備えた掘削機において、請求項1は前記第1
ブ−ムと第2ブ−ムの接続連結部、および第2ブ−ムと
第3ブ−ムの接続連結部をそれぞれ上下方向に雄雌の嵌
挿継手による二又接続結合部に構成し、同垂直線方向の
分割結合ピンにより連結すると共に、二又接続結合部に
形成される壁面に油圧ホ−ス挿通穴を設け、前記第1〜
第3ブ−ムの内部に油圧ホ−スを配置したことを特徴と
し、請求項2はア−ムを左右方向へ平行状態にオフセッ
トする第3ブ−ムを、第2ブ−ムの二又開脚部を受容連
結する開脚受容連結部と、ア−ムシリンダのヘッド側を
トラニオン枢支する門形構えのア−ムシリンダ支え部
と、ア−ムを枢支する門形構えのア−ム支え部とを有す
る一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ムにホ−ス通
路およびホ−スガイド等を備えたことを特徴とする。
として本考案は基部となる第1ブ−ムと、第1ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第2ブ−ムと、第2ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第3ブ−ムおよび第3ブ−ム
を左右にオフセットするブ−ムオフセットリンク機構等
の作業機を備えた掘削機において、請求項1は前記第1
ブ−ムと第2ブ−ムの接続連結部、および第2ブ−ムと
第3ブ−ムの接続連結部をそれぞれ上下方向に雄雌の嵌
挿継手による二又接続結合部に構成し、同垂直線方向の
分割結合ピンにより連結すると共に、二又接続結合部に
形成される壁面に油圧ホ−ス挿通穴を設け、前記第1〜
第3ブ−ムの内部に油圧ホ−スを配置したことを特徴と
し、請求項2はア−ムを左右方向へ平行状態にオフセッ
トする第3ブ−ムを、第2ブ−ムの二又開脚部を受容連
結する開脚受容連結部と、ア−ムシリンダのヘッド側を
トラニオン枢支する門形構えのア−ムシリンダ支え部
と、ア−ムを枢支する門形構えのア−ム支え部とを有す
る一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ムにホ−ス通
路およびホ−スガイド等を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、第3ブ−ムは軽量化され、
しかも第2ブ−ムおよび第3ブ−ム内に油圧ホ−スを収
納できることになり、油圧ホ−スの外部からの損傷防止
が図られると共に外観美感も向上する。
しかも第2ブ−ムおよび第3ブ−ム内に油圧ホ−スを収
納できることになり、油圧ホ−スの外部からの損傷防止
が図られると共に外観美感も向上する。
【0007】
【実施例】図1、図2は本考案の請求項1,2にかかる
オフセット式作業機腕装置の一実施例の側面および平面
を示し、図3は図1における第3ブ−ムの詳細構造を示
す。
オフセット式作業機腕装置の一実施例の側面および平面
を示し、図3は図1における第3ブ−ムの詳細構造を示
す。
【0008】以下、本考案の請求項1にかかるオフセッ
ト式作業機腕装置を図1,図2を参照し、請求項2にか
かるオフセット式作業機腕装置を図3を参照して説明す
る。請求項1は基部となる第1ブ−ム1と、第1ブ−ム
1の先端で水平方向に揺動する第2ブ−ム2と、第2ブ
−ム2の先端で水平方向に揺動する第3ブ−ム3および
第3ブ−ム3を左右にオフセットするブ−ムオフセット
リンク機構4等の作業機を備えた掘削機において、前記
第1ブ−ム1と第2ブ−ム2の接続連結部、および第2
ブ−ム2と第3ブ−ム3の接続連結部をそれぞれ上下方
向に雄雌の嵌挿継手による二又接続結合部5,6に構成
し、同垂直線方向の分割結合ピン7,8により連結する
と共に、二又接続結合部5,6に形成される壁面5a,
5bに油圧ホ−ス挿通穴9a,9bおよび10a,10
bをそれぞれ設け、前記第1〜第3ブ−ム1,2,3の
内部に油圧ホ−ス11を配置したものにより構成され、
請求項2は前記掘削機において、ア−ム12を左右方向
へ平行状態にオフセットする第3ブ−ム3を、第2ブ−
ム2の二又開脚部2a,2bを受容連結する開脚受容連
結部3a,3bと、ア−ムシリンダ13のヘッド側をト
ラニオン枢支する門形構えのア−ムシリンダ支え部14
と、ア−ム12を枢支する門形構えのア−ム支え部15
とを有する一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ム3
にホ−ス通路16およびホ−スガイド17等を備えたも
のである。
ト式作業機腕装置を図1,図2を参照し、請求項2にか
かるオフセット式作業機腕装置を図3を参照して説明す
る。請求項1は基部となる第1ブ−ム1と、第1ブ−ム
1の先端で水平方向に揺動する第2ブ−ム2と、第2ブ
−ム2の先端で水平方向に揺動する第3ブ−ム3および
第3ブ−ム3を左右にオフセットするブ−ムオフセット
リンク機構4等の作業機を備えた掘削機において、前記
第1ブ−ム1と第2ブ−ム2の接続連結部、および第2
ブ−ム2と第3ブ−ム3の接続連結部をそれぞれ上下方
向に雄雌の嵌挿継手による二又接続結合部5,6に構成
し、同垂直線方向の分割結合ピン7,8により連結する
と共に、二又接続結合部5,6に形成される壁面5a,
5bに油圧ホ−ス挿通穴9a,9bおよび10a,10
bをそれぞれ設け、前記第1〜第3ブ−ム1,2,3の
内部に油圧ホ−ス11を配置したものにより構成され、
請求項2は前記掘削機において、ア−ム12を左右方向
へ平行状態にオフセットする第3ブ−ム3を、第2ブ−
ム2の二又開脚部2a,2bを受容連結する開脚受容連
結部3a,3bと、ア−ムシリンダ13のヘッド側をト
ラニオン枢支する門形構えのア−ムシリンダ支え部14
と、ア−ム12を枢支する門形構えのア−ム支え部15
とを有する一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ム3
にホ−ス通路16およびホ−スガイド17等を備えたも
のである。
【0009】前記二又接続結合部5,6はそれぞれ第2
ブ−ム2の前後端に設けられた上下の二又開脚部2a,
2bおよび2c,2dと、第1ブ−ム1にそれぞれ固着
により形成され、該二又開脚部2c,2dを受容する開
脚受容部1a,1b,および第3ブ−ム3にそれぞれ形
成され、二又開脚部2a,2bを受容する開脚受容部3
a,3bとよりなり、二又開脚部2c,2dと開脚受容
部1a,1bはそれぞれ分割結合ピン7により、また、
二又開脚部2a,2bと開脚受容部3a,3bはそれぞ
れ分割ピン8によりそれぞれ連結され、これにより第3
ブ−ム3は第1ブ−ム1に対して水平方向に移動するこ
とが可能となっている。前記第2ブ−ム2の中間部は外
側をカバ−した空間2Aが形成され、内部には長手方向
にホ−ス挿通管2Bが設けられている。前記二又接続結
合部5を構成する二又開脚部2c,2dの境界部、およ
び開脚受容部1a,1bの境界部の壁面5a,5bには
それぞれホ−ス挿通穴9a,9bが、同様に二又接続結
合部6を構成する二又開脚部2a,2bの境界部、およ
び開脚受容部3a,3bの境界部の壁面6a,6bには
それぞれホ−ス挿通穴10a,10bが設けられてい
る。したがって第2ブ−ム2内のホ−ス挿通管2B内の
油圧ホ−スはそれぞれの挿通穴9b,9aから第1ブ−
ム1内、または10b,10aから第3ブ−ム3内にそ
れぞれ挿入することができるようになっている。第3ブ
−ム3の先端のア−ム支え部15にはア−ム12の基端
が、ア−ム12の先端にはバケット18が設けられ、バ
ケット18はア−ム12上に設けられたバケットシリン
ダ19、ア−ム12はア−ムシリンダ支え部14に設け
られたア−ムシリンダ13のそれぞれの伸縮作動により
回動するようになっている。さらに、二又接続結合部5
の下端には第1ブ−ム1を起伏させるブ−ムシリンダ2
0のロッド先端が取付けられている。ブ−ムオフセット
機構4は二又接続結合部5と6間を、第2ブ−ム2に平
行になるように連結するオフセットリンク21と第2ブ
−ム2と二又接続結合部6との間に設けられたオフセッ
トシリンダ22とからなっており、オフセットシリンダ
22の伸縮によりア−ム12以下の作業機は第1ブ−ム
1に対して水平に移動できるようになっている。
ブ−ム2の前後端に設けられた上下の二又開脚部2a,
2bおよび2c,2dと、第1ブ−ム1にそれぞれ固着
により形成され、該二又開脚部2c,2dを受容する開
脚受容部1a,1b,および第3ブ−ム3にそれぞれ形
成され、二又開脚部2a,2bを受容する開脚受容部3
a,3bとよりなり、二又開脚部2c,2dと開脚受容
部1a,1bはそれぞれ分割結合ピン7により、また、
二又開脚部2a,2bと開脚受容部3a,3bはそれぞ
れ分割ピン8によりそれぞれ連結され、これにより第3
ブ−ム3は第1ブ−ム1に対して水平方向に移動するこ
とが可能となっている。前記第2ブ−ム2の中間部は外
側をカバ−した空間2Aが形成され、内部には長手方向
にホ−ス挿通管2Bが設けられている。前記二又接続結
合部5を構成する二又開脚部2c,2dの境界部、およ
び開脚受容部1a,1bの境界部の壁面5a,5bには
それぞれホ−ス挿通穴9a,9bが、同様に二又接続結
合部6を構成する二又開脚部2a,2bの境界部、およ
び開脚受容部3a,3bの境界部の壁面6a,6bには
それぞれホ−ス挿通穴10a,10bが設けられてい
る。したがって第2ブ−ム2内のホ−ス挿通管2B内の
油圧ホ−スはそれぞれの挿通穴9b,9aから第1ブ−
ム1内、または10b,10aから第3ブ−ム3内にそ
れぞれ挿入することができるようになっている。第3ブ
−ム3の先端のア−ム支え部15にはア−ム12の基端
が、ア−ム12の先端にはバケット18が設けられ、バ
ケット18はア−ム12上に設けられたバケットシリン
ダ19、ア−ム12はア−ムシリンダ支え部14に設け
られたア−ムシリンダ13のそれぞれの伸縮作動により
回動するようになっている。さらに、二又接続結合部5
の下端には第1ブ−ム1を起伏させるブ−ムシリンダ2
0のロッド先端が取付けられている。ブ−ムオフセット
機構4は二又接続結合部5と6間を、第2ブ−ム2に平
行になるように連結するオフセットリンク21と第2ブ
−ム2と二又接続結合部6との間に設けられたオフセッ
トシリンダ22とからなっており、オフセットシリンダ
22の伸縮によりア−ム12以下の作業機は第1ブ−ム
1に対して水平に移動できるようになっている。
【0010】図3は図1の第2ブ−ム2に取付けられる
第3ブ−ム3をより詳細に示すもので、第3ブ−ム3に
前記第2ブ−ム2の二又開脚部2a,2bを受容する上
下一対の開脚受容部3a,3bを設け、同一垂直軸線上
に位置する一対の垂直ピン8,8によって第3ブ−ム3
を垂直ピン8,8回りに回動するように取付けている。
この第3フ−ム3の開脚受容部3a,3bは水平方向に
間隔をあけて対峙した側面視、三角形の壁板23,24
の間に一体化設置してあり、前方と両側を開口したコ字
形の一対の挾持台25,26と挾持台27,28および
油圧ホ−スガイド17を含んでいる。一対の挾持台2
5,26および27,28は上下方向に間隔29を置い
て並列配置してあり、各挾持台は同一垂直軸線上に位置
する一対の垂直枢ピン穴30,31と32,33を有
し、前記第2ブ−ム2の二又開脚部2a,2bをコ字形
開口内に受容挾持してピン8,8により第3ブ−ム3を
第2ブ−ム2に対して回動自在に連結する。前記間隔2
9は油圧ホ−スの挿通路16としてあり入口壁面6aの
ホ−ス挿通穴10bを経て、油圧ホ−ス11を油圧ホ−
スガイド17へ導く、油圧ホ−スガイド17は三角壁板
23,24の間に渡し込んだ曲面を有するホ−ス沿わせ
壁34としてあり、前記入口穴10bに続くホ−ス出口
穴35とホ−スクランプ取付部36が設けられている。
側面視、三角形の対峙壁板23,24は前記開脚受容部
3a,3bにおける垂直ピン8,8の上方側に門形構え
のア−ムシリンダ支え部14を含み、門形枠の頂部に同
一水平軸心の枢支軸ピン穴37,38を有する。さらに
対峙壁板23,24は前記門形構えのア−ムシリンダ支
え部14から連続して前下がりに傾斜した門形構えのア
−ム支え部15を含み門形枠の前方頂部に同一水平軸心
の枢支軸ピン穴39,40を有する。後者の枢支軸ピン
穴39,40は作業機を含むア−ム12の取付け部で枢
支軸ピン41を支持し、前者の枢支軸ピン穴37,38
はア−ム12を垂直方向面内に揺動するア−ムシリンダ
13のトラニオン枢支取付部でア−ムシリンダ13のヘ
ッド側に構成したトラニオン42,43部に枢支軸ピン
44,45を通して支軸する。なお、46は旋回ブラケ
ットを回動するオフセットシリンダ22およびオフセッ
トリンク21の連結台を示し、前記挾持台25,26お
よび27,28を横方向に延長して形成したものであ
る。
第3ブ−ム3をより詳細に示すもので、第3ブ−ム3に
前記第2ブ−ム2の二又開脚部2a,2bを受容する上
下一対の開脚受容部3a,3bを設け、同一垂直軸線上
に位置する一対の垂直ピン8,8によって第3ブ−ム3
を垂直ピン8,8回りに回動するように取付けている。
この第3フ−ム3の開脚受容部3a,3bは水平方向に
間隔をあけて対峙した側面視、三角形の壁板23,24
の間に一体化設置してあり、前方と両側を開口したコ字
形の一対の挾持台25,26と挾持台27,28および
油圧ホ−スガイド17を含んでいる。一対の挾持台2
5,26および27,28は上下方向に間隔29を置い
て並列配置してあり、各挾持台は同一垂直軸線上に位置
する一対の垂直枢ピン穴30,31と32,33を有
し、前記第2ブ−ム2の二又開脚部2a,2bをコ字形
開口内に受容挾持してピン8,8により第3ブ−ム3を
第2ブ−ム2に対して回動自在に連結する。前記間隔2
9は油圧ホ−スの挿通路16としてあり入口壁面6aの
ホ−ス挿通穴10bを経て、油圧ホ−ス11を油圧ホ−
スガイド17へ導く、油圧ホ−スガイド17は三角壁板
23,24の間に渡し込んだ曲面を有するホ−ス沿わせ
壁34としてあり、前記入口穴10bに続くホ−ス出口
穴35とホ−スクランプ取付部36が設けられている。
側面視、三角形の対峙壁板23,24は前記開脚受容部
3a,3bにおける垂直ピン8,8の上方側に門形構え
のア−ムシリンダ支え部14を含み、門形枠の頂部に同
一水平軸心の枢支軸ピン穴37,38を有する。さらに
対峙壁板23,24は前記門形構えのア−ムシリンダ支
え部14から連続して前下がりに傾斜した門形構えのア
−ム支え部15を含み門形枠の前方頂部に同一水平軸心
の枢支軸ピン穴39,40を有する。後者の枢支軸ピン
穴39,40は作業機を含むア−ム12の取付け部で枢
支軸ピン41を支持し、前者の枢支軸ピン穴37,38
はア−ム12を垂直方向面内に揺動するア−ムシリンダ
13のトラニオン枢支取付部でア−ムシリンダ13のヘ
ッド側に構成したトラニオン42,43部に枢支軸ピン
44,45を通して支軸する。なお、46は旋回ブラケ
ットを回動するオフセットシリンダ22およびオフセッ
トリンク21の連結台を示し、前記挾持台25,26お
よび27,28を横方向に延長して形成したものであ
る。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、基部とな
る第1ブ−ムと、第1ブ−ムの先端で水平方向に揺動す
る第2ブ−ムと、第2ブ−ムの先端で水平方向に揺動す
る第3ブ−ムおよび第3ブ−ムを左右にオフセットする
ブ−ムオフセットリンク機構等の作業機を備えた掘削機
において、請求項1は前記第1ブ−ムと第2ブ−ムの接
続連結部、および第2ブ−ムと第3ブ−ムの接続連結部
をそれぞれ上下方向に雄雌の嵌挿継手による二又接続結
合部に構成し、同垂直線方向の分割結合ピンにより連結
すると共に、二又接続結合部に形成される壁面に油圧ホ
−ス挿通穴を設け、前記第1〜第3ブ−ムの内部に油圧
ホ−スを配置し、請求項2はア−ムを左右方向へ平行状
態にオフセットする第3ブ−ムを、第2ブ−ムの二又開
脚部を受容連結する開脚受容連結部と、ア−ムシリンダ
のヘッド側をトラニオン枢支する門形構えのア−ムシリ
ンダ支え部と、ア−ムを枢支する門形構えのア−ム支え
部とを有する一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ム
にホ−ス通路およびホ−スガイド等を備えたから、第3
ブ−ムを軽量にすると共に、油圧ホ−スを第2ブ−ムか
ら第1ブ−ムに対して、また、第2ブ−ムから第3ブ−
ムに対してそれぞれ内蔵させることができるようにな
り、したがって第3ブ−ムの軽量によるコストダウン、
および、ホ−ス内蔵による外部因子による破損防止のほ
か、美観の向上が図れる。
る第1ブ−ムと、第1ブ−ムの先端で水平方向に揺動す
る第2ブ−ムと、第2ブ−ムの先端で水平方向に揺動す
る第3ブ−ムおよび第3ブ−ムを左右にオフセットする
ブ−ムオフセットリンク機構等の作業機を備えた掘削機
において、請求項1は前記第1ブ−ムと第2ブ−ムの接
続連結部、および第2ブ−ムと第3ブ−ムの接続連結部
をそれぞれ上下方向に雄雌の嵌挿継手による二又接続結
合部に構成し、同垂直線方向の分割結合ピンにより連結
すると共に、二又接続結合部に形成される壁面に油圧ホ
−ス挿通穴を設け、前記第1〜第3ブ−ムの内部に油圧
ホ−スを配置し、請求項2はア−ムを左右方向へ平行状
態にオフセットする第3ブ−ムを、第2ブ−ムの二又開
脚部を受容連結する開脚受容連結部と、ア−ムシリンダ
のヘッド側をトラニオン枢支する門形構えのア−ムシリ
ンダ支え部と、ア−ムを枢支する門形構えのア−ム支え
部とを有する一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ム
にホ−ス通路およびホ−スガイド等を備えたから、第3
ブ−ムを軽量にすると共に、油圧ホ−スを第2ブ−ムか
ら第1ブ−ムに対して、また、第2ブ−ムから第3ブ−
ムに対してそれぞれ内蔵させることができるようにな
り、したがって第3ブ−ムの軽量によるコストダウン、
および、ホ−ス内蔵による外部因子による破損防止のほ
か、美観の向上が図れる。
【図1】本考案にかかるオフセット式掘削機の作業機腕
装置の側面の一実施例の説明図である。
装置の側面の一実施例の説明図である。
【図2】図1を上から見た平面の説明図である。
【図3】(a)は図1における旋回ブラケットの詳細を
示し、(b)は(a)のA−A断面、(c)は(b)の
上面の説明図である。
示し、(b)は(a)のA−A断面、(c)は(b)の
上面の説明図である。
【図4】従来のブ−ム構造を示し、(a)は側面、
(b)は上面の説明図である。
(b)は上面の説明図である。
1 第1ブ−ム 2 第2ブ−ム 2a,2b,2c,2d 二又開脚部 3 第3ブ−ム 3a,3b,3c,3d 開脚受容連結部 4 ブ−ムオフセット機構 5,6 二又接続結合部 5a,5b,6a,6b 壁面 7,8 分割結合ピン 9a,9b,10a,10b ホ−ス挿通穴 11 ホ−ス 12 ア−ム 13 ア−ムシリンダ 14 ア−ムシリンダ支え部 15 ア−ム支え部 16 ホ−ス通路 17 ホ−スガイド
Claims (2)
- 【請求項1】 基部となる第1ブ−ムと、第1ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第2ブ−ムと、第2ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第3ブ−ムおよび第3ブ−ム
を左右にオフセットするブ−ムオフセットリンク機構等
の作業機を備えた掘削機において、前記第1ブ−ムと第
2ブ−ムの接続連結部、および第2ブ−ムと第3ブ−ム
の接続連結部をそれぞれ上下方向に雄雌の嵌挿継手によ
る二又接続結合部に構成し、同垂直線方向の分割結合ピ
ンにより連結すると共に、二又接続結合部に形成される
壁面に油圧ホ−ス挿通穴を設け、前記第1〜第3ブ−ム
の内部に油圧ホ−スを配置したことを特徴とするオフセ
ット式掘削機の作業機腕装置。 - 【請求項2】 基部となる第1ブ−ムと、第1ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第2ブ−ムと、第2ブ−ムの
先端で水平方向に揺動する第3ブ−ムおよび第3ブ−ム
を左右にオフセットするブ−ムオフセット機構等の作業
機を備えた掘削機において、ア−ムを左右方向へ平行状
態にオフセットする第3ブ−ムを、第2ブ−ムの二又開
脚部を受容連結する開脚受容連結部と、ア−ムシリンダ
のヘッド側をトラニオン枢支する門形構えのア−ムシリ
ンダ支え部と、ア−ムを枢支する門形構えのア−ム支え
部とを有する一体型ブラケット構造とし、該第3ブ−ム
にホ−ス通路およびホ−スガイド等を備えたことを特徴
とするオフセット式掘削機の作業機腕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7567191U JP2557048Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | オフセット式掘削機の作業機腕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7567191U JP2557048Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | オフセット式掘削機の作業機腕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538045U JPH0538045U (ja) | 1993-05-21 |
JP2557048Y2 true JP2557048Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13582900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7567191U Expired - Fee Related JP2557048Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | オフセット式掘削機の作業機腕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557048Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4834087B2 (ja) | 2006-05-26 | 2011-12-07 | 新日本製鐵株式会社 | 金属板の連続溶融めっき浴槽内における巻き上がり防止装置 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP7567191U patent/JP2557048Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0538045U (ja) | 1993-05-21 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |