JPH0728206Y2 - ブームオフセット式パワーショベル - Google Patents

ブームオフセット式パワーショベル

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JPH0728206Y2
JPH0728206Y2 JP1121590U JP1121590U JPH0728206Y2 JP H0728206 Y2 JPH0728206 Y2 JP H0728206Y2 JP 1121590 U JP1121590 U JP 1121590U JP 1121590 U JP1121590 U JP 1121590U JP H0728206 Y2 JPH0728206 Y2 JP H0728206Y2
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boom
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hydraulic pipe
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安孝 西田
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Komatsu Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はブームオフセット式パワーショベルに関し、特
にはブームを左右にオフセット可能な油圧式パワーショ
ベルの作業機油圧配管に関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来のブームを左右にオフセット可能な油圧式
パワーショベルの全体斜視図であり、第1ブーム1はピ
ン41により車体40に軸着されている。第2ブーム2′の
一端は第1ブーム1の先端側において左右の搖動可能に
軸着され第3ブーム10′が、第2ブームの先端側におい
て左右に搖動可能に軸着されている。第1ブーム1と第
3ブーム10′とはオフセットリンク6により連結されて
4節リンクを構成している。第1ブーム1と第2ブーム
2′とはオフセットシリンダ42により連結されている。
第3ブーム10′の先端にはアーム20′が搖動自在に軸着
されて互いにアームシリンダ15′により連結されてお
り、アーム20′の先端にはバケット43が軸着されて互い
にバケットシリンダ24′により連結されている。車体40
から各シリンダへの油圧配管50は第2ブーム2′の左右
の側面に配設され、アームシリンダ15′とはブームの両
側面を通るゴムホース51により接続され、バケットシリ
ンダ24′とはアームの両側面を通るゴムホース52により
接続されている。
作業時にはオフセットシリンダ42を伸縮させることによ
り第3ブーム10′を左右にオフセットさせ、アームシリ
ンダ15′およびバケットシリンダ24′を伸縮させてアー
ム20′およびバケット43を作動させて所要の作業を行
う。この場合第2ブーム2′と第3ブーム10′、第3ブ
ーム10′とアーム20′とは変位するので、ゴムホース5
1,52はこれらの変位を吸収するのに十分な長さになって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造によれば油圧配管はブームの側面に配設され、
アームシリンダおよびブームシリンダとの接続用ゴムホ
ースもブームあるいはアームの両側面を通るため、作業
時に油圧配管を外部の物と接触させて破損させることが
あった。
その対策として第6図に示すごとくゴムホース51,52を
ワイヤ巻として保護しているが、深い穴を掘削する場
合、土砂や岩石等が落下して油圧配管に当たったり、ブ
ームやアームを穴の内壁に衝突させることにより特に第
6図に示すX部の油圧配管を破損することが多い。
本考案は上記問題点に着目してなされたもので、第6図
X部の油圧配管が外部の物と接触して破損することのな
いパワーショベルの作業機の油圧配管を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本考案に係るブームオフセット式
パワーショベルの第1の考案においては、第2ブームの
先端側に垂直軸により左右方向へ搖動自在に軸着した第
3ブームと、第3ブームの先端側に水平軸により上下方
向へ搖動自在に軸着したアームと、第3ブームに装着さ
れ、アームを搖動させるアームシリンダと、アームに装
着され、アーム先端に軸着されたバケットを搖動するバ
ケットシリンダと、からなるブームオフセット式パワー
ショベルにおいて、第2ブームの外側面に沿わせて配設
したアームシリンダの油圧配管及びバケットシリンダの
油圧配管を第3ブームの垂直軸の近傍の外部位置より第
3ブームの内部に連通させ、配設したことを特徴として
おり、第2の考案は、アームシリンダ及びバケットシリ
ンダの油圧配管を第3ブームの垂直軸の近傍の外部位置
より第3ブームの内部に連通させるとともに、その連通
した油圧配管を第3ブームの垂直軸と水平軸との間であ
って左右一対のアーム支持ブラケット部分で仕切った空
間の上方側に形成される開放した出口を介してアームシ
リンダ及びバケットシリンダに配設したことを特徴とし
ており、第3の考案では、前記空間内部への油圧配管の
連通を第3ブームの垂直軸を通す上ブラケットと下ブラ
ケット間の側面壁に形成した導入口と、第2ブーム先端
面との間よりとしたことを特徴とする。
〔作用〕
第2ブームの外側面に沿わせて配設したアームシリンダ
の油圧配管及びバケットシリンダの油圧配管を第3ブー
ムの垂直軸の近傍の外部位置より第3ブームの内側に連
通し、内部に配設したので、外部から保護できる、また
第3ブームの搖動の際は油圧配管を搖動垂直軸に近接し
た位置から、第3ブームの内部に連通するようにしたの
で油圧配管の変位が小さくなり配管の弛みを少なくでき
るから破損機会を減じられる。
アームシリンダ及びバケットシリンダの油圧配管を第2
ブームの外側面から第3ブームの垂直軸と水平軸との間
であって、アーム支持ブラケット部分で仕切った空間を
経由して第3ブームの上方側へ内部配管を導出できるよ
う該空間の上方側に開放した配管出口を有する第3ブー
ムの構成としたので、第3ブームを左右に搖動しても油
圧配管は第3ブームの仕切り空間内にあって第3ブーム
とともに変位し、第3ブームの仕切り空間内から飛びで
ないので破損することが少なくなる。
前記空間内への配管の連通を、第3ブームの垂直軸を通
す上ブラケットと下ブラケット間の側面壁に形成した導
入口と、第2ブーム先端面との間よりとしたので、油圧
配管を第3ブームに固定することなく第3ブーの内側に
通すことができ、第3ブームを左右に搖動しても配管が
引っ張られることや縮められることがなく変形量が少な
く破損することが少なくなる。
〔実施例〕 以下に本考案に係るブームオフセット式パワーショベル
の作業機の油圧配管の実施例について図面を参照して詳
述する。第1図は本考案の作業機の油圧配管の斜視図
で、第1ブーム1の先端には第2ブーム2の一端がピン
4により左右に搖動自在に軸着され、第2ブーム2の他
端には第3ブーム10が垂直軸5により左右に搖動自在に
軸着されている。第1ブーム1と第3ブーム10とはオフ
セットリンク6により連結されて4節リンクを構成して
いる。第3ブーム10の先端にはアーム20が水平軸14によ
り軸着され、アームシリンダ15は第3ブーム10のシリン
ダ囲い枠部分63とピン17により連結され、ピストンロッ
ド16はピン18によりアーム本体21に固着されたブラケッ
ト22,23に連結されている。バケットシリンダ24はピン2
5によりブラケット22,23に連結されている。第1ブーム
1の背面に配設された車体よりアームシリンダ15および
バケットシリンダ24に至る4本の油圧配管30は継手31に
よってゴムホース32,33と接続され、第2ブーム2の外
側面から、第3ブーム10の垂直軸5の近傍の外部位置か
らアーム支持ブラケット部分61で仕切った空間62(第3
図、第4図参照)内部へ連通させ各シリンダに導かせて
ある。
第2図は第2ブーム2と第3ブーム10とアーム20との連
結部を示す側面図であり、第3図は第2図のA−A線に
沿った平面図であり、第4図は第3ブーム連結部の斜視
図であり、第5図は第3ブーム10とアーム20との連結部
の斜視図である。ただし第2図、第3図、第4図はオフ
セットリンクは省略してある。第3ブーム10よりアーム
シリンダ15に至る2本のゴムホース32は第2図、第3
図、第4図に示すごとく、第2ブーム2の外側面から第
3ブーム10の垂直軸5の近傍の外部位置に設けられてお
り、第3ブーム10の上ブラケット66と下ブラケット67の
側面壁68に形成した導入口69を通り部材12に設けられた
穴13を挿通して、第3ブーム10の垂直軸5と水平軸14と
の間であって左右一対のアーム支持ブラケット部分61で
仕切った空間62内へ挿入されるとともに、空間62の上方
に形成される開放した出口65から第3ブーム10用のアー
ムシリンダ囲い枠部分63の内側64を通ってアームシリン
ダ15の図示されないニップルに接続される。アームシリ
ンダ囲い枠部分63は第3ブーム10と一体構成で第3ブー
ム10を軸着する垂直軸5の上端部から第2ブーム2の他
端方向に伸びた底板と両側板とから成っている。第3ブ
ーム10よりバケットシリンダ24に至る2本のゴムホース
33は第2図、第3図、第5図に示すごとく第2ブーム2
の外側面から第3ブーム10の垂直軸5の近傍の外部位置
に設けられており、第3ブーム10の導入口69を通り、部
材12に設けられた穴13を挿通して、第3ブーム10の垂直
軸5と水平軸14との間であって左右一対のアーム支持ブ
ラケット部分61で仕切った空間62の上方側に形成される
開放した出口65からアーム本体21に固着されたブラケッ
ト22,23の間で、ブラケット22,23とアームシリンダピス
トンロッド16とを連結するピン18の下方を通ってアーム
本体21に沿って配設されバケットシリンダ24のニップル
26に接続される。
〔考案の効果〕
第2ブームの外側面に沿わせて配設したアームシリンダ
の油圧配管及びバケットシリンダの油圧配管を第3ブー
ムの垂直軸の近傍の外部位置より第3ブーム内に設けた
空間に連通して配設したので、配管を外部から保護でき
る。また第3ブームの搖動に伴う油圧配管の変位が小さ
く、第3ブーム内へ通す油圧配管の変形タルミを少なく
できるから経済的であり、また油圧配管が外部と干渉す
る等の破損機会も少なくなる。
アームシリンダ及びバケットシリンダの油圧配管を第2
ブームの外側面から第3ブームの垂直軸と水平軸との間
であって、左右一対のアーム支持ブラケット部分で仕切
った空間から第3ブームの前方側へ配管を導出できるよ
う該空間の上方側に開放した配管出口を有する第3ブー
ムの構成としたので、第3ブームを左右に搖動しても油
圧配管は屈曲するだけで、引っ張られることや縮められ
ることがなく変形量が少なく破損することが少なくな
る。
さらに、前記空間の上方に配管出口を設けたから、第3
ブームを第2ブームに軸着するピンを支持するブラケッ
トの壁に邪魔されず、アームシリンダへの配管ができ
る。
また前記空間内の配管の導入を、第3ブームの垂直軸を
通す上ブラケット、下ブラケット間の側面壁に形成した
導入口と、第2ブーム先端面との間よりとしたので、油
圧配管は第3ブームに固定されず第3ブームを左右に搖
動しても引っ張られることや縮められることがなく変形
量が少なく破損することが少なくなる、との効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案のブームオフセット式パワーショベルの
作業機油圧配管の斜視図 第2図:本考案の第3ブーム連結部の側面図 第3図:第2図のA−A線に沿った平面図 第4図:本考案の第3ブーム連結部の斜視図 第5図:本考案の第3ブームとアーム連結部の斜視図 第6図:従来の油圧式パワーショベルの全体斜視図 1……第1ブーム 2……第2ブーム 3……ガイド 5……垂直軸 10……第3ブーム 11……底板 12……部材 13……穴 14……水平軸 15……アームシリンダ 16……ピストンロッド 18……ピン 20……アーム 22,23……ブラケット 24……バケットシリンダ 26,31……ニップル 30……油圧配管 32,33……ゴムホース 61……アーム支持ブラケット部分 62……空間 63……シリンダ囲い枠部分 64……シリンダ囲い枠の内側 65……配管出口 66……上ブラケット 67……下ブラケット 68……側面壁 69……導入口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第2ブーム(2)の先端側に垂直軸(5)
    により左右方向へ搖動自在に軸着した第3ブーム(10)
    と、 第3ブーム(10)の先端側に水平軸(14)により上下方
    向へ搖動自在に軸着したアーム(20)と、 第3ブーム(10)に装着され、アーム(20)を搖動させ
    るアームシリンダ(15)と、 アーム(20)に装着され、アーム(20)先端に軸着され
    たバケットを搖動するバケットシリンダ(24)と、 からなるブームオフセット式パワーショベルにおいて、
    第2ブーム(2)の外側面に沿わせて配設したアームシ
    リンダ(15)の油圧配管及びバケットシリンダ(24)の
    油圧配管を第3ブーム(10)の垂直軸(5)の近傍の外
    部位置より第3ブーム(10)の内部に連通させ、配設し
    たことを特徴とするブームオフセット式パワーショベ
    ル。
  2. 【請求項2】アームシリンダ(15)及びバケットシリン
    ダ(24)の油圧配管を第3ブーム(10)の垂直軸(5)
    の近傍の外部位置より第3ブーム(10)の内部に連通さ
    せるとともに、その連通した油圧配管を第3ブーム(1
    0)の垂直軸(5)と水平軸(14)との間であって左右
    一対のアーム支持ブラケット部分(61)で仕切った空間
    (62)の上方側に形成される開放した出口(65)を介し
    てアームシリンダ(15)及びバケットシリンダ(24)に
    配設したことを特徴とする請求項1記載のブームオフセ
    ット式パワーショベル。
  3. 【請求項3】前記空間(62)内部への油圧配管の連通
    を、第3ブーム(10)の垂直軸(5)を通す上ブラケッ
    ト(66)と下ブラケット(67)間の側面壁(68)に形成
    した導入口(69)と、第2ブーム(2)先端面との間よ
    りとしたことを特徴とする請求項1又は2記載のブーム
    オフセット式パワーショベル。
JP1121590U 1990-02-07 1990-02-07 ブームオフセット式パワーショベル Expired - Lifetime JPH0728206Y2 (ja)

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JP2005061041A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 油圧ショベル
JP4663468B2 (ja) * 2005-09-28 2011-04-06 株式会社クボタ バックホー
JP5124501B2 (ja) * 2009-02-05 2013-01-23 株式会社クボタ 旋回作業機のブーム構造
JP6374821B2 (ja) * 2015-03-30 2018-08-15 株式会社クボタ 作業機

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